更別村議会 平成28年第1回定例会 2016年3月11日
第4次更別村行政改革大綱推進計画の策定
2016年3月11日、更別村議会の一般質問で、上田幸彦議員が「第4次更別村行政改革大綱推進計画の策定」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 上田幸彦 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 上田幸彦
それでは、通告書に従い、一般質問させていただきます。今回の質問は、第4次の行政改革大綱の策定に当たっての考え方についてであります。行革大綱、行政改革大綱を略して今後行革と言わさせていただきますけれども、よろしくお願いをしたいと思います。この件につきましては、昨年の3月の定例会において同僚議員である髙木議員の一般質問に岡出前村長が答弁された案件でもございます。その中で前村長は、行革の意義、内容や実績を詳しく報告しております。そしてまた、今後の行革については次期政権が財政の長期見通しを捉まえた中で柔軟に次期総合計画との調整を図りながら進めていただきたいと、そのような答弁をしていたところであります。このことから、改めて今回西山村長に質問するものでございます。ご承知のように、更別村における行革は第1次が昭和61年度から65年度までの5年間、第2次が平成8年度から16年度までの9年間、第3次が平成17年度から21年度までの5年間、1次から3次まで実施されてきたところであります。特に第3次の行革大綱では、平成の大合併が号令のように吹き荒れた中での改革でございました。そのとき本村は自立を決断し、国からの地方交付税などが大幅に削減されるなど、依存度の高い本村においては非常に厳しい中での行革でございました。村の生き残りをかけるためには、行革は好むと好まざるにかかわらず、待ったなしで進めなければならないと、こういう時代でもございました。本村における行革の内容でございますけれども、平成15年の10月からごみ処理手数料の有料化が始まりました。それから、敬老年金だとか公共施設の使用料の見直し、そしてまた役場職員や議員、各条例委員等の定数の削減、それから給与と報酬等の削減、基金の管理を初め補助金等の見直しなど徹底した事務事業の整理と合理化で経過期間の5年間で約9億6,000万円の削減と財政効果があったと報告されていることはご承知のとおりかと思います。その後ご承知のように国の政権がかわったこと、そしてまた経済の疲弊に伴って国の政策として緊急経済対策などが積極的に行われたということがあります。そのことから、交付税もある程度回復してきたということで現在に至っているわけですけれども、その中で当然のことですけれども、村の行革などもあって村の財政も危機から脱却できたというふうに私は思っております。そこで、今回の質問です。新しく村政のかじ取りを任された西山村長が前政権から託されたこの行革について、今後どのように考えて、そしてまたどのような方向に向かっていくのかということについて質問させていただきたいなと思います。まず、第1点目です。現在本村において第4次の行革大綱が策定されておりません。来年度からスタートする更別村過疎地域自立促進市町村計画だとか、平成30年度から始まります第6期の更別村総合計画を大胆かつ確実に推進してほしい、こういう意味からもこの行革大綱、これに関しては財政上のチェック機能としても私は絶対的に必要だというふうに判断しているところであります。2点目です。厳しい財政状況から、職員の定数削減が行われました。その結果として、私から見て本来必要である事業の先送りが数多くあるのでないのかなというふうに思っております。地方創生を初めとして待ったなしの項目がめじろ押しの中で、更別ならではの事業を積極的に計画し、推進するためにも、ただやれ、やれというふうな号令をかけてもやっぱり事業というのは前に進まないのではないのかということで、職員のスキルアップは当然のことですが、必要な部署に必要な職員を配置して、必ずその項目に関しては実行するといった強い意思と積極姿勢が必要だと私は考えております。この2点について西山村長の考え方をお聞きしたいと思います。
答弁 村長
上田議員の第4次更別村行政改革大綱推進計画の策定についてのご質問にお答えをいたします。平成17年に7つの大項目で構成する第3次行政改革大綱推進計画を策定しまして、平成21年度まで5年間実施計画に基づいて人件費、各種団体等への助成金、敬老年金のほか多くの事務事業の見直しを図り、経費の削減に努めてまいったところでございます。本計画では、約8億円の削減の数値目標に対して、先ほど議員からもありましたが、約9億5,000万から9億6,000万、実績というふうになったところであります。計画策定時から携わっていただきました行政改革推進委員会委員の方々の貴重な意見をいただき、また本当にその部分では汗を流していただいたというふうに感謝をしております。そして、何よりも村民各位の皆さんのご理解とご協力のたまものというふうに考えております。本計画以前から市町村合併ということがありまして、これが大きな契機となっておりますけれども、少子高齢化、人口減少、そして税収不足などによる財政の悪化並びに硬直化を懸念して、合併により財政運営の効率化が一つの大きな流れとして、合併しなければ交付税は減らすと。合併したら維持するといったことがまことしやかにささやかれ、交付税が依存度が高い自治体にとっては行財政改革を本当に進めざるを得ない、自立の道を選択した更別村も例外ではなかったということであります。これを踏まえて、この計画において一般財源の約半分を占める交付税収入、それがそれ相応の額が減収となることを想定し、財政収支計画に盛り込んだわけですけれども、実績としては思っていた以上に収入額確保され、安定とは言えませんけれども、財政運営ができたところであります。第4次財政計画大綱は、そのときにですけれども、答申がありましたけれども、国の行革方針が打ち出された時点で策定することとしというふうなことで、平成22年度以降は第3次の行革大綱の推進項目を踏襲した行政改革を推進することで総括をさせていただいているという現段階であります。その後政権交代がありましたり、緊急経済対策など地方経済の活性化支援等々がありまして、今日に至っているわけであります。しかしながら、平成26年度は交付税が2億円減税されるという事態になりまして、地域経済・雇用対策費という特別枠の減額が大きな要因ですけれども、この特別枠もなくなる見込みであるというふうに言われておりますことから、今後はこれまで以上に財政確保が難しい状況に至っているのではないかというふうに思っています。そういった中で、今地方創生ということで、まち・ひと・しごと創生法の成立ということと活性化、地方自治体が国と一体的に支援する地域再生法の一部改正、そういうことなのです。人口減少、高齢化社会対策、重要課題の打開に向けて大きな一歩を踏み出したところであります。過疎の自治体は、これまでも多くの対策を実施してきました。期待した以上に効果があった、なかったというふうにさまざまありますけれども、地域に合った事業を展開してきているわけです。行政改革は、事業や財政規模の縮小、経費削減だけが、これだけが目的ではないというふうに、目標ではないというふうに思っています。そしてまた、弱者にしわ寄せが行く改革というのは、これは本来あってはならないことだというふうに考えています。しかしながら、国の政策が自治体運営に影響しておりますし、安定した財政の立て直しのためには経費の削減、行政組織のスリム化など、これまでの行政改革の観点からいえば必要不可欠なものであるというふうに考えております。ということで、1つ目の質問なのでございますけれども、第6期更別村総合計画を今年度から次年度にかけて策定をする予定であります。まちづくりの主役であります村民の意見や考え方を吸収して、計画に反映されることが重要であると考えています。さらに、昨年策定しました更別村まち・ひと・しごと創生総合戦略実行をしていきますけれども、総合計画の基本的な考え方と整合性を持たせる必要があると思います。その中で、第4期の大綱ということなのですけれども、さまざまな財政シミュレーションとか、いろんな部分が必要であるというふうに考えますから、これについては検討していかなければならないのかなというようなことを現在の段階では思っています。2つ目の質問でございますけれども、職員数の削減ということもありまして、事業とか行政を進めるためにはやはり人的配置は大変重要だというふうに考えています。組織というのは、私は本当に人であるというふうに考えていますので、いかに人をそういうふうに配置できるのかということです。それと、ご指摘がありましたようにどういうふうにやっていくのかという、やる気というようなところがありますけれども、本当に意欲を持って行政にプロの行政マンとして立ち向かっていくかというところは、これは不可欠なところだというふうなことを思います。行革のところで人員削減とか、いろんな部分もあって、正直私が昨年村長になってから各部署を見ますと、やはり仕事量とか大変多いように感じます。そういうようなところは、本当に業務等大変なところというのですか、これは村民のためにやっているわけですから、その部分で業務量、あるいは効率化も含めて考えますけれども、そういうところにはやっぱり人員配置ということで増員等も含めて今後考えていかなければならないというふうなことで認識をしております。以上、お答えとさせていただきます。
質問 5番 上田幸彦
答弁ありがとうございました。行革については、西山村長は真剣で前向きに考えていることが今の答弁でよくわかりました。これは私のことになるかもしれませんけれども、私職員時代、いわゆる更別村の収入が交付税が5割以上を占めているという中で、順調に交付税が入ってきたということから、高度成長期を経て成熟期を迎えても交付税が入ってきた、そのような状況から、財政については非常に軽く考えていた、安易に考えていた、そういうことを今大変思い出しております。それが国の平成の大合併の号令だとか、地方交付税が大幅に削減されるというような状況になったときに、そんな考えが甘かったということで、非常に反省したことを思い出します。いかに長期的な財政計画だとか行革を常にすき間なく進めていく、こういう必要性が本当にあるのだということで、改めて痛感したところであります。そこで、西山村長に再度質問したいと思います。先ほど国の行革方針等が打ち出されてから更別村の行革大綱を策定するというふうにとれたのですけれども、投資すべきところはやはり大胆に投資をし、柔軟な姿勢で国の方針を待つことなく、更別村独自の行革が常に必要だと私は思っているのであります。特に住民の方に直接影響のある使用料、それから手数料、それから補助金、これ改正されて、このとき第3次で改正されたこともありまして、もう既に10年が経過しております。これは、値上げだとか値下げだとかという、そういうことだけを言っているのではなくて、常に見直しをしていかなければならないというようなことから、大胆な発想と時代に即応した考え方で、やはり検討すべきときに来ているのだろうと、私はそう思っております。そのためには、村の条例委員である行政改革推進委員会も平成26年の7月をもって解散しているというふうに私は聞いておりましたけれども、これは大変問題があるのでないのかなというふうに思います。やはり広く村民の意見を聞くためには、いろいろと条件もありますかもしれませんけれども、行革においてはこの団体がやはり一番大事なセクションでないのかなというふうに思います。早急に立ち上げて、広く住民の意見を反映した中で第4次の更別村行政改革大綱の策定の考え方がないか、その点を改めてお聞きしたいと思います。
答弁 村長
今ご指摘の点でありますけれども、冒頭議員がお話をしたように、平成27年の第1回の議会定例会において髙木議員から前岡出村長に質問がありました。その部分で行革等々に含めていろいろな効果だとか、第4次の策定についてのお話がありました。その中で岡出村長は、最後のほうに事業やいろんな部分ありますけれども、主役は村民であると。村民の意見や考えを吸収して、今後の行政改革については次期政権が財政の長期見通しを捉える中で、柔軟に次期総合計画と整合性を図るなどして進めていただきたいというふうなことを言われております。これは、大きな宿題であるというふうに私は認識しております。ということで、第3次の更別村行革の大綱の趣旨、例えば事務事業の見直し、組織機構の質素、簡素化、効率化、職員定数の適正管理、住民サービスのその旨での向上、健全な財政運営のところということで、なぜするのかということはいわゆる時代の変化に対応できる行政システムをきちんと確立すると。そのために村の行政改革大綱を策定するのだというふうなことをうたっております。重点目標として、1つは効率的な行政運営の推進、時代に即応した組織機構の見直し、3番目に定員管理、給与の適正化、4番目に職員の意識改革と資質向上、5番目に公平な行政運営の推進、6番目に情報化の推進による行政サービスの向上、7番、健全な財政運営の確保ということで、実績を上げながら進めてきたわけですけれども、実施計画の策定については社会情勢の変化に対応するため、毎年見直しあるいはローリングを行うものとするというようなことできております。というようなところで、今現段階としては第5期の総合計画が終わりまして、第6次の策定に当たります。そして、総合戦略の部分で、これから5年間の部分ですけれども、数値目標を立てた上で今やっております。その部分を整合性を持たすということですから、それにかかわっていろいろな、これまでも大綱がないからということでやってきていないということではありませんけれども、さきに挙げた7点の行政改革推進の重点項目については、これは意識化を図りながら、その中でやってきているのではないかというようなことを考えます。ただ、これから先本当に財政運営とか、いろんな部分でかなり困難で厳しい状況が予測されるのです。その部分については、やはり組織の見直しとか、財政の健全化とか図っていかなければなりません。議員ご指摘のように、その部分で委員さんも含めてまた立ち上げるのか、そして第4次の大綱を策定するのかということについては、これはちょっと検討させていただきたいなというようなことを思います。今これを直ちに策定作業にかかりますということはちょっとここでは明言できないですけれども、いろいろな総合計画、総合戦略、それと今進めている部分を含めまして検討させていくということでご理解願いたいなというふうに思っております。
質問 5番 上田幸彦
検討させていただきたいということはよくわかるわけなのですけれども、きのう議員の報酬も上がりました。これも議員の報酬もやはり行革から出てきたわけであります。そうなると、先ほどちょっと私言いましたけれども、各条例委員の報酬も下がる。そのときに削減された経過があります。職員の定数の話も同じであります。私がここで言いたいのは、検討はわかります。だけれども、1つをいじったら全部いじっていかなければならない。今回1ついじりました。それは何ですかといったら、常勤の特別職と議員、この部分ちょしました。報酬ではありませんけれども、ちょしました。となると、ではほかの部分はどうなるのですかということで、私は待ったなしの行革が必要だということを言いたいわけなのです。そういうことでその件に関してはそのくらいにしまして、これ私の最後の質問になりますけれども、この推進計画、やはり今村長が言ったように実施内容の精査、分析、それを結果集計ともなると、非常に業務量が多くなります。先ほどもちょっと言いましたけれども、更別村がさまざなな事業を積極的に展開する上で、当然職員の配置だとか、そういったものは大事な話で、要するに配置です。異動も含めて配置のこと等については必要だと思っておりますけれども、しかし安易に増員するということになりますと、ただ職員定数がふえるだけであります。そこで、村長も言っていますけれども、常に役場全体の事業の見直しと適正職員の配置、あるいは今回も新設する課もありますけれども、やはり機構改革、全体を見た中での機構改革は私は必要だと思っているのです。ここからここ、こちらへ持っていく、こっちへ持っていくということになれば、当然仕事の量というのはでこぼこします。ですけれども、減ったところはではどうなるのですかという部分で、その仕事の業務の量が1人工なければそのままでいってしまう可能性というのがあるのです。ですから、当然のごとく機構改革も必要なのだというふうなことであります。そこで、必要性、緊急性のあるものはやはり優先的に実施していただきたいというようなことであります。具体的な話はできませんけれども、これらの推進に当たっての今回の行革も含めて、それから審議会も含めて今後の体制整備についてどのくらいの時期にどのような形でやっていくのか、もし言えたらここでちょっと言っていただきたいなと。これを今回の最後の質問にさせていただきたいと思います。
答弁 村長
今議員ご指摘のとおり、私機構改革含めましていろんな課も、今回課の設置もお願いしていますけれども、そのものについて業務の見直しとか効率化、あるいは住民サービスの向上というのは本当に認識しております。財政シミュレーションも含めて、これはしっかりやらなければいけないというふうに思っています。それがちょっと語弊があったら申しわけないですけれども、行政改革というのはやっぱり必要だというふうに思います。そして、その部分の見直しとかしっかりしていかなければ、今後の行政の運営というものが非常に難しくなってくるというようなことは本当に重く受けとめておりますし、そうしなければいけないというふうに考えています。ただ、それを大綱という形でまとめ上げるということについてはちょっと時間をいただきたいということで申し上げました。十分認識しておりますし、その部分については本当に日々やっていかなければいけませんし、その部分の機構改革についてはやはり自分としては進めていきたいというふうに考えております。長いスパンでいつというふうなことは、ずっと後なのかということではありません。やはりもう本当に今の先行きが非常に厳しい状況がありますので、しっかりとその辺を見きわめながら進んでまいりたいというふうに考えています。以上でございます。
質問 5番 上田幸彦
そうしたら、よろしくお願いしたいと思います。