蘭越町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月12日
お米の供給確保支援について
2025年3月12日、蘭越町議会の一般質問で、向山博議員が「お米の供給確保支援について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。
- 質問者
- 向山博 議員
- 答弁者
- 町長 金秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 向山博
私からは1点、お米の供給確保支援について御質問させていただきます。町政執行方針11ページ、町内で建設が進められている日本酒の醸造所に対して、原材料の供給確保を支援するとありますが、どのような方法でお米の確保を計画されておられるのかお伺いします。よろしくお願いします
答弁 町長 金秀行
向山議員の町政執行方針11ページ、日本酒醸造に対する原材料の供給確保支援についての質問にお答えをします。昨年の2月27日、町内に日本酒の醸造所を建設するとした記者会見において、原材料は有機栽培のらんこし米ななつぼしを使用し、スパークリングの日本酒を醸造すると発表をされました。国際的なリゾート地として活況を呈するニセコエリアで、スパークリングという新たな分野で有機栽培による原材料使用で、高付加価値を創出し、高収益な事業モデルを構築したいとのことでございました。担当課では令和4年度から山田錦、令和5年度には五百万石も加え、酒造好適米の試験栽培を進めておりましたが、事業者の意向を受けて一時休止し、有機栽培によるななつぼしの原材料確保支援を指示したところでございます。事業計画によると、原材料は300俵18トンと示されましたので、JAようていらんこし支所、水稲生産組合、町内の環境保全に係る生産者組織、安らぎと癒しの郷と協議を重ねる中で、昨年6月20日、町内水稲生産者に案内し、原材料調達説明会を開催したところでございます。これを受けて、町内の若手を中心とした生産者と事業者において、令和7年度の栽培に向けて話し合いが進んでおり、有機JAS認証米に加えて、無農薬無化学肥料米や特別栽培米の使用も検討されているとお聞きをしております。その一方で、現在の米の品薄から価格が高騰しておりますので、今後の動向により、購入単価が変動することも想定をされます。令和7年8月末には施設が完成し、その後、醸造が始まり、翌8年2月頃にはお酒が完成すると伺っており、醸造を始める最初の年となりますので、事業者と生産者に関わりを持ちながら、町内の有機農業の取組に対しても情報提供するなど、確実な原材料供給に向けて、町としても協力、対応してまいりますので御理解を願いたいと思います。以上です。
議員の質問 6番 向山博
はい。ありがとうございます。蘭越産有機栽培ななつぼしということで、令和8年2月ですか。期待しております。それで、私はアルコールは苦手ではありませんが、日本酒はあまり得意ではございません。日本酒を語ることはできませんけども、昔、どこの酒蔵で醸造されたかは定かではありませんけども、90年代だったでしょうか。米アレルギーを起こしにくい、ななつぼしじゃないね、ゆきひかりを使って、清酒らんこしが醸造されていたのを御存知かと思いますけども、私は日本酒は苦手ですけども、どこかへ行くときには、それをお土産に持って、大変喜ばれた記憶がございます。そういうお酒ですけども、残念ながらいつしかフェードアウトしてしまいました。皆さんそういう思いはあったかもしれませんけども、7年前ですか、2018年にらんこし米のPRということで蘭越地酒開発プロジェクト有志が企画して、醸造を小樽の田中酒造に委託して、蘭越産ゆめぴりかを使用した純米吟醸酒ゆめきずなを発売していただきました。皆さん、らんこし米を使った地酒開発は待ち焦がれておりましたので、完成披露会では、関係者一同、大いに盛り上がったのを記憶しております。その後、濾過熱処理をしないお酒等を発売していただきましたが、人気は徐々に衰退し、これもフェードアウトしてしまいました。そういう蘭越産のうるち米にこだわって開発したお酒ですが、関係者の努力もむなしく、過去には苦い思い出ばかりが残っております。でも、やはり日本酒を醸造される方は、原料のお米にすごくこだわっているんだとつくづく思っております。山梨銘醸さんも当初の説明会では、蘭越産のうるち米を使ってお酒を醸造されると伺って、私は過去のそういう記憶がよみがえり、一瞬、またかよって思ってしまいました。今回は、蘭越産の有機栽培のななつぼしを使って醸造されるスパークリングっていうことですごく期待しております。また、このようにお米の価格が高止まりしている現在、契約栽培がスムーズに進むことを願っておりますが、先ほど町長も言われたように、値段が高騰しております。新設する森ノ醸造所は製造拠点ということで、町もしっかり支えていただきたいと思いますが、今の町長のお気持ちをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 金秀行
向山議員の御質問にお答えします。過去のいろんなプロジェクトの中でらんこし米を活用してですね、日本酒を作ってPRしてきた、特に、先ほど議員がおっしゃられたゆめきずなですね、これについては本当に、皆さんでプロジェクトを立ち上げてですね、オール蘭越、水も蘭越、そういうような中で出来上がって、できたときは本当に皆さんで喜ばれたんですが、やはり販売という売り手、売る場所という部分からですね、なかなかそこで販売する店のほうから在庫が残ってしまうというようなこともあって、最終的にはこのゆめきずなというものも、醸造も途絶えてしまった、そんな経過にあります。こういうものを踏まえて、やはり私はせっかく蘭越のお米で日本酒ができてPRする、そういうのは、いろんな町も含めてPRをできますが、売り手とか、買ってもらう、その買い手先というものを、ある程度ですね、きちっとそういう部分の中で見極めながら作っていかないとですね、なかなか非常に長続きしていかない部分もあるなというふうに思っております。今回、山梨銘醸、森ノ醸造所、北原さんについては非常に新たな取り組みの酒スパークリングという部分の中で、取り組みたい。非常にインバウンドの方含めて日本酒ブームというものもあって、その中で酒、スパークリングという新たな取組ですから、非常に私もこれを期待してます。ですから、町のほうとしても、議会の御理解を得てですね、この醸造に係るいろんな支援策についても、町のほうでも行っていきたいというふうに思ってますし、出来上がった部分について、町のほうとしてできること、さらには北原さんが持ってるいろんな方々との、知り合いとかそういうものも含めてですね、売っていく方法、そういうものも北原さんのほうからお話を伺いながら、私は何とかですね、蘭越に根付いて、この蘭越、オール蘭越で作った日本酒がこの近隣、さらには日本、世界に羽ばたいていくようなですね、そういう期待を持っております。技から何からっていう技術からいくと、彼は十分それを持ってる方だなっていうふうに思ってますので、今後とも、期待だけじゃなく、何か相談事等もあったら担当のほうで聞きながら、そして、生産者の皆さんにも、米に対して協力していただきながら、この日本酒がですね、来年の2月ぐらいには出来上がって、みんなでまたそういうもので喜びながらPRできてる、そんなようなことをですね、実践を、いろんな部分にもPRを進めながら、今回はやっていきたいなというのが今の私の思いでございます。御理解をください。
議員の質問 6番 向山博
ありがとうございました。オール蘭越でできるだけの支援をしていきたいということで、本当に力強い御支援してあげてください。昨年の夏以降、賑やかになっております米騒動、要因は一昨年、北陸地方の干ばつによる不作やインバウンドの増加により消費が増えたとかいろいろあるようでございます。農水省は、転売屋が隠し持っていると、今回、備蓄米100トンのうち、生産量の約3%、21万トンを今月末からでも放出すると言っておりますが、依然としてお米の価格は高止まりしております。農水省の大臣の発言や、職員の机上の計算が合っているかどうかは、そう遠くない時期にはっきりすると私は思っております。このように主食のお米が冷害でもないのに、スーパーの棚から消える異常な状態が起こること、そして2018年に終わったはずの減反政策ですが、現在も転作が続いていること、そして食物自給率が掛け声とは逆に下がり続けていることに違和感を感じております。現在、日本の農業者の平均年齢は69.1歳とか。昨年10月、北海道の労働者の最低賃金がそれまでの960円から1,010円、初めて1,000円台になりました。そのような折、お米の生産者の経費を引いて労働時間で割った時間が10円とか。時給10円で誰が暮らしていけるのかというショッキングな数字が流れました。話が長くなりましたが、このように生産者が汗水流して苦労して生産された数の少ないらんこし米、2020年ふるさと納税返礼品開発等PRの一般質問をさせていただきました。その際、消費者の期待を裏切って欲しくない。がっかりさせないでということで、品質基準を明確にして、味の均一化を図っていただきたい旨のお願いをしましたが、あれから5年が過ぎ、昨年の夏米騒動から状況が一変いたしました。今朝もニュースで流れておりましたが、5キロ4,000円に限りなく近づいております。今月末に備蓄米が発売される状況となっても目立った動きはありません。昨年は、町外の業者や転売屋が町内に買い付けに入り、地元の集荷業者の取り扱いが減ったようでございます。らんこし米の人気が上がって、農家の手取りが増えて大変喜ばしいこともあります。ただ、全体的に数も少ないらんこし米、今後、ふるさと納税返礼品の安定確保が懸念されておりますが、そのことを町長は今、どのようにお考えでしょうか。お答えできる範囲でお願いします。
答弁 町長 金秀行
議員の御質問にお答えします。日本酒とは違う再質問だったものですから、ちょっと今、私の部分での考え方ということですが、確かにお米の市場も含めて一変をしました。蘭越町内でも、もうお米がですね、生産者の方々に聞くと、もう底をつくっていうようなですね、ほかに回せるとか、そういう部分はないっていうお話を聞いております。安定的に契約をしている方は別としてですね、急に買うとか、そういう方に対してなかなか対応はできない。それと併せて、今、ふるさと納税に対してもですね、今、制限をかけている状況です。もうこのままお米が本当に新米まで確保できるかどうかっていうところが、担当のほうからのお話では結構難しい部分もある。それと併せて、ほかの市町村においても、もうふるさと納税に回すお米がないっていうことで大きく報道された部分もありました。ブランド米のらんこし米が、実は、これまではですね、これまでは何とか消費者の皆さんにブランド化っていうことで、食べてみてもらって、PRをしてって、どんどんらんこし米をPRして買ってもらいましょうというかたちで進めていったのが、今回の米騒動によってですね、だんだん本当にお米がないっていう部分で、これをどう今後確保していくかっていうのは議員からの御質問のとおり、私はこれが課題の一つです。それと併せて、他の産地もお米が上がってますから、上がってる部分の中で、その中でもブランド化になってるらんこし米っていうのを、これを強みとして持ってる数量の中ですが、またPRしていく、そして買っていただく、これも一つの戦略ではないかなっていうふうに思っています。ただ、それを進めるに当たっては、本当に限られた数量のその部分の中での販売ですから、十分ですね、このへんについては関係団体、JA、さらにはいろんな町内の集荷業者含めてですね、どこまでふるさと納税のほうに出していただけるのか、そういうことも協議しながら進めていかないとならないなというふうに思ってます。現在の状況としては、担当から聞くとですね、かなりお米のほうからいくと厳しい状況だっていうふうに伺っておりますので、来年度に向けてどれだけですね、きちっと契約をしながら進めていけるか、これを十分検討しながら、そしてせっかくブランド米としてのらんこし米を生産している方々が、何とかこれからも生き残りをかけていくためには、ふるさと納税できちっとしたお米を提供できるっていうことが非常に重要な一つでもありますから、このへんの米の確保っていうのは、かなり今後協議した部分で進めていかないとですね、今までのような部分ではなかなか集まってこないっていう部分は、十分私も認識をしておりますので、関係機関、さらには生産者、そこの部分で新たに協力をしてくれて、町が定めている、そういう品質の部分でクリアできれば、そういう方々にも協力しながら、ふるさと納税の米の返礼をですね、進めていきたいなというふうに考えているところでございますので御理解を願いたいと思います。
議員の質問 6番 向山博
ありがとうございます。よろしくお願いします。近年、急速に町内の農家戸数が減少する中、町にとっては大きな事業の一つでもありますらんこし米の更なるブランド化を進めていただきたいと思っております。昨年の米―1グランプリの御挨拶の中で、先ほどの米騒動のこと、主食のお米が足りないのに転作を続けていること、農水省の掛け声とは逆に食物自給率が上がらないことの疑問を、当日御来賓いただいたある議員さんに投げかけましたら、開会式が終わってから、私のもとに来て、必ずやりますからと握手して、会場をあとにされました。ちょっぴり期待しております。そして今回、山梨銘醸さんが蘭越産のななつぼしを使ってお米の醸造に乗り出す大きな要因の一つは、町のブランドのらんこし米であるということをお伺いして、私も一町民としてとても嬉しい限りでございます。町としても、森ノ醸造所をしっかり支えていただきたいと思っております。最後に、町長の気持ちをもう一度、伺わせてください。
議員の質問 6番 向山博
はい。
答弁 町長 金秀行
はい。議員の御質問にお答えをします。本当にらんこし米のブランド化、これまで先輩の方々、生産者の皆さん、その努力によって、今、本当にらんこし米のブランド化っていうものが確立してですね、道内の中ではらんこし米っていうものを、もうかなり知名度があると思います。その中でですね、ただやはり、東京とか関西に行くと、やっぱりらんこし米って何っていう、そういう部分で、北海道米自体の知名度はまだまだ低いんだなっていうふうに考えておりますので、まずブランド化を推進する、そのためには、議員からのあります収量も確保しなければなりませんが、これからはいろんな北海道だけじゃなく、東京、そういうところにもですね、いろんな部分でPRをしていくことが必要だなっていうことが考えております。それと併せて、今回の北原さんのお酒がですね、おいしいらんこし米、ブランド化のらんこし米で作った日本酒ということで、これがやはり米の町蘭越として、この加工されたものがさらにPRできてくっていうことは、私は非常に喜ばしいことだなというふうに考えておりますので、町としてこの部分で協力をできるところは、是非、協力をしていきたいなというふうに思ってます。いずれにしても、農業を基幹産業としている本町にとってらんこし米っていうのは、本当にこれからも、未来含めてですね、私はきちっといろんな政策を含めて推進を、皆さんとともに図っていきたいっていうことと、併せて、この今回のお酒に限らずですね、いろんならんこし米を含めた加工品て、もしかしたら今、北原さんがこの部分の中でお酒のほかにですね、よく麹を使って甘酒にしたりとか、いろんなそういう商品をほかのところでは出してる部分もあるので、こういうようなことも、次、考えできないのかとかですね、そんなようなことも是非、町のほうとして検討できればなっていうふうには思っているところです。ちょっときちっとした答弁にはならないかもしれないんですが、まずらんこし米のブランド化によって、今回、北原さんっていう方が、蘭越に移住して、さらに蘭越発信のお酒を作ってもらえる。これについては、私は大変素晴らしいことだというふうに思ってますので、それを契機にいろんな蘭越町をより知ってもらう、いろんなPRをしていくっていうことは、大切であるというふうに思ってます。生産者の皆さんにも、このらんこし米っていうことがこうなっていくっていう自信を持って、これからも農業を続けていってもらう、そういう一つになればというふうに非常に期待をしているところですので、御理解を願いたいと思います。以上です。
議員の質問 6番 向山博
蘭越町の農業が、らんこし米が良い方向に動くことを期待しております。どうもありがとうございました。