蘭越町議会 令和6年第3回臨時会 2024年6月20日
川上牧場の現状と今後の活用について
2024年6月20日、蘭越町議会の一般質問で、金安英照議員が「川上牧場の現状と今後の活用について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。
- 質問者
- 金安英照 議員
- 答弁者
- 町長 金秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 金安英照
おはようございます。5番の金安です。よろしくお願いいたします。私からは、川上牧場の現状と今後の活用について、町長にお伺いをいたします。令和4年11月24日、経済建設常任委員会の所管事務調査にて、北海道新幹線トンネル発生土の現状と今後の活用について、川上牧場へ現地調査を実施してまいりました。その結果は、令和4年12月15日の第4回定例会に報告されております。当日の現地調査終了後の意見調整には様々な意見が挙がりましたが、どちらにせよ雪が解けてからというところで落ち着いております。1年以上経過しておりますが、その後の川上牧場の現状と今後の活用について、町長にお伺いをいたします。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 金秀行
金安議員の川上牧場の現状と今後の活用についての御質問にお答えをいたします。川上牧場については、第1牧区から第4牧区で構成され、総面積は101.5ヘクタール、草地のほか、牧柵、看視舎、パドック等の施設を備え、平成20年まで牛の放牧を受け入れておりましたが、放牧牛減少のため、翌年度から休止をしております。その後、新幹線の札幌延伸に伴い、平成26年10月から令和4年6月まで、昆布トンネル桂台工区の掘削土約65万立米を第3牧区に受け入れしており、置き土を実施する前に、表土5万立米をはがして仮置きし、置き土が終わった時点ではがした表土を元の状態に復元をしております。議員御質問のとおり、土の受入が完了した後の令和4年11月24日、経済建設常任委員会の所管事務調査として当時の委員の皆さんが参加され、現地を視察していただき、同年12月15日の第4回定例会において、植林や風力発電、自然公園など資産価値を高める活用の方法を検討するよう調査意見が報告されたところでございます。その後の川上牧場の現状と今後の活用についてですが、ただいま申し上げた定例会において、町営牧場管理条例の一部改正条例の議決をいただいておりますが、旭台、初田、港の各牧場は廃止し、川上は、施工業者から牧草補償金を収入にした建前上、直ちに牧場を廃止するわけにいかず、規定を残しております。常任委員会においては雪解け後からというお話でしたので、第3牧区以外の牧場を廃止し、御意見のような用途も担当課と議論を重ねましたが、牧場としての活用にはある程度の規模が必要になることを考慮し、結果として、全牧区について牧場としての活用の道を探ることといたしました。このことから、申請資格を農業者もしくは農地法第2条第3項に基づく農地所有適格法人とし、町営牧場管理条例に基づく牧場として使用を条件に町ホームページで10月16日から1か月公募を行いました。結果としては応募や問い合わせはありませんでした。今後の方向性ですが、北海道の令和3年度の食料自給率はカロリーベースで223%、生産額ベースで220%と、我が国の食料生産基地として一翼を担っている状況であり、国は令和4年度の食料自給率を令和12年度までにカロリーベースで38%から45%、生産額ベースで58%から75%とする目標を設定している状況を鑑みますと、安易に牧場を他の用途に転用するべきではないと考えております。冒頭の議会での調査意見は十分理解できるものですが、当面は牧場としての活用を探っていくこととして、公募を行いながら、さらには大手資本への積極的なPRと企業誘致も進めてまいりたいと考えておりますので御理解願います。以上です。
議員の質問 5番 金安英照
ありがとうございました。実際に行って見てですね、やっぱりその広大さに驚かされました。それで、その中でもね、何か有効活用の可能性があるのではないかっていうことが、この意見調整のね、中で挙がったわけで、それが先ほど町長が申されたとおりなんですけれども、昨年はね、その雪が解けてまもなく大きな事故があって、町のね、もうそれだけじゃない全ての予定がもう頓挫するぐらい、思うようなことは進められなかったことはもう重々承知しておりますが、改めて、その丸一年以上経って、この当時、掲げられたね、意見、可能性についてのね、受け止め、さらにはこの間、何か新たな町としてのね、ビジョンみたいなものがおありになるのかなってことでお伺いをさせていただきました。鉄道運輸機構は、このトンネル工事で出た発生土を、土壌汚染対策法という法律にのっとって環境基準を守り、安全に処理をする方法として、この盛り土対策を行います。主だった最先端の四つの施工方法を用いて、土の中の重金属を漏れ出させない。発生土の流出、飛散をさせない。そして、土が未来永劫ずれたり崩れたりしないように、特殊な技術を持って盛り土を形成しているわけであります。実際、川上牧場も、そのような工程を踏まえ、今の現状になっております。あの機構がね、鉄道運輸機構がね、発行されております北海道新幹線のパンフレットなどをね、見ますとですね、発生度についてのQ&Aみたいなかたちで、この盛り土についてのね、安全性や施工方法をイラスト入りで非常にわかりやすく解説をされておりますよね。しかしながらですね、そのようにされていたとしてもですよ。そのようなわかりやすい説明をしていただいたにしても、世間っていうのはですね、どこからか持ってきて置いていった土ですとか、その禿山ぐらいにしか見てくれてないわけなんですよね。これ、実に報われてないと言いましょうかね、機構や自治体の思うところのこの終結点と、世のね、皆さんが思っている終結の仕方との間に差がある。だから、今回、僕に、町民の方が、あの禿山のままでいいのかという問いかけに至ったと思うんですよね。仮に、あれで終わりですよと言ったとして、言ったとしても、なんだよと、あれで終わりなわけないだろうと。ここから始まりだろうって、何かしないのかという、次のね、段階を、渇望をしているわけであります。この、何せこの盛り土というね、言葉にね、あまり良いイメージがない。あまり良いイメージが湧かない。例えば、数年前の静岡で起きた、熱海で起きました盛り土流出事故ですとか、それからゲリラ豪雨でね、盛り土が崩れたとか、この全く川上牧場とはね、その盛り土の性質が全然違う別物であっても、そうとってくれないというかね、一緒くたにされて報道含め残土という語感がね、あまりよろしくない印象を与え続けてきているのが現状なのかなと思うんですよね。こんなにね、川上牧場を丁寧にね、手間暇かけて立派な盛り土にしてくれてありがとうっていう人はね、残念ながらあんまりいないと思うんですよね。地肌がむき出しの山を見れば、ほっておけない。もったいない。あれでいいのか、何とかしなきゃっていう、何て言うんですかね、日本人の気質といいましょうか、勤勉さの精神みたいのがね、働いてしまうんじゃないのかなって感じるんですよね。そこで、この川上牧場なんですけれども、機構や自治体の終結点と、その皆さんが思うところもね、返り点ですね、町長どう思われるかお伺いしたいのと、そして本町はいち早く地球温暖化対策をね、表明されている点からも、一部分でもね、何かそういう植樹、植林などのね、環境対策に充当できないものなのかなっていうことを、もう一度、併せてお伺いをいたします。よろしくお願いいたします
答弁 町長 金秀行
金安議員の質問にお答えします。最初の答弁で申し上げたとおりですね、この川上牧場の発生土については、65万立米を第3牧区に入れてるんです。ただし、入れるに当たっては、表土5万立米を、まずはいでるんですよね。それは何かと言うと、そこに牧草が生えてたわけですから、その表土自体を仮置きして、そして残土を埋め込んだ上にその表土をかぶせているんです。ですから、考え方としては、また牧草に戻すというようなかたちで、機構のほうは、それだけただ捨てるというかたちではない方法をとってるんです。ですから、その見ていただいたときには、まだ覆土をして、そんなに経ってませんから、牧草が生えてきているという状況ではないんですが、先般、担当のほうでも現地に行ったときにですね、かなりの草とか、そういうものが生えてきてるという状況なんです。ですから、私としては機構がそういうことも考慮し、さらに雨水とか、そういうものも、沈殿層もきちっと作ってですね、きちっとした対策をとってもらった部分の中で行ってると。そして、実は、仮にあそこの中で重金属が発生した場合にどうするかということもですね、あの場所も設定をして、そして住民説明会も、実は開催した経過にあります。仮に、重金属が出てきたときに、水質の検査とか、どういうようなシートを置いたりとか、何するとか、そういう工法までも説明しながら、出たときにはそういうふうに行うというようなことで行ってきた経過があります。おかげさんで、昆布トンネルについては、重金属は発生はしないで、そのままで済みましたけども、機構としては、なるべくそういう環境、そういうものに配慮した部分の中で行ってくれてるんだなというのは、私はその部分の中ではきちっと、さすがに国のほうの事業関係でやっているなというふうに評価をしたところなんですよね。そのようなことから、今だんだん牧草が生えてきている状況です。いっときですね、あの川上牧場のところ平らになったもんですから、いろんなニセコエリアで、非常にプライベートのいろんな事業とか何かが進んで、プライベートジェットとか、ヘリとか、そんなようなことが活用できないかとかですね、そんなような話もございました。ただし、あそこ大体800メーターぐらいしかないんですね。平らな直線距離っていうのは。ジェットとした場合に、やっぱり1,000、5、600メーターか何か必要だということと、あそこは近隣にまだ牧場というか、放牧してる牛が飼っていると、そういう部分もあるので、やっぱりそこはですね、そういうような活用は、私は好ましくないというふうに判断したところです。ですから、今、答弁申し上げたとおり、今後の対応としては、蘭越町にはイセバチ、港、初田という、そういう、旭台ですか、牧場があったんですが、それは用途変更して森林、そういうものに変えていきました。ただ、唯一残ってる川上牧場、100町くらいありますが、それについては、できれば、私は今、北海道が日本の食料基地として重要であると、さらにはニセコエリアに非常に良質な生産物とかそういうものを求めてきているというようなお話も伺っておりますので、何とか牧場としてですね、活用できないかっていうのを、実は、内部で検討させているところなんです。ただ昨年、一月募集しましたが、そういうのがなかったということで、やはり、今年はですね、ある程度、企業誘致も含めて、大手のそういう業者、実は、黒松内には日本ハムのですね、日本クリーンファームという企業が、豚の飼育というものを行っている、そういうような部分もあります。ですから、まずは、そういうもう一度、牧場として、牛だけじゃない、そういう部分を含めたですね、対応を、内部で検討して、それでも、どうしても活用がないというかたちであれば、常任委員会から意見出された、いろんな方法についてですね、議会とも協議しながら、進めていきたいというふうに、現時点では考えておりますので御理解を願いたいと思います。
議員の質問 5番 金安英照
町長ありがとうございます。何て言うのかな、そういうことさえが、何か報われてないというかね、もうちょっと皆さん理解してくれればなんてことなかったのかななんて思ったりするんですね。そういうところが何か悔しいというかね、そこまで考えてるっていうところ、私もこれからそうやって説明していきたいなと思ってますし、ただ、川上牧場はね、もうはっきり言って、普段、頻繁に人が行くようなところではないですし、奥地で見えない場所です。ですから、そのような場所をね、選定された、そういうことも思うんですよね。ただ、でも、中にはそうやって見えない場所であっても、心配や憂慮されている方もいらっしゃるっていうことにね、何て言うのかな、更なる有効活用に捉えていただけたらね、幸甚であります。今、先ほど町長がいろんな案をね、教えていただいて、御教示いただいたこともね、もっと広く皆さんに御理解いただければなって願ってやみません。町長、これはあの質問でも何でもないんでお答えを求めるもののね、何ものでもないんですけれども、今回、その町民の方に、こういう質問提供されてね、いろいろと調べていきますと、これからこういうその建設発生土ですよね、ていうのは自治体だけで抱え込まず、官民一体となって、民間と協力し合いながら、利活用の詳細、利活用の推進、取組を、その総務省から国交省に勧告がなされてるってことなんですよね。それで、もちろん、その土の中の、さっき町長おっしゃったように、成分の重金属がないかとか、それから、土の種類や土の段階を事細かに精査された後にですね、例えばですけれども、今、その波消しブロック、テトラポットにしたりですとか、それから災害用の土嚢になったりですとか、河川工事に用いたりとか、様々な用途に応じたかたちに変わって、利活用され始めてきております。3アールと呼ばれておりますリデュース、リユース、リサイクルが、今後の環境型社会の構築に、建設発生土の有効活用がなお期待されてるっていうことなんですよね。かく言う私も、今、この新幹線の工事と高速道路の工事をね、同時に行っているのは、もうあとにも先にも日本でこの後志だけであります。それこそね、新幹線のトンネル発生土をね、高速道路、この後志道の橋りょうの土台にでもね、使ってもらえないんだろうかななんてね、そんなこと考えちゃったりするんですよね。ありえない話なんでしょうけれども、もし本当にそうなったらね、やっぱりその歴史に語り継がれるようなね、利活用になるんじゃないかなって思ったりもするんですよね。それはいいんですけれども、それはいいんですけれども、本町も鉄道運輸機構と連携し、その川上牧場に新幹線のトンネル発生土の盛り土対策を行った、そしてその上で、その町の人の思いや環境対策とか、そういう企業誘致とか、そういうことをこういうことをやってみたみたいなね、必要性の例証をですね、これからトンネル工事の沿線自治体でこれからまだ掘っていくところもありますんでね、こういう発生土について問題になった際にね、金町政はこういう取り組みしたみたいな道標じゃないですけれども、そういう指針になっていただけたらなって願ってやみません。あの一心所具の有情非情なりって、この新幹線がね、我々人間の交通手段として、山を削って町を伝って、今までそこにあったものさえ御移動願って掘り進む。その土がね、嫌われたり、疎まれることなく、人のため、地球のためにかえってもらいたいなって、そういう思いでね、今回ちょっと思いをちょっと言わせてもらいました。長くなりました。以上でございます。ありがとうございました。
答弁 町長 金秀行
金安議員の再質問にお答えします。まずですね、川上牧場のことを非常に心配していただいてるという町民もあるということですので、そのへんのところは既にそういうふうに牧草が生えてきたとか、そういうような経過、経過というか、状況ですね、そういうのは今後、ちょっと内部でも検討しながら、広報等でこういうような感じになったとか、そして今後その活用について検討していくなりとかですね、そんなようなお知らせは必要ではないかなというふうに感じているところです。それと併せて、残土処理ですね、議員おっしゃられたとおり、今、高速道路と新幹線のトンネル残土ということで、確かに、事業者がやっぱり違ってくるんですよね。鉄道運輸機構と、それと国交省という二つのセクションによってその処理がなされてます。高速道路については、国交省の考え方としては、そのトンネルを掘った残土とか、そういうものについては、同じ高速道路の区間の中で計画的に処理ができるように検討しているということです。ですから、高速道路の中でもトンネル掘ったりとか、盛り土をしてですね、道路にするとか、そういうふうな計画となってますから、そこに活用しながら処理をするということです。ただ、重金属が出てきたりとか、そういうふうになった場合は、そこの中で十分協議をしていくということです。それと、鉄道運輸機構についても、何でも町村、町村にですね、協力、協力という部分だけではなく、そのへんのところは、十分協議をしながら、意見を聞きながらですね、進めていきたいというような話を伺ったこともありますので、今、議員がおっしゃった、いろんな活用方法ですよね、そういうものが、これから環境とかいろんな部分を考えたときに必要だという部分もありますので、そういうお話する機会とか、何かあれば、今、いただいた意見をですね、私なりにそういう活用の方法があるのではないかとか、部分はお話ししてまいりたいなというところです。ただ、両方合わせた部分でうまく活用できるかないかっていうのはですね、それぞれのセクションの中でやってるということですので、そこまでは私もちょっと確認はしてませんが、何かそれぞれそういうような考え方でやっているということですので、今、いただいた御意見等を十分、私なりにですね、伝えるところは伝えてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。