蘭越町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月15日
公営塾開設について
2022年12月15日、蘭越町議会の一般質問で、金安英照議員が「公営塾開設について」質問し、教育長 小林俊也が答弁しました。
- 質問者
- 金安英照 議員
- 答弁者
- 教育長 小林俊也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 金安英照
おはようございます。2番金安です。私からは公営塾開設について、教育長にお伺いをいたします。公営の塾を開設されると伺いましたが、その端緒、きっかけや運営方法など、今、お話しできる範囲で構いませんので、概況等をお教え願います。
答弁 教育長 小林俊也(教育長は2024年12月まで)
金安議員の公営塾開設についての御質問にお答えします。平成19年度から始まった全国学力学習状況調査の平均正答率の推移を見ますと、学校間、年度間の差はあるものの、全国・全道平均より低い傾向があり、調査開始時に比べて改善はされてきておりますが、小学校では平成27年を、中学校では平成30年をピークに低下傾向にあります。また、近年の調査ではSNSや動画視聴、ゲームをする時間が長いなどの傾向が顕著に見られ、学校の授業以外での学習習慣の定着が大きな課題となっております。今年の初めには、町内で経営されていた塾も取り止めたと聞き及んでおり、学校以外での学習を希望される子ども、またその保護者の受け皿が一つなくなったと認識しているところです。このような状況の中、全国的にも公営塾を実施している自治体もあることから、近隣で実施している自治体を参考にし、また、教育委員による視察も行い、本町での公営塾の設置、運営方法等について検討をしております。内容の詳細は検討中ではありますが、小学5年生から中学3年生を対象とし、タブレットを活用した動画配信型の素材を、子どもたちが自分のペースで学習していくスタイルを基本的に考えております。動画配信型なので、自宅での学習も可能ですが、自宅以外でも集中して学習できる環境整備も必要と考えており、その場所の確保や子どもたちの相談に応えられるよう、学習相談員的な人材の配置などの体制についても検討しております。受講費用については、一定の負担をしていただくことで、子ども、保護者ともにモチベーションの維持が図られるものと考えておりますので、年間教材費及び毎月の費用の負担を考えております。また、蘭越高校の振興策としても、公営塾を活用し、蘭越高校生の大学進学を視野に入れた事業内容となるよう進めているところです。教育委員会といたしましては、学力の向上、学習習慣の定着、放課後の居場所づくりなどの観点から、来年度以降、順次、可能な事業から実施できるよう検討を進めておりますので、御理解をお願いいたします。
議員の質問 2番 金安英照
はい。最初にですね、お話のできる範囲でってことでお伺いしたのですけれども、教えていただいた概況はもうかなり具体的なところまできているんだなと理解いたしました。他方、この生みの苦しみと申しましょうか、いろいろと見えない課題は山積されているのだろうなと拝察もいたします。そのような中、早速、来年以降から進められるということでですね、1点お伺いいたします。それは既存の学校と、公営塾、要はその学校と塾との関係性、公共性については、どのようなお考えなのかお伺いいたします。
答弁 教育長 小林俊也(教育長は2024年12月まで)
金安議員の質問にお答えいたします。学校と公営塾の関係性につきましては、学校においては、教育の基本、中核となる場ということで考えておりまして、塾はあくまでも補助的な教育のツール、としてとらえております。民間の塾の営利的なものではなくて、公営塾として特に学校との連携、協働を進めながら、教育活動を行っていければなというふうに考えております。既にですね、公営塾を開設している自治体の中学校の校長先生のほうにちょっと確認したところ、学校と公営塾の関係について、先生たちも特に問題があるような報告も受けていないと、互いに支障を来すことなく、子どもたちの学力向上など、スムーズに進められているということで伺っております。次に、公共性についてですけども、こちら塾を希望する子どもに対して経済的な理由や、学力の差、程度、これにより塾に通うことができない子どもができないようにですね、特定の子どもが通う塾とはならないように配慮し、多くの子どもたちが、公営塾をうまく活用しながら、日々の勉強に取り組めるよう、公共性を保っていきたいなというふうに考えております。はじめの答弁でも述べさせていただきましたけども、学習習慣の定着も目標の一つとしておりますので、塾による学習時間が、家庭学習を補完できるよう努めていきたいというふうに考えておりますので、御理解願います。
議員の質問 2番 金安英照
はい。わかりました。それを聞かせていただいて、大変安心いたしました。では、地域教育環境の充実と、持続可能な有効性を期待できる、望ましい教育の機会を設けた、用意された、この社会的必要性については、どのようなお考えをお持ちでしょうか。
答弁 教育長 小林俊也(教育長は2024年12月まで)
社会的必要性についてなんですけども、子どもたちの家庭学習環境にある、都市部との地域格差として町内に学習塾がないというハンディの解消を図ること、また、学力向上などに向けた環境整備を望む子どもたちや保護者のニーズの充足を図る必要があるものというふうに考えております。また、本町には蘭越高校存続という課題もございます。蘭越高校に対しては、今現在も多くの経済的な支援をしているところですけども、学力向上のための環境整備も必要と考えまして、公営塾による支援により、生徒や保護者にとって、蘭越高校への進学を選択する際の一つの魅力となっていただければというふうに考えています。生まれ育った地域で高校卒業まで過ごすということは、保護者の負担が軽減されるばかりではなくて、将来の地域を担う人材の育成も図られ、地域の活性化につながるものであると考えておりますので御理解願います。
議員の質問 2番 金安英照
はい。9月にですね、配布されました教育委員会所管事務の資料の中にですね、施策項目の中に、学校と地域が目標やビジョンを共有し、一体となって子どもたちを育んでいくための組織的取組の推進と記されており、教育機関の保障の在り方を学校内外で模索していくことが重要であると、まさにこのたびの公営塾の開設はその象意の一端ではないのかなと感じております。何にしろですね、やり始めるっていうことはもう本当に大変なことでですね、様々な課題と向き合って、その都度、その都度、修正を繰り返し、繰り返してですね、やがてそれがスタンダードになっていくと、こう期待をしております。道法を学習して昼夜常に精進すと、このような言葉がございまして、勉強だけではなく、人としての成長、道理もあわせて、学び励むことが大事であって、子どもたちの学徳増進と知慧明瞭を願うばかりであります。最後にですね、あとこのせっかくの朗報でありますから、これから進学のことや、塾がなくて悩まれていた方はじめ、対象者の皆さんにですね、早めの周知の心がけをですね、心がけていただくことをね、お願い申し上げます。その点、一つよろしくお願いいたします。
答弁 教育長 小林俊也(教育長は2024年12月まで)
議員言われるように、始めてからいろいろな課題が出てくると思います。今時点でも結構多くの課題があるんですけども、そのへんをですね、早めにちょっと修正をしていきたいというふうに考えております。塾を運営していく中でも、やはり学校と塾との評価、これは継続的に行っていかなければならないなというふうには考えております。いずれにいたしましても来年度、早い時期に開設できるように準備等を整えていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 2番 金安英照
終わります。