蘭越町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日
蘭越町貝の館について
2022年3月10日、蘭越町議会の一般質問で、淀谷融議員が「蘭越町貝の館について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。
- 質問者
- 淀谷融 議員
- 答弁者
- 町長 金秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 淀谷融
それでは、2件目についてお伺いします。蘭越町貝の館について。蘭越町貝の館は、約4キロメートルの海岸線を有している港地区に、海を生かした地域・観光振興を図ることを目的に平成3年7月に開館し、平成6年に第2貝の館が増設されまして、昨年度、改修工事が行われました。貝の館は、全国から寄贈された貝類30,000個のうち、1,500種類5,000個を常設展示し、企画展示あるいはイベントを通じてその普及活動が行われている展示施設と理解しております。そこで、町長が執行方針に蘭越町貝の館について掲げられた、次の点についてお伺いします。1、地球温暖化問題に取り組む環境モデル地域を目指すため、地域おこし協力隊を活用。このことについて、町としてどのように活用されていくのか具体的なお考えを伺います。2、貝の館にあえてなぜ大気・海洋交流センターを設置する必要があるのか伺います。3、第6期科学技術・イノベーション基本計画の多様な幸せを実現できる社会構築の実現について、具体的に町の取り組みについてお聞かせください。4、気候変動対策係を新設されますが、何人体制で、どのような事柄をされていくのか具体的な仕事内容についてお聞かせください。
答弁 町長 金秀行
淀谷議員の蘭越町貝の館についての御質問にお答えします。はじめに、現在、地球全体で問題となっている地球温暖化ですが、この現象は気温上昇だけではなく、様々な気候変動の要因にもなっており、世界的にみても、海面上昇に伴う海岸浸食や沿岸災害、気温上昇に起因する健康被害の増加や干ばつによる作物の減少など、深刻な影響を及ぼしております。そのような状況を踏まえ、本町におきましては、令和元年度に蘭越町地球温暖化対策実行計画を策定し、町の事務・事業から排出される温室効果ガスの排出に率先して取り組む、町民・事業者に対し、地球温暖化防止対策の意識啓発を進めているところでございます。さて、1点目の地域おこし協力隊の活用についての御質問ですが、環境モデル地域を目指すために、再生可能エネルギー、森林の保全、環境教育など、低炭素社会の実現に向けて、総合的に推進する必要がありますが、豊かな自然環境を有する本町としては、次代を担う子どもたちへの環境教育が極めて重要であると考えております。この環境教育の施策を推進するため、貝の館と道立の研究機関、北海道総合研究機構が連携を図り、共同で地球温暖化に関する書籍を刊行し、併せて子どもたちを含めた地域住民を対象に講演会や学習会の開催を検討しておりますので、地域おこし協力隊員には、書籍の刊行に係る一連の業務や、講演会・学習会の開催に当たり、事前の準備等も含め、地球温暖化対策に関する取組の企画・立案、また、貝の館の運営に従事していただきたいと考えております。次に、2点目の貝の館に大気・海洋交流センターを設置する必要があるのかとの御質問ですが、貝の館は、これまで、海洋生物で最も種類の多い貝類を入口に、町の観光振興を図る施設としての役割を担ってまいりましたが、同時に民間の博物館や大学など産学官で連携し、環境問題にも取り組んでまいりました。今後は、貝の展示だけではなく、環境問題も踏まえた地球温暖化問題について調査・研究、論文発表などを行ってまいりたいと考えておりまして、大気・海洋交流センターがその実証に基づく情報発信を担うことから、貝の館に館内に大気・海洋交流センターを設置し、一体的に運用していきたいと考えております。3点目の多様な幸せを実現できる社会構築の実現についての町の取組の御質問ですが、私たちに共通する幸せの基盤は持続可能な地球環境でございます。本町の取組として、今後の貝の館、また、一体的に運用を行う大気・海洋交流センターにおいて、貝類の実物展示や学習会などの開催を主体とした海洋教育から持続可能な社会の実現に向けて、温暖化に対する適応策と緩和策などについて、普及啓発活動を行ってまいります。4点目の気候変動対策係の体制と仕事内容についての御質問ですが、総務課企画防災対策費に気候変動対策係を施設し、体制については、職員、学芸員と、地域おこし協力隊、会計年度任用職員とし、分掌事務については、商工労働観光課学芸係が担当しておりました、貝の館に関することに加え、気候変動対策及び地球温暖化対策、再生可能エネルギー、生物多様性、大気・海洋交流センターに関することを、主な業務内容にしたいと考えております。いずれにいたしましても、地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの削減について、国は2050年には、カーボン・ニュートラルの実現を目標に掲げ、各種施策を講じており、北海道においても、脱炭素の取組を加速するため、ゼロカーボン推進局を新たに設置しております。本町としても、令和4年度から、既存の貝の館で行ってきた研究等を進展させ、専門の体制を整えて対策を進め、また、時々の状況に応じて修正を図ってまいりますので、その結果を基に改めて御評価いただければと考えておりますので、御理解願います。以上です。
議員の質問 1番 淀谷融
ちょっとあれなんですけども、自分としては、貝の館はさっき言ったように、展示館というイメージ的な社会教育施設的な存在だと思っているんですよ。それで、この貝の館という第4期の総合計画かな、の部分で計画されて建てられた施設ということで、それが港地区の地域の活性化のために建てられたものだというふうに思っているんです。それで世間の流れがどんどん変わってきて、さっき言った大気・海洋交流センターを中に作るとか、設置するというふうに伺っているんですけども、それで、あえて貝の館でなくてもね、そういう温暖化とか、地球温暖化の部分については、庁舎内に、さっきあった気候変動対策係、この中でできていくのではないのか、あえてそこに、さっき言ったように、その、今、貝の部分で、そこの入口としてやっているからそこに付けるんだということの答弁だったと思うんですけども、基本的に、多様性生物とかいろんなものを、海のものばかりではないんですよね。環境って。全ての生物とかいろんな地球とか含まれるわけです。だからあえて貝の館にすることはないんだと自分では思っているわけです。やはり、貝の館は貝の展示館として、何と言うのかな、運営されていくべきだというふうに思っているんです。確かにその利用客がいないとかあると思う、今までいろいろと。でも今回、あえて6,000万もかけて改修したわけですよね。それで、今回、もう一つあるのは、地域支援、地域おこし協力隊ってことをそこで利用されていくっていうことで、それで地域おこし協力隊ってどういう活動をするのかなということで、ちょっと総務省のホームページをちょっと見たら、地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域などの条件不利地域に住民票を移動し、地域ブランドや地場産品開発、販売、PRなどの地域おこし支援や、農林水産業の従事、住民支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住、定着を図る取組制度だと書かれております。最終的には、そういう地域とコミュニケーションやっていて、そこの地域に定住するということが本来の目的だと理解しているわけです。それで、今回の協力隊のメリットとしては、協力隊の地域外の斬新な視点をもちながら、熱意と行動力は、地域に大きな刺激を与えて地域の活性化に貢献してくれるだろうというメリットはあるかなと思っております。それで、この度の本町の地域おこし協力隊の申込条件をちょっとホームページから、町のホームページから見たら、すごく厳しく門が閉ざされているのではないのかなというふうに感じているわけです。それはまず研修業績リスト、所属学会並びに学会活動、学会賞などの受賞歴、主要研究論文、これまでの研究内容の概要、これまでの競争的資金の獲得状況、参考意見を伺える方2名の氏名と連絡先を付けることが記載されておりました。また、あと2つがありまして、あとは今後の教育と研究に対する抱負、また蘭越貝の館における社会教育と運営に関すること、先ほど町長の答弁にありましたけど、環境教育とかうんぬんということだと思うんですけども、こういう募集する時にですね、こういう、何と言うのかな。学会とか論文とか資金とかね、こういうの必要なんでしょうか。この学績がなければ、うちはここに採用しないということですよね。面接する時にそれらの論文をどのように評価するのかという部分の疑問もあります。誰が見てって。正直そう思いました。それで、自分としては、さっきも言ったように、地域に活力、熱意ある人、また環境にそういう熱がある人であれば、そういう部分は指導、PR、協力隊としても、自分の能力や経験を生かしたそういうものをテーマとしてもらうと、その中で判断したらいいのかなと思っているんです。それで、よく、みんな知っていると思うんですが、環境活動家として世界的に知られているスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんか、そういう人が、15歳の方が、この方は2018年に、15歳の時に、気候のための学校ストライキという看板をかけてスウェーデンの議会の前で呼びかけていたと、そして翌年の2019年の9月にニューヨークの国連本部で開かれた気候変動サミットで、地球の平均気温は1.5度以下抑える目標達成のためには、CO2の排出量を今後10年間では50%削減しても不十分だというふうに訴えた人がいるんです。環境ということでもし捉えるのなら、そういう熱意とかすごくある人を採用すべきだと思うんです。なぜそこに学会とかそういうものが必要なのかと。自分としては、学会、そこの所属学会、学会活動というのは、なんの学会なのか、貝類学会なのか、環境学会なのか分からない。うちとしては両方を使うよという、環境も貝の館もとなっている。本当にこういう人がいるのかという疑問です。それで、思っているわけです。それで、2月28日で締め切られたと思うんですが、何人の方が応募あったのかお聞きしたいと思います。まずそこからお願いします。
答弁 町長 金秀行
淀谷議員の御質問にお答えします。まず、貝の館というのが、観光施設、今までは観光施設だったんですね。そういう中で運営をしてきたわけです。ところが、今の施設の内容を見ていただいても分かるんですが、今、3Dシアターがあった場所については、かなりのもう建設年度から時間が過ぎているという部分の中で、そこを新たな環境拠点、そこが実は地域大気・海洋センターに設定してですね、環境問題も含めた展示だけではなく、そういう勉強をする、教育をする場、そういうかたちで行っていきたいという、今回の提案でございます。ですから、ここの場というのは、各大学、国の研究機関、北海道、そういう部分の中から貝の専門を行っている方とか、海洋環境を行っている方とか、そういう方々と連携をとりながら、この貝の館というのはそういう環境の場の重要な拠点になっている、そして子どもたちの中にも教育の場として提供できる、そういう施設に、まず展示も含めながら変えていきたいというかたちで、今回提案をさせていただいた経過にあります。淀谷議員がおっしゃった地域おこし協力隊の部分についても、あまりにも専門性がありすぎて、なかなか難しいのではないかというような部分でございます。これはこのとおり、募集をいたしました。募集結果としては、実は今、来ると、最初に来たいと言う方がいたんですが、残念なところ、国の機関のほうに就職が決まったというかたちもあってですね、今の募集の中ではあったのかというかたちですから、今現在は募集者がいないという部分で、これは継続して募集をかけていきたいというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。
議員の質問 1番 淀谷融
地域おこし協力隊の部分について伺ったのはですね、町のホームページに募集がかかった時点で町民の方からもう決まっているんだろうと、こんな条件多くてということで、言われたんです。そんなことないだろうというふうに思って、それで自分はホームページ見てなかったので、言われたものだから見たら、すごい条件があって、そういうことがあるのかなと思って、それでお尋ねした次第であります。それで、確かにこの貝の館に、その中に環境の学者とか北海道とかみんなで集まって協議をされていくという、言えば、そのセンターっていうのは研究施設なんですよね。言えば。研究勉強となるかなと思うんですよ。その貝の館と研究施設というのはまた別の問題であって、要は貝の館であれば、今まで学芸員という部分の範囲の中で研究とかをやってきたと、そして、研究となるとやはりまた違った角度から見ていくと、今度は研究員というスタイル。今まで、貝の館のその部分を見ていると、学芸員なのか研究員なのか、ちょっと僕も分からない。そして、半年、開館して半年休館ということになっていて、そして職員は学術論文を作って、ネットに載せたりしているんですけども、その論文を見て、我々は分からない。正直言って。町民も分からないのではないのかなと。そこまで町民は望んでいないんじゃないのかと思っているわけです。だから、あくまでも貝の館の展示館としてのね、展示館の高い機能、そういう部分を生かして、観光施設でいったらもっと必要なサービスを提供して、多くの方が訪れてくれるような目標を持ってやってとか、その効果が高い需要とか、さっき言った、そういう人を呼んで地域おこし協力隊というのかな。プログラムとか企画してもらう、そこに熱心な方を呼んで、その人にやってもらうと、それが一番いいんじゃないかと。その貝の館として。なんかこれを、募集見ていると、貝の館じゃなくて、ここに言う、大気・海洋交流センターがメイン、中心になってきているように見えるんです。そして、さっきの条件の中に、これまでの競争的資金の獲得状況ということは、僕が感じるところには大気・海洋交流センターという名を作って設置すればこれに関する補助金がもらえるんじゃないのかなと思ってるわけです。そしてこの大気・海洋交流センターって、東京大学で作っているところあって、ちょっと見たら、やっぱりこれはそういう海洋とかいろんな分野の学者が集まって、学生とか、そういう人たちの教育をしてという部分をやっていて、なんか同じような名称だったものだから、何かこういうものを今後していくのではないかという部分が感じられるんですよね。そして、さっき言った、3Dか、あった所に、そこに置くんだっていったら、昨年度からそういう計画でいたということですよね。そこを使って研究施設にしたということは。言えば。ある町民の方は、その貝の館は3D、あそこのあれがあったから良かったって僕も聞いたことがあるんですよ。それをなくして、そういう教室にしてやっていくということは、昨年度からそういう計画があったんじゃないのかなということを思うわけです。これは自分の思ってる感情なんですけども。やはりもっとその本来の貝の館は貝の館として運営していくことが一番良いのではないかなと思うわけです。そして、確かこの今、地球温暖化ということで、すごい、全国、これは世界的な問題だし、ただ一自治体の問題ではないと思うので、これをやっていくということにすごく、すごいことだと思うんです。2050年、0。さっき言われたように、こういう計画があって、SDGsとかいろんなものがあって、国連なんかの部分も含まれていると、ここの部分の環境問題をやれば、隣町のニセコ町さんもすごく先端を行っているということで、何か宣言をされて、こういうふうにしているということがありますので、別にその地域協力隊でなくても、職員で優秀な職員がおられるんですから、そういうふうにできないのかなと思います。そして、そういう必要な、専門的な知識がいるとか、そういう人があるならば、そういう専門の場にオブザーバーとして呼んだり、講演会を開いたりして、そうして運営していけばいいのではないのかなというふうに思うんです。わざわざそこを拠点としてとか、うんぬんというのは必要ないと、自分は思います。それであれば、地域とすごく密着するものでやっていかなければ、港の地区ということで、高齢化になっていって、すごくさびれてきている地域でありますから、そこにもっと活性化するために投資していくんだっていう考えがあるのならいいんだけれども、そこの部分だけの、何と言うのかな。見える、そこの施設にそういうセンターが必要あるのかどうかというのが、自分ではとても疑問に思っているんです。どうでしょうか。
答弁 町長 金秀行
御質問にお答えします。まず3Dシアターはもうかなり前から行っていないという部分を、まず御理解を願いたいと思います。その部分の中でいったら、その映像が停止をして、あそこの部分については、いろんなものを入れて、今後どういうふうに活用していくかという部分の中で検討している、そういう場所だということをまず御理解を願いたいというふうに思っております。私も建設した当時から、あそこの施設は、そういうのを見ながらですね、非常に楽しんでもらったという部分がありますが、時代とともにその機械も古くなって、今は動いていないというような状況です。それで、大気交流センターが名前がすごく非常な部分、それと地域おこし協力隊の部分の中で、なぜそこまで必要なんだっていうことなんですが、町のまちづくり対策係のほうにですね、気候変動対策係というのを設置するんです。そして環境問題とか、そういうものについて、新しい、今までいろんな町では施策なり、そういう計画を作ってますが、きちっとした対応を取れる係を設置しよう、そしてそこを貝の館と連動してですね、温暖化防止対策に努めていきたいという考え方なんですよ。ですから、係は係の中でそういう対策、地球規模の対策を行っていきます。それと併せて既存にある貝の館の中では、海洋問題、そこの中で地球温暖化の、今、議員も第2貝の館のあの映像を見ているので、理解していただいておりますが、海洋汚染、そういうようなものをですね、今、実際に貝の館でも見せている状況なんですよ。ですから、あの展示物だけじゃなく、いろんなそれを実践に、研究したり、勉強したり、それを講演会やったり、蘭越にいる子どもたちに少しでも環境問題というものを理解してもらう。さらにはそこを拠点と、貝の館と拠点とすることによって、各大学とかそういう連携をとることによって、学生が来たりとか、そしてその中でいろいろ勉強したり、交流したり、そういうことも可能になるのではないかなというふうに考えているんです。その中で、地域おこし協力隊というのは、議員おっしゃったとおりですね、非常にハードルが高すぎるのではないかと、今、私も、今実際には、今現在は募集はないという部分なんですが、なんとか、ある程度、専門知識をきちっと持ってる、そういう方を雇用することによって、より環境問題、大学生、いろんな方々と連携するときにでもですね、そういうようなきちっと貝の館から発信できる、そういう施設に行いたいなっていうふうに思っているところです。で、答弁でも最後に申し上げました。今、全部いっぺんにできるというのは不可能です。これを係を設置して、貝の館でもそういう拠点を持ちながら徐々にやっていきたいというふうに思ってます。是非、それを中身をですね、今後、見ていただいて、やはりその中で不足してる、こういうのはこうすべきだ、そういう御意見を是非、伺った部分の中で検討してまいりたいというふうに考えております。まずは観光施設から観光教育も含めた新しい、今、環境問題に適した施設、体制、それをとっていきたいんだということで御理解を願いたいと思います。以上です。
議員の質問 1番 淀谷融
わかりました。自分としては、やはりそこの拠点とするのはいいのかもしれないけど、僕は、拠点というのは別に貝の館でなくてもいいと思っているだけなんですよ。貝の館は貝の館で運営すべきだというふうな考えなんです。正直言って。それで、あとは地球温暖化という部分で、そこの係ができるので、その中で十分検討されながらやっていっていただきたいというふうに思います。答弁はよろしいです。ありがとうございました。