蘭越町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日
中学校・小学校の大規模改修について
2021年9月15日、蘭越町議会の一般質問で、栁谷要議員が「中学校・小学校の大規模改修について」質問し、町長 金秀行、教育長 小林俊也が答弁しました。
- 質問者
- 栁谷要 議員
- 答弁者
- 町長 金秀行、教育長 小林俊也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 栁谷要
私からは1点だけ質問させていただきます。中学校・小学校の大規模改修について伺います。先の議員協議会で、中学校を中心とする校舎の長寿命化計画に取組む旨の発言がありました。次の諸点について伺います。1、小中学校3校、各々の校舎の耐久力について、現状把握をどう捉えているかお知らせ願います。2、各校の改修計画をどのように構想しているかお知らせください。3、これを機会に一貫校の声がありますが、教育委員会での議論はありましたでしょうか。4、財源と期間の全体像をどのように考えておりますか。この4点について、順次、お答えをいただければありがたいと思います。
答弁 町長 金秀行
これについては、教育長のほうから答弁させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
答弁 教育長 小林俊也(教育長は2024年12月まで)
栁谷議員の中学校・小学校の大規模改修についての御質問にお答えいたします。1点目の各校舎の耐久力につきましては、長寿命化計画の劣化状況調査により、蘭越小学校は築年数が40年経過し、細かい部分の劣化はありますが、全体的に耐久度は高く、当面は大きな改修を要せず、昆布小学校は、築42年経過、校舎外壁の劣化が進行しており、10年以内を目途に、長寿命化の改修が必要となり、また、蘭越中学校は、築年数が45年経過し、校舎の外壁・教室内などへの劣化が著しく進行しているため、現在も応急措置を施しておりますが、早急な長寿命化改修が必要であると考えております。2点目の各校の改修計画の構想についてですが、現在、早急な対応を要する蘭越中学校の改修では、現在100名程度の生徒数であり、今後も同数で推移することを考えますと、空き教室の有効活用、維持管理費用の削減も踏まえながら、防災拠点としての役割や脱炭素化が図られるよう、持続可能な教育環境への整備に向け、改修方針を検討中であります。また、蘭越小学校、昆布小学校につきましては、基本的には長寿命化計画により、大規模な改修を進めていくことといたしますが、予防改修を実施することにより、将来の老朽化に備えることも重要でありますので、計画的に緊急性の高いものは随時改修し、対応してまいります。3点目の一貫校の議論についてですが、小中一貫校のメリット・デメリットについてはそれぞれあるところですが、本町では、中学校から小学校への英語の乗入れ授業や総合的な学習の連携など、一貫教育のメリットを補完するかたちで小中の融和を図りながら、各学校それぞれの特色を活かし、学校運営しておりますので、教育委員会では改修に当たっての議論には至っておりません。しかしながら、今後の学習環境など、様々な状況の変化により検討の必要性もあり得ますので、先進校の情報収集等に努めてまいります。4点目の財源と期間の全体像ですが、北海道教育庁に出向き、財源やスケジュール等について助言と指導を受けております。早急な改修を要する中学校の改修の財源については、学校施設環境改善交付金3分の1と過疎債を活用できると伺っております。また、整備内容に応じ、防災や環境関連予算等の活用についても検討してまいります。改修期間については、例年、交付金の申請が、5月中に行われますので、現在の予定ではありますが、中学校の改修を例にしますと、今年度中には改修方針を学校等関係機関へ説明し、必要に応じ基本設計などを行い、令和4年度には実施設計、令和5年度以降に改修となりますが、授業への影響もありますので、改修規模により複数年にするなど、慎重な期間設定が必要と考えております。いずれにいたしましても、学校施設は、児童生徒の学習・生活の場でありますので、安全を守り、安心で豊かな教育環境を確保するよう努めてまいりますので、御理解を願います。
議員の再質問 9番 栁谷要
それで順次、再質問に入らせていただきます。まず、中学校が一番傷み激しいということでございます。子どもの数が中学校建設当初から見ると、約3分の1になっていると、併せて改修に当たっては、緊急避難、災害対応も含めて空き教室を有効活用したりするようにして、有効に対処したいということでございます。蘭越中学校が既に45年経っているというのは、総務文教常任委員会でお邪魔した時に、外壁が落ちたり、教室の内壁が落ちたりしているのを見させていただいて、事の緊急性を実感したところであります。なお、3階の天窓の上のモルタルの剥がれ落ちたものについては、早速ですね、改修の手が施されているというふうに認識しておりまして、対応の早さに敬服をいたしております。それで、順次予定どおりと、それで令和4年の、中学校につきましては令和4年の設計、そして5年の実施設計という、着手は5年になるか、冬休みも含めまして5年になるか、6年になるかと、まさに風雲急を告げる、そういうことでございますね。私は協議会で、町長は公共施設の基金も活用したいということで申しておりましたので、今のところ、交付金そのほか過疎債につきましてもですね、借りればいいというものでもありませんので、自主財源を中心にやっていくものというふうにして考えております。しかし、緊急に防災も含めてですね、改修が計画されているということで、あとは予算の問題であるかなと、予算の厳しさも含めてですね、交付金と過疎債プラス自主財源によってやっていくということでございます。それから、今、45億の何々とする基金を抱えているわけですけども、使いだしたらすぐ無くなるというのが、これは私の考えなんですが、実は、小泉改革で合併の嵐が吹き荒れた時に、平成6年から、平成16年から5年間に及んで20億の交付金を、交付金でなくて基金を取り崩して財源債権、住民サービスの確保に充てると。平成21年には、実は600万円にはならなかった、600万円まで減らすという計画があったですね。それまでにはなりませんでした。年度途中で取り崩したものについては、可能な限り節約をした上で補充していくと、私は貴重な先人が残してくれた財産を無くしないためにも、維持していくための体力の温存というのは、そういうきめの細かい財政運営が、やはり功を奏するんだなと、今、基金残高を見るとそういうふうに思っております。それをまず第一に心掛けていただければ大変ありがたいと。お金の問題は、これは交付金があるので、自己負担を、自己資金を有効活用しながらなんとか継続して子どもに不自由がないようにしていくこともよく分かるんですが、問題は③でございます。実は、一貫校の議論というのが、かつて亡くなられた中島溢󠄀子さんも議会で質問しておりました。報道では一貫校というと真新しさだけが追い求められるということがあるんですが、実は子どもの成長過程に合わせてきめの細かな、なぜ義務教育が小学校と中学校になっているかという、私事ですが、60数年前に小学校6年間のうち1年生と2年生の時は一貫校というものではありませんでしたが、当時の御成小学校は中学校が並置されておりまして、三和小学校もそうだと思うんですが、並置校でした。中学生は小学校の1年生から、2年生から見ると、思春期真っただ中の、実は帽子にポマードを塗りたくってですね、太いズボンを履いて外股で歩く大先輩が学校に来たり闊歩すると。時には喧嘩もやっているという時代でございましたので、この違う人種がですね、一つの学校に暮らすというのは、玄関は別でしたけど、はたして、岩内はどうやっているのだろうかなっていうね、そういう思いがある。非常に試みとしては勇気のいる試みではないかと、親はどう考えているのか、子ども達はアンケートにどんな答えを寄せてくれるのか、町の100年の体系の中でどうなのか、やっぱり慎重にこれは議論していく必要があるのではないかと。選択を誤らないように、町長の舵取りをお願いしたいと。これがもう一つの質問でございます。早期に工事やっていただきたいのと同時に、子どもの安全を十分に図っていただきたいということで、要点だけ、とりあえず、さわりの部分をお聞きしたいと思って提出をいたしましたので、よろしくお願いしたいと思います。議長(冨樫順悦)金町長。
答弁 町長 金秀行
栁谷議員の御質問にお答えします。教育長のほうからも答弁させていただきましたけども、今、一番改修が急がれるのが蘭越中学校、議員の御承知のとおり、築45年ということで劣化が非常に激しい、大規模改修が必要だというふうな部分で、私どもも、先般、全員協議会の中で蘭越中学校の危険度というものもお話させていただいて、早急な改修計画をしていきたいというふうにお話をしたところでございます。私も中を見た時に、かなりですね、危険というのがありました。それで教育委員会もそういう部分の中で、先ほど言った交付金、起債、そういうものも含めながら、どういう中学校が望ましいのかっていうことをですね、今、検討をしているところなんです。例えば、今、非常に、改修だけ、修繕、危ないだけのところを中心として直していいのか、やはりこれから蘭越中学校、生徒が快適に学習をする、そういう環境も合わせて、きちっと考えた中で改修工事をするべきではないかということも、私、先般ですね、教育長といろいろお話をしたところです。今、国の中では再エネ、省エネも含めたですね、いろんな補助事業ございます。それと、近年、非常に今年なんかは特にそうですが、これだけ温暖化に伴って高温というふうになった時に、生徒の学習の環境と、そういうものも、今のままで本当にいいのかどうか、そういうことも蘭越中学校をせっかく大規模改修するんであれば、そういうことももしかしたら財源がその分かさむかもしれないんですが、そういうことも含めて私は検討をしたほうがいいのではないかなというふうに考えております。そういう中で、先ほど教育長から答弁申したとおり、今年なんとか基本設計でいろんな生徒も少なくなっておりますから、空き教室もあります。そういうものをどうすべきか、もしかしたら減築にすべきなのか、それとも違う部分で使っていくのか、そういうものを基本設計を立てながら、そして来年度に実施設計をしていくと。そこの中で環境整備も含めてですね、より良い交付金も今年から見つけていく、そういうような大規模改修の方向性にしていってはどうかというふうに現時点では考えているところでございます。それと、小中一貫校の考え方です。非常に、近隣町村でも小中一貫校を行っている部分がございます。蘭越町としてもですね、非常に、子ども達がいろんな部分の中で連携をとりながら成長をしていくということが必要だなということで、教育委員会でもかなり今、英語に関しては中学校とか、それと高校の生徒が小学校に乗入れして英語を一緒に教えているとかね、高校の先生が中学校に行って教えているとか、そういう連携はそれぞれとれているんですね。私はそういうものがいろんな小中においても、今後ですね、先生方がこうすべきだ、いろんな話し合いしながらですね、そういうことが、身になって行っていけばですね、全て小中一貫校にしなくても、やれるところから連携をとれていく方法は可能ではないかなというふうに思っております。議員がおっしゃった一貫校に関しては、父兄の声とか、いろんな方々の声、それと一貫校にするためにはそれだけの施設も必要なんですね。ですから、そういうことも含めながらですね、十分、教育委員会のほうでも検討しているという部分でございますので、御理解を願いたいなというふうに思っております。財源的な部分、何かそういう部分の補足については、教育長のほうからいたしたいと思います。
答弁 教育長 小林俊也(教育長は2024年12月まで)
財源的な補足、特にこれというのはないんですけども、一番早いスケジュールの中でのこのような、先ほど答弁したスケジュールになっております。そういう中での交付金というのが該当になるのであれば、やはりそちらほうをちょっと利用していきたいというふうに思っているのと、来年度の文科省の交付金の、今、要望を、まだ要望時点なんですけども、それを見ますと、やはり脱炭素化、あとは防災関係のセットで、今、要望しているという現状もありますので、そちらのほうもですね、見据えながら、ちょっと固めていきたいなというふうには思っております。あと、一貫教育の関係なんですけども、蘭越町のほうですね、小学校2校、中学校1校ということで、どういう取り組みをしているかというと、教育課程交流会というのもちょっとセッティング、設置して、いろいろいわゆる、よく言われる中1ギャップの解消等を解消するためにいろいろ取組を行っております。教育課程交流会なんですけども、どういうふうな人が集まるかというと、町内3校の教頭先生、あとは教務主任、あとはですね、高校もちょっと関連が出てくるということで、高校の教頭先生もメンバーのほうに入っています。何をするかといくとですね、その連携して学習規律なり、授業改善、こちらをマネージメントを作成してですね、できるだけ学校が変わっても違う勉強体系にならないように、全教諭で、全職員、教職員ですね、職員で共有していこうという取組をやっているということで、それで中1ギャップ等の解消を図っていきたいということで、年何回か集まってですね、学校行事の日程も重ならないような調整もその場でやるんですけども、そういう生徒、子ども達のですね、教育に関していろいろ不便のないよう教育をしているということで、御理解いただきたいなというふうに思います。
議員の再々質問 9番 栁谷要
再々質問、最後したいと思います。町長からはですね、学習環境を大事にしたいんだと、例えば、この温暖化の中で地中熱を取り入れたクーラーですね、子ども達に提供できないかと、これほど左様にデジタル化だけではなくてですね、そういうやっぱり単に器の問題に終わらせない、やっぱり先を読んだ発送というのは、私は診療所の地中熱の取入れの暖房冷房の設備というのは、やっぱり古平町の役場の庁舎もそう聞いておりますが、診療所ではやっぱり蘭越町は管内に冠たるものになると、決断に敬意を表したいというふうに思っていますね。本当に良い施設です。この子ども達の学習環境を良くしたいというのは、夏休みと冬休みがあって、実は、ランニングコストについては、それほど常時開設をしている診療所などとは、私は違うのではないかなと、設備費はかかるかも分かりませんけれども、ランニングコストとしてはそうでもないんだというふうに思っております。公共施設では一般的な施設で配慮と言いますか、地中熱を取り入れて、重要なやっぱり選択肢ではないかというふうに思っております。それから、乗入れ授業そのほかでもって一貫校としての議論をですね、補完してきたいということでございます。私は器だけの問題として一貫校を取りざたするというのは、保護者や子ども達が置き去りになる可能性があると、これが一番大事ではないかというですね。教育はやはり子どもと保護者、行政も管理上の責任はありますけども、推進するのはやはり子ども達と保護者であると、地域もそうだというふうに思っております。一貫校は何かにつけて反対するわけではありませんが、もし取り入れるんであれば、相当慎重な対応が必要であろうというふうに、こう思って、そこは指摘しておきたいと思います。最後になりますが、財源の問題は、当初の質問で申し上げましたので、途中で国の予算配分の姿勢が変わったりしても縦横に対応できるようにですね、やはり情報の収集が非常に大事でないかというふうに思っておりますが、もう一言、町長からいただければと思います
答弁 町長 金秀行
栁谷議員の御質問にお答えします。私答弁させていただきました、生徒が快適に学習をできる環境というのはですね、なかなかその改修の悪いところだけをしてしまえば簡単なことなんですが、将来に向けた蘭越中学校の学習環境というものを行うという中では、先ほど、議員がおっしゃったですね、そのクーラーの関係が再生可能、再エネの事業の中でですね、可能なのか、そういうのも含めて、実は内部でも今、検討しているところなんです。新しく建てるというふうになったら、いろんな地中熱とか、ものを活用した、その中での施設ができるんですが、今、既存にあるその暖房、そういう施設をですね、活用しながらいかに再エネ、省エネの部分の設備を持って来れるか、これはなかなか全部ができる部分ではないんですが、なるべくですね、私はそういうものも取り入れた中で環境を整えた学校にしたいなというふうに考えております。それと、一貫校については、私もですね、今、早急に進めるというような考え方ではございません。小、中、高、含めて、今、非常に連携とって良い環境にありますから、そこの中で先ほど言った父兄も含めながらですね、こういう乗入れをしながら、連携をして授業をやっていると、そこからまたさらに進んだ部分の中でというのは、今後ね、あれば十分議論をしていきたいんですが、今、連携してやれる英語とかいろんなことをやっています。それを重点にしながらですね、私は今、進めるべきかなというふうに考えております。最後に、基金なんですが、非常に私も財源というものは非常に事業を進める上の中では、考えて行わなければならないというふうに考えております。実は、今回、これから、このあと提案させていただきますが、今回、交付税のそういう部分も含めて基金に、朝の提案説明の時にはお話させていただきましたが、基金に積み立てる、その補正予算も提案をしてですね、何かやはり過疎債になるといっても、過疎債の枠がありますから、全てその部分の中にもっていける部分もありませんので、そういう中で基金も活用し、交付金も活用して有利な起債の活用をすると、そういう財源計画というか、そういう十分立てて進めてまいりたいなというふうに考えております。御理解を願いたいと思います。
議員の再々質問 9番 栁谷要
終わります。