みんなの議会

蘭越町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日

薬用植物を軸とした地域活性化の取組について

2021年3月12日、蘭越町議会の一般質問で、向山博議員が「薬用植物を軸とした地域活性化の取組について」質問し、町長 金秀行、農林水産課長 西河修久が答弁しました。

質問者
向山博 議員
答弁者
町長 金秀行、農林水産課長 西河修久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 向山博

私からは1点、薬用植物を軸とした地域活性化の取組についてご質問させていただきます。執行方針13ページでは、薬用植物を通じた地域活性化の取組を推進するとあり、令和3年度予算の概要41ページに研修農場の一部を活用し、薬用植物栽培を軸とした農業振興と地域活性化を目指すとともに、この取組の事業目標では、薬用植物の試験栽培により、栽培管理を生産者へ普及するとありますが、来年度以降の本格栽培に向け、生産者の発掘や栽培管理等普及のさせ方と、今後のスケジュールをお聞かせください。よろしくお願いします。

答弁 町長 金秀行

向山議員の、町政執行方針13ページの薬用植物を軸とした地域活性化の取組についてのご質問にお答えします。本町では、令和元年から研修農場で夕張ツムラの試験栽培に取り組み、令和2年3月からは京都大学、シミックホールディングス株式会社との産学官連携による取組を行っており、その取組状況につきましては、昨年12月の蘭越町議会定例会で皆様に資料を提出させていただいたところでございます。なお、産学官連携事業で今年2月に予定しておりました、生産者をはじめ町民及び関係団体の皆さんに、薬用植物の理解を深めていただくための講演会については、新型コロナウイルスの影響により中止をさせていただいたところでございます。議員ご質問の、生産者の発掘や栽培管理等普及のさせ方と今後のスケジュールについてでございますが、栽培を普及させるためには、薬用植物の販売先の確保、さらには販売価格の算定など、生産者が栽培に取り組むための環境整備が求められております。現在、産学官連携事業において、ビジネスモデルの構築をシミックホールディングスが担っておりまして、薬用植物の活用に向け、販売先の開拓、コスト計算などの検討を進めているところで、これらを明確にしたうえで事業推進しなければならないと考えているところでございます。このようなことから、まずは試験栽培の取組と並行し、生産者に対し薬草栽培に関し理解を深めるための取組を産学官連携事業として進めたいと考えております。また、現在取り進めている産学官連携事業につきましては、将来は民間主導による取組への発展と雇用の場としての農福連携事業の取組となることを期待しているところでございまして、産学官連携事業と並行して民間による事業推進に向け協議を進めているところでございます。一方、夕張ツムラに関しましては、現在栽培している品種は、収量・品質等の試験栽培中の品種でございますが、出来に関しては良好との評価も夕張ツムラから受けております。今後、試験に目途がついた時点で、本町での作付けに関し、夕張ツムラにおいて生産者への説明について取り進めるよう、協議をしてまいりたいと存じます。いずれにしても、栽培試験棟を通じて、本町での適性や生産者の経営安定、所得向上を図る作物の一つとして、引き続き取り組みを推進してまいりたいと存じますので、御理解を願います。

議員の質問 6番 向山博

どうもありがとうございました。私、昨年の8月に経済建設常任委員会の所管事務調査で、オブザーバーとして参加させていただきまして、ちょうどこの薬用植物の試験栽培方法を勉強させていただきました。あとの調査報告書を見た限り、町の将来を見据えた有意義な取り組みと評価する一方で、現在は栽培、研究、ほ場管理を町職員で行っていることで、町職員への負担があるということで、心配されておりました。私も同様に思っております。皆さんご存じかと思いますけども、一部、薬用植物で使われております、高価な作物、羊蹄山麓で、特に、真狩さんだと思うんですけども、ブランドのゆり根がございます。私たちも裏の話では手間を売る商売というんですね。要するに、私も40数年前に家内の実家に帰った時に、そこでゆり根作っておりまして、一番嫌な作業でしたね。とにかくもう軍手を履いて、ゆり根に傷をつけないようにやるんですよ。とにかく手間で、手間で、ゆり根は蒔いてから球根になるまで3年かかるんですよね。3年かかって、それから畑に植えて、3年植え替えをして、花が咲くと栄養が取られるので、すぐに花を摘むんですよ。そういう手間もかかるので、本当に手間のかかる作業。多分昨年も現地で勉強させていただいた時に、そういう作物あったように思います。それで、なかなかやっぱり私としては、あれだけの作物を試験栽培というのはちょっとあり得ないなと思っていたんですけども、かなりやっぱり職員にも負担がかかっているようで、そのあたりは心配しているんですけども、今年もというか、令和3年度の予算、来週やりますけども、それをちょっと見ると、人件費がなんか増えているように思います。それで、来年度の作付状況が今年度と同じなのか、それとも、どこか違うのがあるのか、それと、先ほど、まだ試験栽培で価格的にはなんかちょっと難しいというお話が出ましたけども、実際に将来的には農家で分担して入るのか、第3セクターが入って大きくやるのか、そのあたりはまだお話聞けませんでしたけども、実際に、その来年度作付する分を、価格付けるとしたら、全体でどのくらいになるのか、それがもし分かれば、分からなければいいですけれども、それはやっぱり農家にする話としても、夢のある話なので、そういうのをちょっとお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 金秀行

向山議員のご質問にお答えします。数値的、面積分については、この後、担当課長のほうから、補足の部分で答弁させたいというふうに思っております。全体として、現在、京都大学、シミックホールディングスとが1つ、それと夕張ツムラ、この2つで薬用植物の研究を行っているということでございます。産学官の連携については、京都大学が品種登録をしている、シソという、シモアダチという品種でございますが、赤しそで柑橘系の風味だということで、非常にこのへんではない、京都大学が種を持って行っている部分なので、それをまず産学官の連携の中で普及させて、生産者の方々に作っていただく、そういうふうに取り組みたいというふうに考えております。また、もう一つは、連携を行っている人参でございます。これは議員、先ほどゆり根の例を出されましたけれども、非常に人参は手間がかかるものでございます。非常に栽培も難しい、その栽培の難しいのを京都大学の実験によってですね、ポット栽培によってその期間を短縮させる、そういう手法を今、連携で行っているところでございます。通常、4、5年かかるというものを2年くらいの部分の中で食用として、できるものにしたいということで、今、それを実験として行っております。そのものがある程度、将来性が見えているような部分が出てくればですね、それをずっと研究をやっているというかたちではなく、民間の方がそれを主体的に苗を作る、そういう作業を農福連携の部分の中で行っていただいて、そして、その苗を蘭越の生産者の方々に作っていただく、そういうシステムができないかということで、今、それも合わせた部分の中で検討をしております。それが答弁の中で申し上げましたビジネスモデルということでございまして、現在、シミックホールディングスの部分の中でも、いろんなシソであれば、それをどのような商品にしていくのか、そしてそれを買っていただいて、商品として作ってくれる、そういう会社、さらにそういうものも含めてですね、今、検討しているところでございます。一つの例は、新聞にもちょっと出していただいたチョコレートの中に入れて、シソの風味を出しながら作るとかですね、いろんな柑橘系な部分ですから、ふりかけとかそういうような部分にもできないのかとか、そういういろんな試験を通しながら、今、それを研究しているということでございますので、まだ、ちょっと、今年中にそれをすぐ生産者のほうにという部分には、難しい部分もございますが、一歩一歩ですね、ずっと研究という部分ではなく、繰り返しますが、あくまでもその研究から次の段階に、蘭越の生産者に作ってもらわないと、そして、生産者の方が所得を上げる、収入を上げる、そういうような段階になっていかないとならないのではないかなということで、今、そこも含めて協議をしているところでございます。それと合わせて、その苗を作るには、農福連携という、障がい者雇用、そういうのも含めて民間のほうで、今、協議をできないかということでも検討しておりますので、産学官の連携については、今年も含めてそのようにしたいと思っております。それと、先ほど、議員がおっしゃっていただいて、職員が非常に栽培管理について、令和2年度については行ってまいりました。なんとか、あそこの研修農場の、前は管理人という方がいらっしゃいましたので、その方に通常の業務を行ってもらおうということがあって、今回、募集してですね、来年度から期間限定ですが、そういう研修農場の施設の管理人という方を配置して、そして維持管理も含めてですね、行っていきたいというふうに考えております。ただし、いろんな作業をしていく部分の中では、それぞれ管理人1人ではできませんので、いろんな方の協力というものも必要となってきます。あわせて夕張ツムラの部分については、非常に薬草自体はいい出来だと言われてますので、それをいかに生産者のほうにつなげていけるか、それも今年あわせてですね、試験栽培しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。もう少し具体的な部分については、担当課長のほうから答弁いたします。

答弁 農林水産課長 西河修久(農林水産課長は2022年3月まで)

ご質問の来年度の作付について、お答えいたします。まず、産学官連携事業でございますが、ただいま町長からお話ありましたとおり、高麗人参とシソの栽培を行っておりまして、現在ですね、研修農場のハウスの中で栽培しておりますが、来年度も同様で、ハウスの中での栽培ということで、数量等もほとんど変わらないかたちで進めていきたいと思っております。また、栽培管理に当たりましてはですね、京都大学の伊藤準教授から適宜指導を受けておりまして、その指導のもと、職員、管理をさせていただいているところでございまして、新たなポット栽培ということも、取り組みも行っているところでございます。もう一つ、夕張ツムラでございますが、昨年度は6反作付けしております。2つの品種で6反でございます。それを昨年の秋に収穫いたしまして、またすぐにですね、次の品種、同じく6反作付けしておりまして、越冬いたしまして、今年の秋に収穫予定となっております。この栽培管理につきましても、夕張ツムラの職員が適宜、蘭越町に訪れておりますし、また、こちらからも不明な点等を常に連絡をとって適切な管理に努めているところでございまして、今年度はですね、管理人も置かれるという状況でございますので、改めてですね、適切な管理に努めていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。

議員の質問 6番 向山博

ありがとうございました。まだ試験段階ということで、私も承知いたしました。それで、最後に1つ。先ほど、コロナのワクチンのところで診療所の話も出ましたけれども、職員の負担だけなんとかさせないように、本当に注意してやっていただきたいと思います。それも併せて一言。終わります。

答弁 町長 金秀行

お答えします。非常に職員のことを心配していただいた発言で、私も感謝するところでございます。一応、町のほうで新たな作物を取り組むという部分の中で、やはり生産者の方につなげる、そこをやりがいをもってですね、職員に頑張っていただいている状況でございます。昨年は一部ですね、除草という部分の中で苦労した部分もございました。民間の方の力も借りながら、さらには、職員の協力を得てですね、除草を行ったという部分がありまして、そういう部分も含めて、今年度は管理人を置いて、毎日そういう部分の中で適正な現場を見ていただきながら、そして、職員が協力体制に入る、民間の力も借りながら薬草栽培に取り組む、そういうような部分を、今年は昨年の反省を含めてですね、少しはそういう管理、維持管理の体制を変えていきたいというふうに考えております。そして、繰り返しになりますが、さらにもう一歩段階、そこをいけるような、そういう今、検討をしておりますので、できれば、その段階に目途が立つようなそういうようなものをですね、また、ある程度、方向性が考えられましたら、議会の皆さんにもお話をさせていただいて、次の取組に進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。

出典:蘭越町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる