蘭越町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日
前年度繰越金の使途について
2020年9月16日、蘭越町議会の一般質問で、難波修二議員が「前年度繰越金の使途について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。
- 質問者
- 難波修二 議員
- 答弁者
- 町長 金秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 難波修二
2点、お伺いいたします。まず1点目ですけど、前年度繰越金の使途について。令和元年度決算では、剰余金の実質収支額が約3億2,700万円と14なりました。過去4年間も毎年3億円を超える繰越金を出しており、国庫補助金の活用や有利な起債の発行など適切な財政運営に努めていることに敬意を表します。現在の前年度繰越金の額は5,161万円となっておりますが、地方財政法の規定による積立金と併せて、本年度はコロナ対策をはじめ新規事業も多くありますので、それらへの対応も含めて使途についてのお考えをお聞かせください。
答弁 町長 金秀行
難波議員の、前年度繰越金の使途についての御質問にお答えいたします。本町における前年度繰越金の使途についての考え方ですが、決算剰余金は、地方財政法第7条で、剰余金の2分の1以上を積み立てるか、地方債の繰り上げ償還の財源に充て、将来における財政運営の健全性を確保しなければならないという規定があり、この定めを念頭におきながら、人事院勧告による人件費に伴うもの、除雪費の見通し、施設補修、災害等、緊急対応を要する財政需要の財源として、例年の補正額を参考としながら一定額を留保し、それ以外については普通地方交付税の状況も踏まえながら、目的をもって基金への積立てを行っているところでございます。今年度においては、今後の補正等の調整財源として約8,500万円程度を留保することとし、他方、基金につきましては、将来における財政運営に対応できるようにするために、一定程度の保有はしていくべきものと考えておりますので、当初予算において、約3億円の基金を取り崩していることから、まずは、1億5,000万円を積み立てすべく、今回の補正予算に計上させていただいております。また、議員、御指摘のとおり、本年度はコロナ対策に係る多くの事業を実施しているところですが、今後は、国へ提出した実施計画及び上限額を基本としながら、必要性の高い事業へ交付金を活用してまいりますが、状況の変化等により、計画上に掲載していないもの、又、交付金のみでは不足する事業がある場合には、一般財源を充当し事業を推進していかなければならないと考えております。いずれにいたしましても、繰越金につきましては、前年度の歳出における不用額及び歳入の過不足の合計となりますので、当初から計ることはできない非常に不安定な財源でありますので、年度ごとの金額により15使途の検討が必要となるものと考えております。その中で、事業の前倒しをする場合もあり得ますが、基本的には、今後も必要な事業については、第6次総合計画及び個別施設計画等、各計画に沿いながら、当初予算で基金の活用も含めしっかりと財源確保を行い、着実に事業を推進してまいりますので御理解願いたいと思います。
議員の質問 6番 難波修二
この質問を作ってからですね、今回の、後ほど出る補正予算の議案を頂きまして、それを見てまた感じるんですけど、今の答弁にありましたように、今回の補正予算では財政調整基金に1億5,000万積むと、こういうことでございます。で、それはどれを充てたかということはわからないんですけど、普通交付税が1億2,600万追加になってます。ですからほぼほぼ、それが充てられたのかなというふうにちょっと感じちゃうんですけど、一方で、前年度繰越金は決算で3億2,000万ほど、実際にあるんですけど、今年度の前年度繰越金の当初予算は、現在の予算は約5,100万です。それが、今回の補正では減額されて3,700万になってます。つまり、3億2,000万が実際にはあるんですけれども、現在の予算では3,700万でしか計上されてないと。つまり、この差引きの2億9,000万円ぐらいは内部留保金だとこういうふうに読み取ることができると思います。この2億9,000万をどのように使われていくのかということは今の答弁にありましたけど、ぜひあの、それをどういうふうに活用していくかということについては、ぜひ今年度の中で御検討されて、さらに積み増しをするのか、あるいは繰越金、ごめんなさい、繰上償還をする等、さまざまな使い道があると思いますし、一方で、先ほどの行政報告にもありましたけど、単年度災害が出る等ですね、これから想定できないようなさまざまな予算のための財源を留保すると、そういう考え方は大事だと思うんですけど、いかんせん2億9,000万という大変大きな留保がありますので、ぜひそういうことについてはできるだけ予算の中に計上して費消していくと、そういうこと必要でないかと感じているところでございますけれど、改めて御答弁いただけければと思います。
答弁 町長 金秀行
難波議員の再質問にお答えを申し上げます。議員、ただ今質問されたとおりですね、令和元年度の繰越金が約3億4,414万3,000円ということで、あと、繰越明許の充当を引いても、今、留保額が2億7,585万、そして今、議員からおっしゃった、普通交付税で1億2,400万ほどですね、今、今年の算定の中で、あるということで、留保額が現在で、基金を、今回補正をする前の額としては約3億9,000万、4億ほどあります。で、そこの中で1億5,000万円を公共施設で今回基金に充当させていただいた、それと、今年度、実は国の事業の中で、過疎対策事業債がですね、例年約95%くらいの充当率になるんですが、今年の一次配分の中で、約75%くらいの充当しかなりませんでした。これは何かというと、実は総務省のほうで光ファイバーの整備を、補正予算で当初予算50億から500億という、10倍ほどつけたんですね。で、その裏財源を過疎債に充当してもいいというふうになりました。そういう分があるものですから、実は過疎の市町村で光ファイバー、蘭越は今100%なってますが、100となってない所は今回の事業が最後というふうに言われてるものですから、その事業にかなり応募して、過疎債にも手をあげているということで、実は蘭越町の充当率を引いたときに金額として約2億円ほど、実は今、財源不足となっている状況です。で、この2億円をどうするかということで、私もいろんな各方面に要請をして、二次補正分の中で何とか対応していただきたいという形の中では要請をしておりますが、仮にこの部分を、ある程度使わなかった場合ですね、一般単独とはそういう起債もありますけれど、その財源もまず留保しておかなかったらならないのかなというのが、財政当局とも今、相談をしているところでございます。ですから、1億5,000万を積んだら約2億5,000万くらいがあるんですが、その分から2億円をなんとか、どういうふうになるかわかりません、一生懸命いろんな所で声を上げて、二次補正に上げてもらうという形で行っておりますけど、最悪ならなかった場合はその財源もある程度確保していかなかったらならない、それと今回、当初予算で載せてなかったんですが、各事業で田下沢川というのが、そういう事業やるのが起債がついたんですね。これが約3,900万くらい単費でやるのを、起債がついたんで、その分の中で約、先ほど答弁で申し上げました8,500万くらいの留保の部分の中で今後進めたいという考え方で答弁をさせていただいた経過にあります。大きな要因は今、過疎債がどういうふうになるか、これによってかなり変わってくると考えております。17今後、過疎債が二次の中である程度充当されるという形になれば、その部分の中で財源が浮いてきますので、その分は今、今後ですね、将来に向けていろんな事業を進めなければならないというふうに考えております。直近では昆布地区に今、子育て支援住宅の建築と、そういうものもあと一棟分行いたいなというふうに考えておりますし、今年度今、造成している中学校横のさくら団地、この建設事業も定住促進のためには進めていかなかったらならない、更には個別の管理施設計画で、この役場の庁舎35年が経って、電源とかそういう部分もかなり改修をしなければならないというふうにも言われております。それと、その隣の山村開発センター、これももう42年が経過してるという分もあって、その年次的にそれは計画を改修も含めて行なっていかなかったらならないかなということも考えて、今年度、過疎債の部分2億円をうまくいけばさらに基金に、公共施設なりそういう分に積んで、次年度に向けて事業化を計る、そういうような計画も含めて現在検討しているという状況でございますので、御理解を願いたいと思います。以上でございます。
議員の質問 6番 難波修二
ただ今の答弁でほぼ理解できました。その過疎債の充当率が極端に下がるということは初めて聞きましたので、それは非常に大変な事だなと思います。全国の市町村が当初予想の財政運営計画として想定していた充当率が20%下がるというのは大変な事だと思います。そういうふうにおそらくならないだろうと思いますけど、ぜひ国に強く要望してですね、二次のカバーができるように、そういう働きかけをぜひしっかりやって欲しいなというふうに思います。そういうことを踏まえて、それが実現されれば、新たな基金の使途について検討していきたいという、そういう答弁で理解できました。様々な今、懸案として抱えている、いわゆる建設事業等については、今、町長からお話あったとおりで、ぜひ昆布の子育て支援住宅あるいはさくら団地、それから庁舎や山開センターの改築と言いますかね、そういうことについてはぜひ進めて欲しいと思うんですけど、同時に、私はこういう事を再質問でしようと思っていたんですけど、ぜひ繰越金の使途としてですね、産業振興や観光開発など新たな展開が期待できる分野への投資をですね、ぜひやって欲しいなとそういうふうに、さまざまな所管事務の調査等に参加させていただいて、そういう、まあ機運が高まっている分野もたくさんあり18ますので、そういうところにぜひ投資をしていく、あるいは体制整備をしていくと、そういうことについても十分活路を見出せるような配慮を、繰越金の使途について想定をして進めて欲しいというところが、実は私の質問の意図でございます。そういうことも念頭に置いていただきながら、今後の繰越金の使途についてさらに検討をしていただきたいというふうに思いますので、改めて御質問いたします。
答弁 町長 金秀行
難波議員の再質問にお答えいたします。議員、今、御質問あったとおりですね、今の状況としては、その過疎債の状況によってどういうふうに財政運営をしていくかということでございますが、議員からおっしゃっていただいた産業振興、観光振興、この部分については私も大事であると、重要であるというふうに認識をしているところでございます。これから次年度の予算等も含めて検討していきますが、まずいろんな各団体も含めて意見を聞いて、そして町の中で何が今望まれて、いろんなソフトも含めて推進を図っていくかということも職員共々、十分検討をしながら、この件については私も前向きに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。