みんなの議会

蘭越町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月12日

もみ殻バイオマス利活用について

2020年3月12日、蘭越町議会の一般質問で、赤石勝子議員が「もみ殻バイオマス利活用について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。

質問者
赤石勝子 議員
答弁者
町長 金秀行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 赤石勝子

2点目は、もみ殻バイオマス利活用について、お伺いいたします。もみ殻を利用して、蘭越町地域新エネルギービジョン50と併せて実現性を重視して策定した導入計画に基づき実証実験を行ったところですが、その結果についてと、今後引き続き推進する予定との事ですが、今後の取組についてお伺いいたします。

答弁 町長 金秀行

赤石議員のもみ殻バイオマス利活用についての御質問にお答えします。昨年の第4回定例会で、永井議員から一般質問があり、これまでの経緯等について御説明しておりますので簡潔に申し上げますが、今年度の実証事業につきましては、もみ殻燃料を活用して、トマトの冬季栽培を育苗施設の温室ハウスで行いました。その業務はコンサル会社に委託して実施をしたところでございます。まず、もみ殻燃料の製造については、町内の事業者からもみ殻26トンを搬入いただき、蘭越勤労者企業組合に作業委託して燃料を製造いたしました。製造した燃料の一部を、町内の薪ストーブ利用家庭において燃焼していただいたところ、気になる匂い等の発生もなく、薪と同等の燃焼効果があることがわかり、さらに、燃焼後の灰の成分を分析した結果、有害物質は測定されず、融雪剤としても活用が可能でありましたが、それ以外の用途がないか、農業改良普及センター等に照会しているところでございます。一方、トマトの栽培については、10月8日からトマト苗900本を定植し、肥培管理は、コンサル会社からJAトマト組合長等に委託し実施しております。生育は、日照不足と急激な地温の低下により生育不良が生じ、想定していた850キロ程度の収量に対して約70キロの収量となり、想定収量を大きく下回る結果となっております。また、もみ殻ボイラーによるハウスへの熱供給状況については、もみ殻ボイラーと灯油ボイラーの併用によりハウス内の温度は一定に保たれているものの、外気温の低下等によりまして、灯油ボイラーの稼働率が高く、もみ殻燃料に対し灯油の依存割合が大きい結果となっております。次に、来年度の実証事業についてでございますが、引き続き、現在、北海道産業経済局へ補助申請を行っておりまして、もみ殻燃料の製造と販売、燃料製造機の詰まり解消のための石抜き機の導入、固形する前のもみ殻粉砕物を野菜苗培養土等での活用、燃焼灰を融雪剤等に活用すること等を予定しております。特に、冬季ブランド農産物の実証栽培については、トマトでは、ミニと中玉に絞りまして、もみ殻ボイラーを改良して熱効率を向上して灯油使用量の削減に努めたいと考えております。また、定植時期を早めたり、51温水供給等で地温を維持したいと考えております。さらに、定植本数を減らし、温室ハウス内のビニールを更新して日照を確保するなどして、経費の削減と生産量の増加を目指したいと考えております。さらに、トマトのほか、リーフレタスやハーブ等の葉物野菜の栽培や冬季農産物収穫体験ツアーの開催など、観光と結びついた取組を計画しております。併せて、もみ殻燃料用の簡易で安価なボイラーを新たに導入して、一般農家の既存ビニールハウスでの葉物野菜等の栽培を計画しております。また、町内におけるキープレイヤーの発掘や事業母体の組織編成等についてはプロジェクト推進協議会等で検討し、事業を自立・継続して進めることができる組織母体を構築していきたいと考えております。これまで活用が少なく廃棄物として処理していたもみ殻を燃料や融雪剤などに活用し、安全なニセコブランド農産物として供給体制が図られるよう、次につなげる実証事業として取り進めてまいりたいと考えておりますので、御理解願います。

議員の質問 7番 赤石勝子

もみ殻を利用した燃料なんですけど、私も見てきたんですけど、素晴らしい商品になっておりました。そして、今日夕方に火をつけたら次の夕方まで燃えてるということで、温かくてすごくいいけど、これ一般家庭にも、実験というか試みもしたようですので、そういうのでも活用していければいいなって考えております。また今回、トマトだった、実験がね、トマトでしたけど、町長が今言われるように、葉物にもまた挑戦したいということですので、何をするにしても町でやる、何年か前にこのもみ殻のやってる所、どこだったか行って見学してきてやった事業ですよね。これ、農業者がやるよって言って手をあげてくれれば一番いいと思うんですけど、なんでも町に町に、って町にばっかりあれしないで、農業者が手をあげてきてやってくれると良いんでないかと感じるんですけど、農業者の呼びかけとかそういうことはしてるんでしょうか。もう一度お願いします。

答弁 町長 金秀行

赤石議員の御質問にお答えしたいと思います。議員、御指摘のとおりですね、このせっかく、もみ殻をこれまでは廃棄物として使っていた、そういうものを活用してですね、燃料にして活用できるということをずっと考えておりまして、議員先ほど御質問、御指摘あったとおり、道外さらには道内、そういう分にも研修に行って、今の実証実験を行おうということで今年1年目です。これについては経済産業省の補助事業を使って100%の事業として、今、機械等さらに52委託した部分についても行ってると。当初、ニセコブランドとしてなんとかトマトを今、安心安全なニセコブランドということでホテル等に出荷したいということでトマトを始めたんですが、なかなか新しいことを冬場にやるというのはうまくいかない分があって、日照時間、温度、そういう分の中で収量が非常に少なくなったと。ボイラーの圧縮したものについては非常に熱効率があって、一般の家庭でもこれはストーブ使う部分の中では活用できるということも今の実験の中ではわかっていたので、これから原料の分をある一定程度作ればですね、そういうような供給もまずできるかなということを一つ考えております。それとこの実証事業をやるには、協議会を設立しておりまして、生産者の方々も実は一緒に入ってやってくれております。それで今ボイラー自体がかなり高額な部分がありますので、今年度、令和2年度、これはもっと簡易な、普通の薪ストーブに似たような、それくらいのストーブの中で焚いて、既存にあるハウス、生産者の所にあるハウスに円筒を長く伸ばして、そして外に出してその熱を活用して、トマト、葉物、そういうものができないかということを令和2年度にぜひ行っていきたいということで協議会、生産者も入った部分の中で今、検討しているところでございます。そのようなことから、何とか私も、これは国の交付金の事業の中でできますから、いろんな部分の中で整備も含めてやれるんですが、せっかく行ったものを、これを引き継いで生産者の方がやっていただいて、冬期間の収入を得られる、そういう部分にですね、ぜひつなげていきたいなと考えているところでございますので、議員がおっしゃったとおり、なんとか安価で使いやすくて、その中でできやすい、まあ葉物というのは結構有効だというふうに聞いてます。それと今回トマトを3件ほど、比羅夫の業者のほうに使わせてもらって、使ってもらいました。そこの中では非常に野菜らしい、トマトの味がしてとっても良かった、更にはカクテルとしてそのトマトを使ってもらったんですが、道外のものより品質がいいと、更にスープカレーの中で焼きトマトとしても使ったんですね、そしたら非常に甘くて良かったと、いい部分も評価を頂いていますので、ニセコブランドとそういう部分の中でトマト、そして葉物、そういうものを農業者が少しずつでもやっていける、そういうような体制になるよう、令和2年度、国の補助金が、今申請しておりますが、つき次第進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。

議員の質問 7番 赤石勝子

今、町長の御答弁でよくわかりましたけど、やっ53ぱりこういう初めての試みですからね、軌道に乗るまではけっこう苦労もあると思うんですよね。だけどぜひ、蘭越でなければできないというような、こういうものをしていってほしいし、やった1年か2年で、これだめだから次のことを考える、これはやめる、廃止するっていうことなく、どこの町からも蘭越はすごいなーと言われるようなものを作っていけたらなと思います。もみ殻は、蘭越町は米の町ですから豊富ですからあれですけど、農業者の皆さんも、皆協力して、町にばかり任せるんでなく、皆で協力してこの事業を成功させたいと思うんですけど、その辺、町長、一言。

答弁 町長 金秀行

御質問にお答えします。議員おっしゃるとおりですね、新しいものやるにはリスクとか失敗とか伴う部分もあるんですが、なんとか今年やった部分の中で冬期間、本当に寒い時にトマトを作るっていうのはそう簡単なものではないというのがまず一つわかったんですね。ですから、トマトの時期の終わりからひと月くらいとか、そういう部分はまだ日照も十分あるし、加温する部分の中で相当な、まだトマトは採れるというようなことも、今回の実験によってわかってきましたので、時期の関係、更にその作る物についても生産者の方がやってもらうような、やれるような、そういうものをしなきゃならないと思っています。ですから今年、2年目に関しては生産者の方も入ってますが、もっとPRして生産者の方も見ていただいて、こういう中で自分たちもなんとか取り組めるんじゃないかというような部分の中で行っていければなと思っております。私としても、せっかく国の事業を導入して新しいものに挑戦させていただいておりますので、これが長続きするようなそういう施策として、事業としてやっていければ、非常に農業の町としてこれからも推進できるかというふうに考えておりますので御理解願いたいと思います。

議員の質問 7番 赤石勝子

町長の考えは十分わかりました。今後も負けずに、このもみ殻に関しては一般家庭でも燃料ができるような話もありましたので、そういうのにも活用していけるような方法で取ってもらいたいと思います。農業者の皆さんが手をあげて、うちでもやってみたい、やってみたいという農業者がたくさん出ることを希望して終わります。

出典:蘭越町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月12日 議事録 PDF(49ページ) 間違いを知らせる