蘭越町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月17日
蘭越高等学校の募集活動について
2019年6月17日、蘭越町議会の一般質問で、難波修二議員が「蘭越高等学校の募集活動について」質問し、教育長 首藤一幸、町長 金秀行が答弁しました。
- 質問者
- 難波修二 議員
- 答弁者
- 教育長 首藤一幸、町長 金秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 難波
1点、質問をさせていただきます。ただいまの町長の行政報告の中でもありましたけど、蘭越高校を地域とともに考える会に私も出席をしておりまして、その中で若干、考えておりました事を今回の質問として出させていただきました。先に訂正させていただきます。質問要旨の4行目「在籍者2年連続して」とありますけど「在籍者が」、「が」が入ります。それから、その2行下ですけど「仮に本年度」、となっておりますけど、「来年度」の間違いですので、御訂正をお願いします。それでは、蘭越高等学校の募集活動について、蘭越高等学校の本年度の入学者は町や学校関係者の努力にもかかわらず、残念ながら様々な要因のため、6人となりました。北海道教育委員会の「これからの高校づくりに関する指針」では、第一学年の在籍者が2年連続して1 0人未満となった場合は、再編整備が進められると周知をしております。仮に来年度の入学者が1 0人を下回った場合、再来年度は募集停止となりますので、今年度の募集活動は大変重要な意味を持ちます。来年度1 0人の入学者を確保するためには後がない状態です。そこで、現在の状況と来年度に向けた新たな募集活動の進め方などについて、教育委員会及び町長のお考えをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 首藤一幸(教育長は2020年12月まで)
難波議員の「蘭越高等学校の募集活動について」の御質問にお答えいたします。議員御指摘のとおり、平成30年3月に北海道教育委員会が策定した「これからの高校づくりに関する指針」では、蘭越高校は一学年の在籍者が20人を下回る再編整備が緩和され、地域の特例的な取扱いが認められる地域連携特例校となり、再編整備が留保されました。しかし、2年連続して10人未満となった場合は、次の年は再編整備、募集停止の対象になるとされ、平成31年度の蘭越高校の入学者が6人にとどまったことから、来年度も入学者が10人未満となった場合は、次の年は募集停止になってしまいます。議員御質問の現在の状況ですが、6月4日、蘭高校長、蘭中校長、愛星学園施設長、教育委員会で入学者確保のための打合せを行いました。蘭越中学校からは、卒業者が41名の予定であり、進路調査によると、現在蘭越高校を1次希望している生徒が6名、2次希望が5人とのことでありました。愛星学園に対しては、10名の入学者を確保するため、蘭越高校へ進学できる中学生の入所をお願いしたところであります。また町長は、6月1日に愛星学園と合併した余市福祉会を5月9日に訪問、6月7日には町長と私が北海道児童相談所を訪問、6月11日には蘭高校長と私が黒松内つくし園を訪問し、蘭越高校の状況を説明するとともに、養護施設への生徒の入所や、蘭越高校への入学をお願いしてきたところであります。一方、北海道教育委員会では、蘭越高校入学者確保を町や高校と一緒に考えていきたいと、3月15日、4月3日に職員が来庁し、打合せを行いました。その際、蘭越高校の先生を中心に「危機感をもって入学者確保を考える検討会」が提案され、5月20日、高校が主催して、道教委職員と蘭越高校の先生、町内小中学校の先生やPTA、商工会関係、役場教育委員会職員など22名による検討委員会が開催され、入学者確保のため対策の議論が行われ、今後の取組が提議されております。2点目の御質問の、新たな募集活動の進め方ですが、6月6日に開催された、「蘭越高校を地域とともに考える会」総会においては、現在の厳しい状況を共有しながら、従来の募集活動や助成に加え、中学校で盛んなソフトテニス部を希望する生徒が高校でも取り組めるよう、中学校と高校、町スポーツ団体が連携した活動の支援、国際交流事業やALTを活用した英語教育の充実などの取組を報告しております。さらに、中学校の生徒数が減少していく中で、町内だけでは入学者確保が難しい状況や、近年は京極中学校、共和中学校、ニセコ中学校からの入学者もおりますことから、今後は倶知安やニセコ方面、さらには通学が困難な生徒等も含めて、下宿の助成を活用した募集活動を展開することにしております。いずれにしましても、蘭越高校の厳しい現状について「蘭越高校を地域とともに考える会」の会報などで、広く町民の皆さんに周知し、蘭越高校の必要性を理解していただきながら、存続活動を全町的な取り組みにしていかなければならないと考えております。町民の皆様の御協力をいただきながら、町と教育委員会、高校関係機関が一体となって、来年度の入学者の確保に向けて全力をあげてまいりますので、御理解をお願いいたします。
議員の質問 6番 難波修二
すいません。今、教育長からお話ありました。蘭越高等学校の間口対策と言いますか、存続活動というのは非常に長い歴史があります。一間口はだめだというような、そういう時代もありまして、間口をどうするかという問題にも数十年にわたってずっと取り組んできていた、そういう歴史がありますけど、やはり道教委の考え方に基づいて、どう対応していくかということになるんですけど、やはり根本的な問題として、道立の蘭越高等学校をどういう学校にしていくかというところについては、やはり町としてできる限界というのがやっぱりあるというふうに、それは私も理解しております。そういうようなことから、例えば何かの教育に特化した教育校にするべきとか、あるいは学科転換をしてという、そういう様々な考えもこれまでもずっとありましたけども、それはなかなかハードルが高くて、限界があったということで、今日に至っているという、そういうことだというふうに私は理解をしております。そんな中で、中学校の生徒数が非常に減少しているということ、あるいは中学生の進路志望の多様化ということで、学区外に出ていくという子供が近年、非常に多くなっていると。まあ、自分の将来のためにこういう教育を受けたいとか、あるいは自分の特技、スポーツを生かしてこういう進路をしたいということで、学区外に出ていくという子供が非常に多くなっているということもあります。また一番大きいんですけど、近隣の高等学校への進学が非常に容易になってるというようなことから、そちらの方に行くということのも多くなっているのかなということで、特にここ数年でそういう傾向が顕著で、入学者が大きく減っていると、こういう状況があるというふうに思います。その事は、先日の「考える会」の総会でもいろいろと議論をしたところですけど、そういう厳しい状況下ですけど、今、教育長から答弁あったように、町長、教育長、それから学校関係者が非常に努力をしているなということは理解をしておりますし、敬意を表したいなと思っております。しかしながら、来年度の入学者、じゃあどうするかということで、町長、教育長からもありましたけど、まずは来年中に確保出来なければ、再来年から募集停止になりますよということは指針でも明確になっているわけですから、来年がもう、絶対10人確保ということで、今年度最後の相当な取組みをしていくべきだというふうに私は思っておりまして、そういう中から答弁にもありましたけど、例えば町外から蘭越高校に入りたいという子供たちのための手立てをきちっと支援してあげる、寄宿舎を用意するというところはもう不可能ですので、やっぱり下宿してもいいですよという所を探すとか、あるいはそういう入学者に対する支援をきちっと充実させていくと、そういうことをぜひやってほしいなというふうに思っております。もう1点は、過去にもありましたし、今もあると思うんですけど、蘭越高校の2名3名ですけれど、海外のショートステイの研修事業があります。それがあるから蘭越高校に入ったという方も存じ上げておりますけども、そういうその魅力ある制度をぜひ作っていくということをお考えいただきたいなと思っております。それは来年10名確保のためという抜本的なことにはなりませんけど、そういう魅力ある大胆な政策を打ち出してですね、新たな魅力ある支援制度を検討して、それを早めに、大々的にPRしてですね、近隣町村等への周知をしていくということをぜひやっていただきたいと私は考えてるんですけど、ぜひそのことをもう少し具体的に考えていきたいという、そういうお考えをお聞きしたいと思いますので、教育長からよろしくお願いいたします。またそういう事業というのは予算措置を伴いますので、それをどうこれから作っていくかということにつきましては、最後に町長の方から御答弁いただければというふうに思っております。様々なこれまでの長い歴史の活動の中から、蘭越高校が来年10人に満たなくて残念ながら募集停止になりましたということを、ただ手をこまねいているのではなくて、今年出来る限りの最大限の対応をしてほしいという思いから、こういう質問をさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 首藤一幸(教育長は2020年12月まで)
今、難波議員の再質問でございますけども、蘭越高校の入学者が減少している要因は、やはり生徒数の減少が非常に大きいということと、それと近隣の高校への入学が容易になったということで、倶知安高校への入学者が近年定員割れしているということで、非常に入学しやすくなった、また一つには、養護施設では近年、国や道からの指導の中で、できるだけ高校になった段階で、親元から通ってほしいという指導も強くありまして、やはり養護施設では高校に入る進学の段階で本人が親元と話をしまして、できるだけ親元から通っていただきたいという指導している中で、大幅に親元に帰る高校生が増えたということで、蘭越などの普通高校に入る子供たちが急激に減少しております。また、蘭越は非常に部活動も盛んでありまして、そのような形で、部活動などでさらに自分の能力、技術を生かしたいということで進んでいる高校生もいまして、非常に管外への高校の進学が多くなっております。そのような中で、町外への支援、生徒数が少なくなっておりますので、町外からの募集ということも非常にやっていただいておりますけど、最近では蘭越高校では、スキーヤー、スキー部等に力を入れまして、その指導を受けたいということで他町村から来ている子供もおります。そのための下宿をしている子供もおりますので、下宿している子供に対しての下宿代の支援、まだ下宿を可能だというふうにも下宿先には聞いておりますので、そのようなかたちで募集活動を徹底したいというふうに考えております。このあとの、さらに大々的な政策等については、町長から答弁お願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
答弁 町長 金秀行
難波議員の質問にお答えいたしたいと思います。教育長からも先ほど答弁申し上げましたけど、非常に蘭越高校、歴史があるという部分の中でですね、これまでいろんな部分で支援等を含めて推移してきた経過にあります。そして今、蘭越町に住んでる子供たちが自分の将来を親と子供が決めて、そしてその中で進んでいく、そういうような部分を私も尊重しながら、なんとか蘭越高校の存続に向けて、効果的ないろんな手段とかですね、事がないかということで、これまで教育長含め教育委員会と、そして関係機関と検討してきた経過にございます。そのような中、難波議員から、来年度10名を切ったら完全に募集停止になるということで、政策的に何かもう少し効果的な政策がないかというような御質問でございますので、それについて答弁をさせていただきたいと思います。確かに、来年10名切るということになったら、募集停止ということで、それは事実でございます。ですから、今年度の募集活動というのは大変重要というふうに考えております。これについては職員ともども、非常に危機感を持って対応していかなければならないと考えているところでございます。大胆な政策を講じなければ生徒の確保は難しい状況でございます。そのような中で、これまでも多くの支援策を続けてまいりましたが、なかなか、入学者が減少してる、そういう状況を振り返ると、どのような支援策が効果的であるのかというのは大変難しいことだと考えているところであります。先ほど教育長からも答弁いたしましたが、来年度の入学者確保に向けて基本的な募集活動、その事について申し上げますと、蘭越中学校からの第1希望者はまず6名、そして第2希望者が5名いるということでございますので、その希望者の生徒の方々に、蘭越中学校の先生と情報を共有しながら、なんとか蘭越高校の方に入ってもらうような、そういう政策をまず考えていきたいというふうに考えております。それと、2点目としては、蘭越高校にスキーとテニスの指導力の高い教員が今年も配置をされております。そのようなことから、スキー部とソフトテニス部のPRを町内外の募集活動を行ってまいりたい、それに伴う町内への下宿の助成、それもやっていただいておりますので、その点についてもきちっとPRをしていきたいというふうに考えております。さらには、3点目として、蘭越高校に入学できる生徒を、愛星学園、つくし園と、児童擁護施設にですね、私ども教育長を含めて再度またお願いに行って、入所をさせるという、そういう要請に努めてまいりたいと考えております。この3つの募集方針を柱として、まず来年度、なんとか10名を確保するという形で取り組んでいきたいと思います。ただ、この抽象的な活動というふうになると、非常に、募集停止という差し迫った状況で、打開策としては非常にインパクトに欠けるんではないかというようなこともですね、内部で検討をしておりますので、その思い切った政策、そういうものがないかとこれまでも詰めてきた状況でございます。今、一つの例を申し上げますと、今、町の中での考え方ということで御理解を願いたいと思いますが、現在、先ほど難波議員からお話があったとおり、蘭越高等学校の国際交流派遣事業、これを数名分のニュージーランドへの短期留学費用を、補助をしております。その事業を見直しをかけて、近年、急速に進むニセコエリアの国際化へ対応したグローバルな人材育成を、その分を掲げて、2年後の修学旅行生、ですから現在の中学校3年生の旅行先を海外とする、そして全ての生徒を対象に、修学旅行プラス上積み分を町で補助して、修学旅行を海外のほうに行かせる、国際感覚を身につける、そういうような政策を取ってはどうかというようなことで、内部のほうで今検討しているところでございます。また、これは緊急的な支援でございますので、その後の募集活動の行き詰まりというものも懸念されるので、長期的な対策としては、現在町の方で進めている、英語教育の充実というものも重要であると考えております。高校において、英語力を飛躍的に伸ばすためには、その下地というのが重要でございますので、なんとか幼保小中高が連携して、英語授業の総合交流など、そういう交流を進めていって、児童生徒の底上げを進めていきたいということも重要であるというふうに考えております。このように内部では、なんとかそういう緊急的な部分も含めて対策を講じているところでございます。来年が10名切ると募集停止ということで、正念場でございますので、議会の皆さん等も含めて、いろいろ御提案ございましたら、また御意見を聞いて、募集活動に進めてまいりたいと、そういうふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。以上でございます。
議員の質問 6番 難波修二
最後に、様々な検討をされているということで理解をいたしました。これから先ですね、町民の間で、子供たちも含めて、保護者の皆さんも含めてですけど、蘭越高校が再来年募集停止になるんだってね、という、そういう誤った理解と言いますかね、学校がなくなるんだってというようなことが広まるということが非常に懸念されております。その事によって、それであればやめたわ、という子供たちが増えてくるということを大変危惧しておりますので、そうではないよ、ということを含めてですね、是非こういう、今、町長から答弁いただいたような、そういう前向きな努力をこれからしていくよということをぜひアピールしてほしいなと、そういうふうに思います。暗く考えてしまうと、今の中学生の在校数を見ると、大変だねということは誰もが知っていることだと思うんですけど、そういう中にあってもやっぱり蘭越高校へ行きたいという子供たちをどう増やしていくかということをぜひ努力をしていただきたいというふうに思います。答弁いりませんけど、ぜひ今のお話いただいたようなことを前向きに、そしてできるだけ早急に形にして、皆さんにお知らせするということに努めていただきたいなと、そういうふうに思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
答弁 町長 金秀行
答弁いらないということでございましたが、今、議員仰ってるとおり、私も、今の現状がこうだということと、それを町民の方に理解をしていただきながら、町として町民と共々ですね、蘭越高校の存続に向けて協力体制を取っていきたい、そういうことをぜひ現状を含めて、町民の皆さんには早期に周知をかける必要性があるということで、その事についても、先般の「蘭越高校を地域とともに考える会」も開きながら、非常に考えているところでございますので、いろんな部分の考え方があると思いますので、まずは町民に周知して、そのなかで近隣町村含めて海外研修、下宿、そういうことも含めて、蘭越高校の募集を大々的に行っていきたいという風に考えておりますので、御理解願いたいと思います。以上でございます。