大空町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月17日
全国学力テスト結果の課題と今後の対応について
2024年12月17日、大空町議会の一般質問で、大泉知功議員が「全国学力テスト結果の課題と今後の対応について」質問し、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 大泉知功 議員
- 答弁者
- 教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 大泉知功
はい、1番。令和6年第4回大空町議会定例会一般質問通告内容に従い、一般質問させていただきます。質問内容は、大項目1、全国学力テスト結果の課題と今後の対応についてでございます。(1)大空町の児童・生徒に係る全国学力テスト結果について、小学6年生及び中学3年生を対象として、4月に実施された今年度の全国学力学習状況調査、全国学力テストの大空町の児童・生徒の状況とその分析結果について、10月25日に町教育委員会のホームページに公表されました。また、北海道内14管内の平均正答率について、11月6日に道教育委員会のホームページに公表されました。これらを踏まえ、今年度の本町の結果について、どのように受け止めているのか伺います。(2)タブレット端末を活用した授業についてでございます。小・中学校の児童・生徒全員にタブレット端末が貸与され、自分たちが学んだ時代と比べて、授業の進め方が大きく変わったのではないかと思いますが、反面、文章の読解力が弱くなり、漢字がなかなか書けなくなっている子が増加しているとの報道も目にしています。また、今回の学力テストにおいて、思考や判断、表現力を問う問題や記述式の問題で、課題があるとオホーツク教育局も分析されていますが、このことについて、本町ではどのような対応や対応策を講じられているか伺います。(3)といたしまして、規則正しい生活リズムの指導について、ということでお聞きします。子供たちが健やかに成長していくためには適切な運動、バランスのとれた食事、十分な睡眠が大切と言われています。コロナ禍の長い自粛6期間や、スマートフォン普及の影響等により、各家庭においても、生活習慣に変化が見られるようです。規則正しい生活リズムを身につけることが、児童・生徒の学習成果にもつながっていくと聞いていますが、本町ではどのような対応や対応策を講じられているか伺います。以上3点です。
答弁 教育長
大泉議員の一般質問に対してご答弁申し上げます。全国学力学習状況調査は、文部科学省が全国の小学6年生と中学3年生を対象として、平成19年度から開始しており、令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により調査中止となりましたが、今年度まで実施されているものです。この調査の目的は大きく3点あります。1点目は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全校的な児童・生徒の学力や学習状況を把握、分析するとともに、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ること。2点目は、学校における児童・生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てること。3点目として、これらの取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立することとされております。今年度は4月18日に町内両地区小中学校4校において、小学校の児童48人、中学校の生徒53人を対象に実施しました。調査の内容につきましては、大きく二つに分かれております。一つは、教科に関する調査として、小学校は国語・算数、中学校は国語・数学のそれぞれ2教科で実施しており、指摘、知識、技能に関する問題と活用に関する問題について、一般的に問う調査が行われました。もう一つは、質問紙調査として、児童・生徒の学習意欲学習方法、学習環境及び生活面に関する調査が行われました。本町の今年度の結果につきましては、小学校は国語が全道平均より高く、算数は全道平均並みでした。中学校は国語が全道平均並みで、数学はほぼ全道平均と同様でした。教科領域別に状況を見ますと、小学校の国語は、全ての領域で全国、全道平均を上回り、特に話すこと、聞くことや読むこと、言葉の特徴や使い方に関する事項では全国、全道平均を大きく上回る結果となりました。算数は変化の関係で、全国、全道平均を下回りましたが、そのほかの領域ではおおむね全道平均並みかそれ以上の結果となりました。また、中学校では国語の情報の扱い方に関する事項で、全国、全道平均を下回りましたが、そのほかの領域では、全道平均並みかそれ以上の結果となりました。数学は図形で全国、全道平均を下回りましたが、そのほかの領域では、全道並みかそれ以上の結果となりました。国語の情報の扱い方に関する事項と数学の図形は、管内平均も下回り、今年度の結果の課題と言えます。教育委員会としましては、毎年度の調査対象の児童・生徒が同じではないことや、教科問題が変更となることから、一概に比較は出来ないものの、昨年度7の調査結果と比較しますと、小・中学校ともに各教科の正答率が上昇し、全国平均とほぼ同水準になるなど、一定の学習成果が得られた結果と分析しており、過去10年間の経年変化を見ても小・中学校各教科とも学力は向上傾向にあると考えているところであります。次に、質問紙調査の本町の結果につきましては、自宅において自分で計画を立てて勉強する割合は、全道平均と比較して小学生はマイナス11.6ポイント、中学生はマイナス7.9ポイントと、ともに全道平均を下回っております。また、家庭学習を1日1時間以上勉強する割合は、本町の小学生・中学生ともに全道平均を下回っている反面、ゲームやメディアの視聴等を1日3時間以上する割合は、全道平均を上回っているという結果が出ているところです。教育委員会としましては、毎年、全国学力学習状況調査の結果が出ましたら、小・中学校から結果の分析や今後の改善プランの作成を指示し、報告を受けることとしております。その報告を受けまして、教育委員会に配置している指導主事から各学校に対し、改善プランの実施に向け積極的に取組を指示しているところであります。授業改善といった、学校による教育実践の積み重ねや教職員の研修、補助教員の配置など、きめ細やかな指導のための大空町独自の教育支援策を推進しているところですが、北海道教育委員会が全道の調査結果を踏まえて示された教育改革の方向性と実践事例も参考にしながら適宜改善等を図ってまいりたいと考えているところであります。続きまして、2項目のタブレット端末を活用した授業についてですが、国のGIGAスクール構想を踏まえ、大空町においては補助金等を活用しながら令和3年度に町内の小・中・高等学校の児童・生徒全員にタブレット端末を導入配置し、授業その他、日常的に様々な場面でICT機器を活用しております。小学校においては、今回の質問紙調査で、友達と協力しながら学習を進めたと回答した児童の割合は全道・全国平均を上回りました。具体的な例として、授業中に調べたものを各自で検索して自分なりの答えを見つけ出し、自分の回答を端末に入力し、クラス内でその回答を共有確認することにより、人前での発言が苦手な児童も端末を通じた発表ができるようになっております。また、中学校においては、ICT機器を授業でほぼ毎日活用したことにより、数学の勉強が好きと回答した生徒の割合が全道・全国平均を上回りました。さらに、小・中学校とも各家庭での自主学習において、学習ソフトによる宿題や自分自身の学習の進捗状況等に合わせた予習復習が可能となるなど、タブレット端末は大変有効に活用されているものと考えております。文章の読解力が弱くなったり、漢字がなかなか書けなくなったりする子供が増加しているとの報道やオホーツク教育局による管内の分析結果として、思考や判断、表現力を問う問題や記述式問題で課題があるとされていることにつきましては、私どもも承知しております。本町の今年度の結果につきましては、中学校の数学はオホーツク教育局の分析どおりの傾向が見られたものの、小学校の国語・算数の結果は、正答率が高く日常的に自分の考えをノートにまとめたりする 書く活動を重視し、ノートづくりを継続的に実施してきた成果が結果に結びついたのではないかと考えております。8また、始業時間前の朝の読書タイム、保護者ボランティアの方々による本の読み聞かせ活動、移動図書館車による定期的な本の貸出し及び図書館司書の学校派遣による図書室の活用など、読書活動の推進が成果として現れて来ているものと考えております。漢字の読み書きにつきましては、板書またはICT機器の両方を活用しながら、漢字の書き順やつくり、読み方など定着を図るべく授業を行っております。最後に、3項目の規則正しい生活リズム指導についてですが、小学6年生、中学3年生を対象とした全国学力学習調査並びに小学5年生、中学2年生を対象にした全国体力運動能力運動習慣調査の結果を踏まえ、子供たち一人一人の確かな学力と体力の定着を目指した大空町学力体力向上プランを策定し、各学校と家庭が連携協働した取組を推進しております。保護者の皆さんへご家庭でお願いしたいこととして、家庭での学習習慣を身につけるため、親子で学ぶ機会をつくる。早寝早起き朝朝ごはんの規則正しい生活習慣の定着に努める。テレビを見たりゲームをしたりする時間やインターネットの使い方などのルールを決めるなど11項目を掲げ、教育委員会といたしましても積極的な啓発活動に努めているところであります。以上、1回目のご答弁とさせていただきます。
質問 大泉知功
はい、1番。今年度の全国学力学習状況調査の結果やタブレット端末を活用した授業の内容、それと、規則正しい生活リズムの指導についてということで、お話ご答弁を詳しくいただきました。本町の小・中学校4校を対象とした今年度の全国学力テストの結果については、全道平均並みかそれ以上の成績であったということと思いますが、個々の児童・生徒のふだんの頑張りと、学校での地道な取組、現場の先生方の指導等が成果として現れているのではないかと思います。関係者の方々に敬意を表したいと思います。再質問として2点お聞きしたいと思います。各家庭での学習時間や習い事の時間について、教育委員会として把握されているのかどうかということと、本町の平均正答率より学力が下回っている児童生徒に対して、どのような対応をされているのかということを再度質問させていただきます。
答弁 教育長
再質問に対してご答弁申し上げます。1点目の習字、そろばん、ピアノなどのいわゆる一般的な習い事につきましては調査項目としてなく、各学校においても特段児童・生徒への調査等は行っておりませんので、教育委員会としても把握は出来ておりませんが、各家庭での学習時間につきましては、月曜日から金曜日までの平日に学習塾や家庭教師の先生、インターネットを利用して学習する時間を含め、学校の授業時間以外に1日当たりどのぐらいの時間勉強しているのかという調査項目があり、小学校では2時間以上と答えた児童が10.2%、中学校では同じく21.98%というような結果となっております。また、2点目のいわゆる成績下位層の児童・生徒への対応につきましては、授業において個に応じた指導を行っておりますし、学校ごとに工夫をしながら家庭学習を定着させるための取組も行っているところです。とりわけ貸与しているタブレット端末にインストールしている学習ドリルソフトは、学校のみならず、各家庭でも個々の力に応じて取り組むことが出来、学力定着に有効に活用されているものと考えております。教育委員会といたしましては、これらの学校での取組のほか、家庭学習の質を高め、また、子供たちの学習、生活改善が図られ、小・中学校で切れ目のない一貫した指導がなされるよう推進していきたいと考えておりますので、ご理解等を賜りますよう、よろしくお願いいたします。以上、再質問に対するご答弁とさせていただきます。
再質問 大泉知功
はい、1番。再質問に対するご答弁承知いたしました。教育長から小・中学校での切れ目のない一貫した指導を推進していきたいとのご答弁がございました。本町も来年4月から小中一貫教育を導入する予定となっていますので、大空に人・花・心を育むまち大空町となるよう、今後とも各学校、保護者、教育委員会が連携、協働した取組をお願いして、一般質問を終わらせていただきます。
答弁 教育長
令和7年の4月から導入を予定しております小中一貫教育は、小・中学校が目指す子供像を共有し、9年間を通じた教育課程を編成し、経常的な教育を目指すものであります。本町にはそれぞれの地区に小学校、中学校が1校ずつあり、また、認定こども園も両地区に。町立の高等学校も設置されておりますことから、両地区の小・中学校のみならず、大空町の特色を生かし認定こども園、小学校、中学校、高校へと学びをつなげるため、教育課程の編成や系統的な指導について、現在、小・中・高等学校や認定こども園の教職員で構成している大空町学校教育研究会で、具体的な検討を進めております。大空町の子供たちがこの町に生まれてよかった、この町で学んでよかった。保護者の皆さんがこの町で育ててよかったと思っていただけるよう、教育委員会として取り組んでまいりますので、今後ともご指導を賜りますようよろしくお願いいたします。
再質問 大泉知功
終わります。