大空町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日
(1)認定こども園の利用条件の緩和について/(2)大空高等学校交流拠点施設の今後の方向性について
2023年6月19日、大空町議会の一般質問で、川村淳議員が「認定こども園の利用条件の緩和について」「大空高等学校交流拠点施設の今後の方向性について」について質問し、町長、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 川村淳 議員
- 答弁者
- 町長、教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 川村淳
おはようございます。令和5年第2回定例会通告に従い一般質問をさせていただきます。私からは、2項目ございます。一つ目は、認定こども園の利用条件の緩和について、続いて二つ目として、大空高等学校交流拠点施設の今後の方向性について、ご質問をさせていただきます。まず、こども園利用に係る条件緩和につきまして、政府は少子化対策案として、親が就労しているかにかかわらず保育所を利用できる制度を創設する方向で調整に入ったと報道が去る3月23日になされております。内容としましては、これまで保育所を利用するに当たって、両親が一定の時間以上就労している。また、同居家族の介護をしているといった保育の必要性というものが認定される必要性がありましたが、これを緩和し、全ての子育て家庭が利用できる制度とするというものです。本町においては、以前より特に農家の世帯の冬季間の預け入れについて、農家さんの仕事がなくなると同時に預かりの保育がお願いできなくなるというようなことが生じておりまして、是非改善してほしいとの声が多く届いております。認定こども園における子育て支援策として、これからの条件等の緩和について、お考えをお伺いいたします。次に二つ目、保育所の雇用に関する課題についてでございます。世間では、保育士不足が大きな課題となっております。本町においても同様で、短期契約で臨時の雇用職員が多いのではないかと思いますが、入園要件等を緩和した場合、保育士不足の課題も同時に発生してくるものと考えております。全国的に保育士の方々の悩みとして、責任が重い、賃金が安い、休暇を取りにくい、人間関係に不安がある、体力に不安があるなど多く、いろんな事由が寄せられているのが実態です。他地域と同様に、本町も保育士の人材確保には苦労していると思いますが、町では保育士不足についてどの様に考えているのかをお伺いしたいと思います。続いて二つ目。大空高等学校交流拠点施設の今後の方向性についてご質問をさせていただきます。10(1)、大空高校の魅力と交流拠点施設の位置づけについて、高校魅力化とはその地域、学校でなければ学べない独自カリキュラム、公営塾の設置、教育寮を通じた人材育成の3本柱で成り立っております。多くの生徒が行きたい、保護者が通わせたい、魅力ある高校にするプロジェクトでございます。大空高校の交流拠点施設は、これらの魅力の3本柱の一つとなっており、魅力化を推進するに当たって、非常に大きな役割を担っている施設であると認識しておりますが、町として交流拠点施設についてどのようにとらえているのかお伺いいたします。(2)、令和6年度の入寮に係る生徒受け入れについてでございます。本年4月より供用が開始された交流拠点施設ですが、大空高校の開校から2年2カ月が経過し、現場の教職員を初め教育委員会の皆様、また、行政の取り組みによって既に定員に達するほどの成果を上げられており町民として誇らしく思っております。しかしながら、来年度、令和6年度の入学希望者の募集説明会が今月から始まっております。また8月にはオープンキャンパスも予定されているところでございますが、現在の3年生の入寮生は男女合わせて8名、9名ですが、この生徒たちが卒業後に交流拠点施設に入寮できる1年生は、現在も定員に達していることから必然と9名となると思われます。令和5年度入寮生が18名、さらに来年度からは受け入れる町外枠の募集定員を昨年度までの30%から50%に拡大する中で、今年度の実績から考えても、町外からの入学希望者が増えることが少なからず予想されており、新しい交流拠点施設では対応できないのではないのではないかと考えているところでございます。昨年度のふれあいトーク、東藻琴地区ですけども、そういった心配される町民の声に対し、町としては旧東藻琴高校寮の活用を予定しているという回答をされておりましたが、現時点での来年度に向けての対応についてお考えを伺います。以上です。
答弁 町長
川村議員の一般質問にお答えいたします。まず、認定こども園利用に係る利用条件の緩和についてであります。大空町の認定こども園の利用条件につきましては、国の定める基準に沿って保育の必要性の認定基準を定めており、基準に合致した保護者のお子さんが、認定こども園にて、2、満3歳以上の保育の必要性の認定を受けた就学前の子どもは2号認定。満3歳未満の保育の必要性の認定を受けた子どもにつきましては、3号認定の利用区分として保育を受けています。認定条件の一つとして、就労時間が1カ月当たり48時間以上という基準がありますので、農家の世帯においては、11月以降の農閑期になると利用できないことがあります。また、現在の認定こども園の利用状況につきましては、認定こども園めまんべつは空きがありません。認定こども園ひがしもことは、0歳児については1名受け入れてきますが、1歳以上のお子さんの受け入れはできない状況でございます。11令和5年3月までに本年度の希望者数に応じて保育教諭の配置を調整しましたが、ご利用を希望された方のうち、何人かはご希望に沿えず町外の保育所等を利用いただいているという現状です。そのような中、国の動きとしては、今月末にまとめる少子化対策のたたき台に、すべての子育て家庭が親の就労状況を問わず保育所を利用できる制度を創設すると表明いたしました。この制度は仮称こどもだれでも通園制度とされており、6月13日に公表したこども未来戦略方針案の段階では、現行の幼児教育、保育給付に加えて、月一定時間までの利用可能枠を設け、時間単位等で柔軟に利用できる新たな通園給付を創設すると明記されています。具体的な制度設計に当たっては、基盤整備を進めつつ、地域における提供体制の状況も見極めながら、本年度中にモデル事業を拡充し、2024年度からは本格実施を目指しているということですので、これにつきましては情報に注視して、大空町としての対応を検討していかなければならないと考えております。次に、保育士の雇用に関する課題についてであります。現在、大空町において、保育ニーズに応えるための保育教諭が十分に確保できていない状況にあります。令和5年度は、特別な支援を要するお子さんの数が多く、クラスごとに保育教諭を配置する際、例年より多く配置して、充分な保育が提供できるよう配慮しています。なお、これは、今年度の状況であり、来年度はまた変動することがあります。少子化の影響から園児数は年々減少傾向であるため、認定子ども園を運営する社会福祉協議会としても、職員、保育教諭を容易に増やせないというジレンマを抱えながら経営されているものと認識しています。現在、利用予定園児の人数から想定して保育教諭の採用を計画し、町と社会福祉協議会が協議して予算を計上しておりますが、採用募集を行っても必要とする人数の保育教諭を確保できていないため、園児の受け入れ人数を抑えなければならず、利用を希望する保護者のニーズに十分に答えられていないところであります。議員がご質問されたとおり、こどもだれでも通園制度創設に伴い、今以上に保育教諭の確保が難しくなっていくことも想定されます。大空町では、社会福祉協議会と連携協力して、来年度の保育教諭の採用に向けて、7月に北見市で開催されます、福祉職場説明会でのプレゼンテーションに参加する予定であります。社会福祉協議会と一緒になって求人活動を行っていくことに加え、新たな情報収集しつつ、引き続き人材の確保に努めてまいります。以上、1回目のご答弁とさせていただきます。
答弁 教育長
ただいま川村議員からご質問がありました大空高等学校交流施設寄宿舎の今後の方向性についてご答弁申し上げます。まず、1点目の大空高校の魅力と交流拠点施設の位置づけについてでございます。大空高等学校交流拠点施設では、公設塾の活動として、4月は開校日10日間12で232名の利用者、5月は活動日20日間で593名の利用者、6月は9日まで開校日7日間で205名の利用者がありました。また、4月から6月9日までの施設内の交流イベントは、22回実施しており、参加人数は449名となっております。主な交流活動として高校生インターンシップ報告会、Adobe動画編集講座、地域ごちゃまぜ交流会、さとのば大学発起人会信岡良亮氏ワークショップ、AO入試を突破する為に説明会、高校生カフェ、マーケティング講座などとなっております。大空高等学校交流拠点施設は、高校生が地域住民や地域社会のさまざまな人、物、事と出会い、交流するための施設として、高校を核とした地域振興の拠点となる施設と考えております。また施設は、生徒の寮としての側面もあわせ持っており、食事、寝床を用意する生活寮としてではなく、生活の中においてリーダーシップやコミュニケーション能力、協調性、異文化、理解力を育む教育寮として大空高校の魅力化の柱であることに間違いないと認識しております。続きまして2点目の、令和6年度の入寮かかる生徒の受け入れについてであります。交流拠点施設内の寮は定員40名となっておりますが、現時点での寮生の男子は1年生4名、2年生6名、3年生3名の計13名。女子は1年生14名、2年生6名、3年生5名の25名で、男女で計38名となっており全居室を使用しております。川村議員からのご質問のとおり、今年度の3年生が卒業後の寮生の女子だけで20名となっており、ここ3年間の大空高校の遠方からの入学者数を考慮したときに、現在の交流拠点施設では受け入れが十分にできないことも想定されます。現段階では、不足となる居室の確保として考えられる現実的な手法として、旧緑友寮の活用を考えておりますがコスト面や運用面を考慮した中で、ほかの方法も模索し、早い段階で方向性をお示ししたいと考えております。以上、私から1回目のご答弁とさせていただきます。
質問 川村淳
ありがとうございます。まず、認定子ども園の利用条件の緩和について再質問させていただきたいと思います。先ほどのご説明で、新たなこどもだれでも通園制度について、現段階では今の2号、3号の保育の必要性の認定基準緩和ではなく別枠ということでいいのか。また、その新たな利用枠を設けるとしても、いずれにしても保育士の確保が必要になると考えられます。しっかり情報を収集して国の動きに対して、町としても柔軟に対応できるよう準備をお願いしたいと思います。以上です。
答弁 町長
はい、川村議員からの再質問にお答えいたしたいと思います。先ほどの答弁でもふれさせていただきましたけども、現段階ではこどもだれでも通園制度は新たな枠で制度が創設されるという情報でございまして、先ほど申しました現在の2号認定、3号認定、そして、満3歳以上の学校教育のみの就学前の子どもである1号認定、そういった枠組みについては、これまでと同様継続されるものとそのように今のところ私どももそのような認識をしているところであります。新制度につきましては、引き続き必要な情報収集し、今後示される保育教諭の配置要件や、施設の設備要件などを踏まえて、令和6年度に策定予定であります。令和7年度から11年度までの5カ年の第3期子ども子育て支援事業計画において検討してまいりたいとその様に考えております。いずれといたしましても、保育教諭の確保につきましては、新たな制度内容踏まえながら、社会福祉協議会及び認定子ども園とも、十分に情報共有し連携して取り組んでまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
質問 川村淳
町長ご答弁ありがとうございます。今後、子どもが実際減っていく中ではございますけども、その受け入れの体制というのは、やはり子ども園2園ございます。子どもが減っていく中でもそういった外から受け入れるような体制も含めて考えていくという事は重要かなと思っておりますので、今後ともご尽力いただければと思います。質問は以上です。
答弁 町長
はい、ありがとうございます。町民の子どもだけではなく、外から大空町に働きにこられている方、そういった方々のお子様方もできることであれば、町の認定こども園で預けていただけるようにしていきたいところでありますけども、やはりそれには受け入れ体制、職員の確保というところは何にもまして1番重要なことになってくるかと思いますので、今後引き続き社会福祉協議会、そして認定こども園と連携を図りながら確保に努めてまいりたいと思います。
質問 川村淳
町長ありがとうございます。この件についてはこれで終わりにしたいと思います。続きまして、大空高校の交流拠点施設の今後の方向性について再質問をさせていただきます。先ほど教育長ご説明ありがとうございました。それで、僕が思う部分で、寮と14いうのは学年が横断的に生活することで、模範となる先輩との交流、対話を通じた人格教育も大切な要素となっていると思っております。全国各地のさまざまな背景や文化を持った個性豊かな生徒が大空高校に通学し、地域をテーマに探求する学習を通じ、地元の高校生や地域住民が今までの生活に無かった人材と出会い、学び合うことで、触発されて地域に新たな価値観を生むことに大きな期待を持っております。また、4月より供用が開始された交流拠点施設を最大限活用するために、さまざまな視点から今後の寮の進め方をご検討いただき、大空高校に行きたいと思われる魅力ある高校となるよう、また、先ほどもお話ししたとおり、8月25日にはオープンキャンパスもあります。これらの学校へも考慮した中で、早い段階で受け入れ体制の方向性を示していただくようお願いしたいと思います。
答弁 教育長
ただいまの川村議員からのご質問にお答えいたします。教育委員会といたしましても、全国各地のさまざまな背景や文化を持った個性豊かな生徒の多くが大空高校に通学することは、そして、地域をテーマにして探求する学習を通して地元の高校生や地域住民が今までの生活になかった人材と出会い、学び合うそしてその子どもたちが、地域に出ていくということは、地域の皆様にとっても新たな価値観を得ることは大きな期待を持っております。今後の寮の進め方につきましては、各方面からのご意見を参考とし、魅力ある大空高校となるよう取り組みを進めていきたいと思います。早い段階で皆様方へ提供したいと考えております。以上ご答弁といたします。
質問 川村淳
終わります。