大空町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日
アドベンチャートラベルについて
2023年6月19日、大空町議会の一般質問で、後藤忍議員が「アドベンチャートラベルについて」質問し、町長、産業課長が答弁しました。
- 質問者
- 後藤忍 議員
- 答弁者
- 町長、産業課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 後藤忍
令和5年第2回定例会通告に従いまして一般質問を行います。大項目1点目、質問事項はアドベンチャートラベルについてであります。本年9月に札幌コンベンションセンターをメイン会場としてアドベンチャートラベル・ワールトサミットが開催されます。アドベンチャートラベルとは一般的に活動や行動を意味するアクティビティー、自然、異文化体験の三つの要素のうち、二つ以上を組み合わせた旅行形態と定義されています。アドベンチャートラベルの世界市場規模は70兆円を超えると言われており、従来の旅行形態と比較して旅行者1人当たりの消費額や地域への経済波及効果が大きく、また、ウイズコロナ時代において需要拡大が期待できる観光分野として注目を集めています。北海道は世界自然遺産の知床を初めとした美しく雄大な自然や豊かな食、アイヌ文化や縄文遺跡群といった北海道独自の文化。サイクリングやカヌー、スキー25といった多様なアクティビティーを楽しめる環境が整っており、オホーツクの空の玄関口である女満別空港を抱える大空町においても、今後の観光、関係人口の増大が期待されるところであります。質問の1点目といたしまして、現在までの観光振興の状況と課題について伺います。2点目といたしまして、今後の観光施策の柱の一つとしてアドベンチャートラベルが位置づけられていると考えられますが、町としてはどのような認識及び考え方であるのか伺いたいと思います。以上2点、町長よりご答弁お願いしたいと思います。
答弁 町長
後藤議員の一般質問にお答えいたします。まずは、現在までの大空町における観光振興の状況と課題についてであります。本町の観光振興については第2次大空町総合計画、第2期総合戦略、大空町観光振興計画に基づき、四季を通じた体験型観光メニューや各種イベントなどを展開し、観光協会を初めとした関係団体と連携して情報発信も行っております。新型コロナウイルスが5類に引き下げられたことも相まって、今後、人の動きも活発化され、国内外からの観光客が戻ってまいります。しかしながら、女満別空港を有しながらも世界遺産知床や阿寒国立公園などへの通過地点としての位置づけが大空町は否めない、そんな状況になっております。昔から指摘を受けているとおり、いかに大空町に滞在、滞留していただくことができるかということが課題となっているところであります。次にアドベンチャートラベルに対する認識、考え方についてであります。アドベンチャートラベルとは、議員がおっしゃるとおりアクティビティー、自然、異文化体験のうち二つの要素を含んだ旅行形態と言われております。アドベンチャートラベルという名称から想定するとハードな冒険心をそそるようなそのようなアクティビティーがなければならないと思われがちでございますが、実際のところそうした要素がなくても成立します。アドベンチャーを辞書で調べてみますと、冒険以外に珍しい体験、予期せぬ出来事という意味があり、ここで言うアドベンチャートラベルでは、冒険以外の意味が重要とされているのではないかとそのように思います。北海道、特にオホーツク地域は雄大な自然だけではなく歴史、食文化、産業などさまざまな素材が豊富な地域であります。従来の観光は、その場所で観光客が来るのを待ち一つのアクティビティーを案内するスポット型観光でしたが、これからの新しい形として地域を横断し、自然や農村景観、食、温泉、宿泊そしてアクティビティーをトータルで感じてもらえる形態へと変化させていく必要があるものと考えております。本町はさきに述べた総合計画、総合戦略、観光振興計画に体験型観光事業者の誘致、人材育成を掲げており、新たなメニュー開発というよりは既存の素材を、この地に住んでいる私たちには日常のありふれた物としてとらえている素材、これらを観光資源として変えることができる人材の育成に力を注いでいく必要があ26るものとそのように思っております。北海道におけるアドベンチャートラベル政策を受け、単なるアウトドア事業者の誘致、ガイド育成から一歩進んでさまざまな素材を組み合わせコーディネートできる人材、コーディネートしたものをきちんと表現できる人材、そして地域の協力者が連携できる仕組みづくりを検討してまいりたいと考えております。以上、1回目のご答弁とさせていただきます。
質問 後藤忍
はい。7番。先ほど町長より現在までの観光振興の状況等課題について伺いました。そんな中において課題に対しましては、空港利用者の町内での滞在時間が短い通過型を、いかに町内に立ち寄らすかが大きな課題であるというお話と広域連携を行っていくということをお聞きしました。現在町としても、大空町体験型観光誘客促進事業実行委員会補助金といたしまして148万3,000円。また、オホーツク地域広域観光周遊促進事業負担金80万円。サイクルアドベンチャーオホーツク推進事業負担金といたしまして100万円と、広域連携その通過型のものをいかに立ち寄らせるかということを、町としても一生懸命行っていただいているということで、今後においても行っていってぜひ取り組んでいただきたいと思います。二つ目は、アドベンチャートラベルの位置づけの町の考え方について再質問させていただきたいと思います。まさに、このアドベンチャートラベルは、三つの要素のうち二つ以上を組み合わせた旅行形態と定義されていると先ほど私陳べさせていただきましたけれども、2024年開通予定の屈斜路カルデラ外輪山トレイルルート、まさにこれは当てはまるアドベンチャートラベルの中心として中心的な事業の役割として行われていくのではないのかなと思いますけども、このトレイルルートの内容を詳しく教えていただきたいと思います。
答弁 町長
ただいまご質問でありました弟子屈、阿寒、釧路への外輪山トレイルルート関係でございます。広域で取り組みを進めていくということでございます。なかなか観光振興というのは単独市、町では完結しない事がほとんどだなと思っ27ておりまして、申し上げました屈斜路湖の外輪山トレイルルート協議会、あるいは摩周、阿寒国立公園ロングトレイルルート協議会というのもございます。また、お話のありましたオホーツクサイクルアドベンチャー協会など広域の取り組みも進めていかなければならないと考えております。それぞれの協会は行政のみならず、観光協会や民間事業者なども参画しておりまして、圏域連携を進める中で本町の誘客を進めてまいりたいと、そのように考えているところであります。なお、屈斜路湖外輪山トレイルルートの具体的な内容については、このあと担当課長より説明させていただきます。
答弁 産業課長
屈斜路湖外輪山トレイルルートにつきまして説明をさせていただきたいと思います。トレイルルートにつきましては、現在開発をしているところでございますが、藻琴山の山頂から美幌峠を通りまして、津別峠の展望台までのルートになります。現在、環境省等々と調整をしながら、ルートの草刈り等を進めまして、まだ完全なツアー造成はされておりませんが、3町の大空、美幌、津別の観光協会3町広域で取り組みを進めてまいっております。また、冬期または夏季における災害等、事故等に対応する研修会等も大空町の消防も参加しながら、3町の消防が広域で連携しながら出来る体制の確立等を行っておりまして、議員おっしゃいますとおり2024年に開通をさせてツアーをつくっていこうということで、現在取り進めてございます。以上です。
質問 後藤忍
はい。7番。今、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルート開通に関しましてご説明いただきました。災害にも備えた対応を考えて、順次開通に向けて準備を行っているということで、皆さん楽しみにされている方多数。今年9月に行われるワールドサミットでも予定が示され、皆さん楽しみにされていますので、ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。再質問させていただきたいと思います。大空町は先ほども申し上げましたとおり、オホーツクの空の玄関口である女満別空港を抱えております。この空港のある優位性を意識した、今後の取り組みについて町はどのようにお考えであるのか伺いたいと思います。
答弁 町長
本年5月10日オホーツク大空町観光協会を初め、さまざまな立場の方で構成した、大空町体験型観光誘客促進実行委員会というものを立ち上げ、大空町の自然資源、網走湖や藻琴山を活用した四季を通じた体験型観光の誘客を図っていく新たな動きが始まったところであります。28私ども行政の役割は地域にある素材を有機的な連携のもと、新たな観光資源へと変えていく仕組みづくり、地域への経済波及効果の仕組みをつくり出していく、そうした環境を整備していくことが重要ではないかと考えております。空港からそれぞれのフィールドまでアクセスが近接している本町の地の利を生かし、網走湖でのスタンドアップパドルボート体験や冬季間のアイスフィッシング、結氷した網走湖や雪原でのスノーシュートレッキングなどを試験的に実施しており、本年度も民間事業者と連携して推進してまいります。オホーツクの空の玄関口である女満別空港を有する本町としての優位性を十分に発揮し、大空町をしっかりPRし、新たな観光客の誘致と交流人口、関係人口の創出につなげてまいりたいそのように考えております。
質問 後藤忍
はい。7番。今、町長からもお話あったように、これはアクティビティーを旅行商品としてわざわざ新たにつくるのではなく、それはアドベンチャーだと感じられるように工夫し、そう感じる人に届けることで十分アドベンチャートラベルになるという記事を見ました。まさにその実行委員会の中で各町村と広域連携を図りながら、自分たちが普段気づかない魅力のあるアクティビティーや素材を見つけていただければと思います。また、このアドベンチャートラベルはガイドが必須であるということですので、この北海道が新たにガイド制度を立ち上げるということですので、ここら辺も町として色々今後対応できるように備えて、いただければと感じております。最後になります。女満別空港を抱える大空町はオホーツク観光の中心地ではありますけれども、将来的に女満別空港から網走間の北海道横断自動車道の計画がされていることからも、今後のまちづくりにおいて、空港利用者の町内での滞在時間が短い通過型をいかに町内に立ち寄らすかが大きな課題であります。これは大空町観光振興計画で指摘されていることでもあります。令和3年9月に女満別空港周辺整備構想策定業務が行われ、市街地と空港を結ぶ主要道路、道道女満別空港線、都市計画道路332空港通りにおいて、空港を生かしたまちづくりに資する土地利用の将来構想を策定することを目的として調査業務が行われ、その中において、観光ガイドセンター等の観光関係施設やエンドサービス施設等の立地誘導を図るべく、用途地域の見直し等を検討すると示されているところであります。今後、長期滞在型であるアドベンチャートラベルの旅行形態の需要拡大が見込まれております大空町が、オホーツク観光の中心地として機能し、さらに、管内の中心的役割を発揮できる空港を核としたまちづくりを粛々と進めてきていただきたいと思います。まさに女満別空港周辺整備構想策定業務については、町長が職員時代に担当されていたものであると思います。そこら辺何か今後におきまして、お考えがあるのでしたらお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長
まずアドベンチャートラベルを実施、推進していくにあたりガイド等の養成というのはどうしても必要になってくるかと思います。このオホーツク地域で自然豊かな場所を散策するだとか、体験する、そういったことは本当にすばらしい場所であるとともに、危険というのも存在しておりますことから、やはり適切なガイドの方々に安心、安全にそういったことの体験をさせていただけるという環境は本当に大切であろうかと思いますので、そういったところにつきましても、今の立ち上がりました大空町体験型観光誘客促進実行委員会を含めて、さまざまな機関と連携しながら取り進めてまいりたいとそのように思います。それともう一つ空港の利用者の滞在、滞留、私も職員時代若い頃から空港を生かしたまちづくりということで、さまざまなご意見、ご議論を当時もされておりました。令和3年に女満別空港周辺整備構想というものを策定させていただきまして、町有地ではないのですけれども、空港線に近接した私有地を活用して何かできないかということで構想をつくりました。その構想の前提にあったのは、議員のおっしゃられるように女満別空港から網走に向けての高規格道路の整備というものが将来計画されるであろうということから、空港からやはり網走までつながってしまうと、大空町になかなか滞在、滞留していただく機会というものがなかなかつくれないということになりますので、では、空港から降りて、大空町の市街を通って、またどこかのインターで網走市に向かっていただく、そういったことをしていただくためには何か仕掛けというものが必要ではないかということで、構想というものをつくらせていただいたところであります。実際には、まず私有地でございますので、どのような形でできるかというところはあるのですけども、やはり空港を降りて、この町内で何かしらの体験をしていただくそして、そこにできればお金を落としていただきたい、そういうような思いを持った中で、今後、空港周辺というところの整備、構想に基づいた事業実施を皆様とともに考えていければなとそのように思っております。この際、言われておりましたアドベンチャートラベル。昔は本当に体験型観光という事はずっと言われてきたのですけども、なかなか目をこちらに向けていただけなかったと、大変自然豊かなものはあるのですけれども、そういった目をそういった地域に向けてこられなかった。それから、今、SDGs時代にもあるのかもしれないのですけれども、そういったありのままの自然にきちんと目を向けて、そしてまだヨーロッパの方々ですけども、そういったところに出向いてたくさんのお金をそういった体験に使っていただけるというような時代にこれからますますなってくるであろうと思います。さらには、アジアの方々も含めてそういった流れというのは、これから生まれてくるだろうなと思いますので、このせっかく今盛り上がっているアドベンチャートラベルこれを大空町の中でもしっかり体験できるそういったメニューを活用して、地域づくりにつなげてまいりたいとそのように思いますので、今後ともご指導、ご鞭撻をいただければと思います。
質問 後藤忍
質問終わります。