大空町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月8日
(1)網走刑務所住吉作業所用地の活用について/(2)定住自立圏構想について
2013年3月8日、大空町議会の一般質問で、松田信行議員が「網走刑務所住吉作業所用地の活用について」「定住自立圏構想について」について質問し、町長、総務課参事が答弁しました。
- 質問者
- 松田信行 議員
- 答弁者
- 町長、総務課参事
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 松田信行
それでは、平成25年第1回大空町議会定例会において、通告書に従い質問を行いたいと思います。まず、質問に入る前に、先ほど同僚議員の話にもありましたけれども、3月2日から3日、暴風雪により道東を中心に多大な被害が発生しました。大空町においてもハウスの破損、倒壊などに遭われた皆様方については心よりお見舞い申し上げたいと思います。さらに、国道39号線での立ち往生された多くの車の方々への対応についてですけれども、関係各位、町民の皆様方の対応、そして町職員の方々を初め、私からもお礼を申し上げたいと思います。さて、平成25年第1回大空町議会定例会に当たって、山下町長より町政執行方針の概要の説明がありました。今回私は、町政執行方針の中から2点について質問をしたいと思います。まず、大項目1点目として、網走刑務所住吉作業所用地の活用について伺います。この議論は、旧女満別町時代から今日まで議会の中で何度か議論されてきました。また、地域内においても農地としての活用はどうなのか、また観光としての活用はどうなのか、話題にはなってきましたけれども、余りにも莫大な面積、そして地形を考えたときに農業情勢、魅力ある観光とはと考えたときに、なかなか進展しなかったと、そういう状況にありました。そこで、小項目1点目、平成24年度地域づくり活性化施設調査事業として200万円を計上されて、貴重な資源を有効に活用することの可能性を探るため地域資源の調査が実施されましたが、その調査方法と調査結果について伺います。次に、小項目2点目、平成25年度予算において町民探索会ガイド業務委託料が計上されていますが、具体的な取り組みについてお伺いいたします。次に、大項目2点目、定住自立圏構想について伺います。平成23年3月23日、定住自立圏形成協定が網走市と大空町との間で締結されました。それを受けて定住自立圏共生ビジョンが策定されたところですけれども、定住自立圏共生ビジョンは平成23年から平成27年、5カ年として毎年度見直すこととされています。今後、定住自立圏の住民理解の促進が課題であろうと、そういう視点に立って質問をさせていただきます。項目1点目、定住自立圏共生ビジョン推進に当たり、今日までの進捗状況と課題と成果について伺います。小項目2点目、定住自立圏共生ビジョン推進に当たり、網走市及び大空町において予算措置を伴う事業内容と整合性について伺います。小項目3点目、定住自立圏での今後の取り組み、それから抱負について伺いたいと思います。以上、私の1回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長
松田議員の一般質問にお答えを申し上げたいと存じます。網走刑務所住吉作業所は、総面積503ヘクタール、うち山林面積が502ヘクタールとなっております。大正13年に燃料であるまきや炭を確保するための伐採作業所として、さらには水田の開墾や野菜など自給自足を目指して小屋を整備したのが始まりとされております。昭和3年ころから泊まり込み所として官舎、職員宿舎、農畜産庫、馬小屋などが整備され、あわせて水田15ヘクタール、貯水池2カ所、畑25ヘクタール、牧草地5ヘクタールなどが整備をされてきた経過にございます。昭和45年には水田を廃田し、通所して造林作業などが続けられてまいりました。この広大な刑務所用地を利用できないものかと、網走刑務所にいろいろ相談を申し上げました。どのような計画を持っているのか、購入をするとしたら503ヘクタール一括ということが基本前提になるであろうというようなお答えでございました。そんなことから、平成24年度調査委託により検討を行わせていただいたところであります。この業務内容でありますけれども、当該地の状況、現況を調査し、どのような資源が存在するかについて調査を行う、そしてその資源、用地の特性を生かした活用方策はどのようなものがあるかについて検討を行う、さらにその活用方法によって地域活性化に及ぼす影響や経済効果などはどの程度のものになるか、さらにそういったものを進めていく中での課題などについて整理をするというような内容になってございます。503ヘクタールと非常に広大なために、全てのエリアを踏査して調査するということは難しくございましたので、旧官舎などがありました河川の流域などを中心とした動植物でありますとか、地形などの地域特性についての調査が中心となりました。それらの結果が役場のほうへ報告となってございます。内部において先日庁議に諮られましたけれども、そういった内部における検討を踏まえて町民の皆さん、また議会の皆様にも内容等について説明をしてまいりたいと、そのように思ってございます。平成25年度の予算との関係でありますけれども、この住吉刑務所用地については町民の皆様もほとんどの方が御存じないのではないかと、このように思っておりますし、あそこの地域に足を運ばれた方というのは限られているものと思います。新年度の事業で動植物に専門的な知識を持つガイドを1人お願いをして、町民の皆様とともにその地域を探索する会を行いたいと考えてございます。余り草が伸び過ぎてしまいますと、視界が遮られてしまいますので、そういったことを考えながら適切な時期にと考えてございます。議員の皆様はもちろんでありますけれども、町民の皆様へもこういった内容についてお知らせをしていきたいというふうに思いますので、ぜひ、たくさんの方に御参加をいただければと思っているところでございます。続きまして、定住自立圏でありますけれども、平成23年の3月に網走市と提携をいたしたところであります。また、昨年の3月におきましては、防災対策活動の推進、圏域経済の活性化と雇用の創出、交流人口の拡大という3項目について協定書の一部内容の変更について議会の御承認をいただいたところであります。取り組みの事例につきましては、まだ多くはございません。少しずつ実績が重なっていくものと思っておりますが、一つ二つ例を申し上げます。1つには、緊急医療体制の維持確保対策事業ということで、緊急搬送体制の中での財政負担について網走市医師会と合意に至ってございます。こういったものも、この実績の一つかと思います。さらに、国内外国人観光客誘致事業というものがございますが、これに基づきましてホノルル国際空港、与那国空港、福岡空港などからチャーター便が女満別空港との間で就航をしております。これも網走市などと相図った事業となってございます。3番目といたしまして、両市町の職員の研修事業がございます。圏域職員合同研修事業でございますが、こういったものということで平成24年度両市町の職員の合同研修会というものを開催しているところでございます。これに伴う財政的なものの考え方でありますけれども、こういった提携を結んでいろんな事業を行っている、そのことによって特別交付税の措置がございます。定住自立圏共生ビジョン事業の一覧表がございますが、その総額事業費の内数として1,000万円を限度に特別交付税が措置されているという状況にあります。ですので、この事業に具体的に幾らというような割り振り方はしておりませんけれども、総体の中での1,000万円上乗せというようなことであると、私どもは認識をしてございます。今後の取り組みの抱負でありますけれども、当然医療や福祉、生活基盤、観光や産業というようなところをお互いに補完をしながらサービス向上を図っていくということ、また効率的なそれが財政運営につながっていくものというふうに考えてございます。さらには、おのおのの持っております施設の利用など、こういったものの相互利用というようなことが実現してまいれば、町民の方々におけるこの取り組みの意義というものもわかりやすくなるのではないか、そういうことも今後課題だというふうに受けとめておりまして、こういったものの取り組みについても協議を進めてまいりたいと思っております。今後も町政懇談会や議会の皆さんからの意見を踏まえながら、有意義なものになるように取り進めてまいりたいと思いますので、よろしく御指導いただきますようにお願いを申し上げます。
質問 松田信行
それでは最初に、刑務所、法務省用地の活用についてですけれども、これは全てこれから始まるのだという答弁を聞いて感じたわけですけれども、なかなか結論めいたことは出ないのでしょうけれども、その中で確認も含めて、ちょっとお聞きしたいと思います。今回の調査については、委託をしたということなのですけれども、私は調査を委託する場合、当然そういう人たちの、第三者の視点から調査をすること、これは非常に大切だと思っています。ただ、進める上でどうなのでしょう。地元の状況というか、そういう意見が配慮されるような、そういう体制であったのかどうか、ここを1つちょっと確認させてください。
答弁 町長
今回の調査内容については、あくまでも第三者的なところから、先ほど言った資源は何があるかと、そういう専門的な情報を集約するという視点から調査をいたしましたので、地域の方々の意見を聞いていくというのはこの調査の後、今後になろうかと、そのように思っております。
質問 松田信行
ぜひ、今後そういうことで問いかけがあるということで、そういう形で、やっぱり机上の、机上と言うのは失礼ですけれども、そういう第三者の目だけではなかなか的を射ない部分があるのだろうと思いますので、そういう地元の今までの背景だとか状況だとか、下流には西網走漁業協同組合だとかいろいろありますので、そういう状況も含めた中で参考にして進めていただければなと思うのです。もう一つは、実際のところ、これはどうなのでしょう。先ほどの答弁を聞いていて、生態学的に魅力あるようなものがあるのか、全てはこれからなのでしょうか、どうなのでしょうか。
答弁 町長
報告書を後ほど議員の皆様にもお渡しをしたいと思いますが、私はさまざまな可能性があると、そのように思っております。実際に今回の調査は、動植物など、こんな魚がいる、こんな昆虫がいる、こんな植物が生えているというようなところ、それは先ほど言いましたように専門的な知識などがなければ分類が不可能だということで今回の委託をさせていただきました。そんな中では、自然林のエリアがかなり多く広がっておりますし、造林をした人工林のところもあると、その中に先ほど言ったさまざまな生物、限られた範囲ではありましたけれども、見受けることができたと。この前、役場の内部でも見ておりましたけれども、まだここではマムシを発見したという報告にはなっていないけれども、あのあたりは結構そういうようなものもいるのではないかというような意見などもありました。そういうようなものを今後活用していくということになれば当然、なればといいましょうか、するためには地域の方々のいろんな御意見なども入れていかなければなりませんし、私は非常に大きく開発をして大規模リゾートをやるということではいかがなものかと思いますけれども、自然のそういったものを一方では残しながら、そういうようなものに触れる機会というような意味合いから考えれば、非常に大きな財産がそこにあるのではないかと、そのように受けとめております。
質問 松田信行
今後の方向性というのも聞かせていただきました。それについては、最後にまた述べたいと思いますけれども。次に、探索会と、これは具体的にいついつまで、そしてタイムスケジュールですか、それと考え方によっては、これは教育と結びつけて考えたらいいのか、そこら辺も含めてなのですけれども、ただ探索といっても、なかなか専門ガイドの人がついても、果たして来てくれるのかどうなのか、ちょっと素人な考えで申しわけないのですけれども、来てもらえるのでしょうか。学校の遠足とはちょっと違った形なのだろうと思うのですけれども、ちょっと表現が適当でないかもしれませんけれども、どうでしょうか。
答弁 町長
専門ガイドといいますのは、今回委託をいたしました会社などに所属をするといいましょうか、関係のある、そういう職員といいましょうか、人物ということを想定してございます。先ほど言いましたように、あの地域に入り込んで、例えば川を上りながら、そこに見かけるいろいろな魚類でありますとか生物、そういったものがこういうところにいるのだというようなものを説明に加えながら踏査していくというようなことを考えております。また、生えている植物などについては、これは何科の何ていう植物で、これは食用に例えば充てることができる、これは薬用のものであるとか、さらにはこれは毒性のあるものだとか、そういうようなことを説明できる方々とともに、探索会というような言い方を今現在ではしておりますけれども、行っていきたいと。イメージとすれば、町民遠足とかハイキングとか、そういうような雰囲気といいましょうか、ものができればいいなと思いますけれども、今まで人がほとんど入ったことがない場所ですので、そんなに生易しいものではないのではないかというふうに思っております。やはり先ほど言いましたように草が大きくなってしまえば、草をかき分けながら歩くというようなことにもなりますので、そういった意味で大きくならない、夏場を迎える前までにはそういうようなものについて企画をして、町民の皆様にお知らせをして集っていただくというようなことを考えてまいりたい、そのように思ってございます。
質問 松田信行
何となくイメージが湧いたところなのですけれども、もう一つ先ほど確認をすればよかったのですけれども、この用地については、やるのであれば一括払い下げと、そういう考えだという、国の考えなのでしょうけれども、ちなみにあの503ヘクタール、木が植わったり、いろいろ地形もあるのですけれども、これは払い下げになったとき、額というのは今はまだわからないのですけれども、ちなみに参考として網走市で払い下げになっていますね、参考になるかどうかはわからないですけれども、その額を知り得ていたらちょっと教えてください。
答弁 町長
先日、網走市の市長と懇談をした際の話でございます。網走市は、大曲にあります刑務所用地約70ヘクタールを一括で購入されたということでございました。先ほど言ったように、私どものところはほとんどが山林ということでいきますと、大曲の土地条件とは少し違うかというところが、まず1つあるということは御理解をいただきたいと思います。その中で、当時は平米が約100円程度というようなことでありますので、70ヘクタールで7,000万円程度の予算であったかというふうに思います。ちなみに、503ヘクタールを100円で計算をいたしますと約5億円というようなことになります。一方で、この近隣の山林の取引状況などからいいますと、山林に木が生えていないような状況のときには、最近は平米3円から5円ぐらいの取引になってございます。もし、今でいう平米5円だということであれば、503ヘクタールで2,500万円程度になるかと思っておりますけれども、これはあくまでも机上での数字の計算でございますので、参考になるかどうかもわかりません。そういうような周りの状況はあるということだけお伝えをしたいと、そのように思います。
質問 松田信行
あくまでも参考だということで私も捉まえていますけれども、額を聞いてちょっと、うっというのが正直なところなのですけれども。これはちょっと総論になるかもしれないのですけれども、確かに先ほど冒頭で申し上げたように、うちの地域の中でも、一時均平、造成をして畑としての活用はどうなのだろうか、観光としての魅力はどうなのだろうか、そういう話の中で今、私自身が総合して考えると、これはまだ結論ではないですけれども、やっぱり地域の資源を造形する、それも一つの、先ほど町長が言ったとおりです。そういう手法もあるでしょう。しかしながら、私はこれから求められるのは、特に過疎化が進む市町村の中では一つの売りとしてはやっぱり自然なのだろうなと、そこら辺も糸口の一つになるのだろうと。そういったときに、自然イコール地域の資源をいかに利用できるかと、あるがまま、背伸びをしないで、そういう活用から少しずつ展開していくべきなのだろうと思います。そして、やはりここで糸口なのは今回の探索会をやるということ、私なりのこの理解ではやっぱり地域の皆さん方、町の皆様に知ってもらうと、それも確かに理解できます。それも必要です。それと同時に、やっぱり地域の皆さんが、あるいは町の方に動いてもらうということは、連帯と交流というのが当然、その後についてくるのだろうと。ひいては、それを地域の中で連帯と交流に結びつけてほしい、そしてその後については、町外にも連帯と交流を結びつければ、これはある意味、地域づくりに結びつくのではないかと、まだちょっと漠然とした言い方かもしれないですけれども、これも地域活性化の一つになるのではないだろうかと私は思うのですけれども、町長どうでしょう。
答弁 町長
この地域の土地の活用などについては、先ほど冒頭で申し上げたように過去に農地であったところもあるというようなこと、また農地の拡大規制という時代があった折には、畑として活用することができないかというような意見もたくさんありました。また、現在では山林資源を造林した跡があるので、そういったものの活用はというような御意見もあったかと思います。今回の報告書の中では、やはり多様な生態系、植物、動物、昆虫などがあるということで、いずれにいたしましても、そういったものをしっかりと活用する、そういう方策が一番いいのではないかというような報告書の内容にもなっております。さらに、報告書の中でつけ加えられておりますのは、こういったものを進めていく中にあっては、単に行政が進めるだけではなくて、地域の方々の理解を、また知恵を入れながら進めていかなければ成功はしないというような言い方にもなってございます。その一環、一つとしての探索会ということを考えております。当然、そういうことで地域の方々の関心が深いのはもちろんでありますけれども、町民の方々にも関心を持っていただく、そしてあれほどの自然豊かなところを町外の方々にもアピールをしていく、それが交流人口などにもつながっていくものと考えてございます。報告書の中にも、そういうような活用の方法が最も適しているのではないかというような内容にもなっております。そういったことの御議論も今後行ってまいりたいと、そのように考えておりますので、そういった視点からのまた御指摘もたくさんいただきたいと、そのように思います。
質問 松田信行
今ので理解したところなのですけれども、いま一度くどいようですけれども、刑務所用地の活用を通して、やっぱり教育、体験、交流、宿泊、地域づくりにぜひ結びつけて、私どももそうですけれども、頑張っていただきたいと申し上げて、この質問は終わらせていただきます。続いて、定住自立圏構想についてですけれども、締結から始まって1年余りがもうたっているわけなのですけれども、この間、定住自立圏共生ビジョン懇談会というのは何度ほど開催されているのか。それと、定住自立圏共生ビジョンというのは年次的に必要とあらば見直していくという、そういうスタンスと聞いております。そんな視点からも見て何回ぐらいやっているか、ちょっとお伺いをしたいと思います。
答弁 町長
済みません。私がすぐに立たなかったものですから、申しわけありません。前の年の検証と、それからその年度の課題ということで年に2回開催ということになってございます。
質問 松田信行
そういう趣旨で2度、これまでに行われていると。ちなみに、これは事細かくはいいです。その懇談会でどういう内容が話し合われたのか、聞かせていただければありがたいのですが。
答弁 町長
具体的な内容は、後ほど担当のほうからお話を申し上げたいと思いますが、私が出ているわけではありませんで、報告書という形で承っております。そんな中にあっては、私の印象でありますけれども、両地域から出ている委員の方々のその定住自立圏共生ビジョンに対する考え方、そこのところに少し温度差があるのではないかなと、そんな印象を受けております。私どもの委員の方々は、何とかこれを一つの手段としながら地域の活性化に結びつけていくことができないかと、いろんな意味で相互の利用といいましょうか、利用価値といいましょうか、というようなものと何か一つの事業でもできないだろうかということを思っている部分がありますけれども、そういったところは網走市の委員の方の御発言の中には少し違うところがあろうかなと、そんな印象を受けております。
答弁 総務課参事
今、松田議員から御質問ございました、定住自立圏共生ビジョン懇談会の中でどういうような意見が出ているかと。定住自立圏共生ビジョン懇談会、御存じのとおり、最初につきましては定住自立圏共生ビジョンを形成するための懇談会を開かせていただきました。議会の皆様にも説明をさせていただきましたけれども、一番最初につきましては両市町が持っています総合計画をもとに、それらについて両市町の中で同じような共通点を探っていくという、まず定住自立圏共生ビジョンのやり方をしました。定住自立圏共生ビジョンの委員さんにつきましては、網走市のほうが、中心市が委嘱をしまして、募集をしておりますけれども、例えば観光協会の皆様だとか、それぞれ地域にいらっしゃいますいろんな団体関係、それから医療関係も含めて、それから公募委員もいらっしゃいます。そういうさまざまな方々から、いろいろと出ていただきました。その出た中では、やはりせっかく両市町がこういうふうに初めて集まったことによりますから、できればなるべくもっと具体的な取り組みができないのかという、多分議員もそうおっしゃると思いますけれども、やはり何か1つ具体的な取り組みをしたいということは非常に大きかったです。ただ、今回、一部定住自立圏共生ビジョンの中も見直しをさせていただきました医療だとか、それから両市町がまずできること、というのは今まで両市町の担当者が顔を合わせていろんな協議をするということはまずありませんでした。そういうことが非常に重要だということも、その定住自立圏共生ビジョン懇談会の中から言われておりました。ただ、その後にも今協議をしておりますけれども、両市町にせっかくあります施設の相互利用をもっとうまくできないだろうかということがございましたので、それらについても話し合いをしております。当然、その定住自立圏共生ビジョン懇談会の中から出てきたのは、網走市については現在のところ3つの施設が相互利用できるのではないかと、また大空町では1つの施設が利用できるのではないかということで、それらをお互いに検証し合いながら、今両市町の担当者同士で検討を進めているという段階にあります。ただ、今までの年2回の中では基本的には前年度の踏襲、それからそれらについて新年度予算に向けての新たな意見を募集してやっているというような形で、基本的には年2回ほどをベースとしてやらせていただいております。ただ、まだまだ2年が過ぎた段階でございますので、5年目に向けてまたさらに充実をして、いろんな形で見直しをしながらやっていこうということで、皆さんの意見としてはようやく委員同士の懇談ができた、交流ができたという段階にあるということを御理解願いたいと思います。
質問 松田信行
まだまだこれからつくり上げていくものがあると、そういう段階にあると理解しましたけれども、おっしゃるとおりそれは理解できましたけれども、やっぱり私から言わせてもらえば、掲げている目標はお互いの生活機能の向上、それから経費削減、いろいろ求められるところあるのでしょうけれども、これはつくればいいというものではないです。確かに最初の取っかかりは、お互いあるものの中で連帯を組めればという、そういう模索の中でつくったのでしょうけれども、やはりこれから問われるのはスピード感を持って連携から集約、そして一体化、求められるところのスピード感を上げてほしいなと、そう申し上げたいと思います。それと、これは私どもも正直言って、まだまだ理解し得ないところがたくさんあります。それだけに、住民にこの定住自立圏が何なのかということの理解促進というのは、やっぱり課題になると思うのです。どういう形で理解してもらうのか、ちょっと何かお考えがあれば、今の時点で聞かせていただきたいと思います。
答弁 町長
御指摘の向き、もっともかと思いますので、今後も努力をしてまいりたいと思います。町民の方々に、このことについて御理解をいただくというのは、先ほど申しましたように、何か一つの事業を展開するでありますとか、さらにはこの施設の共同利用が相なっているということで、そのことを生活の中から実感をしていただくというようなことが大切なことではないかなと思っております。今現在、下水道の終末処理場などについては、女満別、東藻琴地区ともに網走市の処理場を使っております。また、し尿などのくみ取りの最終処理なども網走市にあるセンターなどで行っているというようなところもあります。さらに、火葬場などについては、私どもの町にもありますが、網走市の火葬場の利用については、例えば網走市の市民と同じ金額でもって使えるというような今、状況になったりもしております。限られた施設で、生活の中に直接日々密着をしているかということでは、なかなかあり得ませんので、中には加工施設であるとか、またスポーツや文化のそういう文教施設、そういうようなものが相互利用できるのだというようなこと、さらには図書館の連携などというようなものが形として皆様にお示しができるようであれば、実感をいただけるのではないか、そういうような取り組みを中心に何とか進めてまいりたいなと、そのように考えているところでございます。
質問 松田信行
それでは、最後の質問にしたいと思いますが、本定例会の前に行政報告、町長のほうからありました。そうすると、その中にオホーツク圏の首長さん同士でいろいろ意見交換をやっていると、常々やっているのでしょう。これを変に結びつけるわけではないですけれども、定住自立圏共生ビジョン懇談会にしてもいろいろな方、民間の方々の御意見を聞きながらいろいろあると、情報交換をしながらやっていくと。ふと思ったのですけれども、私がここで質問するのはおかしいかもしれないのですけれども、網走市には網走市議会があります。うちも当然、町の議会があります。議員同士の交流というのも一つの方法なのかなと。職員もたしか合同研修ということでお互いにやりとりがあるみたいですけれども、こういうのは可能なのかどうなのか、ちょっとお伺いをするのが非常に失礼かもしれないですけれども、どうでしょう。
答弁 町長
可能だと思っております。お互いの議会の考え方などがそういうところですり合わせができれば、可能ではないかと思っております。また、定住自立圏共生ビジョンの委員の方々などがお互いの議会でのこういったやりとり、まちづくり、地域づくりについて例えば研さんをするというようなことで傍聴をするとか、そんなようなこともあってもいいのではないかなと、今のお話を聞いていてそのようにも感じました。今後、事務担当のところからも今回の議論などについても網走市などにお伝えをして、できることになるのかどうなのか、そんなことについても可能性を探ってみたいと、そのように思います。
質問 松田信行
これで本当に最後ですけれども、今、議会のことをちょっと引き合いに出して申しわけないのですけれども、要は首長を初め行政、ともかく議会も含めて一体にならないと、この定住自立圏構想というのはうまくならないのだと、そういう共通の認識を持って今後進めていただきたい、自分にも言い聞かせながら、私の一般質問を終わります。
答弁 町長
どうもありがとうございました。今回の議論の内容などをしっかりと網走市、関係部局などにもお伝えをしながら、よりよいものになるように努めてまいりたいと思います。