みんなの議会

大空町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月20日

(1)地域交通システムについて/(2)公共施設における電力使用適正化について

2011年12月20日、大空町議会の一般質問で、松田信行議員が「地域交通システムについて」「公共施設における電力使用適正化について」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
松田信行 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 松田信行

それでは、平成23年第4回大空町定例会において、一般質問を行いたいと思います。通告書に従い、質問させていただきます。私は、地域の足の確保、エネルギーの節電、そして行政に求められるトータルマネジメントという、こういう視点に立って、今回質問をさせていただきたいと思います。まず、項目1点目、地域交通システムについて伺います。今、全国の市町村では、交通空白地域の足の確保、高齢者の外出支援などを目的に市町村によるコミュニティーバスやディマンド交通が、ここ10年ほどの間に全国的に拡大しています。しかしながら、その実態は利用者が少なく、財政負担が見過ごすことのできないほど増大し、見直しを余儀なくされているケースがふえています。その中でコミュニティー交通は、現在大変大きな岐路に立たされていると思います。公共交通は、今走っていればよいというものではありません。そこで、平成19年度に地域交通システム導入に関するヒアリング調査が実施され、その結果を踏まえながら大空町地域交通システムの構築に向けての考え方が示されましたが、この3年間、各交通機関の計画、実施、評価、改善はどのようであったか。また、各交通機関の整合性についても伺いたいと思います。次に、項目2点目、公共施設における電力使用適正化について伺います。未曾有の災害となった3.11東日本大震災、これは地震、津波、原発、三重の被害によって多くの犠牲者を出しました。また、このことによって、私たち国民も多くの課題と教訓をいただきました。特に原発事故によって、エネルギーの節電という問題が全国的に広がりました。大空町においても、合併により両地区に有する大変多くの公共施設があります。当然、これは維持していかなければなりません。そんなことを考えて、そこで平成22年度に大空町内の自家用電気工作物施設の電力使用状況の適正化に向けて、調査業務の予算措置がされました。その調査業務の概要と調査結果及び今後の対応について伺いたいと思います。以上、私の1回目の質問とさせていただきます。

答弁 町長

松田議員の一般質問にお答えをしたいと思います。まず、1点目の地域交通システムについてであります。これは、私の1期目のまちづくり目標に記載させていただいた一つの項目でございます。そんなことから、地域内の多目的な交通システムの確立を進めますという項目に基づいて、政策展開を図らせていただいたものでございます。地域内の住民の方々の足を確保するということを目的に、平成18年の12月、当時の役場の企画課が中心となって福祉課、保健福祉課、生涯学習課、教育センター、地域振興課の職員による地域交通システム検討会議というものを発足させ、平成20年の11月まで7回開催をしてございます。その中で、各課所管の車両の運行状況の把握と課題の洗い出し、また、ディマンド交通の必要性や可能性など、さまざまな観点から協議を重ね、先進地視察なども行ってまいっております。この期間に、あわせて幼稚園保護者、小中高生、町民へのアンケート調査を行い、さらには高齢者や医療施設利用者へのヒアリング調査などによって、1,087戸の御意見などをいただいたところであります。その7割は、現在の日常交通、充足されていると答えられた方々でありました。一方で、不便さを感じている中では、路線バスの運行本数の充実、さらには女満別、東藻琴両地域間を結ぶ公共交通が必要、また、家の前から目的地に行ける、そういうタクシーなどを望む声がありました。この時点では、ディマンド交通などについての本格導入は、もう少し先になるのではないか、今後の検討課題だということで、そのことについては一定の方向性で区切りをつけたところでございます。一方で、その結果をもとに、いろいろと検討をした中で、いろいろなものに取り組んできております。平成20年の4月から両地域間の地域間バスというものの運行を始めております。また、スクールバスの町民の混乗、あわせて乗ることについては、従来女満別地域の中では日常的に行われておりましたけれども、それを東藻琴地域も含めて改めて地域の方々に周知をし、混乗についての取り扱いをしているということについて、お知らせをしたところであります。平成21年の4月からは、JR女満別駅から女満別高校の手前までスクールバスの路線を変更して運行するということを行ってございます。あわせて、平成22年の6月でありますけれども、これは福祉タクシー券の範囲を拡大してございます。さらに、同時期でありますけれども、福祉有償運送の料金を助成対象に一部拡充をしたというような状況があります。さらに、福祉タクシー券を全町に拡大をしたということ、さらには福祉会における特別養護老人ホームの送迎などの部分が出発したというようなことから、平成23年の5月には東藻琴にありました巡回バスを中止しているところであります。具体的に今、大空町における公共交通機関について少し触れたいと思います。女満別空港やJR石北線がありますけれども、それ以外の部分について少し触れたいと思います。ハイヤー会社が2社ございます。また、路線バスについては、網走美幌線が1日6往復、また、女満別空港線が網走、北見からおのおの10往復、また、網走東藻琴線が5往復というような状況にあります。また、民間では、福祉会や医療機関であります双心会が独自のバス運行などもしている状況にあります。町としてかかわっておりますのは、スクールバスでございます。女満別6系統、東藻琴6系統、高校のバスが2系統ということで、合わせて12系統運行してございます。また、地域間バスは、その内数でありますけれども、1日2往復女満別と東藻琴の地域を行ったり来たりしているという状況にあります。そのほか、福祉バスなどがございますけれども、これについては制度なども含めてもう少し詳しく説明をしたいと思います。まず、福祉バスでありますけれども、これは福祉団体や高齢者の方々の事業に対し運行することとしておりまして、1台は通年運行、もう1台は5月から10月の季節運行ということで運行を委託でお願いをしている状況にあります。また、福祉タクシー券、先ほど平成22年の6月に拡充をしたということでありますけれども、その内容は、従来女満別地区だけであったものを東藻琴地区までに拡大をする。さらには町民税の所得割課税の世帯に対しても、新たにタクシー券9枚を交付する。そして当該年度中に75歳になられる方、従来は誕生月によって減額枚数にしておりましたけれども、一律18枚もしくは9枚を交付するという内容に。さらには同一世帯内の対象者間での相互利用を認めるというような改正を行っております。また、平成18年に創設をされました福祉有償運送は、要介護者や身体障がい者の方々に対する輸送サービスでありますけれども、自家用自動車を使用して個別輸送を行うというサービスであります。これについては、町内4団体が登録をされて運行をしていただいている状況にあります。また、東藻琴地区にあります医療機関への交通を確保することを目的に、患者輸送バスというものを運行しております。3路線ございまして、1路線について週2日、月曜日から土曜日までというような運行形式になっているところであります。また、従来ありました外出支援サービスの巡回バスについては、平成23年の5月に運行をやめたというような状況になっております。そういう中で、その検討結果をもとに、いろいろなものの拡充ということにしてございますが、相互に整合性といいましょうか、そういうところまでは、なかなか至っておりません。いろいろな利用に応じていろいろなものを提供し、そういった不便のすき間をなるべく埋めてきているというような今現状にあろうかと、そのように思っております。ただ、今後、先ほど将来の課題となっていたディマンド交通などについても検討していかなければならないと。この検討会議をしばらく休んでおりましたけれども、平成24年度に向けてのそういう課題に対応するために、また、新たなメンバー構築の中でスタートをさせて、ディマンド交通などについても検討していきたいと、そのように考えているところであります。また、エネルギーの関係でありますけれども、これは平成22年の3月に議会での一般質問を受け、検討した結果、平成22年の6月に補正予算として提案をさせて自家用電気工作物施設電力使用状況調査の委託費というものを組ませていただきました。委託業者は、北海道電気保安協会でありまして、委託金額は約200万円、委託の期間は平成22年の7月から平成23年の2月までということで、私どもが所有します公共施設のうち、自家用電気工作物の施設31施設を対象に電力使用の実態を調査し、適正化に向けて検証すると、その中で電力消費の無駄を省いて維持管理費の節減につなげたいということであります。具体的には、過去3年間の電力使用実績のデータを収集をして電灯や動力の利用実態を把握をする、また、夏季、冬季の電力測定などを行って、適正化に向けての提案書を作成するというような内容になってございます。その結果を受けて、一つには設備投資をしなくてもいい節約の方法、また、設備投資が多少必要なものというふうに2つに分けて整理をいたしましたけれども、一つには設備投資がなくてもできる改善事例として、平成23年度に取り組みましたのは、東藻琴総合支所の電気料金の契約をウイークエンド契約に変えるということを行ってみました。この結果、平成23年度の電気料金については約50万円程度の節約ができるのではないかと今思っております。これは、使用電力量についても10%から20%の減になるということになろうかと思います。また、設備投資が必要でありますけれども、節約が期待できるというものの中の一つには、東藻琴生涯学習センターのコンデンサーの交換をいたしております。交換費用に24万円かかりましたけれども、料金で年間約15万円程度抑えられるという見込みであり、2年間で元が取れるのではないかと、そのように思っております。また、これらの調査を受けて、現在試験的にではありますけれども、役場庁舎と東藻琴総合庁舎に電力量を監視するモニターというものを1年間試験的にではありますけれども、設置をしております。その中で電力状況の把握や監視を行って、機能的に使えるかどうかという試験を行っておりますけれども、そういう中で電力量を抑える、そういう努力をしているところであります。また、施設の所管課の担当者に対しましては、電球のLED化、さらには人感センサーなどの設置、変圧器容量の適正化に向けた交換、受電設備の交換など、そういうようなものを一つ一つ事例を出しながら指示をし、提案をしたところであります。今後、平成24年度の予算などにも、現在編成中でありますので、費用対効果と、また、公という社会的な使命を考えながら判断をして予算編成の中で実践をしていきたいと、そのように考えているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。以上、2点について1回目の御答弁とさせていただきます。

質問 松田信行

それでは地域交通アクセスについて、何点か質問、確認をさせてください。私は、この質問については平成19年、これに取り組むときにも、この件について一般質問をさせていただいた経過があります。そんな意味合いもあって検証という意味合いが強いのですけれども、先般定例会でも同僚議員のほうから町民の交通に対するニーズということが、お二方のほうから問われました。この交通システムについては、いろんな御意見があると思います。しかし、現実にそれを一つ一つ対応すれば一番いいのでしょうけれども、なかなか財政的には厳しい。先ほど前段に、私が申し上げたように、現実は皆さん、どこの市町村も財源で苦しんでいるという話を聞きます。そんな中で、2つほど確認をさせていただきたいのですけれども、うちには確かにいろんな交通機関があります。その中でスクールバス、高校の子供たちの通学の費用の負担を軽くしますよという目的で、新たにスクールバスの運行をつくりました。駅から学校でしたか、そういう新しいルートを設定したのですけれども、その効果は私もわかります。それは大切なことだと。ただ反面、そのことの取り組みによって、今度は生活路線バスの乗り合いが少なくなった、少なからず影響が出たと、まずこのことをどういうふうに理解するか。それと、もう一つ、高齢者で免許を保有する方、自主返納する方が年々ふえてくるというのは皆さん御承知のとおり。ただ、その中で福祉タクシーにしても有償運送にしても、その規定の中で、福祉タクシーでしたら75歳、広げましたけれども、と重度の障がい者の方とかという、そういう制約があります。有償運送においても、介護保険の認定を受けている方とか、そういう制約があります。それは、その人方については、いいと思うのですけれども、ただ免許返納をやって体もとりあえず不自由はないと、だけれども地域とのかかわりを持ちたいという方は、私はふえてくると思うのです。まず、この2点、こういう福祉タクシーの利用者、これは福祉タクシーで対応するべきなのかどうなのかわかりませんけれども、免許の自主返納者、それからスクールバスの生活路線との整合性、この2つについて答弁をお願いいたします。

答弁 町長

まず、1点目の女満別高校の生徒さんたちを駅から学校の近くまで運ぶ、そのことによって路線バスの利用者が少なくなったと。当初から私の頭の中には、そういうことになると路線バスを利用される方が一定程度少なくなる。そのことによって、補助金が上がるという可能性があるのではないかと、私自身は十分そのことも承知をしながら、この政策について対応したつもりであります。と申しますのは、やはり町民の方々、ほかから通ってくる方々ですので、町民とはちょっと言いづらいかもしれませんけれども、女満別高校を利用される方々の交通費対策ということについては、従来からほかの町村などでは、実際には補助金という形で出しながら、それを完全に無料化しているとか、そういうような形態もありましたけれども、一方では女満別の地域には列車があると、それを使うということで負担軽減にもなる、そこに町がかかわることによって、そういう生徒の募集対策にもつながるのではないかと。そのことを考えて、どちらを考えるかといった中で、私は生徒の確保対策ということも含めて、そこのところを走らせるということがいいのではないかと。一方で、生活路線バス、どの程度落ち込んでくるか、そのことについての十分な検証はしておりませんし、現在もどの程度の影響の要因になっているかというところまでの数字は持ち合わせておりませんけれども、例えばそういうところがマイナスになったときに、生活路線バスの補助金というのは私どもの町だけではなくて、あの路線を一体として管理する美幌町、大空町、網走市、さらには国や北海道などもかかわって、その経営の部分の支援を行うという形になっております。ですので、そういった部分がどの程度、多少はふえるということになっても、応分の負担を全体的な中でカバーをしていく仕組みとなっておりましたので、その中でカバーされることとのマイナス、プラスを考えた中では、やはり私は生徒対策の一つとして、そういうような部分の便宜を図るべきだということで決断をして行ったという経過にあります。また、2番目の御質問でありますけれども、確かに御健康である方などについても免許を返納されるという方がふえてくるのではないかと、そのようにも思います。そのようなこともありますので、平成22年の6月に福祉タクシー券を全町に広げるというときに、75歳以上の方々には18枚、9枚の違いは、その所得によってありますけれども、すべての方々に対して、そういう機会を利用していただこうという意味も含めて福祉タクシー券の内容拡充をさせていただいたということであります。先ほど言いましたように、それですべての溝が埋まって十分かというと、まだまだではありますけれども、そういうようなものを意識しながら拡充についてはさせていただいたという経過がありますので、ぜひ御理解を賜りたい、そのように思います。

質問 松田信行

今の答弁で、それまでのいきさつ、判断に踏み切った経過、よくわかりました。今聞いていても、私は地域交通アクセスは難しいなと、つくづく思っています。いい効果を得るためにやったこの交通システムが、逆に地域交通システムの崩壊につながらないように、そういう危険性があるのだろうなと思っています。そこの部分は、きっちりと認識していただきたいと思います。これには答弁は要りません。次に、ディマンド交通。これは答弁によると、ここら辺も積極的に検討したいということなのですけれども、これは1点目とちょっと重複する部分はあるのかもしれません。ディマンド交通というのは、確かにうちも合併して人口割合から広い地域を持っています。だけれども、なかなか常時そこを、割と都会から比べれば少ない人口の中を、そこを行ったり来たりするのはちょっと財政的にも厳しい、そういう思いが私にもあります。ですから、このディマンド交通については積極的に取り組んでほしいと思うのですけれども、やっぱり気をつけてほしいことはディマンド交通を入れることによって、うちには先ほど説明がありましたけれども、民間タクシー会社があります。それとの整合性、これを気をつけなければ、当然先ほど言ったようにいいと思ったシステムが逆にシステムの崩壊につながるので、そこら辺は慎重に検討していただきたいと思います。それについてお考えをいただきたい。それと、もう一つ、このディマンド交通については1年でぽんと、はい、やりましたというわけにはならないと思います。交通システム、みんなそうなのですけれども、そこでやっぱり財源確保というのが必要だと思っています。今回、生活路線バスの補助金の部分にも当たるのだろうと思うのですけれども、平成23年、ことし305億円で地域公共交通確保維持改善事業というのが打ち出されました。これは柱3本立てです。その中に維持事業もあります。3番目に、交通調査事業というのがあります。やっぱり補助金をうまく活用するということで、これから調査検討という段階で、こういう補助事業もしっかり使うべきではないかと思うのですけれども、その点お考え伺いたいと思います。

答弁 町長

まず、1点目でありますけれども、生活路線バスの補助金の補正予算などをこの議会に御提案をさせていただいております。これは、当然利用者が減ってきているという現状もありますけれども、この年度から、その事業の仕組みそのものが大きく変わったということがあって私どもも非常に危惧していて、いろんなところに課題として出させていただいておりますけれども、そのことによって地域の持ち出しがふえたという点もあることについては、まず御理解を賜りたい、そのように思います。また、ディマンド交通についてでありますけれども、例えば今役場の私どもと担当課の話の中では、来年度、試験的に一定の期間もしくは一定の場所で行うことができないだろうかというようなことについて、内容などについて検討しております。しかし、町単独で行うと、将来的にというような発想は私の中にはなくて、地域の民間の方々の交通の仕組みを使わせていただきながら、その中でディマンド交通などというような方式がとれないのかということを今現在検討していかなければならないと思っております。ただ、試験の段階においては、場合によっては旅客運送法というのでしょうか、そういう法律に触れるような、そういう場面がありますので、工夫はしていかなければならないというふうな考え方もありますけれども、将来的に本格的に導入するときにあっては、ぜひ民間の皆さんの力もおかりした中で仕組みをつくっていくということが必要ではないかと、そのように思っております。3番目の財源の問題でありますけれども、美幌町が行っている調査がこれに類するものではないかと、今言われたものではないかと思っております。これは、平成18年に、当時立ち上げたときからその制度というものがあることについては承知はしておりました。それに乗るか乗らないかということであったのですけれども、その当時の議論のところの内容からは、その事業を入れて、あれもやらなければならない、これもやらなければならない、それもというところからいえば、かえって補助事業で財源をいただいても、それにかなりのエネルギーと、さらには町の持ち出しもあると、それであれば単費の中で私どもが考えられるようなことのところで、まず考えてみようというのがあって、そのときには取り組まないというような形になっていたものかと思います。今後、検討していく内容がこの事業にうまく合致するかどうか、そこのところはもう少し検討しながら、その事業を取り込んでいくかどうかということについては考えてみたいと、そのように思いますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 松田信行

はい。続けていいのですか。

質問 松田信行

地域交通システム、うちの町が存在する限りは、これからも延々と、絶対に切り離せないものだと思っています。そこで、やっぱりネットワークというのが当然必要になってきます。先ほど私は、何度か言わせていただきましたけれども、そのネットワークというのは町民と行政と事業者、ここを連携させないと絶対にうまくいかないと私は思っています。そこで、町民の方にも理解が必要です。すべて行政がやってくれと、こういうわけにはなかなかいかないと思います。平成23年度の当初予算においても、生活路線バスについては800万円余りでしたか、福祉バスについては600万円、スクールバスについては7,200万円、福祉タクシー券事業については500万円でしたか、それぐらいの財源がやっぱり必要なのです。ただ、その中で考えていかなければいけないのは、町民の方にもやっぱり責任を持って使ってもらう、知って使ってもらう、その知ってということが僕はすごく大事だと思うのです。よく旅行に行ったときに、案内所に観光マップというのがあります。町民の方も、こういうメニューがあって、どれを使って自分が当てはまるのかなというのをわからない人って結構いると思うのです。であれば、地域交通アクセスマップとしっかり地図をつけて、うちの町にはこういう機関があって、こういう人を対象にして、こういう路線を走っています。そういう案内マップをつくるべきではないでしょうか。そして、それが年寄りの方とすれば、電話帳の近くに何番、何番と電話をかけられる電話番号もちゃんと備えつけて、身近に感じられるように考えるべきではないのかと、私からこれ一つ提案して、できるかどうかちょっとお答えをいただきたいと思います。それと、行政においても、やっぱり行政のマネジメントってすごく大切なのです。今回、平成21年の7月に行われたのが最後の検討会議と言っていますけれども、この交通は毎年毎年、少しずつ少しずつ、年代が変われば対応の仕方も変わってきます。アンケート調査一つとっても、今はいいけれども、5年先はどうなるかわかりません。自分でも責任は持てません。やっぱり交通アクセスは、生き物なのだと思っています。そのときにやっぱり逐次逐次、1回やればいいのでなくて、検討会議は逐次やるべき、そうでないとしっかりしたマネジメントはできないと私は思っています。事業者においても、現場を回っている事業者が一番利用者と近い、いろんな声も聞く、そういう事業者も含めて町民、行政、事業者、これの連携をしっかりしていただきたい。行政もその中で、どこの課がやるのか云々というのではなくて、全体で情報収集に努めていただきたい。それについて答弁を求めて、この質問は終わりたいと思います。

答弁 町長

まず、1点目、ネットワークが大切ということはそのとおりかと思います。実際には、行政で車両は持っていながら運行などを委託している場合もございます。また、福祉タクシー券のように、民間の方々のものを使わせていただくという中で、助成制度のようなものもございます。そういうようなものについて、十分考えていきたいと思います。先ほど言ったマップができるかと、それはつくろうと思えばもちろんできますが、本当に必要かというのは、ちょっと私もまだ疑問な点がありますので、十分その点については検証といいましょうか、いろいろパターンを考えてみたいと、そのように思います。皆さん本当にスクールバスに乗ることを知らなかったり、例えば路線がどこに行くかわからなかったり、例えば福祉タクシー券があるということを御存じないのかどうなのか、ちょっと私にはまだどうなのかなと思う疑問もありますので、その点については少し考えさせていただきたい、そのように思います。また、3点目のことについては御指摘のとおりかと、そのように思います。今後、先ほど開催をするという話をしましたけれども、恒常的にそういったものを運営していけるように体制整備を進めたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 松田信行

ちょっと最後に一つ。

質問 松田信行

わかりました。検討してください。それで、簡単に一言、地域交通システムは、目的を持って町民の方が動くので、地域交通システムという施策にとどまらず、これは目的を持って動くから、やっぱりそこにもいろんな施策の課題が見えてくると思うのです。当然、町長はそのことも理解しておられると思いますけれども、交通システムの施策で終わらなく、ほかの施策の課題も見つけるのだということを念頭に置いて、大切に進めていただきたいと思います。終わります。

質問 松田信行

次に、公共施設の電力使用適正化なのですけれども、ちょっとお昼を挟んで質問が重複したらごめんなさい。確認しながらやりますので、お許し願いたいと思います。今回31施設、調査に当たったということなのですけれども、その中で次年度に向けてはディマンドシステムの導入を考えていると説明がありましたけれども、その事例をちょっと挙げていきたいと思うのですけれども、確かにこのディマンド監視システム、東京都の狛江市というところで電力使用料15%削減の義務化に伴ってディマンドシステムを導入したそうです。これは、担当課だけではなく、庁内の職員のパソコンにつなげて職員全体で節電の意識に努める、ある意味これは非常に効果があったという報告があります。また、それともう一つ、この節電に向けてですけれども、当町においても、これは公共施設ではありません。年度はちょっと忘れましたけれども、街灯の球をエバーライトにかえて節電という補助事業に乗っかって、1,000万円ぐらいの事業を行っています。途中経過なのですけれども、この街灯の節電においても女満別、東藻琴両方合わせて20%いくかいかないか、そんな進捗状況の中で、金額的にですけれども、100万円程度の効果があったと、これも十分評価に値する事例なのだと思います。ぜひ、この節電については、先ほど東京の事例も挙げましたけれども、職員全体である意味つなぐということについては、やっぱり職場の仕事の見える化という、そういうことにつながるのではないでしょうか。こういうマネジメントというのですか、これについてやるということですから、東京都のこの考え方について、町長のお考えがあれば聞かせていただきたいです。

答弁 町長

今、ディマンド値の監視モニターの関係で、2回目の御質問がございました。先ほど私、試験的に1年間限定で監視モニターを設置をしていると言ったものが、そのディマンド値というものを監視するものであります。今は試験的な形なものですから、担当している住民課の職員のところに、30分間の使用量がある一定程度の目標値を超えていくと警報が鳴るということで、今はそのところの警報が住民課にあって、住民課の職員が電話だとか連絡を入れながらほかのところの電力量を、不要なところでついていないかどうか、もう一度確認をしてもらうというような作業になっております。ある程度その効果がありそうだということで、今、来年度の導入に向けて検討しております。本格導入をしている狛江市などの例を見ましても、また、本格導入に当たっては、今度は庁舎のことでありますので、例えば総務でそのディマンド値を超えるようなときの警報が鳴って、それを各課にいろいろいる担当職員でありますとか、場合によっては全職員に例えばメールだとか、それから何かの方法を決めておいて、そのことが出たらすぐほかのところの監視に当たってもらうというような仕組みをつくっていかなければならないのではないかなと、そのように思っています。また、本格導入をした場合については、その登録番号みたいなものをいただけることになります。パソコン上から各職員がホームページにアクセスをして、その登録番号というか、暗証番号みたいなものを入れれば、今、うちの町の職場の電力量がどういうような経過で推移をして、今超えたとか、今低いところにあるとかというものが見えるような状況になります。今の試験導入では、そこまではいってはいないのですけれども、本格的に導入をするとそういうようなことが可能になる。それは担当課や各課に置く、狛江市の場合でいうと監視のモニターみたいのが各課にいるらしいのですけれども、そういう方だけではなくて全職員がそういうものの確認ができるということでは、意識を高めていく中でも必要ではないかということで、そういったものを導入をしていきたいと、そのように思っております。また、過去に交付金などを使わせていただいて庁内の水銀灯をエバーライトにかえるということで、先ほど議員が言われたような効果もございました。今、すべてがかえられているわけではありませんので、順次更新時期などを例えばとらえながらかえていく、もしくは先ほど冒頭で申し上げましたように更新時期というのもありますけれども、やはり社会的な使命もあるだろうということをもって電球などのLED化だとか、そういうようなところというのは順次進めていきたいと、そのように考えて今後の予算編成などにも当たっていきたいと、そのように考えておりますので、今後ともそういう視点でもって御指摘またいただければありがたいと、そのように思います。

質問 松田信行

次の確認も含めて質問なのですけれども、今、答弁の中に逐次検討してというお話がありました。その検討は必要なのですけれども、検討の体制、先ほど説明していただけたのかどうなのか、例えば31施設やったのですけれども、やっぱりこれは、ほとんどが人感センサー、それから個別スイッチ、それからHf方式、それからLEDなどの効率的なものにかえたらいいですよという評価を得ていると私は認識しています。ただ、やっぱり一遍にどんとこれもやれるわけではない、逐次どの課のどの施設が優先するのかという、そういうやっぱりマネジメントが必要になってくるのですけれども、このマネジメントというのはどうなのでしょう。考え方としては、各課それぞれで対応しなさいという考え方なのか、それとも先ほど言った総務課で逐次そういういろんな優先順位を問いかけて決めるのか、ここら辺はどうなのでしょうか。

答弁 町長

今の段階では、各課において対応させていると。先ほど所管課がこういうようなことでやる、例えば投資が必要な部分でいえば、人感センサーを設置した場合については、これだけ効果が出るというようなことになっております。そのほか、契約行為だけで契約の変更などでもって節電ができるというようなものもありましたけれども、投資の必要なものということについては、とりあえず住民課が各担当課に指摘をして検討を促していると、今時点でいうとそういう状況であります。私が今回予算編成方針の中でもそういった省エネルギーということについては、今までは基本的なスタンスとして買いかえ更新のある時期に切りかえていくというようなスタンスでおりました。しかし、ことしの震災のこと、また、全体的なエネルギーのこと、非常に国民の関心が高まっている中にあって、公共団体としてそういうものに順次早期に切りかえていくという使命があるのではないかと、そのようにも感じております。ですので、場合によっては在庫がある部分もあるかもしれませんけれども、それがあってもかえていくというようなことにしていかなければならない、そういう側面もあるのではないかと考えております。ただ、今の時点では具体的にこういう基準でもってかえるというところまでは持っておりません。今後、ことしの予算編成の中でそのあたりの状況などを担当課からしっかり聞いて、私は判断をしていきたいと、そのように考えておりました。

質問 松田信行

いずれにせよ、これは各所管課にまたがっていることなので、施設も、そこら辺はマネジメントというか、そこら辺はしっかりした体制で継続的に臨んでいただきたいと思います。そこで、いろいろ設備をやるとなったら、これまたどうしても財源がかかるのですけれども、ここでちょっと私も不確定な部分があるのですけれども、最初の投資に負担がかからないように、かつ節電において浮いたお金で返済をしていくという考え方なのだと思って私は理解しているのですけれども、ESCO事業というのがあります。これは、町長も多分知っていると思います。そこで、やっぱりこういった事業も積極的に活用していくべきだと。このほかにいろんな事業があるかもしれませんけれども、こういう事業を積極的に、今これなどなんかは国の国土交通省で平成20年に改定をして、このESCO事業をやっているみたいです。また、国の考え方を受けて、これを北海道では北海道経済産業局で受けて今検討をしている、やっているところも実際あるみたいです。ただ、これが行政の庁舎というか、行政、自治体にかかわるかどうかは、ちょっと定かではありません。ただ、そんな中で札幌市が今その推進の核となって取り組んでいるみたいです。ぜひ、いろいろアンテナを出してこういう事業も検討すべきでないかと思うのですけれども、ちょっとお考えをお聞かせください。

答弁 町長

ESCO事業といいますのは、建物がございます。そのビルのオーナーが、そのビルを省エネモードに改修をしたい、また、いろんな節約行為、契約の部分も含めてかもしれませんけれども、節電モードに切りかえる、そういう仕事をしたいと思ったときに、やはり当初大きな初期投資がかかる、それを抑える方法はないかということででき上がった事業だというふうに思います。ESCO事業者という事業者の方々がいます。その方々は、その建物に対する光熱水費の節減、エネルギーの節減などについていろいろ提案をしたり、事業改修を行う、そういう総合的な事業者の方々が登録されていらっしゃると。その方々の提案に基づいて、一つのビル会社のそういう改修を行う、当然、そこのところで光熱水費の額が何%か低減になる、その額、さらには国からの一定程度の補助金の額をもって改修などを行ったESCO事業者の方々に一括で、もしくは5年から20年間の間の分割でお支払いをするということになる事業かと思います。ビルのオーナー側から見ると、何のメリットがあるかと申しますと、最初に初期投資は要りません。そのことによって、今まで毎年1億円かかっていた光熱水費が改修を行うことによって、例えば8,000万円で済みますと、その2,000万円分は一定の年数で払わなければならないのですけれども、その2,000万円はESCO事業者といって、改修をした側の方々にお支払いをするということになります。それで、一定の期間が過ぎれば、その差額分というのは今度はビルのオーナー側のメリットとして戻ってくるというようなことになる、そういう事業かというふうに思ってございます。ですので、ESCO事業者と言われるそういう改修する方々からは自分たちの仕事としての工賃といいましょうか、その部分もあります。それから、何年間か節減を果たした、自分たちの努力によって節減を果たした光熱水費分の支払いを受けるというメリットがあって、先ほど言ったように、ビルのオーナーは初期投資がない中でビルを省エネモードに改修ができるというような事業になっているようであります。それで、現在女満別空港ビルにおいて、この事業の導入について検討をしているということでございます。当然、公の部分が対象になるかということで調べてみましたところ、公共施設などもそういった事業の対象になるということでありますので、例えばこの役場庁舎などもそういった改修を行うということであれば、対象にはなってくるだろうと、そのように思っております。しかし、ここからなのですけれども、空港ビルでいいますと、おおよそ年間に5,000万円の光熱水費がかかっていると、今のESCO事業者からの提案の内容では約十七、八%、約900万円ぐらいの低減が図られそうだというようなことになっております。それを10年ぐらいの間での償還に合わせるというようなことで、いろいろ検討がされているようであります。なのですけれども、当然、ESCO事業者の側から見れば、いろいろな改修をやって、そこからどの程度の低減が自分のほうにメリットとして入ってくるかということがあります。先ほど言いましたように、空港ビルでの例を一つとりますと、900万円程度、例えばそれが10年間ESCO事業者に支払われる額になるということは9,000万円です。ですから、改修をやったときに、当然9,000万円以内でおさめておかないと、ESCO事業者の方々にとってはメリットがないと。国から一部ESCO事業者に補助金が入る場合もありますので、その部分を差し引いて、さらにメリットとしてなければならないということになります。私どもの役場も建てて26年たちますけれども、この役場でいいますと、光熱水費のうち暖房費に係る、ほかのところでいいます灯油代などは、今現在かかっていない状況にあります。そういった中で、このところをどの程度節減することが可能かと、例えば同じように20%低減をしたとして年間100万円浮きます。その100万円掛ける先ほど言った20年、最長でも20年ですから、2,000万円の工事などの範疇で改修ができるかどうか、そこはESCO事業者の方々が、その建物なり省エネに切りかえるときにどこまでできるかということを判断するターニングポイントだというふうに思うのです。その中で、本当にこの庁舎がそういうものに該当するのかどうかということで関係するところにもいろいろ聞いてみたいと、そのように考えております。先ほど言いましたように、今役場庁舎を一つ例にとりましたけれども、ほかの施設などいろいろ大型のものもあります。どの程度の光熱水費などがかかっているかということについて、その部分もいろいろ検討してみたいと、そのようには思います。一方で、先ほど言った事前の調査事業の中で、契約を変えるだけで50万円下がるなどというところもあります。そういうところ、せっかくのものでありますので、そういうようなものを片方では順次順次進めていく中で効果というものも出していきたいなと、そのように考えているところでございます。また、この事業につきましては、何か機会がありましたら、もう少し詳細に私どもも情報収集をして、皆さん方に御提供できる、そういう機会を設けてまいりたいと、そのように思いますので、これからも御指導いただきますようにお願いを申し上げます。

質問 松田信行

説明をいただきました。もし、そういう整合性があるのであれば、積極的に取り組んでいただきたい、私からもお願いしたいと思います。最後ですけれども、今回この質問するに当たって、私はいろいろな資料などをいただきましたけれども、正直なところの感想を申し上げたいと思うのですけれども、この公共施設の電力適正化、この事業200万円かけてやりました。そして、この調査の結果が出たのが、ことしの3月です。結果は、もう3月にはわかっているのです。今は、もう12月です。予算編成に間に合うのでしょうか、これ。町長査定で、多分そこら辺は町長は理解するのだろうと思うのですけれども、正直言って取り組み方も、この3月からここまでの間にきちんと議論、担当課がいろいろありますけれども、この事業に対しては、ここで煮詰めておくべきものではないのかなというのが正直な感想です。そこら辺について町長は、どう感じ取られておりますか。御意見を伺いたいと思います。

答弁 町長

その点に関しましては、松田議員の言われるとおり、全くそのとおりだと、そのように思っております。私自身が十分指示せず、ここまで、予算編成まで延ばしてしまったと。本当は随時の取り組みというようなものは、3月に出た後、4月から今までの間、取り組めるものというのは随時あったと、そのように大変反省をしてございます。この場をかりて、そういった取り組みがおくれておりますことに、おわびを申し上げたいと思います。今後、予算編成が今並行して行われております。そこのところでなるだけ早く新年度予算に計上するものは計上する、しかし先ほど言ったように、予算だけの問題ではなくて現計予算の中で取り組めるものもございます。あすからと言わず、きょうからそういった取り組みを進めて、今年度中に解決できるものは随時行ってまいりたいと、そのように考えてございます。御指摘をいただきまして、大変申しわけございませんでした。ありがとうございます。

質問 松田信行

終わります。

出典:大空町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月20日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる