大空町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月20日
「6月、初めての議会で質問させていただいた、友好姉妹都市のコー…」
2010年12月20日、大空町議会の一般質問で、中堀君子議員が質問し、町長、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 中堀君子 議員
- 答弁者
- 町長、教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 中堀君子
おはようございます。私は、6月、初めての議会で質問させていただいた、友好姉妹都市のコーナーを本庁舎の正面に、町長を初め、担当職員の皆さんがあの酷暑の中、テーブルを片づけ、植木鉢を寄せて、稲城市と氷川町の案内板パネルを掲げて、町民の皆さんに見てもらおうと汗を流していただいたことに、まずもって御礼を申し上げたいと思います。その友好姉妹都市稲城市へ、私は74歳にして初めて稲城市へ足を踏み入れました。いなぎ市民祭に参加ということでしたが、あいにくのどしゃ降りで3日間とも中止になってしまいました。でも、待ってくださっている市民の方たちが次々といらっしゃるので、Aコープの倉庫で2日間、3日目は大空町アンテナショップほのか稲城店の横で、タマネギやジャガイモ、青大豆を販売いたしました。大変好評でございました。稲城Aコープの方たちも、それから農村青年部の方たちもお手伝いをしてくださいまして、お客様を案内してくださったりと、これが20年間友好姉妹都市としてやってきた交渉のあかしかと感じてまいりました。また、雨の中をアンテナショップの、元稲城市役所の職員の方ですが、私が初めて稲城市へお邪魔したということで、清掃工場や市役所、病院等を、休日でしたので車の窓から街の中を見させていただきました。都市景観のすばらしさ、街路樹が各町内ごとに、その町内ごとに違う樹木が植わって、整然としていました。稲城市と大空町の違い、市域や人口の違いはあっても、見習う点がたくさんあることを感じながら帰ってまいりました。さて、前口上が大変長くなりましたが、私は、今回は町民の方たちのささやかな疑問や、こうだったらいいのになというつぶやきを、町長さんを初め、役場職員の皆さんに聞いていただくものです。まず、環境問題ですが、この大空町、東藻琴にはシバザクラ、女満別には網走湖女満別湖畔と、観光の拠点があります。ことし春早くに、ラジオで大空町女満別湖畔のミズバショウが見ごろですよ、皆さん見にいらっしゃいませんかというコマーシャルがあったそうです。それを聞いた札幌市の方が、女満別のお友達を訪ねてミズバショウを見に行ったそうであります。その女満別の見に行った方がおっしゃるには、お客様が帰ってから私のところにいらして「中堀さん、とっても恥ずかしい思いをした。せっかく札幌から来てくださったのに、ヨシばかりでミズバショウは、ぽつんぽつんなのよ。あのヨシを刈り取ることはできないものですか。」という質問を、私は受けました。私は、大変不勉強ですけれども、女満別湖畔は国定公園ですから、みだりに木を切ったり草を取ったりしてはいけないと思うのですけれども、でもせっかく町民が考えを出してくださったのだから、担当課にお伺いを立てて、北海道なり国なりに聞いてもらいましょうかというお話をいたしました。このことで、担当課としてよいお答えはありますでしょうか。お伺いをいたします。また、「町内に流れる河川には、昨今話題になっているウチダザリガニを初め外来種はいるのかどうか、調査などはしていますか。」と、この方は聞いてまいりました。このまま担当課にお伺いをするものです。続きまして、まちおこしですが、12月に入り急に気温が下がり、日の入るのも日が落ちるのも早く、3時半、4時には真っ暗になってしまいます。ジングルベルクリスマスも近づいたせいか、私もささやかに庭の木に、イルミネーションまでとはいきませんが豆電球をつけました。女満別内でも、旧空港通りのお宅ではすばらしいイルミネーションをして、私が見させていただきに行きました13日の夜6時ごろでしたけれども、車が2台止まって小さいお子さんを連れて楽しんでおりました。政府は、来年10月から環境税を導入すると報道しておりますけれども、電気を使うイルミネーションでまちおこしをというのはおかしいのではないかとおしかりを受けそうですが、札幌大通公園や函館港の大ツリー、北広島市等では、役所が率先してホームイルミネーションを呼びかけ、今ではバスツアーが来て経済効果は上がってきていると聞きました。太陽光パネルやLED電球等で、役場がお金を出すのではなく知恵を出し合って、バスツアーとまではいかなくとも、空港におり立ったお客様が感嘆の声を上げてもらえるような空港通りであったらいいのにな。消防では、火の用心とイルミネーションがチカチカしております。役場の施設にも、ささやかにイルミネーション、例えば「交通事故に気をつけて。」とか、「納税はお済みですか。」とか、そんな手づくりのイルミネーションで、役場がお手本を見せることで、町民の方たちにも広がりが見えるのではないでしょうか。最後に医療問題ですが、春、4月に●●のほうの●●ばあちゃんというのかな、おばあちゃんが私のところへ来て、「うちのお嫁さんが流産をしてしまってさ、かわいそうなことをしたのよ。」。ちょうどビートの植えつけどきで、誰も手があいていないもので、車を出してやることができず、お嫁さんが御自分で運転していったもので、町内に行ったのだそうです。「町内に産婦人科があったら、かわいそうな思いをしなくてもよかったのにね。」と、このおばあちゃんは涙ぐんでおりました。現在、産婦人科と小児科のお医者様が減少しているようです。仮にいたとしても中央へ出ていき、地方はどんどん医師不足であるということも承知した上でお伺いをいたします。妊婦さんが、安心して赤ちゃんを産み育てるような手だては、町としてはどのようにお考えでしょうか。以上、3点をお伺いいたしまして終わります。ありがとうございました。
答弁 町長
中堀議員の一般質問にお答え申し上げたいと思います。1点目の環境問題についてということで、女満別湖畔の湿性植物群落についての御質問がございました。女満別湿性植物群落は、ヤチダモ・ハンノキ、これらを主とする広葉樹林で、林床には広大なミズバショウが群生し、学術価値の高い植物群落として昭和47年6月14日に、国の天然記念物に指定されております。国として保存していくことはもちろん、当該地の市町村として取り組むことも必要であろうと、私は考えてございます。私自身も、現在あります湖畔観光線、この道路のあり方でありますとか、設置しております木道の、設置のそのぜひ、また、観光や漁業というところとのかかわりなど、非常に関心を持っている場所でもございます。過去に、北海道大学に環境調査を依頼した経過などもございます。詳しくは教育長から答弁いたさせますので、御了解賜りたいと思います。次に、ウチダザリガニのことについてもお尋ねでございました。ウチダザリガニは、北米大陸原産の甲殻類の淡水ザリガニの一種、体長は約15センチメートルほど、第1胸脚、ハサミの部分のところの稼働肢に小さな斑点があるというのが、特徴であるようでございます。食性は雑食ということで、気が荒くて共食いをするという報告などもあります。日本への移入は、昭和5年に、当時農林水産省がアメリカ合衆国のオレゴン州から輸入をして、養殖のために摩周湖に放流したという記録がございます。しかし、摩周湖から自然的に拡大するということは、あまり考えにくいのではないかと、そのように思っております。何がしかの関係で人為的に放流し、そのことによって生息域が拡大したものと推察されるということであります。環境への適応性、繁殖力が非常に高い種でございます。ニホンザリガニの生息域と競合して、その中でニホンザリガニを圧倒してしまうために環境問題として取り上げられ、外来生物法に基づき特定外来生物に指定されております。このことから、許可なく飼育することが禁じられております。生態系への影響は、捕食者として在来生態系をかく乱している可能性が非常に高い、また、水カビ病を媒介して在来種に感染させて死滅させるなどの影響が懸念されております。具体的には、釧路市の春採湖で、水草の食害でヒブナの産卵床が食い荒らされたという実例が報告されておりますし、阿寒湖でも天然記念物のマリモが食害に遭っているということが確認されているところでございます。近隣で申し上げますと、北見市・美幌町・清里町・置戸町、さらに湖などで言いますと摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖などで、この生息が確認されているところであります。美幌町においては、平成20年度から防除を実施して、約1万1,000匹の個体を捕獲しているという報道がなされておりました。さきほど言いましたとおり、環境への適応力や繁殖性の高さなどから、網走川水系の上流で生息が確認されております。本町の地域にも生息している可能性があるものと、そのように推測してございます。現在、直接的に農業や水産資源への被害というものは、報告されておりません。オホーツク総合振興局などに確認いたしましたところ、人為的な放流禁止などの注意喚起や適正管理の周知にとどまっておりまして、現在は抜本的な調査は行われていないという状況でございます。また、私どもから漁業協同組合等へ確認いたしましたけれども、先ほど言いましたように私どもの地域の中では、農作物や水産資源等への被害はないということでございます。今後、オホーツク総合振興局などからも情報を十分収集し、さらには近隣市町村の状況なども把握させていただきたい、さらには町民などからそういう情報をいただきながら、広域で調査をするということを考えていかなければならないのではないかと、そのように考えてございます。今後、こういった面にも適切に対応していく、そういう対応方針で臨みたいと考えてございますので、御理解賜りたいと思います。続きまして、イルミネーションなど、そういった町民の皆さんのかかわる中でのまちおこしということでの御質問をいただきました。私は、11月は東京都出張が何回かございまして、向こうでのテレビなどを見ておりますと、イルミネーションが始まったよと、そういうような話題がテレビで報道されておりました。また、数日前テレビを見ておりますと、全国各地のイルミネーションの特集がなされておりました。増えているという報告の内容で、これはLED電球の普及などが影響しているのではないかとも言われておりました。先ほど、中堀議員が言われましたとおり、北海道においても札幌市のホワイトイルミネーションがあったり、小樽市においては「小樽雪あかりの路」、下川町などではアイスキャンドル、洞爺湖畔のイルミネーションなど、観光協会の方々や商工会議所・住民の方々の実行委員会などで、北海道の冬を代表する風物詩として知られるものが多くなってございます。また、企業や住民の方々がさまざまな形で取り組みが行われているとも認識してございます。大きな規模のものについては、旅行ツアーに組み込まれたり、中堀議員が御指摘のようにいろいろなところの雑誌などでも取り上げることが多くなっておりまして、そのことによって入込みのお客様にもつながっていると、そのように思います。そんなようなこともありまして、いろいろな方々が、大規模ではないにしても地域の中でさまざまなイルミネーションをとり行っているようにも思います。また、ホームセンターなどで、そういうグッズが売られているという状況も目にいたします。私どもの町でも、町民の皆さんが思い思いに住宅などに飾りつけされ楽しんでいる、そんな状況を見ることができます。道の駅におきましては、財団法人めまんべつ産業開発公社が独自でイルミネーションを行っております。また、先日、女満別湖畔のホテル山水さんのところにお邪魔いたしましたけれども、そこの玄関先などでも飾られておりました。こういったものは、イルミネーションに限らず町民有志の方々が、自分たちの遊び心と、また、町の活性化、そういうことを含めながら取り組まれているものだろうと、そのように思います。そういった独自の活動を、一つ例をもって取り上げてみますと、道の駅などでは氷像の制作・地域の特産品の提供・雪合戦・ロビーライブなど、道の駅の雪まつりということで、町民の方々が自主的にそういう活動をしてくださっております。大変ありがたいことだと思っておりますと同時に、町といたしましては、会場の使用など、そういったところでバックアップをさせていただいておりますし、ことしは大空町の5周年となる節目の年でもございました。町民の方々が主体となっていろいろな企画をされ、多彩な催し物が行われてまいりました。そういう自主的な活動というのは、まさに地域の力となって、活性化やいろいろな交流につながるものと大変歓迎すべきことで、できる限りこういったものについては、町としても支援を申し上げていきたいと、そのように思ってございます。今、内部で検討しておりますのは、自治会の活動に対する補助金というものを今、持っておりますけれども、来年度こういったものをもう少し使い勝手がいいような形で、地域の活動にいろいろな形であてていただく、そういう支援の材料とならないだろうかということで検討させていただいておりますし、現在もある町民の方々を支援するいろいろな活動の補助金、こういったものを統合してもう少し、しっかりとPRをする、そのことによって多くの町民の方々に使っていただけるような、そういう体制をとりたいということで、来年度に向けて検討を加えているところでございます。こういったものも活用いただきながら、皆さん方の独自の活動を支援していきたいと、そのように思ってございます。また、この御質問がある前に、職員のほうから「役場でも、どこかでイルミネーションをやりませんか。」というような話が寄せられておりましたし、そう言っているうちに一般質問の通告がなされたこともございました。急きょではありましたけれども、町で持っている資材などで消防の前のトチノキに少し施しをしてみた部分もございます。そういった中で、町が取り組みを行うことで町民の皆さん方の機運が少しでも高まればと、そういうきっかけにしていただければと、そのように思ってございますので、今後とも御指導賜りたいと、そのように思います。3点目につきましては、医療問題について御質問をいただきました。住民の方々の安心・安全な生活を確保するために、地域医療を充実させるということは行政の果たすべき責務の一つでございまして、産科医を地域で、町内で確保するということは、町としても究極の目標になろうかと思います。私自身、昭和35年の2月生まれでございますが、私は当時の女満別国民健康保険直営病院で生まれております。女満別の町史をひも解いてみますと、昭和30年に女満別の当時の国民健康保険直営病院に産婦人科が開設、しかし、昭和35年に医師不足によって休止というような記載がございました。ひょっとすると、私が最後のほうの国民健康保険直営病院での出生なのかなと、そのようにも思ったところでございます。また、こういった関係から、昭和45年に母子健康センターというものを病院のわきに開設いたしまして、助産師を配置し、妊婦の指導でありますとか、分娩もその施設においてできるというようなことを行ってまいりましたが、昭和55年にこの母子健康センターも廃止してございます。一方で、東藻琴においても昭和38年から一時期、同じように母子センターというものがあって、そこで出産ができる仕組みというものがとられていたようでございますが、こちらのほうも現在では休止ということになってございます。そういった関係から、町内で現在は出産ができるという体制ではなくなっている現状にございます。全国の中で医師不足が言われておりますけれども、特に小児科や産婦人科というところが少なくなってきているということがございます。こういった医師不足の背景というものについて、少し御説明申し上げたいと思います。新しく「臨床研修制度」というものがスタートし、これが医師不足になった原因ではないかと言われております。新しい制度は、新人医師が専門分野に接する前に、初期診療などの臨床医としての基本を身につけるために、2004年度にこういった制度が導入されました。それより前は、医師免許をとってすぐに出身の大学の医局などに身分を移し、その大学病院や医局が派遣する関連病院で診察を行いながら、専門の医師としての技術を身につけるというのが一般的でございました。しかし、新しい制度では2年間の研修プログラムを提供する病院での研修に専念するということになります。あくまでも研修プログラムでありますので、複数の診療科をローテーションで回るというようなことから、現場の戦力とはなりづらいという面がございます。新しい制度によって、2004年、2005年と2年間にわたって大学医局に新しい医局員が入ってこなかったという事態となっております。この2年間に誕生した医師数は、1万5,000人と言われております。全国の医師数25万6,600人余りでありますけれども、この6%が、今言った1万5,000人ということで、この数が不足しているという、そういった報告もございます。2年間の研修が終わればどうなるのかということでありましたけれども、しかし2年間の研修が終わっても、実際にはそういった若手のお医者さんたちは、その研修を行った病院にそのまま勤務をして、大学の医局には戻られていないというのがほとんどでございます。その後においても、そういった同様の傾向が続き、ますます現場としては医師不足が深刻化してきているという状況があります。結果として、大学医局に属する医師が激減する、やむを得ず関連病院に派遣していた医師を引き上げる、医師を引き上げられた医療機関では、残った医師が頑張って仕事をするものの激務であるということから、みずから開業したり勤務の厳しくない病院に移るということになります。一人二人そういう方々が出てきますと、結果残ったお医者さんがどうしても耐えきれなくなって、大量に一時に退職するというようなことが言われております。また、さらに冒頭、婦人科と、それから小児科というのが非常に少なくなってきているということがあります。これらは、診療科の偏在も医師不足の一因にあると言われてございます。リスクの高い産婦人科でありますとか、患者数の少ない小児科というところを敬遠する傾向にあるのではないかとも言われております。産婦人科の医師、また、助産師の常駐、これは目標とするところではありますけれども、現状としては非常にハードルが高いものと、そのように考えてございます。しかし、だからといって現況に甘んじているばかりではいけないというふうにも考えます。妊婦の健康審査にかかる助成を、町として行ってございます。また、妊婦の方々に事前登録制度というものを提供してございます。もし、緊急時の場合については御自分などの、御家族などの車で移送されるということではなくて、救急車でもって支援する、そういう仕組みに登録をいただいてございます。現在と言いましょうか、今年度大空町では69人の妊婦の方がいらっしゃいまして、そのうち登録が67件ございます。実績といたしましては、1件の搬送と、移送ということにとどまっておりますけれども、こういった中で安心を持っていただけるということも、大切なことではないかなと思ってございます。一方で、我が町だけでは、なかなかそういったところをすぐさま提供していくというのは難しい面がございますので、広域的な連携、今、御相談を申し上げております、例えば定住自立圏の協定などの中に、こういった産婦人科や小児科における連携というものもしっかりと位置づけて、安心を皆さんに持っていただくということの可能性はどうかということも考えなければならないのかなと、そのようにも感じたところでございます。最後に、管内の状況について御報告申し上げたいと思います。オホーツク管内におきましては、網走市内に2つの産婦人科の医療機関、北見市に4つの医療機関、遠軽町に1カ所ということで、計7カ所がございます。さきほど言いました69人の今年度の、私どもの町の妊婦の方々は、網走市に42人、北見市に27人、遠軽町にはございませんけれども、そういった中で病院を確保されて、そこに通院・検査などを行っていただいているという状況でございます。また、北網の地域における助産師の数が、平成20年度版のオホーツク年報に記載されておりました。それによりますと、北見市に51人、網走市に14人、美幌町にお二人の助産師の登録があるという報告がなされてございます。いずれにいたしましても、冒頭言いましたようにそういった地域の医療をこの地域で確保するということは、町としての究極の目標になってこようかと思います。それに一歩でも近づけるように、今後も努力してまいりたいと思いますので、今後とも御指導いただきますようお願い申し上げ、御答弁とさせていただきます。
答弁 教育長
中堀議員の環境問題についての一般質問にお答え申し上げます。網走国定公園内のミズバショウの保護についてでありますが、毎年春の開花時期には、女満別湖畔沿いにおいてミズバショウが白く咲き乱れ、町民の皆さんはもとより、観光客の方々を魅了し続けており、町にとってミズバショウは大変貴重な財産であると、このように思っております。しかし、長い年月を経るにしたがい、生態系や自然環境等の変化に伴い、湿性植物群落の立地環境の変容がうかがい知れるようになってまいりました。町では、平成7年と平成15年に北海道大学の協力を得まして、湿性植物群落の実態調査を実施したところでございます。その調査によりますと、木道付近のヨシの占有度合いは、平成7年時よりも平成15年時のほうが高くなっていることがわかっております。その要因として、長年にわたる自然環境の変化等から広葉樹林の倒木が進み、日の当たる場所が拡大した影響から、ヨシが繁殖したことが挙げられております。また、直射日光のよく当たる場所は、湿地の乾燥が進むことなどから、ミズバショウの生育にとって適さないこともわかっているところでございます。中堀議員からの御指摘のように、確かにヨシの繁茂によってミズバショウへの生育環境の影響というものはあるかと存じますが、一番の影響は木道周辺地帯の倒木により、日陰がなくなったことであると、このように考えております。新潟県の財団法人であります調査機関が、ミズバショウに対するヨシの刈り取り実験を4年間にわたり行っておりまして、その結果によりますと、生い茂るヨシの密度が適度である場合は、直射日光からミズバショウを保護する役割を果たし、ミズバショウの生育を助けていることがわかっております。またその一方で、ヨシの密度が極端に高い場合は生育を阻害し、衰退するといった結果もあわせて出ているところでございます。そのような事例などから、ヨシの繁殖状況によっては、ミズバショウにとって有益ととらえる考え方もあることから、ミズバショウの保護という理由でヨシの刈り取り許可を国から得るには、十分な分析や研究が必要とされており、現状では大変難しいものと判断しているところでございます。シバザクラと並び、町の花でもありますミズバショウを、町としてもしっかり守っていきたいと考えているところでございます。今後も過去の実態調査のデータを参考にするとともに、専門家や有識者などの御意見をお聞きしながら、保全のための研究をしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきますようお願い申し上げます。以上、御答弁とさせていただきます。
質問 中堀君子
国定公園ということで、町民がボランティアで草を刈るとかヨシを刈るとかということも、町長を初め、教育長さんの御答弁の中で、いわゆる適当に、適当にというかお互いに保ちつつ繁茂していくということは、大切なんだなということ、それと、町民がヨシを刈ってしまえばきれいになるんだということをわかっていながらも、大変難しいことがあるということで、刈り取ることはできないということがわかりました。町としても、車が入ったり、植物の保護とかいう観点から、町道から林道に変更して車の出入りを制限してくださる努力も見えておりますし、これからも町民のわかりやすい、今のような行政運営を、納得のいくまちづくりを望むものであります。(何事か言う者あり。)そういうことを、外野から言わないでください。ただ一点、これはダイレクトメールというのかパンフレットというのか、一番新しい大空町のパンフレットでございますが、この中にすばらしいミズバショウが写っているのであります。この写真を見て、先の御婦人は「これはいったいどこのミズバショウなんですか。」というふうに聞かれましたけれども、写真を撮る人の腕で、こういうふうに撮れるんじゃないですかと、そのときは答えましたけれども、非常にすばらしい写真集のようなパンフレットなものですから、その御婦人は不満げに私のところへ持っていらしたのです。これは、その御婦人からいただいたものなんですけれども、そういったことで、今後このミズバショウに関しては、お互いに日陰をつくりながら、ヨシも日陰になってミズバショウがきれいに咲いてくれるということがわかりました。ぜひまた、町民の方にもわかるような、そのようなことで私も努力いたします。町もまた、努力していただきたいと思います。それから、ウチダザリガニについてでございますけれども、先ほど町長の御答弁の中で、広域にわたって今後調査をしていくというお言葉がございました。確かに、まだ大空町にはいないということは、絶対にいないということはあり得ないと思いますし、見つかったら、もうそれは本州のほうでいうゴキブリと一緒で、1匹いたら100匹いる、100匹いたら1,000匹いるというふうに、どんどん増えていくものだと思いますので、来年暖かくなったら、子供たちと一緒に川遊びをしながら、これは教育委員会のほうにお願いをしたいと思うのですけれども、子供たちと一緒に川遊びをしながら、ザリガニはどんなザリガニがいるんだろうなというふうなことで調査をしていくという一つの手もあるのではないだろうか。そのように思いまして提案をさせていただきたいと思います。それから、まちおこしのイルミネーションでございますけれども、町民のつぶやきで・・・。一問一答でね。はい。
答弁 町長
まず、ミズバショウの関係でありますけれども、ぜひ定期的に、あそこの植物群落の状況がどうなっているかというものについては、今後もおさえていきたいと、そのように考えてございます。また、確かに今、見せるためにということでつくられておりました木道の周辺については、残念な状況になってございます。今後、見ていただくその方法ということもですね、場所ですとか、先ほど言ったその、車で行くことがいいのかどうかというようなことも含めて、しっかりと御議論いただいて確立させていきたいと、そのように思ってございます。また、パンフレットなどについては、最もいいところをやはり、写真に撮って載せようというようなことから、そういうようなものになっております。ですから、その場所がないわけではないのですけれども、じゃあ皆さんの視界の中にその部分がとらえられるかというと、今の状況ではなかなか難しい状況になっておろうかと思います。先ほど、見せると言いましょうか、それも情報公開の一つなんだろうと思いますけれども、そういう中でですね、ぜひ、そういったところが見られるような場所が、どういう手段であれば見られるのかというようなことについても配慮しながら進めてまいりたいと思ってございます。また、ウチダザリガニのことについては、町として今言ったような学習の面も含めてやっていくということは、それはそれで大変大切なことだと思っております。ただ、きょうの北海道新聞などにも、洞爺湖でというような報告もありました。私が思いますのは、例えばエゾシカなどにおいても、単発的に調査の仕方がバラバラだとか、それから場所も時間帯も違うというようなことでは、なかなか、その全道への広がりというものが、全体としては把握しづらいのではないか。できれば、オホーツク総合振興局もしくは北海道などが、そのマニュアルみたいなものをつくって、ぜひみんなで一緒の時期に、同じ方法でやるということによって、全道の分布状態というようなものがですね、わかってくるのではないかなと。そういう把握するということであれば、そういうところを私どもも提言しながらやっていくということが必要ではないか。また、地元の学習としてやる上においては、今言われたようなこと、特に地域の方に関心をもってもらうというやり方においては、大変有意義なことではないかなと、そのように考えております。後ほど教育長などからも、その観点については御答弁させていただきたいと思いますが、そのように私も受けとめておりますので、ぜひ中堀議員の意をくんだ、町民の皆さんにわかりやすいような、そんな取り組みをしてまいりたいと、そのように思います。
答弁 教育長
中堀議員からは、ウチダザリガニを子供たちが学ぶ、そういう教材としての活用についての御提言をいただいたところでございます。現在、生活の時間、社会科の時間あるいは理科といった教科の中で、生活体験学習なんかに両地区で取り組んでいるところでございます。水田の中の生き物であったり河川の生き物であったり、そういうものを子供たちが捕獲して水槽で観察すると、そのような授業も現在も行われておりますけれども、話題となっておりますいろいろな問題、環境、そういった観点からも、ウチダザリガニの存在というものもですね、学校教育の中で、また学校とも相談しながら取り組めるものを取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。今後とも御指導いただければと、このように思っております。
質問 中堀君子
ミズバショウのこともウチダザリガニのことも、大変私の勉強不足と言いますか、ああ、なるほど、そうなのか、というふうに今、聞いておりました。ぜひ、このことに関して教育委員会も、また、町長も広域でというお言葉がありましたので、ぜひオホーツク総合振興局のほうへも働きかけるというか、全道でこのウチダザリガニを絶滅できるように頑張っていきたいと言うと、非常に大ごとになりますけれども、ささやかな私の願いでございますので、このことに関しては、ありがとうございました。2問目を続けてよろしいですか。はい。まちおこしイルミネーションということで、私は、町長のほうからも御答弁をいただきまして、ああ、女満別の中でもそうか、ホテル山水さんでもやっているのか、道の駅でもやっているのかと。まあ、夜になると74歳のばあちゃんは、めったに外へ出ませんから見ることは少ないのですね。ですけれども、町民のその「きれいだったよ。」「よかったよ。」という報告を、私は私の周りのおばあちゃんたちから聞いていて、「あんた、いつ行ってきたの。」「風呂の帰りに寄ってみたの。」とかいうことで、いわゆる町民の口から口へ伝わって、こういうことになるのではないだろうか。一人が二人と、みんなで広がりを見せるように、私はこのたび質問したのは、いわゆる、もうよどんではいないでしょうけれども、小さな池に石つぶてを投げて水の輪を広げる、さざ波を起こす、そのことによって、ことしはもう間に合わないでしょうけれども来年はきっと、きのうきょうの大空町のイルミネーションの倍、2倍、3倍と広がりを見せているのではないだろうかというふうに期待を持って質問させていただきました。小さいお子さんがいらっしゃるからとか、夫婦だけのお宅でも、お年寄りのお宅も若者も知恵を出し合い、町中にホームイルミネーションが輝くことをというと何か、よその土地ではやっているのに今ごろ何をやっているんだといわれそうですけれども、先ほども言いましたように空港、飛行機からおりたお客様が、「きれいだったよ、あそこの町へおりたらすばらしい、空港通りはマツの木がありますから、そこにイルミネーションが輝いていたよ。」というふうに、他町村からも言われるようなことをお願いしたいと思って、このたび質問いたしました。イルミネーションに関しては、二度目の御答弁は結構でございます。医療問題に進んでよろしいですか。はい。産婦人科のお医者様に常駐してくださいというのは、町民の悲願のひであります。妊娠可能な町民のささやかな夢でもあります。安心して地元で赤ちゃんを産みたいと思うのも、妊婦さんのささやかな夢。妊婦ばかりではなく、人工透析をしている人も心臓を患っている人も血圧の高い人も何らかの病で病院通いをしている人も、等しく地元で診てもらいたい、総合病院があったらなと思うのは、町民のささやかな夢であります。その思いが実現できない点も、町民の夢に近づいてくださる努力をするのが、町としてあるべき姿だと思います。私は、決して町を、町長を非難しているのではなく、この夢に向かって町民も町役場も一丸になってと言ったら、お金のかかることなのに中堀、何寝ぼけたことを言っているんだとおしかりを受けるかもしれませんけれども、今後とも、大変なことではありますが、大空町として安全で安心なまちづくりをお願いしたいと思いまして、質問を終わります。
答弁 町長
地元で子供さんを産み、また、その子供さんが地元で体調を崩したときには医療にかかれて、例えば高齢になっていろいろ体の不調を訴えたときも、地元でいろいろな対応ができる。それは本当に、大変大切なことであると、そのように思います。今回の御質問があった中で町史など、東藻琴の村史それから女満別の町史などをひも解いて、過去の医療の状況がどうであったかというようなことを、少し勉強させていただきました。先ほど一部紹介いたしましたけれども、数はたくさんいたのかもしれませんけれども、交通の状況も今とは違ったのかもしれませんけれども、それでもその当時、何年間か女満別の地域にも産婦人科医がいたという時代もありました。そういうところから見ますと、医療は非常に進歩し、さらには交通の状況なども進歩しているとは言いながら、医療の分野においては逆にだんだん、私ども地域の者から遠ざかってしまっている部分があるのではないかなと、そんなことを町史を見た中でも感じたところであります。どこのまちでも同じようなサービスが提供できる箱物などについては、そういったことについては、よく金太郎あめのように、どこにもここにも同じサービスが必要なのかということは、考えなければならない、そのことはよく言われておりますけれども、そのソフトの部分と言うんでしょうか、人間にかかわるそういったサービスの提供というものは、日本全国どこにいてもやはり同じように受けられる、そういう体制がみんなの念願していることではないかなと、そのように思います。もし、それがなくなってしまえば、例えば採算が合わなければ電気も水道も、そういったもののサービスも供給しなくていいのか、というようなことにもなってしまいます。それと同じ、同一線上に医療というものもあるのではないかと、そのように考えるところでございます。ぜひ、いろいろな分野において町民の方々が安心してこの地域で住める、その基礎になる部分が、医療の確保ということになるのではないかと、そのように思います。ぜひ、高いハードルの部分も確かにありますけれども、目標をしっかりと持ちながら一つ一つ努力をしてまいりたいと、そのように思いますので、今後とも御指導賜りますようにお願い申し上げたいと思います。
質問 中堀君子
終わります。