大空町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月16日
「9月も半ばを過ぎまして、朝夕は肌寒く感じるようになりました」
2010年9月16日、大空町議会の一般質問で、中堀君子議員が質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 中堀君子 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 中堀君子
おはようございます。9月も半ばを過ぎまして、朝夕は肌寒く感じるようになりました。と言いながら、大変暑うございます。ことしの夏は一体どうだったのでしょうか。その暑いさなか、昨日役場庁舎を玄関を入った突き当たりのまっすぐのところに、友好姉妹都市の展示コーナーを職員が一生懸命汗を流しながらやっていただいておりました。一言ここで御礼を申し上げたいと思います。まだでき上がってはおりませんけれども、ぜひ町民の皆様にはこの展示コーナーを見ていただきたいと思います。9月に入りまして初めての日曜日に、東藻琴地区の防災訓練に参加をいたしました。教えられることが多々ございました。私は、我が家の非難袋は大丈夫だろうか、懐中電灯の電池は切れてないだろうか、ラジオは、軍手は、と考えますと眠れなくなりましたけれども、この、日ごろから自分自身の身の回りの避難訓練のものを用意しておかなければいけないな、防災月間を機会に皆様と共に考えてまいりたいと思います。前置きが大変長くなりましたが、通告に従いまして質問に入らさせていただきます。私ども大空町議会は去る6月、第2回定例会において、ワクチン接種に関する要望意見書を、北海道知事に対して満場一致で提出いたしたところでございます。御存じのとおり、近年生活習慣病を抜いて、亡くなる人の多くはがんだそうであります。生活習慣の変化や、食べ物の飽食化のせいでは、と語る人も多々ございます。しかし、その数あるがんの中でも、子宮頸がんは唯一予防のできるがんでございます。国内では年間1万5,000人が発症し、3,500人が死亡していると推定されております。日本産婦人科学会などでは、特に11歳から14歳の間にワクチン接種を勧めておりますが、ワクチンは海外では数年前から普及されております。日本では昨年10月に認可され、12月から接種が開始されました。認可されたとはいえ、保険が適用されず、1回1万5,000円から2万円の注射代がかかります。3回接種する必要があり、高額で、接種する必要性はわかりますが、と口ごもる親御さんも私の周りにはいらっしゃいます。子供を産む女性の体を守ることは、少子化対策にもつながるのではないでしょうか。幸いなことに高橋はるみ知事は初めての女性北海道知事として、助成する方針を打ち出してまいりました。本来は国が行うべきものですが、地方で行うには相当の財政負担と思いますが、先ほども申し上げましたように、子供を産む体を守るため、国や道の決定を待つまでもなく、大空町として、1日も早くワクチン接種の助成をお願いするものであります。オホーツク管内でも、全額助成、あるいは一部負担と打ち出している町村が新聞報道されております。一昨日も、紋別市で来年度から全額負担をするというようなことが報道されておりました。大空町も検討中と報道されておりますが、ぜひぜひ町長の勇気ある決断を持ちまして、早急にワクチン接種に踏み切っていただきたいと思うものであります。続きまして、空港の駐車料問題について。女満別空港は、私たちオホーツク圏内に居住する人たちの表玄関であります。行く人来る人と、毎日にぎわいを見せております。7月の夏休みに入ったある日、東藻琴地区をお訪ねしました。その折にこんなお話がありました。その御主人が、東京から夏休みに孫が来たので迎えに行ったのですよ。孫は喜んでじいちゃんと、飛びついてきました。そうだ、小腹もすいたし上へ上がってラーメンでも食べていこうと思いましたが、待てよ、30分ではもう時間がないや、家へ帰ってばあちゃんのつくった昼飯食おうやって言ったら、そのお孫さんが、田舎って何にもないんだねって言われて非常に寂しい思いをしました。2階へ上がったら、東京とまではいきませんけれども、お店がたくさんあり、子供の喜ぶものが売っているのになと思いながら帰途につきました。中堀さん、30分は中途半端だよねというお話がありました。それに似たようなお話も、私は随分と伺っております。駐車場有料化に踏み出した当初は、2時間までただということもありましたが、まもなく30分になったそうで、30分でありましたら早割りのチケットを買い求めに行っても、早割りは9時からですから、前に1人2人並んでおりましたら30分はあっというまに過ぎてしまいます。せっかく早割りの安いチケットを買いに行っても、たった200円かそこらなのだけれども、何か損をしたような気持ちをするというようなお話も伺いました。30分は中途半端だよねと、孫に飯も食わせられないものをと、寂しそうなお顔をしていらした。私は駐車場の地代の話をし、町としてどうなのか聞いてみるね、と言ってその場を立ち去りました。来年はお孫さんがいらしたときは、皆で上へ上がって食事をし、お土産を買ったりしましょうという話をしたら、東京からママがお迎えに来て上で飲んだり食べたりしたようで、喜んで帰りましたよと嬉しそうに話していました。1年に1度の出会いが駐車料金のためにほろ苦い思いになってしまうなど、このお年寄り夫妻のようなことが、小さなことではありますが、あってはいけないと思います。財団法人めまんべつ産業開発公社としても、北海道に対して借地代を払い、駐車場整備代、人件費と物言いはわかります。削るところは削り、企業努力をしていただき、町民の喜ぶようにしていただきたい。また、町長も事あるごとに道に対して地代を下げてくださるように交渉していただきたい。ちなみに先ほどのおじいちゃんは、400円払ってお孫さんたちと楽しいひとときを過ごしたそうです。たかが400円、されど400円であります。以上のことをお伺いを申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。
答弁 町長
中堀議員からいただきました一般質問にお答えを申し上げたいと思います。子宮頸がんは、国内で30歳代をピークに年間1万5,000人が発症をし、約3,500人が亡くなっていると言われております。HPV感染が原因とされ、近年20代から30代の出産、子育て世代の女性の発症が増加傾向と言われております。子宮頸がんの60%を占めるHPV16型、18型の発症を予防するワクチンは、我が国では昨年の10月に薬事承認をされ、12月から販売が開始されました。接種費用は、3回接種で1人当り約5万円ということでありますので、公費負担を求める要望が各方面から出されております。厚生労働省は、子宮頸がんの予防ワクチン接種を広げるために、費用の助成をする方針を打ち出しまして、中学校1年生から高校1年生までの女性を接種対象に、市町村に対して費用の3分の1を補助するため、来年度の概算予算要求を行っております。その額は149億6,000万円でございます。北海道におきましても、新聞による知事のコメントでありますが、助成に対して前向きな発言がございました。現在、公費で負担をしたり、全額を負担したり、一部助成をしたりしている町村は全国で126市町村と、そのように7月26日の週刊保健ニュースというペーパーの中で報道されておりました。管内では斜里町国民健康保険病院において、産婦人科医の指導のもと、全額公費負担で今年度から中学3年生を対象に接種が行われているということでございます。既に48人中46人の方が、2回目の接種を終わっているという情報をいただいております。このほか、今年度においては、管内で斜里町以外では湧別町、佐呂間町などが実施をしているところであります。ワクチン接種、これが100%予防できるわけではございません。一方で健診における早期発見というものも大切でありまして、ワクチンの接種と健診と、この両輪がそろうことが重要ではないかと受け止めております。厚生労働省は、先ほど言いましたHPVワクチンの発売からまだ間もないということ、外国で開発、製造されたワクチンであるということから、データが少ないという見方を持っております。そのため、接種事業を実施する市町村を支援するという立場をとってございます。また、市町村に対しては、接種状況等の報告を求めるというスタンスでございます。本町といたしましては、来年度の実施に向けて取り組みを進めたいということで、担当に指示をしているところでございます。町民の方や、また、保護者の方、対象者の方々に保健指導や、その説明のあり方というものも考えていかなくてはならないかと思います。そして、対象の範囲、助成の額や割合、どのような形にするか、さらには事務の手続きなど、整理しなければならない項目がいくつかございます。町議会にもまた御相談をさせていただきながら、しっかりとした制度となるように構築をしていきたいと、そのように思っておりますので、今後とも御指導いただきますようにお願いを申し上げます。続きまして、空港の駐車場の関係でございます。女満別空港は観光需要を中心に旅客数が伸びまして、100万人を超える利用客の時期もありましたけれども、現在は80万人を割るなど、地方空港の状況は大変厳しい状況におかれているわけであります。駐車場につきましては、開港以来無料で開放しておりましたけれども、長期間駐車する車などが多く、駐車スペースがない、また、除雪にも影響があるなどのことから、適切な管理をするために、地域として要望をいたしまして、平成18年度から有料化となったわけであります。北海道が公募をいたしまして、現在財団法人めまんべつ産業開発公社が管理をしている状況にあります。その方式でありますけれども、駐車場の運営は、財団法人めまんべつ産業開発公社が駐車場面積分の使用料を北海道に支払い、駐車料金は財団法人めまんべつ産業開発公社の収入として賄うものであります。搭乗者の減少に伴い、駐車料金収入も減少の傾向であります。収支も厳しくなっている状況と報告を受けております。許可期間でありますが、平成18年4月1日から平成23年3月31日までの5カ年間、今年度が最終年となってございます。当初の駐車料金は2時間まで無料、2時間以上日帰りが200円でございました。しかし、予想以上に利用者がなく、収入見込みを大幅に下回りましたことから、北海道と協議をし、平成19年の4月から無料を2時間から30分に変更した経緯がございます。また、その後、平成19年の8月、平成20年の4月、2回にわたりまして駐車場使用面積を縮小をし、使用料の減額という形をとってございます。平成21年度の駐車料収入は約7,500万円でございました。1時間までこれを無料にしますと、約600万円減収という形になります。初期投資などにつきましては、財団法人めまんべつ産業開発公社が設備投資を行って負担をしてございます。収入が減るということは、経営悪化につながるということにもなります。しかし一方では、テナントの皆さんからも窮状を訴えられている現状にございまして、ビル会社などもテナント料の減免を実施している状況にもあります。また、消費者の方々へ物販でありますとか、飲食を提供する立場ということがテナントの方々は言える関係からでしょうか、駐車場料金の一部を負担してもいいのではないかと、そういうような声もあがっております。空港は交流拠点であり、地域経済にも及ぼす影響も大きいと私どもも判断しております。空港の活性化につながる環境づくりに努めなければなりません。先ほど言った経営の関係、テナントの状況、この両方を解決するためには、北海道に支払う駐車場の使用料の更なる減免をお願いをしたいという思いから、既に本年度についても2度ほど北海道に要請をさせていただいているところでありますが、まだ明快な回答は得られていない状況でございます。女満別空港関連の機関であります女満別空港ビル株式会社でありますとか、テナントの皆さん、また、駐車場を管理しております財団法人めまんべつ産業開発公社の皆さん方と連携をして、北海道に対し今後文書をもって要請を行ってまいりたいと考えてございます。また、地域でどのような工夫ができるかということも必要なことであろうと、そのように思っておりますので、先ほど言いました関係者の方々と協議をしながら、そういう努力も行ってまいりたいと考えておりますので、今後とも御理解、また、御指導賜りますようにお願いを申し上げ、1回目の御答弁とさせていただきます。
質問 中堀君子
ありがとうございました。ただいまの町長の御答弁を伺っていましたら、ワクチンに対しても、非常に前向きにお答えいただいたように思います。また、新聞等によりますと、オホーツク圏にたくさんある町の中でも、まだ全額負担でやっていらっしゃるところは2カ所くらいしかないということですので、ぜひその3カ所目になるように御努力を願いたいというふうに思っております。御答弁は結構でございます。それから、空港の駐車場の件でございますけれども、幸い今年で契約が切れて、来年度にはまた契約更新をなさるという、そのときに町民を挙げてぜひお願いしたいということを、何らかの形で私も町長の後ろを押していきたいというふうに思います。このことについては、昨日もある町民の方に言われたのですけれども、中堀さん、駐車場問題今更やるのかい、もうずいぶん前に○○町議さんにも言って30分じゃ短いからっていうふうなことを言ったのだけれどもね、というふうなことを言われました。そうですか、中堀一生懸命頑張ってまいりますので、また後押しお願いしますねと言いましたけれども、なかなか今伺ったら7,500万円程度の売り上げの中から半分になってしまうじゃないかっていうふうに言われるのですけれども、でも、3,700万円くらいになって、どうなのでしょうか。経営していけないでしょうか。私は2時間から30分になったということが、非常にひっかかるのですね。こちらを向いて座っている役場の方たちも、こっちへ向かって座っている町議の皆さんも、同僚の皆さんも、傍聴の皆さんも、そういう思いはあると思うのです。ぜひこのことは皆で、町民を挙げて北海道に対して地代を安くしてもらって、せめて1時間まで無料になりますように御努力をしたいというふうに思います。このことについては町長にもう一度してくださるかどうか、町民挙げて応援しますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
答弁 町長
ワクチン接種、御答弁は不要と言われましたけれども、一つ、先ほど申し上げていなかった部分もありますので、参考にお話を申し上げたいと思います。現在、大空町における対象者となりうるであろう世代の方々の人数であります。現在の小学校6年生が39名、中学校1年生43名、2年生34名、3年生39名、高校1年生41名ということでございます。こういった中で、どのような形で対象を決めていったらいいか。さらに、例えば先ほど私、来年度からというようなお話をしましたけれども、そのことで1年、ほかの市町村から遅れる、そのことをカバーすることを考えながらその対象範囲をいうものを考えていきたいと、そのように考えております。来年度の予算を編成するに当たりまして、その前段でその制度の内容等についてまとめあげていきたいと、そのように考えておりますので、その節にまた議会にも御相談をさせていただこうと、そのように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。駐車場の関係についてでありますけれども、平成21年は約7,500万円の駐車料収入がありました。そのうち北海道に土地の使用料金として納めておりますのが、約3,900万円という状況でございます。先ほど言いました1時間までを無料にすると、平成21年度の例でいいますと、そこから600万円ほどが減収となるというふうに見込まれております。それ以外の経費につきましては、初期投資にかかる設備費用にかかる部分の、例えばリース代でありますとか、そういったもの、また、駐車場を管理している人件費など、そういったものがかかってくるということであります。決して、当初要望したときにも地域の中でお金儲けをしようということで有料化をお願いしたということではございません。駐車場を利用される方々、大変当時は混雑して不便を感じていたということで、これを適切に管理をするということのために、有料化ということでお願いをいたしました。無料の時代にあっては、無料とはいいながら、除雪も行わなければなりませんし、また、警備なども必要でありました。そういった部分について北海道は無料の中で、北海道の財源として確保して行っていたわけであります。現在は、そこを含めて財団法人めまんべつ産業開発公社が管理をしていると。そういうところからいいますと、北海道の管理費は、無料時代からみると削減がされているというふうに、私は思っております。一方で、土地代については有料化に伴って、先ほど言った金額が北海道の収入になっていると、そういう関係などもございます。北海道やまた、地元や、御利用いただく方々、おのおのが納得できるような料金体系を考えていかなければなりませんし、工夫もしていかなければならないと、そのように考えております。ぜひ関係する方々の御意見などをいただき、また、言われましたように町民の皆さんの御意見、後押しなどもいただいてしっかりとしたものをつくって、北海道に対してしっかりと要望をしてまいりたいと、そのように思いますので、今後とも応援いただきますように、お願いを申し上げます。
質問 中堀君子
ありがとうございました。もうお話することはございませんけれども、ぜひ町長におかれましては、今おっしゃられたようにお願いをしたいと思いまして、終わります。ありがとうございました。
答弁 町長
ぜひ関係者の皆さんの熱い気持ちというものを、私もしっかりと受け止めて頑張っていきたいと思います。
質問 中堀君子
終わります。