大空町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月24日
大空町の現状について
2008年9月24日、大空町議会の一般質問で、坂本一光議員が「大空町の現状について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 坂本一光 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 坂本一光
平成20年第3回定例会において一般質問をさせていただきます。大空町総合計画の基本構想に安心、安全な地域社会の形成、また総合計画の柱の一つとしてあったか福祉のまちづくりを掲げております。この目標達成に向けた一部の問題とし、地域医療について現状及び課題、また課題解決に向けた方策について行政の考えをお伺いし、広く住民の健康維持、医療、介護に関してこの町に住む上で少しでも安心につながることを期待するものであります。また、この分野でも行政と住民が情報を共有することにより、よりよいまちづくりにつながればよい、つながってほしいと思うものであります。次に、4項目についてお伺いいたします。道内はもとより、全国的にも医療過疎の問題が取りざたされております。大空町の現状についてどのような認識を持たれているのかお伺いいたします。2点目、本年3月に平成20年度より5年間にわたる大空町医療計画が示されました。行政として作成した計画について住民としてどの程度認識していると思われるのか、また大空町に住む上で医療全般について安心を実感でき得るものなのかどうか、その辺の所見をお伺いしたいと思います。3点目、大空町は多くの2次医療、3次医療を他市町に依存しなければならない現状にあります。今後の課題と対策についてどのように考えておられるかお伺いいたします。4点目、女満別地区においては民間医療機関に対して運営補助金を交付しております。平成21年度満了となる予定ですが、それ以降はどのように考えておられるのかお伺いいたしまして、1回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長
坂本議員からは、地域の医療に対するご質問をいただきました。私どもの置かれている地域における医療の課題等含めましてご答弁をさせていただきたいと思います。大空町は、町として1次医療圏域ということの位置づけをされております。その中に基幹病院であります女満別中央病院、また私どもが持っております東藻琴の国保診療所、そういう医療機関をもとにこの1次医療圏を確立しているところでございます。2次医療圏といたしましては、北網の地域、ここの地域センター病院は網走厚生病院が指定されております。第3次医療圏は、オホーツク地域網走支庁管内全域で、この場合は北見赤十字病院が指定をされていると。そういう中で行政と公的な医療機関、また民間の医療機関、そういったところと連携を密にしながら、予防から高次医療まで一貫した医療供給体制の確立を目指して対応させていただいているところでございます。1次医療圏の役割を担うということが地域の中における大きな役割の一つというふうに思っております。そういったことでは東藻琴の国保診療所、また女満別の中央病院、そういったところ、両機関の連携、さらに行政との連携というものを密にしていく必要がありますし、先ほど言った2次医療圏、3次医療圏との近隣の市町村との情報交換や協力、そういうことを行いながら、補完をしながらこの地域全体として医療の確保に努めてまいりたい、そのように考えているところであります。町には大空町の医療計画というものがありますけれども、まだまだ町民の方々に広く一般には浸透していない部分があろうかと思います。断片的な形で広報等でPRをするというような程度に今のところはとどまっておりますし、まだまだそれも十分なところまでいっていない、そのように認識をしております。先ほど申しましたように、1次、2次、3次医療圏がございまして、小さな市町村としての大空町だけで十分町民の方々に満足がいく医療を提供できているかということでいけば、そうなっていないというふうに思います。地域、もう少し大きな広がりの圏域として医療を提供していかなければならないと。町に医療計画がありますように、北海道の医療計画というものもあります。また、新・北海道保健医療福祉計画というものも立ち上がっておりますし、北海道のへき地保健医療計画というものもあります。そういった中で1次医療圏、2次医療圏、3次医療圏の連携の中で地域の医療を確保していこうというような形になっておりますので、我が町といたしましてもそういうもの等を位置づけながら町民の皆さんの安全、また安心の確保に今後も努めていきたいと、いかなければならないと、そのように考えているところであります。医療計画、先ほど十分町民の方々に医療計画という形ではお示しはなかなかできていないということでありました。しかし、現状私どもの地域の抱えている医療の課題ですとか、現在の体制がどのようになっているか、また医療制度がどのようになっているか、そういうことを住民の皆さんに周知をしたり、また医療費の高騰を抑制するためにどのような受診がいいのか、そういう啓発活動等もしていく必要があります。今後とも機会をとらえながら要点を絞って、そして住民の皆さんにその医療計画の考え方というものを今後も広報してまいりたい、そのように考えているところであります。議員のご指摘にもありましたように、我が町だけでは医療は十分ではなくて、近隣の市町に依存しているところがあるのではないかということでありましたけれども、それはもちろんであります。また、1次医療圏における私どもの地域の医療機関そのものも大変いろんな課題を抱えている部分がございます。民間の病院であります病院の女満別中央病院につきましては、医療制度が改正された後、医療区分制度の導入によりまして収入が減ってきているという現状がございます。また、看護師等が不足をしている、さらに医師の不足を過疎地域特例で診療報酬の減算に適用するというような手法もとっておりますので、さらに収入が減ってきていると。そういう意味では、民間医療機関として経営環境が非常に厳しくなってきている。地域において安定した医療を供給するためには、経営の安定が大きな課題になっているということが言えるかと思います。医師の不足というようなことは、その1次医療圏の私どもの地域だけではなくて、2次医療圏、3次医療圏でもそういう大きな課題が出てきております。医師の不足といいましょうか、地域偏在ということが大きな課題かと思います。北見のセンター病院、日赤病院や例えば紋別の道立病院、北見の道立病院なども医師が急激に退職をするというようなことで2次医療圏、3次医療圏の役割等について対応できない場合が出てきている。まさに地域医療の崩壊につながる、そういうような危機感を地域全体として持ってございます。そのため、ことしの9月、提唱されたのはもっと早いのですけれども、オホーツク圏域として広域医療対策協議会というものを設置してございます。これは、北海道、網走支庁でありますけれども、北海道、さらには北見、網走、紋別の各市長、議長、さらには町村会のメンバー、また町村議会議長会の方々、そして医師会など、そういった方々でもって構成をしてございます。地域医療の厳しい実態を国に訴えていく、このことは管内の開発期成会でも行っておりますけれども、この広域医療対策協議会で主体的に行っていこうということにしてございます。また、病院や診療所の連携、そういったものを地域内でしっかりとネットワークを構築して地域内の医療を支えていく。さらには、このごろ表現としてどうかとは思いますけれども、コンビニエンス診療というような言葉もあります。住民の方の診療に対する意識というものもしっかりと啓発していかなければならない、そういったことをこの協議会の中で取り組んでいこうというようなことになってございます。また、私どもの町は民間病院ではありますけれども、女満別中央病院に主に建物の関係、取得、それの借り上げ等の関係で補助金を出してございます。債務負担行為をしてございますけれども、現状の予定でいきますとこれが21年度で終了するというようなことになってございます。現段階でその後どうするかということで明確に今の時点でご答弁させていただける状況にはありませんけれども、この中央病院が担っているいろいろな役割、そういうようなところからかんがみまして、さまざまな角度からご意見をいただき、また状況を的確に判断して今後考え方をまとめていきたいというふうに思ってございます。ただ、私どもで今国等に要望していることの一つとして、民間病院に対する交付税措置、例えば交付税措置や過疎債等の対象にするということについて要望をしているところであります。昨年から準公共病院と言われる赤十字病院や厚生連の病院などについては、自治体病院と同じように交付税措置等が認められた経過があります。しかし、私どもの町にはそういった準公共病院ではなくて、あくまでも純粋な民間病院ではありますけれども、町としてのいろいろな支援をしている。今後施設ですとか医療機器等を整備する際に、町がそういう民間病院であっても地域の基幹病院、中核病院として補助等をした場合については公共病院と同じように交付税の措置、また起債の対象とするような、そういう制度をしながら地域の医療を国としても応援してほしいというような要望活動をしておりますし、今後もそのことについて国に対してしっかりと要請はしていきたいと、そのように考えているところでございます。今地域の中で各市町村何が大きな課題かという中で、必ずこの医療の問題というのが挙げられてきているわけであります。小さな地域ではありますけれども、私どもの地域においても大きな課題であると認識をしながら、今後さまざまな方々にご指導いただきながら、この地域の医療というものを確保できるように今後とも取り組んでまいりたいと思いますので、今後ともご指導いただきますようによろしくお願いを申し上げ、1回目のご答弁とさせていただきます。
質問 坂本一光
現状についていろいろご答弁をいただいたところであります。答弁の中にもありましたが、現在2次医療機関としての厚生病院、3次医療としての赤十字病院なんかにおきましてもいろいろと医師不足というのも町長の答弁の中にございました。そういったことで現状としては、それほど大きな問題点として住民の医療にかかわる不安材料としては余り目立った現状ではないのですが、やっぱり他市町の医療機関の休診等によって、もう既に例えばリウマチ、膠原病に関しては治療のために札幌に転居せざるを得ないというような現状も出てきておりますし、いろんな地域にあっては患者さんそのものがいろいろご苦労されているというのも徐々に目立ち始めてきているのが現状であります。ですから、今答弁にありましたけれども、広域の医療対策協議会を立ち上げていろいろ検討をするなり要請活動をしていくということなのですが、あくまでも人頼みというようなことにならざるを得ないのかなというようなことがあります。この地域よりも例えば紋別市あたりでしたら、本当に今医療に対する困難というのが顕著にあらわれておりますし、救急車で搬送する場合にも名寄、旭川まで走らなければならない、地元に残る救急車がないので、遠軽町から借りているというような話も聞いておりますし、いろんなところで地域医療の改善に向けた運動が立ち上がりつつありますし、全道のネットワーク化を進めているところもこれから形になっていくのでしょうけれども、そういう立ち上げを考えているグループもあります。市町村議員の中での議員連盟なんかも立ち上がっているように聞いております。そういった中で意外と健康な人というのは余り用事ないものですから、病院に対して、医療に対して用事ないものですから、ぴんとこないのですが、やはりその当事者になった場合の困難というのがなかなか健康なうちは伝わってこないというところもありますので、その辺の認識を十分に持たなければならないのかなと、そんなふうに思っています。この広域医療対策協議会を通じながら今の2次医療、3次医療を他市町に依存する内容のものの質を落とさないような要請はするということなのですが、これが実際どのような形で実を結んでいくのか、やはりこれからやるのだよということについてはちょっと不安なところもあります。そういったことを地域住民にどう現状を訴えながら対処していくすべ、こういったことをこれからどのように町として、大空町として住民に対して伝えていくのか、その辺の具体的な方策、考え方があればお伺いしたいと思います。
答弁 町長
地域全体の課題とはいいながら、その地域が持っている課題の状況というのは少しずつ違ってきているように思います。先日網走厚生病院の運営委員会というところに参加をしてきましたけれども、網走厚生病院としては医師不足というような状況に今時点では陥ってはいないと、ある程度目安となる医師の数は確保できているというような状況があります。ただ、近隣の市町村から搬送される2次救急の対応に非常に四苦八苦をしているというような状況の報告もありました。運ばれる患者さんの4割が軽度の患者さんで、本来1次医療のところで何とかお願いができる、そういうようなところではなかったのかというような課題もあるようであります。また、北見市の日赤病院のように内科の先生方が非常に多くいなくなってというようなことで、そのことは北見市内はもちろん、私どもの町の例えば膠原病ですとかリウマチですとか、そういった患者さんたちのところにも影響が出てきております。そういった方々、例えば北見から小清水の日赤の病院のほうに転院をされてというような方の事例も伺っております。そういう医療機関の状況によって少し異なるのかなと。紋別の例も今議員のほうからご紹介がありましたけれども、紋別でなかなか1次医療としての対応ができかねるということで、遠軽の厚生病院のほうにその役を担っていただいている部分が多いというような事例もあります。しかし、遠軽の厚生病院も非常に負担が大きくなってきていて、本当に十分対処できるのかというような不安も抱えているというようなことであります。そういった中で先ほど言った医療の広域の協議会、そういう器はできましたけれども、いろいろな地域の実情が微妙に違ってきています。ただ単にその中の構成員の一員として全体のところの意見に従うというだけではなくて、私どもの町の実情も訴えて、その中でしっかりと意見反映ができるように努力していかなければならないと思っております。先ほどお話をいたしました民間病院に対する交付税の措置ですとか起債の措置、こういったものを考えてみますと、大きな市あたりでは民間の病院が非常にたくさんあって現実的ではない対応かと思います。しかし、私どものように地域の中にある病院が唯一無二の民間病院だということであれば、公的な病院であれ、民間の病院であれ、役割を担っていただいている部分については変わりがない。町としてのある意味支援も必要な場面があるという中では、そういうような方法での国としての支援もあるべきではないか。そういうようなことの声を上げながら、全部が同じではありませんので、その地域の実情をそこのところでまず皆さんにご理解をいただいて、国に対する要望活動につなげていく。ただ、1つの町村だけの声ということではなくて、この圏域全体の声にまずその地域の実情をアップさせて、そしてその中で国に対してまた要望をさせていただくというような形にできていければなと、そういうふうな思いで参加をしています。医療というのは、いつどこでどういう形で崩壊につながっていくかわかりませんので、先々を少し見据えながら皆さんからお知恵をかりて先々の手だてというものを考えていかなければならないと、そのように強く思ってございます。また、地域の方々とのお話し合いの中で、昨年度になりますけれども、地域の懇談会といいましょうか、ふれあいトークなどで参加したときにも地域の医療に対する要望というものが地域の皆さんからございました。ただ、私が受けていて率直に感じたのは、本当に医療機関がなくなるという、そういう不安ではなくて、何とかもう少し質を改善してほしいとか、こういうところにもう少し配慮してほしいというような要望が多かったかと思います。ですので、まだまだそのほかの地域のことも、私どもの地域のことも十分に状況として伝わっていない部分というのがあるのかなという思いもいたしました。そういった意味では、先ほど言いました地域の課題、そういうところも赤裸々に町民の皆さんにお示しをしながら、そして一緒になって考えていただく、そういうことにしていかなければならないなというふうに思っています。町が持っています1冊の医療計画を単に町民の方々に配布をするということだけでは、その意図というところは伝わっていかないのではないかと思いますので、どこに視点を置いて何を伝えたいかということにポイントを絞りまして、今後集中的に医療問題について町民に投げかけていけるような、そんなことを取り組んでいきたいなというふうに考えておりますので、今後ともそういう視点からまたご指導いただければありがたいと、そのように思います。
質問 坂本一光
住民の意識にどのように浸透させるか、こればかりでなくていろんな面でもそういう部分なのですが、やはりよく今聞かれるのがある程度高齢になって住むのであれば病院に近いところが第1条件に上がってくるのです。何かあったときにすぐ病院にかかれるというのが高齢の方の話の中でよく聞かれます。その中で今町長の答弁にもありましたけれども、2次救急でわざわざ、例えば大空町ばかりではないかもしれませんけれども、4割の方が違う地域から2次救急患者として運ばれる、その中でもう少し、1次医療で間に合う部分があるのではないかというような話もありましたけれども、その辺についてもその原因が何なのか、1次医療機関に対する信頼の問題なのか、内容的にとりあえず大きなところに運んでくれみたいな話で行っているものなのか、そういった具体的な問題があろうと思うのです。ただ、問題は、さっきもコンビニエンス診療の言葉にもありましたように、時間外ですとか、勤務医のいない時間帯に病院に行くだとか、それから繰り返しになりますが、さっきの2次救急、2次医療に対しての救急車を要請するというようなこともやはり住民の意識が一番の問題だと思うのです。それが特殊な病気は別にして近くの病院にかかりたくないと、あそこには行きたくないとか、もしそういうことが原因であれば、その辺のものも信頼できるものに改善を要求するといいますか、要望していくというか、そういったことの手だても必要なのではないかと。住民にも周知、理解してもらうことも大事ですし、医療機関に対する要請も必要になってくるのではないか、そのように考えますが、それについてはどのようにお考えかお伺いいたします。
答弁 町長
先ほど私答弁の中でちょっと舌足らずといいましょうか、誤解を招くような言い方になったのではないかと思ってちょっと反省しているのですけれども、もう一度ご答弁させていただくと、網走厚生病院に救急で運ばれてこられる患者さんの4割が軽症患者だと、中には担架で運ばれてといいましょうか、くるのですけれども、その後すぐおりて歩いて入ってくるような、そういう元気な方もいらっしゃるというような報告を受けました。網走厚生病院は、網走市内の1次医療としての救急と、それから網走市内の2次、もしくはその周辺2次医療圏の2次の救急というものを受けていて、その全体として4割ということであります。1次医療の方もその中には入っているということでご理解をまずいただきたいと思います。ですけれども、先ほど言ったような状況も非常に見てとれると。そこには、やはり地域といいましょうか、の中で医療にかかる方々のやはり認識の不足というものがあるのではないかというふうに病院側としては押さえているというようなことであります。一方、地域と救急病院、医療機関とを結ぶ救急の役割というものも中にはありますので、そういうところで各市町村の協力要請というようなものもございましたけれども、救急とすればそこのところで医師と連絡をとりながらある程度の判断をしながら医療機関、どこに搬送するべきかというようなことも行います。また、かかりつけの医師がいるかいないかというようなこともその運ぶ先の選択肢の中で必要になってくるかと思います。ただ、先ほど言いましたように、どこかにかかりたくないとか、あそこが嫌だとかというような話の報告といいましょうか、内情が多いようだというようなことについては聞いてはおりません。やはりかかる方の意識の問題だろうと。先ほどそういうようなことも含めて町民の方に周知をしていかなければならないというような話をいたしました。ただ、これも場合によっては、受け取られ方によっては余り救急車を使わないでくれと言っているようにとられると、また本来のところと違う趣旨の形で伝わってしまうというようなことも心配する向きもあります。上手に現状を伝えながら、そのご利用いただく方々の意識というものをやっぱり高めていただく以外にないのではないかと思います。先日も私、町の中を朝方歩いておりましたら、女性の方に呼びとめられまして、ご主人が立ち上がれないと、救急呼んでもいいでしょうかというようなことで声をかけられたことがあります。何でですかと聞くと、その程度で呼んでも大丈夫なのでしょうか、来てもらえるのでしょうかというようなご心配をして声をかけてくださった方もいらっしゃいました。これは、今言われていることの報道を見ながら、自分でなかなか判断が難しいなと思われたのだなというふうには思いましたけれども、そういうようなことも含めてしっかりと伝えていく、本当のところを理解いただくということの難しさというものがあるなと、そんなふうに私自身も感じたところではあります。そういうような事例をいろんなところで紹介していくことで住民の皆さんに周知できるように、これは努めていかなければならないなと改めて思ったところであります。そういうような視点から、いろんなPR活動を今後十分させていただきたいと。そのことが予防にもつながっていくのではないかというふうにも思っておりますので、今後とも努力させていただきたいと思います。
質問 坂本一光
患者さんの啓蒙啓発という部分についてなのですが、医療計画にのせられている数字見ますと、医師、看護師の数は足りないのですが、保健師さんはまあまあ間に合っているのかなと、そのように解釈したところなのですが、保健師さんの活動を通じていろいろそういった啓蒙啓発に努めていただくような努力もこれからは必要なのではないかなと思いますし、今事前の予防に力を入れている現状にもあります。それがいろんな分野にわたりますけれども、食べ物から入ったり、いろんな運動を推進したりというような幅広い形での予防につながる部分もあろうかと思います。これは、単純に文章を流しただけで皆さんが取り組めるわけではない。やはりマン・ツー・マンで直接話ししながら、いろんなものに気をつけていただく、取り組んでいただくということの努力も必要なのではないかと思うのですが、その辺についてはいかがなものでしょうか。
答弁 町長
保健師、町に籍を置いている保健師の数もまだまだ十分とは言えない状況にあります。また、先ほど言いましたように、医療計画をペーパーでお示しをしても、具体的にどんな活動を町民の方がすればいいのか、そのことがすぐわかるような内容にも正直なっておりません。やはり病院ではもちろんでありますけれども、地域の住民の方々のところに入っていく、相談を受ける保健師ですとか栄養士、そういった者の事前の取り組みというのが非常に大きなウエートを占めてくるようになるであろうと思います。また、国もそのことを考えながら、特定健診の向上率のアップや特定の保健指導というものを十分にやっていくようにというようなシフトにさらに切りかえてきたというふうに思っております。また、それも単に通り一辺倒のものという形で流していくということだけではやはり効果というものは伝わっていかないだろうと。今町民の方何人かにお願いをしながら、ある一定の期間保健師の指導のもとに体質改善等に取り組んでいただく、その結果を例えば広報などで紹介をさせていただいているコーナーもあります。そのことは、それを見た方はもちろんですけれども、実践された方々が地域の中でいろんな機会にこういうような取り組みをやってこうだったということでさらに周りの方々に伝えていただける、そういう効果もあるのではないかというふうに思います。数は限られてきますけれども、単にペーパーだけで配るというようなことだけではなくて、そういうことの積み重ねというものが大切になってくるであろうというふうに思ってございます。そういうような取り組みもさらに努力をしながら積み重ねてまいりたいというふうに思いますので、ご理解いただければというふうに思います。
質問 坂本一光
一生懸命頑張っていただきたいと思います。それで、先ほどちょっと聞き忘れたのですが、広域医療対策協議会、これに対して今いろんな広域医療に関する文書なんか見てみますと、医療機関同士の連携、ネットワークが十分にとれているのかどうか、まずそれが効率的な医療を行う上で、広域医療を行う上で重要な点ではないかということが指摘されております。この広域医療対策協議会の中身に入りますけれども、中についてはこういった医療機関同士の連携、ネットワークはどのような形で位置づけられているのかちょっとお伺いをしておきたいと思います。それから、運営補助金に関してはこれからいろんな部分で21年度以降考えていくというようなことがありますし、医療計画の中でも基幹病院への支援ということで、町が計画するサービスの一翼を担う場合、町は予算に定める範囲内で助成を行いますという、とりあえず5年間の計画の中には文章として入っております。その中で、ある住民の方がお話をしてくれたことの中に、現在女満別中央病院へかかっても行くたびにお医者さんがかわっていると、町で補助金を出しているのだから、その辺の指導はできないものなのでしょうか、かかりつけ医的なある程度安心して通院できる体制にならないものだろうかというようなことを言われた経過があります。この辺については、町と病院との関係の中ではどのような関係になっているのかお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長
まず、先ほどのオホーツク圏広域医療対策協議会というような名称になりましたけれども、そこでの目的の一項目に救急医療体制、地域医療の連携というようなことについて目的の所掌事務の一つの中に書かれております。先ほど言いましたけれども、どこの地域においても例えば3次医療圏の中核センター病院であっても結果的には1次医療、2次医療がしっかりしていなければ3次医療だけですべてを担っていくわけにはいかないと。また、1次医療圏の私どものような地域においても、かかりつけ医としての役割は担えたとしてもすべての高度医療までを担うわけにはいかないということから、圏域全体として医療機関のネットワークがなければ十分機能しないということは当然の認識でおります。そういう中では、行政はもちろんなのですけれども、医療機関同士の紹介というようなことも緊密に行われていっておりますし、今後もさらにその割り振りの仕方というものを考えていかなければならないというような内容になってございます。先ほども申しましたけれども、先日の網走厚生病院の運営委員会の中でも報告の資料の中には、どこの病院から紹介を受けて2次医療として医療を提供したのか、さらに網走厚生病院からどこの病院に対して紹介をしてさらに高度な医療機関につないだのかというような報告の数字もあります。年々そういった件数がふえてきている現状を見ますと、そのネットワークというのが広がりを見せているというふうに考えております。この中でそういうようなことをさらに行政も確認しながらつくれていけばいいのではないかと、そんなふうに今考えてございます。また、町の民間病院、中央病院に対する補助金の関係でありますけれども、中央病院には現在一般病床が42床、療養病床が40床ということで82床がございます。身近な地域の病院としてご利用いただいております。先ほど言いましたように、経営の環境というのは大変厳しいというふうに承っておりますが、いろんなご努力をいただいております。地域の療養病床という意味では、老健施設ですとか特別養護老人ホーム等の枠といいましょうか、こちらのほうも限りがあります。いろんな意味でそういった福祉の分野とも連携をしながら、その受け皿となってくれていることも事実であります。今後先ほど言いましたようにいろんなご意見を承りながら、そしてまたその状況をどのように判断をしていくかということで今後の対応というものについては考えていきたいと思います。現在行っている補助については、建物を新築した際の当初の協定に基づいて、名称は少し変わっておりますけれども、基本的には建物に対する助成という意味合いが非常に強くなっておりまして、それに基づいて交付させていただいているという状況にございます。また、具体的な例といたしまして、医師の方々がたびたびかわるということであります。これは、先ほど常勤医師を確保する難しさというところから、なかなか常勤の医師の確保が難しかったと、その中で派遣医を求めるというようなことから、かわってきていたというような実態かというふうに思います。どこの市町村のいろいろな民間も公立的な病院も含めて常勤の医師を確保するというのは、大変な苦労であります。先ほど言いましたけれども、まだそうやってでも医師が来ていただけているうちは何とか診療ができるわけでありますけれども、それも来ていただけないという地域が現実として出てきていると。そういうことも町民の皆さんにある意味お知らせしていかなければならない一つではないかなというふうに思っております。1次医療圏では、かかりつけ医ということがいいのではないかというふうに言われておりますので、何とか常勤の医師をということで女満別中央病院には私どもも一緒になって医師確保に向けて動くこともやぶさかではないと、どうでしょうかということでお話を申し上げた経過もございます。しかし、民間の中で常勤の医師ということになれば、その医療体制のスタッフの一員として仕事の面ではもちろんですけれども、公私ともに意思の疎通をしながら一緒になってこの地域で医療活動に当たっていかなければならない。そういった意味では、民間としてもう少し現在の医療スタッフと親密にやっていける、そういう視点も持ちながら医師の確保に当たってみたいということで民間に、中央病院にその旨を一任をしていた部分もございます。そういった中でこの9月から内科の医師が常勤という体制で配置されるということで、先日わざわざ役場のほうにも足を運んでいただいて少し懇談をさせていただきました。ずっとずっとこの地域で住民の皆さんの医療を確保していってほしいということで、改めて要望させていただいたところでもございます。そういうことで、今毎回のようにかわるようなご指摘もありましたけれども、今後常勤の内科のお医者さんがいていただけるということでありますので、そういった部分については改善されていくのではないかというふうに思いますので、今後とも見守っていただければというふうに思います。
質問 坂本一光
いろいろお尋ねしてまいりました。今の答弁の中で医療機関同士緊密な連携はとれているというような話だったのですが、例えば厚生病院の例として今答弁をいただいたわけなのですが、民間病院との連携というのがこれまたちょっと課題として残っているのではないのかなというふうに思います。網走にしても美幌にしても個人病院が数多くありますが、その辺も含めたもうちょっと緊密なネットワークづくり、病院同士の、医療機関同士のネットワークづくり、これも行政が関与しながらそれも住民に周知徹底していくというようなこともあわせてこれからやっていただきたいと思います。また、補助金のあり方についての部分なのですが、ある程度お任せをしていた経過があるということなのですが、やはり基幹病院として、行政として基幹病院と位置づけているわけですから、もう少し内情に、民間病院ですから限界はあると思うのですが、やはり地域の医療ということで公のことを担うわけですから、こういったことはかなり立ち入った形での指導もあわせて今後続けていっていただきたいというふうに思います。その辺いろんな方面で大空町に住む住民として医療に関しては安心できるという体制がもしあったとすれば、知らない人も多いわけですから、そういったことも啓蒙啓発も含めた中でいろいろ総合的にご努力をいただきたい、そのように申し上げて一般質問を終わりたいと思います。
質問 委員
長 町長。
答弁 町長
民間の医療機関と民間の医療機関の連携というものも私はある程度行われてきていると思います。例えば網走市にある脳神経外科、美幌クリニック、そういったところにも女満別中央病院からの例えば転送ですとか、そういったものも数多くありますし、そういった意味ではいろんな医療機関同士の連携というものもあろうかと思います。ただ、そこにまた行政が介在しながら、こういうネットワークという組織を使いながら、さらに深めていくという必要があるだろうというふうに思いますので、その点についてもこの協議会の中でどういう形をとっていくのか、今後見きわめながら、さらにそういう視点も大切だということを訴えていきたいというふうに思います。また、先ほど補助金を出していながら余り深くかかわっていない、任せていたというような言い方に言われましたけれども、そのことについては医師の確保ということについて任せていたという現状であります。もう少し具体的な言い方をすると、町がもし医師を連れてきたということになると、民間の病院としてはなかなかお断りをするわけにはいかないと、その方の人となりというところも一緒に医療活動をやっていく中では必要なことであるというようなことから、本当に手助けが必要な場合についてはお願いもちろんいたしますけれども、もう少し私どもの努力の中で探させてほしいというような話を受けて見守っていたということでございます。そのほかについては、行政機関と医療機関というのは地域の安心を培っていくための両輪の部分もございます。そういった意味では、民間といいながら私どもの医療計画における中核病院という位置づけ、基幹病院という位置づけをしてございますので、いろんな情報交換を進めながら対処していきたいと、そんなふうに思っております。そういう体制ですとかいうようなことについては、まだまだ町民の方に十分お知らせできていないところもあります。民間の病院とはいいながら、町民の多くの方は町営の病院というような意識をお持ちの方もいらっしゃいますし、ある意味そういう性格も持っています。そういうことをきちっと今後も伝えながら、地域の医療体制の確保というところで町民の方と一緒に、また議会の皆さんにご指導をいただきながら進めてまいりたいと思いますので、今後ともご指導いただきますようによろしくお願いを申し上げます。
質問 坂本一光
終わります。