みんなの議会

大空町議会 平成18年第2回定例会 2006年9月26日

財政安定対策の今後について

2006年9月26日、大空町議会の一般質問で、深川昇議員が「財政安定対策の今後について」質問し、町長、教育長が答弁しました。

質問者
深川昇 議員
答弁者
町長、教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 深川

私は、2点についてお伺いをしたいと存じます。まず、1点目については、公債費比率と財政再建の今後の対策について。新聞等ほかの報道によりますと、実質公債費比率が22.7%となっております。今後一般単独事業等の起債制限が厳しくなります25%に近づく危険性があると考えられます。住民も心配しておりますし、財政安定対策の今後についてお聞きをしたいと存じます。また、それに伴い両地域の事業がおくれるだけではなく、できなくなる可能性もあります。今後について明るい見通しがあるのか、この点についてお聞きをしたいと存じます。もう一点目については、両地域の公平性についてでございますが、合併をし、半年が過ぎようとしております。両地域の公平性について、現在進行中でもあります。さらに、調整過程にはあると思いますけれども、今までに問題点は出てきていないか。さらに、本所、総合支所とのバランスについて人数的な見た目ではなく、機能的に職員数などのバランスについて教育委員会も含め問題意見等は出てきていないか。さらに、下部団体などの両地域の共有する団体の一本化を進めていると思いますけれども、先ほど前出の議員からも、答弁はありましたけれども、もう少し違った形の中での今後についての考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 町長

深川議員の一般質問にお答えを申し上げたいと思います。公債費比率と財政再建対策についてということで、財政状況のことについてお尋ねをいただきました。8月30日に自治体の財政健全化を示す新たな指標として、実質公債費比率というものの速報値が新聞等で発表されたわけであります。この背景には、本年度から地方債の発行に関しまして従来許可制であったものが協議制に移行したということから、従来の起債制限比率にかわり地方債の制限に用いる指数として導入をされたものであります。この指数の計算の仕方を簡略に申し上げますと、分母になりますのは標準財政規模でございます。分子にはこれまで起債制限比率にも用いられておりました地方債の元利償還金、それに加えまして今度新しく加えなければならない数字となりましたのは、簡易水道や下水道事業など特別会計への支払う元利償還金の一般会計からの繰出金、さらには公債費に準ずる債務負担行為に係る経費というものを含めて分子として計算をするものでございます。つまり自治体の、実質的な町全体としての後年度負担の状況というものをあらわすものでございます。この実質公債費比率が18%を超えますと起債の発行に当たって協議制に移行するということではありますけれども、従来同様知事の許可を得る必要が出てまいります。さらに、25%を超えますと一定の起債の発行が制限されるという措置が発動されます。議員がご指摘のとおり、本町の22.7%という数字は高い水準にございまして、網走支庁管内19市町村の中で申しますと5番目に高い数値となってございます。18%を超えておりますことから、従前同様北海道知事の許可が必要な状況というようなことになってございます。この要因を分析いたしますと、一般会計における元利償還金と、償還額が高いということももちろんございますけれども、他会計に対する繰出金、さらには債務負担行為というものが過去の事業実績等によりまして多額に上っているということからこういった数字になっているというふうに分析をしてございます。今後の見通し、また対策でありますけれども、これは過去に借りた借入金等々の償還によるということでございますので、急激なその変化といいましょうか、数値を下げるということは大変難しいことでございます。具体的には、投資的事業を一切行わないと、借り入れを行わないということであればもちろん下がってはいきますけれども、住民生活を考えた中でバランスを考えながら対処しなければならないというふうに思っております。一般会計における償還額というものについては、17年度がピークでございましたので、これ以降下がっていくことになってございます。しかし、特別会計、下水道事業はおおむね事業は完了してございますけれども、簡易水道事業についてはまだ事業実施をしている部分があるというようなことから、そういった部分については今後も償還が発生してくるものというふうに思っておりますし、公債費に準ずる債務負担行為、土地改良事業等に伴うものに関して本年度から新たに負担する、償還が始まったものがございます。そういった意味からいいますと、ここ数年がピークとなりまして、今後減少してはいきますけれども、急激な数値の下げということは期待できない状況にございます。そういった中で今後町として財政運営をしていかなければならないわけでありますけれども、特定財源の確保を図る、さらには同じ借り入れをするのであれば過疎債や合併特例債といった財政措置のあるそういった有利な起債を活用するということももちろん必要ですし、さらには分母となります一般財源をより多く確保していくということもこの数値を下げていくことにつながるのではないかというふうに思います。当然繰上償還等が実施できればそういったことはこの数値を下げる上で有効な手段となりますけれども、その繰上償還に充てる財源等の確保ということもあります。やはり必要なものは計画をある程度持ちながら、その計画に基づいて事業の実施、さらには財政プランとすり合わせをしながらの事業の実施ということが必要ではないかと、そんなふうに考えてございます。当然町民皆さんのご要望もあるということから、そういったものの必要性というようなものを十分検討しながら、財政計画に基づいて運営をしていくということが今後の財政運営の中で、市町村の経営の中で大変重要なことになるのではないかと、そのことをしっかり肝に銘じながら取り扱いをしていきたいというふうに考えてございます。さらに、両地域の公平性ということについてご質問がございました。大空町の組織機構を立ち上げるために、合併協議の中で組織機構の整備方針として5点を挙げております。一つ目は、住民が利用しやすくわかりやすい、二つ目は住民の声を適正に反映できる組織、三つ目は簡素で効率的な組織、四つ目は指揮命令系統が明確になる組織、五つ目は新たな行政課題に迅速に的確に対応できる組織というようなことを掲げてございました。具体的に役場と総合支所の役割分担でありますけれども、役場においては女満別地域の総合行政、さらに町全体に係る施策調整、そして総括的な管理事務ということが役割になってございまして、総合支所は東藻琴地域に係る管理部門を除く総合行政事務を行うことというふうにしてございます。そんなことを踏まえながら町長部局といたしましては、役場は9課、総合支所は5課の組織体制として人員配置を行ったところであります。合併から6カ月が経過しようとしておりますけれども、実際にはその中で想定していたもの以上の、想定していなかった部分も発生してきているのも現状かというふうに思います。私は、組織機構というものは永久不変なものではないと、やはり行政需要に対応して生き物のようにその時代、その環境に合った中で改編をしていくものだというような認識も持ってございます。今現場のところからいろいろなそういう事例等も集めながら、それに対応できる行政組織というものをさらに検討してまいりたいというふうに思ってございます。住民の方々の公平性ということからいえば、今非常に国レベルでは格差ということが問題になってきております。都市と農村の格差であったり、貧富の格差ということが大きな課題になってきております。私が職員として旧女満別町の役場に採用になったころに、事務所の中に住民に公平か、住民は安全か、住民の利益かというような言葉が掲示してございました。住民に公平かということは、その地域の方々にきちっと安全や利益を提供できるような、そんな組織で対応しなければならないということだろうと思います。量的なものもありますけれども、質的な面も含めて住民の方々に公平に対応していかなければならないということだろうというふうに理解をしてございます。地域間の格差ということが国全体でも課題になっておりますけれども、それを大空町に引き込まないように十分配慮をしながらこれからの事務運営に当たってまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解を賜りたいと思います。また、下部組織と、先ほどの坂本議員の質問と重なるようなところもございますけれども、やはり団体の意思を尊重しながら将来的に一体化が有効であると、合理的であるというようなことがあるのであれば年限を、日限を区切りながら目標を持ってその統一ということを図っていくのでは必要ではないかというふうに考えてございます。ただ、おのおのその各団体が今まで培ってきた、重ねてきたいろいろな歴史や経緯というものもありますので、各団体の意向というものを尊重することではもちろんでありますけれども、行政もその中にかかわりながらいろんなご相談を受けて同じように悩んでまいりたいというふうに考えてございます。新しい町の中では、新しい団体が過去の団体も含めて今までの成果をしっかりと融合されて、そしてさらに発展につながっていくことが大切なことであろうというふうに考えております。そういった合併の効果というものが図られる体制づくりというものについて、行政も団体の方たちと一緒になって相談をさせていただきながら進めてまいりたいというふうに思いますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。以上を申し上げまして、1回目のご答弁とさせていただきます。

質問 深川

公債費比率については、積算の仕方が変わってきたことについてはある程度の理解はしておりますけれども、ただ認識の中では債務負担行為のピークがここ一、二年という形の中でとらえていたものですから、若干の取り違え、私の考え違いもあったかとは思いますけれども、そうしますと大きく減少するのではなく、債務負担行為、旧東藻琴、旧女満別町のそういったピークについてはピーク時は過ぎたと判断をしてよろしいわけですか。

答弁 町長

ご答弁を申し上げたいと思います。償還につきまして、起債における残高は平成17年度がピークでございました。それ以降減少していくというふうに考えてございます。債務負担行為につきましては、平成18年度から元金の償還が始まったものがございます。現在ではそこがピークになるというふうに思っておりますので、それ以降については減少していくものというふうに考えてございます。これは、あくまでも今後借り入れを抑制していくということが前提条件になります。過去旧東藻琴村では平成10年以降、また旧女満別町では平成16年度以降地方債の償還額以内に借入額を抑えるというようなことで未償還元金を減らすと、イコール毎年度の償還額を減らすという努力をしてまいりました。そういったことから、起債については17年がピークになり、今後減少していくというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。ただ、そのことによりまして急激に今現在22.7%が18%を割り切るような形にすぐ1年、2年でなるかということについてはまだもう少し時間がかかるというふうに考えてございます。

質問 深川

負担行為と償還のちょっと取り違えがありまして、失礼いたしました。それでは、極端にパーセンテージが下がるということにはならないかと思いますが、ただ道内含めて30自治体が非常事態宣言を出しているという、さらに24市町においては非常事態と、それから財政破綻に追い込まれるのではないかという、そういった形の中で報道されております。やはり住民目線からいたしますと、そういった報道あるいは媒体を通じてとらえるというのが主でございますので、その辺の不安感についてはそういったものを通じて我々に聞く、あるいは詳しい方にお聞きをするというのが普通であります。ですから、非常に危険性というか、不安を抱いているというのが現状なのです。ですから、合併をして大空町として船出をしまして、今後についてそれが若干でも下がっていくとなれば安心はするのでしょうけれども、ただ私が題材に挙げております明るい見通しはここ二、三年ではないという判断でよろしいのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。

答弁 町長

30市町村が財政的な非常事態宣言をし、24市町村がということで、新聞報道にあった部分かと思います。この件については、各市町村長とも話をいたしましたけれども、その表現の仕方はいろいろであっても各市町村が置かれている財政運営の厳しさということについてあらわした表現ではなかったかというふうに受けとめてございます。住民の方々は、そういった新聞記事等をごらんになって我が町の財政状況はどうなのだろうかと、さらに危ない方向に向かっているのではないか、最近では夕張市の例なども連日報道されていることから、不安を抱くというようなこともあろうかと思います。8月号の広報に私が原稿を書いております中にも、合併というのは行政の効率を高めて財政基盤を強化するための有効な手段でもありますと、ただ合併をしたことだけで財政的に楽になるということではないと、これからが本当の意味の財政運営の正念場だというようなことも書かせていただきました。ただ、これだけでは具体的なものも十分伝わってはおりませんので、今後予定しております各地域での懇談会等についてもそういう不安の向きがあるということであれば、こういった内容についても題材としながら町の置かれている現状を町民の方々にお伝えをしてまいりたいというふうに思います。また、明るい見通しということなのですけれども、何をもって明るい見通しにするか、その基準がちょっと十分つかみかねてはおりますけれども、確かに合併をしたことによって今後事務の効率化を図る、そういう可能性というものは単独の市町村で運営してきたときよりも広がってきているというふうに私は思っております。そういった意味からいいますと、まだまだ効率化を進められる、そういうところがあるのではないかと、それを来年度以降の予算編成の中にどうやって生かしていくかということだろうというふうに考えてございます。単独の市町村で財政運営をしてきた場合には、これは旧東藻琴村、旧女満別町も同様ではなかったかと思いますけれども、そういう効率化の極限近くまで来ていた部分があると、しかし合併をすることによってさらにもう一段階そういったものが進められる可能性というものができてきたのではないかと、そんなふうに考えているところであります。そういったものの実行をしながら町民の皆さんの要望等を考えられるような、そんなまちづくりをしてまいりたいというふうに考えてございます。ただ、いずれにいたしましても最初に申し上げましたように市町村の財政の運営というのはどこの市町村においても大変厳しい現状がございますので、そういった意味ではしっかりと今回出された数字の意味というものを受けとめて、それに対処した運営に当たっていかなければならないのではないかと、そんなふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 深川

雑駁に明るい見通しといいましても、とらえ方が財政的に厳しいという、そういった観点からやはり住民目線として見られているわけでございますので、あたかも合併をすると明るい兆しが見えてくるかのようなとらえ方もなきにしもあらずでございますので、その辺のとらえ方はこもごもだとは思うのですけれども、ただ数字上からあらわれてきます運営についてはどこの自治体についても厳しいのが現状かと思います。そういった中で今後について合併特例債の取り扱いあるいは活用についてはどのように町としてお考えになられているのか、その辺についてお聞きをしたいと思います。

答弁 町長

厳しい現実を住民の方に伝えると同時に、新しい町になったときの夢や希望というものも持っていただけるような、そんなまちづくりに努力していかなければならないということを重々承知してございます。そんな中で職員はもちろんでありますけれども、住民の皆さんにご理解をいただけるような、そんな計画的な財政運営を志していたいというふうに思います。また、その一つとして合併特例債ということも活用の方式としてはあろうかと思います。これについては、当然同じ起債の中としましては有利な起債になります。その活用の仕方というものは、十分検討しながら有効に活用していく旨を考えてございます。今具体的に計画されているものというようなものについては、ことし光ケーブルの埋設事業に活用させていただくということで予算措置しております以外は具体的な動きにはなっておりませんけれども、今後総合計画、また建設計画の実施に当たって活用する考え方を持ってございますので、その中で有効な時期にこういったものを使っていく考え方でございます。そういうことでご理解をいただきたいと思います。

質問 深川

考えておられるということで、合併特例債についてはその辺の余り踏み込んだ形の中でお聞きはしないつもりでおりますけれども、できればその総額が幾らになるかということはまだ明確ではないでしょうけれども、その辺をどうかひとつ有効活用していただき、少しでも今後に対します財政運営、それから建設計画に生かしていただきたいと、このように思います。続きまして、両地域の公平性についてでございますけれども、現在進行中あるいは調整中で、一たんスタートして稼働してからいろんな問題点が出てくる、あるいは調整をしなければならないというところがあるとは思うのですけれども、前段の質問のとおり、やはりこれは住民にとって一番重要なことでございます。職員数は減っていないわけでございまして、その中で非効率が出てくるということについてはこれはマイナス要因だと思うのです。一番問題なのは、本所と総合支所の問題ですけれども、実際問題として町長までそういった問題点の指摘があったのかどうか、それをお聞きしたいと思います。

答弁 町長

合併特例債については、合併をしたときの人口規模によってある程度の借り入れ可能額というものが明示されております。その範囲の中で、目的も決められておりますので、どういった事業に充てていくかということを考えながら、有効活用を図るべく考えてまいりたいというふうに思ってございます。しかし、合併特例債といいましても当然町として先ほどの実質公債費比率にはね返る部分もございます。そういったことも十分検討しながら対応してまいりたいというふうに思います。また、公平性の関係でありますけれども、実際に動き出してからでなければ正直わからない分野もあるということであります。そういった中では、実際に私の耳に今現在届いておりますのは、やはり東藻琴総合支所の人員が極端に少なくなったのではないかというようなことで、実際の業務の発注だとかそういうようなことで支障がないのかというようなことを5月にまず1点町民の方から言われた経過もございました。実質的には職員数の異動というものにつきましては、東藻琴地域から女満別地域へ異動が、差し引きますと18人、東藻琴地域から減っている現状にあります。逆に女満別地域では11人ふえているというようなこともあります。しかし、実際の職場の環境でいいますと、正職員が対応するということで臨時職員等について削減をしている経過にあるというようなこともありますし、また見た目の部分というのは実際の職員数よりもさらに減ったような印象を受けられているのではないかなというふうに思います。と申しますのは、実際には配置されている職員は総合支所内部だけではなくて、保健福祉課がフロックスの方で勤務をしたり、さらには幼稚園、給食センター、高校、乳酪館というようなところにも職員がいるわけであります。そういった部分からいうと、見た目は非常に少なくなったというような印象を抱いていらっしゃるということだろうというふうに思います。そんなことから、社会福祉協議会等の事務所の移転についてもお願いをした経過にございます。さらに、いろんな打ち合わせだとか出張、外勤というようなことでデスクを離れる場面もあろうかと思いますので、そういったようなことが住民の皆さんの不安を募らせる原因になっているのではないかというふうに思いますけれども、実際に業務の中で大きな支障が出ているというような形では今のところ私に報告されている事例はないというふうに思います。ただ、細かな分野では事務の待ち時間がどうだろうかとか、職員が行っても外勤などをしていて、出張などをしていていないことが多くなったのではないかというようなことについては寄せられている現状にございます。できる限り限られた職員数の中で今後も行政運営図っていかなければならないというようなことから、ご不便をかけないような、そんな仕組みづくりも含めて組織機構の中に盛り込んで対応できればいいのだがということを考えながら対応してまいりたいというふうに思います。ご理解をいただきたいと思います。

質問 深川

理解はしているつもりでございますが、何せ先ほども申し上げましたけれども、総体的な職員数はほぼ変わらず、ただ行政範囲が広くなったとはいえ、内容的には各自治体で運営をしていたものがそのまま一つになったという形で、確かに効率化からいいますと、個別の業務量が減ったわけではなく、合併に伴いまして業務量についてはふえたと思うのです。ですから、それなりの負担的なものが当然職員の中には出てくる、各課についても出てくるとは思う。その中でやはりもう一歩踏み込んだ形の中で調整なりそういったものに対して時間が相当かかると思いますけれども、右倣えという形の中でやっていけるものばかりであればいいのでしょうけれども、やはり1足す1が2で、3掛ける2が6という、そういった計算方式では出てこない、現場によってはかなりの調整が要る、そういったところもあると思うのです。それで、総合支所に言いますと、住民意見としてやはり待ち時間が多くなったというのは従来よりは多少聞きます。やはり職員が職場を離れて、いないことも多く見受けられるような気もするわけです。ですから、その辺について特に住民に関すること、福祉に関することについてはその辺の配慮も今後について考えていただきたいと、このように考えますが、手続等については総合支所も本所もほぼ変わらない機能で運営をされているということで住民は理解をしているわけでございますので、その辺についてお伺いをしたいと思います。

答弁 町長

合併をして業務量がふえたという部分、そういう部分も当然ありますし、逆に減っている部分もあろうかと思います。総体的なバランスを考えながら組織機構については設定をして人員配置をしたつもりではございますけれども、先ほど言いましたように想定していなかったようなところまであるのも事実かと思います。実際に総合支所、さらには役場の窓口も含めて従来と比べてどのような対応になっているかというような部分については、適宜検証してまいりたいというふうに思います。組織機構、先ほど私生き物のようにある程度行政需要に基づいて変えていくことも必要だということも申し上げましたけれども、かといいながら一月単位で動かすというわけにももちろんいかないわけであります。そういった意味から、来年に向けて今後予算編成もあります。その中で事務量がどのようになるかというようなことも含めながら、そういった窓口に寄せられるご意見を真摯に受けとめながら検証してみたいというふうに思ってございます。決して今のまますべてそのままいくということではなく、定員管理というものをしっかり持ちながら将来の考え方を整理していかなければならないというふうに考えてございます。行革の考え方もまとめなければなりませんし、総合計画をつくっていく上でのそこに伴う財政的なプラン、そこには当然人件費に係る考え方も出てきて、職員数がどの程度必要で、正職員としてどれぐらいの人員でやりくりをしていくかというようなことを総体的に考えていかなければならないこともあろうかと思います。そんな中で住民の方々のご意見を踏まえながら対処してまいりたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 深川

各課あるいは職員個別に対して物を申すという形ではございませんし、ただ各課あるいは職員の管理運営に関しては町の理念にかかっておりますので、さらにそういった問題点というのは下には来やすいのですが、上に上がるという可能性が非常に少ないというのが組織でございます。問題点があってもいわば係長から課長に指摘をするというのは、これはやっぱりなかなか勇気の要ることでしょうし、そういった問題点も個別にはなかなか上がりにくいということは認識をしていただきたい。さらに、両地域の特性もございますので、その辺の見きわめ方についても今までとは違った形の中で町長として考えを持っていただきたいと思うのですが、その辺について認識をお願いしたいと思います。

答弁 町長

おっしゃるとおりかというふうに思います。しかし、実際には住民の方からということではなくて職員レベルからいいますと、私のところにどこの課のどういった対応のために職員が必要かどうだろうかというような話というのはしょっちゅう舞い込んできているのも現実であります。ただ、十分そこに短時間にこたえ切れていないというのも現実であります。先ほど言いましたように、すぐさま機構改革をしたり、人員を1人増員するというようなことの難しさというものも感じてはおりますけれども、課題としていろんなところにそういうものが存在し得るということも承知しているつもりではあります。ただ、それでも十分ではないのでないかと言われれば、そのとおりの部分もあろうかと思います。より多くの職員が住民の方々の意向や、さらには現場の状況というものをしっかりと把握をしながらそれを解決していく努力というものをトップだけではなくて組織としてしていかなければならないような、そんなことではないかなというふうに思っております。ましてや、言いましたように、合併をして両地域という言葉の持つ意味といいましょうか、そういうものもしっかりとかみしめながらといいましょうか、自分の気持ちの中に置きながら対応していかなければならないということを私自身ももちろんでありますけれども、職員にも伝えてまいりたいというふうに思います。そういう中で適切な対応を旨として努めてまいりたいというふうに思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 深川

つけ加えますが、これがエゴや個人的なわがままでないことを望んでおきます。さらに、本所、総合支所の形ばかりとらえておりますけれども、最近頻繁に起こっております幼児虐待、そういった等も含めまして教育委員会についてはそういった問題点はないのかどうか、教育長にお聞きしたいと思います。

答弁 教育長

教育委員会の本所は、東藻琴の総合支所の2階に、そしてこちらには女満別教育センターということで3月31日から業務を執行してございます。ご承知のように教育委員会が主体となって展開する行事、イベントも含めて、それとかかわって各種団体が主催する事業、それから会議等が相当数たくさんございます。そういう意味では、職員が本所からセンターに、センターから本所にということで移動はしていますが、教育委員会といたしましては特に社会教育関係については一体になって、本所もセンターの職員も一体になってやらないとできないことがほとんどでございまして、そういう意味のこれまでにない動きというのはございますけれども、現在のところ6カ月たちまして非常にうまく私は動いているのではないかなと、このように観察をしています。それは、多少、初めてのことですから、こんなこと、あんなことということはあろうかと思いますけれども、それは合併という大きな大事業を教育委員会の職員も一緒になってやっていくという腹構えでいくならば、そうしたこともこの1年たつうちには解消されていくのではないかなと。そういう意味では、私としてはほぼよいスタートを切れたなというように認識をしてございますので、ご安心をいただきたいなと、このように思います。

質問 深川

安心する言葉をお聞きしましたので、安心をいたしましたけれども、もう一点の先ほどの共有します下部団体、下部組織の一本化についてですけれども、前出の坂本議員への答弁を聞いておりましたので、ある程度は理解をしたいと、このように思います。ただ、全般的に通じまして、例題として100年の歴史といたしましたら、まだ出発して半年でございます。その辺について、やはり一本化を急ぎ過ぎて先に行ってつまずくよりは、語らいを中心にするという町長の方針にもございますとおり、その辺を深めてもう少し足が地についた運営方法にお願いをしたいと、お願いと言うのもおかしいですけれども、そういったことを深めて先へ進みたいと、このように考えているわけですけれども、そういったところ今後について町のお考えを最後にお聞きしたいと思います。

答弁 町長

先ほどの坂本議員のご質問にもお答えしたとおり、基本的には各団体等がお話し合いの中で将来一本化になっていく方がいいというふうなことがあるのであれば、それに向けてお話し合いをしていっていただきたい、また行政としてはそういった団体の意向を尊重しながら、そして行政のかかわり方の範疇の中でいろいろ相談に乗らせていただいて一緒になって汗をかいてまいりたいというふうに考えてございます。ただ、団体の意向がすぐ合併をしたいのだけれども、いろんな障害があるというようなことであれば、その障害を取り除く努力を行政としてはしていきたいと。ただ、十分時間をかけてその状況によって話し合いをしたいのだということであれば、まず十分話し合いができる環境を整えるということではないかなというふうに思います。そのスピードというものは、団体によって一律ではなくて多少差があるものというふうには存じておりますけれども、そういう中でその内容によってかかわり方も少し変わってくる部分はあるだろうと、そんなふうに認識をしてございます。しかし、最終的には統合する方が望ましいということであれば、目標年次などを設定をして、そこに向けて歩みを開始していただくということがいいのではないかなと、そんな考え方を持ってございます。そういったことで団体の意向を基本的に尊重しながら、行政としても一緒に対応してまいりたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 深川

終わります。

出典:大空町議会 平成18年第2回定例会 2006年9月26日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる