雄武町議会 令和6年6月議会 2024年6月13日
幌内ダムの浚渫について
2024年6月13日、雄武町議会の一般質問で、嶋村義文議員が「幌内ダムの浚渫について」質問し、町長 髙橋健仁、建設水道課長 田原慎也が答弁しました。
- 質問者
- 嶋村義文 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋健仁、建設水道課長 田原慎也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 9番 嶋村義文
続きまして、幌内ダムの浚渫についてちょっと町の考え方を伺いたいと思います。幌内ダムについては私昭和51年に雄武に来たんですけども、それから農協に入って主に畜産関係の仕事をしてたんですけども、幌内にある町営、町の牧野の仕事もしてましたんでね、幌内ダムとは随分長い付き合いさせてもらってるんですけども、ずっと気になってたのは、管理が道に移ってるのに、実際、どういったそのダムとしての目的があって、どういう形で保守管理が行われているのかずっと疑問だったんで、今回取り上げようと思って町に資料請求をしてさせてもらって、回答が来ました。1つは、幌内ダムの現在の管理主体と利用目的ということで資料請求したんですけども、管理主体は北海道網走開発建設部。利用目的については利用目的なし。現在はダムゲートや門柱を撤去しており、ダムとしての機能はない状態という町の回答でした。2つ目、雄武町電力事業廃止後の幌内ダムの管理主体の変遷についてはどうかということでお伺いしましたら、昭和11年3月、雄武町水力電気利用株式会社、これ戦前、こういう会社があって発電をしてたということですね。昭和26年3月、雄武町電力利用協同組合設立。昭和36年7月、雄武・枝幸町電力利用農業協同組合、昭和49年7月、雄武・枝幸町電力利用協同組合解散。北海道(網走土木現業所)によりダム堤体の調査を実施されるが、その後放置状態。昭和58年10月、雄武・枝幸町電力利用農業組合清算人からの寄付受納により現在北海道(網走開発建設部)が管理ということで、回答があったんですけども。これから見ますと、全くダムの利用目的もない状態で、道が管理してると言うけども実質管理してない状態って言っていいと思うんですよね。ご承知だと思うんですけども、昭和16年に以前あったダムが決壊して、当時ですけど、60人の死者が出るという大災害が起こってんるんですよね。その後、昭和29年にダムが再建されて、当時、開拓農家いっぱい入ってましたんで、雄武と幌内地区と枝幸の枝幸南部地区だと思いますけども、雄武町の百年史調べると、1400戸ほどに電力供給してたんですよね。あの当時で2000kWhですから相当な規模の発電をして、百年史見ると随分詳しく書いてます。そういうことで、58年に生産された法人、農業協同組合から道に移管された後、具体的な動きが全くないということで私が1番心配してるのは、今の状態で集中豪雨が来て、仮にダムが決壊するようになると、あの中に膨大な土砂が入ってるんですよね。恐らく、ダムが昭和29年にできて以降、あの中のダムの中、浚渫は全くしてないと思うんですよ。ですから膨大な量の土砂があると思います。それが一気に海に流れ出るわけですからね。ですから幌内沖は、ホタテの好漁場ですから、莫大な大変な災害になると思うんですよね。その辺の現状がこういうことだということに対して、町長自身は今どのように感じておられてますか。
答弁 町長 髙橋健仁
嶋村議員のほうからご質問で前段述べられていただいたとおりですね、幌内ダムにつきましては、百年史によればですね、今から83年前、昭和16年でございますが、西暦では1941年でございます。実は今月ですね、6月7日に決壊をして、60人の尊い命が奪われたということでございます。この幌内ダムに答弁するに当たりましても、現町長といたしましてもまずは当時お亡くなりになられた方々に対して、改めて哀悼の意を表するところでございます。現状認識というところでございますけれども、これも百年史のところとそれから当時の書類とかがですね、なかなか古いものですから、そこまで探し当てられなかったんですが、この辺は町史を見ますと幌内川の砂防ダムに転用再利用して、北海道が管理することが望ましいというふうに町としてはそういう方向を出して、陳情を北海道に行って、北海道が河川管理施設として引き受けることを決定したという史実があるわけでございます。これは嶋村議員も御覧になってると思いますけども。そういう意味では、その前提において現在に至っているのかなというふうに認識は持ってございます。その後の状況でございますけれども、実は担当課長のほうからですね、建設管理部のほうに出向きまして、北海道の今の考え方について聴取をしておりますので、そのことについて担当課長の方から答弁させます。
答弁 建設水道課長 田原慎也
幌内ダムでございますけども、嶋村議員おっしゃるとおり管理主体、北海道ということで確認してます。現在ダム機能上不要となったダムゲート、それから門柱を撤去しておりまして、ダムとしての機能がない状況でございます。幌内ダムにつきましては、管理規程により管理しております。ダム内の堆積状況でございますけども、こちらも北海道のほうに確認したところ、年々堆積状況にありますけども、近年測量していないので現在の状況を測量していないと分からないと思うんですけども、見た目は満杯に至ってない状況になっているということを確認しております。それで管理状況なんですけども、今現在ですね、毎年定期パトロール、こちらを北海道で現地におきまして実施しております。現在も安定している状況であるということも確認しております。それと過去にですね、平成21年、2年頃にダムの堤体のほうも補修を行っておりますので、安定した状態だということで確認しております。
質問 9番 嶋村義文
堆積物はあまりないというようなお話だったんですけども、私、昭和確か57年だと思います、58年かな。土現に管理が移行して以降に、当時、開拓農協でしたけども、私、町営牧野の道路を補修したいということで、土現に土砂の採取申請をして、当時で60立米ぐらいだったかな、実際ダムサイドまで道路を付けて、ぎりぎりのとこで採取したことあるんですけども、もうすぐそばで砂利採取できるくらい土砂たまってますよ。それで今幌内にふ化場ありますよね。ダムが全くなくなって河川になるとおそらくふ化場のいわゆる湧き水はもう枯れちゃうと思うんですよね。ですからダムの在り方自体もいわゆる漁業者のふ化養殖事業に一定程度影響あると思うんですよね。ですから何らかの形でダムは、あそこは堰堤は保持しないと私は駄目だと思うんですよね。ただ、集中豪雨が来たとき果たしてその耐えられるのかどうかという、今のダムがね、建設後、もう70年も経過して、一定程度補修しているにしても、耐えられるかどうかって話がひとつありますよね。私の先輩というかもう90前後になる方、私、いろんな人と付き合いあるんで、過去に聞いたことあるんですけれども、ちょうどその開発建設部に管理が移行するときだと思うんですけどもね、実際道と町で話し合いが持たれてるみたいです、話聞くと。その時には、ダムの土砂を浚渫する必要があると、道のほうから。実際、砂利は利用方法ありますのでね。泥ですわね、やっぱり膨大な泥がたまってますから。その泥の利用方法で、どうしていいか分からなくて、結局話が立ち消えになったって話があるんですけども、私は農業関係を長いんで、ああいったダムにたまった土砂というのはすごく栄養豊富で腐葉土なんですよね。ですから農地の客土に何ぼでも使えるんですよ、使う気になれば。だから、本州でも砂防ダムはもう豪雨のたびに堆積したものはやっぱり浚渫するのがひとつの流れなんですよね。調べてみると、総務省で緊急浚渫事業債という、記載があるんですよね。これ年間ね、去年だけで1100億円予算消化してるんですよ。ですから、府県では相当このダムの浚渫というのは積極的に行われているんですよね。人口密集地帯だから、災害が起きたとき、物的災害よりも人的災害のほうが大変ですからね。ですから、幌内川の流域というのは、今せいぜい住んでる人ったら、ふ化場の職員の方ぐらいですから、災害少なくて済むという考え方でどうものんきにしてるかも分かりませんけども、先ほど話したとおり、仮に決壊したとすると、漁業に莫大な損害を与えるわけですよね。ですから、その辺でダムを保持する以上は浚渫をするという前提でやっぱり道とやっぱり話し合いを持つべきでないかなと私は思うんですよ。しない限り、決壊の恐れ十分にある、私はあると思うんですけども、その辺どうでしょう、町長の考え。
答弁 町長 髙橋健仁
幌内ダムにつきましてはやはり、かつて決壊をしたという事実が間違いなくございますので、やはり流域の住民の皆さんの安全安心を確保しなければならないということもございますし、それからホタテ漁業を含め、最高の漁場でございますので漁場の確保といいましょうか、そういったものも考えなければならない。ふ化場のこともお話がございましたが、そのとおりだと思っております。そういう意味では嶋村議員のほうから堰堤というお言葉がございましたけれども、まさに今そんな状況かなというふうに役目としてはそういう状況かなというふうに、思っております。実はご質問を通告を頂いてから、1度幌内ダムまで足を運びたかったんですけども、なかなか叶わなくて本日を迎えてしまったんですが、先ほど実際に行かれてですね、状況を実際にお目にされてるようですので、私もですね、議会が終わりましたら、日を改めてダムのほうに足を運んで自分の目でもしっかり確かめていきたいと思います。そして、やはり集中豪雨があって、1度、平成の10年代でしたか、幌内川が決壊を、決壊と言いましょうか、堤防をたしか乗り越えてですね、川が氾濫してということも度々当時もあったと思います。ですから、なかなかそういった河川災害とかというのはいつ起きるか分かりませんし、当然、上流域のほうで鉄砲水のほうに流れていけば、可能性の話は否定できない、というふうにも理解します。そういう意味では、地元もそういうような考え方で動いていかなければ、やはり進んでいかないところもございますので、このたび、こういった一般質問を頂いて、やはり地域として不安感があるといったところからですね、道のほうとこういったまず情報交換なり、私どもの懸念を伝えてですね、まいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 9番 嶋村義文
今はドローンで撮影、空中から撮影十分可能なんでね。恐らくドローンで空撮することによって、ダム内の土砂の堆積、恐らく立米数まで全部計測できるシステム、恐らくあると思いますのでね、よろしくお願いしたいと思います。