雄武町議会 令和元年12月議会 2019年12月12日
バイオガスプラント建設について
2019年12月12日、雄武町議会の一般質問で、嶋村義文議員が「バイオガスプラント建設について」質問し、産業振興課長 山崎佳之、町長 石井友藏が答弁しました。
- 質問者
- 嶋村義文 議員
- 答弁者
- 産業振興課長 山崎佳之、町長 石井友藏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 6番 嶋村義文
6番、嶋村でございます。通告に従いまして4点質問させて頂きます。初めに石井町長は9月の雄武町長選挙において選挙戦を制し、当選されました。ただしその差はわずか54票という僅差で、まさしく町を二分した選挙戦でありました。24年振りの町長選挙であり、町民の関心も高かったと感じております。石井町長におかれましては意見の対立を乗り越えた町政執行を願うものであります。11月20日、臨時議会において町政執行に向けての所信表明がなされました。石井新町政としては初めての定例議会でありますので、町長の所信を問うべく質問をいたします。まず1点目、家畜糞尿を利用したバイオガス発電の施設建設についてお伺いいたします。平成30年、本年31年と2か年にわたり道の補助事業で調査事業を実施しておりますが、その進捗状況と新町長のバイオガス発電に対する基本的な考えをお伺いいたします。
答弁 産業振興課長 山崎佳之(産業振興課長は2022年3月まで)
バイオガスプラントの導入を検討するため平成30年度においては酪農家を対象とした勉強会や意向調査、バイオガス利用モデルの策定を行っております。意向調査では対象者61戸のうち53戸から回答があり、バイオガスプラント事業に参加を希望する農業者が9戸であることを確認し、このうち8戸が集中型バイオガスプラント、残りの1戸が個別型バイオガスプラントを希望する結果となっております。この結果を基に事業モデルの概算収支を算出したところ、8戸が利用する集中型、処理頭数約1,400頭であります。フィット売電を見込んだ場合においては経産牛1頭あたりの農家負担額は年間34,000円、地産地消とした場合では経産牛1頭あたり農家負担額が年間55,000円という結果となっております。本年度は北海道の新エネルギー設計支援事業を活用して調査を進める予定でありましたけれども、計画が不採択となったことから調査費用の規模を圧縮いたしまして、町単独事業として調査を進めております。本年度の調査業務は9月に発注済みでありまして、業務内容は参加希望農業者9戸の詳細調査、集中型バイオガスプラントの概算運営収支の作成、農業者関係者を対象とした勉強会の開催を予定しているところでございます。なお11月に最後の意向調査を行ったところ、新たに6戸が参加したい、事業に関心があるとの回答がありましたので、12月に別途戸別ヒアリングを行ったところでございます。この結果、施設の規模が拡大することが想定されますので、集中型バイオガスプラントの概算運営収支の作成に反映させていく予定となっております。以上が進捗状況でございます。
答弁 町長 石井友藏(町長は2023年9月まで)
今、嶋村議員さんから町長の考え方はということだったんですけども、2番目の一応課長から説明があって最後にお話ししたいと思いますので、ご了解して頂きたいと思います。
質問 6番 嶋村義文
今の山崎課長のお話では新たに当初の意向調査から比べると新たに6戸ぐらいまた増えたということで、今、世の中の流れを見ますと、雄武町民辺りの考え方聞きますとね、地場産業なのでスラリー散布の春と秋の散布の匂いは我慢したいという意向の方結構多いんですけども、やっぱりこれだけ農家規模が拡大してきて糞尿散布量が多くなりますと、特に雄武町の中心ですとかホテル日の出岬なんかもそうなんですけども、春と秋は非常に不快な臭いがしますのでね、こういった問題は早期にやっぱり解決していかなきゃならないんで、もっともっとやっぱり農家の参加を積極的に促していくような政策誘導が必要だと考えております。それで2か年で調査が行われて、具体的に参加戸数が固まれば具体的に実施設計に移っていくと思いますけども、町としてはいつ頃の施設建設を想定してるのか、その辺ちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 産業振興課長 山崎佳之(産業振興課長は2022年3月まで)
2年目の状況でありまして、まだ全ての調査は終わってないというか、結果が出ておりません。もう12月半ばになりまして、残すところ来年1月、2月、3月の3か月しかございません。それで令和2年度にもですね、ある程度、調査研究を進めていきまして、令和3年度にはある程度どのような形で出来るのか出来ないのか、そこら辺の方向性を令和3年度に見てきたいと思って、原課の方で考えております。
質問 6番 嶋村義文
既に興部町、西興部村ではいわゆるセンター方式のバイオガスのプラントが既に稼動しております。残念ながら雄武は非常に遅れていると私は感じてます。それで興部町も西興部村も計画段階から施設建設まで主にやっぱり自治体が主導した形で建設が進められてますけども、雄武町も同様な考え方として理解してよろしいですか。
答弁 産業振興課長 山崎佳之(産業振興課長は2022年3月まで)
雄武町の酪農家の方々の考え方もございます。また町の財政規模、財政予算もありますので、そこら辺も色々と調査というか町の財政を見ながらですね、どのように進めていくかを検討してきたいと思っております。
質問 6番 嶋村義文
先般、遠紋6市町村で北オホーツク地域循環共生機構等構築協議会、こういった組織が設立されまして、町長も20日の所信表明で表しておりましたけれども、これに積極的に参加していきたいということで、考えをお持ちのようですけれども、従来バイオマスエネルギーについての発電は国の補助事業、通称フィットというんですけども、それに乗っかって国の補助金を頂いていたんですけども、それが難しい状況になって、じゃその発電したエネルギーをどう使っていくかってことで、今盛んな協議がなされてると思いますけれども、この辺の協議会の構築、あとそのフィットの売電が不可能だということで、地域でエネルギーを循環するという考え方だと思うんですけども、その辺の石井町長の基本的な認識をちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 産業振興課長 山崎佳之(産業振興課長は2022年3月まで)
ただ今の西紋、遠紋6市町村の北オホーツク地域循環共生圏構築協議会の設立関係について私の方から若干答弁させて頂きます。豊富な地域循環資源を有する北オホーツク地域、西紋地域5市町村と湧別町において、これらを活用した低炭素で持続的な社会構築のための構想の作成とその実現に向けた課題検討を行うことを目的として協議会が11月に設立されております。この協議会では再生エネルギー等の地域循環資源の活用に係る需要量と供給量の実態調査や地域循環共生圏構築に向けた構想の策定に関する協議が行われますけれども、フィット売電が見込めない状況の中、地域の再生エネルギーを公共施設や民間企業等が活用して地産地消することが可能か、環境省の脱炭素型地域づくりモデル事業を活用いたしまして、モデル方式に必要な工事費や発電規模等の検証が行われます。この事業に取り組むことによって施設建設や送電線の工事に環境省の補助金、補助率3分の2を活用する事が可能となります。本町においては昨年からバイオマス利活用調査業務の取り組みを進めているところでございますけれども、北オホーツク地域循環共生圏の構築に向けた調査によって、これらの調査結果を総合的に検証いたしまして、町の財政状況を踏まえながら今後の方向性を決定していきたいというふうに考えております。
答弁 町長 石井友藏(町長は2023年9月まで)
今、産業振興課長さんが話したようにフィットが駄目になったということで売電が見込めないということから、この北オホーツク地域循環共生圏構築協議会の中で色々話し合われるわけですが、ただ個々に、町村で個々に話していかなければならないことだと思います。それで今の現段階の調査では昨年より戸数が増えてきたということで、環境にも配慮した形でやはり考えていかないといけないのかなというふうに思ってございます。それで先ほど地産地消ということになりましたんで、そこら辺もですね、どういう形で地産地消していけるのかですね、また後そういうことになったら個人負担がいくらになるのかということもきちっと踏まえた上でですね、なるべく早い時期にですね、当然、環境も重視しながら行かないといけないと思いますので、そういう状況で当然、西興部さんが15億ぐらいかかったといいますんで、3分の1でも本体だけでも5億ぐらいかかる。地産地消になると送電線も補助事業ですけども、1キロ当たり多分1,000万と聞いてますんで、そこら辺も加味しながら例えばどこに建設するのかですね。それによってかなり建設コストも変わってくると思いますので、当然色々これからやらないとならん施設もありますんで、その財政状況を踏まえながらですね、今の状況では、あと希望農家ですね、手を下げない限りはこれでやっていく方向で考えていきたいなというふうに思ってございます。一応そういう部分でご了解頂きたいと思います。
質問 6番 嶋村義文
雄武町みたく農業があって漁業があるという、こういう両方の一次産業が盛んなところで私はバイオマス発電というのは非常に有効だと思います。家畜糞尿だけじゃなくてバイオマス発電には色んな有機物を投入することができます。特に今、海から漁獲された漁獲途中の残渣物が相当大量に出ますと思いますし、そういった物の利用ということも漁協さん含めて本格的に検討していく必要があると思いますし、森は海の恋人ってよく言葉に出して言われるんですけど、私も色々個人的に興味があるので調べてみると、フルボ酸鉄という一種の鉄イオンを持った化合物が一番海にはいいということよく言われてます。特に三陸あたりでは牡蠣漁師が森は海の恋人ということで山に盛んに木を植えてます。それは結局、腐葉土からそのフルボ酸鉄が出来ることによって海が豊かになる。バイオガス発電のメタン発酵の後に出る消化液にはそのフルボ酸鉄が大量に含まれているということで、これを畑に散布することによって、海にも非常に良い影響を及ぼす。先程、話出たフィット売電が出来ないんで、地域循環型の電力を供給すると。今盛んな色んな意見が出てますけども、全国各地で地域電力会社が出来て、町村が色々電力供給してますけども、例えば漁組さんの冷凍庫辺りは北電さんと契約してると思うんですけども、地域電力会社が電力供給することによって相当量電力価格を下げることが可能だと。個人の住宅じゃなくて、例えば公共施設ですとか工場だとか、特に大きな冷凍庫を持ってるところはそういった面で電力料金の削減が非常に可能になると、そういう大きな利点があるようですので積極的な検討を是非お願いしたいと思います。