雄武町議会 平成27年6月議会 2015年6月10日
酪農振興策について(担い手対策含む)
2015年6月10日、雄武町議会の一般質問で、嶋村義文議員が「酪農振興策について(担い手対策含む)」について質問し、町長 中川原秀樹、産業振興課長 横田和幸が答弁しました。
- 質問者
- 嶋村義文 議員
- 答弁者
- 町長 中川原秀樹、産業振興課長 横田和幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 3番 嶋村義文
3番、嶋村でございます。通告に従いまして担い手対策を含めた酪農振興策並びに第2点目として図書館の建設計画の2点について御質問させていただきます。まず担い手対策を含めた酪農振興策についでですけども、御承知の通り本町においては酪農、漁業並びに酪農畜産を主とした農業は重要な基幹産業であります。昨今大きな問題となっております、地方自治体の人口減少ととも密接な関係があり、その振興策は雇用創出を含めた緊急の課題と思いますが、町長の基本的な認識をお伺いいたします。
答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)
酪農振興についてということでありますが、本町の酪農業の現状につきましては、高齢化や担い手不足によりまして農家の戸数は減少してきておりますが、経営規模の拡大によりまして、乳量は3万7千トン前後を維持しておりまして、今後も本町の酪農業が地域の基幹産業として安定的な発展を築いていくためには担い手の確保や作業の効率化が重要であるとともに自給飼料の確保やコストの削減等による収益性の高い農業経営を確立する必要があると考えております。具体的には農業経営の法人化経営規模拡大に伴う牧草収穫作業の外部労働力の導入、コントラ、それから農地の集約化による経営の効率化、飼料価格の高騰等に対応するための生産性の高い草地の調整等を推進いたしまして、本町の酪農振興を図っていきたいというふうに考えております。
質問 3番 嶋村義文
町長の基本的な酪農振興の重要性というのは、理解しているというのは私も同感でございます。 それでは実際本町の酪農の現状はどうなっているかということをまずお伺いしたいと思います。過去10年間の酪農農家戸数の推移と生産乳量の推移についてお伺いいたします。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
搾乳農家戸数の推移でございますが、10年前の平成17年度は78戸、現在26年度、58戸ということで20戸の減少となっております。それで生乳生産量の推移でございますが、平成17年度3万7354トン、昨年が3万6801トンと言うことで、この10年間3万7千トン前後を推移している状況にございます。このことから農家戸数は減っておりますが、経営規模拡大によりまして、生乳生産量は3万7千トン前後を推移している状況にございます。
質問 3番 嶋村義文
いま横田産業振興課長からお話ありましたとおり、生乳生産量は維持はされてるんですけども、実際に生産している農家戸数においては25戸の減少ということで、現在、58戸、10年前から比べて約30%の減少です。今後、一定程度規模拡大がなされて生乳生産量は維持されてると思うんですけども、現在、酪農を担ってる方の家族構成並びに年齢等を考えますと、今後さらに急速な農家戸数の減少が危惧されるんですけども、その辺の資料についてはお持ちでしょうか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
すいません、家族構成、それから年齢構成につきましては、資料、いま持ち合わせておりませんので、ご了承願います。
質問 3番 嶋村義文
30%減って、現在58戸しか農家が無いということですので、今後、減少が予想されると思うんですけども、町としてはどの程度まで農家戸数が減るというふうに捉えておりますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
昨年度58戸ということで、4月まで58戸搾乳個数ありました。いま現在1戸が離農を考えておりまして、現在57戸となります。その後、農協の方とも情報の共有をしておりますが、今後、2、3年間の間では1戸か2戸程度の減少で収まると聞いておりますけども、それ以降になりますと、ますます減少することが予想されます。
質問 3番 嶋村義文
雄武町と隣の興部町は共に農業と漁業が基幹産業ということで非常に似通った町だと思うんですけども、雄武町の草地面積、先ほど生産乳量が約3万6千トンというお話聞いたんですけども、雄武町の草地面積と隣の興部町の草地面積、並びに農家戸数、生乳生産量がもしお手元にご資料があればお教え願いたいと思います。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
興部町の搾乳農家戸数でございますが、平成26年度70戸となってございます。生乳生産量が4万9414トン、面積につきましてはですね、ちょっと興部町の方の草地面積は把握しておりませんが、雄武町よりは少ない状況となっていると思います。
質問 3番 嶋村義文
いま話ありましたとおり、興部町は生乳生産量が4万9400トンということで雄武は3万6千トンですから、1万3千トンほど乳量が多いと、草地面積は興部の面積は分からないということだったんですけども、私が承知している限りでは約6千ヘクタール弱です。雄武が約8千ヘクタールありますんで、草地面積が多い割には雄武が興部から比べると極端に乳量が少ないと。過去いろんな歴史的な経過もあるとは思いますけども、この辺の大きな乳量の差、もしくは農家戸数の差が出てるのは何が原因だというふうに捉えておりますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
生乳生産量につきましては先ほど申しましたように興部町の方が1万2600トンほど多くなっております。経産牛頭数についても雄武町より興部町の方が1350頭ほど多くなってございます。これの要因といたしましては地域の事情もあると思いますけれども、興部町の方は早くから法人化や大規模経営が本町よりも早く検討されていたことによるものと考えてございます。
質問 3番 嶋村義文
先ほど町長からもお話しありましたとおり、今後町の施策によっては相当量、乳量の生産規模の拡大が可能だというふうにお考えですか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
今後でありますけれども、町と農協といたしましても、今後新規就農者の誘致がですね、あと今法人化を検討している農家が数か所あります。それらの動向によりまして、農家戸数は減るのはいたし方がないと思っておりますけれども、法人化や新規就農者によりまして今後生乳生産量は3万7千トンを維持、またはそれ以上に持っていきたいという考えでございます。
質問 3番 嶋村義文
続いて担い手対策ということで、後継者の問題は別としまして、新規就農者の支援について論点を絞ってちょっとお話ししていきたいと思うんですけれども、隣の興部町は産業振興課の中に農業担い手支援センターというのを設置してるのご承知してますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
すいません、存じておりませんでした。
質問 3番 嶋村義文
町のホームページを見ますと興部町に於いては農業担い手支援センターというのはきちっとアナウンスされています。そこを開いていきますと具体的な新規就農者に対する諸々な支援策が明記されております。残念ながら雄武町においてはそういった窓口が一切ありません。結果としてお伺いしたいんですけども、今まで過去10年間でも結構ですけども、雄武町に新規就農者というのは何名ほど入ってきましたか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
雄武町における新規就農者につきましては近年はございませんが、過去に3人の方が新規就農しまして、その内現在、2人の方が現在も経営を続けている状況にあります。
質問 3番 嶋村義文
正確な数字は把握しておりませんけれども、興部町の70戸の酪農家のうち相当数新規就農者が占めております。結果として雄武町がこのように酪農家戸数が減少したというのは、一つそれは農協さんも含めてなんですけども、新規就農者対策と言いますか、支援策というのが隣の興部から比べると非常に脆弱だったというのが大きな原因ではないかと思うんですけども、その辺どのように認識されていますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
新規就農者に対します支援の関係でございますが、町としては新規就農者に関する条例を設けまして、支援内容はもう既に制度化されてございますが、嶋村議員おっしゃられました通りPRの部分ですとか、そういう面では興部町より劣っていたのかと思っております。
質問 3番 嶋村義文
今後ともその辺十分留意されまして、町の魅力等を外部に発信していっていただきたいと思います。続きまして同様の担い手対策なんですけども、北オホーツク農協が担い手の研修施設を現在計画されていることをご承知してますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
今回の農協が策定しました酪農、農業振興計画の中に書いてございまして、研修牧場のことは承知してございます。
質問 3番 嶋村義文
最後の方になりますけども、今現在計画しております、国営緊急農地再編整備事業雄武地区の計画の概要についてお知らせ願います。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
国営緊急農地再編整備事業雄武丘陵地区の関係でございますが、事業概要としましては平成24年度から網走開発建設部におきまして雄武丘陵地区の地区調査が開始されまして、この間地元説明会を開催しながら農家の要望を取りまとめると共に工事計画や営農計画等の検討が行われまして、今年3月に受益農家48戸の仮同意を取得してございます。事業概要につきましては現在のところ総事業費120億円、予定工期が平成28年度から平成39年度の12年間、受益面積が3660ヘクタール、受益個数48戸、工事内容につきましては整地工が3660ヘクタール、暗渠排水が1090ヘクタール、除礫が140ヘクタールとなってございます。それと換地といたしまして2870ヘクタールを実施する予定となってございます。
質問 3番 嶋村義文
大変大きな事業でかなり大規模な農業の構造改善を促す事業だと思うんですけども、この事業を執行することによってどういった事業効果が得られるというふうに捉えておりますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
この雄武丘陵地区の国営緊急農地再編整備事業の効果でございますが、まず圃場の大区画化と合わせまして換地によります集約化が図られ農業者の作業効率化が図られるものと、まず思っております。それと町の懸案であります、耕作放棄地についても解消されることと思います。あと農協が平成28年度から計画しております、コントラ、いわゆる牧草の外部労働力の導入でございますが、これにつきましても、この事業と、この事業を契機にですね、大区画化を図った農家、農地の作業効率化が図られるものと思っております。
質問 3番 嶋村義文
最後に町長さんにお伺いしたいんですけども、先ほどお話しした離農の問題、それから担い手対策のいわゆる、恐らく不備があると思います。更に国営開発事業、これだけ大規模に進めるということで、これらを総合的に解決していくためには町全体の酪農振興計画の策定が是非必要だと思います。先ほど行政報告の後に2期に向けて町長さん、新たな方法を述べられておりましたけども、是非、この酪農振興計画を策定する為に北オホーツク農協を含めた関係者との定期的な協議機関の設置を設ける必要があると思いますが、どうお考えですか。
答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)
酪農振興計画につきましては酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律に基づきまして、平成23年度から平成32年度の10年間までの計画期間といたします、雄武町酪農肉用牛生産近代化計画を策定しております。したがいまして、この計画につきましては農協、それから農業改良普及センター、農済との連携を図りながら、現在、目標の達成に向けて推進しているところであります。この計画につきましては酪農と肉用牛生産の近代化に関する方針、それから生乳の生産量及び乳牛肉用牛の飼養頭数の目標、それから飼養規模の拡大のための措置、飼料の自給率の向上のための措置、このような内容を通しておりますけれども、国では今年の3月に新たな酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針が策定されたところでありまして、これを受けて北海道におきましても平成27年度中に新たな計画を策定することとなっておりますので、その後にですね、本町におきましても北海道との計画と整合性を図りながら農協、農業改良普及センター、農済と協議して新たな計画を策定する予定であります。それから北オホーツク農協との協議機関の設置についてはですね、いろいろな計画策定時に定例の畜産指導者会議やその他の各種協議会におきまして北オホーツク農協を含めた関係機関との協議の場がありますので、情報公開や情報共有が図られているものと現在は思っております。したがいまして今のところ改めて協議機関を設置するという考えは持っておりませんけども、状況によりましては協議機関を設置することはやぶさかでないというふうに思っております。