音更町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月7日
町のがん対策について
2025年3月7日、音更町議会の一般質問で、小澤直輝議員が「町のがん対策について」質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、健康推進課保健担当課長 統括保健師が答弁しました。
- 質問者
- 小澤直輝 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、健康推進課保健担当課長 統括保健師
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 13番 小澤直輝
通告に従いまして、町のがん対策について一般質問をいたします。日本人の死亡原因の第1位は「がん」です。国立がん研究センターによると、2022年に日本におけるがんによる死亡者数は、38万5,797人で、死亡総数の実に24.6パーセントを占めています。男女別の人数では、男性22万3,291人、女性16万2,506人と、1981年から連続して死因のトップになっています。また、厚生労働省人口動態統計によると、1950年の統計開始以来、右肩上がりで上昇を続けており、日本人の3人に1人はがんで死亡していると発表されています。がんになる要因は様々ありますが、近年指摘されているのが、生活習慣の欧米化などに伴い、これまで多かった胃がん、子宮がんが減少し、それにかわって乳がん、大腸がん、肺がんなどが増加しています。日本人にとって一番身近な病気と言えますが、国はこれまで、法整備や、予防、術後のケアなど、がんに対する施策を様々取り組んできました。音更町においても、がんドックの助成をはじめ、各種がん検診の助成をするなど、検査を幅広く実施し、がん対策を着実に進めております。今後においても、日本人のがん罹患者が増加すると言われている中で、町のがん対策についてお伺いいたします。1、小中高の学校教育では、指導要領にがん教育を推進するよう示されております。一方で、大人に対するがん教育は不十分だと専門家の指摘がありますが、町では大人を対象としたがん教育をどのように考えていますか。2、がんは早期発見により死亡率が低くなります。町は、がん検診の拡充を図り、受診率の向上に取り組んでいますが、今後、新たな取組は考えていますでしょうか。また、がんドック受診は早期発見にとても有効ですが、受診費用が高額であるため、さらなる助成金拡充が必要と考えますが、町の考えは。3、現在、町では、ウィッグや胸部補整具などの助成制度を先進的に進めていますが、現在までの利用者数及びアピアランスケア支援の拡充の考えは。また、がん患者以外の疾病やけがなどで外見の変化がある方々に対するアピアランスケア用品の購入補助も必要と考えますが、町の考えは。4、企業に対し、がん検診の推進を図るため、厚生労働省は、「がん対策推進企業アクション」を、北海道でも「がん対策サポート企業等登録制度」などを実施していますが、町は町内企業へのがん検診の働きかけをどのように行っていますか。5、40歳未満、若年層のがん患者は介護保険制度の対象とならないため、介護サービスを受けられないなどの課題がありますが、今後、町は若年がん患者の在宅療養支援の実施をする考えは。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
町のがん対策についての御質問にお答えをいたします。初めに、1点目の大人を対象としたがん教育に関する町の考えについてでありますが、がんは昭和56年から我が国における死因の第1位であり、日本人の3人に1人ががんで亡くなり、2人に1人ががんに罹患すると推計されているなど、国民の生命と健康にとって重大な課題の一つとされております。本町におきましても、平成30年から令和3年までのがんによる死亡者数は629人で、死亡者全体の31.1パーセントを占めるなど、国と同様の状況にあり、今後も高齢化に伴い、罹患者や死亡者数は増加していくと予想されています。国は、がん対策のより一層の推進を図るため、平成18年に「がん対策基本法」を制定し、19年には、「がん対策推進基本計画」を策定したほか、道においても、24年に「北海道がん対策推進条例」を制定し、現在、「第4期北海道がん対策推進計画」に基づき、様々な対策を実施しているところであります。また、本町においても令和6年度から17年度までの12年間を計画期間とする第3期音更町健康増進計画に基づき、がん対策を推進しており、その中でもがんの予防や早期発見につながる、大人を対象としたがん教育は重要な施策であると認識をしております。このため、出前講座や広報紙、ホームページなどを活用した情報発信に加えて、図書館や保健センター、コミュニティーセンターなどの公共施設のほか、町内の商業施設を会場とした、がん検診やピンクリボン運動に関するパネル展を開催するなど、がんの予防や早期発見につながるための知識の普及啓発に取り組んでいるところであります。次に、2点目のがん検診の受診率向上への新たな取組と、がんドックの助成金拡充の考えについてでありますが、本町における受診率向上の取組といたしましては、節目年齢の方や罹患率の高い年代への個別の受診案内のほか、子宮がん検診の20代、30代と、乳がん検診の全世代を対象とした自己負担の無料化をはじめ、がん検診の利便性の向上を図るため、肺がん検診、大腸がん検診及び前立腺がん検診の個別検診化を順次進めるとともに、女性限定の検診日の設定に加え、昨年2月からは、公式LINEを通じた集団検診の申込みを開始するなど、受診しやすい検診体制の整備に努めているところであります。新たな取組といたしましては、胃がん検診への個別検診導入をはじめ、協会けんぽ北海道支部と連携し、町内の被扶養者約2千人に対し、本町のがん検診のお知らせを新たに送付していただくこととしており、職域と連携した対策も今後拡充していく予定であります。また、本町のがんドック事業は、北斗病院で、PET-CTを使って行う検査の受診費用に対して町が1万円を助成する形で実施しており、受検者数は令和3年度が24人、4年度と昨年度がいずれも34人となっており、毎年一定数の方が受診しております。受診費用の自己負担額は5万8,300円と高額でありますが、助成額の増額についての要望も寄せられていないことから、現段階で助成金を拡充する考えは持ち合わせておりません。次に、3点目のウイッグ等助成事業の利用者数、及びアピアランスケア支援の拡充と、がん患者以外への購入補助に関する町の考え方についてでありますが、がん患者ウイッグ等購入費助成事業につきましては令和4年度から実施しており、申請者数は、4年度が19人、昨年度が28人、今年度が1月末現在で18人となっており、乳がん、卵巣がん、悪性リンパ腫など幅広い疾患の方に御利用いただいております。がんやがん治療によって外見が変化した患者やその家族を支援するアピアランスケアは、国の第4期がん対策推進基本計画において取り組むべき施策とされており、本町においても、がん患者の就労継続や社会参加の支援、療養生活の質の向上を図ることを目的に、全道に先駆けて助成事業に取り組んでいることから、現段階でさらなる拡充や、がん患者以外の方への助成の考え方は持ち合わせておりませんが、今後も町民ニーズの把握や交流のある、「とかち女性がん患者の集いプレシャス」との意見交換などを通じて、アピアランスケアをはじめとするがん患者を取り巻く社会情勢を注視しながら支援を進めてまいりたいと考えております。次に、4点目の町内企業へのがん検診の働きかけについてでありますが、本町におけるがん検診の周知につきましては、これまで対象者への個別通知など、個人への啓発を中心に実施してまいりましたが、国は「がん対策推進企業アクション」を、道は「北海道がん対策サポート企業等登録制度」などを実施し、企業との連携により、官民一体でがん対策の推進を図っているところであり、町といたしましてもさらなる受診率の向上を図るため、職域を通じたがん教育や受診勧奨などを含めた対策の重要性を認識しているところであります。現在、町内には道が実施する「健康事業所宣言」により、従業員の健康づくりに取り組むことを宣言し、認定された企業が20か所あり、本町においても、一部の企業からの依頼により、出前講座を実施しておりますが、今後は、これらを含む多くの企業とさらなる連携が図れるよう、企業側の御意見も聞かせていただきながら、がん対策を推進してまいります。最後に、5点目の若年がん患者の在宅療養支援についてでありますが、本町におきましては、これまで若年がん患者の在宅療養についての相談はありませんが、介護保険制度の対象外となる40歳未満の若年がん患者については、国の制度のはざまで在宅療養支援する制度が十分に整っていないことから、都市部を中心とする一部自治体が訪問介護や福祉用具貸与などの利用料を助成する事業を実施していることは認識をしているところであります。若年患者への在宅療養の支援につきましては、医療保険制度において、在宅療養を支える訪問診療や訪問看護が利用できるほか、本町の社会福祉協議会では、特殊寝台やポータブルトイレなど福祉用具の貸出し制度を実施していることから、現段階で町として実施する考えは持ち合わせておりませんが、若年層のがんは幅広いライフステージで発症し、支援についても多様なニーズが存在することから、地域のがん患者の相談窓口である「がん相談支援センター」から話を聞かせていただくなど、地域における実態把握に努めてまいります。いずれにいたしましても、がん対策は国を中心に、道や町をはじめ、企業や関係機関が連携して推進していくことが重要であると考えており、町といたしましても、国が第4期基本計画に掲げる「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」という目標の下、町民の皆さんががんに対する正しい知識を身につけられるよう、今後も普及啓発に努めるとともに、がん検診の受診率向上に向けた取組を推進してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 13番 小澤直輝
答弁ありがとうございます。今日、議場コンサートをやりまして、すばらしい音色を聞いて、まだちょっと余韻があって、耳にまだ残っているところでありますけども、そういった部分ではちょっと影響はあるんですけども、再質問していきたいと思います。過去の会議録を見ますと、これまで多くの議員の方が、このがん対策に対する一般質問、また、委員会等で質問されていると。それに対して町は真摯に答弁されて、さらに、先ほども答弁にあったように、着実にがん対策を推進して実施している状況。さらに先進的な取組をされているというところが、この会議録を通じても知ることができます。最初の、大人のがん教育という部分であるんですけども、この言葉自体、なかなかこの大人のがん教育というのは聞き慣れていないものもありますし、実際にあまり実は知られていないのではないかと思います。ただ、先ほど町長の答弁いただいたとおり、これまで町は様々な対策をされていましたし、されていますし、様々な機会で私たちは、がんに対する知識を学んで、深めているというようなふうに考えております。だから、がん教育という言葉は知らなくても、そういった知識を私たち、また、町民も含めて、学んで深めていると。そこで、今回、質問するんですけども、社会全体で、やっぱりがんに対する認識を深めていかなければいけないということで、これは答弁にもあったとおり、私もそのとおりだというふうに思います。大人のがん教育というか、このがん教育で一番重要なのは何かということでお話をさせさせていただくと、がん対策はがんになる前に行うことが肝心であるということであります。これは実は昨年8月に厚生労働省が主催しました職域がん対策プロジェクトというものがありまして、そのセミナーの中で、がんの専門医の方が講演した発言です。がん対策は、がんになる前に行うことが肝心であると。さらにそのセミナーの中でその専門医によりますと、日本人は健康に関する情報を入手して理解し、活用する、いわゆるヘルスリテラシーが乏しいというのを指摘しておりました。今、私たちはスマホがあれば、様々な情報を入手することができます。がんの対策、がんの知識も、スマホがあれば様々な情報を得ることができます。ただ、それらをきちんと正しく理解して、活用するということがなかなかできていないのではないかという話です。その講演の中で印象に残っている話があるので御紹介させていただきますけども、この専門医の方は、40年間、がんの患者さんを診てきたと。約3万人のがん患者を診てきたということでありますけども、この専門医いわく、その中で、多くの患者が、降って湧いた不幸か、地震などの自然災害と同じようにがんを捉えていたというふうに言っていました。しかし、それは誤りだと。発症の原因が明らかではなく、治療方法も確立されていない難病も多くある中で、がんは僅かな知識とそれに基づく行動によって相当コントロールが可能であるというようなお話だったんですね。例えば、交通事故を避けるには安全運転が大切です。ところが、運悪く事故に巻き込まれる場合もある。そのときに命を救ってくれるのがシートベルトです。がんの場合も同じです。よい生活習慣が安全運転、がん検診による早期発見がシートベルトに当たります。日本人は男性のがんの4割、女性のがんの3割弱が喫煙、飲酒などの生活習慣や細菌などの感染が原因で起きていますと。こういったお話でありました。そういった部分では、僅かな知識とその行動によって相当コントロールされるんだという部分においては、今、町が実施しているがん対策というものは非常に効果というか、ものがあるんだろうというふうに思います。一昨年、内閣府のほうでがんに対するアンケート調査を行いまして、全国で調査したんですけども、その中で、がんは当然怖い病気であるというふうな回答ではあるんですけども、なぜがんが怖いかという理由を聞かれると、多くの方が、81.6パーセントの方が、がんで死に至る場合があると。これは当然そういうふうに思っている。さらに、がんそのものや治療により痛みなど症状が出る。これも62.6パーセントあります。がんの治療や療養には実家や親しい人などに負担をかける場合があるというのも58.6パーセント。また、がんの治療費が高額になるということも57.7パーセントあります。さらに言うと、がんによって仕事や学校を長期間休むか辞めざるを得ない場合があるというのも32.2パーセントということで、こういった形で、がんに対する知識、そういうものがあったとしても、やっぱり怖い病気であるんだなというのは、日本人の中にはやっぱり思っているところではないかなというふうに思います。この大人のがん教育の考え方というのは、もともと、先ほど答弁の中にもがん対策基本法の話が出ていましたけども、2006年に成立して2007年に施行されたんですけども、これは議員立法によって施行されているところです。がん対策基本法の中に、社会教育という言葉が記載されているんですね。この社会教育という言葉の中で、子どもたちにもがん教育をするという議論が起きたときに、学校を卒業した大人たちに対しても、同様の教育、情報提供は必要なのではないかという意見が出されて、それであれば、社会全体でがん対策を進めていくことも重要という観点から、大人のがん教育という言葉が出たんですね。ただ、これは、この言葉はそういうふうに出ているんですけど、それ以前から既にかなりのお話というか、そういった認識はあったというふうに思いますけども、この大人のがん教育ということに対してのものは、この2007年のがん対策基本法の中から出ているという部分であります。今、町長のほうから答弁いただきました出前講座、また、ホームページを活用したもの、様々、講演会もやられておりますので、ここの部分につきましては、引き続き、こういった知識普及啓発を取り組んでいくということでありますので、この大人のがん教育についても進めていただきたいというふうに思います。受診率の2番目の取組のところなんですけども、町の受診率って、どうしても低くなる部分があると思うんですけども、これにはやっぱり構造的な問題があるのかなというふうに思います。そこで、ちょっと質問なんですけども、がん検診を受けて受診率を出す場合、職域とか、様々な課題があると思うんですけども、構造的な問題というのがどういうものなのか。また、併せて、音更町も当然、職員も職域で受けていると思うんですけども、音更町の職員の方もそういったがん検診を受けたときに、この町が算出している数字に反映されているかどうか。その点をお聞きします。休憩(午前11時59分)
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
2点御質問いただきました。まず、職域における健康診断というのは、労働安全衛生法というものに義務付けられております。ただ、がん検診については、健康増進法により市町村が実施するということになっておりまして、職域、お仕事されている方については、法的な位置付けというものがなく、任意という形になっていきます。共済組合のお話もいただきましたので、保険には大きく4つ分けて、中小企業が加入する協会けんぽ、それから大企業などが入る健康保険組合、それと、私たちのような公務員が入る共済組合、そして、自営業などの国民健康保険という形で、4つ大きく分かれます。御質問の共済組合については、職員の健診に含めて、40歳超えれば特定健診にがん検診も含まさった健康診断というふうになってきます。ただ、そのがん検診が市町村、音更でいけば保健センターのほうに、そういった職員の、例えば僕の大腸がんの検診の結果、悪かった、よかったっていう、そういうデータは来ない形になってきます。これも、ほかの協会けんぽ、それから、健康保険組合についても同じような形になっておりまして、あと、企業の福利厚生という形の中で、それぞれがん検診も含めた健康診断をしているところもあるし、ないところもあるということで、構造上の問題としては、あくまでもがん検診は任意なんですけども、それぞれの企業でやっている場合もあるし、ない場合もある。町としては、全体に広くお知らせしながら、ただ、それぞれが受けている場合もその辺の情報が入らないというところが大きなちょっと課題なのかなというふうに考えております。それから、国は、がん検診の受診率を引上げようというふうに考えているんですけども、このがん検診については、健康診断は、例えば、職場でいけば、勤免、勤務の免除というのがなるんですけども、がん検診については、あくまでも任意という形になるので、セットで受ければその日休めますけども、そうでない場合については、休暇を取って行かなきゃならないということで、そういったところも仕組み上、構造上問題があるのかなというふうに考えております。以上です。
質問 13番 小澤直輝
詳細な説明ありがとうございます。先ほど部長のほうから任意という言葉ありました。先ほど、国のほうでもがん検診の向上を目指すということでありましたけども、今の部長の答弁をお聞きすると、なかなか、町で全てを把握するのは困難だというところであります。そういった部分では、国もですね、これ、きちんと正確な数字をどうやったら把握することができるのかということも考えなければいけないのかなというふうに考えております。今、それこそマイナンバーだとか、そういったところもありますので、そういったところも活用しながらすることも一つの考え方としては、あるのではないかなと思います。先ほど私も質問したときに、がん検診をして、早期に発見することで、がんを早く治療することによって、そういった生存率も上がりますし、治す、寛解することもできるのかなと。医療のほうも今、非常に進んでおりますので。この受診率のところの中で一つ、私、思っているのは、昨年、町が大腸がん検査、個別受診できますよというふうな話になったんですけども、これ実はほかの他の自治体、いろんなところを私も見させていただいたんですけども、大体の自治体は40歳以上が対象になっているんですね。音更町は35歳から受診ができるというところにおいては、そういう部分においては音更町も、常にそういったがんに対する認識、町も非常に注視していただいている部分あるのかなと思いますし、胃がんもそうですけども、大体35歳以上から、そういった受診ができるということは、しっかりと見ていただいているんだなというふうに思いました。がん検診を受けない理由というところが、内閣府の先ほど取ったアンケートの中にも書いてあるんですけども、その中で一番多い回答が、「心配なときはいつでも医療機関を受診できる」というのが一番多い回答で23.9パーセント。次に、「費用がかかり、経済的にも負担になるから」というのが23.2パーセント。あと、「受ける時間がない」21.2パーセント。中には、「健康状態に自信があり、必要性を感じない」という方々も、ある一定程度、16.6パーセントということでいるということで、このがん検診というところには、そういう理由もあるんですけども、今、職域は任意ということでお話しになったんですけども、実際、恐らく、今、任意、オプションでがん検診受けている職域の方々って、私は多いんじゃないかなというふうに認識しています。そういった部分では、正確な受診率は出ないにせよ、受診率というのは、町としても一定程度高い水準にあるんじゃないかというふうに考えているんですけども、その辺、町はどのように今、認識しているかお聞きします。
答弁 健康推進課保健担当課長 統括保健師
(佐藤真由美)がん検診の受診率につきましては、現在、職域を含めない町の検診の率としましては、令和5年度で胃がんが4.4パーセント、肺がん検診が4.0パーセント、大腸がん検診が6.9パーセント、子宮頸がん検診が19.6パーセント、乳がん検診が28.6パーセントとなっております。国のほうと比較しますと、国より低いのが胃がんのみですね。あと、肺がんもまだちょっと国まで到達していないんですけれども、子宮がん、大腸がん、乳がんについては、国よりも高い受診率となっております。個別検診化を今、進めておりまして、大腸がん検診ですとか、前立腺がん検診ですとか、次年度から胃がんの検診も個別の検診をちょっと準備しておりまして、それについては、やはりすごく伸びも見られているということで、今後も個別検診というところでの利便性も生かして受診を進めていきたいなと考えております。以上です。
質問 13番 小澤直輝
個別健診の実施によって、そういった受診率が向上しているというお話を聞きました。これからも、そういったところの取組を推進していくんだろうなというふうに思います。今日、質問の中にあったがんドックなんですけども、今、北斗病院でやられているということで、早期発見に有効な検査であるなというふうには思っているんですけども、実は私、ちょっとがんの研究しているセンターにちょっと確認したんですけども、確かにその精度というのは高いかもしれないけども、実は十分なデータを今、持っているわけではないと。国としてですね。なので、だから人間ドックという位置付けなんですと。国で実は推奨しているわけではないということでお話がありました。若干、私もちょっとその話を聞いてトーンダウンしたんですけども、ただ、最終的には、今、研究センターの中では、比較すると精度が高い。普通の一般のがん検診に比べるとそのPETは高いというような数字は今、出ているというところではあるんですけども、ただ、そういった部分では、国の十分なデータは持ち合わせて実はいないんだという話です。当然、高額であるという部分であって、そういった助成の拡充をすることによって、その人数というのが一定程度また増えるのかなと思うんですけども、今、実際に答弁お聞きしましたら、結構受けられているんだなというお話ありましたので、その辺は今後、国の取組も含めて注視していく必要があるのかなという部分で理解はいたしました。3番目のウイッグのところ、アピアランスケアの助成についてということでお聞きしました。これ、令和3年に、上野議員が実際にそのアピアランスケアの助成に関する質問をして、その答弁の中で、助成を検討するといった話の中で進んできました。助成が始まった際、実は私も、管内の町村議員の方から問合せがあって、どういうような内容でやっているのかということでお話がありまして、お話をする中で、是非私たちの町にも入れたいということで、他の自治体でもそういう議会で質問して、実際にそういった助成が始まったというお話を聞きました。その意味においては、音更町の先進的なこの取組というのが、他の自治体にも広く影響を受けていて、大きな波及効果があったんだなというふうに思っております。もう一つ、その中で、私が今回、質問に入れたのは、がん患者以外のケア、アピアランスケアというところでお話をさせていただきました。これは実際にまだ全国の自治体で大きな広がりは実はありません。ありませんが、その中で、がん患者以外でも、そういった方で悩まれている事例というのはあると。例えば、見ますと、円形脱毛の方だとか、内分泌機能が低下するによる、そういった皮膚の疾患だとか、あと、皮膚の感染症含めて、そういった方々が一定程度いまして、そういった中で、日常生活、なかなか外に出にくいと。そういった用品というのがあれば、非常にいいなというふうなところで、実際にやっている自治体もあるんですけども、今、答弁いただいたとおり、考えはないんだけども、これからちょっと検討していただきたいところであります。4番目の、企業に対するがん検診の推進ということで、先ほど町長の答弁もありましたように、厚生労働省でやっているがん対策推進企業アクション、あと北海道でやっているがん対策サポート企業等登録制度でありますけども、実際、調べてみますと、がん対策推進企業アクションに登録している北海道内の企業というのは155社あります。その中で十勝管内というのは、ほぼほぼ、数社しかない状況です。音更町はありませんでした。もう一つ、がん対策のサポート企業の登録制度についても、今、1,178社、道内で登録しているんですけども、十勝管内も数十社あるんですけども、音更町内については1社確認しました。今、移転しましたオカモトグループが登録していると。これ、登録してないからいいか悪いかということじゃなくて、なかなか浸透してないのかなというのが私の認識としてあります。北海道の事業所って、今、多分、二十二、三万ぐらいあるはずなんですよね。その中で1,178社ということなので、相当数少ないんだろうと思います。今回質問をするに当たり、私はやっぱり職域という、先ほどお話しさせていただいたんですけども、そういった職域の中で、こういったがんに対する知識の啓発というのは非常に私は有効なのかなというふうに考えております。今、最初、社会教育の話をさせていただいたときに、小中高で今、がん教育が必修化になっているということでお話しさせていただいたんですけども、小中高の中でそういったがん教育をするということは非常に有効な手段であるというふうに私は思っていますし、ある一定の組織の中でそういった教育を受けるということは、非常に有効なんじゃないかなというふうに考えています。そういった部分におきましても、今、音更町でも健康宣言している企業さんがあるという部分で、ここの企業と町が連携して、もう少し、幸いにもって言ったら変ですけども、がん対策企業アクションだとか、がん対策サポート企業登録制度というのは、音更町はあまり登録されてないという実態があるので、逆に、町がそういったところをしっかりサポートしていく。職域の中でやる。例えば、商工会だとなかなか広いかもしれないんですけども、建設業協会の中でそういったことをやるだとか、そういった業界ごとでもいいんですけども、そういう中で知識を啓発するということは、非常に私は有効ではないかなと思うんですけど、今、町として、企業との関係性ですね、がん検診、また、がんの知識の啓発だとかそういったところに対する考えというのを、改めてちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
今、小澤議員がおっしゃる、いろんな職能団体、それから商工会もそうなんですけども、なかなか、国や道が行っているところに浸透してないというのは事実なのかなというふうに思います。今、町長からの答弁にもあったとおり、一部の企業からは、出前講座など、町と一緒に取り組もうというような状況にもあります。そういった部分では今後、担当する、経済部も含めてですね、どういった形ができるのか、ちょっと御相談はしていきたいというふうに考えております。
質問 13番 小澤直輝
是非、そういったところで企業との連携を深めていく中で、がんに対する知識の啓発、また、がん検診の促進をやっていくことが、私は今、一番最良のやり方というか、いいのではないかなというふうに考えておりますので、お願いいたします。先ほど、職域と言われる中で、やっぱり企業向けにそういった大人のがん教育をするということが大事だということをお話しさせていただいたんですけども、割とそういったお話を聞いた企業の職員の方が、そういったがん検診とか、そういった知識を深めるきっかけになるんですけども、これが一つの行動変容につながるという部分においては、ここの部分ですね、町としてもやっぱりうまく、商工会、あと、経済部のところも関わってくると思うんですけども、是非とも進めていただきたいと思います。最後の5番目の、若年層のがんについては、答弁の、私はそのとおりだというふうに思っております。もちろん、今、自治体の中で、そういったがん患者の在宅医療支援事業やっているとこあるんですけども、割と大きな都市でやられていますし、やっぱり国や、また、北海道が、そういったものに先頭に立ってやるべき、まず、ものであるというふうには私自身も認識しております。ただ、この若年層のがんって、いわゆる今風で言うと、AYA世代というんですね。この部分においては、今、18歳未満までは北海道では小児慢性特定疾病医療支援事業というものがありまして、延長が20歳未満までありますので、そういった部分では、相当に支援が行き届くんですけども、それ以降の方々の支援という部分では、様々な大きな自己負担が強いられる場合もあると。ただ、今、町のほうでは、しっかりとした対応をされているという部分では、よかったかなと思います。この世代の一番の課題というのは、僕は、仕事とかそういったものを失うかもしれないという怖さというか、そういった不安が、経済的な側面の不安があるのかなというふうに思います。そういう部分では、先ほど町長の答弁にあったように、多様なニーズをやっぱり見ていかなければいけないかなというふうに思います。アンケートの中にも、職を失うかもしれないという部分の怖さというのは書かれているんですけども、なかなか、どこにまず相談していいか分からないという内容だとか、相談することによって他に迷惑をかけてしまうんじゃないかといった、そういった回答もあります。そういった部分では、若年層のがんって、恐らく今後も増えていく要素があるのかなと思いますので、町としても注視していただきたいというふうに思います。最後になりますけども、先ほど私もお話ししました、国内ではがんは増加する傾向にあるという発表がありました。ただ、一方で、正しい知識を持ってしっかり行動することで予防もすることもできると。また、早期発見により、今がん治療が進んでいる現在、がんを克服することもできるようになってきた。音更町の第6期総合計画の中で、こういうような文言があります。「健康寿命の延伸を図り、健康格差を縮小するために、幼少期から健康的な生活習慣づくりについて学習する機会の充実を図るとともに、各世代の健康無関心層に働きかけ、自らの健康は自らで守るという意識を高める」というふうな文言があります。既にこのところについては、先ほど私が何度も申しているとおり、町は既に取り組んで、積極的に取り組んでいると思いますし、更に検診とか、そういった健康指導による健康づくりの推進、また、最新健康医療に関する情報提供も行っているというふうに認識しています。これからも町民の健康増進、命を守る政策、それを町民、また、町、議会が一体となって参画していくべきものとあるし、私自身もそうしていきたいと申し上げて、一般質問を終わります。ありがとうございました。