音更町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月12日
第6期音更町総合計画において町は義務教育に関して
2024年9月12日、音更町議会の一般質問で、堀江靖祥議員が「第6期音更町総合計画において町は義務教育に関して」質問し、教育長 福地隆、教育総務課長 水戸尚、学校教育部長 高橋規也が答弁しました。
- 質問者
- 堀江靖祥 議員
- 答弁者
- 教育長 福地隆、教育総務課長 水戸尚、学校教育部長 高橋規也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 堀江靖祥
おはようございます。通告に従いまして一般質問を行います。これからの学校教育における諸課題について。社会が加速度的に変化し、先行きが不透明で予測困難な時代にあっても、次の時代を生き抜く子どもたちにとって教育は未来を切り開く鍵であり、社会の牽引力の中核として教育が果たすべき役割はその重要性を増しています。私たち大人には、社会全体で子どもたちに対する教育への投資を惜しむことなく、彼らの輝かしい未来を支援する責任があり、その重要性はまちづくりにおいても同様と考えます。町では、音更町教育大綱に基づき、独自に町費負担教諭の配置による少人数学級の実施や年々増加する相談に対応するためのスクールカウンセラーの独自採用、さらには、近年の気候変動に対する最優先課題として教室へのエアコン整備に取り組むなど、教育環境の整備に努めてきたことと承知しております。しかしながら、教育現場を支える教員の勤務実態は、その業務負担による長時間労働の常態化や、学習指導要領に基づかない教育課程外の活動でありながら学校教育の一環とされてきた長年の懸案事項である部活動の地域移行、さらに、そして今後急速に進む児童生徒数の減少における学校体制在り方そのものなど、本町においても喫緊の課題を多く抱える状況にあります。第6期音更町総合計画において町は義務教育に関して目標指数に小中学校の教育環境の満足度を掲げているものの、その数値は上がらず、保護者世代と考えられる40代の満足度が低いのが現状です。そこで、音更の明るい未来そのものである子どもたちにとって、これからも学校が大切な居場所となるよう、次の諸課題について町の認識を伺います。1、町立学校における働き方改革について。1)音更町立学校における働き方改革推進プラン(第2期)に対する町の評価は。また、更なる改善に向けた第3期プランで計画している新たな取組の具体的な内容は。2)猛暑対策として延長した夏季休業日数の学校現場等への影響と次年度以降の長期休業日数に対する考えは。2、部活動地域移行について、現在の進捗状況は。また、今後の方向性に関する町の見解は。3、児童生徒数の減少に伴う今後の学校体制について。1)小中学校における学校規模の在り方に関する認識は。2)諸課題に対応するため、義務教育学校を導入する考えは。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 教育長 福地隆
おはようございます。これからの学校教育における諸課題についての御質問にお答えいたします。はじめに1点目の町立学校における働き方改革についてでありますが、本町では、質の高い学びと持続可能な学校の実現を目指し、教員が子どもたちと向き合う時間や自らの学びを深める時間を確保することなどを目的として、令和3年度から5年度までの3年間を計画期間とする音更町立学校における働き方改革推進プラン(第2期)に基づき、教員の長時間勤務改善などに向けた取組を進めてまいりました。第2期プランでは、教員の超過勤務時間を表す時間外在校等時間が1か月45時間以内、1年間で360時間以内という目標を設定するなど、道教委が策定した第2期北海道アクション・プランを基本としながら、小学校での少人数学級の編制や不登校に対するサポート体制の充実など町独自の取組を加えた計画とし、最終年次までには、重点的な取組として掲げた時間外在校等時間の公表など六つの項目を全て達成したところであります。また、昨年度の全教員の1か月当たりの時間外在校等時間の平均は、令和4年度と比較して小学校で7.4パーセント、中学校で15.2パーセント縮減するなど、一定の成果を上げたものと評価しております。しかしながら、中学校においては1年間の時間外在校等時間が目標に達していない状況にあり、1か月100時間を超える教員も見受けられたことから、これまでの取組を更に拡充し、より実効性の高い働き方改革を推進するため、本年6月に、令和6年度から8年度までの3年間を計画期間とする第3期プランを策定し、教員の長時間勤務改善などに向けた取組を継続的に進めているところであります。第3期プランでは、引き続き第3期北海道アクション・プランとの整合性を保ちながら、教員自身が変化を実感できる改革となるよう、計画の策定に当たっては校長会とも協議を重ね、第2期プランにおける町独自の取組を承継するとともに、新たな取組として、音更町ICT教育推進チームとの連携による学校DXの推進や学校の開閉時間の設定、学校開放事業の実施方法の見直しなど、小中学校の実情を踏まえた取組を盛り込んだ内容とし、現在、各学校と緊密に連携しながら取組の推進に当たっているところであります。夏季休業日数につきましては、昨年の猛暑の状況を踏まえ、各学校では本年度の夏季休業期間を昨年度より6日間延長して32日間としたところであります。今年は8月下旬の気温が昨年と比較し低く推移したものの、休業日数の延長により、心配していた子どもたちの熱中症リスクの軽減が図られたものと認識しております。このほか、休業日数が延長されたことで、子どもたちからは、地域の行事に参加しやすかったり2学期の準備にゆとりが持てたとの声がある一方で、例年より長い休業が休み明けの生活リズムを乱す要因となっていないか、各学校では、学級担任などが子どもたちの表情や行動など小さな変化も見逃さないよう、特に注意深く様子を見守っているところであります。また、年間の授業時数につきましては、冬季休業期間の短縮により、問題は生じないものと考えております。来年度からは、各学校に設置したエアコンをシーズン当初から稼働することにより、学校内の暑熱環境は大きく改善される見通しではありますが、登下校や屋外活動中の安全も確保する必要があることから、適切な長期休業期間の設定について、今後、校長会と協議を行ってまいります。次に、2点目の部活動地域移行の進捗状況と今後の方向性についてでありますが、本町では、中学生が継続してスポーツや文化芸術などに親しむ機会の確保と部活動を担う教員の負担軽減を図るため、学校や保護者をはじめ、町内のスポーツや文化芸術団体関係者にも御協力をいただきながら取組を進めております。本年度は、部活動と地域の連携を深めることを目的として、町が雇用する2名の部活動指導員が教員に代わって指導に当たっており、この取組の更なる推進を図るため、今定例会において部活動指導員の追加配置に係る補正予算を御提案しているところであります。また、5月に開催いたしました部活動地域移行説明会に御参加をいただいた町内のスポーツ団体や事業者の方々から、地域クラブの設置や指導者の確保に向けた御提案をいただいており、関係者とも情報共有を図りながら、子どもたちが安心して参加できる地域クラブの設置に向けて協議を進めているところであります。地域移行後においても子どもたちの健全な育成を保障し、部活動の教育的意義を承継した活動の場を提供するため、今後は、町が認定する地域クラブに求める一定の基準を整理するとともに、先行して地域連携・地域クラブ化を進める部活動の状況や部活動改革協議会での意見などを踏まえ、円滑な地域移行の推進に向けた計画の策定を進めてまいります。いずれにいたしましても、部活動の地域移行は、これまで長年にわたって部活動が培ってきた文化を根本から見直す取組であり、課題も山積しておりますが、関係者の様々な意見に耳を傾けるとともに、議会総務文教常任委員会の活動テーマにもなっていることから、議会からの御意見などもいただきながら連携して推進してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。最後に、3点目の児童生徒数の減少に伴う今後の学校体制についてでありますが、学校規模の在り方につきましては、全国的に少子化が進む中、本町におきましても児童生徒数が減少傾向で推移しており、学校の小規模化が見込まれるところであります。学校規模につきましては、学校教育法施行規則において12学級以上18学級以下が標準的な学級数とされており、本町においてこの基準を満たす学校は小学校4校となりますが、国が平成27年1月に策定した「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」では、規則の標準とする学級数は望ましいと考えられる規模であることや地域の実情に合わせた弾力的な運用を行う必要性などについて示されております。小中学校においては、児童生徒が集団の中で、多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて思考力や表現力、判断力、問題解決能力などを育み、社会性や規範意識を身につけさせることが重要であるとともに、学校は、地域コミュニティの核であるほか、地域の未来の担い手である子どもたちを育む営みの場でもあることから、まちづくりの在り方と密接不可分であるという性格を持っております。現状では、町内の学校は、規模に関わりなく、歴史や伝統文化、風土、人材などその地域の豊富な資源を活用し、それぞれ特色ある教育活動を行っており、今後も地域の十分な理解と協力の下、地域とともにある学校づくりを進めてまいります。教育課題に対応するための義務教育学校の導入についてでありますが、義務教育学校は、学校教育法の改正に伴い、平成28年度から新たな学校の種類として創設されたものであり、小学校から中学校までの9年間の学校目標を設定し、1人の校長の下、教職員が一貫した教育課程を編成・実施する形態の学校で、学習指導や生徒指導において、9年間の全体像や目指す子ども像を把握し、系統性、連続性に配慮した教育活動が実践されており、現在管内では、帯広市立大空学園義務教育学校と新得町立富村牛小中学校の2校が設置されております。本町では、各中学校区内の教職員で構成する小中連携協議会において、町の教育目標に基づき、中学校卒業時の目指すべき子ども像を教職員全体で共有するとともに、小学校への出前講座や中学校での授業見学など学びの連続性を重視した小中連携を推進しているほか、農村部校においてはICTを活用した小小連携にも取り組んでおり、校種間の円滑な接続を積極的に進めております。教育委員会といたしましては、現時点で義務教育学校を導入する考えは持ち合わせておりませんが、管内の導入事例などを調査研究するとともに、今後も、予測困難な時代の中で、次代を担う子どもたちのために、より良い教育環境の整備に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 7番 堀江靖祥
ただいま御答弁いただきましたので、これから再質問いたします。まず1点目です。1点目についてです。本来であれば、先生方の勤務時間は週38時間45分と定められております。しかし、学校現場の多忙化で、それを大幅に超える長時間労働が常態化していたため、文部科学省では2019年に、時間外勤務の上限を月45時間とするガイドラインを定めました。翌年に指針に格上げしたものの、2022年の文部科学省の調査によれば、全国の中学校の77.2パーセント、小学校で64.4パーセントの先生方が月45時間以上の時間外労働をし、中には週60時間以上働き、時間外勤務が月80時間という、厚生労働省が定めた過労死ラインに達する先生方が町内をはじめ全国に大勢いることが分かっています。そのことから、先生方の働く時間を減らせるよう、音更でも、答弁のあったよう、様々な取組をしていることを先生方の教員の働き方改革と言います。そこでまず、現在の音更町内の先生方の年代別の構成割合はどうなっているのか、お聞きいたします。
答弁 教育総務課長 水戸尚
町内の教員の年齢構成についてでございますが、再任用職員を含む50代以上の教員が全体の52.2パーセントと約半数を占めておりまして、それに続いて40代が23.3パーセント、30代が15.2パーセント、20代が9.3パーセントということで、構成割合といたしましては20代の職員が一番少ない状況となっております。
再質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。町では先生方の時間外勤務の状況を毎月公表しており、年度初めの忙しい今年の4月で言うと、月46時間以上の先生方は小学校で38人、中学校で57人の合計95人でした。そのうち、月80時間以上の過労死ラインを超える先生が音更町内で23人となっております。もちろんこれは一番忙しい時期だとは思いますが。そこで、今お答えいただいた年代別で見た場合、町内の先生方の時間外勤務の多い年代に何か特徴は見られますか。
答弁 教育総務課長 水戸尚
時間外在校等時間、いわゆる超過勤務時間の年代別の傾向ということでございますが、昨年度1年間の状況で申し上げますと、月一人当たりの平均時間で、20代の教員が37時間54分で一番長く、それに続きまして、30代の30時間51分、40代の29時間2分、50代の28時間38分と続きまして、状況といたしましては、若年層ほど勤務時間が長い傾向にあるものと把握しております。
再質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。なかなか仕事も分からず、教員の立場になると、やってもやっても追いつかないことが多く、若年層の先生方が非常に長時間働いて、なかなか難しい現状にあるということが理解できました。本来であれば、労働者に関する法律に当たる労働基準法第34条では、働く時間が原則6時間を超える場合は、少なくとも45分の休憩時間を途中で与えなければならないと定められております。そこで、音更町では、先生方の休憩時間の設定は1日の中でおよそどの時間に設定されているでしょうか。教えてください。
答弁 学校教育部長 高橋規也
各学校における休憩時間の設定時間帯なんですけれども、各学校ともおおむね午後3時半から4時半までの間の45分間を休憩時間として設定しているところであり、管理職員にあっては、この時間帯に会議や研修、公務事務などが当たらないように配慮しているところであります。
再質問 7番 堀江靖祥
その実態については委員会ではどのように捉えているでしょうか。お願いします。
答弁 学校教育部長 高橋規也
教育委員会といたしましては、設定はしているんですけれども、学校内には児童生徒がいらっしゃったり、保護者が臨時的に訪問されるなど、休憩時間であっても後回しにはできない対応も多くあると思いますので、実態としては、必ずしも全員が一斉に休憩できている状況にはないというふうに認識しております。
再質問 7番 堀江靖祥
かつては私も、勤め始めて何年かは、先生方に休憩時間があることすら気づかずに働いておりましたし、先生方は、授業と一体である評価作業も授業ごとに生徒一人ひとりに対して行い、それと並行して翌日の準備等もありますので、授業が終わった3時半以降のこの休憩時間に実際に仕事をせずに休憩している先生を私も現場では見たことがありません。このような環境の中で心身の病に陥った同僚をたくさん目で見てきました。本来であれば困ったときなどに相談に乗ったりする立場である管理職がいるわけですけれども、管理職もまた忙しい状況に追い込まれている中で、なかなか厳しいのが現状の教育の現場の実態かなと思っております。そういった点で、音更ではスクールカウンセラーがいてくれてありがたいというお話もお聞きしております。ちなみに、この休憩時間はさきの時間外集計時間には反映された集計結果ということでよろしいでしょうか。
答弁 教育総務課長 水戸尚
教員の勤務時間を把握するために在校等時間の調査をしておりますが、当然休憩時間につきましては基準の中にカウントして計算しておりますので、反映しているところでございます。
再質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。答弁にありました第2期プランで一定程度の評価がなされていることは理解します。特に、これまでほぼ意識のなかった先生方一人ひとりの勤務時間に対する意識が少しずつ改善されてきたということは非常に大事な点だと私も思っています。また、説明のあった第3期プランでの取組にも、期待する内容も非常に多く持っております。国のほうでも、こうした現状に対して、さきの中央教育審議会、中教審の答申や文部科学省の概算要求などで取り上げられましたので御存じの方も多いかと思いますが、小学校3年生から教科担任制の拡充や全中学校での不登校対応の生徒指導担当教諭の配置等で、全国で約7,700人の教員を増やすという内容です。ただ、誤解されないように申しますと、実際は、児童生徒数の減少により学級数が減りますので、全国で約8,700人の教員が減ることになりますので、差引きすると学校現場の人員は実質減ることになります。聞こえのいい増員も、定年延長だとか再任用制度でベテランの先生で賄うことになりますので、先ほどの年齢構成を見てもお分かりのとおり、決して新しい先生が増えるというわけではなく、今いる先生方一人ひとりの負担はますます今後増えてくると考えています。教職員給与特別措置法、いわゆる給特法の改正案等で若干の処遇改善がなされる見込みとなっておりますが、正直に申しまして、お金ではなく、学校が担う業務を大胆に減らすか、あるいは人員を大幅に増やさない限り、この課題は根本的に解決できないことは教育に携わる誰もが感じていると思います。逆に、次々と新しく加わるプログラミング教育だとかICT教育などと、いろんな○○教育に日々翻弄され、それをいつどれぐらいやったかなどの調査報告が課せられている現状ですので、例えばですけれども、運動会とか学習発表会のどちらかをやめるとかいう大胆な発想をしない限りは、日々の活動で子どもも教師も、そして教育委員会も疲弊し続けているのが日本の教育の現状です。もちろん、子どもたちの成長を考えたり保護者や地域の願いを考えると、大胆な改革も正直難しいのも実情です。そこで、次の夏季休業日数に移ります。2学期が始まったばかりで、これからいろいろと検証がされるでしょうから、お答えいただいた内容で理解はいたします。逆に減った冬季休業も、最近は大雪等の臨休、臨時休校になることも減りましたが、季節性インフルエンザの流行する時期とも重なりますので、学級閉鎖等を考えると、どう影響が出るかの検証も今後必要になってくるかと思います。ちなみに、今回の夏季休業延長に対して、ほかに保護者などからの声は何か委員会には届いていないんでしょうか。
答弁 学校教育部長 高橋規也
保護者からの御意見というお話なんですけれども、それ以外には、下校時の暑さ対策として非常によかったというお話ですとか、あと中体連の全国大会が夏季休業中にあったのでよかったというようなお話がある一方、今度冬季休業が短くなることによって降雪や寒さによる登下校の心配があると、そういうようなお話をいただいたところであります。以上です。
再質問 7番 堀江靖祥
いろんな声が上がってくるとは思いますので、そういった声も含めて、先ほど御答弁にもいただきましたが、子どもの様子を見ながら今後検証していっていただければと思います。少し話が難しい内容に入っていきますが、昨年度、町内の小中学校の標準授業時数──標準授業時数というのは、学校教育法施行規則で定められた学年ごとの1年間の授業時数のことを言い、現在小学校4年生以上で年間1,015時間授業することになっており、後ろにいらっしゃる6年生だと、「社会」はそのうちの105時間ということになります。その標準時数に対する余剰時数──余剰時数というのは、臨時休校や学級閉鎖に備えて決められた標準時数以上の授業を行う時間数のことを指しますが、その余剰時数の状況は町内ではどのようになっているでしょうか、教えてください。
答弁 学校教育部長 高橋規也
余剰時数の関係です。ただいま議員のほうからもお話ありましたとおり、自然災害ですとかインフルエンザ等の感染症により臨時休業に対応するため、各学校で余剰時数というのを設定をしております。こちらにつきましては、校長会と協議させていただきまして、年間42コマ、ですから6時間単位でいきますと7日分の余剰時数を確保しているところであります。以上です。
再質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。なぜこの1点目の働き方改革でこの話を持ち出したかというと、北海道教育委員会は、近年の暑さ対策として、道立学校の長期休業日数をこれまでの50日以内から56日以内とする対応をしましたが、本町においては、さきの行政報告にもありましたように、迅速なエアコン整備により、快適な教育環境を2学期にスタートに当たって整備できたことに対して深く感謝しているところです。その点でちょっと心配なのは、先日、文部科学省から事例周知で御存じかと思いますが、逆に夏休み等を少し減らして週時数を削減することも検討すべきではないかという考えが示されております。ただ、私は、この長期休業日数は減らすべきではないと考えます。そこでお聞きしますが、現状の教育課程編成届というのは年間何週で作成されているのでしょうか。
答弁 学校教育部長 高橋規也
議員御承知のとおりだと思いますけれども、年35週で計画することとしております。
再質問 7番 堀江靖祥
すみません、確認させていただきました。大前提として教育課程の編成の主体は各学校にあるわけですが、現在年間1,015時間の授業を行うために、学習指導要領を基準に年間35週で多くの学校が教育課程を編成しており、1,015時間を35週で割ると、週時数が必然的に29時間になります。学校は土日を除く5日間行っておりますので、5日間で29時間の学習を行うためには、毎週、月火水木金のうち4日間は6時間授業にせざるを得ないという数字上のことになってしまいます。実際には、先ほどの余剰時数もお聞きしましたが、年間35週以上登校日数が確保されておりますので、授業だけならそんなに6時間授業をする必要はないのですが、行事や会議等の日程を考慮すると、中学校ではほぼ毎日が6時間という感覚になります。これはかなり子どもたちにとっても教師にとっても酷な状況になっています。私の理想を言わせてもらえば、学校は毎日午前授業で、給食を食べて、午後は地域で活動したり、いろんなことを選択できる子どもの自由な時間を保障してあげたいと昔から思っておりましたが、現実的には今の授業時間の確保や地域や保護者の受入れ態勢等を考えれば、それは難しいということは重々承知しております。ですが、現状でも、教育課程の年間の週数を1週でも増やすことで、子どもたちにとって大切な夏休みを減らさずに、先生方の働き方を含めて、6時間授業の日が少しでも減らせるよう週時数を削減する体制が可能なのではないかと思いまして、この点については現時点ではいかがお考えでしょうか。
答弁 学校教育部長 高橋規也
年間の授業の見直しの関係でございますけれども、本町では、令和5年度の実績なんですけれども、小学校が平均202日、中学校が203日は年間で登校日数となっておりまして、これを単純に5で割りますと約40週ということになります。先ほど議員がおっしゃったとおり、その差の5週で、学校行事ですとか少年クラブ活動とか、そういったものに充てているというところになっております。ただ、余剰時数が1学期、2学期と運営していく中で、ある程度授業確保に見込みができた時点で、状況により3学期については授業時数の見直しを実施しているというようなことで対応しているところであります。以上です。
再質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。私もそのようなことをやっていたので、痛いほど気持ちは分かるんですけれども、やはりそれを標準化することで、子どもたちの負担も、先生方の働き方の部分でも変えていけるんではないかなと思います。もちろんこれをするだけで、またこの作業も長時間労働につながってしまいますので、なかなか全ての問題が解決できないのは承知の上ではありますが、各学校現場の主体性を守りながら、一つの方法として、学校と一緒になって、どういう形がいいのか、子どもたちにとってどれがいいのかというのを検討していただければと思います。次に、2点目の部活動地域移行に移ります。この点については、先ほどの働き方改革の点でおいて、中学校の先生方の時間外労働で大きなウエートを示すものであり、長年の懸案事項でありますので、私も、さきの予算委員会で発言しておりますが、非常に思いも強く、期待するところでございます。ただ、今回は、所管の総務文教委員会の活動テーマとして取り組んでいるところでありますので、ちょっと2点ほどこれまでの経緯を確認させていただけたらと思います。まず、3月の予算委員会で、10団体で構成されている音更町部活動活動協議会で行われた協議内容について、周知するよう検討するとの課長のお答えでしたが、それは、先ほどの答弁だと5月になっていましたが、私の記憶だと7月8日なんですが、生涯学習センターで開かれた部活動地域移行説明会のことでよろしいのか、ほかに何か広く周知する機会を設けていたのか、分かれば教えてください。
答弁 教育総務課長 水戸尚
部活動の地域移行の関係でございます。議員がおっしゃるとおり、部活動の地域移行を円滑に進めていくためには、部活動の関係者はもとより地域の方々の協力が不可欠でありまして、そのための情報開示をということで、3月の予算委員会の中で議員からも御提案いただいたところでございまして、その取組に関する情報提供を図るために部活動の地域移行の説明会を開催したところでございます。説明会におきましては、町内のスポーツ・文化の関係団体の方々はもとより、保護者や教員の皆様ですとか多くの方に御参加いただきまして、49名の方に御参加いただいたところで、非常に関心度の高さというものも再認識したところでございます。お話にありました協議会の内容等の情報開示についてなんですけれども、こういった説明会に加えて、例えばホームページなどの活用した情報発信というものも今後進めながら地域の理解も得ていきたいというふうに考えているところですので、御理解願います。
再質問 7番 堀江靖祥
町民にとってもかなり関心の高い案件ですので、よろしくお願いいたします。次に、その説明会で私は知ることになりましたが、同じく3月の予算委員会で、部活動指導員について、課長のほうから、ほぼ内諾を得ているとの発言があった方から変更がなされました。その経緯については所管委員会での説明を聞いて理解したところですが、なぜこの現在設置されている学校部活動の地域移行ではなく、中体連種目ではなく、現在部員が3名所属しているそうですが、新設で硬式テニスに配置されることになったのか、教えていただければと思います。
答弁 教育総務課長 水戸尚
部活動指導員の配置の件でございます。今おっしゃられたとおり、当初の予定では、本年度共栄中学校に拠点校方式で設置しております硬式テニス部に対して部活動指導員を配置する予定はございませんでした。当初予定していたうちで予定どおり配置となったのが音更中学校と駒場中学校の野球部の合同チーム。この硬式テニスにつきましては、年度の当初に硬式テニスの今まで小学生を中心に活動していたおんおーるさんから御提案を受けまして、中学校年代の公式テニスプレーヤーの活躍の場が今のところ中学校部活動としてはないと。その中で、そういった活動の場を今後地域クラブとして広げていきたいということで御提案をいただいたところでございますが、ただし、その活動の母体となる選手層がまだ実際のところ薄いと。そういったところを踏まえて、町としては、今後硬式テニス、部活動としての硬式テニスの地域クラブ化を進めていくに当たり、まずは活動母体となる選手層、そういったところをまずは確保しながら、今後数年にわたって選手層を厚くした上で地域クラブへの移行を進めていくことが必要なんではないかというふうに判断いたしまして、年度の途中ではありましたが、硬式テニスの部活動を学校部活動として配置をし、部活動指導員を設置したところでございます。今後2年ないし3年の間で地域クラブ化というところを目指して、来年度以降の新入生の入部というところにも期待しているところでございます。
再質問 7番 堀江靖祥
どうもこの辺りから少々進め方に疑問を抱くことも個人的には出てくるわけですし、私のところにも様々な声が届いておりますが、詳しくお聞きしたいところでありますが、これ以上は中身に入ってしまいますので、今回はこの辺りにとどめておきます。ただ、この部活動地域移行は1点目の働き方改革とも密接な関係がありますので、何とかうまくいってほしいと。もう一度言います。何とかうまくいってほしいと心から願っておりますので、だからこそ本当に課題が、答弁にもありましたように課題が多く、既に他県の先行事例でも懸念されていた問題が次々と噴出している状況にありますので、あまり先走るのもかえってよくないかなと思いますので、所管委員会をはじめ、当事者である子どもたちの声をよく聞いて、町民や、特に先生方とも幅広く議論を重ね、丁寧に説明を行い、より慎重に進めていってほしいと思います。それでは、最後の3点目の児童生徒数の減少に伴う今後の学校体制の質問に移ります。この質問すること自体、事前にかなり警戒されたところなんですが、一つ目の学校規模の在り方に関する認識についてですが、先ほど丁寧に御答弁いただいた町の考えに私も全く同じ思いです。念のためお聞きしますが、音更町教育施設等長寿命化計画の基本方針の中には、「適正な配置計画(集約・統廃合)による施設機能の維持」が書かれておりますが、これはあくまでも先ほど御答弁いただいた考えの下でという押さえでよろしいでしょうか。
答弁 学校教育部長 高橋規也
ただいま議員のおっしゃったとおりの認識でよろしいかと思います。以上です。
再質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。私自身の話をしてもあれなんですけれども、全校生徒が20人程度の学校から500人程度の学校まで経験し、最後は1クラス3人という中で授業も行っておりました。やはり学校の規模に関わらず、それぞれの地域には、学校に対する思いや地域コミュニティの核としての役割などもあり、小規模の学校には小規模ならではの良さがございますので、一概に人数が少なくなったからといって枠を決めて統廃合を進めるようなことは公教育としてはすべきではないと私も考えています。先日も北海道教育委員会において、公立高等学校配置計画の名の下にまた1校の閉校が決定され、十勝管内においても池田高校の学級減が発表されました。こうした状況に関して様々な御意見があるとは思いますが、私は、これまでの経験上、音更町のように地域の声を大事に進めていくことが最も大切だと実感しています。その前提に立った上でこの後のお話を進めていきます。現在、町内の中学生は1学年400人台になっておりますが、既に小学生は1学年300人台になっており、令和に入り、出生数は200人台と、あらゆる手を尽くして音更はかなり頑張っていると自負しておりますが、今後の児童生徒数の減少は待ったなしでやってきます。その際には、当然様々な声が上がってくることを予想されていると思いますが、そのときの方法の一つとしてあらかじめ御検討しておいていただきたいのが、最後に述べさせていただいた義務教育学校の検討であります。義務教育学校は2016年に制度化され、年々増加し、昨年度で全国に207校を数えます。そこで、現時点では検討されていないとのことでしたが、町として、先ほどの答弁あった以外に、何か義務教育学校の特徴をどのように把握されておりますか。
答弁 学校教育部長 高橋規也
義務教育学校の特徴という御質問でございます。まず、教育目標につきましては、教育長からの御答弁にありましたとおり、義務教育9年間の目標を明確にしながら、一貫した学習指導と生徒指導が行えるというようなことであります。また、生徒指導に関してですけれども、効果として考えられることについては、児童生徒の情報交流が日常的に行われ、9年間にわたり子どもの成長や変容を見守ることができる。それから、中1ギャップの防止ということも考えられるかと思います。ただ、一方課題として挙げられることが、固定した人間関係が9年間続くということもございまして、小学校卒業時にそういったことを解消できないという懸念もあることと、本来であれば小学校6年生が児童会長等としてリーダーとして活躍する場面もあるんですけれども、そういったことがなかなか発揮できる場面がないのかなということが考えられます。それから、学習指導に関することとして、効果として考えられるものとしては、中1ギャップと同じなんですけれども、6年生の児童が中学校の授業を身近に見聞きすることができるので不安感が解消されるだろうということです。逆に課題として上げられることとして、中学校と小学校、標準時間が45分と50分で違うということで、そういったところをどうやって埋めるかということがちょっと課題かなというふうに考えている部分であります。それから最後、教職員の関係ですけれども、効果として考えられるのが、小中が系統性と連続性を踏まえた学級づくりが可能となってくるんじゃないかということと、小中合同の研修会、こういったものが授業交流によって教職員の指導力が向上するんでないかというようなことも考えられます。一方課題として考えられるのは、中学校の先生が小学校の授業に乗り入れるということも可能とはなると思うんですけれども、一方、小学校の先生が逆に中学校のほうに乗り入れることはちょっと難しいのかなというようなことが考えられるということと、あと免許、免許上の制約があるのかなという部分が考えられるところであります。それからあと、全国、全道の設置状況ということで、先ほど議員からもお話しいただきましたけれども、全国で207、公立校で201校、それから全道でいきますと26校、そして公立校は25校ということで、管内でいきますと、先ほどお話ししましたとおり2校というような状況であります。以上です。
再質問 7番 堀江靖祥
詳しくありがとうございます。今お話にもありましたが、また、先ほども出ておりますが、最近では十勝管内でも、新たに義務教育学校の導入状況も増えております。ただ、現状では、割と小規模な学校の存続の意味合いでの導入が十勝では多い感じがしますが、そういう意味合いだけではなく、で考えなくても、これまで述べてきた学校が抱える諸課題に対する解決方法として義務教育学校の持つ可能性は大きいと私は期待しています。ちょっと具体的な話をする時間がもうなくなりましたので、はしょりますけれども、もちろんこれまでの長い歴史の中で果たしてきた小学校や中学校の意義そのものがなくなることは決してありません。ただ、それとともに、この間の社会の変化に対して、制度上の疲弊や課題も浮き彫りになってきたと感じています。それは、教育分野に限らず、日本社会全体のありとあらゆる分野で起きていることでありますが、この義務教育に関して言えば、長らく当然の制度として存在していた学校種間、小学校、中学校というこの教育の分断によって起きている弊害を解決し得る一つの道がつくられたんじゃないかというふうに感じるからです。私が、先ほど部長もおっしゃられた部分に入るんですが、最も期待している部分は、少し語弊があるかもしれませんが、皆さん一生懸命なんですけれども、教育に対する価値観が違う小学校と中学校それぞれの先生方が、同じ舞台、同じ学校というステージの上で、同じベクトルに向かって互いに協力しながら一人ひとりの子どもたちに対して9年間の教育を行えるという点です。もちろんそれに向かうまでの道のりは決して簡単なものではありませんし、それがなされた場合は、これまで以上に学校というものが子どもたちにとって大切な居場所になると確信しています。ただ、その実現には課題もあり、今おっしゃられたように、一番ネックになるのが、現行の法律では免許制度上、9年全学年の授業を制限なく行うには小中両方の教員免許の所持が望ましく、昔よりも大学の教職課程の関係でその割合が減っているように思いますが、もし分かればでいいんですが、現在町内の先生方の小中両方の免許を所持している割合なんかは、すぐ出なければいいんですけれども、出そうですか。教えていただけますか。休憩(午前10時55分)
答弁 学校教育部長 高橋規也
それでは、町内の教員の免許の保有状況ということなんですけれども、まず、小学校に勤務していただいている先生で両方の免許をお持ちの方が70パーセント、小学校のみの免許をお持ちの方が30パーセントというような状況でございます。続いて中学校のほうなんですけれども、こちらのほうは、逆に両方免許を保有されているという方は約30パーセント、中学校のみという方が約70パーセントというような状況になってございます。以上です。
再質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。意外にもまだ両方免許を持たれる小学校の先生方が多いということは、安心したというか、理解できました。今後免許制度の改正がなされるかもしれませんが、義務教育学校のより効果的な学校運営を考えると、その点も考慮する必要が出てくると考えます。ちょっと休憩を挟んでしまいましたが、こうした考えを示した上で改めてお聞きしますが、町内で義務教育学校の導入の可能性について今後調査研究を進めていく考えに変わりはないでしょうか。
答弁 学校教育部長 高橋規也
先ほどの教育長の答弁等と繰り返しにはなってしまうんですけれども、現時点で義務教育学校を導入する考えは持ち合わせてはおりませんけれども、管内の2校、大空と富村牛ですか、規模も大分違いますし、それぞれ導入経過等も調査研究させていただいて、今後の予測困難な時代の中で、次代を担う子どもたちのためによりよい環境について考えていきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 7番 堀江靖祥
時間ももうありませんので最後にまとめたいと思います。今回は大変思い入れが強い分野で、少し持論を出し過ぎたかなと反省しておりますが、三つの大きな学校教育の諸課題について問題提起をさせていただきました。当然のことながら、これらに対してこれが正解という完璧な答えはないわけで、取り組む際には様々なことに議論や検証を重ねることが大事であり、その行為は多方面に影響を及ぼすことから、より丁寧な説明が必要になってきます。朝の冒頭でも述べましたが、教育は子どもたちにとって未来を切り開く大事な鍵であり、学校をはじめとする様々な場所での人づくりこそが次の世代に向けた我が国にとっても音更町にとっても最重要課題です。その根幹をなす学校教育を支える人材である教員は、その業務環境の厳しさから成り手不足は今まさに深刻なレベルに来ており、その結果起き得る教育の質の低下で真っ先にその影響を受けるのは未来を担う子どもたちになります。1年前の最初の一般質問の最後でも述べさせていただきましたが、将来の人づくりこそがまちづくりの根幹と言えますので、これらの学校教育における諸課題が音更町において少しでもよい方向に進んでいくことを期待して今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁 教育長 福地隆
これからの学校の諸課題ということで、今回、盛りだくさんの内容ということで御質問いただきました。さすが元教員、数年前まで現役の中学校教員をされていた堀江議員ということで、学校現場をよく知る立場からの貴重な御質問だったかなというふうに思っております。人口減少社会が進行する中で、少子化に係る、少子化による児童生徒数の減少、そして、子どもたちが抱える課題も複雑化、困難化をしているという状況がありまして、国の発表では、全国の不登校児童生徒数が急増いたしまして、小中学校で約30万人、到達したというような発表もございましたし、また、社会のこういった急速な変化によりまして、子どもたちを取り巻く環境も変化している。そんな中で、児童虐待ですとか子どもの貧困、ヤングケアラーという数年前まではあまり考えられなかったようなこともかなり大きな、非常に大きな問題として今捉えられるようになっております。ただ、これにつきましては、実際には以前からあったのではないかなと。これが子どもの権利意識だとかそういったものの高まりの中で顕在化してきたのかなという感じも私は思っておりますけれども、そういった中で、久しく言われていることですけれども、家庭や地域の教育力が低下をしているという中で、その分、子どもたちに関わることについては、家庭や地域から、学校や先生方にお願いしますというような形で要望や期待となって、それがどんどん積もり積もって学校現場の業務がかなり多忙化して、業務が増大したのではないかなといった一面もあるのかなというふうにも感じているところでございます。働き方改革を進める中にあって、国からは、真に教員の業務とは何なのかということをしっかり3分類の中で見ながら進めていくようにというようなことも示されておりますし、そういった意味で、教員に負担がかかり過ぎないようにというのは今後もしっかりと見ていきたいというふうに思っております。教育は人なりというふうに言われております。学校教育がうまく回るかどうかというのは教師にかかっていると言っても過言ではありません。教師は子どもの成長と人生に大きな影響を与える存在でありますので、その教員の、教師の職務をしっかりと支え、学校教育の質を高めていく、そういったことに今後も、部活の地域移行も含めてですけれども、様々な取組を進めていきたいと、そんなふうに思っているところでございます。最後の後半のほうで義務教育学校ということでお話ありましたけれども、この小中一貫ということに関しては、国においても随分長い間、十数年前から議論されてきたことで、メリット、デメリットというのもいろいろ議論があったところでございます。そんな中で、実は私もいろいろ興味を持ちまして、大空の義務教育学校もくまなく見せていただきまして、案内をしていただきまして、職員室の果てまで全部説明付きで見てまいりました。そのほかにも、今、義務教育学校を目指しているのではないかと思われる新しくできた学校なんかも隅々まで見せていただき、いろいろとお話も伺ってまいりました。とてもお金がかかっておりまして、立派な学校なんですけれども、子どもたちも本当に笑顔で明るく、意欲的に授業に取り組んでいる様子でありましたし、教職員も、ちょっと言い方は変かもしれませんが、力量のある、力のある先生を随分集めているなというふうに思ったのが率直なところでございますけれども、やはり北海道の中で十勝を牽引している今義務教育学校ということで、そういった意味でも一生懸命皆さん意気に感じてやっているんだろうなというふうに思っております。そんな中で、この義務教育学校についてはまだ施行されて、新しい学校となって日が浅いということもありますので、今実際に実施している市町村というのは、市や町というのは、それぞれの児童生徒数の状況、先ほど議員からもありましたけれども、そういった状況ですとか、あとは校舎、施設の状況、それから地域の事情、大空なんかもそうだと思うんですけれども、地域の再開発の核にするんだというようなことで力を入れているようです。そういったようなこと、また、今、そのほかにも計画している町が、公表されているだけでも幕別町ですとか池田町、浦幌町、そのほか、豊頃もどうなのかなというような状況が見えますけれども、それぞれの市町村の抱える事情の中で検討し、進められていることだというふうに思っております。そんな中で、先ほど議員から大変思い切った発言があったなと思ったんですけれども、義務教育学校の目指すそのメリットというんですか、意義については、小中学校教員の分断解消策としての意義があるというような趣旨のことの発言がありまして、私、ついに本丸が来たなと思ったんですけれども、今日多分これが一番おっしゃりたかったことじゃないかなというふうに伺いをしておりました。本町では、児童生徒数が減少傾向にある中で、決してその将来的な可能性を否定するものでありませんし、今先行して設置されている学校についてしっかりと状況など情報収集をいたしまして、音更町の将来にもどうなのかということについてはしっかりと検討を行っていきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。