音更町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日
持続可能な地域コミュニティ組織への支援の在り方について
2024年3月4日、音更町議会の一般質問で、堀江靖祥議員が「持続可能な地域コミュニティ組織への支援の在り方について」質問し、町長 小野信次、企画財政部長 深谷邦彦、広報広聴課長 山本隆二、環境生活課長 鎌田隆寛が答弁しました。
- 質問者
- 堀江靖祥 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、企画財政部長 深谷邦彦、広報広聴課長 山本隆二、環境生活課長 鎌田隆寛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 堀江靖祥
通告に従いまして、一般質問いたします。持続可能な地域コミュニティ組織への支援の在り方についてです。町内会は、本町のまちづくり・地域づくりにおいて中核的な役割を担い、盆踊りをはじめとする地域交流事業や環境美化事業などの活動を通じて、住民同士の連帯感や信頼関係を築き上げ、協働のまちづくりを進める上で重要な存在となってきました。町は、まちづくり基本条例に基づき、かねてより、町内会をまちづくりを進める上での最も重要なパートナーと位置付け、活動に必要な経費に対する交付金の交付や、自主的なまちづくりへの取組に対して、潤いと思いやりの地域づくり事業補助金を交付し、地域コミュニティ活動への側面的支援に努めてきたことと承知しております。しかしながら、少子高齢化、単身世帯の増加、働き方など、ライフスタイルの変化や価値観の多様化に、コロナ禍での活動自粛が加わり、全国的に町内会の加入率は年々低下しており、本町においても、加入率の低下や加入世帯の高齢化、役員の成り手不足など、多くの課題を抱える状況にあります。第6期音更町総合計画において、町は、町内会への加入を促進し、多世代の住民が活力ある地域を創出できるよう支援を行うなどの施策を掲げ、加入促進事業の申請件数をはじめとする目標指標を立てております。しかし、毎年行われている町民アンケートでは、令和に入り、今後の重要度で「町内会活動等のコミュニティ活動」が最も低い数値を示し続けており、町民ニーズとの隔たりも感じられる現状です。そこで、近年、自然災害の増加により、共助の要として防災面での存在意義も高まる地域コミュニティ組織である町内会が、持続可能な形で存続していけるよう、町の認識と今後の支援の在り方についてお伺いします。1、地域コミュニティ組織として現状の町内会に対する町の認識は。2、ここ5年間の町内会への加入世帯数と加入率の推移は。また、それらに対する町の見解は。3、町の町内会への支援策の状況とその評価は。4、町内会がこれからも持続可能な形で維持されていくための負担軽減と加入促進の方策について。1)、町内会が設置管理している防犯灯を町所有にする考えは。2)、電子回覧板の導入や集金のキャッシュレス化など町内会のデジタル化を支援する考えは。3)、町独自にポイントを付与するなど、町内会加入世帯へ何らかのインセンティブを導入する考えは。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
持続可能な地域コミュニティ組織への支援の在り方についての御質問にお答えをいたします。初めに、1点目の地域コミュニティ組織として、現状の町内会に対する町の認識についてでありますが、現状の町内会につきましては、共働き世帯の増加、定年延長や定年後の再雇用の浸透、ライフスタイルの変化、価値観の多様化などにより、加入率が年々減少しているほか、会員の高齢化が進み、若年層の担い手が不足していることから、役員の固定化とともに、一部の役員の負担が大きくなっているものと認識をしておりますが、防災対策や交通安全、町民福祉など、行政だけでは解決できない地域課題への対応のほか、行政情報の伝達、地域要望の取りまとめなど、町内会の役割は重要であり、協働のまちづくりに貢献していただいているとともに、まちづくりを進める上で最大のパートナーであると認識しております。次に、2点目のここ5年間の町内会への加入世帯数と加入率の推移、及びそれらに対する町の見解についてでありますが、本年度を含めた直近5年間の加入戸数と加入率は、令和元年度が1万2,157戸で59.86%、2年度が1万1,857戸で57.86%、3年度が1万1,884戸で55.87%、昨年度が1万1,101戸で53.85%、本年度が1万771戸で51.71%となっており、元年度と比較しますと、本年度は戸数で1,386戸、加入率で8.15ポイント減少しております。加入率につきましては、住民基本台帳上の世帯数での割合により算定しており、人口が減少している中でも、本町は世帯数が増加しているという影響もあるものと推測しておりますが、加入戸数の減少率は、人口の減少率を上回っており、転入者などの未加入や現在会員となっている方の退会も一定数発生しているものと捉えているところであり、加入促進に加え、退会を防ぐことも重要であると考えております。次に、3点目の町内会への支援策の状況とその評価につきについてでありますが、町内会に対する交付金・補助金につきましては、広報紙の配布のほか、地域要望の取りまとめや、町の事業に対する意見集約など、町が町内会に協力をお願いしている各種活動に必要な経費として交付している「町内会交付金」と、町内会が自主的に取り組む地域づくり事業に対し、その経費の一部を補助する「潤いと思いやりの地域づくり事業補助金」があり、町内会交付金につきましては、本年度は、182町内会に対して2,015万580円を、潤いと思いやりの地域づくり事業補助金につきましては、本年1月末現在で149団体に対し、269件、888万6,693円を補助したところであります。また、希望があった町内会に対する町内会加入促進リーフレットの作成や、町内会活動中に予期せぬ事故が発生した場合に保険金が支払われる町民活動保険の加入、町内会役員研修の開催などのほか、町内会の運営や事務処理などに関する各種相談なども随時受け付けており、町内会活動の支援という面においては、一定の役割を果たしているものと考えております。最後に、4点目の町内会がこれからも持続可能な形で維持されていくための負担軽減と加入促進の方策についてでありますが、町内会が設置管理している防犯灯を町所有にする考えにつきましては、町は、街路灯設置要綱に基づき、交差点など必要な箇所に防犯灯を設置しておりますが、町内会が設置している防犯灯は、これに該当しないもので、設置の際には、事前に町と町内会で協議書を作成し、設置者である町内会が維持管理を行うことを確認しております。町内会が維持管理する防犯灯の電気料については、町が助成しており、規則を制定した昭和47年度には補助率の上限を50%とし、その後、平成4年度には65%までの4段階としましたが、23年度には一律75%に、また、25年度からは原則100%に引き上げるなど、町内会の負担をできるだけ低減するよう努めてまいりました。町といたしましては、引き続き、町内会の実情に合わせて支援してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。町内会のデジタル化の支援につきましては、日常生活のデジタル化が日々進んでいる一方で、町内会における情報伝達の手段につきましては回覧板が、そして、町内会費につきましては、現金による集金がそれぞれ主流となっており、役員の負担になっている面もあるものと認識しております。町といたしましては、デジタル化に関する町内会からの相談に応じて、情報提供や提案など、積極的に支援を行う考えであり、無料の通信アプリケーションであるLINEの導入支援も行っております。また、電子回覧板につきましては、専用のアプリケーションなどもありますが、月額基本料金などの費用が発生するほか、町内会費のキャッシュレス化などにつきましても、決済事業者との契約に基づき、手数料が発生することから、電子回覧板やキャッシュレス化に対応できない方への方策も含め、調査研究が必要であると考えております。町といたしましては、町内会としての判断を尊重しながら、相談に応じるなど対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。町独自にポイントを付与するなど、町内会加入世帯への何らかのインセンティブを導入する考えにつきましては、町内会の役割や必要性を理解してもらうことが重要と考えており、町といたしましては、現時点では導入についての考えは持ち合わせておりませんが、地域で使えるポイントや割引制度などを導入している自治体や町内会などもあることから、町内会の加入促進にどの程度の効果があるかなど、調査研究を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。先ほどお話をさせていただきましたところで、加入戸数と加入率というところで、令和3年度の数値が、私の言ってしまっている数値の訂正をさせていただきます。正しくは1万1,484戸、55.87%ということでございますので、よろしくお願いいたします。
質問 7番 堀江靖祥
御答弁いただき、ありがとうございます。1点目の町内会に対する町の認識ですが、ただいま御答弁いただきましたとおり、これまでと変わらず、まちづくりを進める上で最大のパートナーであるという認識で、私の考えとも一致していることを確認させていただきました。また、幾つか挙げていただいた課題についても同じ思いを持っております。その共通認識に基づいて、先月行われた町内会役員研修会において講師の方もおっしゃられておりましたが、今、まさに町内会組織は崖っ縁にあるという危機感を持って、これから再質問させていただきます。まず、先ほど2点目の加入世帯及び加入率の推移で、令和元年度が59.86%だったものが、令和5年度で51.71%と、この5年で率にして約8.15%、1,386戸減少しているとの答弁でした。この問題は、これまでの長い間、議会でも繰り返し取り上げられており、平成13年には79.45%と8割近い加入率だったものが、平成22年には69.4%と7割を割り、お答えいただいたように、令和元年にはついに59.86%と6割を切ったことになります。ここ数年は新型コロナの影響も大きいと考えますが、毎年2%ずつ減少しておりますので、昨年、51.71%ということは、今年、ついに5割を割ることも想定されると思います。総務省が令和3年に示した人口5万人以下の市町村の平均数字に比べるとかなり低く、まさに崖っ縁なわけです。そこで、仮定の話をして申し訳ありませんが、仮に町内で半数以上の世帯が町内会に加入していなくても、1点目の町の認識に変わりはありませんか。
答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)
ただいま御質問いただきました、加入率が5割を切っても、町内会が重要なパートナーだ、まちづくりの重要なパートナーかどうかということについての認識でございますけども、町といたしましては、たとえ加入率が低くても、町内会が地域の課題ですとか、それから、要望の取りまとめ、環境美化だとか、そういったところで果たす役割というのは非常に大きいというふうに考えておりますので、たとえ加入率が低くても、まちづくりにおいて重要なパートナーであるという認識については、変わりはないというところでございます。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。ただ、加入率の低下に非常に苦しんでいる町内会も多いとお聞きしております。実際のところ、町内に182ある単位町内会として、加入率の低いところの数字は今はどれぐらいでしょうか。お答えください。
答弁 広報広聴課長 山本隆二
現在、音更町内で一番低い加入率の率で申しますと、15.2%になります。で、その次、下から2番目になりますが、2番目と3番目が同率で22.1%ということになっております。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
お答えいただき、ありがとうございます。15.2%、22.1%と、かなり低い数字が示されました。実は、鈴蘭地区にある町内会も、半数以上が、12にある町内会のうち半数以上がもう既に5割を切っておりまして、私が所属している清和町内会も、昨年60周年を迎えましたが、昨日も、つい昨日も2件の退会の連絡を受けて、現在加入が243世帯と、数字を見るとかなり人数がいるように思えますが、実はもう既に36.6%ということで、平成24年が357世帯でしたので、この10年で100件以上も減っているという状況でして、後ほど述べますが、戸数が多い分、役員の負担も重く、加入率低下の困り感というのが大きいのが実情です。先ほど、5割を切ってもということで心強い言葉をいただいたばかりですが、やはり4割を切ると、正直なところ、私自身もそうですが、役員をしていても、活動そのものが地域に必要とされていないのではないかという思いに至ることも間々あります。そこで、最初の質問で触れておりますが、アンケートによる町民の声として、町内会活動等のコミュニティ活動が、「今後の暮らしで重要ではない」「あまり重要でない」というのを合わせると10.7%と、重要度が最も低い数値を示していることに対する町の見解をお答えください。
答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)
重要度が低いということに関しての見解でございますけども、一方で、重要だというふうに考えていらっしゃる、言っている方も一定数いらっしゃるというところで、重要が重要でないかという数字の丸かバツかみたいな話ですけど、その割合でいくとまだ重要だと考えてくださっている方のほうが多いという数字にはなっているかと思います。ただ、一方で、本町の町内会でいきますと、特に最近でいきますと、葬儀を町内会でやらなくなったりだとか、あと、SNSの発達で人と人のつながりに変化が起きてきたりとか、そういったこともございますので、この関心度が、重要度が低く、低いというふうにおっしゃっている方が一定数出てきているということに関しては、危機感は覚えておりますし、こういったところに関しては何がしかの対策を打ってまいりたいというふうに考えております。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。町の見解は理解いたしました。アンケートが46項目の中で一番低いということは、ここに今後の大きな鍵があるというふうに私自身は思っています。なぜなら、この町民アンケートに回答していただいた方の72.6%は、町内会に加入している方なんですよね。そういった方ですが、現状の町内会活動に対して、そのような意見をお持ちだということ自体、この問題の深刻さを示すとともに、これまでの対応では解決することが容易でないと思うからです。この点については、最後に述べることにして、次の3点目に移ります。町の支援策の状況とその評価に移ります。平成14年に創設され、それ以降、必要に応じて議論し拡大されてきた潤いと思いやりの地域づくり事業補助金についてお聞きします。さきの定例会でも、補正でも申請件数の増加により追加されるなど、各町内会で活用されていると承知しておりますが、昨年度補助対象となる7つの事業それぞれの申請件数と金額を教えていただけますでしょうか。
答弁 広報広聴課長 山本隆二
それでは、昨年度の潤いと思いやりの地域づくり事業の補助金について、件数と金額をお教えいたします。まず、1点目の地域福祉安全事業につきましては、69件で350万8千円になります。次に、2番目に、地域交流事業としまして、13件で235万6千円、3番目に、地域環境美化事業で、77件で280万2千円、4番目に、地域緑化事業で39件、167万9,235円、5番目の地域防災組織活動事業が59件で201万8千円、6番目のアダプト・プログラム事業につきましては、申請がありませんでした。7番目の町内会加入促進事業につきましては、39件で80万4,532円になります。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
お答えいただき、ありがとうございます。昨年度はまだ新型コロナの影響もあり、地域交流事業などの件数が以前に比べると少ないのかなという印象を持ちました。そこで、今、お答えいただいた昨年39件の申請のあった、令和2年から始まっております町内会加入促進事業についてですが、年々加入率が低下している状況で、町として、その町内会加入促進事業の効果をどう捉えているのか、また、これまで新たな加入者数は把握しているのか、教えてください。
答弁 広報広聴課長 山本隆二
町内会加入促進事業についての御質問なんですが、この事業を行って、実際にその加入率が増えたかどうかという具体的な数字につきましては、町ではちょっと把握しておりません。効果という点では、その数字に反映されているかどうかは一概には言えないんですが、実際に町内会の方々が、入ってない方のところに広報を配ったりとか、実際に訪問して、町内会の加入を呼びかけるというようなことを行っているはずですので、そういったところで、町内会の実情を入ってない方に知っていただけるということもあるかと思いますし、逆に、町内会の方も、入ってない方に対するその状況が分かるといったところではプラスに結びついているのではないかと町のほうで考えております。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
お答えいただきありがとうございます。実は、私も、ごみカレンダーとともにチラシ配布等を行っておりますが、きっかけになればとは思いますが、正直、これで加入してくれるほど事は簡単にはいかないと思っています。また、これだけ加入率の低下が言われ続けている中で、支援事業を行う側として、やはり新規加入者数は把握すべきではないかと考えますし、その状況を確認して、効果的な新たな加入者対策をほかの町内会へフィードバックするなど、できることもあるのではないかと思っています。加入世帯は減り続けていますが、私の町内会でも、昨年退会は10件ありましたが、入会は2件あり、前年は退会が17件でしたが、入会が4件というふうに、総数は減っていっても、毎年入会もあるわけですから、そのあたりの検討をぜひ今後よろしくお願いしたいと思います。そして、さきに御答弁いただいた支援策の評価についてですが、町の支援については、町内会事業等を行う上で不可欠な存在となっており、本当にありがたく感謝しております。また、協働のまちづくりを進める上で大変意義のある支援事業となっていると思っています。その上で、語弊があることを承知の上であえて述べさせていただきますが、こうした支援事業が町内会を疲弊させている面もあるのではないかと考えました。自分の町内会の話ばかりで申し訳ございませんが、今年の町内会の予算のうち、町内会費の割合が約42%で、町からの補助金等が約32%と、町の支援がないと成り立たない状況です。他の町内会にもいろいろと教えていただきましたが、似たような状況のところが多かったです。先ほど触れましたが、清和町内会では、この10年で加入世帯が100件以上減り、このままでは体制の維持が難しいと判断し、4年前に9つあった部を4に、20あった班を11にするなど、体制のスリム化を行っています。コロナ禍で行事等が行えない状況では、それで何とかなっていたのですが、コロナも終息してきて、いざ、事業を再開するとなると、役員の絶対数が減りましたので、役員一人当たりの負担は増し、役員のなり手不足に拍車をかけている状況です。体制の変革とともに、身の丈に合った事業のスリム化を図ればよかったのですが、存在意義に関わる部分でもあって、それもままならない状況です。成り手のいない、少ない役員で町内会行事を行うために支援事業の申請を行い、それでかえって会そのものが疲弊しているという考えです。例えが本当に適切ではないかもしれませんが、仮に、役場組織で例えるなら、若い職員が入らず、職員の数が年々減り、残された少ない管理職で国からの支援を得て今までどおり町を運営するような感じが今の町内会の実情です。そういう崖っ縁の状況にある町内会を、町の認識のような地域コミュニティの重要な存在として、今後も維持していくために、最大の課題である加入率の低下と担い手不足の解決には、やはり負担軽減と加入促進の両面での方策が重要であるとの認識から行ったのが4つ目の質問で、今回は具体的に3点ほどお聞きした次第です。1つ目の防犯灯に関しては、所管に関わる部分もあり、大変申し訳ありませんが、関連がありますので、お聞きしたいと思います。現在、町内で町が管理している街路灯と町内会が管理している防犯灯の個数は、それぞれ何基ずつあるか、教えていただけますでしょうか。
答弁 環境生活課長 鎌田隆寛(環境生活課長は2025年3月まで)
町が管理しております街路灯、いわゆる支柱があって照明、道路の横についているものですが、こちらのほうが1,722灯、で、町が管理しております防犯灯、これは電柱に取り付けるタイプのもの、今はほぼLEDなんですけれども、こちらのほうが2,573灯、合計で4,295灯となっております。一方で、町内会のほうで管理しております防犯灯の数につきましては、今年度電気料の補助の実績の件数で言いますと1,155灯となっております。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
詳細な数字を教えていただきありがとうございます。実は、町内会以上に、今、存続に対して危機的な状況にあるのが老人クラブでして、既に本町においても解散した組織も出てきております。老人クラブについても所管ですので、これ以上触れませんが、町内会の加入率の低いところは、先ほど数字をおっしゃっていただきましたが、この先、いつ解散場面に直面するとも限りません。そこで、帯広でも話題になりましたが、仮に、音更町内で町内会が解散した場合、先ほどの町内会が管理している防犯灯はどうなるのか、教えていただけますでしょうか。
答弁 環境生活課長 鎌田隆寛(環境生活課長は2025年3月まで)
町内会が解散した場合の防犯灯、どうなるのかという御質問いただきましたが、町が管理する防犯灯につきましては、設置基準を設けておりまして、こちらのほうで設置や管理のほうを行っております。一方で、町内会で設置したものに関しては、設置する際に協議書のほうで町内会のほうで維持管理するよということでなっておりますので、解散時、解散するときには、町内会のほうで撤去していただくようなことになろうかというふうに考えております。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
なかなか答えにくいところをお答えいただき、ありがとうございます。原則的なところは理解いたしました。街路灯など、昨年、私の質問で触れた都市計画道路沿いなどは街路灯などがついており、防犯灯もそれぞれの町内会の地域にも一定数あることは、先ほど数字を聞いて理解したところでありますが、やはり夜間を歩けば分かりますけども、住宅道路にあるのは町内会が設置している防犯灯が非常に多いですので、なくなれば、その名前のとおり、防犯面で非常に不安になります。解散という事態にならないようにという思いは一緒なんですけれども、仮にそうなった場合には、町として何らかの対応を検討していただけたらなと思っています。答弁にあったように、帯広とは違って、音更では、防犯灯の維持経費も実質、町のほうで負担していただいておりますので、現状の防犯灯に対する費用面の心配はないわけではございます。ただ、今の防犯灯はLED化もされており、町内会で設置する場合、設置時には4分の3の補助がありますが、交換時には2分の1の補助と費用負担が増します。LEDは長もちするとはいえ、交換時期を迎えるうちの町内会では、今年交換のために特別な予算を組んでおります。区域の広い町内会ほど加入率の低下による負担も重くなります。先日の執行方針で、町長のほうから、交流事業に対する補助金額の限度額の引上げなどを言っていただきましたが、防犯灯は、町内会の加入・未加入に関係なく、安全なまちづくりにとって重要なものであると考えますので、町内会の負担軽減策の意味での質問でした。2)のデジタル化については、地域福祉や防災の面からも、今後、今まで以上に重要な点であり、役員の負担軽減という点から考えても、積極的な導入が望ましいと考えています。しかし、これもなかなか全体の合意形成のハードルが非常に高く、その運用の仕方などに至っては、今の疲弊した町内会では、率先して取りかかれるかというと、なかなか厳しい状況にあります。ただ、回覧板に関しては、今は、隣近所、皆さん住んでいらっしゃるんですけども、現状町内会では、3、4軒先まで行って届けなきゃいけないというところも実は多くなってきております。可能であれば、技術的に可能であれば、町の公式LINEの活用を考えたり、先日の研修会でもお話しいただいておりましたが、費用負担のかからないLINEのオープンチャット機能を利用した電子回覧板などは、町のほうでも推進に向けて支援していただけるとのことでしたので、現状、まだ、1件ぐらいの何か説明の御要望があったというふうに先日お聞きしましたが、不安を取り除く意味で、こういう新しいものを取り入れる場合、どうしても不安な要素がそれぞれお持ちですので、不安を取り除く意味でも体験する機会を率先して町のほうからつくっていただいて、その利便性を実際に感じてもらえば、議会でも、この前、タブレットを自分たちで体験したように、体験していただくと、あ、こんなに便利なんだというのが、今、高齢の方でもLINEも使いますので、感じてもらえると思いますので、そうしてできるところから、なかなか全体ではというと、結構ハードルが高いんですけども、班単位でとか、そういうところもできると思いますので、サポートしていただけたらと思っています。3つ目のインセンティブについては、非常に難しいことを承知の上であえて言ったんですけども、少し前向きな検討していくという御回答いただいて、ありがたいんですけども、実は、加入促進というよりは、退会を踏みとどまってもらいたい。これ以上、加入率を低下させないためにも、町内会に現在入っていることの恩恵が感じられる何かがあればとの思いです。今の状況だと、仮に、あくまでも私の想像ですけども、町内会費が無料になったとしても、加入者は増えないような気がしています。それだけ役員負担を敬遠するなど、様々な面で加入へのデメリットを持たれる方が増えてきているように思えるからです。それに一度退会され化された方は、ほぼ再加入していただけないのが実情ですので、何らかの手を打たなければ、このままだと加入率は下がっていく一方だと考えます。以上、ちょっと長々となりましたが、3点の方策、私の伝えた方策について補足いたしましたが、質問の意図は御理解いただけたでしょうか。
答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)
町内会を何とかしたいといったところが一番一つの思いとしてあるんだろうなと思いますので、質問の趣旨としては御理解をしているというふうに思っております。町といたしましては、やっぱりその利便性の向上と引換えに加入する意味というか、例えば、回覧板で工事の情報とかが入ってきたとしても、それがホームページを見れば出ているよとか、そういったものもありますし、広報紙にしても、配らなくても、今は全部デジタルで見ることできますし、そういった利便性の向上と加入率の向上というのが表裏一体になっているところもあるのかなって思うところもございます。そこは職員の間でもよく話すところではあるんですけども。ただ、このまま182ある町内会の、高いところは90%を超えるような加入率を誇っているところもありますけれども、指をくわえて見ているわけにもいかないなというところで、来年度になってからになりますけども、アンケート調査、特に入っていない方の声を聞くためのアンケート調査の実施ですとか、それから、ポイントをどこに絞るのがいいのかというところはありますけども、モデル事業、デジタル化支援がいいのか、加入促進がいいのかというところありますけども、モデル事業の実施、それから、町内会がどういった活動をしているのか、それから、町内会の要望だとか、それから、環境美化活動とかもそうだと思いますけども、そういった町内会の活動自体の広報というのもちょっと不足していたところがあるのかなあという話をしておりまして、そういったところも、毎回ではありませんけども、取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
町の考えは分かりました。いろいろと考えていただいているということも十分理解しました。ぜひ、負担軽減と加入促進の両面で今後できることを御検討いただけたらと思います。いろいろ言ってきましたけども、もちろん、こうした多くの課題に対応していくのは、当然それぞれの町内会が自助努力して、町内会自体が時代に合った、若い世代も加入しやすいよう、その在り方を変えていかなければならないとは思っています。しかし、これまで述べてきたように、現状の町内会を支えている担い手を考えると、5年後、10年後非常に厳しい状況が浮かんできます。私も、町と同じ思いで何とかこの状況を打開できるようにと考えておりますが、やはり町内会単独で解決するには、難し過ぎる問題のように思います。これまでの加入率の低下や町民アンケートの結果が示すように、時代の変化に伴う住民ニーズに今の町内会の形が合わなくなってきているのではないかと言えます。そこで、令和の時代に即した町内会を含む地域コミュニティ組織の在り方を町として今後検討していく考えはありませんか。
答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)
新たな組織ということで、御質問いただいたと思いますけども、現時点におきましては、町といたしましては、現在の町内会を維持、発展というところを考えてまいりたいと思います。ただ、一方で、全国各地を見渡しますと、いろんな活動が起きていたり、先行事例なんかもあったりしますので、そういった面の情報収集ですとか、調査研究というのは引き続き取り組んでまいりたいと思います。以上です。
質問 7番 堀江靖祥
ありがとうございます。現状の町の考えは十分理解いたします。最後に、私の考えを述べて質問を終わりたいと思います。先日、葬儀の際に、久方ぶりに地域の方々が総出で受付など、お手伝いしていただける機会があり、以前は、こうした地域の関係性が大事だったなと思い返しました。そこに町内会の持つ大きな役割みたいなものがあったように思います。ただ、そうした関係性は、時代が変わり、ライフスタイルや価値観が多様化した今においては、正直、もう難しいのかもしれません。また、これまで町内会を支えてくださっていた担い手の多くも、雇用の延長などにより見込めなくなっています。今回は、質問時間の関係で、自主防災組織については触れませんでしたが、今後、防災などの面で共助の重要性が増す中、現状の町内会がその受皿になっていないことが町民アンケートにも現れているのだろうと思います。現在、先見の明を持った先人たちの努力でまちづくりが非常によい方向に進んでいる音更ではありますが、高齢化は避けては通れません。高齢になり班長もできないからといって退会するのではなく、そういう方こそ、いざというときに周りのみんなが助けられるよう、町内会は共助の要でなければならないはずです。人間関係が希薄化してきたからといって、地域コミュニティが必要なくなったとは思えません。それぞれに考える理想の形は違うかもしれませんが、これまで以上に町と議会がこの問題に本気で向き合い、スリム化やデジタル化など、時代に合ったこれからの持続可能な地域コミュニティ組織の在り方を、地域と行政が一体となってつくり上げることこそが、幅広い世代のみんなが参加できる協働の仕組みでつくるまちづくりであり、誰もが住みやすく、住み心地のよい音更町へとつながっていく重要な鍵だと考えます。以上で、質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
答弁 町長 小野信次
堀江議員が、まちづくりということ、持続可能なというお話で、基本中の基本をね、お話しされたんだというふうに思います。これは、本当に今、遡ってお話もしていただきましたが、今の時点でいうと、命題というかね、そして、最後のほうでお話ししてくれたけども、時代の変化というよりも、いい方向へ向かってきた。いい方向に向かってきたゆえに、御自身もおっしゃっていたけども、これは、ここで、失礼かもしれないけどとお話しして、恵まれた環境で、さらに生活環境も恵まれていったときに、町内会のね、必ずね、疑問を呈すると言って出てくる言葉は、メリット・デメリットですよ。あなたが今、最後におっしゃった、葬儀のときに、これがですよねって言ったという話、感じたという話、そこにメリット・デメリットってありますか。そういうことを、僕はアイデアを出すべきだと思う。町は何やっているんだというお話、よくどこの町内会へ行っても言われるし、この間の水津先生のときもあなたも来てた。ねえ。そのときにだよ、僕は、ああいうときの講師の話は最後まで聞くんだよ。その前のときもそうだ。そうすると、講師の先生は、普通、首長さん、最後までいたことあまりないですよねって言うっていうんだ。それこそ情報の共有ですよ。だから、あそこで質問していた人、ねえ、議員さんも何人か来られていた。当然、町内会もやっている。アイデアをな、アイデアをさ、出す時代ですよ。なぜね、メリット・デメリットで終わらすの。メリット・デメリットで終わらすんだったら、過去は、町内会で、火事や亡くなったときは、その中でどんなに仲間外れにされている人間だって、しっかりと支えたというのが、それは人間社会、何も変わってないと思うんだよ。でも、今、みんな便利になったんでしょう。で、冒頭に話させていただいたけども、共稼ぎしててさ、ねえ、65歳が今、70歳まで働こうというときに、本当に今のこの環境で合っているのかどうか。それから、水津先生ももう3回も来ていただいて、最初にいた人、議員の皆さん方は聞いている、あの先生の話、最初に聞いたとき驚いたと思うでしょう。横浜でね、中学生、あるいは高校生が町内会長さんに手を挙げたって。この事実を、じゃあ、ここにいらっしゃる方がどれほど理解できる?そういう環境を、自らのアイデアを出さなければ、メリットとデメリットの話を幾ら続けたって、町内会の存続意義だとかというものはね、湧いてこないと思う。だからこそ、最重要なね、最も大事なまちづくりのパートナーだということを私たちは申し上げているし、その中でいろんなその交付措置もね、やってきているし、ましてや、町内会の人たちが頑張ってくれた。過去は防犯灯、どこの市街地も、御存じだと思うけど、ルールがあって100メーター間隔で付けていますよ。しかし、それでも暗いという場合は、町内会が自ら率先してやった。しかし、今、おっしゃるように時代が変化してきたから、年次を切りながら、最初は5割ぐらいの程度、75%、最後はね、全部を補助しますよというような、こうやって我々も行政としての中で、それを押しつけているわけじゃなくて、しっかりと捕捉していきたい。で、今の中ではさ、投げかけてくれるのは分かるんだよ。じゃあ、どうしたいのということをちゃんとね、メッセージとして言っていかなきゃいけないし、我々も議会と一緒って今も言ってくれたから、この言葉を担保したいと思う。ねえ。我々も、あらゆる町内会、ただ、182の町内会一個一個とやるというのはなかなか難しいから、連合町内会の皆さん方からお話聞く。そうすると、個別の町内会では、活動をね、加入というよりも、活動をね、休止しているところだってあるの。ねえ。それは何かって聞いたら、やっぱり今言うように、子どもが少ないだとか、もう子どもが集まるというよりも、子どもがいないんだぞって、僕も直接言われる。その町内会の中でね。いろんな課題を拾いながら、じゃあ、町内会というのは、何ができるのかというところからね、スタートして、そこで、会費を取るべきだとか、取らないべきだという話じゃなくて、自分たちが同じエリアの中で何ができるのか。その中で一番分かりやすいのがお祭りですよ。だから、今回も、さっきお話ししてくれた盆踊りに対しても、あるいはいろんなお祭りにしても、あるいは他でやっているビアガーデンのような人の集まり、お祭りに対してもね、町はそういったことに支援していこうと。そして、コミュニティをしっかりつくっていく。そして、人と人の関わるということの大事さをまずね、知ってもらう。それが最後、堀江さんが言っていただいた、葬儀のときに、仮にだよ。従来は、何のために地域会館があったかといったら、そのためにあったとは言わないよ。でも、みんな、新しいことも、それから、人が最期を迎えるときもみんなそこでお祭り事をやってね、それが地域コミュニティをしっかりと格付けしたのさ。だから、かといって、今はそういった中では必ずしもそんなことをやるね、時代でないじゃなくて、ちゃんとそこに手を加えてくれる民間の事業者もね、しっかりと育ってきたから。そして、ましてや、元のように60代定年ならいいけど、今、やっぱりみんな働いているし、さらに、共稼ぎという中でね、今、説明の中でもしましたけども、とにかく私たちが今、一番感じることは、行政が、どこの町もそうですよ、一生懸命頑張っている。ただ、地域差がある。農村地帯でさ、そんなことを言ったらさ、笑われちゃうよ、農村地帯で言ったら。ねえ。農村地帯は大体100%だと思うよ、に近いと思うよ、町内会というのは。それは、最後に堀江さんが言ってくれたように、人間関係を大事にするからさ。そこにメリット・デメリットという言葉なんか使ったら、それこそ先人って言ったけど、先人に叱られますよ。君たちは、ここに、この地の上にね、人間の尊厳も含めて、そういったものがあって、この地域が成り立っているんじゃないかという、そこまで掘り下げても、この広いまちづくりの中ではなかなかそういかないから。しかし、今の現況を捉えて今後の町内会というものはどうあるべきかというのは、さっきもいきなり話したけども、水津陽子先生のように、都会にあっても、それは崖っ縁どころでないんだ。だからこそ、成人とかじゃなくて、やっぱりもう中学生、高校生でも、誰かこの町内会で町内会長をやってくれる人いませんかって言ったら、「はい」って立候補するというんだからさ。じゃあ、音更の町でそういうことを1回試みてね、みるのも方法かもしれない。だけど、それはなかなか厳しいから、いきなりそんなことを、情報はいろんなものが錯綜していると思うけども、どんな手法を選ぶかというのをもっとお互いがアイデアを出して、相手に求めることも大事だけど、まちづくりの根幹は、この基礎になるのは町内会というのは間違いないんで、そこのところさえ変わってなければ、これから皆さんでそういったアイデアをしっかり出しながらいきたいなと。誰の責任というね、責任じゃないんでね、そこだけはお互い共有したいと思います。本当に貴重なお話ありがとうございました。休憩(午後 1時53分)