音更町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日
不登校の児童・生徒への支援について
2024年3月6日、音更町議会の一般質問で、阿部利徳議員が「不登校の児童・生徒への支援について」質問し、教育長 福地隆、学校教育課長 背戸田和広、学校教育部長 高橋規也が答弁しました。
- 質問者
- 阿部利徳 議員
- 答弁者
- 教育長 福地隆、学校教育課長 背戸田和広、学校教育部長 高橋規也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 15番 阿部利徳
通告に従い、一般質問いたします。不登校の児童・生徒への支援についてです。文部科学省が2023年10月に発表した小中学校における不登校の児童・生徒の数は29万9,048人で、前年度から5万4,108人増加し、過去最多となりました。全国の自治体では不登校の児童・生徒への支援策を実施していますが、その対応に苦慮している状況にあります。現在、音更町も様々な支援をしているところですが、増加傾向にある不登校への今後の対応、支援策について伺います。1、現在、町内には2か所の支援センターがあるが、今後支援センターを増設し不登校の児童・生徒に対応する考えは。2、町内の不登校の児童・生徒で他市町村にあるフリースクール等に通っている人数は町で把握しているのか。また、フリースクール等への通所を出席と認めているか。3、今年度から町独自でスクールカウンセラーを配置したが、現在までの相談件数及び教育委員会としての評価と今後の課題は。4、不登校への対応としてメタバースを導入している全国の自治体が増えているが、今後、本町においてメタバースを導入する考えは。5、不登校になった場合における学校の初動と、その後の対応は。また、学校により不登校児童・生徒への対応は様々と考えられるが、各学校における事例は校長会等の場や教職員間で情報共有されているのか。6、不登校の児童・生徒の学習支援において、クロームブックを使った授業や問題集のアプリを活用しているが、今後、基礎的な学習ができる場(町営の学習塾)を提供する考えは。以上、御答弁よろしくお願いいたします。失礼いたしました。(1)の読み直しさせていただきます。(1)現在町内には2か所の教育支援センターがあるが、今後教育支援センターを増設し不登校児童・生徒に対応する考えは、に訂正させていただきます。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 福地隆
不登校の児童生徒への支援についての御質問にお答えいたします。はじめに、1点目の教育支援センターの増設の考えについてでありますが、不登校や不登校傾向にある児童・生徒に対して、学校以外の「心の居場所」をつくることは重要であり、その一つの手段として、本町では旧南中士幌小学校に「ふれあい教室」を、市街地には「ふれあい柳町教室ほっと」を開設し、この2か所の教育支援センターにおいて、社会的自立に向けた様々な活動により支援を行っているところであります。御質問の、教育支援センターの増設につきましては、現段階で設置の考えは持ち合わせておりませんが、昨年3月に国が策定した、「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」において、不登校児童生徒への支援の充実や学校内の空き教室などを利用した校内教育支援センターの設置促進、教育支援センターの機能強化などの方針のほか、自治体に対する国の支援策なども踏まえつつ、既存の施設の利用状況や今後の不登校児童生徒数の推移も考慮し、設置の必要性については引き続き検討を重ねてまいります。次に、2点目の他市町村のフリースクール等の利用状況についてでありますが、本町においては、本年1月末時点で、小学生6人、中学生1人の合わせて7人が町外のフリースクールを利用しており、このうち5人が指導要録上の出席扱いとなっております。なお、学校における出席扱いにつきましては、令和元年10月に国から示された「不登校児童生徒への支援の在り方について」の通知を踏まえ、フリースクールなどの民間施設における相談・指導が不登校児童生徒の社会的な自立を目指すものであり、かつ、不登校児童生徒が現在において登校を希望しているか否かにかかわらず、不登校児童生徒が自ら登校を希望した際に、円滑な登校復帰が可能となるよう個別指導などの適切な支援を実施していると評価できるかを要件に、校長が判断することとしております。次に、3点目のスクールカウンセラーの活動状況及び配置に対する評価と課題についてでありますが、本年度、スクールカウンセラー1人を教育委員会事務局に配置し、児童生徒への個別のカウンセリングをはじめ、保護者や教員への助言、ケース会議への参加、発達検査のほか、緊急事態が発生した際のこころの支援など、様々な相談業務に当たっており、本年1月末までの相談件数は延べ710件となっております。また、長期休業明けの通学再開をストレスに感じる中学生の不安を取り除くため、「相談室だより」の発行によるストレスマネジメント教育や道徳の授業において講師を務めるなど、学校現場からは相談支援体制の充実と強化に対して高い評価をいただいております。なお、本町では、道が実施するスクールカウンセラー派遣事業により、主に小学校の相談業務に当たっているスクールカウンセラー1人と合わせて、2人体制で全小中学校を巡回訪問しておりますが、児童生徒を取り巻く環境が複雑化、多様化する中で、様々な不安や悩みを抱える児童生徒からの相談件数は年々増加しており、引き続き、児童生徒や保護者の気持ちに寄り添う支援に努めていく必要があるものと考えております。次に、4点目のメタバース導入の考えについてでありますが、インターネット上の仮想空間に教室を設置し、児童生徒がアバター(分身)を自身に見立てて登校するメタバースの活用は、学校への登校や家から外出することが困難な児童生徒でも、他の参加者と話すきっかけや、他者とのつながりを持つ機会を提供することができるため、不登校支援として有効な手段の一つであると考えられます。一方で、現実の世界で人との触れ合いがないため、感覚や感性が薄れていくなど対人関係が向上しづらくなるなどの懸念もあることから、教育委員会といたしましては、先行自治体の動向や実態などについて調査研究をするとともに、帯広圏1市3町で推進する、帯広圏デジタル化推進構想の学校教育分野における「仮想空間を活用した不登校児童生徒を対象とした学びのプラットフォーム」の取組についても、関係者と情報共有を図ってまいります。次に、5点目の不登校の児童生徒に対する学校の対応についてでありますが、各学校においては、全ての児童生徒の自己有用感や自己肯定感を高め「学校は楽しい」と感じられるような魅力ある学校・学級づくりを目指して教育活動に取り組んでおり、不登校の未然防止に努めているところであります。また、不登校については初期対応が極めて重要であることから、出席状況などで不登校の兆しが見られる場合には、担任が電話連絡や家庭訪問など家庭へのアプローチを行い、情報を学校全体で共有するとともに、担任をはじめ養護教諭などが日常的に児童生徒に寄り添い、面談や個別指導を行うほか、より専門的なアプローチが求められる場合には、スクールカウンセラーや心の教室相談員、学校教育相談員が各学校を訪問し、児童生徒のほか、必要に応じて保護者や担任とも面談を行うなど、学校が組織として一人ひとりへの最適な指導・支援に努めております。不登校の要因や背景は個々の状況によって多様で、その支援も多岐にわたることから、登校に悩みを抱える児童生徒の理解や対応方法を学ぶため、毎年度、不登校児童生徒を持つ保護者や教職員を対象に、学習会を開催しているほか、校長会などでも不登校児童生徒の支援に関する情報共有に努めているところであります。最後に、不登校の児童生徒への学習支援についてでありますが、各学校においてはGIGAスクール構想による1人1台端末を活用し、不登校や別室登校している児童生徒をオンラインで結んでの授業や教育支援センターでの学習支援に加え、学校内においても放課後や長期休業中に補充的な学習を実施するなど、不登校児童生徒に対する多様な学習機会の確保に努めております。なお、公営の学習塾を開設する考えは持ち合わせておりませんが、引き続き、学校や関係機関と連携して、不登校児童生徒の支援につながる環境整備に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上答弁といたします。
質問 15番 阿部利徳
御答弁ありがとうございます。それでは、何点か質問させていただきます。まず1点目、教育支援センターの増設ですが、まず、現在、本町における不登校の児童・生徒数と2か所の教育支援センターの利用の人数、利用者数を教えてください。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
不登校の児童・生徒数と教育支援センターの利用者数についてでありますが、それぞれ本年1月末時点の状況でお答えさせていただきます。不登校の児童・生徒数につきましては、小学生が60名、中学生が139名の合わせて199名となっております。次に、教育支援センターの利用状況についてでありますが、旧南中士幌小学校でのふれあい教室は23名、市街地のふれあい柳町教室ほっとは32名で、合計は55名でありますが、このうち11名につきましては両施設を利用していることから、実利用者数につきましては44名となっております。以上です。
質問 15番 阿部利徳
ありがとうございます。登校の児童・生徒数が小学生60名、中学生139名、199名とのことですが、もしその不登校について、その要因、こういったことで、押さえている部分、把握している部分がありましたら教えていただきたいと思います。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
不登校の要因についてでありますが、令和4年度の問題行動等調査の結果でお答えいたしますと、主な要因といたしましては、本人の無気力や不安、生活リズムの乱れのほか、親子関係や友人関係、学業不振など様々であります。こうした幾つかの要因が複合的に重なっている場合も多いのかなと考えているところでございます。以上です。
質問 15番 阿部利徳
不登校の要因について様々な要因がということで、私もそのように考えるところでありますが、ここについては個別の案件にもなると思いますので、このぐらいにしたいと思います。ありがとうございます。続きまして、2か所の教育支援センターに実質44名の児童・生徒が利用されているということなんですが、両施設の1日の例えば平均の利用者数が何名、例えばあとは多い日だと何名ぐらい利用されているのかとか、また、両施設の指導者の人数、職員さんの人数、教えていただければと思います。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
はじめに、両施設の1日平均の利用者数についてでありますが、ふれあい教室、ふれあい教室柳町ほっととも、大体1日の平均利用者数はおおむね4、5名程度であります。また、多い日につきましても、両施設ともおおむね10名程度の利用となっている状況でございます。次に、両施設の指導者数でありますが、ふれあい教室では、教育現場で勤務経験のある指導員を2名配置しております。そのほか、ふれあい教室柳町ほっとにつきましては、NPO法人に業務を委託させていただいておりまして、2名が常勤しているような状況となっております。以上です。
質問 15番 阿部利徳
ありがとうございます。ふれあい教室柳町ほっと、こちらはNPO法人に業務委託をされているということで、運営費等は委託料から充当、充てられていると思うのですが、旧南中士幌小学校におけるふれあい教室、こちらの活動においての必要とする物品は暫時御用意されているのでしょうか。この辺の経費の部分、教えていただければと思います。
答弁 学校教育部長 高橋規也
旧南中士幌小学校に設置しておりますふれあい教室の活動費に関する御質問であります。ふれあい教室の運営に必要な物品につきましては、お二人の指導員から御連絡を受けまして、予算の範囲内で毎年対応しております。今後も引き続きお二人の指導員とは連携を密にしながら、設備の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。以上です。
質問 15番 阿部利徳
ありがとうございます。次に、教育支援センターなんですが、本町には2か所あるわけでございますが、十勝管内において何か所が設置されているのか、もし分かれば教えていただきたいと思います。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
十勝管内における教育支援センターの設置状況でございますけども、本町のほか、帯広市、幕別町、芽室町、鹿追町、足寄町にそれぞれ1か所ずつということで、1市5町に合わせて7か所の教育支援センターが設置されている状況となっております。以上です。
質問 15番 阿部利徳
十勝管内に7か所、そのうち音更に2か所あるということで、子どもたちの居場所づくりの推進をいただいておりますが、本当に増加している不登校の児童・生徒の数、先ほど私29万人ですか、申し上げましたが、今朝のニュースでも30万人という報道がありました。約1年で1万人近く不登校が全国で増えているわけなんですけれども、教育支援センター2か所では私の感覚では少し足りないのではないかと思います。施設の増設には、場所の選定ですとか規模感ですとか、職員の確保など様々な課題は非常にあるとは思うんですが、国の支援策等にも注視していただいて、前向きに是非とも御検討をお願いいたしたいと思います。次に、2点目のフリースクールの利用状況ですが、非常に詳細な御答弁いただきありがとうございます。学校における出席の取扱いについて、国の通知を踏まえてということで理解できました。引き続き学校とも連携して対応いただければと思います。現在、町内にはフリースクールの設置はされておりませんが、仮にフリースクールが設置された場合に、利用者、音更町の児童・生徒に対する利用料の軽減ですとかそういった支援を行うような、こういった感覚というのはお持ちなのか教えてください。
答弁 学校教育部長 高橋規也
フリースクールに対する支援の関係の御質問です。多様な背景のある不登校児童・生徒にとって安心できる居場所の確保、選択が増えることについては、町にとっても大変メリットがあるものというふうに考えます。今後そのような御相談があった際には、先進自治体におけるフリースクールへの支援策など、調査研究を行ってまいりたいというふうに考えております。以上です。
質問 15番 阿部利徳
阿部利徳議員。ありがとうございます。次に、3点目のスクールカウンセラーの評価・課題についてですが、相談件数が延べ710件ということで、数に非常に驚きました。本当に。そこで、児童生徒、保護者、教員等の相談の内訳を教えていただきたいと思います。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
教育委員会事務局に配置しておりますスクールカウンセラーでございますが、主に中学校で相談業務に当たっていただいております。本年の1月末時点での相談件数が延べで710件となっているところでございます。その内訳でありますが、児童生徒からの相談が240件、保護者からの相談が213件、教員等が257件となっております。また、相談の内容についてでありますが、主なものといたしましては、学業や進学に関してが237件、心の健康に関してが158件、そして不登校に関してが130件などとなっているところでございます。以上です。
質問 15番 阿部利徳
ありがとうございます。この相談件数に対してカウンセラーの方には非常に感謝申し上げるところでございます。本年度、配置されたスクールカウンセラー、生徒児童へのカウンセリングのほか、道徳の授業であるとか、学校現場からの支援体制の充実、強化に対して高い評価をいただいていること、確認できました。私も関係者とお話しさせていただいたときには非常にカウンセラーの方には感謝申し上げている、感謝しているということで伺っております。また、御答弁の中にありました道教委との事業も活用して2名のスクールカウンセラーを小中学校へ派遣して、相談体制が強化されているということですので、引き続き児童・生徒に寄り添った対応をお願いいたします。私も、本町には安心して相談できるスクールカウンセラーがいますと、周知を図ってまいりたいと思います。次に、メタバースの導入についてでございますが、アナログ人間の私がここに触れるのもちょっとどうかとは思ったのですが、先日、堀井議員の質問において町の考え方というのは伺っておりますが、私なりの見解をここでちょっと述べさせていただきたいと思います。導入のメリットと考えるところでございますが、まず、人との関わりに対するハードルの低さというのが、このメタバースの部分にはあると思います。学習の場になることはもちろんなのですが、仮想空間で他の生徒であるとか教育者なんかと交流することにより、リアルな学校環境に対する不安とか、例えば孤独感みたいなものの軽減につながるとは考えております。もちろん、御答弁の中にありましたいろいろなデメリット、様々なデメリットもあると思いますが、他の自治体の成果とか、そこも注視していただいて、ぜひとも新しい学びの場としての調査研究を引き続きお願いしたいと思います。次に、5点目の学校の不登校児童に対する対応でございますが、御答弁の中で初動の重要性であるとか、学校スクールカウンセラーや学校教育相談員の皆様が一人ひとりに対応していただいているというところで、よく理解できました。本当に感謝申し上げます。そこで、事例の情報共有について伺いたいと思います。学校校内だけではなく、例えば他校との情報、事例の情報共有であるとか、ここ一番大事なところだと思うんですが、小学校から中学校へ申し送りのようなことはどのようにされているのか、もし把握していれば教えていただきたいと思います。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
はじめに、不登校事例の他校との情報共有についてでありますけども、毎月、校長会議、教頭会議を開催しておりますが、その中で不登校をはじめ様々な生徒指導事案などについて各学校の校長先生や教頭先生とが情報共有をしまして、自校の対応の参考としているところでございます。また、小学校から中学校への申し送り、引継ぎについてでありますが、不登校の要因や背景というのは多様で複雑ということでありますので、学校全体でチームとして子どもたち一人ひとりへの最適な指導ですとか助言を行うために、これまでの児童生徒や保護者への対応状況などについて、保護者様の御了解を得た上で、書面によって担任などが対面による引継ぎを行っているような状況となっております。以上です。休憩(午前11時56分)
質問 15番 阿部利徳
対面の対応もしていただいているということで、私どもの頃に比べるときめ細やかな引継ぎというんですか、申送りをしていただいているようなんですが、中学生の不登校の生徒の数を示すように、非常に大切な時期であると思いますので、是非ともここは更に注力をお願いしたいと思います。次に、6点目、基礎的な学習ができる場についてですが、こちらは何か大きな施設をつくってくれとかそういった要望ではございませんで、例えば、講師に大学生を配置したりですとか、会場はコミセンであるとかそういった公共施設、皆が利用しやすいような場を利用するなど誰でも気軽に大切な基礎を学べる場の提供、こういったことを行うことにより、不登校児童生徒だけではなく、全ての基礎学力に不安を抱える児童や保護者の安心にも有効かと思いますので、御検討いただければと思います。このような様々な取組や支援は、各学校関係だけではなく、様々な観点からも我が音更町が豊かになることも想像できると思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。今回、一般質問するに当たって、関係者の方のお話ですとか、私自身、子どもの頃の経験からも、学校へ行けないですとか行かない理由ですか、こういうのは今は特に言い出せばきりがないなというのは本当に現状だと思います。個性とか多様性が認められている現在においては、学校だけが学びではないということももちろん理解しております。ただ、学校での集団生活から身につくコミュニケーションの能力というのは、我々も含め、子どもたちが楽しい人生を送っていく上でも本当に非常に必要だと思っております。全ての児童生徒の楽しい人生のためにも一人ひとりに応じた多様な御支援をお願いしたいと思います。私自身もこれからもっと見識を深め、少しでも力になれるように努めてまいります。最後になりますが、日々御尽力いただいている教育委員会の皆様、学校関係者の皆様、心から敬意と感謝を申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございます。
答弁 教育長 福地隆
児童・生徒の不登校につきましては全国的に増え続けているという状況にありますけれども、本町の教育関係者の中においても最も重要で重い課題の一つということになっております。原因は、先ほどからも出ておりますが、様々で、また、一つではなく複合的なことが要因ではないかというふうに考えられる場合が多いということでございます。いわゆるその特効薬というものはないという状況でありますけれども、不登校の児童生徒は学校に行かないのではなくて行けないのだということを心の底から理解をして、一人ひとりの子どもたちに寄り添った対応を行うということが非常に重要かなというふうに思っております。そして、こういったことの対応には、結果を求めて急ぐということは禁物であって、時間はかかっても、家族を含めて非常に厳しい時間となるとは思うのですが、一番つらいのは子どもでありますので、本人でありますので、じっくりと時間をかけて見守っていくことが大切ではないかなというふうに思っております。本町には2つの教育支援センターがありますけれども、不登校、それから不登校ぎみの子どもたちが、その時々の心の状況によって選択をして、こっちへ行こうあっちへ行こうということを選べるようなシステム、または両方掛け持ちということもできるようなシステムにしてございます。また、柳町のほっとについては、町のホームページにもアップしているんですけれども、指導員の先生方は今10名近くおりまして、常勤は2人なんですけれども、登録者が10名程度おりまして、この方々の自己紹介、得意なことですとか好きなことですか、そういったことも顔写真も入れた中で紹介をしたり、また、その方々の勤務のシフト表というのをカレンダーにして、いつ誰がこの日に勤務しているかというのが分かるような状況にしてあります。したがいまして、子どもたちが、自分の好きな先生というか、気の合う先生、心を許せる先生を、指導員を選んで、選択をして通うことができるというような工夫もしているところでございます。このことは、自主性を育てるということにもつながるのかなというふうに思っているところでございます。私も年に数回は、ほっとのほうへ通わせていただきまして、子どもたちと直接お会いをして、親しくいろんな意見を交換したり、また、厳しい要望を受けたりもするんですけれども、子どもたちはとてもしっかりした考えを持っていて、また、他の子どもたちへの思いやりですとか下の学年の子どもたちへのしっかりと面倒見るというようなことであったり、下の学年の子たちは、お兄ちゃん、お姉ちゃんというふうにして上の子を慕ってみたりということで、非常に心の充電というんでしょうか、エネルギーを蓄えることができるすばらしい施設として運営されているなというふうに思っているところでございます。ただ、問題は、この教育支援センターにも来ることができない、家から出ることができない子どもたちが大勢いるというところだというふうに思っております。先ほどメタバースの話も出ておりましたけれども、このメタバースについては、こういった家から出ることもできない、教育支援センターにも来ることができないという子にとって、他者とのつながりを持つ心のエネルギーの充電を始めるきっかけとしてすごく有効ではないかなというふうに思っているところでございます。ここで心のエネルギーの充電をしていただいて、ある程度のエネルギーが蓄えられれば、この先のステップアップということで教育支援センターにも通うようなことができるかもしれない、対人での人とのコミュニティというのがとれるようになってくる可能性もありますので、そういった意味での方向性ができないかというようなことも今後検討していきたいというふうに思っております。また、国から新たにCOCOLOプランというようなものが示されまして、様々な支援策も示されておりますので、今後の音更町の子どもたちにとってどのような支援策、サポートがいいのかということもしっかり検討して進めていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。