みんなの議会

音更町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月15日

難病等患者をめぐる課題について

2023年12月15日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「難病等患者をめぐる課題について」質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、企画財政部長 深谷邦彦、副町長 宮原達史が答弁しました。

質問者
神長基子 議員
答弁者
町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、企画財政部長 深谷邦彦、副町長 宮原達史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 神長基子

おはようございます。通告に従いまして2問について一般質問を行います。1、難病等患者をめぐる課題について。平成23年に障害者基本法が改正され、難病のある人も障がい者として法的に位置付けられることになり、以降の関連する法整備などにより、障害者手帳がない難病等患者の障がい者福祉の利用に道が開かれました。昨年12月には改正難病法が成立しました。改正内容に対し、難病患者らからは期待の声が上がっているものの、対策の総合的な推進に関しては多くの課題が残されており、患者と家族を取り巻く現状は依然として厳しい面があると考えます。本町における難病対策は「おとふけ障がい福祉総合プラン2021」に位置付けられており、難病等特定疾患がある方を含めた障がい福祉サービスの提供が総合的に進められています。行政全般に言えることですが、難病行政もまた、北海道との連携の下に、住民自治に基づいて可能な限り町独自のサービスを充実させていくことが求められます。誰もが発症する可能性のある難病等特定疾患に対する理解促進とともに、その患者や家族が安心して暮らし続けられる社会を目指し、以下について質問いたします。1、難病法の改正の影響について町の認識は。2、難病等特定疾患がある町民に対する町の支援の現状と課題は。3、特定医療費受給者証の申請窓口変更に伴う影響は。4、十勝管内の医療機関を受診する際の交通費助成を行う考えは。5、「(仮称)難病カフェ」等の開催を通じて理解促進策を講じる考えは。2問目、町民のくらしを応援する新年度予算編成についてであります。第212回臨時国会の冒頭、岸田総理大臣は所信表明演説を行い、「低物価・低賃金・低成長のコストカット型経済」からの変革を進めると述べられ、その後、国の総合経済対策と補正予算案が閣議決定されました。本年7月から9月期の実質GDPは、前期比0.5%減と3四半期ぶりにマイナスになりました。総務省の家計調査によると、今年に入って家計の実質消費支出が前年より増えた月は2月だけで、ほかの8か月はマイナスでした。コロナ・パンデミックで停滞を余儀なくされた地域経済は少しずつ回復に向かっていると思われますが、その一方で長引く物価高騰の影響は多方面に及び、今後も個人消費の抑制傾向は続くとの見方も否めません。日本銀行帯広事務所が本年10月に発表した十勝の金融経済概況によると、個人消費は物価上昇の影響を受けつつも持ち直しているとのことですが、全体の先行きとしては、原材料コストの動向や企業の賃金・価格設定行動が管内の経済活動全般に及ぼす影響について注視するとの考えが示されています。こうした中で、本町の新年度予算編成の時期を迎えました。本町経済の回復基調については、さきに開かれた令和4年度決算審査における議論の経過を踏まえ、一定の認識が共有できているものと思います。明るい話題も多くありますが、将来不安などからくる消費抑制の傾向は本町においても見られます。不安を希望に変え、町民のくらしを応援する予算編成となるよう、以下について伺います。1、「コストカット型経済」が本町の行財政運営と町民の所得格差に及ぼした影響について。2、新年度予算編成に当たっての町の基本姿勢と、その背景にある管内及び町内の経済動向をどう分析しているか。3、町民のくらしを応援する積極的かつ健全な財政運営についての町の考えは。以上、御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

おはようございます。1問目の難病等患者をめぐる課題についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の改正難病法の影響についての町の認識でありますが、難病は、誰でも発症する可能性があるものの、治療方法が確立しておらず、その疾病にかかることにより、長期にわたり療養を必要とするほか、耳慣れない病名にもショックを受け、不安に悩む当事者や御家族が多いという現実があると伺っております。このたびの改正では、医療費の助成の開始時期を申請時点から重症化時点に一定期間遡れるようにする見直しが行われ、本年10月から施行されました。このほかにも、来年4月の運用開始を目指すものとして、登録者証発行事業を創設し、医療費助成対象外の軽症者にも登録者証を発行することで、福祉や就労などの各種支援を円滑に利用できるようにする施策などが盛り込まれており、今後も道や関係機関と連携した取組が重要になるものと認識をしております。次に、2点目の難病等特定疾患がある町民に対する町の支援の現状と課題についてでありますが、道が交付する指定難病に係る特定医療費受給者証をお持ちの方は、平成30年度末では384人でありましたが、令和元年度末が395人、2年度末が434人、3年度末と4年度末はいずれも441人と増加傾向にあります。難病患者に対する町の支援といたしましては、平成3年度に北海道難病連音更支部が発足したのに合わせて運営費補助を開始し、18年度からは町独自事業として、十勝管外の病院への難病治療の通院に要する費用の一部助成も行っております。また、23年度には、障害者基本法において、障がい者の範囲に、身体・知的・精神障がいの3障がいに加えて、発達障がいや高次脳機能障がい、難病が含まれたことに伴い、25年4月に施行された障害者総合支援法に規定する障がい福祉サービスの対象になったことから、本町においても、難病患者に対して、家事援助や身体介護、重度訪問介護などの障がい福祉サービスを実施しているところであります。なお、難病対策の実施機関は道であることから、難病治療に係る療養生活や就労支援などの相談は道が対応いたしますが、難病による障がい福祉サービスの利用は町に相談する必要があるなど、各種相談内容により行政窓口が異なることが難病患者とその家族にとっての課題であると認識しております。次に、3点目の特定医療費受給者証の窓口変更に伴う影響についてでありますが、特定医療費受給者証の交付業務は、令和3年度までは各道立保健所で行っておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、各道立保健所の業務がひっ迫した状況を踏まえ、感染症のまん延時においても安定的な業務を進めるため、昨年4月1日から全ての申請手続の提出先を道本庁に一元化し、手続を郵送で行っております。この影響について道に確認したところ、御自身で申請手続ができる方にとっては、各道立保健所への来所が不要となり事務手続の簡素化が進んだことがメリットとなった一方で、御自身で申請手続ができない方には、これまでどおり各道立保健所において申請手続のサポートを行っているとのことでありますが、現状において、混乱は生じていないとお聞きをしているところであります。次に、4点目の十勝管内の医療機関を受診する際の交通費助成を行う考えについてでありますが、先ほど申し上げましたとおり、本町では十勝管外の通院への交通費助成を町独自で実施しておりますので、現在のところ御質問の助成を行う考えは持ち合わせておりませんが、今後、他の自治体の状況につきましても調査、研究をしてまいりたいと考えておりますで、御理解をいただきたいと存じます。次に、5点目の「(仮称)難病カフェ」などの開催を通じて理解促進策を講じる考えについてでありますが、難病を患っている方々が立ち上げ、患者やその家族、支援者などが年代を問わずカフェのように気軽に集い、語り合える交流会が全国各地で開催されているのは承知をしております。同じ悩みを抱える方々が集い、病気との向き合い方や日常生活、就労、将来の悩みなどについて語り合い、ストレスの解消を図りながら交流を深めることのできる場所は大切であると考えております。難病を患っている方々の集まりといたしましては、難病ごとの患者の会が十勝にも多くありますが、難病患者の方の中には病気を他人に知られたくないという方もいらっしゃいます。また、難病患者の方への支援活動は道が実施主体となっており、障がい福祉サービスの相談などがなければ、町は対象となる方の情報が得られないといった課題があります。これらのことから、本町単独で難病カフェなどの集いを開催することは難しいと考えておりますが、北海道難病連音更支部の会員が、「おとふけ障がい福祉総合プラン2024」の素案を策定している音更町障がい福祉計画等推進委員会の委員として参加をしておりますので、今後、難病カフェなどの開催の可能性について、推進委員会にも御意見をお聞きしてまいりたいと考えております。障がいの有無に関係なく社会生活を営むことを目指す「共生社会」においては、お互いの人権と尊厳を理解し、公的な支援も含めて互いに支え合っていくことが理想とされており、「おとふけ障がい福祉総合プラン2021」においては、障がいの有無にかかわらず、当たり前に生活できるまちの実現を基本目標としていることから、難病や障がいのある方々が生きやすい社会を実現するため、これからも困り事に向き合い、関係機関による協働の取組を進めながら障がい福祉施策の充実に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。2問目の町民のくらしを応援する新年度予算編成についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の「コストカット型経済」が本町の行財政運営と町民の所得格差に及ぼした影響についてでありますが、日本経済は、30年にわたり円高と低金利によるデフレ状態となり、賃金の上昇が緩やかなまま個人消費が縮小し、経済活動が停滞しておりました。こうした状況に対し、国は、「新しい資本主義」を掲げ、従来「コスト」と認識されてきた賃金や設備投資などを「未来への投資」と再認識して、人への投資や国内投資を促進する政策を展開し、30年ぶりとなる高い水準の賃上げを実施しております。「コストカット型経済」による本町の行財政運営への影響につきましては、平成16年度の三位一体の改革により、地方交付税などの削減が行われ、大幅な収支不足となり、17年度以降も同様の削減が見込まれたため、本町でも「財政健全化5か年計画」、「中期財政運営計画」を策定し、財政健全化の取組を行い、一定の成果を上げてきたところであります。さらに、社会経済情勢の急激な変化や国の地方財政対策などの動向が不透明な状況の中で、町税や地方交付税をはじめとする収入の予測及び各種事業と連携した支出の見通しを中期的な視点から示し、適切な財政健全化対策を講じるため、「財政運営計画」を策定し、現在におきましても健全な財政運営に努めているところであります。町民の所得格差につきましては、北海道の最低賃金の推移を見ますと、デフレ期には賃上げ率が鈍かったものの、近年は引上げ額が大きくなっており、今後も賃上げの動きが見られるほか、町民税も着実に伸びていることから、改善の兆しがあるものと認識をしております。今後におきましても、国が賃金を引き上げるよう要請しておりますので、経済の動向と併せて注視してまいりたいと考えております。次に、2点目の新年度予算編成に当たっての町の基本姿勢と、その背景にある管内及び町内の経済動向についてでありますが、本町におきましては、地域経済の回復が見込まれる一方で、社会情勢や物価高を背景に経常的経費の増加が続くと予想されるほか、公共施設の長寿命化対策の必要性や更新需要が高まっており、今後も財政需要の大幅な増加が見込まれております。また、限られた財源の中で、デジタル化やグリーン化を着実に進め、行政運営の効率化と町民の利便性の向上を図っていく必要があると考えております。予算編成に当たっては、創意工夫と柔軟な発想を持って、先送りしているものを含めた全ての事務事業を緊急度や重要度などの観点から再検証し、経常的経費の徹底した節減、労務費の上昇や資材費の高騰を踏まえた投資的経費の抑制に努めるなど、事業費の抑制・平準化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。管内及び町内の経済動向につきましては、日本銀行帯広事務所が発表した「十勝の金融経済概況」によりますと、全体として「十勝の景気は持ち直している」とし、先行きについては、「原材料コストの動向や企業の賃金・価格設定行動が管内の経済活動全般に及ぼす影響を注視していく」としております。本町も同様の傾向にあると認識をしております。また、帯広財務事務所が発表した「とかち経済情報」におきましても、「管内経済は、緩やかに持ち直しつつある」とし、先行きについては、「所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、持ち直しの動きが続くことが期待される。ただし、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある」としており、経済を活性化させるためには、物価上昇に合わせて賃金も連動させる必要があると認識しております。最後に、3点目の町民のくらしを応援する積極的かつ健全な財政運営についてでありますが、第6期総合計画に掲げる「みんなが住みよい 選ばれるまち おとふけ」を実現し、将来もそうあり続けるためには、多様化する課題への的確な対応など、必要な施策・事業の着実な推進と、健全財政の維持による長期的に持続可能な行財政基盤の構築に向けた財政運営を進める必要があると考えております。新年度の予算編成におきましては、限られた財源を最大限活用し、質の高い町民サービスの提供と社会課題の解決を意識しながら、町民の暮らしを応援できるものにしたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 5番 神長基子

それでは、1問目の難病等患者をめぐる課題についてということで、こちらのほうを再質問をさせていただきたいと思います。難病法の改正の影響ということでは、御答弁のほうにもございましたけれども、何といいましてもこの改正によりまして医療費の助成の開始時期、これを申請時点から重症化した時点に、一定期間遡れるようにしたということは、一方では画期的な見直しだったというふうな捉えもあろうかと思います。いわゆるやはり当事者、患者会の方たちが特に中心になってこの難病対策というのは、少しずつではありますけれども、大きな課題も抱えながら前進をしてきているというふうに私自身も認識をしているところでございます。最初の御答弁にもございましたように、これは道の実施、道が実施機関ということでございますので、今後も道や関係機関との連携した取組が重要になるというこの町の認識について、私も共有をして次のほうに進めたいと思います。難病等の特定疾患がある町民に対する町の支援の現状ということでございます。人数について御答弁いただきました。近年は増加傾向にあるということでございます。441人ということでございますが、これが、年代でくくっていきますと、多様な年代の方が、いつ誰が難病になるか分からないということでございますけれども、実際に、75歳以上、後期高齢者に当たる高齢者数というのは割り出せるものなのか、この点についてまずお示しいただきたいと思います。

答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)

年代別ということであります。認定者の数は帯広保健所さんからいただいております。ただ、詳細な年代別等のデータについてはいただいていないというところであります。以上です。

質問 5番 神長基子

分かりました。詳細なデータがないということでございますけれども、実際は、特に、先ほど患者会というふうに申し上げましたけれども、実際中心的にこの難病施策について声を上げていらっしゃる団体の方たちの中では高齢者が多くなってきているという、実感としてそういうものがあるとお聞きをしております。特に75歳以上というふうにお聞きしましたけれども、いわゆる、通院する際もそうですが、運転がこれからできなくなるかもしれないと。免許を返納した場合のこともいろいろ考えるということでございますので、そういったところでどういった支援ができるのかということを私もこの間いろいろ調査をしておりました。本町といたしましては、これちょっと次の質問に飛ぶんですけれども、交通費助成の部分、管外の医療機関に受診する際の交通費の助成というのを行ってきていると。平成18年度からということでございますので、比較的早い時期に取り組んでおられるんだろうなと思います。今回私もその改めて団体の皆さんにお聞きしたところ、この事業実施、町で助成するというふうになった背景として、かなりその当事者の方たちが運動を広げていたというようなこともお聞きをしております。その患者会、この組織の存在そのものの大切さというのが改めて浮き彫りになったかなというふうに思いました。この管外の病院への難病治療に関する通院の費用、この一部を助成するということは、大変やはりありがたいというようなお声もお聞きをしているところでございます。今回、そういった中で、管内の医療機関を受診する場合の助成ということを質問の項目の中に載せております。お聞きをしたところ、管内の医療機関に通われている方の割合も結構多いというふうに聞いております。御答弁の中では、この管内の施設に関する助成の考えは今のところないということでございますけれども、実際にこの通われている方の実態というのはどのように押さえておられるか、その辺をお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)

まず、交通費の助成ということで、神長議員がおっしゃられた平成18年から管外の助成を町としては始めさせていただいております。これは、音更の難病連が長年にわたって要望を続けた結果、こういった形で、大体毎年10名以上の方がこの事業を活用しているというところであります。管内の交通費助成ということであります。これについても昨年から難病連さんからお話はいただいておりまして、町としては、まず近隣の実施している自治体さんのお話もちょっと聞きながら進めていきたいと考えているところであります。実際に、お聞き今している段階では、かなり利用者数が限定されているというか、かなり少ない。対象者はいるんですけれども、数%というようなお話も聞いております。そういった中で、通院状況もちょっとまだ、対象者が誰でというのも町としては把握しておりませんので、そういったところも調査研究させてもらわなければいけないなというふうに考えているところであります。以上です。

質問 5番 神長基子

実際に11月、先月ですけれども、北海道、この難病連の皆さん方の研修会というのに私もお邪魔させていただいて、研修の内容について、実態をいろいろ教えていただいて、正直私自身も、ここに視点が置かれていなかったなということで自分自身も思ったんですけれども、実際に管内の医療機関に通われている指定難病受給者証、この所持者の方というのは、9割の患者さんが管内の医療機関のみを受診しているということをそのときに、平成31年のデータでございますけれども、分かりました。そのうちの半数は、特に先進医療など備えておられる帯広市内の医療機関ということになっております。帯広市内というふうになりますと、隣町ですので、恵まれていると言えばそうなんですけれども、それでもやはり月に2回、3回と通うといった場合に、お聞きをした方に関しては、車でもう移動ができないのでバスを使ってというところでも、少し負担がやはり大きくなってきているんだということもお聞きをしております。今、部長がおっしゃられたように、全体的なニーズというところは、まだ利用が膨大に増えていくような状況にはなっていないということは私も認識しておりますけれども、今後の動向を見据えた上で、ここについては十分検討していただきたいなというふうに思います。この部分については分かりました。それで、特定医療費受給者証、この申請窓口の変更に伴う影響ということで、3点目のところお聞きいたしました。答弁の中で、混乱が生じていないということでございます。メリットになっているという方もいらっしゃるということでございまして、また、その申請手続が自分でできないという方には、これまでどおりの道の保健所としてサポートを行っているということが分かりましたので、こちらについては承知いたしました。5点目の難病カフェ、この開催に関してなんですけれども、御答弁の中では、交流を深めることのできる場所の大切さというところで、町のほうとしても、この場所が大切だというふうに認識をしておられるということが分かりました。実際には、答弁の中にもありましたように、やはりこれはデリケートな側面もございまして、皆が皆、自分が難病を抱えているということをオープンにしたい方ばかりではないというところは、十分ここはやはり意を配する必要があるというふうに私自身も思っております。つい先日、それこそ音更の難病連の支部の方たちが主催した、そういった交流の場もあったようにお聞きをしておりますが、そのときでも、コロナ禍でなかなかできなかったということでありますけれども、実際に再開してみると、一組二組と新しい方たちがそこでつながったと。そこでさらにお聞きをしたところ、交流の中で、どこに相談したらいいのか分からなかったというようなこともあったと。その集い、交流の場を通じて、こういうところに相談したらいいよとか、日常的にはこういうところに連絡したらいいよということを教える場にもなったということで、新しいその方にも非常に安心できる場になったというふうにお聞きをしております。ただ、これは患者会の組織の方たちが中心になってされるというのが私はすごく大事なことだというふうに思っております。そういった点で、その活動に当たるような補助というのも町のほうで行ってきていた経過があったんだろうと思いますけれども、今後におきましては、計画にありますように、難病をお持ちの方も、誰もが生きやすい、そういった町になるようにということで、ここにつきましては、ぜひ今後の推進委員会の中で御意見をお聞きする中で前進していったらいいかなというふうに、この辺につきましてはそのように考えまして、私の考えを述べさせていただいて1問目については終わりたいと思います。それで次、2点目の質問、2問目の質問に入りたいと思います。まず1点目、コストカット型経済が本町の行財政運営と町民の所得格差に及ぼした影響ということで質問をさせていただきました。30年というふうなところで、限られた時間の中でこの30年の経過について見ていきながら、今後の課題、それをどう予算編成に生かしていくのかというところを考えていきたいというふうに思っております。私自身の話を申し上げますと、30年前に遡れば、高校1年生、音更高校の1年生でしたけれども、つい2日前はこの席に音更高校生の方が座られていたんだなと思いますと、30年というのは、振り返ればあっという間ですけれども、本当にこの30年も変化に富んだ町の動きがあったなというふうに思っております。30年の日本経済を振り返るといったときに、自分自身は、社会人になったときからいわゆる失われた30年、今は30年ですけれども、いっときまでは失われた20年というふうに言われていましたけれども、そういう中に置かれておりましたので、ある面でそれが当たり前というような、そういったふうに思っておりましたけれども、今回、岸田総理がコストカット型経済というふうにおっしゃられて、そこからいわゆる脱却をするんだと。ここから変革していくんだというふうに所信表明演説でおっしゃられたことは非常に印象強く受け止めました。経済という言葉をそこで連呼されておりましたけれども、経済がどういうふうな方向に進んでいくのかということですが、変革、今までは改革という言葉が主にありましたけれども、今はもう変革というところで、大きく変わる時を迎えているんだというふうに思っております。先日、今年の漢字ということで、税という漢字が出てきましたけれども、答弁の中でも、地方交付税の削減、この影響がまずは大きなものがあったと。そこから、今までも議論されてきたように、財政健全化の取組の中で今の安定基調を生み出していったというところかなと思うんですけれども、この地方交付税の部分で、もう少しちょっと具体的にお聞きをしたいと思っております。三位一体の改革ということで御答弁いただきました。御答弁にもありますように、地方交付税の総額が大幅に削減されていったことが本町の財政、ここにも危機をもたらしていったといった側面がございましたが、この30年の中ではこの地方交付税、それでも、削減はされた中でも、町の歳入を確保するというところの御努力があったかと思います。改めまして、地方交付税そのものの本旨についてどのように受け止めておられるのか、お伺いをいたします。

答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)

三位一体改革のときに交付税が大幅に削減されたという過去の歴史の経過がございまして、今現在におきましては、最近の傾向でいきますと、国におきましては、地方の一般財源の総額を確保するといった方針をここ数年は打ち出してきてくれているところでございます。交付税につきましては、国の所得税であるとか法人税であるとか酒税、それからたばこ税、そういったものを所得の再配分といった形で、そういった税が多く集められる都市部から少ないところへ再配分するという所得の再配分機能というところが非常に大きなものだと思っておりますので、町といたしましては、今後においても地方の一般財源の総額を確保するといったところで運用していっていただきたいと思いますし、交付税の在り方としても、そういった形で使われていくのが望ましいのかなというふうに思っているところでございます。以上です。

質問 5番 神長基子

地方交付税、これについては、今御答弁にもございましたけれども、その本旨という部分に照らして、いろいろな今まで国による変革が行われてきたというふうに思っております。本来的には地方交付税というのは、財政力の弱い自治体に一般財源を保障して、地方自治の本旨というのを実現する役割を果たすものであろうかと思います。つまり、地方としての自治力を高めるために使ってくださいよと。それが財源として保障されているのが地方交付税であるというふうに私自身認識しているところでございますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)

地方の財政につきましては、古くから3割自治と言われて、自主財源については、いわゆる町税であるとか各種利用料ですか、そういったものを含めまして自主財源は、多くの自治体で3割自治と言われるように、3割というところが標準的なラインかなと思います。本町にあってもそういう、その傾向は同じような傾向にございますけれども、交付税につきましても、やはり、神長議員がおっしゃられたように、地方に対する、財政力の弱いところに対して交付されるものといったところで重要な役割を果たしていると思いますし、過去の歴史においても、地方から中央に多くの人材、優秀な人材を地方がお金をかけて送り出して国を支えてきたといったところもございますので、この交付税が地方自治のほうに、所得が再配分をされて、地方のためにまた使ってくださいよといったところについては、そういった役割もあるのかなということで認識をしているところでございます。以上です。

質問 5番 神長基子

分かりました。最初のまだ答弁のところなんですけれども、この地方交付税の削減が行われて大幅な収支不足となって、その中から本町としては財政健全化、これを取組を行っていって、一定の成果を上げてきたというところでございます。国として何をカットしてきて、それをどう変えていくのかというところが、ここが今後の地方における税財政、ここの状況においても大きな影響を及ぼしてくるものと思いますので、このコスト、従来コストと認識されてきたものが何であったかと。答弁の中では賃金ということでございます。賃金や設備投資、これが従来コストと認識されていたものを未来への投資と再認識するというところでございます。その基本姿勢の下で賃金を引き上げていくという方向に向かっていくというふうに思いますし、町としましても、国が賃金を引き上げるように要請をしているということでございます。賃金の問題は、一番あると思うんです。私は、それだけではなくて、社会保障、ここの分野におけるコストカットというのはどのようにこの30年を振り返ったときに考えていけばよいのかというところが一つ、今後の課題を考える上では重要なポイントになるというふうに思っております。社会保障分野における30年のコストカットに関する認識を伺います。

答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)

社会保障分野のコストカットというところでございますけれども、全体的なコストカット型経済の一連の流れというところをまず確認をしたときに、昭和60年に、日本の対米貿易黒字の削減を目的としてプラザ合意というものが行われております。その中で、円高が進行し、安い輸入品が国内に流入し、それによって国産品の値上げといったものにつながって、当時の流行語としては価格破壊といった単語が流行したというところがありまして、そこがデフレの始まりだというふうに言われております。そのデフレが始まって価格破壊が進んだことで、経費を削減といったところで賃下げ、それから、設備投資については人件費の安い海外へ流れたといったところで、国内の個人消費の縮小だとか、賃下げによる個人消費の縮小、それから国内生産の縮小といったものにつながって、それが失われた10年、20年、30年と言われるものにつながってきたというふうに認識をしているところでございます。さらにそれが消費マインドの萎縮といったところにつながってきているんだというところで確認をしたところでございます。また、諸外国の状況を見ますと、12月2日付の日本経済新聞の記事では、この30年で多くの先進国では物やサービスの値段が年平均2%ほど上昇しているという記事がございました。例えばアメリカやイギリスにおきましては、そういった物やサービスの値段がこの30年で2倍になっていると。ドイツにおいては1.7倍。では日本はどうかとなったときには、日本は1.09倍といったところでございます。社会保障の分野におきましても、その賃下げといったところはあるのかなと思いますし、あと将来の、当時の30年前に、まだ介護保険制度とかも始まってはいなかったと思いますけれども、将来の高齢化であるとか人口減少とかを見据えて介護保険制度が平成12年に始まったのかなといったところで認識しておりますけれども、社会保障財源を確保するのが、これはコストカットというふうに言っていいのか分かりませんけれども、従来の税だけで賄うのは難しくなってきたのがこの30年だったのかなと思います。そこで介護保険制度というものが新たに生まれてきたのだというところで思っておりますので、新たな財源を生み出すために新たに知恵を絞って介護保険制度というものをつくって社会保障財源を確保してきたというふうに認識をしているところでございます。以上でございます。

質問 5番 神長基子

プラザ合意から始まってというところで、詳しく今の消費マインドの部分についてまで流れを御答弁の中でいただきましたけれども、そういった見方というのは、私も同じように認識をしておりますので、そのとおりかなというふうには思っております。社会保障というところでございますけれども、介護保険ということでもお話をいただきました。介護保険料に関しましても、昨日も質問の中でございましたが、仕組みを保っていくためには、ここを引き上げていくと。その引き上げていくとはいっても、町民の負担を考えたときに最大限の手だてを町として講じていくというところは、私自身も、非常にその努力を町としてもなされているというふうに認識をしているところでございます。少子化、高齢化、少子高齢化ということが言われるようになって、どの町にあっても、社会保障を支えていくためにどうすればいいのかというところが、その議論の出発点が恐らくその30年の、30年前に遡ったあたりから出てきたのかなというふうに思っております。税というところでいきますと、例えば、今消費税が、社会保障の財源が消費税に回るというような認識は一般的になっていると思うんですけれども、子どもたちが時々税に関する作文というのを学校で書いたり、学校で授業の中でやったりしていると思うんですけれども、時折それを見ておりまして一つ感心をするというか、こういう心配もこの子どもたちもしているんだなと思うのは、まさに世代間のバランスです。そのバランスを考えたときに、税を支えていく一人にならなければいけないんだという認識が一人ひとりの中にも、子どもたちの中にも今その認識が広がっているんだということがそういった作文の中を見ていても感じるわけなんです。社会保障が、じゃこれからどういうふうに向かっていけばいいのかと。単純にこれだけでくくれないと思うんですけれども、本町における今行っております財政運営計画、この中で特に私が着目しているものの一つとして扶助費の傾向がございます。この扶助費というところもこれまで、過去の議会の中でもいろんな議論があったと思うんですけれども、財政健全化の計画の中では、この扶助費に焦点を当てた計画であったかと思います。最近の傾向としましては、財政運営を健全に保つ上でというところでは、扶助費については、重点的な施策というふうにはなっていないかなと思いますが、ニーズが増えていくという中で、見通しについては、これは令和8年度までの見通しですけれども、一定の金額、必要額というんですか、そこが一定なんです。令和4年度の予算額をベースに試算をしているというところが扶助費の見通しになっていると思うんですが、それが町民生活にどういった影響を及ぼすかといったところを一つお示しいただきたいと思います。

答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)

財政運営計画におきます扶助費の関係になりますけれども、令和4年度のものをベースとして今現在は財政運営計画、試算をしているところでございます。こちらにつきましては、毎年の状況を踏まえて12月ぐらいに毎年見直しをするといったところで進めているところでございます。今後の人口動態を見ますと、2040年、本町におきましては2045年程度、45年ぐらいというふうに見込まれておりますけれども、高齢者人口、いわゆる65歳以上の人口も増え続けていくと。それ以降がまた減っていくといったような状況にございますので、今後においても扶助費については一定割合の確保といったものは重要だというふうに認識しております。この各年度における見直しにあっても、その扶助費の一定割合の確保といったところは、重点分野というところにはなっていないかもしれませんけれども、今年の予算におきましても保健福祉分野だけで26%以上超えるような予算になっていますし、これには生活保護費は入っておりません。本町の場合は、市ではありませんので福祉事務所を持っておりませんから。ここに生活保護費が入ってくるとさらに金額というのは、本町における保健福祉分野のお金というのは、相当な額がつぎ込まれているのだろうなというふうに思います。また、社会保障を支える税ですとかそういったものにつきましては、消費税が導入されて、消費税の割合が増えて、消費税の一定割合を社会保障分野に回すといったような仕組みにもなっておりますし、そんな中で雇用保険料も料率が上がったりとかそういったところもございますので、人口減少下にあっても一定割合の財源というのはしっかりと確保していくといったところは、そこは国も示しているところでございますので、それで国民1人当たりの可処分所得が減るといったところもひょっとしたらあるのかもしれませんけれども、そこは、国を、全体を支えていくといった大きな見方の中で、やっぱりみんなで負担をしていくべきものなのかなというふうに考えているところでございます。以上です。

質問 5番 神長基子

それは今までの考え方として、そのお考えが基調であったというふうに思います。私自身は、社会保障の財源に対する考え方というのも、実は国も含めてですけれども、一つ変革の時期を迎えているんではないかなというふうな思いが根底にはございます。そもそも社会保障への負担が経済にとってプラスなのかマイナスなのかという、こういった議論がなされること自体はどうなのかと思いますけれども、マイナスだという主張も一部あると思います。経済成長率と国民負担率、いわゆる税や社会保険料、こういったものに関しての相関関係というものは存在していないというふうに認識をしております。むしろ社会保障費というのが経済活動に大きく貢献するというふうに考えております。例を挙げますと、医療費の部分があると思います。医療機関への支払いとして、医療従事者への賃金となります。先ほど部長も、社会保障、これの部分での賃金との関連性についても御答弁いただけたかなと思います。これが消費に回る、また医療関連産業への支払いとなって賃金、雇用を支えていくということになると、医療費が増大するということは、医療サービスという経済活動が拡大するということだと思うんです。つまりGDPが増えていく。また、年金給付はそのまま消費に直結していると。まさにこの社会保障というのは経済活動そのものなんだというふうな認識なんです。ただ、一部、一面的には、社会保険料の企業負担分というのが大きいということから、この保険料負担が現役世代の可処分所得の伸びを抑制するという、こういった考え方もあるとは思いますけれども、負担と同時に給付も受けるということになりますので、給付を充実させれば可処分所得というのは増えていくんじゃないかというふうに思うんです。これが、私が社会保障というのは、ここを充実させていくことが持続可能な経済を保つ上で重要なんではないかなというふうに思うわけなんですけれども、このことについては、町のお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 副町長 宮原達史

おっしゃることは分かります。社会保障という、社会保障の財源でなくて、社会保障の経費のほうの話なんですけれども、先ほどおっしゃっていましたプラザ合意のあたりだとか、30年、40年前の社会情勢見ますと、私も役場入った頃には、老人医療費って70歳以上は無料だったんですよ。音更町は独自に68歳まで引き下げて、2歳分引き上げて老人医療費無料だったと。こういったことをよくできたなというのが、現時点ではそういうふうに思っていますけれども、そういったふうに、社会保障、独自の部分も含めて、国全体が老人医療費をただにするというような保障ができた。なぜかというと、やはり国民所得が非常に伸びている時期だった。高度経済成長の時代の終わりのほうですけれども、そういった中でそういった負担ができたということは、やはり特筆すべきことだと思います。その後やはり、先ほどの話にもありましたけれども、経済状況が変わってきまして、国民の所得が伸びない、そして社会保障の対象となる方が増えてきた、そういうこともあって、先ほど介護保険の話もありましたけれども、後期高齢者医療保険もそうですし、そういったコストを下げるために、そういった受益者の負担をつくって、医療費の自己負担であるとか、そういったものを徐々につくり上げてきて今の形になってきているものだと思っています。その社会保障費を増やせば経済が回るかというと、これもちょっと、そういう考え方の方もいらっしゃいますし、私はちょっと今判断つきかねるんですけれども、確かに手取りが増えます。年金でも給与でも、社会保障費の負担が減れば手取りは増えます。それを経済活動のほうに、本当に消費のほうに全部回していってくれれば、先ほどのお話いただいたような話にはなると思いますけれども、今国のほうは、やはりそういうふうに考えていないといいますか、今度後期高齢者の自己負担分も上がるというような報道もありますし、そちらのほうで今何とかこの制度を維持していこうという方向にあると思います。今社会保障は、昔音更町が単独で年齢を引き下げて老人医療費を無料にしたというようなこと、とてもできるような制度設計になっておりません。社会保障は国全体で統一されている制度になっていますので、なかなかそういったことには踏み出せないわけですけれども、今ちょうど、診療報酬とか介護報酬の話もしていますけれども、その診療報酬も、増やせば自己負担が上がる、でもその自己負担を社会保障制度で埋める、この回転の話は分かるんですけれども、その回転の起点をどこにするかということなんです。どこかで経費をかけないとその回転が始まらないんじゃないかというふうにちょっとイメージするんですけれども、それは町としても、町民生活を支えるために町としてできることを今やっているというふうに考えておりますので、社会保障制度のその循環につきましては、ちょっとなかなかいい答弁はできないと思いますけれども、その辺でお許しいただければと。今日はちょっと傍聴席の関係で緊張していますので、すみません、この辺で。

質問 5番 神長基子

私も傍聴席が非常に怖いです。振り向けない状態ですけれども。そうですね、これ、ここでちょっとやり取りしても8分過ぎてしまうと思いますので。批判的なことだけ申し上げて終わりたいわけじゃなくて、どうやって町民の皆さんに希望を持ってもらえるかというところで、この30年の町のそういった、今述べていただきましたいろいろな財政運営を保つ上での御努力、この中に、中にといいますか、ここに今到達しているというところで、これからの変革に向かう上では令和6年度の予算編成というのは非常に重要だと私は思っております。決算のときにも、税の部分での話ですとかいろいろさせていただきましたけれども、音更町におきましてはいろんな明るい話題も出てきていると。出てきているといいますか、やはりここについては長年種をまいてきた、それが芽吹いてきて今に至るということも私なりには認識をしているところでございます。何を今後の予算編成なり、今後の変革の先にある行政、ここに関してどういうふうな方向を持っていけばいいのかというふうに考えたときに、いろいろなヒントがこの30年の歩みの中にあったというふうに考えております。今年の5月ですけれども、町史が新しく編さんされまして、この間、今日この質問をするに当たって何度か読み返しておりました。この読む以上にいろんなことがあったんだろうなというふうに思いますけれども、山口町政、寺山町政、そして今小野町政ということで、小野町長におきましては「みんなでつくるまち音更」ということを最初に掲げておりますけれども、みんなでつくるといったときに、音更町においては、振り返ってみますと、まちづくり基本条例、これが町の計画のまた最上位に位置するといいますか、最高規範としてこの基本条例を位置付けたということは、非常に大きなものだったんではないかなというふうに思いますし、それを生かしていくというふうに考えたら、令和6年度の予算編成に当たりましては、やはり協働の力、これを十分に引き出せる予算編成にしていくべきであろうかと思います。最初のほうで、地方の自治力ということを地方交付税のお話の中でさせていただきましたけれども、この地方、町としての自治力を高めていく上ではやはり協働であろうかと思います。住民自治力を高められる、そういった予算編成ということを望みまして私の質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 小野信次

神長議員、傍聴席がというけれども、堂々とされていて、厳しい質問というより、今のこの時期にあって、どうなる、どうなのという話だけれども、どうですか。改革から変革、いい言葉言うね。だから今、最近ダーウィンの進化論ってよく皆さんが言葉にする。どうですか。さらに、ここ2、3日、円高って言われているんだよね。昨日も大手銀行の方来られていたけれども、今の段階で何十円という円高の、この1日か2日で。これでどうです。コストカット経済は別にして。一般の、燃油もそうだし、それから物価も。今まで円安という中で仕入値が、コストがかかったという。だから、これは将来にもどうつながるかというのは別にして、時代の変革というのは今おっしゃったとおりだと思います。まず、今経済のところで、将来の新しい予算編成についてどう考えるという中での、その財源だと思うんです。例えば扶助費の話もそう、それから社会保障についてもそう。皆さんどうですか、決算をやって。今これ決算を終えた第4回定例会ですよ。今日ここに堂々と傍聴に来られている大先輩たち、この人たちは苦労したんですよ、議員の皆さん方の大先輩。そして今のある、今神長さんが語ってくれたけれども、財政健全化、平成17年から21年までの5年間。じゃ平成17年、どんな一般財源確保するための、言ってみれば普通の予算、当初予算165億ですよ。今どのぐらいあると思う? 予算やったから分かると思うけれども、決算でも、一般会計を見るときにはもう300億近いわけでしょう。特別会計を含めたら400億を超えるわけだよ。それが疲弊したように感じることも大事。変革というのは、今の原型を捉えて将来目標をどう立てるかという中では未来投資も大事。その中で、宮原副町長が言ってくれましたよ。物を回すというときに、そこに投下するものが必要なんですよ。今までの、ずうっとこれがあって、そして、介護保険の話も出ましたよ。そして国も、社会福祉の事業は、これからの言ってみれば先端と言ったんだ。そういった経済だと言った。それも経済だと言ったんだよ。ところがどうですか。さっき副町長も言ったけれども、そこに対する働く人たちへの補償の問題。施設はできてきた。でも働くことに対する補償というのはなかなかできなかった。それで今、その人たちにもしっかりした支給をしながら、そして、高齢者であったり、あるいは子どもであったり障がいを持つ人たちのそのものをしっかりと支えていこう、それがコストと言うのかというのが今の時代に入ってきていると思うんですよ。そういったことを含めて、私たちは未来投資のためにという。僕らはだから、国が今未来云々かんぬんと言っているけれども、うちの町は、皆さん方とディスカッションしたときもそうだと思うけれども、我々は未来投資をし続けてきたのさ。それがここにお集まりの、傍聴に来てくださっている大先輩たちが種をまいてきてくれたというお話しされたけれども、そのとおりだと思うよ。だから、昨日も一般質問の中で言ったけれども、我が町にあって、町の形成の中で、道路はもちろんそうだけれども、市街地形成の中で空洞化って起こしていますかと私は昨日お話しさせていただいたでしょう。それは何かといったら、ただ町が発展するというだけじゃなくて、財源確保ですよ。皆さん方が、他方から見てこの町に投資をしたいという人がいたら、そのことによって課税客体が増えていくという。だから、今日来ていただいている大先輩たちは、私からすると、いつも言うけれども、10年前から今にあって、この町税というのが40億円台から50億円になっているんだよ。だからといって扶助費をどんどん増やしていけるかといったらそうではない。そこもしっかり財源確保しながら、そして、今御希望にかなったような形をみんなで考えてつくり上げていく。だから、これはみんなでまちづくりと言っている話なんです。ところが、私がこういう形で出ようとしたときに、みんなでまちづくりというねと。自分で考えるものはないのかという、こういう質問も受けたことがあるんですよ。だけれども、今協働というお話ししてくれたでしょう。これからのまちづくりは、一人ひとり自分の責任も含めてみんなで町をつくっていくという考え方に立たなければ。そのために今言われているのは、産官学金と、こう言われているでしょう。これも国が言った話だよ。それをしっかりと機能させるというのがこれからの政府だと思いますよ。あと、この辺にとどめますけれども、それで、今お話しさせていただいたように、未来投資というのは我が町にあっては、今日お越しいただいている大先輩の知恵も使いながら、そしてこれも歴史にしっかりと伝えていきたいと思います。だから皆さん方も、未来投資って何なのかというアイデアも出していただきたいと思います。それと、最初に戻りますけれども、僕は、神長さんはさすが議会活動、議員活動を一生懸命やっているなと思っている。これがあなたが言っている、11月3日でしょう、これ。これが難病連の道東域の総会でして、私もそこに参加をさせていただきました。全道で約8千人の難病の方々がいるという話。さらには、とはいうものの、プライベートなそういった病理を持っている人たちが、必ずしも表に出すことはできないという話で。しかし、この代表者が、大樹の人ですね。ようやく、それもやっぱり十勝という土壌があって、そして支え合って、やがては、今最後に出してくれましたけれども、話す場所はあるのかもしれないけれども、仲間内として、そして話す機会が欲しいということでこの難病カフェというのを少しずつやり出しているし、そして、音更の今代表をやられている方、それから事務局長をやられている方も、あの方々も、代表の方は最初からそういったことができたんですけれども、事務局長をやっている方も、どうして身体がこうなのかということが分からなかったというね。多分お聞きになっているから分かっていると思うけれども。そして人と触れ合って、難病というのは本当に、難病って、自分で、簡単に皆さん言うけれども、分からないんですから、最初。それが今これだけようやく分かるような時代来たということで、そのためにはもっと交流ができる時代。平成3年からというお話あるけれども、しかし、やっぱり長く時間かかったので、我々もそういった意味では寄り添いながら、そして、本当に、さっき言葉にもあったように、自分らしくその人生が過ごせるような環境を僅かでも努力してつくってまいりたいと思います。ありがとうございました。

出典:音更町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月15日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる