音更町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日
化学肥料を低減した土づくりに向けて
2023年6月21日、音更町議会の一般質問で、新村裕司議員が「化学肥料を低減した土づくりに向けて」について質問し、町長 小野信次、農政課長 重堂真一、経済部長 井原愛啓が答弁しました。
- 質問者
- 新村裕司 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、農政課長 重堂真一、経済部長 井原愛啓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 20番 新村裕司
おはようございます。通告に従いまして一般質問を行います。化学肥料を低減した土づくりに向けて。食料品をはじめ物価高騰が続いている中、令和4肥料年度では肥料価格がかつてないほどの高騰を見せており、農業経営に大きな打撃を与えています。穀物需要の世界的な増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵攻の影響がこの高騰に拍車をかけました。需要増加の主な要因としては、世界人口の増加や人々の生活様式の変化などが挙げられます。需要が増加すると、原料産出国は自国の市場への供給を優先し、一時的に輸出規制を実施したため、原料の国際価格上昇につながりました。特に我が国は、窒素、リン酸、カリウムといった3要素の原料をほぼ輸入に依存しているので、円安の影響も大きく受けています。私たちの日常がまさに世界の情勢と直結していることを改めて思い知らされたところです。今回の肥料価格高騰で、国は化学肥料を低減する農家に対し価格上昇分の7割を補填すると打ち出し、現在申請手続の最中です。また、昨年度中には北海道や本町独自でも緊急支援を行いました。特に町独自の支援策で、シンプルかつ迅速に周囲の自治体に先駆けて予算化したことは、基幹産業を農業とする本町の決断として心強い限りで、大変評価できるものと考えます。報道によりますと、令和5肥料年度では、国際市況において原料価格はいずれも落ち着きを見せる一方で、国内の製造諸経費については電力、物流費などが上昇しているなど、農家への供給価格は依然高止まりが想定される状況です。今後においては、堆肥や緑肥など有機物の活用促進、リモートセンシング及び可変施肥の拡大など、化学肥料低減に向けての抜本的な対策が必要です。また、国が令和3年に策定したみどりの食料システム戦略の実践など、自然環境との調和に配慮した生産活動が求められています。農業を取り巻く環境の変化に対応するには、更なる懸命な土づくりによる安定生産を目指した取組が求められると考え、以下について伺います。1、本年度、町も助成する土壌分析の実施見込み件数と肥料抑制効果の見通しについて。2、国による肥料価格高騰対策事業では、化学肥料の使用量を2割減らすための取組メニューを二つ実践することが支援の要件となっています。土壌分析や生育診断をベースに、堆肥・緑肥・汚泥肥料の利用拡大、あるいは可変施肥・ドローンなどの先進技術の活用などが取組メニューに上げられています。それぞれについての町の見解と、特に本町で有効と考える取組は。3、生産性向上と環境負荷低減を目指すみどりの食料システム戦略では、農林水産業が2050年までに目指す姿が掲げられています。これについての町の考えは。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
おはようございます。化学肥料を低減した土づくりに向けての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の本年度町が助成する土壌分析の実施見込み件数と肥料抑制効果の見通しについてでありますが、町が本年度実施する肥料費低減支援事業補助金につきましては、高騰する農業者の肥料費の低減を支援するため、土壌分析の結果に基づいた施肥設計を行うことにより、過剰な施肥を抑制するなど、適正な施肥による肥料使用量の低減を目指し、両農協と連携して推進するもので、農業者が行う土壌分析費用を補助する農協に対し、その2分の1を補助するものであります。土壌分析件数といたしましては2,100点を見込んでいるところであり、肥料低減効果の数値的な目標は設定しておりませんが、適正な施肥を行うことによって肥料使用量がおおむね1割程度削減されることを期待するものであります。次に、2点目の国による肥料価格高騰対策事業における取組メニューについての町の見解と、特に本町で有効と考える取組についてでありますが、この事業の支援金交付の手続といたしましては、本年6月から8月までの期間で各農協や肥料販売業者などの取組実施者が各農業者からの取組計画書の受付を行い、同じ期間に地域協議会が取組計画書の審査を行うこととなっており、本町の場合は音更町農業再生協議会がこの地域協議会の役割を担っております。その後、審査を行った取組計画書を同協議会である北海道肥料コスト低減体系緊急転換事業推進協議会に提出し、本年11月に同協議会から各取組実施者に支援金が交付され、その後取組実施者から農業者に交付される予定となっております。この事業の要件である取組メニューといたしましては、土壌診断による施肥設計や生育診断による施肥設計、堆肥の利用、汚水汚泥などの汚泥肥料の利用、指定混合肥料などを含む有機質肥料の利用、緑肥作物の利用、ドローンの活用などを含む可変施肥機の利用など15の取組の中から二つ以上の取組を行い、そのうち一つ以上は新たな取組であることか、または、前年までに行っている取組の場合はいずれか一つ以上を強化することとされております。両農協では、各農業者からの申請受付に向けて取組メニューの聞き取りを行うなど計画書の作成準備を進めているところでありますが、各農業者が行う取組は、土壌診断による施肥設計や堆肥の利用、緑肥作物の利用が中心となるものと考えております。各取組の効果といたしましては、土壌診断による施肥設計では、土壌の不足する養分と過剰な養分を把握することで化学肥料の過度な使用が抑えられ、適正な施肥の推進につながり、堆肥の利用では、作物への養分供給だけでなく、土づくりの3要素である物理性や科学性、生物性を改善する効果があり、適正に施用することで総合的な土壌改良効果が期待でき、緑肥作物の利用では、有機物の補給による土壌の団粒化や根の伸長による下層土の硬度、透水性の改善などに役立つことが上げられています。これらの取組を行うことで減肥や施肥コストの低減に加えて作物の収量の安定につながるほか、土づくりにも有効であると認識をしております。最後に、3点目のみどりの食料システム戦略についての町の考えについてでありますが、国は、国内農林水産業の生産力強化や持続可能性の向上を目標に令和3年5月にみどりの食料システム戦略を策定し、中長期的な視点に立って、生産から消費までの各段階における環境負荷低減のイノベーションを推進することとしております。2050年までに目指す姿として、農林水産業の二酸化炭素ゼロミッション化や化学農薬の使用料を50%低減、輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減、耕地面積に占める有機農業の面積割合を25%に拡大などの目標を掲げ、これを実施するため、2040年までには革新的技術、生産体系を順次開発し、2050年までにその社会実装を目指すこととしております。また、昨年4月にはみどりの食料システム法が施行され、環境負荷低減事業活動等の認定制度創設などの措置が講じられたほか、既に実用化されている有用な技術の導入を促進することにより、みどりの食料システム戦略の2030年目標として設定された化学農薬の使用量の10%低減、化学肥料の使用量の20%低減、有機農業の取組面積を6万3千ヘクタールに拡大するなどの達成を目指すとされております。みどりの食料システム法では、都道府県及び市町村が共同で環境負荷低減事業活動の促進に関する基本的な計画を作成することが定められていることから、道では、昨年12月に北海道と道内179市町村の共同による農林漁業における環境負荷低減事業活動の促進に関する北海道基本計画を策定をいたしました。この基本計画におきましても、国の目標と同様に、化学農薬の使用量の10%低減、化学肥料の使用量の20%低減、有機農業の取組面積を約2.28倍に拡大するなどの2030年目標を設定しております。町といたしましては、これらの数値目標は高い設定と認識しておりますが、これらの推進に向けた各種支援策も措置されておりますので、それらを活用しながら取組を進めてまいりたいと考えております。道内の各農協に肥料を販売するホクレンの本年6月以降の令和5肥料年度販売価格につきましては、化学肥料の主要11品目の平均で前年度と比較して19.4%値下げするとの発表がありました。令和4肥料年度は78.5%と大幅な値上げでありましたので、以前の価格水準には戻っていない状況にあることから、引き続き、従来から実施している土壌分析に基づく適正施肥のほか、堆肥、緑肥を活用した減肥や土づくりの取組を拡大するとともに、可変施肥による効率化の普及や推進なども極めて重要と考えております。そのため、両農協や農業改良普及センターなどの関係機関・団体とも連携を強化するとともに、国や道からの支援策などの動向を注視しながらこれらの取組の拡大を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 20番 新村裕司
情勢の御説明も含め大変御丁寧に御答弁いただきました。農業経営での肥料代、これは本当に大きな割合を占めておりまして、特に畑作経営でコストとして大きな割合を占めております。今、酪農畜産のほうでは飼料高騰ということで、これも大変な時期が続いていますけれども、今回、肥料に関しての質問をさせていただきました。昨年秋に使う分、そして今年の春に使う分、いわゆる令和4肥料年度という範囲ですが、この分が急激な価格上昇を見せたということであります。今回、農協の担当者の方にもいろいろお話を伺いましたけれども、値段が高くなっても、物が入ってこないとかそういった状況ではまだないということでありまして、実際、全体的に農家の方々から発注された量を前年と比べると今回どの程度変わったのかというところをまずお聞きしたところ、節減傾向はあるものの、減った数字といえば数%ぐらいかなというところで、1割までは減っていないというのが現状ということです。したがって、現段階においては、価格高騰といってもなかなかすぐに減らせるものではないという現状にあると思います。既にもう減らせるだけ減らしているといった、そんなような声も聞きます。そこには、前回も肥料高騰ということはありました。2008年、リーマンショックとかそういった年だったと思いますけれども、そのときの高騰で肥料を減らした結果、収量が減ってしまったという経験をされた農家の皆さんも多く、そんな事情も影響しているのかなというふうに思います。事実、その時代の農業統計改めて見返してみても、反収は減っていましたし、記憶を遡っても、当時そんなような時代があったかなと思い出されたわけです。まず、改めて初めにお伺いしたいと思いますけれども、今回の肥料高騰の影響、農業経営への打撃ということはもちろんですけれども、社会全体に及ぼす影響としてどういったことが上げられるか、改めてその点の認識をお伺いしたいと思います。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
昨年の肥料年度から大幅な単価アップということでございまして、実際には今年の経営の中の経費が大幅に増加するというような状況かと思います。先日発表された令和5肥料年度の価格におきましては19.4%ほどの値下げになったところではありますが、今年の影響の大きなものは、昨年の78.5%の増加の分が今年の経営に反映されてしまうということで、今年の年末に向けた農業者の経営の収支が心配されるところでありまして、町にとりましても、農家の皆さんから支払っていただきます税収というものは大変大きなものでありますし、農業者の皆さんの経営が苦しくなりますと、消費活動ですとかいろんな資材の購入なんかにも大きく影響がするものと認識しているところでございます。以上でございます。
質問 20番 新村裕司
コストが上昇してもなかなかそう販売価格に反映できるものではない、そういったこともありますけれども、食料品の価格高騰にもつながりかねないことであるということは確かでありまして、そうなると、農業者だけでなく、全消費者、全国民にも影響するものかなというふうに考えています。私も酪農家でありますけれども、当然肥料も買っていますので、今年の肥料代、ホクレンの示したとおりに計算すると1.7倍という、そういった結果でありました。本当に驚いているところです。国のほうでも昨年早い段階で支援の方法の概要を定めたところでありますけれども、今回は、前回、2008年のときのように細かい伝票を用意してとかそういったやり方ではなくて、単純に国の示した高騰率によって、その7割を補填するというようなある意味単純なというか、簡単なやり方ということですけれども、そういった意味では、申請に関しての事務負担少なくなってハードルが下がったというところでありますけれども、一方で、国の示した高騰率が1.4ということでありますので、北海道の通年で見る肥料高騰率、1.7ということですけれども、若干その点と乖離がある。本州のほうとの肥料価格の出し方の違いというところもあるんですけれども、その点は国のやり方の不備を指摘せざるを得ないところかなというふうに考えております。それで伺いたいのは、町独自の昨年実施していただいた対策についてなんですけれども、昨年9月の定例会の段階で議決しました音更町独自の肥料支援対策、その独自対策についての実績と総括というか町としての評価、どのような見解をお持ちですか。改めてお伺いしたいと思います。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
昨年町独自に行いました肥料高騰対応農業経営支援金ということでございまして、作付面積に応じて支援を行ったところでございます。昨年6月に先ほども申したように肥料費が78.5%という大幅な高騰を受けまして、緊急対策としてすぐに対応して、9月定例で補正をさせていただきました。交付の状況といたしましては、最終的には601件の農家に対しまして2億1,333万円を交付してございまして、そのほとんどは年明け、今年になってからの交付を行ったところでありまして、先ほども申したように、今年の経営の収支が大変厳しいということで、その中にこの支援金が組み込まれますので、その点につきましては大きな効果が、全体の上昇率に比べれば若干の支援にはなるかもしれないんですけれども、町全体で2億という大きな金額を交付してございますので、この点に関しましては大きな影響が、好影響を及ぼすものと考えてございます。以上でございます。
質問 20番 新村裕司
これについては、今回、肥料高騰に関わって他の自治体の支援策もいろいろ調べさせてもらいましたけれども、これほどの手厚い支援というのはなかなかないのかなというところであります。これは、十勝の中でも高い生産力を誇る本町の農業への高い期待であると受け止めております。私も事あるごとに、音更町の肥料対策すごいんだよということを農業者仲間にお伝えしているところであります。今回の国や自治体として助成を行うこと、生産者を守るだけでなく、国内の食料事情を解決していくために必要な措置として消費者、国民に認識していただくべきことと思いますが、一方で、こうした措置、町独自、道や国による補填措置は大変ありがたいものでありますけれども、ただ、長期的には農業者への更なる努力を引き出す、また、理解の醸成を含めて抜本的な対策と同時に、化学肥料の使用量の低減に向けた本質的な方向性を進めていかなければならないかと思います。それで、一つ目の質問、土壌分析に関わることですけれども、実施見込件数等を御答弁いただきました。件数の見込みとしては2,100点という御答弁でありました。昨年度も肥料高騰の対策で国による費用補助というのが実はあったわけで、昨年度も大体同じぐらい、町内で2千点ぐらいの土壌分析の件数はあったかと思います。それまでは年間何百件とかその程度だったそうなんですけれども、去年の段階でも土壌分析の件数は大幅に伸びているということであります。その去年の町内の土壌分析の結果の傾向について町のほうではどういった認識でおられるか、情報等ありましたらよろしくお願いします。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
今御紹介いただきましたように、昨年も国の補助事業によりまして土壌分析の取組が進められてきたところでございます。これにつきましては、今事務手続を進めております国の肥料高騰対策の補助事業の取組メニューの中に、土壌分析を踏まえた施肥設計を取組のメニューの一つに上げておりますので、補助対象になるために土壌分析を積極的に進めていただいた結果、大幅な分析点数の伸びになったところでございます。この国の土壌分析の補助事業に農協さんが申請するに当たりましては、肥料低減効果としましては、1割の低減を目標に掲げてきたところでございまして、その最終的な実績というのは求められておりませんので、その検証はちょっと行えてはいないんですけれども、これだけ肥料高騰してございますので、土壌分析を踏まえて、過剰な施肥は行わない、足りない養分につきましても慎重に判断して施肥を設計して、コストの低減に努めていただけているものと考えてございます。以上でございます。土壌分析の傾向としましては、圃場ごとにばらつきはありますが、これは音更ばかりではないんですけれども、今までの作付に対する施肥の状況で、リン酸、それからカリが過剰に、過剰と言うか多めに蓄積しているような圃場が多く見受けられるというような傾向にあるというような結果が出ておりますので、そういった圃場につきましてはリン酸ですとかカリを適正に施肥を進めていただくように、農協さんをはじめ関係機関の皆さん、指導を進めているところでございます。
質問 20番 新村裕司
今、課長からお話ありましたとおり、昨年の分析の結果から見てリン酸とカリが多い傾向にある。大体6割の圃場で、その程度は分からないんですけれども、過剰ぎみ、あるいは蓄積されているというような、そういったデータがあるそうでございます。必ずしも土壌分析で過剰と診断されても、その蓄積された成分が作物の生育に結びつかない、そういった問題もあるようですけれども、過剰となっている畑がこれだけあるという事実をやっぱり踏まえますと、土壌分析による施肥設計、この見直しだけでもある程度の肥料の節減効果は期待できるのかなというふうに考えております。土壌分析の重要性は確認できましたけれども、継続的な土壌分析の実施の頻度というのはどの程度が適切なものなのか、町としての認識、どのように捉えていますでしょうか。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
土壌分析の頻度といたしましては、一つの圃場で土壌分析をいたしますと、その結果が、3年から4年は分析結果を反映できるということでありますので、一つの圃場に対して4年ごとぐらいに分析をしていただければ毎年やる必要はないということで、最低限4年に1度ぐらいやっていただければということで、町のほうも今年度から、2,100点今年はやりますけれども、4年程度継続させていただければ、ほぼ全ての圃場に土壌分析をしていただけるような対策ができるものと認識しております。
質問 20番 新村裕司
毎年実施したほうがよいという、そういう考え方もあるようですけれども、基本的には3年スパンで考えていけばいいのかなという、そういったところが一般的な考え方なのかなというところであります。農家の方々も決して無駄にコストをかけるつもりはなく、これまでも自助努力によって乗り切ってきたことは確かであります。例えば、また後で触れますけれども、積極的に堆肥、そして緑肥作物の活用と。化学肥料を使うにしても、あらかじめできた複合肥料じゃなくて、単肥を自前で配合したり、そういった努力を重ねてやってこられた農家さんたちのお話もお聞きしております。そういった手間暇かけて努力してきたことということは御理解いただきたいというふうに思います。この1番目の質問に関して認識を共有すべきこととして、今年度町のほうでも助成する土壌分析、これによって改めてそれぞれの圃場の実態を理解して施肥量を適正化することに今後に向けての可能性があるのかなというところを共有していきたいと思います。十勝においてはこの土壌分析の検査体制、主に十勝農協連のほう、対応してくれているかと思いますけれども、体制のほうは十分整っておると思いますので、農協のほうもここ何年、令和7年にかけて町内全筆実施というような目標を掲げておりますので、町のほうとしてもそれに関わっての後押しのほうをよろしくお願いいたしたいと思います。二つ目の設問に関して、国の支援対策を受けるための要件として2割低減に向けた取組ということであります。内容については答弁のほうで御説明いただきました。その中で、先ほども申しましたけれども、堆肥だとか緑肥の活用というところが有効なのかなという御答弁もあったところです。緑肥については、町内の農家の皆さん、一生懸命畑を空かさずやっているのかなという、そういった認識であります。ここでお聞きしたいのは、堆肥の利用状況について伺いたいと思いますけれども、堆肥は家畜ふん尿であります。家畜ふん尿は、近年ではバイオガスプラントから出る消化液というのも含まれるかと思いますけれども、消化液については改めてまた後ほど伺うとして、まず、従来型の固形の堆肥に関して、町内の堆肥活用の現状についてお伺いしたいと思います。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
町内で発生する堆肥の活用状況でございますけれども、固形に限定した話ではないんですけれども、町内における家畜ふん尿の発生量といたしましては、飼養頭数からの試算にはなるんですけれども、全体で約28万トン、年間。と推計しているところでございます。その発生量のうちの活用状況といたしましては、全体の約47%の13万2千トンにつきましては、それぞれの畜産農家が御自身で、経営内での利用となってございます。それから49%の約13万6千トンがほかの農業者の経営ということで、畑作経営の中での利用となってございます。残りの4%につきましてはその他の利用ということで、町外、大きな畜産業者が親会社のほうに運んでいって、そちらのほうで一体的に活用するというような利用が主なものでございます。町外への流出は約6%の1万8千トンと押さえているところでございます。
質問 20番 新村裕司
町のほうでもある程度、堆肥、液肥ということも含めてのお話かと思いますけれども、状況については把握はされているというところで、一つ安心はしたところであります。今、化学肥料の高騰下において、私も畜産農家として、堆肥の引き合いがむしろやはり強くなってきているのかなというふうに思います。これまでも、化学肥料が高い高くないに関わらず、懸命に畑作農家さんでも堆肥の利用をされてきた方は多いのかなというふうには思うんですけれども、一方で全く堆肥を利用できていない農家さんもいるわけですけれども、そのことについて問題視するつもりは決してありませんけれども、堆肥を利用しない、したくてもできないということもあろうかと思いますけれども、そこら辺はどういった理由があるのか、町のほうでどのように押さえておりますでしょうか。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
今御紹介いただいたように、一定量の利用は進んできているものとございますが、絶対量としては、発生量に対しての利用規模とのミスマッチといいますか、利用希望数量には発生は及んでいないというような形で押さえております。音更町農協さんの取組でございますけれども、町内外の畜産農家、それから民間事業者が生産販売する堆肥を組合員にあっせん販売するというような取組を行っているところでありまして、町内の畜産農家と取引ができない場合には、農協さんに申し込んで販売をお受けしているというような取組も行っているところでございます。
質問 20番 新村裕司
分かりました。それでは、次に消化液に限っての話をしたいと思いますけれども、町内には今二つのバイオガスプラントがあります。一つは音更農協のもので、もう一つは、今隣におられる山本副議長さんの牧場でのプラントであります。いずれも同じメーカーの施設で、数年前に建設され、おおむね順調に稼働しているとお聞きしております。バイオガスプラントから出る消化液、これを畑の肥料として使うという取組が定着されてきているところかと思いますけれども、その有用性や、または課題について今町のほうとしてはどのように捉えていますでしょうか。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
バイオガスプラントから発生します消化液でございますけれども、こちらの消化液につきましては大変肥料成分の高い有機肥料でございます。そのため、化学肥料の低減につなげられるほか、土壌膨軟、軟らかくするなどの土壌改善効果もあるとお聞きしているところでございます。肥料成分のうち窒素成分につきましては即効性の肥料成分でありますアンモニア態窒素でございますので、すぐに効くというような形になります。それから、メタン発酵処理をしてございますので雑草種子の死滅率が高まります。ですので雑草の心配も少ないということでございます。それから臭いについても、散布後すぐ臭いが消えて、悪臭の対策にもなってございます。以上のことから、大変肥料効果も高く、減肥に有効であると認識してございます。
質問 20番 新村裕司
消化液の利用、普及し始めてから何年かたっておりますので、ある程度いろんなことが分かってきて、今、課長がおっしゃられたように肥料として有効であるということで、堆肥と違う点としては、固形の堆肥が即効性ではなく、土壌改良的な、そういった要素も高いのに対して消化液のほうは即効性がある、そういったようなことであろうかと思います。今町内で消化液散布しているんですけれども、課題としては、やはりそのプラントから近いところしかまけないというようなこと。また、まくときには大型の機械でまくということになりますので圃場を踏みつけてしまうという、そういった課題もあろうかなというふうに思っています。バイオガスプラントについて、それに関しては農業振興から町のエネルギービジョンにつながってくることになりますけれども、今回、肥料の話にも大きく関わることとして捉えてもらいたいとは思いますけれども、これに関して議会のほうでも何度か話上がりましたけれども、改めてお伺いできればと思うんですけれども、本町において、家畜ふん尿や農産物の残渣などバイオマス資源の活用に向けたポテンシャルというか潜在能力というか、可能性について今町のほうとしてはどのようにお考えか、よろしくお願いいたします。
答弁 経済部長 井原愛啓(経済部長は2024年3月まで)
新たなバイオマスプラントの建設等に係るお話だと思いますが、一番ちょっと最近まだ問題になっているのが、やはりプラントをつくるに当たって送電網というのが今まだ音更町についてはちょっと脆弱であるということで、バイオマスプラントが建設されていない理由の、伸びていない理由の一つとなっております。ただ、議員おっしゃいますように、この施設につきましてはかなり有効性があるということは認識しております。ただ、実施に当たっては、売電の値段の関係もございますし、最近また建設費も高騰しているというのもありますので、そこら辺については、やはり実施する団体の体力にも、企業力といいますか、それにもよりますので、そういったお話が出始めたときには、やはり有効な補助事業等を活用できるような後押しをできるように進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。
質問 20番 新村裕司
ありがとうございます。これについては、今後近隣の自治体やこれからのエネルギーの地産地消といった、そういった流れも鑑みながら、本町でも新規でのプラントの可能性、そういったことにもなろうかと思いますけれども、エネルギーと消化液の活用に関してのビジョンが見え隠れすると思っていますので、これについては、ふん尿処理とか肥料とか、農業振興の話だけではないちょっと大きな話になりますので、この程度にとどめたいと思います。話は戻りまして、対策の一つとして、国の示したメニューの中で、施肥量の少ない品種、作物への変更、例えばビートから豆にする、ビートは肥料を多く要する作物でありますので、比較的肥料が少なくて済む大豆ですとかに変更すればいいんじゃないかと。そういったような考え方もありますけれども、そういった考え方に対して音更町では今年の作付に関してどのような影響が起きているか、その辺の情報がありましたらよろしくお願いします。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
作付の動向でございますが、今年の作付状況につきましては、今まだ取りまとめ中、集計中でございまして、全体像は出ていないんですけれども、肥料を多く使うてん菜に限った話で申し上げますと、令和3年度のてん菜の作付面積が3,024ヘクタールでございました。それが昨年、令和4年度につきましては2,966ヘクタールということで58ヘクタールほどの減、それから今年度、令和5年度につきましては、確定値ではないんですけれども、現時点で押さえている数字といたしましては2,756ヘクタールということで、昨年からの比較では210ヘクタールの減少ということで、今年度につきましては、てん菜の作付面積が若干多く減少をしているところでございます。これにつきましては、肥料高騰という一面もあるのかと思いますが、国のほうでは昨年、令和4年度から、より需要の高い作物に転換した場合、面積に応じて補助するというような補助事業を設けて実施してございまして、そちらへの補助ということで、豆類ですとか、あと芋ですか。需要の高い芋なんかに作付を転換した場合に反当たり2万5千円から3万5千円が交付されるというような国の事業も走っておりますので、そういった面も一因としてあるのかなというふうに押さえてございます。
質問 20番 新村裕司
てん菜に関してはいろんな事情があるということで、何かとやり玉に上がる作物なのかなというところもあって、今回の肥料高騰に関して、比較的肥料代の安く済む作物へという流れも町内ではあるかと思います。それに関わって、緊急的な措置としては当然あろうかと思いますけれども、やはり大事なのは輪作体系をどう維持していくかというようなところでありますけれども、その辺も注意を持って見守っていっていただきたいなというふうに思います。それでは、次にICTを活用した取組に関わって少し触れたいと思いますけれども、リモートセンシングですとか可変施肥といったような技術、議会の中でもそういったことが既に町内でも取り組まれているという報告、何度かありました。実際その辺の技術の浸透状況というのは町のほうで今どのように押さえているかをお伺いしたいと思います。
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
今御質問いただきました可変施肥の状況でございますけれども、可変施肥につきましては、作物の生育に応じて肥料のふる量を濃くしたり薄くしたりというような技術が導入はされてございますが、それらの導入にあってはまだまだこれからなのかなというふうに認識してございます。背景といたしましては、衛星マップから作物の早晩の状況は十勝農協連で皆さんの各農業者のお手元に情報発信はされているところでありますが、それに応じた施肥をコントロールするためのデータに転換していただく作業がありますので、そちらは民間の事業者で取組が始まっているところでありますが、まだまだそれらの普及には至っていないところでありまして、今やられている範囲といたしましては、可変施肥の中でもセクションコントロールと申しまして、作物の早晩に関するコントロールではなくて、畑、圃場の中でダブって肥料がまかさらないようにということの取組を行っている方は数件いらっしゃいまして、その効果といたしましては、ダブって肥料を散布してしまいますと小麦が倒伏してしまって収量減につながるということで、それがある程度一定に品質収量が見込めるということで、非常に効果が高いというふうにお聞きしているところでございます。
質問 20番 新村裕司
今いろいろと御説明いただきました。リモートセンシングについては十勝農協連でもやっていますし、民間の業者でもやっておりまして、可変施肥につながらなくても、生育診断として見るだけでも大変値はあるのかなというふうに実感しています。昨年農村部でも光回線の工事が完了したということで、画像データなんかも速くストレスなく読み込めるのかなというふうに思いますし、そのリモートセンシングのデータについては、畑の生育状況が色分けして出るんです。それを参考に小麦の収穫の順序を決めたりですとか、そういったことに活用できているのかなというふうに思いますので。ただ、可変施肥に関しては専用の機械自体、機械全体がもうそれも莫大な、高価なものになっておりますので、なかなか簡単にはいかないのかなというところが現状かというふうに思います。それでは、時間がないので、最後のみどり戦略についてお伺いしたいと思います。生産性向上と持続性の両立の実現ということで、これまでに話が上がってきたように、肥料減、そして農薬も減らして、さらには有機農業の拡大ということであります。既に環境保全型農業の直接支払いというんですか、昔でいうエコファーマーの認証とかそういった流れもあって、慣行レベルの半分という取組は作物によっては行われてきたのかなというふうに思うんですけれども、今回みどり戦略ということでまた新たに農林水産省のほうで打ち出されたわけなんですけれども、これに関して本町の農業現場での浸透の度合いというか機運の高まりというのはどのようになっているか、お示しいただきたいと思います。休憩(午前10時57分)
答弁 農政課長 重堂真一(農政課長は2024年3月まで)
みどりの食料システム法でございますが、こちらの法律につきましては、御答弁にもありましたように、昨年の7月に施行になったばかりでございます。この法律を受けまして北海道におきましては、北海道と道内全市町村の共同によります北海道基本計画を昨年12月に策定したところでありまして、これらの普及推進に向けた動きとしてはまだこれからなのかなというふうに認識しておりまして、認識率といたしましてはまだ非常に低い状況にあるとございます。ただ、この戦略ですとか法律にありますように目標が設定されておりまして、肥料、それから農薬の削減、それから有機農業の推進がありまして、それらを進めるという意味からしますと、町といたしましては、従来から行ってきてございます環境保全型農業直接支払事業で、これを進めていくのが最善かなというふうに思っておりまして、この事業の取組の内容といたしましては、先ほど議員から若干触れていただきましたが、化学肥料、それから化学合成農薬を北海道の慣行基準から5割削減するというような取組でありますので、あと有機農業の取組がありますので、これを地道に進めて広めていきたいというふうに考えているところでございます。
質問 20番 新村裕司
私も農業者としてこのみどり戦略、これまでも環境保全型というのもありましたけれども、生産性向上と環境負荷低減という、性質として相反することを同時に目指すということ、やはり現実と理想のはざまでジレンマというか、思うところはいろいろあるわけなんですけれども、ただ、やはりこれはSDGsの考え方にも基づくことであろうかと思いますし、ただいまの答弁でも、目標数値としては高いものという認識、それは皆が感じていることかなと思いますけれども、ただ、それに向かって進んでいくという姿勢は必要なのかなと私のほうとしても思っております。それでは最後にしますけれども、今回の質問では、まず継続的な土壌分析から全てが始まるという、そういったことに落ち着くのかなというふうに思います。今日の議論の中で、土壌分析をして、その後どうしたらいいのか、そういったところではなかなか課題が多く、こちらとしても力強く提言できるものは正直なかったわけなんですけれども、いろいろお話伺いながら情報交換できたことはよかったのかなというふうに思います。本当に質問を出しておいて感じたのは、自分もまだまだ勉強不足だなと感じたわけで、引き続きこの問題に対して勉強していきたいと思います。確実に言えるのは、十勝の農家、もちろん本町の農業者、さらに関係機関、これまで不断の努力によって今の姿があるわけですが、今後、持続可能な農業のために一層の努力が求められているかと思います。そういった観点から、農業者、農協など関係団体の前向きな努力にしっかりと目を向けながら、町としてのサポート、支援体制、どのようなことができるか、町としての対応を今後とも期待したいなと思います。昨年の町独自の対策講じてくれたことに改めて御礼申し上げて、今回、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。
答弁 町長 小野信次
久々の農業に関する質問が出たということだけでも私からも感謝しますよ。こんだけ新村議員さんが、去年の第3回定例会、9月の定例から、我が町としては農業者に対しての将来見越した緊急避難的なことをやっていかなければいけないということで打ち出した。でも、今幸いにして新村議員がそのことに対して御礼の言葉を言っていただいたということは、私たちにだけじゃなくて、農業に関心を持っている人からしてもそうあったほうがよかったかなというふうに私は思っております。改めて、音更町は農業が基幹産業だという、農業者の皆さん方から危機感があるということは私たちは情報としては十分受けているし、私自身も農業者であり、今までそういう声が、むしろ第3回の去年の定例のときに、我が町が何かを早くやろうとしたんでなくて、現実を捉えて、将来のこの地を支える基幹産業、農業を営む人たちに、まずは町の姿勢、安心をしていただくための手を早く打つべきだというのがここにいる頭脳集団の皆さんの考え方でありました。ただ、あえて今日こうやって御質問してくれたので、そのときを振り返って、今後にあってももっと関心を持っていただきたい。農業者団体も含めて、議会の皆さん方からも、あれだけのマスコミを含めて、今新村議員がおっしゃったことに対して、意見書なり、あるいは要望なり、そういうことが議会からもあったほうがよかったんでないかなとも思うし、農業団体からも、私は、十勝の組合長会の会長さんからも、私たちが要望しようかなと思っている中で、もう音更議会ではこれを取り上げてくれたということで、その方からの感謝の御発言をいただいたというのは記憶にまだ新しいなと思っています。さりとて、その話は、今後の中でもう少し関心を持ってほしいなということをまず申し上げたいということでお話をさせていただきました。さらには、価格高騰であるゆえに今の、町がこういったことで土壌分析、まずは。これは、土壌分析も音更町を含めて、新村議員が以前にもお話ししていただいたような規模拡大になってきている。ただ、音更町は今現在、平均では、恐らくまだ40ヘクタールになっていないと思う。37、8ヘクタール、個々の農家が。この中で施肥管理を、皆さん方は、個々の規模拡大をしながら生き残ってきた農業者は、大半の人は施肥管理の中で土壌分析を随分前からやり出しているんです。そういう中で、先ほど、話は前後するけれども、こんだけ肥料が高騰するんだから、肥料代が低減できるような作物に置き換えたらいいんじゃないかというお話が、そういう声もあるというお話伺ったけれども、従来から肥料代がそんなにかからないというのは大豆なんですよ。じゃ肥料代がかからないところに今シフトしちゃったら、十勝の農業をどうやって訴えていると思う。輪作って訴えているんでしょう。これを崩してもらったら困るということを訴えているんだよ。だから今、これから勉強するというから、ぜひそう勉強してほしいと思うよ。我々が、この地を基幹産業、農業者、農業が基幹産業だと言うんなら、なぜこの十勝の農業が北海道の中で、北海道が全体で農業が水揚げとして1兆3千億あるという中で、4千億を占めるこの十勝という中で何を基幹として持ってきたかといったら輪作なんですよ。ビート、物余りをしているという考え方は、僕は以前にも誰かの質問に言ったけれども、そういう考え方やめてほしいんだよ。砂糖余っていると言うけれども、そうじゃないからね。去年、ブラジル、あそこは沖縄と同じようにサトウキビも作っている。そうしたら、やっぱりこの気象変動でサトウキビの収穫ができなかった。砂糖は今世界で足りないんだよ。そういった実態をしっかり受け止めながら、そして、今だけ見るんでなくて、やっぱり将来をちゃんと見て、農業は大切な基幹産業だということをぜひ訴えていってほしいなと思います。あと、さっきリーマンショックのときの話出たけれども、今新村さんもお話ししてくれた。物価が高騰しても物買えるの。リーマンショックの2008年どういうことが起きていたかといったら、北京オリンピックに向けて、そして、鋼材を作るのには、その鉱石を作った後から窒素肥料がたくさん出たんだよ。それが、もうそれが終わって、そういうもう必要がなくなっていっていたところに今度窒素肥料がさ、そこから生まれるものが出なくなってきて、今度逆に言ったら、ああいう国だから、窒素肥料が不足したんでしょう。だから、そのときにどうやってやったかといったら、私も小麦作っていた人間だよ。窒素肥料入ってこないんだよ。そして、それに置き換える肥料があるのかという中で、尿素まいてみたらどうですかというような技術的な普及所、農協もそういう話でやったのさ。だから、あのときの作付の中で減収しているというのはそういうことなの。あるのとないのと、昨日もいろんな話ししているけれども、あるのさ。だからそこでどういう技術を使うかというのが今新村さんの提言だったと思う。そしてここで、例えば施肥の中で可変というお話あった。でも、今の規模で、100町、あるいは50町でもいい。そのぐらいの農家の人がこの可変装置をついているブロードキャスターを使うんならいいと思うよ。今ここで過肥状態にならないように、あるいは重ね合っているところがそうならないようにといってみんながブロードキャスター、そのやつ入れたら、肥料の高いので済まないんだよ。あなたも大事な経営者なんだから。そこは経営者が考えること。そういう技術があるということは、今の言ったような、新村さんが言ってくれたような装置はある。あとは、この話はこのぐらいにするけれども、音更で支援策をしたという話だけじゃなくて、そのとき、肥料代としてうちは出したんでないんだよ。支援策として出したんだよ。それが10アール当たり千円ですよ。通常の、そのときにテレビで、宮原副町長と、いやテレビ、残念だなと言ったのは、そのときある町で1トンに3,500円、肥料。音更は10アール当たり千円と同時並行で、6,045か。テレビの番組だよ、NHKで。1トンの肥料っておおよそ1ヘクタールに使う。1ヘクタールに3,500円だよ。音更は10アール当たりに千円だよ。1ヘクタールに直したら1万円だよ。そうしたらどんだけある。3倍近い金を出しているの。あんまり押売しても失礼だからこれ以上やらないけれども。あとはね、バイオの話。これは私たちも農協さんと逐一整理をしながら、そして、笠井組合長の時代ですよ。酪農家ともしっかりそのことをコミットしてきたんだ。その中で、個々人でこれをやるというのは大変な話。それから、今重堂課長が送電網の話したけれども、今違うのさ。環境問題だけじゃなくて、マイクログリッドで域内、特に酪農家は電気がたくさん要るんだから。中には売っている人もいる。でも、今はその域内、自分で消費をする、電気も。そういうような形のバイオというところに持ってくるようになってきているから。多くを語れば切りがないんだけれども、勉強すると言ったからありがたいんだけれども、もうちょっと早く、基幹産業、農業というこの町が、これまでこういう質問が1回も出ていないということに私は残念に思っているから。あなたは農業の代表者だよ。ましてや、音更町の基幹産業、農業と言っているけれども、議員20人いるけれども、農業者から出ている方は3人しかいないんだよ。私が議員のときは半分以上農業者だったよ。その歴史をやはりしっかり代表する、これからの生きる新村さんだから、この機会にしっかり胸に受け止めて今後も一緒に勉強していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。