音更町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月4日
Uターン促進に向けての返済補助付き奨学金制度について
2022年3月4日、音更町議会の一般質問で、小澤直輝議員が「Uターン促進に向けての返済補助付き奨学金制度について」質問し、町長 小野信次、企画財政部長 吉田浩人が答弁しました。
- 質問者
- 小澤直輝 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、企画財政部長 吉田浩人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 小澤直輝
通告に従いまして、Uターン促進に向けての返済補助付き奨学金制度について御質問いたします。文部科学省は、令和2年度学校基本調査で、大学の進学率が54.4%に達し、過去最高を記録したと発表しました。少子化が進む中でも大学等の進学率が高いことは、学校数が増加し、入学しやすい環境になっていることや奨学金等の支援策が充実してきている等の理由が挙げられます。全国で進学した3人に1人が何らかの奨学金制度を利用しており、需要の高さがうかがえます。一方、大学等の進学のために地元を離れた若者が就職のために地元に戻ってくるケース、いわゆるUターンは減少傾向にあり、国内の問題として浮き彫りになっています。この問題は、町内はもとより、十勝全体の課題となっております。そこで、Uターン促進に向けての取組として新たな返済補助付き奨学金制度を設けることにより、町内に住むなどUターン促進にもつながると考えますが、将来的に制度を創出する考えが町にあるのか、見解を伺います。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
返済補助付き奨学金制度についての御質問にお答えをいたします。御質問にありますように、国は、奨学金制度の充実を図るため、平成30年度に給付型奨学金制度を開始したほか、令和2年度からは、高等教育無償化を掲げた政策の一環として高等教育の修学支援新制度を開始し、授業料等減免制度の創設と給付型奨学金の支給の拡充を行ったところです。奨学金の支給額は、住民税非課税など世帯収入に応じた3段階の基準で区分されますが、最大で年間約91万円が支援されます。また、授業料や入学金の免除又は減額の年間上限額は、入学金が最大で約28万円、授業料は最大で約70万円となっております。このように、いずれの制度も世帯収入の金額に応じて制限や支給額に段階があるほか、大学、専門学校など学校の種別や国公立か私立かによっても支給額が異なります。さらに、給付型奨学金につきましては自宅通学か自宅外通学かによっても支給額が異なりますが、制度の見直しにより、支給額、対象者とも大幅に拡充されたところであります。また、国の奨学金制度とは別に、Uターンなどの移住・定住の促進や地域産業を担う人材を確保するため、地元企業に就業した方を対象とした奨学金の返還支援制度を独自に実施する自治体や企業があることは承知しておりますが、授業料等の減免や給付型奨学金の支給など国の修学支援制度が拡充されてきていることから、現状では本町独自の奨学金を創設する考えは持ち合わせておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 8番 小澤直輝
御答弁ありがとうございます。答弁のとおり、今の奨学金のお話、そのとおりでありまして、私も奨学金制度に関していろいろお調べしました。そして、特に文部科学省の文部科学白書のところにこの給付制度について非常に詳しく制度が載っているということで、これも併せて確認したところでございます。奨学金に関しましては、私が質問をする以前にほかの議員の方も当然この奨学金に関しては質問をしているというところで、その答弁も私も確認しているところでございます。あえて私がこの奨学金制度というのにもう一度提案するには提案する理由がありまして、時間の関係もありますので、主に三つの観点からお話をさせていただきたいというふうに思います。まず、人口の現状からというところの観点でお話しすると、全国的に出生数というのは当然今減少していて、少子化が進んでいると。高齢化も併せて進んでいるということで、大きな国の問題ということになっております。町も第6期総合計画の基本構想の中でもそのところに触れられていまして、緩やかな減少ということではあるけれども、非常に危機感を持っていろいろな施策を今講じているところというところでは私も認識しております。質問でもお話ししたんですけれども、全国の地方が抱える問題として上げられるのが、多くの若者が、高校生、進学して地元から離れて進学等、大学、専門学校等に行くという現状があると。このことに関しては今に始まったことではなくて、当時からそういうことだったというふうに認識しております。ただ、今問題になっているのは、少子化も相まって、さらにはUターンというのが減少傾向にあるというのが今大きな問題であります。3月1日に十勝管内の高校生の卒業式が行われましたけれども、新聞報道では2,660名卒業しましたと。その進学先というか進路先を見ますと、その中で一般就職者は500名だと。これは公務員を除く人数です。10年前は800人いた。それが500人。単純に言うと300人ぐらい減っている。多くの学生があとは地元を離れて進学する。中には十勝管内の、高等教育ありますから、専門学校、短大、大学に進学される方もいらっしゃると思います。ただ、多くの卒業生が十勝管内を離れるという現状がある。Uターンを様々施策としてやっている自治体はあるんですけれども、ちょっとここで再質問なんですけれども、今Uターンが実際に少ないという現状があるんですけれども、町として今その現状に対してどういう認識を持っておられるか質問いたします。
答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)
Uターンに関する現状認識というお話ですけれども、今御質問にあるとおり、地元の若い方が地域に戻ってきて働いていただくことについては、働き手の確保、それから定住人口の促進につながるだけでなくて、まちづくりの担い手としても期待できますので、町としてはそこには大きなメリットがあるというふうに認識しております。ただ、今お話にありましたとおり、十勝の場合、大学等の高等教育機関が限られておりますので、進学を希望される方の多くはほかの道内であったり道外の大学等に行ってしまうというのが現実なのかなというふうに思います。それぞれ将来の目的、夢を持って大学あるいは専門学校等に行かれるだろうと思いますけれども、自分の目指すものが地元になければ残念ながらなかなか地元で就職するということにつながらないというのが実態であるのかなというふうにも思いますし、働く場の間口の大きさというんですか選択肢の幅という点、あるいは企業の情報の発信力といいますか、そういう点からすればやっぱり地方は首都圏と比べると不利な状況にあるのかなというふうにも思います。十勝から離れた学生の中にも間違いなく地元に戻ってきて働きたいという方はたくさんいらっしゃるんだろうなというふうにも思いますので、働く環境も含めて、どのようにして地元企業の情報を学生に届けていくかというところも課題としてあるのかなというふうにも思います。今コロナ禍で、テレワークですとか、それからワーケーション、そういった働き方というんですか、働く環境の考え方というのも変わりつつあるのかなということも思います。そういった考え方は恐らくこのコロナ禍が終息した後も続いていくのではないかなというふうにも思っています。地元の企業に就職していただくことがやっぱり一番いいというふうに私ども思いますけれども、例えば首都圏等の企業に籍を置きながら、地方を活動拠点として、生活拠点として働くという働き方の形態も既に関東近辺等では増えてきているという状況もありますので、そういったことも踏まえて、また、Uターンだけでなく、Iターン、Jターンも含めてそれらの促進に取り組んでまいりたいという考えであります。
質問 8番 小澤直輝
今、部長の答弁ありましたとおり、様々な考え方が今、2居住地域の考え方とかそういうことも視野に入れながらというお話でありました。そのところも非常に今大事なところであるなというふうに認識しております。音更町の今16歳から18歳の人口どのぐらいいるのかなということで調べてみますと、450から500名ぐらいの間を推移しているというところであります。これはずっと下の年代に行くとちょっと減りはしますけれども、おおむねそのぐらいの人数で今推移していると。こういった高校生たちも、卒業すると、就職される方も当然いらっしゃいますけれども、多くは進学するというところであります。そういった部分から、人口の観点からいくと、先ほど部長の答弁があったとおり、地元で働くということも非常に重要な人材ということの観点からいくと必要なのかなと思います。2点目に、奨学金の現状からお話しさせていただきます。先ほど全国で3人に1人ということで質問しましたけれども、文部科学省の白書によると、今135万人が利用していると、奨学金。その額が1兆4千億円です。これを見ているだけでも、いかに奨学金を利用しているか、また、ニーズが高いか、そういうものが分かります。答弁にあったとおり、今奨学金制度も非常に充実しております。給付型の奨学金もあります。そういった部分では、各自治体でも奨学金制度をつくって、道内にもありますし、十勝管内にもそういった奨学金の制度があるということは私も存じております。1点加えると、実は北海道内の大学の奨学金を借りている率というのがありまして、数年前に経済誌でも発表になりましたけれども、北海道の大学の奨学金を借りている学生の率というのは上位なんです、常に。ということは多くの学生が、北海道の学生が奨学金を借りているという現状にあるのかなというふうにここでは認識できるんです。一部の報道では、奨学金を借りて、その返済が卒業後始まるんですけれども、奨学金の返済があるから割と給料の高い就職を選択して就職するというような報道があるんですけれども、私はそればかりではないというふうに思っております。必ずしもそうとは言い切れない。当然学生もやりたい仕事、職業選択の自由ですので、それは当然探します。そういった部分では、先ほど部長が言った答弁にもあったように、十勝に帰りたいんだけれども、実際にそういった自分が探しているような就職口がないというのも実際の実態だというふうに思います。十勝管内の企業によっては、返済金を補助している企業も十勝管内であります。これも実際に私もその実施している企業さんにお伺いしてお話を聞いたところ、ほとんどの学生がやっぱり奨学金を借りているというところで、この奨学金に対するニーズというのが非常に高いんだなというのが認識しています。そういう点からも、各自治体でも奨学金の独自の制度をつくっていることが多いんだろうと思います。この二つ、人口と奨学金の観点からで言うと答弁のとおりで、そのままに当てはまるんですけれども、今回私が提案しているのは、Uターンというところではあるんですけれども、最後に企業の現状というものをちょっとお話しさせていただきたいと思います。ここが一番の肝なんですけれども、十勝には人事情報協議会という組織があるんです、なかなか知られていないんですけれども。これは、十勝の企業の人事部と言われている人たちが集まって、大学、短大、専門学校の学生を採用するためにそういった組織をしていろいろ活動をしている、そういった組織があります。音更町にも、山忠さんがそこの協議会に、組織の中に入っております。十勝管内の人事担当者が集まって管内の就職促進をするというのが目的ではあるんですけれども、今回人事情報協議会の方と実際にお話しする中で、今どういう就職状況なんでしょうかということでお話ししました。即答して返ってきたのが、非常に厳しい状況であると。なぜ厳しいのかというのは、一つ目は、コロナ禍で学生の動きが全く把握できないというのがあります。今コロナ禍の中で、ウェブでいろいろ合同企業説明会とかやるんですけれども、そういった部分ではなかなか学生の動きが把握しづらくて、なかなかそういった学生と直接話し合う、マッチングする機会がないというのが1点あります。もう一つは、今、報道でもありましたとおり売手市場なんです。3月1日から合同企業説明会等始まっていますけれども、売手市場。学生が売手市場というのは優位な活動になるんですけれども、今大学内で合同企業説明会等を開く場面が多いんです。大学でも合同企業説明会開いて、出展料を取ってするんですけれども、当然数が限られてくるわけです、企業説明会に参加するところ。そうなったときに、いわゆる名前の通っている企業さんは優先的に入られるんですけれども、地方の企業がなかなか参加できないというような状況も聞いております。そうなると、最初から土俵に乗れないような状況になっちゃったと。また、3月1日に、実際に大手の就職情報サービスの会社とかが合同企業説明会を開きます。そこには出展料は20万も30万も高い金額払って出展するんですけれども、そもそも学生が今少ない、また、ブースに来ない、そういった厳しい現状は聞いております。ただ、十勝人事情報協議会自体の活動というのが、私自身も議員になる前から存じているんですけれども、様々な大学に行って活動しているので、そういった部分では何とか今採用できている部分もあるという部分で言っておりました。ただ、一番の問題、課題は何ですかと聞いたときに、これはもうずっと前からなんですけれども、採用情報が学生に届かない。特に十勝出身の学生に届かせたいんだけれども、届かないというような現状があるんです。高校も、実は卒業したら、もう卒業して、それ以上の把握はしないわけで、ここが一番大きな課題だというふうに言っておりました。私自身もそういったお仕事を経験していますので、その大変さというのはよく存じておりますので、こういう採用情報が学生に届きづらいというところでは、非常に分かる話ではあります。北海道の大学で、議員やる前に、私全大学に回って、どのぐらい十勝出身者の学生がいるのかというのを調査したことがあるんですけれども、これは札幌圏の大学なんですけれども、大体20名から50名ぐらいの学生が行っているというのが分かっているんです。そういうことを考えると、専門学校は調査していないんだけれども、相当数の学生が十勝からそういった管外に出て大学に、専門学校に進学しているというのが分かりました。そういった部分では、今企業の状態というのが非常に厳しい状況、採用状況が厳しいというところで、さらにこれから少子化が進む中でどういうような対策をしていけばいいのかということで、なかなか攻めあぐんでいるというのも現状聞いております。そこでこのUターンつきの補助、返済補助の奨学金制度の話になるんですけれども、私が実際に提案したいのは、例えば音更町でこういう奨学金制度をつくって実施するときに、町内の在住の高校生が、奨学金制度を利用する学生に対してUターンの、要は企業採用情報をそこにひもづけして、大学1年生の頃からそういった採用情報を、インターンシップとか交流会とかマッチングの情報をひもづけするということ、これは非常に有効ではないかなというふうに考えているんです。以前給付型というお話もありましたけれども、給付型ではなく、実際に奨学金を借りている、例えば町独自で金融機関と提携して奨学金制度、低金利の商品をまずつくるんです。その商品に対して、音更在住の高校生に対して奨学金を利用してもらう。奨学金を利用してもらったときに、Uターンの企業情報、インターンシップ、そういったものをひもづけして大学1年生の頃からそういった情報を流す。そのことによってピンポイントで学生に情報を行き届かせることができるのではないかというふうに考えております。Uターンで戻ってきていただいて、当然奨学金の返済も始まるんですけれども、一番大事なのは、給付型とかそういうことも大事なんですけれども、経済的に将来的に自立することが一番大事なんです。そういうお手伝いをするという部分では奨学金制度というのは欠かせないものなのかなというふうに思っております。今、持続可能なまちづくりというところではあるんですけれども、今十勝人事情報協議会のお話もしましたけれども、私もやっぱりその中で危機感を持っているのは、十勝の企業がそういった学生を採用できなくなることによって企業の成長というのがストップしてしまうのではないかという懸念を持っています。たくさんそういったUターンの学生がもし十勝の企業に入ってくると、十勝の企業の人たちも育成しようと、定着支援しようということで様々なことを事業としてやります。そのことが最終的には企業の成長にもつながりますし、十勝の発展にもつながるのではないか。最終的には持続可能なまちづくりというところではやっぱり人材というのが一番大事だと思いますので、その人材を輩出するという部分ではそういった制度も一つの選択肢にあっていいのではないかというふうに考えております。この奨学金制度は、音更町で今回提案なんですけれども、私の中の考えているところでは、音更町だけが若者を増加すればいいという話じゃなくて、将来的に十勝広域でそういったものができて、例えば基金を積み立てるなどして十勝の発展のためにそういう制度がもしできれば、それは一番望ましいことではあるんですけれども、今回のこの提案の中で、できるのではないかなというのが、十勝の土壌でそういったことがもしかしたら可能なのではないかと。割と企業とか産官連携とかそういうものを非常に十勝積極的にやる土地柄ですので、そういう部分ではそういうものができるであろうというふうに考えています。十勝の今実は主要な企業も、経営者が替わるなど世代交代をしているんです。そういう部分ではそういった世代交代というものもうまく、経営者の人も替わりますから、新しい風、新しい人材を入れたいというふうには当然思うところではないかなと思います。もう一つ就職のお話をすると、10年ぐらい前からなんですけれども、七五三現象というものがありまして、3年以内に早期退職する割合というのが中卒で7割、高卒で5割、大卒3割というんですけれども、北海道は大卒は4割なんです。そういった厳しい現状ではあるんですけれども、こういったところも、なかなか採用情報、企業情報というのが、本来学生に届けたいものが届かない、そういうものが要因としてあるのかなと思います。一つ、実際にこういうものをやっている町があるかどうかというのを私調べたんですけれども、静岡県の藤枝市というところが、そういったUターン促進を狙うということで地元就職応援プロジェクトというものを立ち上げました。これは、藤枝市で育った若者たちが進学して、将来的には地元に就職して地元で活躍するために各種支援を行いますということで、ちょっと記事を紹介すると、固定の低金利で長期間の貸付けを受けられるのが特徴だと。奨学金の利用者が多い。大学や専門学校の卒業後にUターン就職して、藤枝市、同市に1年間居住した場合は50万ほどの祝い金を支給し、返済に役立ててもらうという、そういう制度なんですけれども、これ、実際に調べると、そこに付随している応援する企業は何と198社もあるというところで、かなり広がりを見せているんですけれども、そこまでどのくらいの数というのは制度設計の段階ではあるんですけれども、こういう制度、もし音更町の中でつくれば、私は需要があるのではないかというふうに考えております。これをやるにはたくさん課題があってハードルがあります。なかなかできない、難しい面もあるのは重々承知しております。その上であえて今回こういう奨学金制度を提案させていただきました。これで終わりにしますけれども、ぜひ様々な、Uターンのみならずいろんな、Iターン、Jターンもあるんですけれども、地元の人たちも帰ってこられるような、そういった就職、そういう間口も用意して、何とか情報を届けながらやるような形であればさっき言ったようなものが解消できるのではないかと。ただし、これも万能薬ではないので、これをやれば全てが解決ということにはならないんですけれども、ぜひ町でもこういったことを検討して進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。以上で質問を終わります。
答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)
今、奨学金等のお話をいただきました。それで、今改めて御質問をお聞きしますと、奨学金の創設は難しいという答弁をさせていただいたんですけれども、今回の御質問については、単に奨学金制度の創設というお話ではなくて、それをきっかけに学生に早いうちから地元の情報を届けて地元に戻っていってもらう、人材の確保や定住の安定につなげると、そういう趣旨なのかなということで理解をさせていただきました。先ほどお話出ていました十勝人事情報協議会、これ、すみません、私実は存じ上げておりませんでしたので、今回の御質問をきっかけに私もちょっと調べさせていただきました。ホームページをのぞきますと、先ほど山忠というお話もありましたけれども、町内の企業を含む十勝管内の企業22社で組織していると。人材の確保と育成、それから地域コミュニティづくりなどを目的に組織している団体だということが分かりました。この企業がつくられたきっかけについては、十勝に多くの優秀な企業があるにもかかわらず、十勝を離れて暮らす学生の多くが札幌ですとか東京などの都市部のほうで就職活動を終えてしまって地元に戻ってこない、こういうことに危機感を抱いて組織をつくったということであります。先ほど御紹介いただきました合同説明会ですとか、それからネットワークをつくるためにリクルート社と協力して新入社員の研修を行ったりとか、いろんな活動をされているというようなことが分かりました。確かに地元の企業の情報が首都圏と比べると大学等の学生に届きづらいという環境には今あるのかなというふうに思います。それはそのとおりだなんだろうなというふうに思いますし、企業の情報をできるだけ早い段階から学生に提供するということは、将来職業を選択する際に地元の企業を選択肢の一つとして考えてもらえる、そういうことにも大きな影響を与えるんだろうというふうにも思います。ただ、議員もおっしゃっていましたとおり、そこの仕組みづくりをどうするかというところでは、まず企業努力ということが必要だろうと思いますし、企業で組織している先ほどの協議会みたいな、そういった団体をはじめ、商工会ですとか、それから専門的なリクルート会社ですか、そういったところなどとの連携も必要かなというふうに思います。企業で組織している団体などが中心になって各企業の情報を集約しながらタイムリーに情報を学生に届けられる、そういう仕組みができれば一番いいだろうなと思いますけれども、それにはいろいろなやっぱり課題もありますし、時間もかかるのかなというふうな認識も持っております。今、議員のほうからほかの自治体の事例も御紹介いただきましたので、まずはそうした実態について確認もさせていただきたいというふうに思います。それからもう一つ、昨日、松浦議員の一般質問でも御答弁させていただいたんですけれども、旧昭和小学校におきまして、テレワーク、それからサテライトオフィスとしての利用を考えている中で、今小樽商科大学さんが取組のお話もさせていただきました、昨日。この場所がビジネスあるいは起業の創出であったり学びの場の拠点となればいいと考えています。例えばそういった高等教育機関と地元の企業がつながりを持てば、そういった地元の企業の情報を学生に提供することも可能なのかなということで今、議員のお話を聞いてちょっと感じたところでもありますので、これは相手方もありますし、企業さんにも御協力いただけなければなりませんので簡単な話ではないと思うんですけれども、今後そういったことも含めて検討できたらいいかなというふうに感じております。いずれにしましても、持続的なまちづくりを進めていくためにはやっぱり若い方というのは、間違いなく若い方の力というのは必要でありますので、若い方にまちづくりの担い手として活躍していただきますよう、若者の転出の抑制あるいはUIJターン、そういった移住・定住対策に引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
答弁 町長 小野信次
小澤議員が今お話をしていただきました。今、全て吉田部長のほうからお話をさせていただきました。伺っていたお話、決してアイデアとして、そしてまた、今後においてそれを否定するものでもない。ただ、現状認識というのは、今小澤議員も、自分の勤めていられた職業柄、詳しいということはよく分かるけれども、全道的に見れば、調べているんだから多分分かると思うけれども、十勝はそういっても、これ分かってくださいよ。全道規模でいったら、今の十勝のこの経済圏域の中で、全道域の中でこれだけ活気のあるというのは何かということは、今さっき小澤議員さんもおっしゃった、今うちの部長も説明の中で言ってくれたけれども、十勝の企業の皆さん方がそれだけ、人そのものが財産と言って、そして、今説明があったように、どこでその人がつくられていくのかと。やっぱり高等教育なんだよ。あなたが言っているように、奨学金の話しているけれども、これは世界中見て、僕が今さら言う話じゃないけれども、どこの国だって奨学金制度というのは国がちゃんとやっているんだよ。今ようやくでしょう。そして、さっき話したけれども、それが国公立なのか私学なのかという、まだそこに来ているわけだよ。学びたい人が自由に学べる環境をつくっていくということが先進国の人材、だからこういったことが、十勝や音更の話だけじゃなくて、日本から全てが、今のコロナの学者もそうだよ。感染症の学者もみんな世界へ行っちゃうわけでしょう。だから、小澤議員さんも政治に近い方だから、ぜひそういうところの土壌も、地域と言っているけれども、地域の前に人材、有能な人材はみんなほかへ行っちゃうんだよ。なぜだといったら、研究者も含めてお金出るからだよ。そしてその中で、今あえて、2度の繰り返しはしないようにするけれども、さっきもほかのことでも言われている、今回出ているけれども、やはりそういった条件づくり、会社の魅力も大事。でも、そこに仕事場が確保されているというのは、十勝圏の中でも、帯広圏域の中で25万人いるんだよ、あなたも分かると思うけれども。十勝全域で35万。この25万いる圏域の中でそれぞれの、もちろん1市18か町村みんなそれぞれ頑張ってくれている。でもその中で、まずは、企業誘致といっても、そこには人口がいなければ無理だ。なおかつ生活をしていくためには、子育てだとか医療だとか教育だとか、そして住宅事情。これによって私たちも、企業の魅力はもちろんそうだけれども、そこに住むという魅力もつけていかなければならないということで、先ほどの、午前中のときにもお答えしたけれども、皆さんと共に6期総の中で、みんなが住みよい選ばれる町という、ただキーワードじゃなくて、現実にこれをやってきたんだよ。さらにこれを深めて、そして、奨学資金のお話ししているけれども、これを、町独自がそのことを旗振って、こんなことで帰ってきたらお金やるよという話も、これも大事だけれども、逆に言ったら、こういったことを官民一体となって、むしろ雇い入れる側の、雇い入れてくれた、例えばうちだって企業誘致して、そこで雇用を創出してくれたらその雇用してくれる数にインセンティブつけますよとやっているわけでしょう。そういうようにやっていかないとさ。帰ってきたその人にお金をくれてやるという話は、学校問題と同じで、一時的にはいい。そうじゃなくて、みんなでこれをパワーアップしていくということが大事だと思う。あともう一つ、これ、多分ジェネレーションギャップあるからお話ししておくけれども、今売手市場と言われたでしょう。これは何も一般企業だけじゃないんですよ。私たちがこの自治体をやっていく上でも、私たちの町が選ばれるかどうかといって、公務員の皆さん方の試験やるときに、十勝だけでも、1市18か町村の中でやるときに、その町が、そこを希望して来るからといって全部そこで人を受け取ってしまうのはつらいと言われながらさ。だから今はドラフト方式みたく、一巡、1人ずつやるというぐらいな。それは何を意味しているかといったら、あなたがおっしゃったように少子化なんだわ。人材そのものが。そしてなぜ都会に、あなたが言われたように、言ってみればここで育って、そして進学して、さらにそこからまた都会へ流れるかといったときに、どんなに最初は、このふるさとがよくても、その中には、やっぱり若ければいろんなところを見たいといってね。小澤議員さん当初学校終わったときどこへ行ったか知らないけれども、みんな街へやっぱり行きたい。僕だって思ったんだよ。そのぐらい若者のその希望を最初から封殺するのは駄目だって。希望を持って都会も見て、そして田舎の大切さを思って帰ってきたときに、帰ってくるという気持ちになったときに、そのぐらい魅力のある企業が十勝にはいるし、そして、今吉田部長からもお話ししていただいたように、今の音更にはそういった土壌が、昨日の質問にあったように、松浦議員さんの質問にもあったように、そういう土壌が皆さんの共有した考え方のもとに着々とできつつあるので、ぜひこういったことにも、他の自治体の考え方とかそのサンプリングは僕は否定しないし、それは大いに情報としてはいただけるものはいただいていきたいと思うけれども、今後にあってもお互いにそこへ手を差し伸べながら、音更としてどんなことができるかということももちろん大事だけれども、この広い十勝の中で、十勝は一つと今やっているからさ。そういった中で、さっきお話、紹介もしてくれた十勝人事情報協議会、吉田部長も遠慮して言っているけれども、これもそういったことも含めてのネットワークなので、ぜひ今後ともそういった意味で発展性のあるまた情報を提供していただきますことを御期待申し上げまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
質問 19番 山本忠淑
決議案第1号ロシアによるウクライナへの軍事侵略に対する決議。上記の議案を別紙のとおり提出する。令和4年3月4日。提出者、議員山本忠淑、賛成者、議員坂本夏樹、同じく神長基子、同じく不破尚美、同じく堀江美夫、同じく宮村哲。音更町議会議長高瀬博文様。決議案の内容につきましては、朗読をもって説明といたします。ロシアによるウクライナへの軍事侵略に対する決議。北海道はこれまで、国境隣接地域として、また、北方領土問題を抱える地域として、長きにわたり、経済交流や人的交流等を通じてロシアとのつながりを深めてきた歴史がある。しかしながら、2月24日に開始されたロシア軍によるウクライナへの侵略は、明らかに同国の主権及び領土の一体性を侵害し、武力行使を禁ずる国際法の深刻な違反であり、国連憲章の重大な違反であって、断じて許されない行為である。よって、本町議会は、今回のロシアによる侵略行為に対し、強く非難するとともに、ロシア軍の攻撃停止と即時撤退及び国際法の遵守を強く求める。以上、決議する。令和4年3月4日、音更町議会。