みんなの議会

音更町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日

洪水災害対策について

2018年9月18日、音更町議会の一般質問で、山川光雄議員が「洪水災害対策について」質問し、町長 小野信次、総務部長 岸本保、建設水道部長 鈴木康之、町民生活部長 荒井一好が答弁しました。

質問者
山川光雄 議員
答弁者
町長 小野信次、総務部長 岸本保、建設水道部長 鈴木康之、町民生活部長 荒井一好

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 山川光雄

通告に従いまして一般質問させていただきます。その前に、北海道胆振東部地震におきまして犠牲となられました方、また御家族に対しまして哀悼の意を表したいと思います。さらに、被災に遭われました方々にお見舞いを申し上げるところでございます。それでは、質問に入らせていただきます。洪水災害対策についてであります。平成28年8月の台風では、河川の増水により、本町では避難勧告を発令し、多くの町民が避難する事態に至ったことは記憶に新しいところであります。本年7月に発生した西日本豪雨は200名を超える犠牲者が出る大きな災害となり、まだ日常生活を取り戻せる状況にないように思いますが、さまざまな報道を聞くと、洪水災害に対する教訓が多くあったように思います。町は災害から町民を守る音更町地域防災計画を見直しましたが、次の点について再検討すべきと考え、見解をお伺いいたします。1点目、ダム放流情報の住民周知について。二つ目、避難情報の伝達手段に戸別受信機を導入する自治体がありますが、導入の考えは。3点目、多機関連携型や家庭版の防災行動計画(タイムライン)を作成する考えがあるかどうか。4点目、内水氾濫対策として排水ポンプが整備されていますが、重量があるため、軽量の排水ポンプを導入すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。5点目、避難所においてペット同伴の避難への対策は。あわせて避難所の開設訓練の実施状況についてお伺いいたします。最後に、災害ゴミの処分計画の作成についてお伺いいたします。よろしく御答弁のほどをお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

洪水災害対策についての御質問にお答えいたします。初めに、ダム放流情報の住民周知についてでありますが、音更川へのダムの放流は管理者であります電源開発株式会社により行われ、放流時には、音更川流域に設置されている警報機が吹鳴するほか、管理者が広報車により警告放送を行うこととなっております。また、町や関係機関にも放流情報が通報されることとなっております。このほか、町民の皆さんがみずから放流情報を得る手段としては、本年度全町民に配付した『くらしと防災ガイドブック』で周知しておりますが、国土交通省の「川の防災情報」のホームページで現在の雨量とダムの放流状況が1時間ごとに確認できます。また、この情報は町のホームページからもアクセスが可能となっております。次に、避難情報を伝達する手段としての戸別受信機導入の考え方についてでありますが、近年、全国各地で自然災害が甚大な被害をもたらしておりますが、災害時においては、いつ避難するかという判断が最も重要であると考えております。現在の町の避難情報の周知方法につきましては、平成26年から運用が開始された北海道行政情報ネットワークによるエルアラートを利用して、テレビ、ラジオ、インターネット、携帯電話やスマートフォンを通じて情報を発信するほか、町の広報車や消防車両による町内を巡回しての車載スピーカーでの伝達、町内会や自主防災組織を通じた伝達などを行っております。各自治体では、避難情報伝達のために各世帯に戸別受信機等を配付したり町内全域を網羅する防災無線を整備するなど、実情に応じたさまざまな取り組みがなされているところで、本町においても、全町民へ迅速に避難情報を伝達するためには、現在の取り組みに加えて、町民はもとより、町外からの来訪者等にも伝達する手段が必要であると考えております。現在、伝達手法について、有効性とともに、初期費用や維持管理費、あるいは更新費用など事業費を含めた検討を行っているところですが、できるだけ早期に整備したいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、多機関連携型や家庭版の防災行動計画(タイムライン)の作成についてでありますが、防災行動計画は、災害時に発生する状況をあらかじめ想定し、防災関係機関が認識を共有した上で、いつ、誰が、何をするかを時系列で整理したもので、平成26年度に、北海道開発局と協力し、十勝川、音更川の防災行動計画を作成し、国、町及び住民の行動が時系列で整理されております。なお、平成27年の台風10号における避難情報の発令も、この防災行動計画を踏まえて実施しております。現在、本町では多機関連携型の防災行動計画を作成しておりませんが、今後、先進事例の調査研究を行い、関係機関とも協議しながら検討してまいりたいと考えております。家庭版の防災行動計画につきましても、迅速な避難行動につながる一つの手段であると考えておりますので、出前講座などの場を活用して、それぞれの家庭に合った防災行動計画の作成を呼びかけていきたいと考えております。また、先ほど申し上げました『くらしと防災ガイドブック』に、川の水位の危険度レベルやとるべき行動及び風水害の備えなどを記載しておりますので、各家庭における個々の防災行動計画作成の参考にしていただきたいと考えております。次に、内水氾濫対策における軽量の排水ポンプの導入についてでありますが、本町では、平成28年の台風災害から、十勝管内全域にわたる大雨時の排水ポンプ不足に対応するため、大口径の8インチ排水ポンプを昨年度及び本年度において各1台購入しておりますが、この排水ポンプの重量は170キログラムを超え、運搬や設置にはクレーンつきトラックなどが必要となります。購入に当たっては軽量型についても検討しましたが、ポンプ単体ではなく、車載を目的に操作盤や投光器などの機材とパッケージで製作されていることから見合わせた経緯があります。当面は現在保有するポンプでの対応を考えておりますが、今後軽量型のものが普及してくる状況になれば、改めて検討したいと存じます。次に、避難所におけるペット同伴及び避難所の開設訓練の実施状況についてでありますが、災害時には飼い主がペットと一緒に避難所、あるいは安全な知人宅などまで避難することを「同行避難」とされています。また、飼い主がペットを避難所で飼養管理することを「同伴避難」とされています。ペットは飼い主にとって大切な存在である一方、動物が苦手な方やアレルギーを持っている方、ペットの鳴き声や毛の飛散、臭いなどへの配慮が必要なことから、同室で避難するには課題が多いところです。こうしたことから、本町では、避難所におけるペットの居室内への持ち込みは禁止しており、屋外で飼育可能な場合については屋外で、屋外で飼育が困難な場合については、屋内に専用の飼育場所を設け、ケージなどで飼育することとしております。避難所におけるペットの管理は自助が基本でありますので、飼い主に対して、ふだんからのペット用品の備蓄やケージに入ることになれさせておくことなどについて啓発していきたいと考えておりますが、備蓄品やケージなどを準備せずに避難される場合も考えられますので、今年度からケージやペットシートの備蓄を始めております。避難所の開設訓練の実施状況につきましては、平成24年度に、木野中地区連合町内会が巨大地震を想定した避難訓練を実施しており、町職員による避難所での受付訓練やアンケート調査等をあわせて実施しております。また、26年度には、宝来・ひびき野地区防災訓練実行委員会による避難訓練及び救助訓練、避難所での宿泊訓練が実施され、町職員も参加しております。さらに、28年から自主防災組織や一般町民を対象に、学校の体育館において冬季避難所宿泊体験訓練を実施しており、避難者の受け入れを初め、資機材の搬入、設置などの避難所開設準備や、アルファ化米による炊き出し訓練などを実施しているところです。今後につきましても、自主防災組織や町内会との共同での避難訓練や避難所の開設、運営に係る訓練を継続的に実施してまいりたいと考えております。最後に、災害ごみの処分計画の作成についてでありますが、平成23年に発生した東日本大震災において大量の災害廃棄物が発生したことを契機として、国は災害廃棄物対策指針を策定し、災害廃棄物の適正処理の対策について必要事項を取りまとめました。その後、28年には、廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針、いわゆる廃棄物処理基本方針において、地方公共団体が災害廃棄物処理計画を策定することが明記されました。道内の計画策定状況については、道が本年3月に計画を策定しており、市では千歳市と函館が平成28年に、本年8月には旭川が計画を策定したところです。十勝管内では、平成29年に帯広市と芽室町が、国の災害廃棄物処理策定に係るモデル事業として、災害廃棄物の発生量、仮置き場の場所、処分方法など計画策定に向けた基礎調査を実施し、本年度はこの結果に基づき、災害廃棄物処理計画を策定すると伺っております。本町におきましても、大規模地震や水害等の発生により、大量の災害廃棄物が発生することが想定されますので、組織体制を初め、廃棄物発生量等の被害想定や廃棄物の処理対策、住民への周知方法などを示した災害廃棄物処理計画の策定が必要と考えておりますが、他自治体の状況も参考にしながら計画の内容、策定時期等について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。大変失礼いたしました。言い間違いをしているということで、訂正をさせていただきます。多機能連携型の防災計画という中でなんですが、「なお、平成28年」を7年というふうに言い間違えたということでございますので、平成28年の台風10号における避難情報の発令ということで訂正をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

再質問 3番 山川光雄

答弁ありがとうございました。再質問させていただきます。最初に、町民の自然災害に対する防災意識についてお伺いをしたいと思います。第5期総合計画推進のために町民アンケートを実施されまして、これは28年8月、2年前でありますが、ちょうど台風10号による大雨の時期と重なりまして、そのときに行ったアンケートの状況を見ますと、町の暮らしの重要度という質問がございまして、これは施策43項目が入っておりまして、その中から選択するという方法のアンケートでありますが、自然災害の防災体制が入っておりますが、この防災体制に重要度と感じている方ですが、全体で3番目に多い施策という結果が出ております。一番多かったのが子育て環境、そして2番目に道路等の除排雪、3番目に防災体制ということでありまして、このパーセントも、子育て環境46%、除排雪も46%、防災は44%ということで、そう大きく大差のない住民意識、重要度というのが結果として出ております。また、このアンケートによります世代別でありますけれども、どの世代も上位に入ってきております。ただ、特筆すべきところがありまして、18歳から29歳の世代についてはほかの世代よりも高く出ておりまして、やはり18から29歳の世代は子育てというのが一番関心ある。その次に防災というふうに答えております。このような防災意識というのが非常に高くなってきていると。ましてやことしに入りましても胆振東部大地震等もありましたので、ますます町民の意識向上が高まってきているというふうには思っておりますが、これらの町民意識が今現在町のほうとしてはどのような意識を持っておられるのかまずお伺いをしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)

まちづくり町民アンケートの結果から町民の防災体制の意識をどのように認識しているのかというような御質問かと思います。私もアンケートの結果を見させていただいております。議員おっしゃるとおり、町民の方の防災体制に対する意識につきましては、重要度が高いというふうに認識されている町民の方が非常に多いということはこのアンケートから読み取れるのかなというふうに考えております。ただ、満足度については逆に平均というか、そんなに高いというような結果にはなっておりません。ここにギャップがあるわけで、重要度が高く、満足度がいわゆる並みである、普通であるということでございます。これによりまして、町民の方の防災体制に関する意識は非常に高いということは容易に推察できるのかというふうに考えております。このアンケート結果を今後の防災体制づくりに生かしていければなというふうに考えております。このアンケートの中では、さらに具体的に実施すべきものということで、河川対策ですとか災害時の体制ですとか情報伝達、日ごろの啓蒙、情報提供というのが具体的に挙げられております。これらの項目につきましては、対応すべきものにつきましては順次対応していきたいというふうに考えております。それから、18歳から29歳の、いわゆる子育て世代が含まれると思いますけれども、ここに属する町民の方の防災に対する意識というのが高いと。お子さんがいるということもあるかと思います。さらに、その18歳から29歳の中でも特に女性の方の防災意識が高い、その重要度が高いというふうに認識されているということもありまして、子育てと関連してやはりこの防災に対する考え方というか意識は非常に高いのかなというふうに認識しているところでございます。

再質問 3番 山川光雄

ありがとうございます。次に、防災計画についてお伺いをしたいと思います。これまで日本各地で自然災害の発生でありますが、平成に入って地震災害では、北海道南西沖地震、平成5年、それから2年後の平成7年、阪神大震災、また、平成16年、新潟中越地震、それから23年、東日本大震災、それから2年前の28年に熊本地震等がありました。また、洪水災害では、平成23年の西日本各地の記録的大雨による災害、それから26年の広島豪雨による土砂災害、それから昨年の九州豪雨災害等が発生しております。ことしに入りましても、6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨災害、そして先ほど申し上げました北海道の胆振東部地震など日本全土で災害が発生している状況にございます。また、ことしに入りましても台風の発生が例年より多いということで、また、台風が大型化しているというようなことであります。また、本町で台風による大雨災害を振り返ってみますと、平成6年、15年、17年、19年、22年、23年、23年は避難所の開設等がございましたし、28年は先ほど申し上げましたように全避難所の開設、それから昨年も発生が起きております。近年の異常気象とも言える状態は、学者は海水温の上昇で雨の降り方が変わってきていて、昨年の九州豪雨とかことしの西日本豪雨を考えると何十年に1度の災害は今後頻発に起こる可能性があるというようなことを言っておりまして、危機感を持って減災への対応が必要というふうに言っております。本町は地域防災計画を策定いたしまして28年に見直しをかけておりますが、ここでお伺いをしたいのは、近年の台風の発生状況、またその他の自然災害の頻発な発生を踏まえまして、今後この防災計画について、これまでの策定経過と見直し作業の考え方についてお伺いをしたいと思います。

答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)

音更町地域防災計画のこれまでの策定状況、策定経過と、それから見直しのことということでございます。まず音更町の地域防災計画というものでございますけれども、災害対策基本法に基づきまして音更町防災会議が作成した計画ということでございます。この計画につきましては、国の防災基本計画、それから北海道の北海道地域防災計画と連携した地域計画として位置づけられております。それで、昭和38年に初めて策定をされております。それ以降、全面改正ですとか一部修正を繰り返し現在に至っております。直近では平成29年2月に全面見直しということを行っております。そういう形で、ある程度国、道の上位計画と整合性を保った中でこの地域計画というのを策定しているという状況でございます。それで、その中にそれぞれの地域の実情に応じた内容を盛り込むということができますので、それに即した計画を作成しているということでございます。ですので、先ほど議員おっしゃられましたいろいろな災害頻発しております。こういう災害を受けて、まず国の防災基本計画が改正をされるものだろうというふうに思っております。それを受けて北海道地域としての防災計画がまた策定される、それを受けて今度は音更町の地域の防災計画というのが策定されると。ですので、平成に入ってから頻繁に見直しがされております。それを受けて、音更町の地域防災計画につきましてもあわせて見直しをさせていただいております。その中で音更町の地域の実情に合った内容も盛り込みながら見直しをさせていただいていると。このやり方については、今後もこういうやり方で進めていくことになろうかなというふうに認識をしております。以上でございます。

再質問 3番 山川光雄

ありがとうございます。それでは、その地域防災計画の中身につきましてお伺いをしたいと思います。ダム放流事業の住民周知についてでありますが、西日本豪雨においてダム情報が住民に周知されず、避難指示情報が問題として新聞報道されたということがございましたが、この情報については承知されているかどうかお伺いをまずしたいと思います。

答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)

西日本豪雨時の報道につきましては、新聞報道等で話は承知しております。このときに、ダムの放流情報が避難の情報を出す判断基準になっていなかった、あるいはその情報が住民に広く周知されなかったということで避難がおくれて、とうとい命が奪われたというような新聞の記事の内容を記憶しております。本町としましてもダムの放流情報については、答弁で申し上げたとおり、サイレンが鳴ったり、あるいは広報車等で付近の住民の方には周知をするということになっております。ただ、サイレンだとか広報車だとかいうのがなかなか聞き取れないと。意味もわからない、なかなか意味がわからないというのもあるのかなと思っております。それで、その中で『くらしと防災ガイドブック』の中に川のダムの放流状況がわかる国土交通省がつくっておりますホームページがございますので、住民みずから日ごろから、ダムの放流量だとか、それから川の水位もあわせてわかりますので、その辺の情報をとりにいっていただくということも一つ重要なことじゃないのかなということで御答弁のほうさせていただいておりますけれども、そういう形で周知のほうは図っていきたいなというふうに考えております。以上でございます。

再質問 3番 山川光雄

ダムの操作につきましては、地域防災計画の水防計画の中に記載がございまして、ダム管理者は、出水時の放流を行うときは、下流水域の危険防止のために、下流関係機関の水防警報等に考慮して、関係機関に対して予報し通知するものというふうに書かれております。このダム管理者というのは、糠平ダム、元小屋ダムのことだと、音更川にすれば。ということだと思うんですが、このダム管理者は関係機関に予報し通知するというのは、今答弁されましたサイレンを鳴らすとか広報車を走らすということだろうとは思いますが、そのほかに堤防の決壊やダムからあふれ出る溢水等について通報するという水防計画の中に文言がございまして、水防法の第25条の規定によって、堤防、ダム、その他の施設が決壊したときまたは漏水等が発生したときは、水防管理者、ダムの管理者は直ちに一般住民、関係機関及び隣接市町村に通達するというようなことになっております。通知を受けました河川管理者、これは、河川管理者はどこですか。国ですね。開発、河川事務所だと思うんですけれども、河川管理者は、水防上危険であるかどうか確認して、危険が認められる場合には町長に避難勧告等の発令に資する事象として情報提供するというふうにこの水防計画の中には入っております。私がお聞きしたいのは、西日本豪雨によってダムの放流が通知されながら市は住民に連絡をしなかったということがどうなのかということを再確認をさせていただきたいなというふうには思っているんですけれども、私が2年前に防災のことで質問させていただいたときに、ダムの事前放流について電源開発と帯広開発建設部で技術的な検討をすると、そういう答弁がありました。治水ダムと利水ダムで対応が違うようなこともお話しされていたようなんですけれども、いずれにいたしましても、このダムの放流について、利水ダムではありますけれども、そういった検討も含めまして、このダムからの情報が町として町民に知らせる義務があるのかどうか、その辺のところを確認をさせていただきたいなというふうに思っております。

答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)

今、議員おっしゃられたとおり、電源開発さんからダムの放流情報につきましては町のほうにも通知が来るということでございます。それで、2年前のあの台風を受けてダムの操作規定についても見直しが行われております。先行降雨で放流中に台風及び前線による大雨が予想される場合、ダムの放流を先行して事前に行いまして水位を下げると。予備空き容量というんですか、水をためる容量をある程度確保して大雨に備えるというような操作規定の見直しが行われております。去年の9月からそういう操作規定の見直しが行われております。これによってある程度放流量の調整というんですか、これが可能になり、急激な川の水位の上昇というのがある程度なだらかにというか緩やかにできるのではないかなと。それによって堤防の決壊ですとか越水ですとかそういうものも防げる、あるいは時間が稼げるというような状況に現在のところはなっているのかなというふうには考えております。こういう情報を住民の方に知らせる義務があるのかというお話しだと思いますけれども、今のところ、ダムの放流がふえますのでどうです、危ないですとかという情報は流してはおりませんけれども、我々の避難情報を発信する基準としてダムの放流量というのはないんですけれども、それによって川の水位が当然ふえてくるというのも予測できますので、それも踏まえて、避難準備情報等の避難情報の発信にはそれも加味して、空振りでもいいですから早目に避難情報を発信していくというような考えで対応しているというところでございます。

再質問 3番 山川光雄

ありがとうございます。じゃ次に、戸別受信機の導入についてお伺いしたいと思います。この受信機については先ほど御答弁いただきまして、初期費用とか維持管理費、更新費用など事務費を含めた検討を行っているということで、できるだけ早期に整備したいという答弁いただきました。ぜひとも聞こえなかったというようなことがないような措置としてこの戸別受信機は非常に重要なツールであろうと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。次に、タイムラインについてお伺いをいたしたいと思います。タイムラインにつきましては、災害情報等のタイムラインについては作成されているということは十分認識をしておりますけれども、関係機関との連携をとるために多機関型行動計画というものがございます。例を申し上げますと、石狩川沿いの滝川市でこのタイムラインをつくって、実際に運用されていたというようなことでございます。関係機関というのは、道の出先であるとか消防署、それからまた医師会とかバス会社とか北電とか、当然町内会など36機関で連携してタイムラインをつくっていると。台風が発生したときから台風の進路を見ながら、台風が向かってきているのかどうか、そのようなところから気象庁の情報を得ながら事前に準備をしていくということが既にでき上がっているので、別に慌てる必要はないようなことになるんだろうと思うわけであります。このタイムラインをつくって実際に運用されて、滝川市の職員の方は精神的余裕ができたというようなことを新聞で述べておられました。また、芽室町も家庭版のタイムライン、各個人の行動についてタイムラインをつくってくださいというような今働きかけをしているという報道でありますが、これについては、このタイムラインをつくることによって防災グッズの準備をしなければならんとか、それから携帯電話の充電をしておかなければならないなとか、それから高齢者等の避難をいつやろうかとか、なるべく外出を避けようとか、そういうようなことにつながっているということであります。ですので、大規模水害に対する多機関型のタイムラインについてはそれぞれの機関で協議が必要かと思いますけれども、住民の意識が高いこういう時期にぜひともこのタイムラインというのを家庭でつくるようなことを進めていただきたいなというふうに思っているところでございます。そうすることによりまして、先日防災担当の役場の職員の調査等がございましたが、音更町は4名でしたですか、専属で配置されているということでありますので、その体制、防災の本部体制というのは十分でき上がっているというふうには認識しておりますけれども、何せ災害が起きますと大勢の職員が動くわけでありまして、また、職員の異動というのもあります。そういったことも含めますとタイムラインというのは必要でないのかなというふうに思っておりますので、この点につきましても再度御答弁いただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)

多機関連携型のタイムライン、これは滝川市を含む関係機関、自治体ですとか関係機関、あるいはバス会社、ガス会社、電気事業者、町内会、こういった機関を巻き込んだ、巻き込んだというか、そういう機関でもってタイムラインを策定していると。道内ではまだ四つですか、の地域でしかこういうタイムライン、多機関連携型のタイムラインについては策定をされていないというふうにお伺いしております。新聞報道も見させていただきました。御答弁申し上げましたように、今後そういう先進事例を調査研究をさせていただきまして、音更町単独でできるかどうかは別として、そういう方向で検討するべきではないのかなというふうに担当としては考えております。それから、家庭版のタイムラインにつきましては、議員おっしゃるとおり、日ごろから各家庭で、それぞれ事情が違うでしょうから、家族構成ですとか、どこに勤めているですとか学校行っているですとか。各家庭でそれぞれに個別の事情があると思います。ですので、日ごろから誰がどのような役割を担ってどういう準備をするか、例えば大雨の警報が出たらこういう準備をするですとか、そんな簡単なものでいいと思いますので、家庭版の簡易版のタイムラインというのも必要、担当としてはそれは非常に重要なものではないのかなというふうに考えております。先ほども申し上げましたけれども、『くらしと防災ガイドブック』の中に、ある程度どういう状況になったらどうなりますよという目安が載っております。それらを参考にしていただいて、家庭版で平常時というか何もないときに家庭の中でお話をしていただければなというふうには思います。そういうことも出前講座、毎週のようにやっておりますけれども、そういうところでアピールしていきたいと。それから、ホームページですとか広報紙などでもそういう家庭版のタイムラインの重要性について周知していければなというふうに思っております。簡単な、例えば紙1枚のものに、家族誰々はこういう場合はこうする、こういう準備するとかというだけでも随分違うと思いますので、そこは普及に向けて周知を図っていきたいなというふうに思っております。それから、職員の関係でございますけれども、確かに今4名と。それで十分かどうかというのはちょっとあれなんですけれども、異動で職員がかわるということも確かにあります。そうすると、ベテランの職員が抜けて新しい職員が来るということになると、そこからまた一からスタートということでは、災害対策本部の立ち上げですとか避難所の開設に行く、スムーズになかなか移行、準備ができないということも十分考えられます。役場の中のそういうタイムラインというんですか、というのもある程度必要なのかな。職員がどういう行動をして、こういう場合はこういう行動をすると。次はこうだというものを、簡単なマニュアルみたいなものを作成しておけば、それを見て職員は、あ、こうなったから次はこうするんだなという、先ほど安心感が得られたというお話もありましたけれども、そういう職員のほうの安心感、不安な気持ちも少しは解消できるのかなというふうに考えておりますので、すぐにはちょっと難しいかもしれませんけれども、そこも少ない職員の中で検討させていただければなというふうには思っておりますので、御理解をいただければと思います。

再質問 3番 山川光雄

それでは次に、配水ポンプの軽量化についてお伺いをいたします。これにつきましては、先ごろ防災の日に総合訓練が行われまして、内水氾濫に対する排水ポンプの河川敷地に排水する訓練が行われました。そのときに、帯広河川事務所の排水ポンプが4台だったと思うんですけども来ていまして、排水の展示をされました。本町で先ほど答弁ありましたように2台購入されていまして、それも1台展示されておりました。それを見た参加者の方が、音更もこんな軽いのあったらいいのになというようなお話がございました。そんなようなことで質問させていただきましたが、検討された結果このようなことになったというようなことであります。28年の台風による検証結果の報告を見ますと、樋門については各建設業協会に依頼して38台の水中ポンプを使って排水したと。また、床下浸水でしたですか、あそこの樋門のときは開発局のポンプ車と町内業者の小型ポンプ、また、ひびき野のほうでは消防車のポンプ車なども出ていたように思いますが、全体的に水中ポンプの確保が困難であったというような報告がされております。そういうようなことで、軽量化の話は理解いたしますが、現在の水中ポンプの確保状況についてのことについてお願いをしたいと思います。

答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)

水中ポンプ、排水ポンプの話でございます。基本的にこういう内水氾濫といいますか洪水対策においては、今、議員がおっしゃったとおり防災協会、主に建設業の協会さんに樋門ごとに箇所を割り当てといいますか、協議させていただきましてそういう対応をとっているところでございますが、今9月2日の防災の日のお話もございました。あのときに私も一緒に伺ったんですけれども、展示させていただいたまず堤防の上に、築堤の上にあったのは、あれは北海道開発局河川事務所さんから、ああいう車に発電機とポンプが併設されたパッケージの車両が最近出てまいりまして、あれが現在十勝には1台増えまして4台、非常に機動性が高く排水力もあるということで、今配備されております。また、ああいったポンプ車が、十勝に集中的に洪水被害があった場合は、例えば北見、網走からも応援をいただけるというお話も伺ってございます。ただ、音更だけにあれが優先的に配備されるということではございませんので、要望があった地区に開発さんが配備していただけるという状況になってございます。また、町の部分につきましては、今協会さんに依頼しているところではあるんですが、場合によってはポンプのリースがままならない、需要が非常に多くて間に合わない場合等がございますので、答弁もさせていただいたとおり、町でも8インチという大口径のポンプを、展示は防災の日にもさせていただきました。今現状で2台大口径のものを御用意させてございます。ただ、重量につきましては、議員の御質問のとおり、170キロぐらいございますので、それを人間で持つというのは非常に重たいということでクレーンつきトラックが必要という状況でございますが、ああいった開発さんのようなパッケージ車、軽量ポンプは積んでいますが、あれもつい最近でございまして、ちょっと、答弁にあったとおり、今はまだ検討段階と。費用等についても含めて今検討しているところでございまして、現状はあの既存のポンプを購入し、設備を増強して災害のほうの内水対策等に対応してまいりたいと考えてございます。以上でございます。

再質問 3番 山川光雄

次に、ペット避難についてお伺いをしたいと思いますが、このペットの避難について『くらしの防災ガイド』を見ましたけれども、このペット避難についての記載というのは一つもなかったというようなことでございまして、それはそれなりの理由があって、ペットを飼っている人がその自分たちの責任だからというような意味合いは十分理解はできるんですが、今答弁もいただいてございますけれども、ペットを飼っている方は家族同然なんです。その避難するときにペットをどうするかというようなことが、すぐに避難して動揺しているときになかなかこの行動というのは大変かなとは思います。28年のときも私避難所のほうに行きましたけれども、外で犬を、犬でしたが、飼われていたというようなことの光景も見ておりますが、その避難者の心構えみたいなのをお知らせする必要があるのではないかなというふうに思っておりまして今回質問させていただきました。それで、この避難のアドバイスとか心構えを書いた手帳というものを札幌市は作成して配布するというような新聞報道もございました。それから芽室町も、同行避難はできるけれども、飼育は屋外が基本ですよと、そういうようなことも『防災とくらしのガイドブック』のほうにちゃんと記載しているというようなことでありますので、今後こういったことで、『くらしと防災ガイドブック』もしくは手帳みたいなものを作成するようにお願いをしたいなということで、これは提言とさせていただきたいと思います。次に、避難所の開設訓練でありますけれども、数多くの住民とともに避難訓練をされておりますが、私、今回この一般質問で申し上げたかったのは、職員の皆さんが仕事をされていて避難所を開設するということになるとなかなか大変なことになるだろうと思っておりまして、できれば職員の皆さん方の避難所の開設というものの訓練をしていただけたらなということで質問させていただいております。28年の全避難所開設のときはいろいろと反省点がありました。また、それは検証報告書の中でも報告されておりまして、十分私も承知しているところであります。いずれにしましても、緊急性のある行動を即とらなければならないというようなことになると、なかなか普通の行動の中ではいろんな問題点が出てくる。さっきのペットの問題もそうですし、要援護者の問題もそうですし、学校側の対応もいろいろあるだろうというふうに思います。緑南中学校で1,700人ぐらいの避難収容に1,700人以上の方が入ってきたというようなことで、下士幌のほうに移動するというようなこともありました。さまざまなんです。受け付けの様式の問題だとか、細かいことを言えば。そういう報告もあります。できれば職員の皆さん方の避難所の開設訓練というものをぜひ進めていただいたらいろんな課題が見えてくるのではないかというようなことで今回提言をさせていただいておりますので、これもそういった私の今の意見を酌み取っていただければというふうに思います。最後に、廃棄物処理の計画でありますけれども、これも先ほど答弁いただきましたように、国のほうで市町村に努力義務としてこの計画書をつくりなさいというふうに出されたと。これは、平成26年度の東日本大震災を踏まえてこの計画は必要だということで、国が市町村に策定義務をかけております。答弁にもございましたように、この計画書の中には、ごみ発生量とか収集運搬方法、仮置き場の候補地、民間の処理業者との連携などを記載する計画書というようなことであります。これも新聞報道なんですけれども、2年前の28年の台風災害で新得町で大きな被害がありましたが、新聞報道によりますと、この災害ごみが、ごみ処理量年間の約2割災害ごみだったと。これを処理するのに4カ月かかったというようなことがございます。そういった意味で、この処理計画というのをなるべく早くつくる必要があるのではないかというふうに思っておりますので、この点について最後にお伺いをしたいなというふうに思います。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

災害ごみの処理計画を早急につくるべきというような御意見かと存じます。町長からも御答弁申し上げましたように、今管内におきましては帯広市と芽室町がモデル事業ということで昨年基礎調査を実施しまして、本年度この結果に基づきまして災害廃棄物処理計画を策定するというふうにお伺いをしております。ですから、こういったものを参考にさせていただきながら、組織体制ですとか廃棄物の発生量の被害想定、廃棄物の処理対策、住民への周知方法、こういったものを網羅したものが災害廃棄物処理計画というふうに考えておりますので、そういった他自治体の状況も参考にしながら、できるだけ早く計画の内容、策定時期、こういったことにつきまして検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 3番 山川光雄

最後にまとめさせていただきたいと思います。近年の災害発生は、台風が大型で広域的に被害が拡大して、避難場所も全国どこでも起き得る状況にあると思います。9月の胆振東部地震の発生で町民の災害に対する意識が高くなってきております。自助、共助の仕組みは町民の協力意識が重要ですが、公助の仕組みにつきましては常に緊張感の中でさまざまな課題の対処が急がれると思います。自然災害は防災から減災への取り組みだというふうに思います。そのために、全国で発生しております災害の教訓を生かしていただきたいなということであります。そして、先ほど町民のアンケートの中でもありましたが、町民の声をよく聞いていただいて、その声に対処していただきたい。そして次に、2年前の経験と検証結果、そして避難訓練などの災害訓練を通して新たな課題を洗い出していただいて早急な対策を進めていただくように提言をさせていただいて質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 小野信次

山川議員さんから、洪水災害対策というお話から、御質問のむしろ提言のほうが多かったかなというふうに思いますけれども、まさに今お話し最後まとめていただきましたけれども、この近くては平成23年からのことを時系列で今お話ししていただきましたけれども、私たちも、今お話にあったように、自助の大切さ、それとあわせて、公としてこれだけの経験を積んできたわけですから、それをどう生かしていくかというのは、今御指摘のように、これからの課題というよりも、明らかになってくるような問題かなというふうに思っておりますし、それを前から、しっかり正面から向き合っていきたいなというふうにも思っています。そして、お話の中にもありましたように、今回の、洪水ではありませんでしたけれども、自然災害の中で全員が味わったという、雨ではなかったけれども、停電という中で、そのことによって自助の精神も発揮されたそれぞれの住民の皆さん、あるいは広くは、きょうの新聞でも出ていましたけれども、若い方、今お話にあったように、アンケートの中でも若い人たちが災害についてすごい関心あるよという中で、けさほどの新聞でもありましたけれども、高校生の皆さん方が電気がないというだけで上まで水を、子供たちがSNSという、批判されている部分もあるけれども、そういった情報を使って助け合いをしたというお話もございました。また、平成28年のときは内水氾濫によって住民の方々から大変な御批判、御指摘もいただきました。しかし、徐々ではありますけれども、そういった情報を整理しながら、先ほど部長からもお話がありましたように、条件を整備しながら、そしてまた、この今の、山川議員から御指摘がありましたように、想定ができない、しかし、想定ができないといいながらも、このときにはどう対処していくのか、そして、お話し、提言をいただきましたが、部長からもお話しありましたが、空振りであってもその手順に沿っていち早く対応していくということを私たちも、少しずつではありますけれども、その経験を今生かすことができているのかなというふうにも思います。また、議会の皆さん方にもこれからそういった意味で、我々だけが検証するという意味じゃなくて、しっかりとしたまた御提言をいただきながら、前向きにこのことに対してはともに前進を図ってまいりたいと思いますので、これからも御理解のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

出典:音更町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる