音更町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月18日
ライフステージに応じたスポーツ活動と総合型地域スポーツクラブについて
2017年12月18日、音更町議会の一般質問で、上野美幸議員が「ライフステージに応じたスポーツ活動と総合型地域スポーツクラブについて」質問し、教育長 宮原達史、教育部長 福地隆が答弁しました。
- 質問者
- 上野美幸 議員
- 答弁者
- 教育長 宮原達史、教育部長 福地隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 20番 上野美幸
通告に従いまして行わせていただきます。ライフステージに応じたスポーツ活動と総合型地域スポーツクラブについて質問いたします。我が国は本格的な高齢化社会を迎え、音更町も将来に向けて少子高齢化を避けることができません。このような状況下において、スポーツ基本法に基づく第2期スポーツ基本計画が本年4月に策定され、「スポーツが変える。未来を創る。」をテーマに今後5年間の施策が打ち出されています。若年期から高齢期まで、ライフステージに応じたスポーツ活動の推進を図るために、そして、健康増進や生きがいづくり、団塊の世代が地域に参加するきっかけとして、地域スポーツ活動の役割が重要となっています。また、子供たちの1週間の総運動時間については、文部科学省が実施した平成27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査によると、運動時間が0分の児童生徒が、小学生と中学生男子で約3から5%、中学生女子は約14%という結果が出ています。そこで、子供たちを含めた幅広い世代の町民に対し、健康維持・増進に役立つような習慣的なスポーツ活動の機会をどのように提供していくのか、また、住民が主体となって運営する総合型地域スポーツクラブは、仲間づくりにおいての意識改革も担えると考えるが、町の考えを伺います。1、第2期スポーツ基本計画に基づく少子高齢化に対応したスポーツ活動の必要性についての考えは。2、子供たちを含めた町民におけるスポーツ活動の現状は。3、総合型地域スポーツクラブが担う役割の認識と設立に向けての検討状況は。4、総合型地域スポーツクラブ設立に当たっては、運営、協力体制の確保、指導者の育成、活動拠点施設の確保などが課題と考えられるが、町の認識は。また、その担う役割から町の支援も必要と思うが、そのお考えを御答弁のほどよろしくお願いいたします。
答弁 教育長 宮原達史(教育長は2020年3月まで)
ライフステージに応じたスポーツ活動と総合型地域スポーツクラブについての御質問にお答えいたします。初めに、第2期スポーツ基本計画に基づく少子高齢化に対応したスポーツ活動の必要性についてでありますが、国は、スポーツ基本法に基づく第2期スポーツ基本計画において、スポーツで人生が変わる、スポーツで社会を変える、スポーツで世界とつながる、スポーツで未来を創るという四つの中長期的な基本方針を掲げ、スポーツ参画人口を拡大し、他分野との連携・協力により一億総スポーツ社会の実現に取り組むこととしており、スポーツ基本計画は、国におけるスポーツに関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための重要な指針と位置づけられております。本町では、第5期音更町総合計画において、生涯スポーツの観点からスポーツ活動の促進を施策に掲げ、スポーツによる個々の年代・体力に沿った健康づくりを目指し、スポーツ活動の普及に努めており、少子高齢化に対応したスポーツ活動の必要性については認識しているところであります。次に、子供たちを含めた町民におけるスポーツ活動の現状についてでありますが、体育協会には25の競技団体が加盟し、それぞれの競技団体が毎年、町民体育祭、秋のスポーツ大会、冬季スポーツ大会を開催しており、平成28年度は延べ3,235名が参加し、スポーツ活動を推進したところであります。体育協会会員数につきましては、平成18年度の5,324名から平成28年度は3,737名となり、この10年で率にして30%の大幅な減少となったところであります。また、体育協会加盟団体の一つである音更町スポーツ少年団本部につきましては、51の少年団が加盟し、毎年フェスティバルや運動テスト会を開催しており、平成28年度は延べ246名が参加し、少年団相互の交流を深めております。なお、各少年団に登録する小中学生の団員数につきましては、過去10年間の推移は、ほぼ横ばいで、平成28年度は1,488名の登録となっておりますが、指導者につきましては、平成18年度の273名から、平成28年度は183名の登録となり、率にして33%の大幅な減少となったところであります。次に、総合型地域スポーツクラブが担う役割の認識と設立に向けての検討状況についてでありますが、総合型地域スポーツクラブは、人々が身近な地域でスポーツに親しむことのできる比較的新しいタイプのスポーツクラブで、子供から高齢者までさまざまなスポーツを愛好する人々が、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向、レベルに合わせて参加できるという、多種目、多世代、多志向といった三つの多様性を持ちながら、地域住民により自主的、主体的に運営されるものであり、クラブを構成する一人一人がスポーツサービスの受け手であると同時につくり手でもあるという主体性を前提として、地域におけるスポーツ文化の確立を目指すものであります。これまでのスポーツクラブ等は、単一のスポーツ種目を仲間内で楽しむものや競技力の向上を目指すものなどに限定されておりましたが、総合型地域スポーツクラブは、地域の住民が主体となって、楽しむためのスポーツ、あるいは競技力向上のためのスポーツを目的とするほか、活動したい複数のスポーツを選択し、各種イベントなどを通して地域との交流を図る場を設けるなど、多種多様な事業展開が期待されるものであります。総合型地域スポーツクラブが担う役割につきましては、スポーツ振興のみならず、社会環境が変化する中で、地域における住民意識や連帯感の高揚、世代間の交流、高齢化社会への対応、地域住民の健康、体力の保持増進、地域の教育力の回復、学校の運動部活動との連携など、地域コミュニティの核として地域社会の形成に寄与することが期待されるところでありますが、設立に向けた検討につきましては、地域やスポーツ団体などからの相談はありませんので、現在のところ行っておりません。最後に、総合型地域スポーツクラブ設立に当たっての運営・協力体制の確保、指導者の育成、活動拠点施設の確保などの課題と町の支援についてでありますが、総合型地域スポーツクラブ設立に当たっては、スポーツ団体など母体となる組織がある場合は、その団体の代表者や指導者が中心となり、競技の統括団体や地域住民との理解を深めながら設立準備を進めることができますが、母体となる組織がない場合は、既存のスポーツ団体や地域住民の協力を得るところからがスタートになります。いずれの場合も、準備委員会等の立ち上げ、設立趣意書や規約の作成、予算案の策定、設立総会の準備、先進事例の調査研究、さらには指導者や活動拠点施設の確保など、相当な労力・負担となることが想定されますし、設立後においても、安定的に運営を行うためには同様だと思われます。教育委員会といたしましては、具体的な相談や動きがありましたら、情報提供や助言、アドバイス等で御協力できる部分があると思いますので、地域住民の皆さんが主役となる総合型地域スポーツクラブの設立と円滑な運営を図ることができるよう支援してまいりたいたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 20番 上野美幸
答弁でも言われたとおり、第2期スポーツ基本法が今年度4月より始まりました。関係者が一体となってスポーツ立国を目指し、「人生が変わる、社会を変える、世界とつながる、未来を創る」をテーマに、「スポーツで、楽しく、健康で活力ある人生に」というもとをテーマに行われているのが今第2期スポーツ基本法ができた、第2期が始まりました。そして今現在、成人の週1回以上のスポーツ実施率が42.5%という実績も出ていて、これから5年間、65%への目標を掲げているという国の指標があります。この中で、この目標値に対しての町としての取り組みなどのお考えは子供たちや成人の方たちなどにはありますでしょうか、お伺いいたします。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
スポーツの実施率ということでございますけれども、答弁でも申し上げましたとおり、体育協会を通じた活動、それから各競技団体の活動の推進ということもありますけれども、それ以外に教育委員会といたしまして、子供から高齢者までを対象とした各年代に応じた教室などを実施しているところでございます。例えば総合体育館では幼児体操教室、それから40歳から64歳までの軽スポーツ教室、また、高齢者スポーツ教室などを実施しております。それから温水プールでは、子供水泳教室、大人水泳教室、水中運動などを行っております。それから、各競技団体との連携ということでございますが、すずらん駅伝小学校大会兼健康マラソン大会、町民スケート大会などを行っているところでございます。以上でございます。
質問 20番 上野美幸
さまざまな取り組みが行われているということがわかりました。またその中で改めてお話をさせていただきたいのですが、総合型地域スポーツクラブについて、生涯にわたってスポーツを楽しむことができる環境、生涯元気でいるという意識を持ち、住民みずからの力でつくり育てていこうと、答弁にもあったとおりのことが書かれているのですが、その中で共通理念、どんな考えでやるかを有していること、何のためにクラブを設立したのかといった理念が大切であり、人々の共感を集め、一つのクラブとして機能するための重要な役割を果たすクラブであると示されています。その中で、住民が主体のクラブとなっているので、そのことを十分承知の上での質問を次にさせていただきたいと思います。今お話があったとおりに、地域スポーツクラブってどういうものかということをもう一度お話しさせてください。総合型とは三つの多様性を包含していることを示し、答弁にもあったとおりに、一つは種目の多様性、一つは世代や年齢の多様性、もう一つは技術レベルの多様性であると書かれています。そこで、その中には、改めてその特徴を挙げると、単一のスポーツ種目だけではなく複数の種目が用意されている、障がい者を含み、子供からお年寄りまで、また、楽しみ志向の人から競技志向の人まで、地域住民の皆さんの誰もが集い、それぞれが年齢、興味、関心、体力、技術・技能レベルなどに応じて活動ができる、活動拠点となるスポーツ施設を持ち、定期的、継続的なスポーツ活動を行うことができる、指導者がいて、個々のスポーツニーズに応じた指導が行われる、スポーツ活動だけではなく、できれば文化的活動も準備されているという点においても、音更での総合型地域スポーツクラブについて、町のほうからの今までの取り組みや相談についてはないということでお伺いしましたが、また、情報を集約している教育委員会として何か相談や協力体制を得ることは今後とも可能であるという答弁の中で、どのような形で協力していただけるかというような内容も示していただきたいと思います。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
総合型地域スポーツクラブの設立に向けてということでございますけれども、答弁でも申し上げましたとおり、実際に設立するとなりますと、組織の体制のあり方ですとか、それから地域の状況、どのような形で今少年団などがなっているか、また、成人のスポーツ活動が町内においてどのような形の配分になっているか、バランスになっているかというようなことも必要になってくると思いますし、それから、当然活動場所の関係ですとか指導者の状況ということも必要になってくるかと思います。そういったことにつきましてもしっかりと相談に乗っていきたいと思いますし、それから、活動資金というようなこともございますけれども、そういった補助金のようなものも国レベルでありますので、そういったものへの申請手続などについてもお手伝いをさせていただけたらというふうに考えております。以上でございます。
質問 20番 上野美幸
地域住民が相談に来た場合には、事務的なこととか情報の集約を提供できるということがわかりました。続きまして2番目の質問に行きたいと思います。子供たちを含めた町民におけるスポーツ活動の現状についてお伺いいたします。先に私、いろいろ調べさせていただいて、この中にいろいろな取り組みが、『音更町の社会教育』というものの中に表がありまして、この中でたくさんの取り組みをしているということがわかりました。その中でも、青少年教育、少年教育関連事業、成人教育、成人教育関連事業、生涯学習講座、先ほどもたくさん聞かせていただいたのですが、生涯学習の内容などが盛り込まれ、文化財、郷土資料、芸術・文化事業など盛り込まれているということで、28年度の実績の表をいただいてまいりました。この中で、音更の総合計画の中にもあるのですが、「青少年育成事業について」というところの中に、人間関係が希薄し、非行への誘惑など青少年の健全育成に好ましくない状況もあったりという「現状と課題」の中の、今抜粋してお話しさせていただいているんですけれども、このような内容があったりとか、あと、連携を強化しながら、それぞれが特徴を発揮し、協働によるよりよい環境づくりを進めることが大切ですということがこの中に盛り込まれておりました。その中で、生涯の、第4章のところに、「保健」という部分のところに、目指す方向として、健康寿命の延伸を図るため、各検診の充実や病気の予防、早期発見に努めるとともに、町民一人一人が健康づくりの重要性を意識し、生涯にわたって健康を維持促進できる施策を進めますとも書かれてあります。その中で、健康寿命の延伸を図るためにとても大切なことが書かれているなということで見ていました。目下、超高齢化社会の重要な目標の一つが健康寿命の延伸と言われています。2017年7月、厚生労働省発表なんですが、2016年の男性の寿命について、寿命が80.98歳、女性の寿命について、87.14歳と過去最高となっているという調べがあります。その中で、寿命と健康寿命の大きな差が見られたのでお話ししたいと思います。男性の健康寿命は71.19歳、女性の健康寿命は74.21歳と言われています。過去5年寿命の延伸が続く中、女性では12.93年、男性では9.79年、約10から12年健康ではない状態が続くと言われています。この社会教育について、総合型地域スポーツクラブは住民の主体となった運動ではあるのですが、この中で成人と青少年が交わったりするようなかかわりをもっとつくることはできるでしょうか、お伺いいたします。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
子供から大人までの一緒にかかわった中での活動ということでございます。スポーツ系で申し上げますと、体験会ということなんですが、保健センターと連携しましてノルディックウオーキングの体験会というのを行っておりまして、こちらのほうが該当するかなと思います。それから、生涯学習系でございますけれども、これは高齢者大学のほうの卒業生と連携をいたしまして、御協力をいただきまして小学校の3年生の、地域の、学ぶということで、地域の歴史を学ぶという場で講師の役を務めていただいているというようなことで、子供たちと大人といいますか、高齢者の方との連携というような触れ合いの場を設けているところでございます。以上でございます。
質問 20番 上野美幸
活動がなされているということがわかりました。その中で、もっとよりよくふやしていくということも御検討されていただけたらいいなと思います。それでは3番目の質問に行きたいと思います。総合型地域スポーツクラブが担う役割の認識と設立に向けての検討状況はということで質問させていただきます。この中で、もちろん地域住人が主体のクラブではあるということは十分承知しています。町として、今子供たちの、答弁にもありましたように、この中で中学生女子の運動の低下と0分の質問をさせていただいたんですが、0分の児童生徒が小学生と中学生男子が3から5%、中学生女子は約14%という結果が出ているということで、昭和60年台をピークに、その後低迷し、今は着実に運動量も上がってきているのですが、その中で、苦手意識を持った子供たちからのアンケートを読ませていただきます。健康三原則と言われる運動、食事、睡眠の三つにおいて、どのくらい大切だと考えているかを質問した。その結果、食事や睡眠に比べて運動に対する意識は低かった。また、運動、食事、睡眠を大切だと考えているが、この児童生徒の体力合計点はほかの児童生徒と比べて男女ともに高く、特に運動を大切だと考えている児童生徒の体力合計点は、大切ではないと考えている児童生徒に比べて約10点以上高く、その差は、食事、睡眠に比べて大きかったという結果が出ております。そしてまた、運動が苦手な子供たちや急激に運動ができない高齢者などにも楽しく、おもしろいという発想に変えたコミュニティをしていくことをするだけではなく、する、見る、支えるということもスポーツの参画だと言われています。この、する、見る、支える、参加する、見守る、サポートするというふうに私は捉えるのですが、このことにおいても総合型地域スポーツクラブはとても有益なものと私は考えております。その中で、苦手意識を持った児童生徒や社会教育の中ではどのような指導や取り組みをしているのかお伺いいたします。休憩(午後 2時00分)
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
苦手意識を持っている子供への指導をどのような形で行っているかということでございます。学校におけます授業ですとか授業以外での体力・運動能力向上に係る取り組みの中で、競技力の向上、できること、勝つことだけがよいということではなくて、スポーツを楽しむ、また、楽しいと感じること、そのような面を大切に指導を行っているところでありまして、御質問にありました平成27年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査、これの音更町の取りまとめの中でも、小学校5年生と中学校2年生ですけれども、「体育の授業は楽しい」、それから「運動やスポーツをすることが好き」、また、「運動は大切」、「保健体育の授業は楽しい」というふうに答えた子供たちが全国平均を上回っていると。本町においてはそのような結果になっているところであります。以上でございます。
質問 20番 上野美幸
ぜひ苦手意識を持った子供たちにも楽しい授業をしてほしいと思います。その中で、スポーツクラブの関係データ事例集についてお話をさせていただきたいと思います。高齢者の健康増進、地域包括支援センターとの連携を埼玉県川口市が行っていたり、地域住民の健康増進、保健センターとの連携で地域住民と行っているというスポーツクラブもあります。その中でも小学校体育活動支援というスポーツクラブもありまして、学校に指導員というかそういう方を派遣して教員と一緒に行っているという支援活動がある地域もあると資料のほうに書かれていました。そのほかには、障がい者スポーツの推進ということで、総合型クラブが、障がいを持った方とその家族に向けてスポーツや音楽を楽しむ体育的、文化的なプログラムを提供しているということで、神奈川県川崎市にこのような施設があったりと、総合型地域スポーツクラブは本当に有益なものだなというふうに感じております。その中でも、先ほども答弁のところにあったように、行政に依存するのではなく、地域の課題に向けた取り組みの実施ということで、健康増進や体力向上、子育て支援等で行っている地域もあり、この地域は大分県であったり、北海道の枝幸町でもこのような事例があると報告がありました。その中で、地域の課題解決に向けた取り組みの効果として、「総合型クラブが地域コミュニティの核として新たな役割を果たすことができた」という回答に95.8%の方が回答したという結果が出ております。自助、共助、公助に大変貢献的なクラブとなっているなと私は感じております。その中で、助成金の話を先ほどもしていたのですが、totoより1年間108万の助成金があります。答弁にもありますように、住民主体のクラブとなっていますので、ぜひ住民、地域の方と協働のもと行っていただきたいと思っております。また、このクラブ設立のきっかけとしての例もありまして、その中には、何点か抜粋してお話しさせていただきますが、学校開放の運営組織が核となり生まれたクラブがあったり、学校の運動、部活動と地域との連携から生まれたクラブがあったり、スポーツ少年団が核となり生まれたクラブがあったり、地域の青少年健全育成や福祉の問題を検討する中から生まれたクラブなどがあると報告されております。この中で、先日もお話しされていた項目にもかかわるのですが、教師の週20時間の超過勤務についてというところでも、このようなクラブが設立されれば解決の一考になるのではないかと思うのですが、今のお話を聞いてどう思うか、お考えを伺いたいと思います。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
この総合型地域スポーツクラブを進める中での、学校の職員の時間外勤務の縮減につながるのではないかというようなお話かと思いますけれども、確かに先進事例の中でいろいろと見てみますと、各指導者が減っているですとか、それから子供たち自身も減っている中で、少ない子供たちに対しての指導者が種目ごとについているということで、だんだん大変になっている中で、これを一つのクラブとしてまとめて運営することによって、指導者をそこに、ある程度子供たちをまとめたところに派遣すればできるような形にもなりまして、効率的に、子供たちにとってもチーム編成ができますし、指導者にとってもある程度ローテーションを組みながらできるというような形で取り組めているというような実績も拝見したところでありますので、そういった面でのプラスな面はこのクラブという制度の中にはあるものと考えております。以上です。
質問 20番 上野美幸
今なぜ質問したかというと、先ほどもお話しさせていただきましたが、スポーツの参画の仕方は、みずから体を動かすということもありますが、する、見る、支える、先ほどもお話ししましたが、参加する、見守る、サポートするというものにもつながると思います。個々の少年団に地域型クラブがあれば、指導者の円滑な確保と安定した指導、超過勤務の減少につながるのではないかと私は思いました。そしてまた、地域で高齢者や大人が、する、見る、支えることによりコミュニティの輪を広げることになるのではないかと私は感じています。そして、本当に一例としてお話ししたいのですが、一例として、音更町に隣接している地域、幕別札内スポーツクラブのお話をさせていただきます。こちらは家族会員を含めると450名の会員数がおりまして、サッカーだけで143人、うち幕別人が53人、その他90人が町外で、45人が音更から通っていたりしているという、調べでわかりました。ほかの音更の少年団でも、子供たちの人数に対応が1名の教師だったりとしている中で、そのような事例も、全部ではないですが、ありました。その対応が1名の教師だけだったりしている中で、指導が、指導員の限界もあると思われます。地域から、する、見る、支える、大人たちの手をかりて人材育成や素地の発掘、地域一体となり協働して行うクラブのあり方は本当に有益ではないかと私は思います。そこで、情報提供など、発信の取り組みなどは町のほうからはしていただけるのかどうか。この存在すら知らない町民の方がいるという中で、こういう情報があるという情報提供はしていただけるのかどうか伺いたいと思います。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
総合型地域スポーツクラブの活動に関してでございますけれども、ほかの隣町でやっているものについての周知というのはなかなか本町で行うのは難しいかもしれませんけれども、このような形のクラブというものが非常に有益であるというようなことで、体育団体でもそうですし、それから実際に少年団ですとか部活動、それからいろいろな町内会を通じても、こういった活動がありますよと。クラブをつくることができますというようなお話のPR等はできると思います。以上でございます。
質問 20番 上野美幸
ぜひ、済みません、私の言い方が悪かったです。そういうものが住民主体でできるという発信を行ってほしいというお願いでした。済みません。あと、北海道の地域総合型クラブの育成状況としての数字だけお話しさせていただきます。北海道179市町村ある中で、創設済みクラブ145、創設準備中クラブ15、総計で160の北海道内には総合型地域スポーツクラブがあります。うち十勝では、帯広市に5カ所、鹿追町、芽室町、中札内、広尾町、豊頃町、足寄町、清水町、浦幌町に一つ、新得町に三つ、幕別町には二つあると調べによってわかっています。その内容が陸上だったり、プール中心のスポーツクラブだったり、体操中心、あとは全般、文化系も含めた全般を加えた地域総合型クラブがあると言われています。その中で、今お話ししていただいたように情報の発信をしていただけると、町民の方もみずから自分たちの力で何とかしながら、地域の方と、そして行政の方と手を組んでやっていきたいという人がたくさんいると思います。先ほど言った健康寿命の延伸についてのお話も一つさせてください。昭和63年、医療費が18兆554億円、平成26年、40兆8,071億円と、本当に少子高齢化社会が進んでおります。その中で、新潟県見附市における保健センター等の管理システムを活用したプログラムの実証実験結果、高齢者の方が自分の健康を保健センターと連携しながら行った結果、3年間スポーツ実施者と非実施者を比較して1人年間10万円の医療費の抑制があったと結果が出ております。これは私にとってもすごく大きな数字なので、こういうふうにうまくいくかというのは、なかなかいかないとは思いますが、先ほど言ったとおりに、少子高齢化、そして今一番言われているのが高齢者の方々がたくさんいるということで、その中の延伸に向けての取り組みもすごく大切なのではないかと物すごく感じていますので、ぜひ情報の周知、発信のほどよろしくお願いいたします。それで、最後になりますが、最後の質問で、総合型地域スポーツクラブ設立に当たって、運営・協力体制の確保、指導者の育成、活動拠点の確保など課題と挙げられる町の認識は。また、その担う役割から町の支援が必要と思うが、その考えはということで、答弁をいただきました。その中で私が思うのですが、健康増進による施策、地域経済の活性化、スポーツは明るくて前向きになり、人を生き生きさせる、高齢化社会が抱えている医療費の削減、障がいがある、ないにかかわらず親交の場にもなる。身体活動は、歩くこと、散歩、気晴らし、リフレッシュ、仲間づくりなど、みんなが集まる文化系活動もこの総合型地域スポーツクラブでは位置づけられています。実はこのような質問を今回させていただいた理由として、町内からこのような声も聞きました。町内会のなり手がなかなか見つからず、町内会の存続が危うくなってきている、担い手がいない、みんなが集える場所がないだろうか、サロンなどのそういう若い人との交流の場をつくってほしい、定年になってもまだまだ元気で人のために動いていきたいという意見を地域の方からいただいております。その中で、横のつながり、そしてお互い弱い部分を補うような地域づくりをしていきたいということも高齢者の方からたくさん私は教えていただきました。そして、この総合型地域スポーツクラブにおける保護者からのクラブの話が出ており、町とともにこの話を考えて進めてみたいという意見の方もたくさんおられました。その中で、今回町としても協力していただけるということなので、ぜひ自分たちで何かやりたいという思いを対応してもらえたらと思います。そして、AIやスマホだけで人とのかかわりを持つだけではなく、目と目を合わせ、心をぶつかり合うようなコミュニケーションを大切にしていきたい、それぞれの立場や状況に合わせた総合型地域スポーツクラブであることを私は期待しています。このことについてどのようなお考えを持たれているか伺います。
答弁 教育長 宮原達史(教育長は2020年3月まで)
スポーツ活動につきましては、音更町総合計画の中でもその促進というのが掲げられておりまして、例えば、子供たちは学校教育で健やかな体の育成、それから社会教育分野では、高齢者を含めた大人は健康づくりといった目的もあって、重要な位置づけだと考えております。総合型地域スポーツクラブ、こちらのほうは、御答弁申し上げましたけれども、スポーツ活動を通じて地域の交流、それから地域活動といったさまざまな分野の活動も期待されています。これがうまく機能すれば、単にスポーツという分野だけではなく、地域の連帯感、そして例えば子供、そしてその保護者、そしてまた地域の高齢者の皆さん、そういう方も含めて幅広い世代の交流が、先ほどもおっしゃっていましたけれども、横のつながり、それから集える場所にもなり得るという、そういう希薄になってきている分野、そういうところの回復にもつながっていくと期待されております。町といたしましては、先ほども御答弁申し上げましたけれども、そういう動きがもしあるんであれば、こちらのほうに御相談いただければ、いろいろ情報発信、情報提供、アドバイスなどもできると思いますし、設立に向けての準備のお手伝いもできると思っていますので、ぜひ御相談いただければと考えております。以上です。
質問 20番 上野美幸
それでは、最後にさせていただきます。12月3日に開催された教育を考える日記念フェスタに保護者として私は参加してまいりました。保育園、音更の小学校、中学校、高校、短大生の作品の展示や、駒場中学校では郷土文化の伝承を引き継いだ駒太鼓の演奏、音更高校生が丹精込めたポインセチアや大谷短大生のソーラン健康体操の周知活動報告、子供たちがきらきらと成長している姿や子供たちが地域のためにと発信している成長を見ることができるフェスタでした。学校給食では、音更が自校給食であることで、実際学校で配付されているプリントを提示してあり、食育に対して地産地消の気づきやふるさとの味をと記載され、きめ細やかな配慮がうかがわれました。講演会もたくさんの保護者の方がうなずき、笑いや喜びがある内容でした。また、小野町長からのお話には、先人が引き継いだ大地で子供たちと大人も一緒にともに育つことを大切に、それぞれのよさを引き出すことができるよう地域ぐるみで取り組みたいと話されていました。音更町の指標、家庭、学校、地域、行政が一体となり、「地域の宝である子供たちは自分たちの手で育んで行こう」をテーマに参加させていただき、我が子を音更で育てている一保護者としても充実した内容とともに、この子供たちがふるさとを大切に思うことのできる町の取り組みに感動しました。子供から高齢者までの居場所づくり、コミュニティの場として、そして地域の方から、みずから自分の町で活性化やつながりを持っていきたい意欲の取り組みの一つとして総合型地域スポーツクラブの存在の発信やお伝えをぜひ行っていただき、地域の方の思いがたくさんの仲間と共有、共感でき、答弁のとおり行政が相談にいつでも乗っていただける体制であること、情報提供・発信を行っていただき、町と皆さんが自分でみずから、そして地域と行政とともに連帯・協働関係の構築のため行っていってほしいと思います。これで私の一般質問は終わります。