音更町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月15日
障がい児福祉の充実について
2017年9月15日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「障がい児福祉の充実について」質問し、町長 小野信次、教育長 宮原達史、保健福祉部長 古田康弘、教育部長 福地隆が答弁しました。
- 質問者
- 神長基子 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、教育長 宮原達史、保健福祉部長 古田康弘、教育部長 福地隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 神長基子
通告に従いまして、障がい児福祉の充実について一般質問を行います。平成30年4月から施行される改正障害者総合支援法は、「障がいのある方がみずからの望む地域生活を営むことができるよう、サービスを新設し、生活と就労に対する支援の一層の充実」を改正の狙いとしています。改正概要のうち、「障がい児支援のニーズの多様化へのきめ細やかな対応」とあり、障がい児支援について、新設されるものや対象の拡大が打ち出されております。こうした経過を踏まえ、音更町における本年度の町政執行方針の中では、新たに音更町障がい児福祉計画を策定するということが示されました。地域におけるきめ細やかな支援を行うには、町がこれまで実行してきた関連施策の具体的な見直しと実態に基づいた計画づくりが不可欠であり、計画の実行に当たっては一貫性、継続性が保たれるようなシステムを構築する必要があると考えます。障がい児福祉のより一層の充実を求めまして、以下の点についてお伺いいたします。1、第4期音更町障がい福祉計画における現在の達成状況と、後期に向けて残されている課題は。2、音更町障がい児福祉計画策定に当たっての基本的な考え方について。3、同計画策定に当たり、保護者の声はどのように反映されるのか。4、第1・第2子ども発達支援センターの運営状況としまして、それぞれ運営が始まった初年度と比較した現在の利用実績について。5、障がい児相談支援の提供体制の現状と課題は。6、一貫性、継続性のある障がい児支援を行う上で、福祉と医療・教育の連携が不可欠であると考えますが、教育委員会の認識と現在の学校での取り組み状況についてお伺いいたします。以上、御答弁をお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
障がい児福祉の充実についての御質問にお答えいたします。初めに、第4期音更町障がい福祉計画の現在の達成状況と後期の課題についてでありますが、第4期計画につきましては、生活支援サービスの充実を初め、生活・社会環境の整備、町民意識の向上を重点施策として位置づけ、平成27年度から29年度までの3年間で実施する具体的な施策として72項目を掲げており、その取り組み状況を、毎年度、障がい福祉計画等推進委員会で分析、評価し、その結果を公表しております。28年度末では、72項目の施策のうち66項目については既に取り組んでおり、達成率は約9割となっております。また、残りの6項目についても本年度の事業の中で取り組んでいるところから、おおむね計画は達成できるものと考えております。30年度から32年度までの第5期音更町障がい福祉計画策定に当たっての課題としては、国から示されている、入所から地域生活への移行、地域生活の継続の支援などの対応のほか、保護者支援のための茶話会といった交流の場づくりや就労継続支援事業所に対する業務委託の推進、地域生活支援拠点の整備による親亡き後の支援体制の構築、発達支援、就労支援など専門テーマごとの協議会の開催といったことが挙げられますが、現在、障がい福祉計画等推進委員会の作業部会においてこれらの具体的な取り組み等について協議しております。次に、音更町障がい児福祉計画の策定に当たっての基本的な考え方についてでありますが、昨年6月に公布された障害者総合支援法及び児童福祉法の一部を改正する法律により、都道府県及び市町村において障がいのある児童に係る計画を策定することが義務づけられたことから、本町におきましても、新たに第1期障がい児福祉計画を、障がい者福祉計画及び第5期障がい福祉計画とともに策定することといたしました。この障がい児福祉計画の基本的な考え方について、国の指針では、障がい児の健やかな育成のための発達支援を基本的理念として、障がい児及びその家族に対し、障がいが疑われる段階から身近な地域で支援できるようにするとともに、ライフステージに応じて、地域の保健、医療、福祉、保育、教育、就労支援等の関係機関が連携を図り、切れ目のない一貫した支援を提供する体制の構築を図るなどといったことが示されております。本町といたしましては、この国の指針に基づき、道の障がい児福祉計画との整合性も図りながら計画を策定してまいりたいと考えております。次に、同計画策定に当たっての保護者の声の反映についてでありますが、計画の策定に当たっては、本年度、18歳未満のサービス利用者や障がい者手帳所持者の保護者に対してアンケート調査を実施しております。また、先ほど申し上げた障がい福祉計画等推進委員会の委員として親の会の代表者など3名の保護者もおりますので、それらの方々の意見を伺うとともに、保護者に限らず、町民説明会やパブリックコメント、事業者等関係機関との意見交換会などの機会を通じて多くの御意見をいただき、計画に反映させたいと考えております。次に、第1・第2子ども発達支援センターの利用実績についてでありますが、第1子ども発達支援センターは平成24年4月から運営を開始し、この年度の利用実績は延べ1,068人で、昨年度は1,500人であります。また、第2子ども発達支援センターは平成26年4月から運営を開始し、この年度の利用実績は延べ336人で、昨年度は870人となっております。次に、障がい児相談支援の相談体制の現状と課題についてでありますが、障がい児への相談支援につきましては、障がい福祉サービスの利用の有無にかかわらず、障がい児及びその家族からの相談に応じ、必要な情報の提供や助言を行っております。本町の相談体制の現状につきましては、町内における障がい児やその家族の相談支援に関する業務の中核を担う機関として平成25年4月に設置した基幹相談支援センターのほか、5カ所の指定障がい児相談支援事業所で9名の相談支援専門員が、障がいのある児童の保護者からの相談に当たっております。課題としては、支援を要する子供が年々増加し、コミュニケーションに時間を要したり、複数のサービスによる支援が必要なケースがあることから、内容によっては即座に対応し切れない事例も出てきているところであります。このようなことから、町としては、相談支援員の研修会を実施し、さらなるスキルアップを図り、相談者に適切な対応ができるよう努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。なお、学校での取り組み状況等の御質問につきましては、教育委員会から答弁いたします。
答弁 教育長 宮原達史(教育長は2020年3月まで)
教育委員会からは、一貫性・継続性のある障がい児支援を行う上で、福祉と医療・教育の連携についての認識と現在の学校での取り組み状況についてお答えいたします。障がいのある子供の就学先の決定に当たりましては、学校において、年齢や能力に応じ、その特性を踏まえた十分な教育が受けられるようにするため、可能な限り障がいのある児童生徒が障がいのない児童生徒とともに教育を受けられるように配慮しなければならないこととされております。このため、就学前から、教育委員会や学校が保護者と教育相談を実施し、保育所等の関係機関との連携により、保護者に情報を提供した上で、その意見や意向を尊重しながら就学先を決定しております。さらに、入学後におきましても、それぞれの児童の発達の状況等により、保護者や関係機関等と情報を共有して、個別の教育支援計画や個別の指導計画の見直しを図っているところであります。また、学校において、たんの吸引や胃ろう等による経管栄養などの医療的ケアが必要な障がい児、医療的ケア児の対応につきましては、これまでも看護師等を配置することなど一定の条件のもと可能でありましたが、昨年6月に公布された障害者総合支援法及び児童福祉法の一部を改正する法律により、医療的ケア児が必要な支援を受けることができるように、地方公共団体において保健・医療・福祉、教育等の行政機関や事業所等が、連絡調整を行うための体制整備を図るよう努めることとされたところであります。現在、本町の学校には医療的ケアが必要な児童生徒は在籍しておりませんが、今後の円滑な支援のためにも情報共有の体制づくりは重要でありますので、町長部局と相談・連携しながら進めてまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 7番 神長基子
音更町の障がい福祉計画は平成18年度に第1期としてスタートをしまして、本年度が第4期の最終年ということで、これまでの取り組み状況等について確認をいたしました。通告で述べましたように、地域におけるきめ細やかな支援を行うに当たっては、まずこれまでの取り組みの細部にわたる見直しと現状の音更町における障がい者福祉をめぐる実態をつかんで、行政の役割として今何が求められているのか、私、いろいろ調査をした中で、いただいた御意見等を交えまして明らかにしたいと思いますので再質問を行います。まず、障がい福祉計画の達成状況ということで、達成率は約9割というふうに答弁をいただきました。この計画において、町独自の新しい取り組みの中で一つ、ペアレントメンターの方について整備するというようなことがございました。ペアレントメンターの活動支援について、現在の取り組み状況についてお伺いをいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
答弁をさせていただきます。ペアレントメンターでございますけれども、経験のある親の方が現在の障がい等をお持ちの方の親の相談をお受けしたり、いろいろ悩みを聞いたりするものでございます。本町では現在1人いらっしゃいまして、その方が個人的に活動しているというような状況でございます。町といたしましても、このペアレントメンターの取り組みについて、職員で研修会に参加して、その情報を聞いているところでもありますし、他の状況もお伺いしながら進めているところでございますけれども、1点問題点としては、なかなかペアレントメンターの認識が皆さんにないのと、実際相談がなかなかないという自治体もあるようでございまして、そこら辺どのように活用していくのかというのが一つ課題かなと思っているところでございます。以上でございます。
質問 7番 神長基子
ペアレントメンターの活動支援は本町が独自で取り組みとして掲げていたものですけれども、具体的には、ライフステージをつなぐ相談支援体制の確立を行う上で、中期の実施計画の期間中に実施する内容というふうに計画の中には書かれております。今、部長から答弁いただきましたけれども、ペアレントメンターというのは、障がいを持つお子さんを育てた経験のある保護者の方が、現在子育て中の保護者の方の相談に同じ目線で応じて悩みや困り感の解消のお手伝いをするというようなことで、ここの支援というのは本当に私は重要なところだと思います。問題点として、認識がないということ、あと相談がなかなかないんだということなんですけれども、ペアレントメンターの制度といいますか、そういったものがあるという認知度をさらに上げていく努力というのが今後必要になってくるのかなというふうに感じております。今後の課題なんですけれども、今現在の課題として具体的に子ども支援センターとの連携等については何かお考えはございませんでしょうか、この点についてお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
子ども発達支援センターのことかと思いますが……。違いますね。地域子育て支援センターのことでしょうか、保育園に併設されている。承知しました。地域子育て支援センター、これが音更地区、それから木野地区、鈴蘭地区、柳町地区に現在4カ所ございます。そこは、このセンターの機能というのは、保育所に通っていてもいなくても、地域の子供たちの親御さんの相談でありますとか、子供たちに来ていただいて一時的に遊んでいただくという親御さん、子供さんの交流の場ということで設置しているわけでございます。このような設置目的に応じましてそれぞれ今活動しているところでございまして、その中におかれましても、障がいのある方は当然御利用いただけるということでございますし、担当保育士がおりますので、そういう中で御相談等はお受けしているところでございます。以上でございます。
質問 7番 神長基子
わかりました。支援センターのほうで、通常の保育の中で困ったことですとかあるときにも相談に応じておりますし、また、障がいを抱えていたり、あとは保育、主に幼児期のお子さんということですから、障がいという認定はまだされていない、されるかどうかもわからないけれども、周囲の子供たちと比べてちょっと気になるところがあったりお母さんが悩んでいたり、そういうことがあって困り感のあるお子さんを育てていらっしゃる親御さんもその支援センターの中で相談をしたり、あと同じような境遇の親御さんが集まってのお茶会というのも定期的に行われているということで、私も時々そこに参加させていただいて、皆さんがどういったことを日常思っていらっしゃるのか、困っていらっしゃるのか、そういうことを聞いたりしておりますが、同じ境遇にある親御さん同士の存在があるというだけでも物すごくやっぱり救いになるというようなことを言われております。本当に最初にお子さんの状態、例えば認定を受けたときですとか、明らかに周囲のお子さんたち、集団の中で溶け込めていないお子さんの状況を知ったときの打ちのめされたような感覚、そういったもの、周りからの疎外感、そういったことで親御さんは孤立してしまう状況もある中で、支援センターが実はそういった親御さんにとっても今救いの場であるということも私は実際に足を運んで感じたところです。ペアレントメンターの部分ですけれども、認知度を上げて、そこに例えばペアレントメンターになりたいという人がふえていくということも当然今後課題としては必要になってくるとは思うんですけれども、今既にそうやって取り組まれているところからももっと情報を町としても収集して、今後の検討課題として組み入れていただきたいなというふうに考えております。もう一つ、この障がい者福祉計画のほうで独自の取り組みとしましては、これは質問の5項目のほうででも答弁いただきましたが、障がい者の基幹相談支援センターについての現在の運営状況についてお伺いをいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
基幹相談支援センターについてでございますけれども、平成25年度に町として設置をいたしました。ただ、運営につきましては帯広の社会福祉法人に委託をしておりまして、そちらの職員2名が相談支援専門員として相談に当たっているところでございます。主な内容でございますけれども、一般的な相談というのは町の障がい福祉係で総じてお受けするところでございますけれども、障がい福祉サービスの利用でありますとか、ほかもろもろ生活的な相談も含めまして、より専門的な知識のもとに障がい者の方々の御相談に応じているというところでございます。以上でございます。
質問 7番 神長基子
わかりました。2名の方が相談の席に着かれているということで、時にはこちらのほうから出向いて行かれるということもあると思います。障がいの相談については1件1件が本当に深くて、すぐに対応が終わるものもあれば、そうではなくて本当に長期的にかかわっていく部分も事例としてはあると思います。また、近年、障がいといいましても一くくりにできないグレーゾーンな部分もございますし、常に研修ですとかスキルアップというのも求められてくると思います。この点については5点目にかかわってきますので、この今の御答弁ということで確認をいたしました。障がい福祉計画のいろいろ見直し、分析、評価等につきましては、障がい福祉計画等推進委員会の方がいらっしゃいまして、この方たちで分析、評価をされるということなんですけれども、この計画を遂行していくに当たって体制として存在しているのが自立支援協議会です。自立支援協議会がこれまで、障がい児に今ちょっと焦点を絞って答えていただきたいんですけれども、障がい児への支援のあり方をめぐってはこれまで主にどのような議論が交わされていたのかについてお伺いをいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
音更町自立支援協議会ということで設置をしているわけでございます。これは障害者総合支援法の法律のもとに設置しているものでございます。この中では、構成メンバーといたしましては、町内の主な障がい者の施設、あるいは関係機関、病院、医療ですね。それから教育の方、あるいは行政の福祉の者ということで10名で設置しているところでございます。主な活動につきましては、相談支援員の研修ということをこの協議会の一つの下部組織と申しますか、そちらのほうで行っているところでございます。その中には当然障がい児の方々の相談支援の研修も含めて行っているところでございまして、主にそういう相談支援に対する研修、それから町の障がい児の福祉施策の中でのいろいろ御意見、御要望等もお伺いをする場面もございます。総じてはそのようなことで開催をしているところでございます。以上でございます。
質問 7番 神長基子
相談支援というのを主に協議会の中に、協議会のもとにある下部組織という今御答弁いただきましたけれども、相談の部会ということですね。がされているということですが、今私がお伺いしたのは障がい児への支援のあり方をめぐってどのような議論があったかということだったんですけれども、そういったものはなかったということで、例えばいろんな相談をお受けいたしますよね。障がいをお持ちのお子さんに関して受けた相談について部会内で議論をされるということはなかったんでしょうか。今後の例えば運営していくに当たって、ああ、こういう課題が見えてきたねと。そういう課題を抽出するための問題を拾い上げていることができていたのかどうかということをお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
この自立支援協議会の性格でございますけれども、先ほど申し上げましたように町内の関係機関の情報共有という部分での大枠の部分でございまして、個別のケースについてその中で話し合われるということは特にはございません。主にはサービスと利用計画の検証でありますとか、先ほど申し上げましたように相談員の研修でありますとか、そういうことについて行う協議会という位置づけでございますので、その中での今、議員のおっしゃられたような個別のケースについては特にこの中では取り上げていないというところでございます。
質問 7番 神長基子
性格的なもので取り上げていないということで、関係機関等をつなぐ情報共有ができるような、そういう仕組みづくりをするための役割があるんだということが今答弁いただきましたので、自立支援協議会についてはわかりました。1点目の質問というのは、障がい福祉計画、これまでの現在の達成状況ということでお伺いしましたけれども、2点目には障がい児福祉計画、今年度策定される部分になりますが、障がい福祉計画と、今回障がい福祉計画のほうは第5期ということで策定すると。国のほうから義務づけられたこともありまして本町においても第1期の障がい児福祉計画が策定されるということなんですけれども、ここは一体的なものとして捉えていいのか、その点についての見解をお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
答弁でもございますように、ともに策定するというような考え方でございまして、一つ一つ、障がい者の計画、それから障がい児の計画という別冊にするのではなく、一つの計画の中に障がい児の方々のサービスの供給の目標でありますとか提供の仕方、そういうものについて1冊というか、一つの計画の中で障がい児の部門を記述するというような考え方で今進めております。以上です。休憩(午前11時59分)
質問 7番 神長基子
今回の質問で、障がい福祉計画と、そこから新たに今回つくられる障がい児福祉計画策定に当たってということで、これまでのまず福祉計画の達成状況等いろいろ答弁いただきました。その中で、達成率は9割ということで初めの答弁でいただきましたけれども、細部にわたる見直し、そういったところを見ていきますと、相談支援、ここが今まさに課題になっていて、今後も強化していく必要があるんではないかといった、そういったことが今までの取り組みを見直した中で見えてくるのかなというふうに思っております。そういった中で、2点目の障がい児福祉計画策定に当たっての基本的な考え方ということで、国の指針についても具体的に答弁をいただきました。国の指針では、ライフステージに応じて切れ目のない一貫した支援を提供する体制の構築を図るというふうに答弁いただきました。まさにここが私は非常に大事なところであると考えております。私の通告でも述べましたけれども、この計画実行に当たっては、一貫性、継続性が保たれる、そういったシステムづくりが必要なんではないかというふうに通告の中でも述べたわけなんですけれども、障がいを持たれているお子さんを支援していくということは、そのお子さんを日々の日常の中で接しながら支えている保護者さんをサポートしていくことでもあるということで、保護者さんの声というのはどのように計画の中に生かされていくのかというのが実は重要なところかなと思っております。そういった中で、保護者の声、どのように反映しているのかということで3点目に質問しまして、答弁いただきました。その中で、今年度、18歳未満のサービス利用者や障がい者手帳所持者の保護者に対してアンケート調査を実施しているということで答弁をいただきました。このアンケートなんですけれども、おおむね利用者、手帳所持者合わせて何名の方に今協力をいただいているのか、おおむねで結構ですので御答弁をお願いします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
お答えいたします。このアンケートにつきましては、170名の保護者の方に御協力をいただくようにアンケートをお願いしているところでございます。以上です。
質問 7番 神長基子
170名ということで、これは障がい福祉計画を総括した総合プラン、これをつくるに当たっても町民の方からアンケートを寄せていただいているということで、そのアンケートの詳しい結果の概要についても私確認させていただきましたが、そこでの調査対象の児童の方で170というふうになっておりまして、ここから回答率というのは45%だったという背景があるんですけれども、ここと数字的には一致しているというふうに思っております。このときのアンケートでは、手帳所持をしていない難病を持つ人ですとか、所持していないけれども障がいがある方についても調査票を送付する、そういったことで各種団体等の協力も得ているというふうにございますけれども、この手法というのは今回も変わらないということで理解してよろしいでしょうか。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
今回のアンケートにつきましても前期につくりました計画のときに行ったアンケートをベースにして行っております。その考え方については同じでございます。以上です。
質問 7番 神長基子
わかりました。また、ここについての答弁の中で、保護者に限らず、町民説明会やパブコメ、関係機関との意見交換会などの機会も通じて多くの御意見をいただいた中でそれらを計画に反映させるというふうな答弁いただきましたけれども、保護者に限らずというのが、実際に手帳を所持していなくて、お子さんの発達面で気になる点多く持っている親御さんというのも実際は多くいらっしゃると思うんです。そういった中でここは本当に重視していただきたい部分であります。そういった意味では、町民説明会、これは、今月の1日に行われた民生常任委員会の資料によりますと、町民説明会はスケジュール的には来年1月中旬ごろを予定しているということで、この説明会等も子育て世帯の方が参加しやすいような配慮をされることが大切と考えますが、ちょっと先のことにはなりますけれども、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
まだ具体的な、基本的なことまだ詰めておりませんけれども、前回の例で申し上げますと、6時30分から共栄コミセンで行ったところでございます。今回の町民説明会につきましても大体そのような形で行うことになろうかなというふうに考えているところでございます。以上でございます。
質問 7番 神長基子
夜間となりますと、ほとんど子育て世帯の方が参加することは難しいのかなというふうに思います。障がい児福祉計画の説明をされるわけですから、対象になるのは子育て世帯の方だと思うんです。そういうところでは私は、今同じような夜間帯で考えていらっしゃるということなんですけれども、可能であれば日中の開催というのも検討していただきたいところです。その点については、今、もう少しお時間あると思いますので、ぜひ検討をしていただきたいと思います。そして、次に移りますけれども、第1・第2子ども発達支援センターの利用実績についてお伺いをいたしました。第1センターのほうが平成24年4月からの運営で延べ1,068人から1,500人と、昨年度。約400人ぐらいですか、増加していると。第2支援センターのほうも、336人から昨年度は870人と、急増しているという言い方が正しいのかなというふうにも思うんですけれども、運営自体はそれぞれ別の事業者さんが運営をされているというふうになっていると思うんですけれども、全国的に発達障がいのお子さん、また発達が気になるお子さんというのは急増している中で、本町においてもこのことが例外ではないということが見て取れるわけなんですけれども、まずこの数値について、本町といたしましても早期発見の取り組みというのが行われてきたと思います。早期発見の取り組みが推進されたことがこの数字としてセンターで療育につながったという、そういうふうなことで取り組みの成果としてあらわれているということなのか、この推移についてのどのような分析をされているのかお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
発達支援のお子さんの関係でございますけれども、たしか平成24年に児童福祉法あるいは障害者総合支援法が変わりまして、大きくそこで転換点があったわけでございます。そこで子供さんの通所支援ということで児童発達支援、それから放課後等デイサービスというものが法的に位置づけられ、音更町もその翌年度、25年度から第1子ども発達支援センターを、続きまして第2子ども発達支援センターをということで受け入れ場所を確保したわけでございます。その利用者がふえたということにつきましては、母子保健の中で、乳幼児健診含めまして、その段階での発達の成長の過程の中でそういう方々がより詳しくというか、より気になる方がチェックされているという部分が出てこようかと思いますし、その後の保育園に通われた中での集団生活の中で気になることがまた発見されるわけでございます。そういう意味で、そういう認識が保育園の中でも深まってまいったということもありましょうし、そういう受け皿がふえたということで、ますますそういう保護者の方々の関心と申しますか、そこに通わせたいという意識が高まったものというふうに思っておるところでございます。以上です。
質問 7番 神長基子
この発達支援センターの運営の背景には法整備というものがあって、早期発見の取り組みとしては、乳幼児健診を中心に、保育園ですとかそういったところでも協力をいただきながら、療育の必要な、支援が必要なお子さんをセンターのほうでサポートしていくと。その体制が進んできたというようなことが今現状としてあると思うんですけれども、今受け皿というふうなお話もございました。受け皿がふえたということで、今第1のほうが主に個別療育ですか。第2のほうが小集団の療育ということで、それ以外にも民間のほうで行っていると。中には帯広のほうに通われている方もいらっしゃるというふうにお聞きしております。自分の子供がどういったところがふさわしいというか、場として生き生きとできるのか、そういったことを保護者さんも模索しながら、中には転々とというんですか、場所を変えて療育をしていくという方もいらっしゃるかとは思うんですけれども、単純にこれだけ急増しているということでは、町のほうでかかわっている第1、第2子ども発達支援センターのほうの業務が非常に多忙化、また、複雑化しているというふうに私のほうでは考えておりまして、今回質問するに当たっても少しお聞きしたところでもありますが、やはり大変な状況にはなっていると。大変ではあるけれども、自分たちの役割としてまずは受け入れて、療育に来ているお子さんたちのサポートを全力でさせていただいているというようなこともお聞きをしております。こういった運営面において、財政支援というのは予算、決算等で確認をしておりますけれども、運営がもう少し効率よくできるような形の行政のサポートというのは今現在どのように行っているのでしょうか、この点についてお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
第1のセンターのほうでございますけれども、これは昨年度1名保育士の方を増員いたしまして受け入れの枠を確保したところでございます。御存じのようにプロスパの3階というところでございまして、あそこで使っているセンターの部屋はほぼくまなくというか、フル活用して子供さん方の一日の受け入れを確保しているところでございます。サポートといたしましては、昨年1名確保して子供さんの枠を広げ、あるいは職員の勤務の状況も改善するようにさせていただいたところでございます。それから、第2子ども発達センターにつきましても、昨年増築をさせていただきまして施設の面積を広げたということで、受け入れの人数を、枠を拡大させていただいたところでございます。現状では、現時点では待機をされている方は今いないわけでございますけれども、大体ほぼ定員に近いだけの受け入れをお願いしているということで、委託とはいいながら職員の方には本当に音更町のために頑張っていただいているというふうに考えているところでございます。以上です。
質問 7番 神長基子
運営面でのサポートということですけれども、ソフト面、ハード面というか、そういったところで今答弁いただきました。例えば第1さんと第2さんと2カ所に限って今お話をしますと、ここの中でも情報交換というか、ケース会議というんですか、それをなかなかまめにできる状況にないと。それは、それぞれが別な事業者が運営しているということも一つその困難さというんですか、それがあるんではないかというふうなことも一部聞かれているところなんですけれども、療育をしていく中では、例えば、親御さんにしてみると個別療育で壁にぶつかり、それでは小集団のほうがいいんじゃないかと悩んだときに、ここの小集団ではこんなことができている、こういったケースがありますよというような、そういう紹介というんですか、そういう連携がとれているとよりサポートもうまくいくというようなことも実際あるようなんです。ただ、それをこちらから、第1から働きかけるとか第2から第1に働きかけるというのはちょっと難しいのかなと今のところは思うわけなんです。そういったところでは、そこを定期的にケース会議が例えばつくれるような仕組みづくりを行政のほうで整えていくということも一つ今後検討課題としてつくるべきではないかと思うんですけれども、その点については今のところどのような見解をお持ちでしょうか。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
第1も第2も音更町が委託している事業でございますので、そういう場面でうまく連携と申しますか情報交換なり、そういう子供さん方の療育に関しての小集団がいい、個別がいいというようなお話がある場面もあろうかと思います。そういうことも踏まえまして、第1、第2の連携の部分については、町が委託者でございますので、そういう場面の設定をより多く持っていきたいなというふうに考えています。
質問 7番 神長基子
わかりました。それでは次、5点目なんですけれども、相談支援の提供体制の現状と課題について答弁をいただきました。ここにつきましては6点目の教育の部分にもかかわってまいりますので、こことあわせての再質問ということで進めさせていただきたいなと思います。教育委員会のほうから、一貫性、継続性のある障がい児支援を行う上で、福祉と医療、教育の連携についての認識と現在の学校での取り組み状況ということで答えていただきました。この中で、医療的ケア児の対応ということで答弁もいただきました。これは医療的ケアを要する障がい児に対する支援ということで、昨年の6月に施行されたものによる支援だと思うんですけれども、これによって国が地方公共団体に対して必要な措置を講じるように努力することを求めているという、こうした流れの中でのことだと思うんですけれども、医療的ケア児に対する総合的な支援体制、その支援体制のためには関連分野の支援を調整するコーディネーターの配置が必要だと。これも国のほうで言われていることだと思うんですが、今年度教育行政執行方針の中にもございましたけれども、コーディネーターの役割を果たす相談員の配置ということで考えているというふうなこともございましたが、この点について今の現状をお聞きかせください。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
今、教育のほうの御質問かとは思いますが、もとになるのが私ども保健福祉部でございますので、こちらで答弁をさせていただきたいと思います。今年度心理士を置くということで、置くというか委託で配置するということで進めているところでございますが、言いわけになるかもしれませんけれども、なかなか時期的なものでうまく、募集が少ないということでございます。応募された方につきましても、これは委託という形で配置するということで考えておりますけれども、その委託先で面接試験を行ったところ、なかなかその任にかなうような方でなかったということで、一回お断りした経過がございます。その後、なかなか応募がないということでございまして、現時点でまだ配置できていないということでございまして、その方がコーディネーターとして、教育と、あるいは福祉部門も含めましてその業務を行っていただきたいというふうに考えておりましたところでございますが、これにつきましてはまだ未執行というか、まだ配置できていないということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 7番 神長基子
まだ配置のほうがうまく調っていないというようなことです。教育の分野と福祉の分野と連携した中で支援をしていくには、こうしたコーディネーターの存在というのも一つ重要なところだと思います。国のほうでは、町単独での配置が困難な場合は関係市町村の協議によって圏域での配置というのもどうかというような提案もあるようなので、この点については、募集してもなかなか来ないと。待つのみではなくて、積極的にじゃどうしたらいいのかというところで、教育のほうとそこは検討課題としてぜひ考えていただきたいと思います。教育のこの教育委員会のほうからいただいた答弁で、就学先の決定に当たってはということで答弁をいただきました。お子さんが幼稚園や保育園に通われて、そこから小学校に上がる。そのときに、可能な限り障がいのある児童生徒が障がいのない児童生徒とともに教育を受けられるように配慮しなければならないと。ここは今言われているインクルーシブ教育を推進していくということでの流れかと思うんですけれども、インクルーシブ教育というのは、障がいの有無によらず個性を尊重し合う共生社会の実現に向けて市町村の教育委員会が児童の就学先を決定する仕組みを構築すると。このようなことで国の障害者基本計画の中で示さております。これによって音更町でも、通常学級で障がいのあるお子さんも一緒に学べる、そういった環境整備がこれまで進んできたのかというふうに思っております。この基礎的なそのための環境整備で欠かせないものが幾つかあると思うんですけれども、一つにはお子さんの障がいの程度、能力に合わせて特別支援学級と通常学級を行き来できる体制を整えるということ、もう一つは専門性のある支援体制ですとか教員の育成、あと個別の支援計画の作成ですとか、幾つか環境整備で欠かせないものがあると思います。この環境整備が、同じ町の中にあって、通う学校によってといいますか住む地域によって大きく差が出ることは避けなければならないと思いますが、そういった点含めて現状をどのように把握しておられるかお尋ねいたします。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
何点か御質問ございましたけれども、まず就学先の決定に当たってということでの子供の障がいの程度の把握というようなことでございますけれども、これにつきましては、学校等と情報等を共有しているわけなんですけれども、例年10月に教育支援委員会というものを開催しておりまして、これには医師ですとか養護学校、それから教育支援の担当する教員ですとかが入っておりまして、この中で検査結果ですとか診断書、それから担当しておられます施設の職員、あとは幼保の担当者の方の御説明等もいただきながら、さらに保護者の意向も尊重しながら就学先を決定するというようなことで、そういった中で障がいの程度、どういったところが、特別支援がいいのか、または普通学級がいいのかというようなことも含めて決定をしていくというようなことでございます。あと教員の育成につきましては、さまざまな研修等を行っておりますし、そういった中での育成ということかなというふうに存じます。それから、個別の教育支援計画につきましては、基本的に各学校で作成をしているということでございます。作成に当たりましては、幼保の連携といったことも重要になってくるわけなんですけれども、個別の教育支援計画につきましては、小学校、それから中学校への連携ということもございますし、そういった中で情報を共有しながらやっていると。作成をしているというようなことでございます。以上でございます。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
済みません、若干補足ということでございますけれども、地域での多少の違いがあってはいけないという中でどうなのかというようなことでございますけれども、幼保との連携というものが小学校との間で若干のばらつきがあるという現実もございます。そういった中で、できているところ、できていないところ、幼保との小学校の連携というものは若干課題になってきているのかなというふうには認識してございます。以上です。
質問 7番 神長基子
連携をする上で少し不十分な点もあるのかなというふうに実は私のほうで聞き取りした中ではございました。10月に教育支援委員会のほうで保護者さんの意向も尊重しながら就学先を決定するという、そういった委員会が開かれているということなんですけれども、実際に入学してから、そこで漏れたという言い方がちょっと適切なのかどうかはわからないんですけれども、それ以外にも、入学してから、もしかしたらこのお子さんはという、集団の中で少しちょっと気になる点があると。学校側のほうから例えば保育園だったり幼稚園だったりというところに聞いたところ、いや、実はこういったことが、こういった問題がありましたということを後から聞くということも実際はあるようです。そういった中では、学校さんそれぞれが、クラス編成が決まってしまってからでは、もうあとは担任の先生がそこのサポートというところになるんですけれども、苦慮しているという現実もあるようですので、この辺の実態、しっかり把握していただきたいなというふうに思います。ライフステージをめぐっての連携というのでは、幾つかまだ質問を用意していたんですけれども、ちょっとまとめなければいけないので。私のほうで、町内の障がい児支援にかかわっている関係機関、保育士さんや小学校、そして特別支援に直接かかわってきた先生方等々からいろいろ現状をお聞きした中では、一つ、お子さんを中心に置いたときに、つないでいく支援というのが非常に重要であると。重要であることと難しいということ、それを実感として持たれているということ、共通して話されていたことです。当該する児童生徒さんが幼児期を過ごして小学校に上がって、その後中学、高校、社会人、年齢を重ねていくそれぞれのライフステージごとで一貫して継続性のある支援をするためには、それぞれの立ち位置でできる最大限のことを今取り組んでおられると思います。しかしながら、それぞれの機関がつなぐ連携体制が弱いと、それゆえに十分な支援ができないという点も出てきていると思います。その原因は何なのかということも考えていかなければならないところなんですけれども、教育行政と障がい福祉行政、ここの連携ルートというのが確立がされていないんじゃないかということが指摘されているところです。障がい児福祉計画が新たに音更町で今回つくられます。子供たちそれぞれのライフステージにおいて切れ目のない一貫性のある支援をしていくためには、行政に学校等と児童発達支援センター等の地域の関係機関をつなぐ役割を担うことがますます期待されていると私は考えますが、最後、この見解についてお伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
今、議員がおっしゃられたのはまさにそのとおりでないかと私も共通するところございます。先ほど保育所あるいは幼稚園からの学校への引き継ぎが不十分だったという御指摘もございましたので、その点につきましては、私ども修学前の保育教育を担当する部署として改善すべきは改善していきたいなというふうに思っているところでございます。それから、最後におっしゃられました乳幼児期、それから学齢期、その後の青年期の中において切れ目のないように、それぞれのライフステージの中で関係機関が連携を緊密に持って取り組むべきというのはまさにそのおっしゃるとおりであり、今回の児童福祉計画の主眼としているところでございますので、現在でも保健福祉部と教育委員会は必要に応じて連携をしているところでございますけれども、さらにそういう視点を強めた中で今後の障がい児の方々の支援について努力してまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。