音更町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月23日
「通告に従いまして、グリーンツーリズム事業の充実を図られるよう…」
2017年6月23日、音更町議会の一般質問で、堀江美夫議員が質問し、町長 小野信次、経済部長 傳法伸也、副町長 高木収が答弁しました。
- 質問者
- 堀江美夫 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、経済部長 傳法伸也、副町長 高木収
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 堀江美夫
通告に従いまして、グリーンツーリズム事業の充実を図られるよう一般質問をいたします。都会の住民が山村部に滞在し、自然や文化を体験することにより、中山間地域の活性化対策として農林省が積極的に取り組んでいるのがグリーンツーリズムです。これは交流人口をふやす手段としても大変有効的な手法と考えます。特に都市部の高校生が修学旅行で宿泊する農村ホームステイは、相当の効果が期待されます。加工された農産品しか知らない都会の高校生が、土のついた大根やニンジンを引き抜き、大喜びし、その素材の新鮮さに感動している姿をテレビで放映されていました。十勝ではごく当たり前のことが、都会の子供たちにとっては衝撃的な体験のようです。これは、単なる交流人口の増加を目指すだけでなく、その生活体験による食育事業であり、食や農林漁業の大切さを理解してもらう大事な機会だと思います。新聞報道では、5月20日から奈良県の高校2年生178人が来勝し、芽室では37人が12軒の農家で、帯広や本別町、広尾町等の55軒のお宅で1泊し、農業体験をしたようです。この高校生たちは、この感動を家族にも伝えるであろうし、友人、知人にも話をするはずです。これは来勝した生徒本人だけではなく、周りの人たちにも影響を与え、十勝へ行ってみたい、十勝の味を堪能してみたいと思わせるはずです。十勝ファンになっていただく有効なグリーンツーリズム事業のより一層の充実を図るべきと思います。しかし、残念ながらこれらの予算は平成23年で188万3千円ありながら、以降の年度から少しずつ減額となり、今年度は直近の2年間の予算と同額の59万円しか計上されておりません。交流人口の増加を見込むだけでなく、波及効果の多いこの事業のあり方を検討し、見直す必要があると思います。農村ホームステイ事業を主催するNPO法人食の絆を育む会の説明によりますと、十勝管内の受け入れ実績は平成26年、27年には3千人を超えております。28年には2,449人と減少になっていますが、これは当地が台風の影響で受け入れできなかった事情もあります。また、受け入れてくださる御家庭にもそれなりの御負担をかけているのも事実で、受け入れ先も減っているようです。この負担を少しでもやわらげるためにも、その受け入れ先の支援に行政も力を注ぐべきと思います。北海道農政部は、農村民泊の普及は農村の交流拡大や活性化につながるとして、今後いろいろな形で支援するとしています。本町としても、将来的にも音更ファンになっていただくため、高校生の農村ホームステイの受け入れ体制を支援し、ひいては一般客も受け入れる農村民泊の充実につながれば、交流人口のさらなる増加と、地元産品の理解と販売増につながると思います。以上の考えから伺います。1番目に、当初掲げたグリーンツーリズム事業の目標と現状は。2点目、予算が減少し続けていますが、それはおおむね当初の目標とした考えが充足したためなのか、その理由を伺います。最後に、受け入れの増強と支援の充実を図るための方策を伺います。以上の点につき答弁をお願いします。
答弁 町長 小野信次
グリーンツーリズム事業の充実の質問につきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。グリーンツーリズムは、緑豊かな農村地域において、自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動であり、都市住民にゆとりや安らぎのある生活をもたらすとともに、農林漁業・農山漁村への理解促進や地域活性化、さらには子どもたちの教育といったさまざまな観点で大きな効果が期待されております。本町においても、基幹産業の農業を通じて町を知ってもらうとともに、多様な交流によって都市との理解を深めるため、平成元年度から首都圏等の親子を対象とした都市と農村ふれあい交流事業に着手し、17年度まで実施をしてまいりました。また、音更町農協の事業では、平成6年度から14年度まで、福島県立庄原実業高校の農業実習に対して、町も協力してきたところであります。現在実施している事業といたしましては、先ほどの大浦議員からの質問にもお答えしましたが、平成22年度からは、十勝農村ホームステイ事業に取り組んでおります。この事業は、主に関西圏の高校の修学旅行生を十勝の農山漁村へ受け入れ、実際の生活体験の中で、食やそれらを育む産業に愛着を持ってもらうことなどを目的として、NPO法人食の絆を育む会が実施しており、本町の受け入れ農家で組織した「グリーンツーリズムおとふけ」もその構成団体として参画しているところであります。平成22年度の事業開始から昨年度までの本町の受け入れ実績は、延べ35校、1,100人となっており、年度により学校や生徒数に増減はありますが、26年度の10校、242人をピークに年々減少している状況にあります。なお、本年度は、5校、160人の受け入れを予定しており、今月20日から21日の日程で、大阪府立今宮高校の修学旅行生を受け入れたところであります。グリーンツーリズム事業に関する予算につきましては、平成23年度から計上しており、予算額は23年度が188万3千円、24年度から26年度までが100万円、27年度以降については59万円となっております。23年度予算については、東京での都市と農村交流イベントへの出展費用のほか、DVDやパンフレットの資料作成などを初期費用として計上しましたが、24年度以降は、それらの費用を除いて、決算額をベースに事業を実施しているものであります。事業の継続に当たっては、受け入れ先の確保が最大の課題となっており、現在、本町における受け入れ可能な農家戸数は27戸でありますが、御家族の介護、御自身の体調面の問題など、それぞれの御事情により、受け入れを中止または休止される方がふえている現状にあります。当事業の主旨については、現在、参加をされていない農家の方々からも御理解をいただいており、否定的な意見等はありませんが、農繁期に作業を休んで対応しなければならないことや、寝室の確保、御家族の同意が得られないことなどが支障となっております。新規受け入れ農家の確保につきましては、日ごろから各農家に出向いて勧誘を行うほか、関係機関からも紹介をいただくなどしておりますが、実際に受け入れられた方と高校生との感動的な体験やその後の交流の事例など、PRに努めるとともに、管内の各市町村や農協などと連携しながら事業の充実に向けて取り組んでまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。大変失礼いたしました。先ほど、福島県と言いましたけれども、広島県の誤りです。訂正しておわびをいたします。広島県立庄原実業高校が正しい回答であります。大変申しわけありません。
再質問 5番 堀江美夫
再質問をいたします。まず、高校生に向けたグリーンツーリズムですが、答弁にもありましたように、議会の初日の20日に、午後3時から大阪の今宮高校の生徒の1クラスを受け入れがふれあい交流館で行われ、入村式を見させていただきました。翌日の退村式も伺いたいと思ったんですが、いつも3時から始まるということしか承知していなかったんですが、今回は2時に開始ということで、着いたときにはもう既にバスは行って、出た後でした。ちょっと残念でした。以前テレビでこの高校生の農村ホームステイの番組を見たときに、退村式で子供たちが涙を流して受け入れ先の方と別れを惜しんでいる姿を見ました。たった1泊2日の経験ですけれども、本当にそんな思いになるのかということをちょっと目の当たりに見たいなと思って伺ったんですが、残念ながら高校生たちは去った後でした。しかし、この担当されるふれあい交流館の担当の方のお話では、今回も女子生徒の皆さんの大半が涙を流して別れを惜しんでいたということでした。今どきの一見クールな高校生が、本当にたった1日の農家のほんの一部の生活を体験するだけなのに涙を流すということが本当に新鮮に思います。彼らにその新鮮な感動を与えるこの農村のホームステイ事業は、改めてすばらしいものだなと思います。子供のときに受けた強い印象は幾つになっても、私たちもそうですが、忘れないと思います。この農村ホームステイの番組を制作したディレクターも、様似町の海で体験した漁村ホームステイのことが35年たった今も記憶に残っているそうです。今回参加した生徒さんたちも、将来にわたってこの音更の貴重な体験は忘れないと思います。質問で申し上げました芽室に入った高校生ですが、昨年度から修学旅行で十勝入りをしているということですが、そのときの生徒の担任の教諭が、農村民泊を体験した生徒たちの成長を実感して、何かお礼をしたいと考えていたと。これは新聞記事ですけれども、台風で甚大な被害を受けた十勝のためにと何かしたい、お礼をしたいという考えで、行った3年生から義援金を集めることを決めて、今回参加した2年生も賛同し、生徒、保護者、教諭らから約24万円の義援金が届けられたそうです。このように、子供たちは成長し、保護者も巻き込んで十勝ファンになっていただいていると思います。受け入れ先の高校生の新鮮な感性により、今まで気づかなかった発想も受け入れ先は受けていると思いますし、その辺のメリットは考えられます。ですから、年4回から5回、大体1回5人から6人を続けている農家の方もいらっしゃいます。高校生の、と受け入れ先のよい点は、今申し上げましたが、町にとってこの事業の具体的なよい点はどのように捉えていますか。その点を伺います。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
今お話ありましたとおり、来ていただいている高校生、それと、農家さんにとっても感動的な体験をするということで伺っておりますし、先ほど議員のほうからおっしゃられましたテレビ放送につきましても、私も見たところでございます。この事業については、本町というか、十勝全体におきましても大変重要な事業かなというところでは捉えるところでございます。このような交流がございまして、本町としましては、その受け入れ先の大阪のほうの高校生と交流ということでございまして、平成23年度から大阪の方で関係者と一緒に物産展を開いているということでしております。当然受け入れ農家の方も参加しまして、高校生や先生方と一緒に交流しながら音更をPRをしているということでございます。それと、平成26年度からは、受け入れ農家の方が受け入れを行った高校にも訪問しながら交流を図っているということで伺っているところでございます。高校のほうも、事後授業ということで、ただ行って体験するだけではなくて、その後、それに関する授業を図って、いろいろとまたそういう取り組みもしているということで伺っているところでございます。以上でございます。
再質問 5番 堀江美夫
ありがとうございます。現在本町では27戸が受け入れているということで答弁ありましたが、過去の受け入れ先の数字、推移というのは、ここ5年間ぐらいの数字は押さえているんでしょうか。それもしあればお示しいただきたいと思います。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
現在、答弁でしましたように27戸ということでございまして、設立時につきましては13戸、それから平成23年につきましては30戸、24年が32戸、25年も同じく32、26年が36、27年が35、28年からちょっと下がりまして、29というような推移でございます。以上でございます。
再質問 5番 堀江美夫
減っている状況ですが、答弁にもありましたように、すばらしい点が数々ある事業でございます。それなのに受け入れ先が減っているのは困ったことなんですが、これは農家さんの御都合もあると思いますが、この事業の成否は、受け入れていただく農家さんがあって初めて成り立つ事業です。この問題をクリアするためには、農協さんにも協力を仰がなければならないと思います。答弁にはありますが、その農協さんとの協力体制は具体的にはどのようになっていますか、その辺を伺います。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
具体的にはそういう農家さんの、受け入れてくれるような農家さんを紹介していただいたりとか、その農業体験のときに多少お手伝いをいただくというような形では協力体制をしていただいているところでございます。
再質問 5番 堀江美夫
じゃ、特にホームステイに向けて細かく説明してお願いしているというようなことではないんでしょうか。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
直接的にはその、今受け入れにつきましては、先ほど申し上げましたようにNPOさんと、あとおとふけのグリーンツーリズムさんが主体となってやってございますので、直接的なそういうようなことは、農協さんのほうでは今のところはやっていないというところでございます。
再質問 5番 堀江美夫
農協さんの考え等もいろいろあると思いますが、これはいわゆる農産品の宣伝だけではなくて、理解者をふやして、十勝の産品の消費増につながることと思うので、ゆっくり時間をかけて農協さんに理解をしてもらう必要があると思います。理解をしていただくことが大事だと思います。受け入れ先の方というのが、御本人がホームステイのこの事業で、ホームステイで農業が好きになり、十勝に就農された方もいます。関西圏の人は結構十勝に移り住んでいると思います。私の家の隣、近所ですけれども、京都から移住してきた方もいらっしゃいます。これは、この方の娘さんがいわゆる士幌町の婚活というか、それで来道されまして、それで、そのときは18歳で来られて、それで、まだ二十にならないとということで帰されたそうですが、二十になったときに、二十になったからということで来て、農協さんに紹介していただいて士幌の農家に嫁いだという例を聞いております。この方で、娘さんが来たということによって、お勤めになっていた御両親もこちらのほうへ移ってきたという話を聞きました。ですから、まんざら、今回高校生が、たった1日の経験ですけれども、体験することによっていわゆる後継者対策の一助になるということも考えられますし、農協さんの御協力をいただいて働きかけていただいて、さらなるグリーンツーリズム事業の理解を求めて、いわゆる受け入れ先の拡大に御尽力いただきたいと思います。今年度のグリーンツーリズムの事業の予算ですが、3年間とも59万円ですが、これは3年間とも事業内容の内訳は同じでしょうか。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
ほぼ同じような状況でございまして、昨年もことしも、大阪のほうの訪問先に行く関係とか、大体そのような形での予算となってございます。
再質問 5番 堀江美夫
内訳についてはほとんど変わらないということですので、いわゆる紹介ということとか物産展等の費用が大方で、受け入れ先の実質的な支援額は農業体験受け入れ農家支援の臨時仮設トイレの設置10万円ぐらいしかないと思うんですが、その辺は理解よろしいでしょうか。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
はい。議員さんが今おっしゃったような内容でございます。
再質問 5番 堀江美夫
ということは、受け入れ先の予算というのは町としても10万円しかないということですが、ちょっと余りにも受け入れの農家さんに対しては少ないんじゃないかなという感じがするんです。この意義ある事業をするために増築された方とか、改造されて受け入れている御家庭もあります。何らかの形で町ももう少し支援すべきと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
今、その受け入れ農家さんのほうの関係の協力、何と言うんでしょう、指導料、体験料ですか。体験料として各農家さんのほうには1人当たり7千円ということで、そのNPOからグリーンツーリズムおとふけを通しまして支払われているような状況でございます。そのもとはというと、学校生徒さんからの支払いということで、それを通しまして、旅行代理者等々を通しまして、手数料、それから保険料も含めた中で、最終的には7千円ということで各農家さんのほうに体験指導料として支払われているというよう状況でございます。今申し上げました、議員さんのほうからお話のありました、例えば増築するとかその辺に関しましては、町のほうでは今のところは考えを持っていないところでございます。
再質問 5番 堀江美夫
一応NPOのほうから1人当たり7千円を支給というかお払いするということは承知しております。ということは町の負担はほとんどないわけですが、ほかの町村と比較するといつも怒られるんですが、広尾町では、今年度の予算で首都圏の小学生を町内の漁師宅に受け入れる漁村ホームステイですか、何かブルーツーリズムと言うそうです、海のほうは。その予算に今年度379万円措置をされていますが、それと比較してどう思われますか。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
広尾町さんがそのような企画を持つということは、大変それなりの効果があるということでの予算づけなのかなと思いますけれども、本町としましては、これ、今受け入れ体制としましては十勝全域で受けているような形でございますので、本町だけが突出して何かをやるかとか、そういうようなちょっと考えには今のところは考えられないのかなと。今申しましたとおり、受け入れ農家さんの負担が大変だとか、それは金銭的な問題ばかりではないとは思いますけれども、そういうことに関しましては、本町だけではなく、十勝全体でそのような受け入れ体制をしていますので、考えていかなければならないんではないかなというふうに思っております。
再質問 5番 堀江美夫
町のことをアピールするためにも少し受け入れ先の支援をしてあげるべきじゃないかなと私は思うので、ぜひ御配慮いただきたいと思います。都会の高校生だけではなくて、地元の高校生に向けた食のキャンプ、町の子供たちも、サラリーマンの子はなかなか、おおよそのことはわかっても、余り農家の形というか生産物について理解をしていないと思うんですが、そういう考えのグリーンツーリズムもあるんですが、この手法の現況の把握と有効性はどう捉えていますか。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
食のキャンプということでございますけれども、そのNPOさんのほうで十勝管内の高校生に募集を行いまして、池田高校さんのほうから応募があったということで、毎年継続して池田高校を対象にして、10人前後ということで行っていると聞いてございます。NPOさんにつきましては、これ以上対象の高校生をふやす考えはないというようなお話でございました。本町におきましてはどうかというようなことになりますと、先ほどもお話していますように、現在だけでも受け入れ農家さん大変な状況でございまして、確保することもかなり大変だという状況もございますので、本町での実施はなかなか厳しいのかなという考えでございます。
再質問 5番 堀江美夫
現状受け入れ先の皆様が大変だということで、今でも大変だということで、その辺は理解いたします。これまで高校生を対象にしたグリーンツーリズムについて質問をしましたが、この事業は一般の方も当てはまる事業ですが、高校生以外の方たちのこの事業のあり方と対応はどのように考えているのかを伺います。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
一般の方の受け入れというようなお話かと思いますけれども、これも先ほど来お話していますとおり、一般の方まで広げますと、かなり大きな影響が出てくるというか、受け入れ体制を整えるのが大変かなというような考えでございます。このような状況の中で本格的に取り組むとなれば、今の体制、NPOさんばかりでなく、本当に専門的なものをつくって、ノウハウを持った人材を整えながらやらないとかなり難しいんではないかなというふうに私は思っていますので、なかなか一般の方、農家さんの方もそこまでの今余裕はないのかなというのが実際のところかなと思ってございます。
再質問 5番 堀江美夫
当然予算的にも一般向けの事業の予算は入っていないという、そんな感じだと思いますので、それは今後の問題ということで捉えていかなければならないと思いますが、『じゃらん』の道内の人気観光地、目的ですか、人気観光地の調査で目的別のランキング、17年連続で1位だった温泉と露天風呂を抜いて、地元のおいしいものがトップになったということで記事になっておりました。そして、おいしいものを求める地域こそは、函館や小樽ではなく、それを抑えて1位が帯広なんです。この観光客の気質をきちんと捉えることは重要なポイントだと私は思うんです。おいしい農産物のある十勝こそがこのグリーンツーリズムにぴったり合致する事業と考えるんですが、町の見解を伺いたいと思います。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
今、議員さんのおっしゃったとおり、音更も、農業体験ということでも「グリーンツーリズムおとふけ」さんのほうで行ってございまして、その際には芋掘りとかトウモロコシもぎ、それからミニトマトの試食等を行ってございますので、その辺では十分に音更というか、そういう魅力を高校生のほう味わってもらっているんじゃないかというふうに考えてございます。
再質問 5番 堀江美夫
最近の新聞ですけれども、北海道は今後、外国人観光客にスポーツを体験してもらったり、スポーツツーリズム事業を立ち上げたり、登山やカヌー、釣りなどの自然体験型の観光で道内の市場拡大を目指すということでなって、記事に載っておりましたが、グリーンツーリズムとはちょっとは違うとは思いますが、でも現況は、体験型の観光がこれからの観光の主流であると思います。この拡大、こういう体験型の市場は年々広がっており、ヨーロッパは主流ということで、相当の需要があるということであります。普通の旅行に比べて地域にお金がたくさん落ちるといいますか、相当のお金が落ちるということで、地域にとっても非常に大事なことなので、受け入れの問題もありますが、重ねてその辺を考えていっていただきたいと思います。高校生のホームステイですと農家さんも受け入れてくれると思うんですが、外国人とか一般の人だと、ちょっとこれは農家さんも受け入れ、体験はさせていただいても、宿泊までは面倒見てくれないと思うんですが、そうなったときに宿泊先を考えなければならないんですが、そうなったときの対応をどうするか、何か考えはありますか。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
グリーンツーリズムの御質問の中で、いわゆる音更であれば農村ですから農業体験、これを観光と結びつけてどうなんだということもあります。今現在も手ぶら観光とかやっている部分もあります。これ、グリーンツーリズムというのは農家民泊ということに限りませんので、いわゆる農山村地区に余暇を求めてくる、そういう一般的な宿泊施設であってもいいんだろうと思います。その中で近くに体験農場があったり圃場があったりするということの中で、自然を満喫するだけじゃなくて実際に農作業をやってみるとか、そういったことなんだろうと思います。そうなると、そこにターゲットを持つんであれば、これはやっぱり町内の宿泊ですとか、そういう旅館組合さんですとか、そういう実際に旅館業をやっていらっしゃる方、そういう人たちとの御相談が出ると思います。そういう方たちが、そういう体験メニューを組んだ大手の旅行会社さんやなんかとやっぱりタイアップする必要もあると思うんですけれども、そういう商品を組んで、仕組んで、そしてやっていくといったことであればそういう方法もあると思います。今までお話の中で、御質問の中で出ていた高校生の農家民泊、これは趣旨がやっぱり大分違うと思います。接客業をやっている人たちのところに泊まるわけじゃないわけです。今、議員さんがおっしゃいましたけれども、帰るときに、わずかな期間なのにすごい感動的な場面があると。感動を持って帰ってもらっていると。これはなぜ感動を生むんだろうと私も思うんですけれども、それはやはり素人さんがやっているから、農家さんという接客業じゃない素人さんがやって、ふだんの日常を見せると。それが素直な感動を生んでいるんでないかなと私は思います。ですから、つくられた観光ですとか見せる観光だとか、そういう意図じゃなくて、ありのままを見せると。ありのままを体験してもらうと。それが非日常ということで都会の高校生には大きな感動を呼ぶんだろうなと思います。当然その中で、そこの携わっている人たちとの、生産者の人たちとの話の中で、どうやって私たちが、その子たちが、ふだんスーパーで買っている食品、これが農産物であれば、農畜産物であれば、それがどうやってできているんだろうと。そしてこれがどう、じゃ私が飲むこの牛乳は、この食べる豆の缶詰は、1個当たりこの値段が高いんだろうか安いんだろうかと。そこまでやっぱり思いをはせてもらうと。そういう生産者の努力があって、それだけの価値があるものをこの値段なんだと。もっと高くてもいいんじゃないかと逆に言えば思ってもらいたいと。そういう将来とも農業、ここは農業なんですけれども、そういう農業のやはり理解者であり支援者となってもらうという、そういったこともこの体験型の宿泊、修学旅行ですか。企画されているところはそういったことも意図されて高校生を送り込んできているようです。ですので、体験型観光を一般の人に広めて、そこをまた交流人口をふやそうという趣旨と、農家さんのほうに受け入れてもらって高校生の体験宿泊をやろうというのとはちょっと趣旨が違いますので、そこはそれぞれの対応できる範囲の中で、すみ分けてやるべきかなというふうに思っております。
再質問 5番 堀江美夫
副町長おっしゃる意図は十分わかります。業としている人を含めてということではなくて、いわゆる生活する、対応するスペースが必要ということだと思うんです。それで、各自治体で体験移住事業の「ちょっと暮らし」とかって取り組んでおります。「ちょっと暮らし」のそのいわゆる事務所というか宿泊先をつくる必要もあると思うんです。北海道のまとめによりますと、2016年度の事業実績は前年比39.1%と。これはすごく数字が伸びています。3,895人がそういう「ちょっと暮らし」を経験しているということです。これは言うように、別にそこの生活スペースをつくって体験をしていただくということでだと思うので、旅行業者とか旅館組合とかそういうことの問題じゃなくて、こういう状況が非常に顕著にあらわれているということなので、いわゆるこの「ちょっと暮らし」のことを、もう少しこの事業を本格的に考えてみる必要があると私は思うんですが、考えはどうですか。
答弁 町長 小野信次
堀江議員の理想についてはよくわかりました。ただ、今ここで捉えて質問をしてくれている高校生を含めてのグリーンツーリズム、これは、恐らく堀江議員も受け入れた農家さんのお話を聞いての上かというふうに思いますけれども、僕のところは実は受け入れている農家です。何がというと、ありのままの生活をどう見せるかというのがこの感動、先ほど副町長からも説明ありましたけれども、そういったことが一つの売りとして、その若いかかんな高校生の皆さん方に1次産業というのを見せたいというのが一つのきっかけでした。これを発案した人が大体そういうことですから。そういう中で、例えば、農家なんだからといいながらも、誰かが来るとてんこもりのごちそうをつくろうとするのが一般的な家庭なんです。ところが、これは大方の農家の人に、受け入れる農家先の人たちに負担をかけないようにというのも一つありますけれども、大方は、とにかく宿泊する高校生の皆さんで、農家の庭先にあるニンジンやジャガイモや、要するにその素材で、メニューは大方一つ、カレーライスをつくってくださいという話なんですよ。それで、ある子供たちは3時間かかるかもしれないし、手早い子は1時間で終わるかもしらない。でも、そういう体験をしながら一日を終えて、次の日、そして畑に出てわずかな時間に体験をして、そして、自分がふだん人の心に触れることがあっても、そういうなかなか、家族的というよりもむしろ人として触れたということが、そのことに感動を呼ぶ。だから、今堀江議員がおっしゃるように、であるならば、せっかくなんだから補助して、そして家の周りに座って例えばステイするような、そのセカンドハウスみたいに、あるいは家の中を改築、改造してそういうものを受け入れるようなふうにしてあげたらどうなんだという趣旨の話を言われているのかなというふうに思うんですけれども、そことはちょっと、堀江議員が先ほど質問されたところの中では、そこまでは今うちの町で受け入れているのはいっていないということ。いっていないというか、いわば趣旨が違うというふうにね。だから、今堀江議員からすれば、であるならば、例えば社会人はどうなんだと。社会人という中では、観光とは結びつかないけれども、農業ということを知ってもらうというために農協はもう随分前からやっているんですよ。それはボラバイトという制度で、これは決してアルバイトだけじゃない。そしてまた、そこで感動してまたおうちへ、おうちというか復職をするとか、いろんなことの手だてはやっている中で、十勝というか北海道というか、そういった体験をして、そして食と、それから言ってみれば農業を含めて、観光も含めて体感をしていっていただきたいというのが一つの願いで今やっているのが現実のところです。今堀江議員からいろんな提案がありました。そういうのが今後、今のこの絆、育む会というNPO法人の皆さん方がやっているものを越えていくとすると、さっき副町長からもお話ありましたように、やはりそこではビジネスとしてやる、観光としてやる人たちが新たな商品の開拓をしながら提案をしていくというのがまた新たな道かなというふうに思いますけれども、このグリーンツーリズムというのは、あとファームインとか、言葉はすごくいいんです。でも、これは地区に、その地域、あるいはその町によってすごく差があるというよりも、地域性というのはやっぱり出てくると思うんです。だから、我が町、帯広に隣接していて、本当に広大な、真っ平らなところがたくさんあるんですけれども、堀江議員さん御自身もこの町に住んでいて、何で音更にそういうのができないんだろうといつも不安、不満を感じるところもあるかもしれませんけれども、それが自然環境の中で今の音更の現況かなと思いますし、ただ、そういいながらも、今の御提案も含めて今後の中で生かせるものがあればぜひ生かしていきたいものだなと思いますけれども、現況についてはそういったことですので、よろしくお願いします。
再質問 5番 堀江美夫
最後にしますけれども、町長がホームステイを受けているという事実は私も承知しました。私がこのホームステイのことについて質問したのは、私の仲よくしている若い御夫婦が、音更じゃないんですけれども、帯広で5年も6年も、今回の大阪の高校のホームステイにもサポートというか、ということで受け入れてくれた御家族とすごく親しくさせていただいているものですから、その辺のことを聞いて、町長おっしゃるように、来た日はカレーをつくると。子供たちにつくらせてやっていると。それであとはふだんの生活を見せるだけと。特に真新しいことはしていないということで。あと、夜の星の空のきれいさを常に喜んで帰ると。いつも小さな子供、まだ4カ月ぐらいの子供から7歳の子供4人面倒見ながら、子供たちが、小さい子が高校生とのコミュニケーションを上手にとってくれると。そういう一生懸命若い人がやっていってくださるので、ぜひ音更の町も理解していただいて、そういう家庭がふえることが、農家さんのことを思わず言っているわけではないですけれども、大変なことはわかりますが、音更の知名度の向上だとか食育とかいろんな面ですごく、本当に予算は微々たるものだと思うんですが、すごい波及効果のある事業だから、ぜひいろいろ考えていただきたいと。おっしゃられるように、プログラムをきちっとしないと一般の人に向けてはきっとだめだと思います。だから、そういうことも含めてぜひ今後のさらなるグリーンツーリズム事業の御理解を願いたいと思って質問いたしました。これで終わります。
答弁 町長 小野信次
今堀江議員のおっしゃる目指す方向はそんなに変わらないかというふうに思います。ただ、やはり農家さんですから。堀江議員がどこの家庭でもいいというんなら別だけれども、やはりこれ、対象がグリーンツーリズムということで、農家さん、農家が受け入れるかどうかという問題なので、今の数値としては、先ほど部長のほうからお話がありましたように、一定30軒ぐらいあったものが若干落ちたというの、これは、堀江議員もさっきいろんなところを見ているとおっしゃったのでもうわかっていることだと思いますけれども、最初に当初それにしっかりと力を注いでくれていた人たちが、年齢、本当に申しわけないけれども御高齢で引退をされたという方が一気にどっとふえたというところもありまして、今それが減ったからふえたからというのに余り動揺せずに、そういう受け入れる素地は音更にあるんだよということをしっかりとこれからも伝えていくようにしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。