音更町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月13日
音更高校の間口減の予防対策について
2016年6月13日、音更町議会の一般質問で、松浦波雄議員が「音更高校の間口減の予防対策について」質問し、町長 寺山憲二、総務課長併選挙管理委員会事務局長 岸本保、教育長 宮原達史、教育部長 大久保善雄、企画財政部長 傳法伸也が答弁しました。
- 質問者
- 松浦波雄 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、総務課長併選挙管理委員会事務局長 岸本保、教育長 宮原達史、教育部長 大久保善雄、企画財政部長 傳法伸也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 16番 松浦波雄
皆さん、おはようございます。まず最初に、町長、退院おめでとうございます。職場に復帰してくださり、本当にうれしいです。でも、余り無理なさらないようにお願いいたします。では、通告に基づき2問一般質問をいたします。質問のほうはびしびしいきますので、済みません、よろしくお願いします。最初に、音更高校の間口減の予防対策についてお伺いします。北海道公立高等学校配置計画のうち、十勝学区高校配置計画によると、平成27年度3,220人の学区内中卒者数が、平成34年度には2,849人と371人も減少し、それ以降も減少が続くと見込まれています。本年度、音更高校定時制が閉課となり、平成29年度は新得高校、平成30年度には帯広三条高校において、それぞれ1間口減が決定しております。さらに計画では、平成31年度から平成34年度の間に4から5学級相当の調整が必要、中学校卒業者数や欠員状況を考慮し学級減や再編整備を含め検討を行うとの見通しを立てています。近い将来、音更高校も間口減の対象になる可能性は十分あると考えます。もしそのようなことになると子供たちの高校生活、活動に支障が出てくるのではないかと危惧いたします。私は、たくさんの子供たちが明るく元気に学ぶ姿が地域の活性化につながると思います。また、教員等の減少に伴う地域経済への影響も考えられます。そこで、絶対間口減にならないよう、今からしっかり対策を考えるべきではないかと考えます。そのためには、子供たちが通いたい、保護者は通わせたい魅力ある音更高校づくりが最重要と考え、行政として次のような支援が効果的と思いますが、町の考えを伺います。1、音更高校にバスを利用して通学する生徒の保護者の負担軽減と路線バスの利用促進を図ることを目的として、通学にバスを利用する高校生(町外通学者を含む)の通学定期券購入費用の補助ができませんか。2、高校の入学支度は、制服、教科書、ジャージ、その他、保護者にとって大きな負担です。この費用の一部助成ができませんか。3、世界に挑む志、国際社会に寄与する意欲や態度を養い、世界を舞台に活躍する人材の育成を目的に、音更高校から海外への高等学校へ留学を希望する高校生に対し、留学支援金の支給ができませんか。次に、選挙権年齢の18歳への引き下げ等についてお尋ねします。少子高齢化が進む中で、未来の日本に生きていく若い世代に、現在、そして未来の日本のあり方を決める政治に関与してもらうことを狙いとして、選挙権年齢が18歳に引き下げられました。それが、いよいよ本年から行われます。私は、このたびの18歳選挙権により、若い世代の意見がもっと政治に反映されるよう、より多くの若い人たちに選挙で投票し、政治に参加してもらいたいと願っております。1人でも多くの若者が実際に投票所に足を運ぶために、町にはさまざまな点から施策が求められていると思います。そこで、次の点について教育委員会及び選挙管理委員会の考えを伺います。1、今夏の国政選挙において、18歳への引き下げに伴う新たな有権者数と20歳以下への情報提供や投票行動への啓発等の取り組みは。2、選挙への関心を高めるとともに、地域活動へ参加することで自分の暮らす地域に目を向けるきっかけづくりのため、将来の有権者である高校生を投票事務に携わってもらったらどうでしょうか。3、未成年の選挙運動は禁じられていましたが、このたびの法改正により、高校生でも18歳以上であればできるようになりました。私は、高校生にも積極的に選挙運動を行ってもらいたいと思いますが、インターネットを利用した選挙運動を初めとして制約も多く、うっかりと違法行為を犯しやすい。もし高校生が選挙運動を行う場合、知識不足による選挙違反を防ぐために町として対策を考えていますか。4、主権者教育は、高校で始めるより、政治的中立性を堅持することを前提に、義務教育段階でも選挙など基礎的な政治学習は必要だと思います。そこで、中学生は、卒業後社会人となる人もいると考えると、中学生から模擬投票などの体験型学習は効果的と考えますが、町の考えは。5、主権者教育の目的は、単に政治の仕組みについて必要な知識を習得させるにとどまらず、主権者として社会の中で自立し、他者と連携・協働しながら、社会を生き抜く力や地域の課題解決を社会の構成員の一人として主体的に担うことができる力を身につけさせることであります。この目的を踏まえ、教育の現場では、政治的な中立性を確保した上で教育指導がなされなければならないと考えていますが、音更町の教育現場では政治的中立性は保たれているのでしょうか。また、どのように確認しているのでしょうか。6、教育の現場において、教師の意見が生徒の判断を圧倒してはならない、すなわち、意見を押しつけてはならない、これは誰もが認めるところだと思います。しかし、教師が教育現場において自分の考えを述べることは問題ないという意見もあります。教育長の考えは。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
1点目の音更高校間口減の予防対策に対する御質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。公立学校配置計画は、北海道教育委員会が、高等学校進学希望者数に見合った定員を確保するため、中学校卒業者数の増減に適切に対応し、教育水準の維持向上などを図る観点から、地域の実情、私立学校の配置状況等を考慮しながら定員の調整や学校の再編整備等を行うことを基本的な考え方として策定いたしますが、人口減少社会を背景として、十勝学区にかかわらず、全道的に学級減や募集停止が行われている状況であります。そのため、高校の存続、間口数維持を目的として、路線バスの通学定期券の購入や制服などの入学支度への助成を行っている自治体も多数見受けられます。音更高校の状況につきましては、普通科の間口は1学年4学級、定員は全体で480名であります。現在467名が在籍しておりますが、定時制農業科は平成27年度に募集停止となり、来年3月、11名の卒業生を最後に、閉課となります。なお、本町からの通学生は336名で、率にして70.3%と大変高い割合となっております。音更高校の特徴として、昨年度から単位制を導入し、多様な学習ニーズに対応するために選択科目を多く配置し、生徒が自分の目標とする進路のための学習を重点的に行えるようになっておりますが、全道の他の単位制高等学校と大きく異なる点は、普通科でありながら農業科目「地域環境」を1年次には全員が学習し、2、3年次にも農業科目を選択できることになっていることで、これは、農業が基幹産業の本町ならではの取り組みであると思っております。また、昨年度は地域環境の授業の一環として、青葉公園の実施設計に係るワークショップにも参加していただき、本町のまちづくりの一翼を担っていただいたところであります。御質問の通学定期券の購入費用でありますが、音更高校への通学に係る路線バスは、北海道拓殖バスが6系統を運行しており、これに係る通学定期券購入実績は、平成27年度は、延べ1,761枚、金額にして2,820万円であります。利用者の実人数は300名で、率にして62.0%であり、1人当たりの負担は9万4千円となっております。また、入学支度としては、制服、教科書、ジャージ、上靴等が想定されますが、これらについての負担は、概算で約10万円程度と伺っております。確かに、通学定期券購入や入学支度の助成は、保護者の負担軽減につながるものと存じますが、町としては、より多くの方々に音更高校を知ってもらい、誰もが行ってみたい、誰もが憧れるような魅力ある学校づくりが間口数の維持につながるものと考えております。単位制の教育活動や、先週の8日に議場においてすばらしい演奏をしていただいた管弦楽局の活動、また、北海道で唯一、普通科への道外からの推薦入学制度など特色のある取り組みを発信することが、地元の中学生はもとより、多くの中学生が音更高校を志望するきっかけになると思っております。御質問にありました留学支援に限らず、音更高校が魅力を高めるため、みずから実施する事業に対しての支援につきましては検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。なお、2点目の御質問につきましては、選挙管理委員会及び教育委員会から答弁いたします。
答弁 総務課長併選挙管理委員会事務局長 岸本保(総務課長併選挙管理委員会事務局長は2016年6月まで)
2点目の選挙年齢の18歳への引き下げ等の御質問について、選挙管理委員会よりお答えいたします。初めに、選挙権の18歳への引き下げに伴う新たな有権者数と、20歳以下への情報提供や投票行動への啓発等の取り組みについてでありますが、平成27年6月19日に公布された改正公職選挙法により、70年ぶりに選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられました。これにより、本年7月に予定されている参議院議員通常選挙において、本町でも、新たに約900人の方が有権者に加わる見込みであります。選挙は、民主主義の基盤をなすものであって、国民が政治に参加する重要な機会ですが、近年、国政選挙、地方選挙とも投票率は全般的に低下傾向にあります。特に、若い世代の投票率が低く、若者の政治参加が重要な課題となっておりますので、国は、政治や選挙に関する副教材「私たちが拓く日本の未来」を作成し、すべての高校生に配付したほか、全国でシンポジウムなどの開催やポスター、リーフレットを大学等に配付するなど、周知啓発に取り組んでおります。また、町選挙管理委員会としても、昨年12月に、北海道選挙管理委員会と連携し、音更高校の第2学年の4クラスを対象として、選挙制度の概要の講義、模擬投票などの出前講座を実施したところであります。このような取り組みを初め、広報紙やホームページを活用して啓発を行ってまいりたいと考えております。次に、高校生の投票事務への参加についてでありますが、高校生の投票事務従事につきましては、投票の秘密の保持、公平・公正さが確保されることを前提に、法的には可能であり、実施している自治体もあるところです。その性質上、正確さが求められることや投票者への対応、また、アルバイトとなるため、高校生の受け入れには学校はもとより保護者との理解・協力が不可欠であることなど課題も多いことから、慎重な対応を要するものと考えております。しかしながら、高校生が直接選挙に触れることは、政治や社会をより身近に感じてもらうよい機会となりますので、既に実施している自治体の事例も参考にしながら研究してまいりたいと考えております。次に、高校生の選挙違反防止対策についてでありますが、今回の改正公職選挙法により、満18歳以上の高校生は、選挙権を得ると同時に、選挙運動を行うことができるようになりました。現在、インターネットを活用した選挙運動が解禁されており、高校生が生活のツールとして使う携帯電話などを用いて簡単に選挙運動を行うことができるため、意識せずに公職選挙法違反行為を行うことが考えられることから、文部科学省では、昨年、高校生が放課後や休日に校外で行う選挙運動を容認することを都道府県教育委員会などに通知するとともに、生徒が公職選挙法に問われないように指導の徹底を促しております。選挙管理委員会といたしましては、若い世代への啓発活動と同様に、出前講座の実施のほか、パンフレットの配布、ホームページ、広報紙などによる情報提供について検討してまいりたいと考えております。次に、中学生に対する体験型学習についてでありますが、中学校では、学習指導要領に基づき、政治参加と世論、選挙の仕組みなど、主権者として選挙に参加することの大切さについて学び、実践的な取り組みとして、生徒会活動の中で行う生徒会役員選挙を通して、具体的かつ身近な選挙体験としての学習活動が実施されているものと認識しております。中学生に対する、模擬投票等の体験型学習につきましては、学校現場からの要請があれば積極的に対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。なお、以降の御質問につきましては、教育委員会から答弁いたします。
答弁 総務課長併選挙管理委員会事務局長 岸本保(総務課長併選挙管理委員会事務局長は2016年6月まで)
先ほど高校生の選挙違反防止対策についての答弁の中で、生徒が「公職選挙法に問われない」と私答弁いたしましたけれども、「公職選挙法違反に問われない」というように訂正いたします。
答弁 教育長 宮原達史(教育長は2020年3月まで)
教育委員会からは、教育現場での政治的中立性と教員の政治的意見について、関連がありますので、一括してお答えいたします。小中学校における義務教育は、学習指導要領に基づいて教育課程を編成し、生きる力を育むことを目指し、基礎的・基本的な知識及び技能を習得させるなどの教育を実施しております。その中で、主権者教育としての学習につきましては、小学校では第6学年の社会科において、日常生活における我が国の政治の仕組みや国民が政治に参加する権利についてなどの基本的な考え方について学習し、その後、中学校では、社会科の公民的分野において、民主政治の推進と国民の政治参加との関連や選挙の意義について、みずから考えさせる教育が行われているところであります。将来を担う小中学生に対しまして、良識ある公民として必要な政治的教養を身につけさせることは重要であると考えておりますので、これまで同様、学習指導要領に基づき、発達段階を踏まえた指導を展開してまいります。御質問の学校教育での政治的中立性につきましては、教育基本法第14条第2項において、「法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない」と定められており、学校は、政治的中立性を確保することが求められるとともに、教員についても、学校教育に対する国民の信頼を確保するため公正中立な立場が求められております。このことから、職場の長である校長が、日ごろから教員に対して、校内研修や職員会議などを利用して服務規律の遵守など、教育公務員としてのあるべき姿に関する指導を行っております。また、授業は、先ほども申し上げましたように、学習指導要領に基づいた教育課程の編成により実施され、その内容全般にわたり、適切で効果的な授業が進められるように校長や教頭が頻繁に授業観察をしていることもあり、政治的中立性については保たれているものと認識しております。これらを踏まえて、教育現場で教員が政治的意見を述べることについての私の考えにつきましては、教員の言動は児童生徒の人格形成に与える影響が極めて大きいことから、個人的な政治上の主義主張を述べることのないように、今後も、公正かつ中立な立場で指導しなければならないと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 16番 松浦波雄
御答弁ありがとうございました。では、再質問いたします。最初に、音更高校の間口減の予防対策関連についてお伺いします。まず最初に、音更町の現在の中学3年生と小学1年生の人数をお答えください。
答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)
今現在の中学3年生及び小学1年生の人数でありますけれども、中学3年生につきましては497名、これはことしの5月1日現在の人数であります。また、小学1年生につきましては444名と今なっております。以上です。
再質問 16番 松浦波雄
ありがとうございます。今、もう現在見えているだけで約60人減少する。つまり、音更だけでも今後9年間で1.5間口減分の子供たちが減少するということがわかったということでございます。次に、定期券購入費用の補助の件ですが、私は独自にバスの状況を調べてみました。昨年度の全日制の生徒のデータですが、バスの通学者は、音更高校ですね、利用しているのは282名、全校生徒の、町では70%となっていましたが、私が調べたのは60%でございました。これがバスを利用しております。次に、定期券代にどれぐらい使っているか。5千円未満が31名、1万円未満が64名、1万5千円未満が157名、2万円未満が20名、2万円以上が10名。つまり、2万も使って音更高校まで通っている子がいるわけでございます。2万円だとすると、年間24万円もバス代だけでかかっております。兄弟で通わせたら50万近くがかかってしまうということでございます。町の厳しい財政状況もあります。回答いただきましたように、全額というのは確かに厳しいのかなと私も思っております。そこで、次のような助成ができないかを提案したいと思います。一つは、定期券購入費が合計で1カ月当たり1万円を超える高校生を対象に、1万円を超えた部分を全額補助する。これはざっくり計算してみると100万ちょっと、約100万ぐらいかなというふうに思います。もう一つは、一律通学定期の半額を補助するという方法です。これだと、やはりざっくりとなるんですけれども、180万ぐらいかかるのかなというふうに見積もっております。次に、入学支度金の助成の件ですけれども、町の回答としては難しいと。こちらのほうも難しいということではございましたが、先ほど、入学支度金は10万前後というふうにおっしゃられましたが、それは全部一つずつ、予備なしであれば10万ぐらいでおさまると思います。しかし、やはり予備も買うし、部活もするしとなると、やはり入学時に15万、20万かかってしまうんです。やはり親の負担は大きい。本当に大きいんです。たとえ1万円でも本当にうれしいと思います。こちらのほうも、1人につき1万円の助成をした場合、160万円ほどかかります。こちらももう一度検討していただきたいと思うんですけれども、定期券と入学支度金の助成について、再度町の考えをお聞かせください。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
町のいろんな助成ということに関してでございますけれども、確かに、御答弁もしたとおり、保護者にとりましては、支援することで経済的にもかなり助かるところがあるのかなということについては理解はしてございます。ただ、先、まだわかりませんけれども、20年、30年後は確かに人口が減ります。卒業生も減りますので、そうなった場合には、音更高校といえども間口減とか、その辺のことの問題は出てくるかと思いますけれども、今現在におきましてはそのような状況でもないということと、今支援しているほかの高校の状況を見ますと、大多数がやはり間口に比べて地元から入学する生徒の数が極端に少ないと。例えば、ある町では、間口二つある高校に対して中学生の卒業が40名前後、しかもその中からその地元の学校に入る人数が11名ということでございますので、そうなりますと、何が何でもほかのところから来てもらわなければならないというような対策をとらないと間口維持につながらないというようなところが、今補助しているところの学校を見るとそういうような状況でございます。その辺を比べますと、今のところは音更高校はそういう状況になってございませんので、まずもっては、御答弁にありましたとおり、個人的な給付とか個人的な助成ではなく、高校に対して何か、先ほども御答弁にありましたように、魅力的な授業とかそういうものに対しまして、本町が何かお手伝いできるものがあれば検討してまいりたいということで考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。
再質問 16番 松浦波雄
今ありましたけれども、音更だけでも、今後もう見えているこの9年間で1.5間口分の子供たちが減る。音更高校の間口を守る、今はいいから将来考える、本当にこれでいいのかというふうに私は思います。一旦定員割れを起こしてしまうと、そこから回復するのは大変難しいんです。魅力のない学校ということでイメージがしみついてしまうんです。つまり、魅力ある学校づくりは当然学校現場がやるのが第一義、当然の話です。しかし、行政がそれを強力にバックアップするというのがやはり大切なことなんじゃないかなというふうに思うんです。音更の子供たち、先ほどの例もありましたが、地元の子供たち、それをいかに通わせるか、それも大切です。しかし、音更の子供たち以外でも、1万5千円や2万円も使って、払ってくれる子供たちに、今からでも、やはり来てほしいという、そういう意思表示が非常に大切なのかなというふうに思います。やはりそうならないような予防策を10年、20年、30年と見越してやるべきじゃないのかなというふうに考えます。次に、留学支援金についてですけれども、海外で学びたいという意欲を持った生徒は必ずいると思います。しかし、ネックは費用だというふうに思います。国や道にも施策はあります。しかし、それとあわせて町としても独自に支援する、これによって、海外にチャレンジする高い志を持つ若者が、経済的格差にとらわれることなく世界に羽ばたけるチャンスを与えてあげる、そして地元音更高校の魅力化を図る、これについても再度町の考えをお聞かせください。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
留学に関しましては、ほかの高校でも支援してやっているという高校もございます。今現在音更高校がそのような取り組みを考えているのか、また生徒さんたちがそういうような考えでいるのか、ちょっとその辺はわかりませんけれども、そのようなことが今後考えているんであれば、町としましても、補助金のことなので適正化委員会等に諮らなければなりませんけれども、その辺を含めて、答弁しましたとおり、それに限らず、何かしらの実施する事業に関しましては検討する余地があるのかなとは考えているところでございますので、その辺は、今後高校さんのほうでどのように考えているか、その辺が町のほうで協議がありましたら検討はしてまいりたいということでは考えております。以上でございます。
再質問 16番 松浦波雄
この高校生対策というのは国と道がもっとしっかりやるべきだというのは、私も感じます。しかし、活気ある音更町、そして人口減対策の観点から若い子らへの支援は効果があるというふうに思いますので、ぜひ検討、実現してもらいたいと思います。ここで1点町長にお伺いいたします。町長は、少子化に伴い、音更高校の間口減はやむを得ないと考えておられるのか、または現状の4間口は守り抜きたいとお考えでしょうか。永遠にというのはお答えが難しいと思いますので、今後おおむね15年から20年ぐらいの期間をイメージしてお答えください。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
昼間定時制の廃止のときに道の教育長、教育局ともいろんなお話をさせていただきましたけれども、まず、音更高校の特徴としては、地元の高校生の進学率が極めて高い、今70%でございます。もちろん、今中学3年生が497人いて音更高校の間口が160人しかありませんから、そういった意味では音更の子供たちが音更高校に行くその進学率が高くなるのは当然なのかというふうに思いますが、まず、道教委が間口を減らすという一つの条件としては、地元の高校に地元の子供たちが行かないと、こういったことがまず減らす一つの要因にはなります。音更高校の場合は70%ありますから、そういった意味でなかなか間口を減らすということはできないと、こういうふうに言っております。ですから、我々としては、まず地元の子供たちを地元の高校に入れるという啓発をしていかなければいけないだろうというふうに思っております。それから、子供たちが2040年に向けて、社会保障・人口問題研究所の話では、音更の子供たちは今の現在よりも25%減るというふうな予想が出ていますから、子供たちが減るということは、トレンドとしてはそうなんだろうというふうに思っていますけれども、ただ、25%減ったとしても、音更高校の間口の160人は到底まだまだ、あふれてしまいますから、子供たちが音更高校に行くような、そういった環境づくりをしていかなければいけないだろうというふうに思っております。今、音更高校の特徴って何だろうというふうにこの間からずっと話していましたけれども、やはり今、音更高校は、花と緑と音楽と、こういうような形でもって特色的にはあらわれているんだろうというふうに思っておりますけれども、そうした中で地域環境という単位を入れていただきました。私どものほうの提案として入れていただきました。このことによって道外から、単位制でありながら、北海道で唯一本州から推薦枠があるというような高校にもなりました。そういった特色がある、そういった高校づくりができているんだろうというふうに思いますし、地域環境ができたことによって、本州府県の大学に音更高校からの推薦枠というのをかなり多くもらってきております。そうしたことからいけば、生徒さんたちにとって音更高校に行けば地域環境が学べる、それに関連する大学に推薦枠があるんだというふうになれば、音更高校の魅力というのはかなりアップするんだろうというふうに思っています。そういった高校づくりをするということが大事だというふうに思います。先ほどからバスの定期代だとか云々というお話がございましたけれども、音更町、今、高校生に対して1千万程度の奨学金を出しております。その中には当然バスの補助というのも入っているはずでございます。もちろん全員というわけではございません。収入基準に基づいて奨学金は出されておりますけれども、収入の少ない家庭の子供さんたちには、そういった形でもって1千万程度の今奨学金が高校生に出ていますので、そういったことにはバス代の定期の補助も入っているということでご理解をいただきたいなというふうに思います。そんなので答弁とさせていただきます。以上でございます。
再質問 16番 松浦波雄
回答ありがとうございます。町長からありましたように、今、音更高校というのは非常に元気のある学校だというふうに思っております。この元気のある音更高校を引き続き、子供たちが通いたい、保護者が通わせたいと思える魅力ある学校づくりが必要だと思います。長期を見据え、学校現場と連携しつつ施策を行う必要があると思いますので、今、町長の力強いお言葉を聞きましたけれども、引き続き取り組んでいただければというふうに思います。次に、選挙権年齢の18歳への引き上げ等関連の質問に移ります。最初に、町の年代別の投票率、これがあればお答えください。
答弁 総務課長併選挙管理委員会事務局長 岸本保(総務課長併選挙管理委員会事務局長は2016年6月まで)
音更町の年代別の投票率という御質問かと思います。音更町全体として年代別の投票率というのは把握しておりません。ただ、標準投票区であります音更町の総合福祉センターのみ集計数値は把握しておりますので、この投票区が本町全体の標準的な投票率をあらわしているものというふうに考えておりますので、この投票区における直近の3つの選挙の投票率についてお答えいたします。まず、平成26年12月に執行されております衆議院議員選挙におけます20代の投票率、これは音更町の場合36.18%、ちなみにこの選挙における全国の20代の投票率は32.58%となっております。次に、平成27年4月に行われております北海道知事選挙、本町の20代の投票率につきましては35.68%、全道では35.05%となっております。最後に、最も最近行われております平成27年4月26日執行の音更町議会議員選挙につきましては20代の投票率が32.43%となっております。このことから、本町における20代の投票率についてはおおむね30%から40%の間ということで、全国、全道と比較するとやや高い投票率という状況なのかなというふうに考えております。以上です。
再質問 16番 松浦波雄
おおむね20代の投票率が35%前後ということで確認いたしました。全国と比べて若干高いとはいえ、やはり低いということが言えると思います。そこで、高校生の選挙事務というところでお伺いするわけですが、私は、未成年である高校生の就労ということで慎重な対応をすると、それは思います。しかし、若い世代の投票率向上につながる有効な手段の一つとして私としてはぜひ実現してもらいたいというふうに思います。そして、行う場合は、音更、帯広及び近隣の学校との連携、協力、これは当然必要だと思います。そして、その前提は、投票の秘密保持及び公平、公正が確保されることだと思います。これも要望があればということでございましたが、ぜひ連携してやっていただきたいということでございます。次に、高校生の選挙運動ですが、回答では、これについても啓発等をやっておられるということでございましたが、同じ高校3年生でも、有権者とそれ以外の生徒が混在するという状態になります。ことし7月の選挙でも、18歳の子と17歳の子が同じクラスに混在しているという、そういう状況でございます。例えば、ツイッターなどのSNSだと認められるけれども、メールは禁止されているとか、18歳の子は選挙運動をしていいが、17歳だと選挙違反に問われると。つまり、ちょっとしたミスで子供たちが、選挙運動、将来に傷を残すようなことがあるかもしれない、そこを危惧するわけでございます。回答にありましたように、しっかり啓発・啓蒙運動をやっていただきたいというふうに思います。そして、今高校生にのみ焦点が当たっておりますけれども、例えばガイドブックは高校3年生の分はあります。確かにあります。しかし、中学生にもわかりやすいガイドブック、こういうのは必要なんじゃないのかというふうに考えます。そして、中学生に対しても、これも学校現場の要望があればということになるんですけれども、中学生にもこういう議場見学をしてもらいたい、そういう働きかけがあってもいいのではないかというふうに思っております。また、出前授業も考えておられるということでございますので、これも本当に積極的にやってもらいたいなというように考えております。要望としましては、中学生向けのガイドブック、それと中学生の議会見学の推奨等の働きかけ、これについて町の見解をお願いいたします。
答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)
先程のご質問でございます。中学生のガイドブックの必要性についてでありますけれども、今現在考えておりますのは、高校生向けの副教材が、国、総務省及び文部科学省において共同でつくっております。それは高校生向けでありまして、中学生向けにはまだ作成はされておりません。国や道の状況を見ながらその辺は検討していきたいとは思いますけれども、一応学習指導要領の中でも、心身の発達に応じて義務教育として教育は行われていくという部分がありますので、その辺の心身の発達の状況が、中学生にとって今現在そこまで必要性、自分で考える力とかもいろいろ教科ではやっておりますけれども、その辺の発達の状況を見ながらも必要があるかどうかという部分も出てくると思いますので、その辺は、先ほども言いましたように、国、道の状況を見て考えていきたいと思います。それと、中学生の議場見学というお話でありますけれども、中学生の政治の関係につきましては、先ほども答弁ありましたように、公民の分野で行っております。そのほかに、総合的な学習の時間におきましては、生徒会活動等の中でその生徒会役員の選挙等も行っております。先ほどありました議場見学等につきましては、そういう時間的余裕があれば、学校にお話をかけまして、そういう時間的にあれば、そういう議会という、理解を深めるための議会見学というのも必要になってくるのかなと思いますので、その辺は学校のほうにも声かけをしていきたいと思っております。以上であります。
再質問 16番 松浦波雄
ありがとうございます。では、最後になりますが、政治的中立性の部分でございます。教育長の答弁で、最後に、教育現場で教員が政治的意見を述べることについての私の考えにつきましては、教員の言動は児童生徒の人格形成に与える影響が極めて大きいことから、個人的な政治上の主義主張を述べることのないように、今後も公正かつ中立な立場で指導しなければならないと考えておりますという答弁をいただきました。私の期待していた答弁の内容でございます。やはり問題は、学校現場において、政治的中立性とは何か、その限界は何かということを具体的に示すことであって、生徒の政治的選択の自由を侵害しない、子供たちがお互いに意見をぶつけ、討論し合う授業を積極的に行っていただくよう要望し、質問を終わります。
答弁 教育長 宮原達史(教育長は2020年3月まで)
今、最後に中立性についての御要望をいただきました。答弁でも申し上げましたけれども、学校というのは政治的中立性がなければ成り立っていかないということがまず前提でございます。そのためにいろんな法律があります。そういう法律に基づいて義務教育、私どもは義務教育を所管しておりますので、義務教育は進んでいくわけです。御質問の中にも先生の意見ということもありましたけれども、これは、授業の中で対立した一つの問題があるときに、双方の意見が出るように誘導して、これは先生の意見ではなく、主義主張ではなく、討論を進めていく上での道具といいますか、そういうことで、こういう意見もあるよというようなことはしてもいいことにはなっています。あくまでもこの中では、広い視野に立って民主主義の本質を見きわめられるように、それから、大人になって主体的に自分の考え方を持てるように、それから、他方の意見、いろんな意見に対する批判力も持てるように、いろんな意味を持って主権者教育を進めていくということが前提になっておりますので、政治的中立性、これは守って義務教育を進めていきたいと思っております。以上です。