みんなの議会

音更町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月10日

町の情報セキュリティー対策について

2015年12月10日、音更町議会の一般質問で、松浦波雄議員が「町の情報セキュリティー対策について」質問し、副町長 高木収、総務部長 杉本俊幸、情報・防災課長 小塩教敬が答弁しました。

質問者
松浦波雄 議員
答弁者
副町長 高木収、総務部長 杉本俊幸、情報・防災課長 小塩教敬

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 16番 松浦波雄

どうも皆さんこんにちは。松浦といいます。どうぞよろしくお願いいたします。では、通告に従い、町の情報セキュリティー対策について一般質問を行います。過去、情報セキュリティーは万全であろうと思われるような企業でも、さまざまな犯行手口や人為的ミスにより顧客情報が漏えいしております。公的機関においても数多くの事案が発生していますが、特に、ことし6月、日本年金機構が標的型攻撃に遭い、少なくとも125万件の年金情報が流出するという、あってはならない事案が発生しました。さらには、本年10月にも関東自治体の職員が200万件分のファイルをUSBメモリで持ち出したという事案も発生しております。国民一人一人に12桁の番号を割り当てる税と社会保障の共通番号、マイナンバーが来年1月から利用開始されます。町民からは情報漏れなどを不安視する声は根強く、町がどのような対策をとっているのか、高い関心を持っております。そこで次の点について伺います。町では過去、情報の紛失や漏えいなどの事案がありましたか。もしあったとすれば、その原因は。町が今実際に行っている情報セキュリティー対策は、組織体制、物理的セキュリティー、人的セキュリティー、技術的セキュリティー、職員による点検、監査の観点からどのように行われていますか。一旦漏えいしたら重大な影響を及ぼす情報及び情報システムをさまざまな脅威から保護することは、音更町民のプライバシー、財産を守るとともに、行政事務の安定した運営にも不可欠だと考えます。情報セキュリティー対策を重要課題として捉え、強力に推進するためには、その明確な根拠として情報セキュリティーポリシーの条例化が必要と思いますが、町の考えは。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

町の情報セキュリティー対策についての御質問にお答えいたします。初めに、情報の紛失や漏えいなどの事案についてでありますが、これまで各所管課からそのような報告はなく、情報の紛失や漏えいはございません。次に、情報セキュリティー対策がどのように行われているかについてでありますが、本町の情報セキュリティー対策の内部規定として平成17年12月に音更町情報セキュリティーポリシーを策定しておりますが、この情報セキュリティーポリシーは、本町が保有する情報資産に係る機密性及び完全性などを維持するための対策を総合的、体系的かつ具体的に定めることにより、町民の財産、プライバシーなどの保護及び安定的な行政事務の運営を図ることなどを目的としております。情報セキュリティーポリシーは、本町の全ての職員が、その重要性から遵守する義務を負うもので、情報資産の利用及び保管に当たっては音更町個人情報保護条例など関連する法令等の遵守はもとより、情報セキュリティーポリシーに違反した職員は、当該違反により生じた結果の重大性及び当該違反の悪質性等に応じて懲戒処分等の対象となる場合もある旨を規定しているところであります。御質問の組織体制につきましては、情報セキュリティーポリシーで情報セキュリティー対策を積極的に推進するための体制及び役割を定めているところでありますが、日本年金機構が標的型攻撃に遭った事案以降、地方自治法に基づく国の技術的助言により、副町長を最高情報セキュリティー責任者とし、以下、ネットワーク管理者、情報セキュリティー責任者等の体制を整えております。物理的セキュリティー対策としては、サーバーやネットワーク機器等の重要機器を設置する場所の安全性の確保、当該場所への入退室管理等の物理的及び環境的な対策を定めております。また、近年は外部のデータセンター利用を進め、サーバー機器は減少してきておりますが、その反面、ネットワークの重要性が増していることから、通信機器は予備機を備えることで、機器障害により住民へのサービス停止を招かないような対策をとっております。人的セキュリティー対策としては、職員の責務、職員に対する情報セキュリティーポリシーの啓発、情報資産に対する侵害が発生した場合の職員の報告義務等の人的な対策を定め、情報セキュリティーの一般的事項を掲載した音更町情報セキュリティーハンドブックを全職員に配付するとともに、情報セキュリティーに対する意識の徹底を図っているところであります。技術的セキュリティー対策としては、情報資産を不正なアクセスから守るため、ネットワーク管理上、外部からの侵入等への対策、認証によるアクセス制御等の技術的な対策を定めております。具体的には、ファイアーウォール等を設置して外部との通信を制限するとともに、木野支所などとの重要拠点間における通信の暗号化、システム利用時には利用者番号とパスワードの入力や、住民基本台帳ネットワークシステムでは、静脈による利用者認証を行っております。また、ファイアーウォール等の通信制限の設定を随時見直すなど、情報の流出防止面からも対策を講じているところであります。なお、住民基本台帳を初め、税や福祉といった個人番号を利用する業務システムをインターネットから分離するなどの安全対策につきましては、1月からの運用に向けて準備を進めているところであります。このほか、運用面でのセキュリティー対策としては、電子情報を格納したサーバーや職員が操作するパソコンにはウイルス対策ソフトを導入しており、利用端末では、許可された外部記憶媒体以外は利用できないようにするとともに、端末そのものにもデータが保存できない仕組みを導入しているところであります。職員による点検につきましては、住基ネットや国税連携システムなど全国的な運用基準の定められたものについては、それぞれ年に1度自己点検を行うこととなっておりますので、各所管と情報システム担当職員が連携し実施しております。最後に、情報セキュリティーポリシーの条例化についてでありますが、マイナンバー制度の開始に伴い、情報セキュリティーに対する町民の関心は非常に高まっている反面、攻撃手法は非常に高度化、多様化しております。また、技術の発展に伴い自治体クラウド等も進んでおり、これらの社会情勢の変化にあわせ、技術的対策にとどまらず、人的対策の重要性は認識しているところであります。現在のところ、国からガイドライン等が示されておりますので、これらを参考として、情報セキュリティーポリシーなどを見直しながら実務的な対策を講じることとしており、条例化の考えは持っておりませんが、今後、他市町村の状況も確認しながらその必要性等について研究してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 16番 松浦波雄

御答弁ありがとうございました。まずは今まで過去、町で情報の紛失や漏えいなどはなかったということを聞きまして大変安心いたしました。本当に関係各位の努力と職員さんたちの高い意識のたまものだと思います。引き続き情報の紛失や情報漏れなどないように、本当にしっかりお願いしたいと思います。ここで、2項目めに質問が移っていくのですけれども、情報資産管理等もやっておられるということで、ここで少し共通認識を持ちたいのですけれども、数々の情報セキュリティーの具体的な対策をやっておられるのを確認いたしました。その大前提として情報資産の把握もやっておられると確認しましたが、私は、まずこの情報資産というものについては、ソフト面とハード面に分類して重要度のランクづけを行う、そして、それにかかわる人の範囲はどこからどこまでなのか、物の範囲はどこからどこまでなのか、一つも漏れがないように把握する。そして、そこまで明確にしてから、起こり得るリスクを分析していく。私は、情報資産管理とリスク分析は今述べたように行うという認識ですが、町の認識はどうでしょうか、お答えください。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

ただいま御質問ございました情報の管理についてということでございます。町におきましては、電子媒体から文書等、いろいろ保持している情報は多々あると思います。そういった中で、その情報が持っております内容によりまして、機密性または完全性といった範囲での情報の区分けは必要なものと思います。それと、体制につきまして、そのリスクをどのように判断していくか、そういったことも必要なものと考えております。重要度の高いもの、そういったものの中で管理しているという部分では、保管、そういった形で徹底を図っているような状況でございます。施錠できるようなところに保管する、そういったような形で今対応をとっているところでございます。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

済みません、ちょっとよくわからないところあったのですけれども、恐らく同じような認識だったのだろうと思います。そこで、やはり情報セキュリティー対策の具体的な対策の目的は、たくさんの情報資産をさまざまな脅威から保護することにあると思います。特にこのネットワークで結ばれている現状から、一つの穴や一つの漏れも許されないと思いますが、町の見解はいかがですか。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

議員のおっしゃるとおりに、情報が漏れるという観点からいえば、そういったところがないように努めるのが行政の責任だと感じております。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

ありがとうございます。やはり一つの穴から、一つの漏れから、それでセキュリティーが崩れているということが言えると思います。次に、情報セキュリティーのウイルス対策ですが、これはウイルス対策ソフトだけで十分でしょうか。町の考えをお願いいたします。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

ハード面におきましては、現在とり得る形としては、ウイルス対策ができるソフトを使っての対応というのが今、最善的でとれる体制かと考えております。また、そういった環境にさらさないといったことも、できる範囲で対応をとっていくことが必要かと考えております。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

ありがとうございます。IPA、独立行政法人情報処理推進機構という組織がございます。これは、コンピューターウイルス不正アクセスの届け出状況について次のように発表しております。USBメモリなどの外部記憶媒体を介してウイルスに感染する被害が多く発生している。IPAが2010年に実施した調査では、発見したウイルスの侵入経路として、外部媒体または持ち込みパソコンによるものが48%あったということです。つまり、ウイルス被害の約半分はUSBなど外部媒体によるものなのです。これから言えることは、ウイルス対策はウイルス対策ソフトだけでは不十分ということであります。物理的にも人的にもセキュリティー対策を行わなければならないと考えます。そこでお聞きしますが、議員控室、この情報端末は職員の情報システムとして物理的に隣接しております。また、ウイルスの感染源となりやすいUSBの受け口もあります。試しにUSBを差してみましたが、しっかり認識しております。つまり、情報資産管理及びリスク分析の観点から漏れているのではないかと思うのです。一つあるということはほかにもあるのではないかと考えますが、町の見解はいかがでしょうか。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

議員控室で使用されているパソコン等につきましては、庁内でほかの業務等で運用しております機械、その点については一緒の機械を使っておりますけれども、系統としては内部で一緒にならないように、全く別な系統で設置しておりますので、そういった面では町の情報のほうに入るといったようなことはとらない形で設置させていただいているところでございます。

質問 16番 松浦波雄

過去情報漏れを起こした部署は全てそういうふうになっているのです。つまり、単にルーターなどで分断しているだけの話だと思うのです。だから接点が必ずあるのです。接点があるということは、それは、ほかの切ったつもりの端末にも移っていくという可能性が十分あるのです。最初に述べたように、こういうIT企業で絶対に漏れるわけがないというところが漏れるのは、幾ら分断していても、物理的につながっている以上、必ず破られるということなのです。ですから、今の部長の認識は少し甘いのではないかと思いますが、いかがですか。

答弁 情報・防災課長 小塩教敬(情報・防災課長は2015年12月まで)

今、議員さんの使っていただいているパソコン、どういった形で使っていただけるかという部分も若干御相談しなければならないかとは思うのですけれども、事務的にスタンドアロンというような形で、インターネットにつながらないような形で御利用いただけるという使い方であれば、回線は切らせていただくことによって、外部からのネットワーク参入という経路が物理的にあるということについては、遮断できると考えております。なお、その状態ではちょっとやはり使いづらいということであれば、単独に外にインターネット回線を契約していただいて、そこから出ていくと。なお、それに係る各経費等、維持管理、保守等を含めて別段で費用がかかると。現状では、物理的につながってはおりますが、論理的に厳しく分けて、拒否というような形で設定を、町側の行政システムのほうには来られないような形で設定をしておりますので、その同じ役場の大きな中のシステムの中で今は使っていただいていると。インターネットと、あとワープロソフト、表計算ソフトが入っているという形で御利用をいただいておりますので、そのあたりは、どういった形が一番、役場サイドの情報資産を守るということを第一という形で考えておりますので、現状では、それぞれどういった使い方になるのか御相談いただきながら対応を考えていくというような形で考えております。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

今、実際の議員控室のパソコンの系統について担当課長のほうから御説明させていただきました。物理的というか、全体的には機器が一緒のところを使っているという部分で、それに対して、今町のほうで対応をとっております、中で分断しているという部分におきまして、それに対応するウイルス等があれば、議員がおっしゃるとおりに、そこを攻撃されるという形のものがあれば、そういった影響を受けるというのが全くないとは言えないと考えます。以上です。

質問 16番 松浦波雄

私が言いたいのは、そこが今言われたように独立しているから大丈夫だという認識が違うのではないでしょうかということを言いたいのです。つまり、私は、役場全体、もしくはそのほか含め、システム回線図を見ることができません。どのようなつながりになっているのかわかりません。だから、今私が少なくとも見ることができて現実にさわることができたものを例題として挙げたまででございます。先ほどウイルス対策ソフトのことも言いましたが、余りにもこのようなソフトに頼り過ぎ、フィルタリングソフトに頼り過ぎると、逆に非常に使い勝手が悪いものになってしまうのです。だから、使うところはどんどん使わせる、せっかくあるものはどんどん使わせる体制にする、そのかわりセキュリティーをしっかりする。今、先ほど言われましたように、スタンドアロンにするというのはもうもってのほかで、逆です。使わせるところはどんどん使わせる。ただし、使う人間も使う資材もきちんと安全の対策をとって使うと。それはたまたま例として議員控室を言っただけの話で、一つあればほかにあるのではないでしょうかというのを言いたかったのです。本当に大丈夫なんですかということを言いたかったのです。ですので、逆に使い勝手が悪くならないように、よくそこは検討してもらいたいと思っているのです。もう一回システム回線を含め、本当に漏れがないのか、穴がないのかというのを、技術的セキュリティーの面で申しましたが、よく点検してほしいと思っております。決して機能を制約しなさいとかそういう話ではございません。次に、同じく漏れがあるのではないかということで、今度は人的セキュリティーの部分に入っていきますが、私は議員に当選してもう6カ月になります。しかし、今述べましたように、システムの回線を使うことができる、役場内を自由に歩くことができる、こういう人物に対して、1度も情報セキュリティー教育が行われておりません。リスク分析をしっかりやっておれば、オンライン化された情報端末を操作し、かつ役場内を自由に歩ける人間に対しては必ずセキュリティー対策をしなければならないというのが浮かび上がってくるはずだと思うのです。これは言いにくい人的対象があるのではないかと思わざるを得ないのです。つまり、情報セキュリティーの組織体制上重要な地位を占める副町長、各部長に対して本当に情報セキュリティー対策の教育をしているのか。最高情報セキュリティーの責任者である副町長、また、情報セキュリティーの責任者の各部長に対してどのような教育をされているのでしょうか、お答えください。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

各部長等の情報セキュリティーに対する認識、どのようにさせているかということでございますが、基本的にはポリシーハンドブック等、各条例規定ということにございますので、そういった面で周知というか、理解していただいているというような形でございます。今お話がありました部分について、特別なそういった管理職研修という形は今行ってはいない、これまでは行ってはいないということでございます。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

やはり上の最高情報セキュリティー責任者を含め、セキュリティーを管理する者に対して教育を受けていないというのを確認いたしました。これは、情報セキュリティーの責任者は、音更町民のプライバシー、財産を守るということと、あわせてやはり自分の部下を守るという面もあると思うのです。管理者としての責任は非常に重いと考えております。最初の答弁で述べていただいたように、万一職員がうっかりミスなんかで情報を漏らしたら懲戒処分を食らってしまうのです。だから、人間はミスをします。しかし、情報セキュリティーのミスは取り返しがつかないことになってしまいます。人間はぽかミスやうっかりミスをするという前提からリスク分析を行い、職員にも絶対そんなことをさせないという具体的措置が大切だと思います。ちょっと細かな具体例に入っていくのですけれども、例えば、ここにUSBのキャップがあります。非常に安いものですけれども、先ほど申しましたように、USBについては、半分近くがウイルスの被害が起きる場所です。ですから、このようなものを使ってUSBの口を塞いでおく。そして、USBの使用禁止などと表示をしておけば、それでも使おうとする人はいないと思うのです。使うところはどんどん使わせる、使わせていけないところは絶対使わせない。これは本当にほんの一例ですけれども、リスク分析をしっかりやれば、このようなことはやっぱり出てくるのではないかなと思うのです。これはほんの一例で、まだまだたくさんのことをしなければならないのですが、全体を漏れなく徹底させるということは非常にやっぱり難しいと思うのです。これは恐らく担当の所掌の方も認識されているところだと思います。非常に難しいと思います。このように、情報セキュリティーの一担当者が走り回っても、このようなことを徹底するのは大変困難です。しかし、上から自分の責任範囲の職員などに対して指導をすれば、徹底は早く、確実だと私は思うのですが、町の見解はいかがでしょうか。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

先ほど部長職等の研修の話を御答弁させていただきました。ちょっと足りなかった部分はございますけれども、情報セキュリティーに特化した研修は受けていないということで御答弁させていただきましたが、管理職研修というのは広い範囲で、そういったことも含めての、特化した部分ではないですけれども、管理職研修というのは受講しているような形で、対応は一応しておりますので、全くしていないということではないので、御理解いただきたいと思います。また、今お話しありました、個々の機器に対して、本町におけます電算情報システム担当職員、そんなに多い人数はいないのですけれども、そういった中での対応が非常に大変な中ということもありますけれども、昨年、シンクライアントにしまして、先ほど答弁がありましたけれども、機器自体がそういうふうに外部記憶媒体、USB等については、許可されたもの以外は使えないような形で今設置しているということもございます。そういった対応でさせていただいている。そうなっているのであれば、使わないところは、今お話しいただいたような、ふたと言ったらおかしいですけれども、そういったものを外部的にもわかるようにということのお話でございますけれども、実際に今そういうことで、差し込み口があっても、職員については利用できないようにしているような形をとらせていただいているところでございます。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

先ほども少し言いましたが、ソフトに頼るとやはり漏れが出ると。今、USBだって使えないようにソフトで対応しているとありましたが、私も確認しましたが、これ開きます。もしこれウイルスだったら、間違いなくこれは感染いたします。次に、監査のところに移っていくのですけれども、本来であれば1月からマイナンバーが運用開始されるということで、不安を持っている町民に対し、本当にこれで大丈夫と言えるような具体的な対策をするべきではないのかと思うのです。ここまでやったので漏れはありません、だから安心してくださいと、やはりそういう体制をとるべきだと思うのです。そのためには、先ほど自己点検で監査をしているという回答がございましたが、やはり情報セキュリティーの組織体制に基づき、しっかり専門的な見地から監査を行い、よし、これで大丈夫だと。マイナンバーが始まっても大丈夫だ、情報漏れはありませんと、そういう体制をとるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

今、マイナンバーの施行に際しましての庁内の電算機器、情報管理等についての監査ということの自己点検というような御質問でございます。先ほど来議員からの御質問では、機器等のほうには穴があるという場合もあるといった御質問を受けております。現在は、先ほども答弁いたしましたけれども、まずはシステム的にそういった影響を受けないようなことを進めさせていただいている現状でございます。また、職員に関しましても、またこれ、マイナンバーにつきましては新たな制度でございますので、その取り扱いについて、人的なセキュリティーということで周知を図っていくということで今対応は考えております。したがいまして、今専門的な方を入れましての監査ということは、今のところはちょっと対応を考えていないところでございます。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

監査は考えていないという答弁ではございますが、本当にこの情報セキュリティーに関して、マイナンバーだけではないのですが、本当にたくさんのものがございます。でも、何かがある結節のときにはやっぱりやらなければいけないと思うのです。恐らく年に、今ありましたか、1回か、もしくは2回か定期的な監査と、何かの結節を捉えての臨時監査とあると思うのですけれども、本当にこういう大きな事業で、この議会でもたびたびマイナンバーに関する不安の声が質問として上がっております。そうであるならば、なおさらしっかりとした監査をやって、そして情報セキュリティーの組織をフル稼働してやっていただきたいなと私は思っております。そして、人的セキュリティーの最重要の対象は幹部職員だと思っております。上から、とにかく上から認識を深めて、そして、セキュリティー対策は上から下へ流れるようにぜひやっていただきたいなと思っております。では次に、3項目めに申しました条例化の必要性ですけれども、セキュリティーポリシー、平成17年ですか。これほどIT環境が変化して、総務省も情報セキュリティーポリシーを定期的に見直しなさいと指導していることだと思います。にもかかわらず町ではもう10年近くも見直されていません。これはなぜ見直しがされなかったのでしょうか、御答弁をお願いします。

答弁 総務部長 杉本俊幸(総務部長は2017年3月まで)

セキュリティーポリシーの見直しについて、過去の経緯の関係でございます。町としては、一度平成24年に全体的な見直しをかけるような形で準備は進めておりましたけれども、システム機構自体が大きく変えていくというような部分になってきたことから、今現在、保留したままという形になっております。また、今年3月に総務省から見直し、改定文ということが出されております。そういった部分で、それもあわせて見直しをしなければならないという状況にはございますけれども、今のところまだそこの体制というか、準備ができていないというような状況でございます。基本的に、先ほども申しましたハードの体制を今整備しておりまして、それらの構築にあわせた中で、ポリシーの中も整合性を保つような形をとらなければならないということもございまして、対応がちょっとおくれているということの状況がございます。そこの点については、十分な対応、体制がとれていないというような御意見もあろうかと思いますけれども、それについては、個別に、マイナンバー等に関しましては、人的セキュリティーを高めるための周知等はしていくというような形で今進めているところでございますので、御理解いただきたいと存じます。

質問 16番 松浦波雄

先ほどから言っておりますように、組織体制が本当に機能しているのであれば1年に1回は見直すはずだと思うのです。必ず見直すはずだと思います。それが10年以上も更新されていない。また、先ほど、幹部職員含め一般職員、要するに新卒の人も含めて同じ職員マニュアルがありますけれども、それも平成17年度から更新されておりません。つまり、町の情報セキュリティー対策は実は形骸化しているのではないかという不安すら感じるのです。本当に職員さんとか担当者さんだけが一生懸命頑張って何とか今まで事故がなかったのだ、それだけなのではないだろうかと思うのです。このように、たとえ文章化していても、ただあるというだけで、これはみんなほとんど見ていないのではないか、もしくはそれに基づき行動していないのではないかと思ってしまうわけでございます。やはり条例化するというメリットは、何よりも情報セキュリティー対策と、こういう重い課題に法的根拠ができることなのです。最初の答弁で、条例化は考えていないとありましたが、この条例化についてもう一度前向きな回答をいただきたいのですが。よろしくお願いします。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

町の情報セキュリティー対策ということで種々御質問いただきました。今、情報セキュリティーポリシーを当初設定した年度から非常に年数がたっていると。それからハンドブック、職員に配付しているものについても同じように年数がたっていて、改訂をされていないと。御指摘のとおりであります。これについては、今いろいろ内部的な事情は申し上げたところでありますけれども、職員をこの規定によって周知し、この情報の大事さということを知らしめるための手段としてはやはり不十分だったと反省しております。これについては国からのガイドラインもありますので、それらとつき合わせながら、町の現状に即した形で見直すべきところを速やかに見直していかなければならないと思っています。また、今までの情報分野というのは、今御質問もあるわけですけれども、非常に短い周期で、すごい技術革新が進んでおります。それはハード面だけではなくて、いろんなソフトの分野も含めて大変な勢いで進んでおります。やはり私ども行政機関としては、なかなか追いついていくのが正直難しい部分もあります。ハードについても、頻繁にOSやなんかが改修されますので、それに飛びつくことは決してしておりません。経費の部分もあるのですけれども、その動作確認等がきちっとできたものについて、安定性があるものについて、更新するべきときにOSなんかも更新するようにしております。そのハードの機器構成についても、先ほど御答弁しましたけれども、シンクライアント方式ということで、職員のそれぞれの業務用パソコンの中には基本的にハードディスクは持たないと。記憶媒体を持たないという形で、なるべく一元管理、データセンターでやるようなこともいろいろやらせていただいております。ただ、その中でも、やはりそれを操作するのは職員というか人でありますので、御指摘のとおり、人的セキュリティー対策、これは研修ということも含めて一層やっていかなければならないと思っています。そして、先ほど来マイナンバーの関係の御質問もいただいております。マイナンバーということが出て、年金機構の問題もあって非常に関心は高いと思います。国からもいろいろ助言という形で指導が来ておりまして、基本的には、住基情報、それから税、福祉等のいわゆるマイナンバーに直接関係するような業務を扱うような部署については、端的に言うとインターネット回線と切り離してくださいと。インターネット回線につなぐことを、先ほど御質問にもありましたけれども、論理的な分断をやっても、どこかで機械的にはつながっておりますので、そこを破られるおそれは全くないとは言えません。ですのでそこはもう物理的に切り離してしまうと。そうすると、職員は業務上、そのマイナンバーに絡んだ業務をするときにはこのパソコンを使うと。そうじゃない通常のほかの業務をするときにはまた別のパソコンを使うというようなことにもなる場合もあるのですけれども、いたし方ないと思っています。物理的な分断もそういうセクションについてはやるということで今準備も進めております。マイナンバーは、やはり町民含めて非常に不安視するという声、私もよく承知しておりますので、町としてこれについては十分、音更町から少なくとも情報が漏れるとか盗まれるといったことが絶対ないような措置は講じていくということで、町民の皆さんにもその対策については私どもも積極的にPRしていきたいと思っています。そして、情報セキュリティーポリシー、これは非常に重要だということに鑑みて、条例化というお話でございます。条例化について、必ずしも否定するわけではございません。ただ、条例ということになれば、これはやはり条例の目的というのは、広く町民の方に周知し、広く町民の方にその内容を遵守していただく、あるいは町民の方に一定の制約を与えるといったのが条例であります。したがいまして、今の情報セキュリティーポリシーというのはあくまでも内部向けといいますか、私ども情報を取り扱う、基本的には職員等を対象にした部分の規定になっております。したがって、これを、技術的な分野もかなり入ってきます。そうしたことを条例という形で町民の方にわかりやすく、広くお示しするということはなかなか難しい部分もあるのかなと思います。ですから、条例という形をとらなくても、職員にはもう当然、公務員ということのまず枠がはめられておりまして、その中で守秘義務もありますし、さまざまな制約を課しておりますので、まずはこの情報セキュリティーポリシーというのをきちっと今のものに対応するような整備を進める中で、条例化によらなくても、これは音更町としてはきちっとした、さまざまなこの分野の情報管理をしているのだということをきちっと町民の方にも安心してもらえるようにお示ししていただくということをしていきたいと思います。その上で、ほかの自治体等においても、余りまだこの情報セキュリティーポリシーを条例化したという実例は聞きませんけれども、今後の情報化社会の中で、町民の方に対してもそういうお知らせをすることの必要性が生じる可能性もありますので、今後の研究課題としては捉えさせていただきたいと思っております。以上です。

質問 16番 松浦波雄

まず今、マイナンバーを一つの例として私は挙げました。これは将来の電子自治体の入り口だと思っているのです。ですから、個人情報保護法で大変だとか、今回のマイナンバー法で大変だとか、これは入り口だと思っているのです。たくさんのいろんなソフト面、ハード面含め出てくる。それは今、副町長がおっしゃられたとおりだと思います。それに対して、一つ一つやるのではなくて、横からがさっと枠をはめてしまう。また、副町長の答弁の中に漏れがあると思うのですが、今、職員にと言われましたが、職員だけでは不足だと思っているのです。つまり、例えば入札情報にしろ、いろんな税の情報にしろ、関連するような人は職員だけではないと思うのです。そのような人もやはり統制する場合も出てくると思います。そのときに、本当に職員だけの内部規定でいいのかと私は思うわけでございます。だから条例化を提案したわけでございます。やはり将来を見据え、今だけの事象にとらわれるのではなく、電子自治体になったときに、そのときにもちゃんと対応がとれる体制、その心構え、そういうのをやるべきだと思っております。いずれにしましても、私は、住民の権利、利益を守るためにも情報セキュリティー対策を強力に町としては推進していただきたいと思います。それが町民からの信頼確保につながるとともに、住民から喜ばれるサービスにつながると思います。また、少し前も述べましたが、やり方を間違えると、今度は物すごく使いづらいものになってしまう。例えば、よその町の議会のホームページさえ我々は見られないと、そんなふうに変な、かかってしまうのです。ですから、よくそこら辺は、情報公開する部分はどこなのか、使いやすくする部分はどこなのか、締めるべきところ、閉ざすべきところはどこなのか、そういうところを含めながらよく検討して、今後の町の情報セキュリティー対策を進めていただければと思います。以上で終わります。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

情報セキュリティー対策、これについては、本当にどこまでやれば終わりがあるというものではないと思っています。その時々のその時代、その時々の仕組みに合わせて常に変えていく、見直していかなければならないと思っています。電子自治体という話でありますが、もう既に私ども、電子自治体というところに入り込んでいるのかなという思いもあります。ただ、議員おっしゃられるように、ますますそういう電子自治体というのはこれから本格的に、一層進むのだろうなという予想もします。そういったときに、その入り口である今のような状況の中、これをやはりしっかり足元を固めておくと。将来を見据えて対策を講じていくということは大変重要なことだと思いますので、今後ともこの対策については十分意を配してまいりたいと思います。

出典:音更町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる