みんなの議会

音更町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月17日

団体自治の意思決定について

2013年12月17日、音更町議会の一般質問で、真田健男議員が「団体自治の意思決定について」質問し、町長 寺山憲二、総務部長 高木収が答弁しました。

質問者
真田健男 議員
答弁者
町長 寺山憲二、総務部長 高木収

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 真田健男

本日5人目ということで、疲れていると思いますけれども、追加の2の質問をさせていただきます。団体自治の意思決定についてということで、消防の広域化に関連して質問をしたいと思います。今回の行政報告で消防の広域化が触れられておられます。行政報告では、消防の広域化については、平成28年4月1日をスタートとしてオール十勝で推進しておりますが、広域化後の消防の円滑な運営を確保するため、消防組織法で定められている広域消防運営計画の素案が本年11月に開催された市町村長会議において確認されましたと。そして、今月、12月3日に開かれた総務文教常任委員会にその内容について報告をしたという報告になっておりますけれども、この広域消防運営計画というのは、私の理解では、広域化しようと合意した自治体同士でつくり上げる計画です。ですから、そのときには、これに加わった市町村は全て広域化を是として計画をたとえ素案であってもつくり上げたというふうに私は理解をするものでございます。そこで3点ほどお聞きをいたします。この消防組織法でいうところの広域消防運営計画の法的な意味というものはどのようなものか明らかにしていただきたいと思います。そして二つ目には、団体自治、普通地方自治は住民自治と団体自治で構成されていると教科書には出ていると思いますけれども、住民自治についてはいろんな形で身近な問題として受けとめられていると思いますけれども、この団体自治、市町村と普通公共団体ですか、これらがその政策なり考え方なり、対外的に表明するのが団体自治だというふうに私は思いますけれども、この団体自治の意思決定における議会の役割、これはあるのかないのか。私は当然あると思いますけれども、この議会の役割というのを町はどのように認識されているのか。あるという前提に立てば、町議会にこの消防広域化の問題をどのように説明をされたのか、そして、議会での論議内容というのをどのように受けとめられ掌握されているのか、これをお聞きしたいと思います。三つ目ですけれども、この広域化に対する音更町の意思決定は誰がいつ、どの時期にといいますか、誰がいつ行ったのか。その意思を決めるに当たって組織的な議論がどのようにされたのか。このことは、一部事務組合、十勝圏複合事務組合でこの消防広域化をやっているわけですけれども、これらの一部事務組合と構成市町村の意思決定、これはどんな関係にあるというふうに考えておられるか説明をいただきたいと思います。よろしく答弁お願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

消防広域化に関する団体自治の意思決定についての御質問にお答えいたします。初めに、消防組織法の広域消防運営計画の法的な意味についてでありますが、広域消防運営計画は、消防組織法において、広域化対象市町村が広域化後の円滑な運営を確保するために作成する計画と規定されております。この運営計画で定めることとされている内容としましては、広域化後の消防の円滑な運営を確保するための基本方針、消防本部の位置及び名称、市町村の防災に係る関係機関相互間の連携の確保に関する事項などとなっているところであります。運営計画につきましては、広域化対象市町村の協議によって作成することとされており、現在、広域化の協議を行っている他の地域の多くは、任意もしくは法定協議会を設置し、計画を策定しております。十勝圏においてはこうした協議会は設置しておりませんが、設置している事例では、首長、議員、住民代表、消防及び市町村の関係職員など各市町村10名程度となっておりますが、十勝圏は関係市町村が多く、委員会構成が大人数となることから、十勝圏複合事務組合が各市町村の意見集約を図りながら作成することとしております。また、運営計画の策定過程では市町村議会に随時状況を報告し、御論議をいただいて運営計画に反映させていくこととしております。次に、団体自治の意思決定における議会の役割に対する認識、また、町議会への諮り方と論議の内容に対する受けとめ方についての御質問でありますが、団体自治につきましては憲法及び地方自治法で認められているところでありますが、執行機関としての地方公共団体に対して、議会は議決機関として、相互に緊張感を保ちながら協力して自治体運営に当たる責任を有しているものと認識しております。十勝圏の消防広域化に係るこれまでの検討経過としましては、平成21年4月に十勝圏複合事務組合に消防広域推進室を設置して専門職員を配置し、本格的な検討に入り、これまで、署長会議、消防広域担当課長会議、副市町村長会議、市町村長会議などにおいて、各市町村議会からの御意見等も踏まえ、検討、協議を重ねてきているところであります。本町においては、消防広域化の検討状況について随時総務文教常任委員会に報告させていただいておりますが、最近の状況といたしましては、財政シミュレーション及び広域化に向けたスケジュール等について本年5月には総務文教常任委員会に、また、7月には議員協議会を開催していただき、報告させていただきました。これまでの御論議の中では、自賄い方式の解消に係る課題や広域化による町村の消防力低下への懸念、消防団との連携、消防職員の身分や給与、居住地など、種々御意見等をいただいたところであります。他の市町村議会においてもさまざまな御論議をいただき、それらを消防広域推進室で集約し、内容に応じて市町村長会議や署長会議等で検討した上で一定の整理をしております。最後に、本町の意思決定は誰がいつ行い、組織的な議論はどのようにされたのか、また、一部事務組合と構成市町村の意思決定はどのような関係かとの御質問でありますが、十勝圏の消防広域化につきましては、平成28年4月1日に新たな一部事務組合である「とかち広域消防事務組合」として発足することとされ、現在は運営計画の策定など、必要な対応が図られているところであります。市町村長会議において合意形成に至る経過といたしましては、平成24年10月30日に「十勝圏広域消防のスタート時の姿(案)」が確認され、各市町村議会の論議を経て、同年末に成案となっております。また、平成25年5月13日には財政シミュレーションが、同年8月7日には「十勝圏広域消防のスタート時の姿」を基本に広域消防運営計画の策定に着手することが確認され、平成25年11月6日に広域消防運営計画(素案)として確認されております。この間、本町では総務文教常任委員会に関係資料の提出と合わせて報告し、御論議をいただいたところであります。消防の広域化につきましては、平成24年11月30日開催の総務文教常任委員会にお諮りした「十勝圏広域消防のスタート時の姿(案)」が基本的事項を定めた内容となっており、このスタート時の姿に基づいて、現在、広域消防運営計画の策定を進めております。今後運営計画は、パブリックコメント及び各市町村の議会論議を経て必要な修正等を行い、本年度末に成案化する予定となっており、その段階で合意は図られるものと考えますが、最終的には新消防組合設立に係る規約が各市町村の議会において議決された時点で決定されるものと認識しております。また、消防事務組合等とのかかわりにつきましては、各市町村議会において、平成26年12月ごろまでを目途としている新たな組合規約の議決にあわせて、各消防事務組合の解散の議決等が必要となってまいります。各消防事務組合等は各町村の地理的、歴史的かかわりの中で構成されており、共同で消防力の整備と効率的な財政運営に当たってきたところであります。各消防事務組合等においても消防広域化への御論議はいただいているところでありますが、広域化への判断は、基本的には構成町村の判断に委ねられているものと思っております。消防広域化は平成28年4月1日を目指しておりますが、既に十勝圏全体の共同事業として、消防救急無線のデジタル化や高機能指令センターの整備に向けて着手しているところであります。オール十勝での消防広域化は、財政的なメリットばかりでなく、効果的で効率的な消防救急体制の構築を図ることが目的であり、将来にわたって地域住民の生命、財産を守り、安全、安心を担保する方策となるための大きな第一歩となるものと思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 9番 真田健男

それでは、再質問をさせていただきたいと思います。まず第1点目の広域消防運営計画の法的な意味ですけれども、肝心のところを抜かされて説明されています。一番大事なところ。消防組織法第34条、広域化対象市町村は、市町村の消防の広域化を行おうとするときは云々と。あとは答弁書にある内容です。要するに、計画策定する自治体はもう広域化するということを合意している、そのことが前提になっているんじゃないんですか。再度答弁を求めます。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

広域消防運営計画の法的な意味についてでございますけれども、今、議員さんおっしゃられましたように、まさに広域化を行おうとする市町村、その広域化対象市町村というのは広域化を行おうとする市町村といった意味でございます。そこの市町村は協議してその運営計画を定めると。これは消防組織法に定められております。運営計画を策定しようとする時点でもう合意が図られたということではないかというお尋ねであろうというふうに今思いましたけれども、この運営計画を策定する前段の中で、スタート時の姿と。御答弁の中でも申し上げていますけれども、十勝圏の消防広域化のスタート時の姿というものが基本になっております。そのスタート時の姿ということの中には、広域化を前提として当然つくられておりまして、その時期についても平成28年4月1日とするというふうに記載がございます。したがって、市町村長の中でもこのスタート時の姿は承認されて成案となっておりますし、これらについては各市町村の議会のほうにもお諮りといいますか、お示しした中で、特に御異論なく承認をされているというふうに認識しておりますので、基本的な、手続的な合意のことはありませんけれども、そういった御論議の過程を通した中で基本的には合意形成は図られているんだろうなと思います。だからそういう意味では、手続的な部分とは別に広域化しましょうと。十勝圏全体でオール十勝でやりましょうというものはあってこの運営計画の今策定に入っているということに認識しておりますので、その法的な意味というところになると、それは消防組織法で今おっしゃられたとおりなわけでございますけれども、それをつくるという前段の合意は一定程度はその中で、今申し上げたようなところの中で図られているというふうに考えているところであります。

再質問 9番 真田健男

スタート時の姿もあり、今説明されましたスタート時の姿は次善の策として出てきた産物ですね。21年4月に推進室ができて、この総文に配られた資料では21年1月22日となっているけれども、これは22年じゃないかと思うんですが、21年度の第2回市町村長会議で平成25年1月運用開始を目指すという確認がされて、そして23年5月19日に十勝圏広域消防運営計画素案、たたき台というのがつくられました。そしてこれが各市町村にも配られたと思いますけれども、これはどうなったんですか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

これまでの経過の部分でございますけれども、平成23年の5月19日に、ここは副市町村長会議というのがございまして、その運営計画の素案、たたき台というのが作成されております。また、その7月の時点ではブロック別の副市町村長会議も開かれております。そして、それらを受けまして8月10日に市町村長会議が開かれましてこれらが検討されたというふうに考えております。その後も随時課題に応じまして、消防救急無線のデジタル化の検討を先行させるような話とか、自賄い解消の検討シートについての協議とか、そういったことが平成23年は随時行われているところですが、運営計画については今のような中でお示しをしてきていると。その過程の中で私どもは総務文教委員会のほうにお示ししてきているというふうに考えております。

再質問 9番 真田健男

いや、ですから5月に出されたこの運営計画がどうなったかということをお聞きしているんです。この運営計画は撤回、回収されたんじゃないんですか。消防法第34条は広域化しようとする自治体が集まって運営計画をつくるんだということが法的に明らかになったもので、これは帯広市議会でも問題になって、市はいつ広域化に入ることを決めたんだということが議論されて、そこはまだ表明していない云々というようなことがあって、この時期に運営計画をつくるということはまだできないということでこれは撤回、回収されたんじゃないんですか。運営計画というのはそういう法的な性質を持っているんじゃないんですか。それで運営計画ということが言えないので、スタート時のたたき台というようなことで、その後、内容はそう変わらない。この時点で示された運営計画も今最終的に示されている運営計画とそれほど変わらないものじゃないんですか、若干の修正はありますけれども。ですから、私はこの行政報告を聞いて、え?と。運営計画の素案が確認されたと。当然構成市町村合意をされてこの素案が出てきていると。先ほど言われた23年8月10日の23年度第1回市町村長会議でも、自賄い解消に対する温度差はあるけれども、広域化に反対意見はないことを確認したと、こういうまとめになっているんでしょう。その延長線上でこの運営計画というのは出てきているんじゃないんですか。ですから、この時点で音更町はそういう意思表明をされているんですか、されていないんですか、再度確認します。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

平成23年の8月10日、このときの第1回の市町村長会議が、今、議員さんがまさにおっしゃられましたように、広域化に反対意見はないことを市町村長会議の中で確認をしているということであります。ですから、その広域化に反対はないと。その広域化の大筋の話としては市町村長の中でも合意はされているということだと思います。その今お話のあったスタート時の姿、それから運営計画、これらについては、言葉がたたき台であったり案であったり、ちょっとわかりにくい部分がございますけれども、その後になりますけれども、平成24年の6月4日の段階の市町村長会議の中では、そのスタート時の姿の調整案、たたき台を承認されていると。そして、10月30日の市町村長会議ではそれをスタート時の姿とすることで確認はされているといったような手順を踏む中で、議会論議もいただいてこのスタート時の姿というのが成案化されてきているというふうに思います。そして、それらを受けて、まさに御質問いただいております運営計画、これの策定の着手というふうな手順だったというふうに思います。

再質問 9番 真田健男

そのことは理解しています。運営計画という名称を使えないからたたき台だとか案だとかということでやってきたのはわかるんです。ただ、23年の8月10日の段階で広域化、これは副市町村長会議ですけれども、そこのところで基本的に合意されたわけでしょう、広域化していくということを。ですから、この数年間、各種の計画が出るたび、報告書が出るたびにそれは議会、総文に報告されたりします。しかし、広域化全体像を是か非か論議しようとしたら、まだ推進室のほうからそれ以上の案は出ていませんので論議できません。最初は組織づくりだとか課題だとかいろいろ整理されましたけれども、最終的に、では財政のシミュレーションはどうなんだというようなことで、今回広域化の是非を議論しようとは思わないんですが、手続の問題で、その全体像を各市町村、市は単独消防ですから早目から全体像について論議できましたけれども、町村においては財政シミュレーションが出たことしの5月以降でしょう。しかし、この数年ずっと推進室等のまとめでこの広域化はもう進められてきた。だから、こういう広域化というか音更の態度表明に当たって、もちろん首長は権限あると思います。恐らく首長の権限といったら、法律、法律の施行令、あるいは内閣府の政令、各省庁の省令、さらに条例、これらに基づいて恐らく数百の権限があるんだろうと思うんです。そのうちの一つだと思うんですが、もう市町村長のところで決めたものを、これまで議会等への説明は、まっさらの段階で議論をして推進室の計画に反映したいというようなのが各町村の状況じゃないかと思うんですが、先ほどお聞きしました議会内の論議、どのように受けとめているかという中身については触れられていないように思うんですが、この消防の広域化だっていわゆる音更町のまちづくりの大きな課題でしょう。まちづくり基本条例、計画の段階から町民や議会にも知らせて議論を積み上げていくんだと。その精神に反しませんか。もうその段階から、いや、これは町村長の権限だから、議会は決まったものの是非だけ論議してくれという提案ならそれはそれで受けとめると思いますけれども、その点どうなんですか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

実際的な消防広域化についての決定はもう23年の8月の首長さんたちの合意ということをもって決まっていたのではないのかと。議会との関与がそこでもう図られていないのではないかという御質問だと思うんですけれども、これは、先ほども申し上げましたけれども、細かい話とか具体的な話ではなくて、消防については、今は北十勝は北十勝の中でやっているわけですけれども、これは将来を見据えてやはりオール十勝でやりましょうということの、そういう大筋の方向について合意されたというふうに思います。ですから、その具体的な手続の中で運営計画とか定めなければならないことがございますので、それらについて、白紙委任を受けたというようなことではなくて、それらは今後当然手続の中で議会とも御相談しながら内容については詰めさせていただくと。ただ、そういったものに着手していくという方向性、ここを市町村長が合意したというふうに理解しておりますので、決して議会のほうにその点を、あるいは町民のほうにないがしろにしているというようなつもりは毛頭ございませんので、御理解願いたいと思います。

再質問 9番 真田健男

まちづくり条例とのかかわりでお聞きしているんです。その計画の段階から町民や議会に情報も出し、情報の共有を図りながらまちづくりを進めていくというのが条例の、音更の最高規範と位置づけるまちづくり条例の精神なんじゃないんですか。昨日の高瀬議員の工業団地の2次計画についても、広げるかどうかはまだここで議論、議会にも出せない。地権者対応が先だというふうに出たので私はびっくりしたんです。実際の進め方としてはそういう問題があるんだろうということはわからんわけではないんですが、町民を代表する議会に、工業団地、さらに拡張するか、必要性ありかなしかの議論もストップをかけてまず地権者に対応するということは、行政の中でだけ問題に当たっていくということなんでしょう。そういう進め方というのは基本条例に反しないんですか。きのうからきょうの山本議員や久野議員の保育問題にかかわっても、常任委員会に今回保育施設の整備計画なるものが初めて出されました、12月に入って。その前の民生常任委員会でそういうことは一切議論をしていない。それで、今まで議論もしていないですぐこれが音更町の計画ということを出されたので、議論もして。ところが、これは今後の検討の案ですという常任委員会にもかかわらず、理事者席からはその内容でもう答弁されている。ここで一回答弁されるということは音更町の方針でしょう。議会をどう位置づけているのか、私は甚だこれは疑問に思うし、怒りも感じます。だから、いろんな制約なり手法なりあることもわかりますけれども、きちんと手続、あるいは法令や条例にのっとった運営をすべきだろうと思うんです。その点で再度答弁を求めます。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

消防の広域のほかにもいろいろ今お話しいただいたんですけれども、消防の広域化の件で私のほうからお答えさせていただきたいと思いますけれども、まちづくり基本条例、これに、精神に反しているのではないかというお話だと思います。まちづくり基本条例の精神は私たちは決して踏み外さないように、業務に当たっては常に心がけているつもりでございますが、この消防の広域化につきましては、既に現在、北十勝という中で、ほかの4組合もそうですが、構成町村の数は別にしまして一定の広域化は既に図られているわけなんです。この広域化の範囲を広げましょうというお話であります。言ってみれば、拡張してさらに整備していきましょうというお話であります。その中で、住民の方には決して不利益にならないような、消防力の低下を招かないような形の中で計画はつくっていくと。御答弁の中でも申し上げていますけれども、地域住民、この場合には十勝ということですけれども、音更町の町民の生命、財産を守って安心、安全を担保するんだと、そういうことがなければ理事者も当然この広域化にしましょうなんていうことの基本合意はないわけであります。だから、そういう意味では、まちづくり基本条例の精神に基づいて全ての案を一からつくるといったことができるものと、それから、若干形は違いますけれども、運営計画というようなものが案になった段階でパブリックコメントということで住民の御意見をいただくと。具体的なある程度中身の中で御意見をいただいて皆さんの安心、安全を確保していくという、そういう手続の中で私は進められているというふうに認識しておりますので、御理解賜りたいと思います。

再質問 9番 真田健男

私は別に広域化そのものに絶対反対だなんて言うつもりは持っておりません。ただ、今進められている十勝を一つの消防にするということでは、いろいろと懸念は持っています。消防組織法が18年ですか、改正されて、ここで消防の広域化が打ち出されました。当時807ですか、あったものが二百幾つに広域化をして消防本部を減らそうと。ところが、今現在まだ770ぐらいですか。きのうの朝のNHKのあれでは770という言葉を使っていましたけれども、なかなか進まない。ですから、28年4月も、それも30年に2年間延長になっているわけでしょう、進まないということで。この北海道だって、富良野だとかありましたけれども、自賄いの問題が解決しない。旭川等の空知中部ですか、ここも今回分裂をすると。1市8町でまとめようとしたものがまとまらないで、旭川と大雪ともう一つに分かれるなんていう状況になっている。そういう中で、十勝というのは1万平方キロもあって、都道府県の面積でいったら上から8番目か9番目ぐらいなんでしょう。青森県や鹿児島県と同じぐらいの面積のあるところを一つの消防本部にする、それが本当にうまくいくのかという点では私は若干の懸念は持っています。札幌消防局の視察もさせてもらいましたけれども、電話を受けて、すぐどこから来たか画面が表示されてそこへ急行できる。しかし、きのうのNHKの報道では、山口の下関ですか、それだけ高度な高機能指令台を整備していても間違ったところに行って死亡事故まで起こしていると。今、NTTの電話登録が6割程度と。今やろうとしている指令台もNTTを基本にやろうとしていると思うので、今後ますますそういう条件は悪くなることも考えられる。だから、もっと慎重に、もう市町村長で合意したんだからあと議会はそれの是非だけなんていう、あなた方はそう言わないけれども、実態としてそういうふうになってきているんではないのか。一部事務組合で確認したらもう構成市町村の議会等は実質的な議論はできないというような構造になっているのかどうか。私は、もう少し議会や住民の意見等が反映できる組織にすべきではないのかな。特にこの十勝というのは、歴史的に政治的にも経済産業構造等一本になりやすい、それで今の繁栄をつくったという面もあるのかもしれないんですが、これも私だけの懸念かもわからんけれども、十勝1市構想はまだ消えていない、そのように町長は答弁された、前回確認したときに。だから、市町村合併の問題ともこの広域化、本当にこれは一本の広域化にしてしまうとその種の問題もあるというふうに思うものですから、十勝の一部事務組合で確認したらあともう町村の議会はそれほどの役割はないんだということに結果としてなりはしないかと思うんですが、その点再度お聞きします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

理事者の合意形成、各市町村の中で十勝圏で図られたというのは、やはりこれは執行権を代表しておりますので、それは一定の意思表示は必要なんだろうと思います。ただ、それは何が何でも広域化しますというその決議をしたとかそういうことではございませんで、合意であります。だから、大筋ではオール十勝で消防広域化しましょうと、その協議をしていきましょうと、まさにそういう合意であります。方向性を合意したと。これはまさに理事者が判断しなければならない部分だと思います。そのことを受けましていろいろな今お話しいただいたスタート時のたたき台ですとか、あるいは運営計画の素案ですとか、あるいは財政シミュレーション等々、その計画を担保するためのいろいろな課題を検討しながら、その都度私どもは総務文教委員会に全て書類もお出しした中で御報告を申し上げて、必要な御意見をいただいた部分についてはまた必要に応じて推進室のほうにフィードバックしていると。そういう中で議会のほうと十分御協議をさせていただいているというふうな認識を持っております。その中でもし広域化に反対だというような御意見があれば、またそれは総務文教常任委員会という場面だけでなくて御協議いただくこともあるのかなと思いますけれども、現在までのところは、今真田議員さんもおっしゃいましたけれども、広域化自体に反対ではないんだと。これは議会の決議という形ではいただいてはおりませんけれども、今までの御論議はそういうふうな方向で進んでいると思っていますので、私たちは手続的に決して議会を軽んじるというようなことはもちろんございませんし、議会の御意向を酌みながら進めさせていただいているというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 9番 真田健男

最後にします。ですから、この広域化問題については、今の高木総務部長の答弁でも、そういう答弁はされますけれども、政治や行政の実際の流れ、結果というのはそんなに易しいものではないと思うんです。これは法的にちゃんと広域化することを目指す運営計画でありますし、それ以外の各種の一部事務組合等の運営等なんかを見ても、1日に三つも四つもの会議が30分やそこらで次から次へと終わるようなことで、各市町村の本当の意見というのは一部事務組合に反映されているのかなと。もう決まったことを確認するだけという受けとめもあるのかもしれないんですが。ですから、もう少し丁寧な議会なり住民の声を反映できるような取り組みを要望して、私の質問を終わります。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

消防の広域化に当たって、先ほど、市町村長でもって合意をしながら、ステップを踏みながら前に進んでいるということは事実でございます。そうした中でもって今広域消防運営計画の素案という形でお示しをさせていただいている。答弁でも申し上げましたけれども、運営計画を作成するに当たっては法定協議会もつくっているというようなところもあるようでございますが、合併の論議のときもそうでしたけれども、法定協議会ができたからといって合併が成功したかというと、法定協議会はつくったけれども合併できなかったというところも多々あるだろうというふうに思います。我々としては、広域でやっているものですから、資料については全市町村同じ資料を提出させていただきながら論議をいただいて、不都合なところについては修正を加えながら計画を丸めてきたというのが実態でございます。そうした中で、まだまだ論議が足りないという御指摘があるんだとすれば、我々としてはもっと丁寧な論議をしていかなければいけないなというふうに反省もしなければいけないだろうというふうに思います。それから、いろんな形でもって議会とのかかわりも御指摘をいただきました。今議会に対して余りにも、端的に言えば強引なんではないかというような御指摘がございましたけれども、決してそういうつもりは持っておりません。たまたま、計画に時間をとり過ぎたのかもしれませんが、報告の時期がおくれている部分は否めない事実だというふうに反省もしながら思っています。そういったこともろもろも含めながら、これからも議会に対しては情報、そして町民に対しても情報をつまびらかにしながら、論議をいただきながら方向性を探っていきたいというふうに思っていますので、御理解を賜りたいなというふうに思います。以上でございます。

出典:音更町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる