みんなの議会

音更町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月13日

認知症サポーター養成出前講座の今後のあり方について

2012年12月13日、音更町議会の一般質問で、久野由美議員が「認知症サポーター養成出前講座の今後のあり方について」質問し、町長 寺山憲二、保健福祉部長 今村茂が答弁しました。

質問者
久野由美 議員
答弁者
町長 寺山憲二、保健福祉部長 今村茂

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 13番 久野由美

通告に従いまして、2問一般質問をさせていただきます。1、認知症サポーター養成出前講座の今後のあり方について。平成24年第2回定例会一般質問、23年度決算審査特別委員会のそれぞれにおいて、認知症サポーター養成講座、並びに出前講座の現状と今後について質問をさせていただきました。二度にわたっていただいた答弁を踏まえ、認知症サポーター養成出前講座について質問をさせていただきます。認知症サポーターの必要性・重要性は、平成23年第3回定例会一般質問で述べておりますが、再度申し上げます。認知症になっても住みなれた地域での生活が継続できるよう、認知症の正しい知識の普及を図り、認知症の人が尊厳を持って地域で暮らし続けることを支える地域づくりを推進するため、認知症サポーター養成講座が開催されております。しかし、この認知症サポーター養成講座の開催は、一部のボランティアグループや老人クラブ、女性部等、声かけしやすいところ、汗を流さなくても一定人数を見込めるところで意図的に開催してきたのが実態でありました。その後、一般にも受講できるように養成をし、やっと年3回、平日の10時から11時半の時間帯で開催となったわけでありますが、仕事をされている方々は到底参加できる日程ではありません。それを補うべくして出前講座が予定されたわけです。しかし、その案内には「政治、宗教、または営利を目的とした催しや、出前講座の目的に反していると認められる場合はお申し込みできません」と文言がつけ加えられておりました。この文言は本町において過去に行われてきた出前講座の御案内などには含まれていませんでした。なぜ認知症サポーター養成講座の出前講座にのみ記載されているのか、この文章を作成した職員が、以前に宗教団体の会合に出前講座で出向いた際、迷惑をこうむったと感じたことから、断る理由を明記することで行かなくて済むと考えたことに端を発しております。6月定例会では、迷惑をこうむった事例はあったのか質問いたしました。部長の答弁には、過去に政治団体の出前講座に伺ったことがあったけれども、迷惑とか、迷惑ではないとかということではなかった、相手の催しの内容を十分聞かせていただいた上で誤解のないようにしていくと述べられていました。先の職員が詳細な内容の聞き取り、打ち合わせをみずから怠ったことが原因であるにもかかわらず、宗教団体からの申し入れを断りたいために起こった事態であります。この文言が町の意向、町民に対する姿勢ととられることを深く考えた上とは、到底考えられません。削除すべきと考えますが、ほかの出前講座も含め、今後の音更町の考え方をお伺いいたします。2問目、子ども・子育て3法について。国において平成25年4月に子ども・子育て会議が設置されます。会議の構成メンバーとして、有識者、地方公共団体、事業主代表、労働者代表、子育て当事者、子育て支援当事者が想定され、子育て支援の政策決定過程から子育て家庭のニーズがしっかりと反映できるような仕組みとなっております。子ども・子育て支援法第77条において、市区町村において地方版子ども・子育て会議を設置することを努力義務化しております。子育て家庭のニーズを把握して施策を行う仕組みは、国のみならず、地方においても極めて重要です。本町の見解をお伺いいたします。今回の子ども・子育て支援法の制定により、全ての自治体が事業計画を策定しなければならないこととなっています。事業計画の期間は5年です。この事業計画策定に当たっては、国の基本指針に基づき、子育て家庭の状況及びニーズをしっかりと調査し、把握することが求められております。平成27年度からの本格施行に向け、事業計画を平成26年度半ばまでに策定するためには、平成25年度予算において事業計画策定に向けたニーズ調査のための経費を計上することが必要だと考えます。御見解をお伺いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

1点目の認知症サポーター養成講座の今後のあり方についての御質問にお答えいたします。御質問は、認知症サポーター養成講座を周知するチラシやポスターにおいて、仲間や団体の開催を呼びかける中で、「政治活動、宗教活動、営利を目的とした催しなど、講座の実施目的に反している場合はご利用できません」との文言について、今後も記載するのか、また、他の出前講座はどうするのかということでありますが、この件に関しましては、さきの平成23年度決算審査特別委員会において、この文言が認知症サポーター養成講座だけに載っていることを考えたとき、全体的にはどうなのかについて、今後早い時期までに検討させていただく旨のお答えをし、これまで種々検討をさせていただいたところであります。出前講座と一口で申しましても、開催の手法や内容はさまざまでありますが、地域、団体などの要請に基づき、まちづくりのことや各種制度などをテーマに、町職員が講師として招かれる場合には、これからも催しの内容をよく伺って、政治・宗教活動や営利を目的としたものなど、町職員が伺ってお話をさせていただくにふさわしくない催しでないことを確認した上で、要請にお応えしてまいりたいと存じます。また、このたびの認知症サポーター養成講座のように、町ホームページの掲載やチラシ、ポスターを掲示・配布するなど、積極的に募集を行って、地域、団体などの皆さんに開催の申し込みを呼びかける場合には、議会におけるこれまでの論議を踏まえ、ご質問にある文言を含め、申し込みができない場合をあらかじめ確認しておいていただくため、認知症サポーター養成講座に限らず、基本的事項を掲載してまいりたいと存じます。いずれにいたしましても、以前から申し上げておりますように、申し込む団体が政治団体、宗教団体であることのみをもってお断りするつもりはありませんし、町民の皆さんにまちづくりに対する関心をより深めていただくために、いわゆる出前講座は大変貴重な機会であると考えておりますので、これからも積極的に推進してまいりたいと存じます。2点目の子ども・子育て3法についてのご質問にお答えいたします。社会保障と税の一体改革の一環として、本年8月に成立した子ども・子育て支援法など、いわゆる子ども・子育て関連3法につきましては、経済状況の好転を条件としている消費税率改定の動向に左右されるため、いまだ正式な施行日は決まっておりませんが、平成27年10月に消費税を10%に引き上げる場合、最速で同年4月の本格施行が想定されております。これを踏まえて国では具体的な制度設計を進めており、市町村としてもこれに沿って準備を進めていかなければならないと考えております。初めに、地方版子ども・子育て会議の設置についてでありますが、子ども・子育て支援法におきましては、内閣府に子ども・子育て会議を設置することとしたのに加え、市町村は条例で定めるところにより、子ども・子育て支援事業計画等の調査審議のため、審議会その他の合議制の機関、いわゆる地方版子ども・子育て会議を設置するように努めることとされております。この機関が所掌する事務としては、施設型給付費の支給に係る教育保育施設や、小規模保育や家庭内保育など、地域型保育給付に係る事業の利用定員に関する意見聴取、子ども・子育て支援事業計画全般に関する意見聴取のほか、子ども・子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し、必要な事項及び当該施策の実施状況を調査審議することとなっております。このようなことから、子育て当事者等から広く意見を求めるとともに、本町における子ども・子育て支援対策を家庭での子育ての実情を踏まえて実施していくためには、この機関は重要な役割を果たしていくものと考えております。地方版子ども・子育て会議に関する規定は、来年4月1日が施行日となっており、本町といたしましては、新年度のできるだけ早い時期に設置できるよう準備を進めてまいりたいと存じます。最後に、子ども・子育て支援事業計画策定に向けたニーズ調査のための経費の計上の考え方についてでありますが、国は子ども・子育て会議の意見を聞き、子ども・子育て支援のための施策を総合的に推進するための基本的な指針を定めることにしており、市町村はこの基本指針に即して、5年を1期とする教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の提供体制の確保等に関する計画を策定することとされております。計画の策定にあたりましては、国が基本方針の中で示す基本的事項や参酌すべき標準等を踏まえて、潜在的なものを含めた地域のニーズを把握し、給付や事業の見込み量とその提供体制、実施時期等を盛り込むことになりますので、御質問のニーズ調査の必要性は十分認識しており、実施に向けた予算形状に意を用いてまいりたいと存じます。いずれにいたしましても、保護者や地域のニーズの実態、現場の声が的確に反映される計画とすべく、必要な措置を講じてまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。休憩(午前10時55分)

再質問 13番 久野由美

では、再質問をいたします。私は稚拙な職員が思慮なく今回の文言をつけ加えたんだというふうに思っておりました。しかし、今御答弁にありましたように、認知症サポーター養成講座に限らず、基本的事項を掲載してまいりたいという町の見解をお伺いいたしました。この時点で町民に対する姿勢がどのようなものなのかはわかったような気がいたします。こんな職員が本町にいることは、私は情けないし恥ずかしいことだなと思っておりました。ですけれども、今のその町の考え方を伺ったときに、この職員がいるのは当たり前というよりも、本町だからこそこういう職員がいるのはというか、通用するんだろうなというふうに私の認識を新たにいたしました。今回のこの文言が明記されていることを副町長並びに部長が、私がさきに行った一般質問で初めて知ったということでありました。この点については、形式での質問ではございませんでしたので、当然議事録もありません。あえてここでお伺いをいたします。この文言の記載を私の一般質問で初めて知ったのでしょうか。お立場もあろうかと思います。議事録もございません。否定されるのであればそれでも結構ですが、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)

最初にチラシの配布をさせていただいたときに、この文言が入っているというのを確かに確認はいたしております。以上でございます。

再質問 13番 久野由美

先ほど御答弁いただいた中に私の二度にわたる質問に対して、これまで種々検討させていただいたところでありますというふうに御答弁をいただきました。実際にどのようなメンバーで何回ほど、その審議の内容等はどのようなものだったのかをお示しください。

答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)

庁議がございます。理事者含めまして各部長がおります。その中で開催をさせていただきました。検討をさせていただきました。開催回数は1回でございます。以上です。

再質問 13番 久野由美

決算審査特別委員会のところで、各部の部長が全員そろっていらっしゃるときに、今後この文言を入れる予定があるのかをお伺いいたしました。そのときに予定があると答えた部長はいらっしゃらなかったわけですけれども、今回のこの協議中で、トップダウンで今後の本町で行う出前講座全てにこの文言をつけ加えることになったというふうに認識をしてよろしいでしょうか。確認をいたします。

答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)

さきの決算委員会の中で副町長から、この文言が認知症サポーター養成講座だけに載っていることを考えたときに、全体的にどうなのかについて、今後早い時期に検討させていただくというような御答弁をさせていただいた経過を踏まえまして、庁議のメンバーが全体そろったところで協議をさせていただきました。トップダウンとか、そういうことではなくて、協議の結果というふうに御理解をいただきたいというふうに思います。以上です。

再質問 13番 久野由美

整合性を図るため、ほかの出前講座全てに基本的事項を掲載してまいる、要するにこの文言を入れていく、確かにそれで整合性は図れるんだろうと思います。しかし、今までどおり、またこれからも申し込み団体の聞き取りといいますか、これからも催しの内容をよく伺って、政治・宗教活動や営利を目的としたものなど、町職員が伺ってお話をさせていただくにふさわしくない催しではないことを確認した上で、要請にお応えしてまいりたいというふうに答弁をいただきました。このように申し込み団体からしっかり聞き込み、説明、内容把握をしていけば、何の問題も発生しないんだろうと思います。というのは、この文言は何の問題も発生しなく、今までどおり職員が、今回の不手際を行った職員のようなことはなさらずに、きちんと従来どおりの説明の聞き取り、お話し合いをされていれば、この文言自体は不要だと考えますが、町民に対する姿勢、町民目線、協働のまちづくり云々と言葉はいろいろとつづられておりますけれども、実際のところはこの文言は今までどおり、従来どおり職員がきちんと町民に対した姿勢、体制、そのやり方ですよね。聞き取るという。そういう行動を怠らずに行っていたならば、不要の文言だと私は思うのですが、その点についての認識をお伺いしいたします。

答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)

先ほども申し上げたとおり、確かに他のチラシにはなくて、認知症サポーターにのみ記載した、このようなことから検討させていただいたということでございます。で、その結果、全町的、いわゆる全体的にどうするかというようなことを検討させていただく中で、やはり全体的には決まり事、確認事項が私どもはあってしかるべきというふうに判断をさせていただきました。したがいまして、宗教・政治活動を目的としたものを含めまして、基本的な事項については記載をさせていただくということにさせていただきました。統一性を欠いていたということは事実でございます。反省も踏まえて判断をさせていただいた結果でございますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。

再質問 13番 久野由美

反省する場所が、多分双方全く食い違っているんだろうと思います。前町長ならこんな判断はされなかっただろうなと思っているのは私だけなんでしょう、きっと。見解の大きな相違を感じます。町民の側に立った考え方を基本に、今後も私は削除を求めて追求していくつもりでおりますので、よろしくお願いをいたします。2問目、子ども・子育て3法について、再質問を行います。地方版子ども・子育て会議の構成メンバーは、先ほども申しましたように、有識者、それから地方公共団体、事業主代表、労働者代表、子育て当事者、子育て支援当事者が想定されております。本町で今までのようなあて職頼みではなくて、しっかりとメンバー構成ができるのかどうなのか。なぜならば防災会議、ここも全てあて職でありました。それを質問させていただいたときに、任期満了に伴う構成員再編のときに女性の登用を、というふうなお話をさせていただきました。部長答弁では、30%の女性登用を目指したいんだという御答弁をその当時はいただいておりました。で、今回新たに公募で女性2名がふえることになりました。努力されたんだとは思います。ですけれども、なかなかその30%という目標に到達はしていない。これが現状だというふうに把握をしております。工夫と努力がまず必要なことなんだろうと思います。まだ時期がございます。どのような手だてがあるのか、この点について今お考えがあればお聞かせください。

答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)

子育て3法の件について御質問をいただきました。その中で子ども・子育て会議の設置につきましては、先ほど町長からお答えを申し上げましたとおり、極めて重要だと。国は努力義務と言っておりますけれども、現実的には広範な意見を踏まえなければ、新たな制度の施行は円滑に進まないというのが現実でございますので、その辺については、設置については十分意を用いてまいりたいということでお答えを申し上げました。メンバーについては、国の機関では今お話にございましたとおり、いろいろな分野の方々から人材を求めて設置されるということになってございます。私どもも、その国が考える分野イコールということにはなかなかならないかとは思いますけれども、子育て当事者、それから今までは保育という1つのくくりでございましたが、今度は教育というようなことも出てきました。教育というような捉え方をしてございます。それから今までの保育、それから、先ほどお話がございましたとおり、子育て当事者というようなことも含めまして、まだ正式に委員として人数でありますとか、分野は決定してございませんけれども、お答えしたとおり広範な意見を求めたいというふうに思っております。それと、先ほど御質問にございましたとおり、公募でありますとか、それから女性の登用についても意を用いて選定はしてまいりたいというふうには思っております。ただ、そのほか有識者等の意見も必要かなというふうに思っておりますので、御意見は十分に踏まえまして対応してまいりたいというふうに思っております。以上です。

再質問 13番 久野由美

工夫されるところは公募というところしか記憶に残りませんでしたけれども、次、再質問させていただきます。子ども・子育て関連3法の主なポイントとしまして、1点目、認定子ども園制度の改善、2点目、認定子ども園・幼稚園・保育所を通じた共通の給付、施設型給付、及び小規模保育等への給付、これは地域型保育給付、この創設、それと地域の子ども・子育て支援の充実というふうに3点出ております。この3点、本町として、この3つの中でやはり取り組むべき課題は、一番は何だというふうに思われているでしょうか。見解をお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)

このたびシステムが、いわゆる国の制度が変わりますので、全て重要と思っております。ただ、事業量の違いは出てくるかなとは思いますけれども、それぞれ改めて考える子供の教育でありますとか、子育てを考える機会でありますとか、最終的にどのような事業計画になってくるかというのはこれからでございますが、全てに意を用いてまいりたいと思っています。以上です。

再質問 13番 久野由美

全て重要、その言葉を信用したいところではございます。次に、今回の新たな制度への移行に向け、利用者の中には具体的にはどのように制度が変わっていくんだろうか、また保育料は一体どうなるんだろうという不安の声もあると伺っております。利用者に対して新たな制度についての情報を丁寧に提供すること、さらに地域子育て支援拠点など、身近な場所で利用者の気軽な相談に応じられる体制を整えていくことが、今回はとても必要、重要なことだと考えます。例を挙げれば、横浜市の保育コンシェルジュ配置事業、千葉県松戸市の子育てコーディネーター認定事業、名古屋市の保育案内人の取り組みというのがございます。今3つほど例を挙げましたけれども、この3つ、御存じでしょうか。いかがでしょう。

答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)

言葉自体は聞いたことがございますが、横浜、松戸というような実際の実例については、残念ながら承知しておりません。以上です。

再質問 13番 久野由美

十分検討、協議、研究はお得意だと思いますので、やっていただきたいと思います。今後、予算化も前向きに検討されるというふうに先ほどの御答弁から察します。ですから、予算が提示された上でまた質問をさせていただくことが多々出てくるかとは思いますけれども、有効に予算が使われますように、研究と努力を望んで再質問を終わります。

出典:音更町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる