みんなの議会

音更町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日

(1)昨年の東日本大震災、そして音更川堤防一部流失の教訓と対策の進捗状況について/(2)大きなこととして、孤独死、孤立死対策について

2012年3月8日、音更町議会の一般質問で、大浦正志議員が「昨年の東日本大震災、そして音更川堤防一部流失の教訓と対策の進捗状況について」「大きなこととして、孤独死、孤立死対策について」について質問し、町長 寺山憲二、総務部長 高木収、教育部長 村上均、民生部長 今村茂が答弁しました。

質問者
大浦正志 議員
答弁者
町長 寺山憲二、総務部長 高木収、教育部長 村上均、民生部長 今村茂

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 8番 大浦正志

おはようございます。日本共産党の大浦正志です。通告に従いまして、2点について一般質問を行います。よろしくお願いいたします。1点目といたしまして、昨年の東日本大震災、そして音更川堤防一部流失の教訓と対策の進捗状況について質問いたします。間もなく3.11、東日本大震災から1年がたとうとしています。3月11日には各地で追悼と復興を祈念する催しが予定されているようですが、いまだに多くの人たちが避難生活を余儀なくされています。福島での原発事故もあり、その復旧と復興は思うように進んでいない様子です。今回の災害を通じて防災についての関心が高まりましたが、時間がたつにつれその記憶も薄らいでいくことが心配です。昨年の6月議会でも私は防災の問題を取り上げました。また、昨年9月には、台風12号による音更川堤防の一部流失を機に、連絡体制や避難所の対応など、問題も明らかにされました。そこで、昨年の災害後の対策の進捗状況について質問いたします。1、防災のしおりの配付などについて、昨年6月議会で、「国から新たな指針等が示されるものと見込まれることから、今後は、防災計画のさらなる見直しが必要になると思っている。防災のしおりについては、計画の見直しにあわせて発行したい」との答弁がありましたが、それ以降の進捗状況、あるいは今後の計画はどのようになっているのかお尋ねいたします。2番目といたしまして、昨年9月に起きた台風12号による音更川堤防の一部流失に関して、その対応に幾つかの問題点があったとの報告がありましたが、昨年の経験がどのように教訓化されたか質問いたします。3番目といたしまして、防災・避難施設等の整備も大切ですが、住民が日ごろより防災についての意識を高めることが重要なことは言うまでもありません。本町での防災教育・啓発はどのようになっているのかお尋ねいたします。4番目といたしまして、災害時における町内会などの地域コミュニティーの重要性についてはだれもが認めることであります。自主防災組織の設置についても目標達成に向け進められているとのことです。一方、町内会の運営について、地域によっては加入率の低下や役員の担い手不足などの問題が生まれています。そこに住む人たちがその地域の危険な箇所をきちんと把握すること、高齢者や要介護者、障害者などの要援護者を把握すること、そして、災害発生時には適切な対応がとられることが大切と思います。個人情報の保護とプライバシーの問題もありますが、災害時要援護者の避難支援制度の普及などの対策が必要と思います。町内会活動の支援や援助、協力などに力を入れるべきと思いますが、見解を求めます。次に、二つ目の大きなこととして、孤独死、孤立死対策について質問いたします。ことしに入って、釧路市、札幌市、さいたま市、立川市など全国で孤立死の報道が相次いでいます。どの事案も、豊かな国であるはずの日本でのことかと思われている事故です。こうしたことの背景には、格差や貧困という問題が深刻化していることがあると思います。このような事故を音更では絶対起こしてはならない、そういった視点で質問いたします。1、この十数年間の本町での格差と貧困の実態、推移をどう分析、把握しているか、このことについて質問いたします。二つ目として、釧路市や札幌市での事故をきっかけに、本町での孤立死の可能性について調査や点検を行ったか、また、行ったとすればその結果はどうだったのか、このことについて質問いたします。3番目といたしまして、ひとり暮らしの高齢者の孤独感や疎外感の緩和、安否確認のためのサービスなども実施されていますが、その内容と成果についてお尋ねいたします。4番目として、日常的に社会的に弱い立場にいる人たちを把握し、生活に関する相談に応じ、助言を行う人に民生委員がいます。民生委員のなり手不足などの話も聞きますが、本町ではどうか。また、民生委員は生活相談などで悩みもあると思います。民生委員へのサポートはどのようになっているか、このことについて質問いたします。以上、よろしく御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

東日本大震災、音更川堤防一部流失の教訓と対策の進捗状況についての御質問にお答えいたします。初めに、防災のしおりの発行についての進捗状況と今後の計画についてでありますが、防災のしおりにつきましては、平成13年に作成した現行のしおりを新年度において改訂し、全戸に配付したいと考えており、現在、作業を進めているところであります。なお、配付の時期につきましては、防災会議において地域防災計画の見直しが承認された後を予定しております。また、ハザードマップにつきましても、あわせて改訂し、全戸に配付したいと考えております。次に、昨年9月に発生した台風12号による音更川堤防流失に関する経験がどのように教訓化されたかについてでありますが、昨日、久野議員から防災にかかわる御質問をいただき、お答えをしておりますので、重複する部分もあろうかと思いますが、御了承をいただきたいと存じます。災害が発生した場合、本町の職員は、災害対策職員行動マニュアルに基づいて行動することにしておりますが、実際には現場で臨機応変に対応しなければならない状況もありますので、避難所の運営などあらゆる状況を想定して日ごろから訓練を重ねることの重要性を痛感しております。したがいまして、今後におきましては、職員個々がそれぞれの役割を分担し合いながら実践的な訓練を行うなど、迅速かつ円滑な対応が可能となるような取り組みを進めてまいります。次に、本町の防災教育・啓発はどのようになっているかについてでありますが、各小中学校におきましては、それぞれ危機管理マニュアルを策定しておりますので、そのマニュアルに基づいて定期的に避難訓練を実施しております。特に東日本大震災発生後においては、未曽有の大災害を教訓として、マニュアルの再点検を行うとともに震災に備えた避難訓練を実施するなど、防災教育の充実を図っていくこととしております。また、町民の方々に対しましては、防災のしおりやハザードマップを全戸配付しているほか、町内会や各種団体を対象として防災の出前講座を実施しております。さらに、自主防災組織の育成・支援を図り、避難訓練を推進するとともに、防災の日には消防との合同訓練を実施するなど、あらゆる機会をとらえて防災意識の高揚に努めているところであります。最後に、災害時要援護者の避難支援のあり方についてでありますが、本町の災害時要援護者台帳に登録されている方は平成24年2月16日現在で3,069名となっており、そのうち避難支援が必要な方は2,247名で、台帳登録者の73.2%を占めております。世帯の状況といたしましては、高齢者夫婦世帯が50.3%と最も高く、次いで、ひとり暮らしの高齢者が19.9%となっております。また、要援護者のうち、身体に障害を持つ方は20.7%、要介護認定者は19.4%となっております。これら要援護者の把握につきましては、民生委員の御協力によって、それぞれの町内会における対象者とその状況を本人の同意のもとに調査をし、町に報告をいただいているところであります。したがいまして、こうした情報につきましては、町の関係部署と消防のほか、自主防災組織や町内会でも把握しておりますので、万が一災害が発生した場合には、自主防災組織や町内会が中心となって、町との連携のもとにこれら要援護者の避難支援に当たることになっております。なお、自主防災組織は、市街地にあっては町内会を単位として、また、農村部においては連絡協議会などを単位として組織されておりますので、町内会とは表裏一体の関係にあります。そうした地域の組織を災害に備えた組織として目的を特化することによって、防災に対する意識づけが強化できるとともに、避難訓練等を行うことにより、地域の中で生活している要援護者の存在を認識できる状況が生まれてまいりますので、災害時における自助、共助の活動につながっていくものと思っております。今後も、自主防災組織の設立に向けて地域へ積極的に出向き、広報・啓発に努めるとともに、組織の活動を支援してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の孤独死、孤立死対策についての御質問にお答えいたします。初めに、本町における十数年の格差と貧困の実態、推移をどう分析、把握しているかについてでありますが、この御質問につきましては、明日予定されている真田議員からも、もう少し詳細なお尋ねがありますので、ここ10年程度の数値を概略で申し上げたいと存じます。生活保護の受給状況につきましては、実績として把握している平成22年度の数値を申し上げ、あわせて10年前の数値との比較を伸び率で申し上げたいと存じます。被保護世帯数は183世帯で、70.9%の増加、被保護人員数は237名で、59.1%の増加、保護率については、1.40%で、0.40ポイントの増加となっております。また、個人住民税の課税上で把握できる所得の推移を見ますと、分離課税所得を除く1人当たりの所得は、平成13年度分が314万9千円であったものに対し、平成23年度分は275万2千円で、39万7千円、率にして12.6%の減少となっております。さらに、市町村税課税状況調査で、統計上明らかになっている給与収入金額200万円以下の段階について、納税義務者数の割合を10年前と比較いたしますと、平成13年度が21.7%であったものが、平成23年度では26.7%となっており、5ポイント増加しております。その年によって雇用、経済情勢に多少なりとも違いがありますので、これらの数値だけですべてを言いあらわすことはできませんが、町民生活の実態としては、多くの方々が厳しさを実感しているものと考えております。次に、本町での孤立死の可能性の調査、点検を行ったかについてでありますが、札幌市内で40代の姉と知的障害のある妹が死亡した件を受け、本町においても身体障害者手帳、療育手帳及び精神障害者福祉手帳の保持者を対象に調査を行っております。調査の方法といたしましては、これらの方々のうち、施設入所を含む障害福祉サービスを利用されている方、交通費助成を受けている方、自立支援医療を受給し、定期通院をしている方、公営住宅に入居している方、生活保護を受けている方、災害時要援護者台帳に登録されている方について、サービスの利用状況を確認した結果、皆さん無事に日常生活を送られていることが把握できたところであります。ただ、療育手帳の保持者1名と、身体障害手帳の保持者2名については、さらに状況把握を必要としており、民生委員などから生活状況についてお聞きをしたところ、現状においてはいずれの方も問題がないことを確認したところであります。また、今年度において生活相談を受けた方々の状況でありますが、これまで95件の相談があり、このうち56件が生活保護を申請されております。なお、残り39件のうち、町外へ転出した8件を除く31件については、相談に来庁された時点で、預貯金や資産があったり、同居の家族等と相談をされていなかったり、そのほか債務整理のため他の制度機関を紹介した方など、生活保護の申請にはまだ至っていない状況にあります。どの案件につきましても、相談を受けた方の状況に応じた適切な助言を行っておりますが、今後、状況が変わるなど困ったことがあれば、すぐに町に相談していただくよう御本人に伝えているところであります。今回の調査につきましては、各種サービスの利用実態などから、生活状況の確認を行ったところでありますが、障害者や高齢者の中には日常生活に注意を要する方もおられますので、担当職員が定期的に連絡をとったり、地域の民生委員に見守りをお願いするなど、さまざまな対応をとっているところであります。次に、ひとり暮らしの高齢者の孤独感や疎外感の緩和、安否確認のためのサービスの実施についてでありますが、本町においては、現在、町の介護福祉士等によるお元気コールを初め、福祉電話の貸与事業、緊急通報装置の設置、救急医療情報キットの配付などを実施しております。お元気コールは、70歳以上でひとり暮らしをされている方のうち、福祉サービスなどを利用されていない方を対象に、月に1回、安否を確認する電話サービスを行っております。平成22年度の実績で申し上げますと、実利用者は309人で、実施回数は延べで3,091回となっております。福祉電話の貸与については、現に電話を有しない低所得者世帯で、定期的な安否確認や緊急連絡の必要が認められる方に対し、町の電話を無料で貸与するもので、設置件数は、平成24年2月末現在で8件となっております。緊急通報装置は、緊急時に、迅速かつ適切な対応を図ることを目的として、ひとり暮らしの高齢者や高齢者世帯、重度心身障害者を有する世帯を対象に、本年2月末現在で299世帯に設置しております。なお、この緊急通報装置による消防の受信状況につきましては、平成22年度で41件あり、このうち救急出動が12件、救急搬送は5件となっております。救急医療情報キットにつきましては、ひとり暮らしの高齢者や障がいのある方が万が一の事態に備え、氏名、生年月日、服薬内容、かかりつけの病院、緊急連絡先などの情報シートを円筒形のプラスチックケースに入れて冷蔵庫に保管し、救急医療の際に活用するもので、本年2月末現在、504世帯に設置されております。今後も、これらの制度を広く周知し、利用の促進を図ってまいりたいと考えております。最後に、民生委員へのサポートについてでありますが、御質問にありますように、ニーズの多様化や相談支援件数の増加など、民生委員の重要性は日々高まっております。しかしながら、活動の大変さから、以前に比べ、その推薦作業に苦慮しているのが実態であります。民生委員の充足率は、北海道全体では99.5%、また、十勝管内では、99.4%となっておりますが、本町におきましては、定数99名に対し、現在の充足率は100%であります。民生委員の活動は、支援の必要な町民を見守り、相談支援を行うほか、高齢者、障害者、子育て家庭の孤独・孤立感の防止や虐待の予防など広範にわたっております。これらの早期発見、早期対応はもとより、災害時においては、要援護者を町民とともに支える中心的な存在として多くの活動をお願いしているところであります。このような民生委員の日々の活動の中で、1人では解決が困難な事案も発生いたしますので、そのような場合には、町の担当職員と連携して対応するほか、内容によっては、関係する機関と情報を共有し、問題解決に向けてケース会議等を行っているところであります。また、民生委員としての知識や情報を得るため、民生児童委員協議会では、年6回の研修会を実施しているほか、地域ごとに組織された部会においても、活動上の悩みについて話し合う場を設けております。いずれにいたしましても、民生委員には、身近な立場で町民の生活を支える重要な役割を担っていただいておりますので、研修内容の充実を図るとともに、町といたしましてもできる限りの支援を行ってまいりたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 8番 大浦正志

御答弁ありがとうございました。それでは、何点かについて、限られた時間でございますけれども、質問させていただきたいと思います。初めに、防災のしおりの件でございますけれども、この件は平成24年度主要事業の概要にありましたし、防災のしおり並びにハザードマップその他の部分が今回掲載といいますか、示されておりました。その発行するタイミングに関しては、今答弁のあった内容で十分検討されて、しっかりとした内容のいいものをつくっていただいて配付していただければいいのかというふうに思います。今回、私は防災のしおりだけというふうに思っておりましたけれども、今回ハザードマップも2万部ということが予定されていることです。これはこれでいい機会だというふうに思っております。ただ、洪水時、地震・火災時の避難場所についてですが、見直す必要があるように思われます。前回の一般質問でもお話しいたしましたが、前回6月の私初めての一般質問で、宝来、ひびき野地域の避難所が緑南中学校になっています。その件に関して質問いたしました。宝来連合会世帯人口調べによりますと、平成23年、昨年の11月末現在、この地域にお住まいの方が6,812人ということです。音更町地域防災計画によりますと、一時避難所の緑南中学校グラウンドで収容可能人数が7,250人、数字の上では可能となっております。また、緑南中学校の体育館とか含めまして使用可能面積についても3,300平方メートル、1人約畳1畳と計算しまして1,650人が収容可能人数となっております。そういった意味では数値的には問題ないのかと思いますが、あそこの全員が短時間にそこに避難するということは想定すべき、その辺の問題が、地域住民の皆さんとの懇談会の中でも、ちょっと町との思いが違うといいますか、実際に全員が一挙にあそこに避難するということはないというふうに思いますけれども、このことと、また、前回のときにもお尋ねしましたが、避難経路の問題、前回と重複して申しわけありませんけれども、避難経路・手段の問題で、住民の不安を取り除くといった面では、もう少し納得のいく説明をしていただく必要があるかというふうに思っております。町の防災計画と実際のそこに住んでいらっしゃる住民との防災意識にギャップがあるのではないか。この部分はやはりもう少し丁寧に、そこに住んでいる住民の皆さんの不安を取り除くために丁寧な対応をすべきかと思いますが、この件についてのお考えをお尋ねいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

宝来地域、特に新しい住宅団地もできておりまして、たくさんの方が今お話にございましたようにお住まいであります。そうした中で、洪水時等の避難場所としては、高台にあります緑南中学校を想定しているということであります。確かに学校のグラウンドでは一時避難所としては全体を収容できることにはなっておりますが、中学校の校舎等、体育館等ということになりますと全員収容することは数字上はできないような形にはなっております。それで、あちらのほうのまちづくり懇談会等、伺った際にもたびたびお伺いしているわけですけれども、やはりそういう洪水、特に昨年ありましたような大雨洪水が実際に起こっておりますので、そうしたときの、やはり流域に面しているということで住民の方の不安に思っていらっしゃる部分が多々あるのではないかなというふうに私も思っております。それと、避難経路等のお尋ねでございますけれども、私どもが今考えておりますのは、すべて町がバス等の車両を用いて住民の方を避難させるということは時間的にも物理的にも多分できないと思っていますので、大きな災害、特に洪水等が予想されるわけですが、そういったことが発生した場合には、幸いと申しますか、あの地域はほぼ自主防災組織が組織されております。非常にそういう、今、まちづくり懇談会に伺っても、防災に関する御質問が多く出るくらい防災に対する意識も高いというふうに思っています。実際に自主防災組織の方も、いろいろな町内会の行事等にあわせて自主的に避難訓練やレスキューセットの使い方などをやっていらっしゃいます。そうしたことで、まさに自助、共助の部分で、自主防災組織さん等の連携をいただいて、その中で円滑な避難をしていただくようなことができれば一番いいのかなと思っています。自主防災組織さんがそういう実際に避難場所である緑南中学校のほうへ避難するような訓練もやっていただければ、町もそのときに、自主防災のその活動に合わせて一緒に訓練をやらせてもらうというようなことで、その中でまた問題点等浮かび上がれば検証させていただいて次に役立てていきたいと思っております。それからあとは、いかに速やかに情報をお伝えするかと。河川の特にはんらん等の危険があった場合には、その情報伝達のことも非常に問題になると思っておりますので、それらについても、今後有効な方法について内部で検討させていただきたいというふうに思っております。以上です。

質問 8番 大浦正志

このことは、今、ひびき野で行われたまちづくり懇談会の中で、避難場所の問題と、もう一つは、防災無線放送設備のことも恐らく話題になったと思います。このことも、私もそこの会議にはいたわけなんですけれども、ちょっと町と、連合会町内会のほうの中でもちょっと不十分なところがあったかと思いますけれども、ちょっとかみ合っていない部分があったと思います。この件に関しては、何度かこういった懇談会を繰り返す中で、お互いに問題意識の共有ということがされればいいのかというふうに思っております。引き続き丁寧な対応ということを繰り返しながら、相互理解していくことが必要だというふうに思っております。この件に関してはこの辺で終わらせて、次の課題に移りたいと思います。次に、昨年起きた台風12号による音更川堤防の一部流失の件に関してでございます。この件に関しては、きのうの久野議員の中でも議論になりましたし、昨年9月の議会で、いち早く山川議員、そして佐藤議員が取り上げました。災害情報の連絡体制、あるいは役場内での情報の連絡、避難所の対応などの問題、あるいは開発建設部や電源開発の連携などいろいろありました。役場内での問題、情報連絡、あるいは役場職員に対する教育に関しては、きのうの答弁の中でも改善するという回答がありました。この件に関しては、何十年ぶりという避難指示ということなので、こういった経験を生かして、今後こういった状況が発生したときに、いい対応ができればいいというふうに思っております。それと、今回の音更川の一部流失、いわゆる首の皮1枚で決壊を免れたものの、本当にもう少し雨が多かったり長時間であったら決壊し、その水が畑などにやってきて大きな被害になったものと思われます。幸いにもそういった大事にはならないで済んだことはよかったというふうに思っておりますが、事故後、この現場は復旧作業が当然のことながらされております。仮にことしにまた同じような規模の災害が起きたときに、雨が、台風が来たときに、同じようなことが起き、原状復旧であれば、同じものになれば、同じことが起きればまた同じことが行われる、起こるというふうに思っております。この辺の川の管理者は開発建設部だと思いますけれども、以前にも、この事故以前、事故前よりもさらに強硬な、頑丈な堤防なり河川改修が行われたとか、この辺に関してどうなのか。あるいはその対応について、管理者である開発建設部の原状復帰よりもさらに強度な対応がとれているか、その辺に関してお尋ねいたしたいと思いますが、どのような、きちんとされているのか、その辺に関してお尋ねいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

昨年夏の、9月の音更川堤防一部流失に絡みまして、その後の堤防等の治水の対策ということだと思います。私どもも、河川事務所さんのほうが担当なわけですけれども、そちらの所長さんを初め、都度お会いをして、町長以下意見交換をさせていただいております。その中で、特に危険箇所については、単なる復旧ではなく、いわゆる河道を含めた河川としての洪水対策、全体としての、音更川全体の洪水対策といった観点からぜひ整備をしていただきたいということで繰り返し要望をしております。開発建設部さんとしても、限られた予算ということではありますけれども、その必要性というか重要性は非常に認識をしていただいているというふうに思っております。ただ、具体的にはどこの場所をどのような工法で改修していけば一番効率的な治水対策になるのかといった点については、やはり相当な時間を要するようでございまして、河川事務所さんを中心に開発建設部さんの中で今も検討が行われていると思います。現在は、復旧といいますか、そういう状態での対策がまずは先行しているというふうに思っておりますけれども、中州のほうに堆積した土砂の問題ですとかいろいろありますので、そういったこととをトータルで含めまして、単に音更町だけでは流域ございませんので、そういった全体の管理、そしてその中でも特に音更川の音更地域での危険箇所については認識をいただいて、鋭意取り組んでいただいているというふうに認識しております。以上です。

質問 8番 大浦正志

大体内容はわかりました。原状復旧じゃなくて、再度、原状復旧しても、同じような規模の災害が起きた場合にはまた同じことが起きる、そういった意味でも、引き続き開発、うちのその上の管理者ということで、そういった技術的な対応も詳しいと思います。引き続きその辺に関しては町としても安全対策をお願いしていただきたいと思います。それともう一つ、今回の流失の関係で、ダムの管理の問題といいますか、電源開発あるいは電源開発の放水の流すという、役場のほうにそういう情報も来ているその連絡体制とか、あるいは今回、緊急、避難指示、間隔の関係で、開発建設部との情報の連絡体制にちょっと不手際があったような、不手際といいますか、段階、順番としてどうだったのかという問題もあったというふうに報告があったと思います。そういった中で、今回の9月以降、今のお話では、開発建設部と河川事務所ですか、そこでの、この件も含めて恐らく調整というかお話があったとも思いますし、また、電源開発との事前に放流するその情報を流すとか、その辺のことも何らかの取り決めといいますか、そういうお話をされたのか、この件に関してお尋ねしたいと思います。お願いいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

昨年9月大雨被害を受けまして、その後、音更町が中心となりまして、士幌町さん、上士幌町さん、そして電源開発さん、あるいは開発建設部さん、それから十勝振興局の方、そういった関係機関の方と連絡協議会的な組織をつくっております。今の3町については、代表は町長がなっております。それぞれの今申し上げた関係機関の担当の代表の方、それらで協議会を構成しております。会議も持ったところであります。その中で、今回の対応、それぞれの立場での、開発建設部さん、河川管理する立場での対応、それからダムを管理する上での電源開発さんの対応、また、流域の3町村、特に上流については北海道も河川管理者でありますので北海道の対応、そういったことを含めて、それぞれの立場から、どのような形で洪水に対応したらいいのか、大雨があったときの、はんらんに至るような可能性があったときのダムの放流含めてどのような対応をしたらいいのか、そして、特に私たち自治体との連絡体制、そういったことについて問題意識を共有しようということで協議会をつくっております。また、今月中にはその事務的な部分での担当者が音更町のほうに集まりまして会議も持つことになっておりますので、情報の共有や、それから、実際にそういうおそれが、はんらんするようなおそれがあるような大きな大雨等があった場合の対応については、今後関係機関で緊密な連絡をとり合ってそれについては対処してまいりたいということで今進めているところであります。以上です。

質問 8番 大浦正志

大体この件に関しても、昨年の経験が教訓化されているのかな、その中身に関し、深いところはありますけれども、それなりの対応がとれているものというふうに理解して、次の質問に移りたいと思います。次に、防災に対する地域での教育、あるいは学校、職場での教育についてお尋ねしたいと思います。治水事業といいますか、いわゆる治水事業には多額なお金がかかります。スーパー堤防や大規模な治水ダムの建設、放水路建設という、昔そういった話もございましたけれども、昨今、こういったことは自然破壊にもつながり、そういったことは中止される方向に進んでいるかと思います。自然は時にはきばをむいて私たちの暮らしを脅かしますが、それと同時に、自然の恵の恩恵を受けていることに関しても私たちは目を向けるべきだというふうに思っております。そのためにも、自然現象の特性や地形などについて正しく理解すること、知恵と知識を使って自然と共存することを考えることが大切というふうに思っています。そういった中で、もしものときに備えた心構え、災害時の的確な対応、こういったことが私たちの日常の生活の中で、今回の教訓を生かしていくという、と思っております。地域、家庭での防災教育に関しては、御答弁でもありましたように、自主防災組織が着実と設立されているということで、というお話でございます。そういった中で、自主防災組織では、災害図上訓練、DIGの実施、あるいはそういったことも進められておりますし、設立から次に、とりあえず設立したところでは、さらなる質的な、自主防災組織の質的な向上が求められていって、そちらのほうに、とりあえずつくったことで次のステップに進んでいくことが必要だというふうに思っております。そういった中で、町内会ではそういった自主防災組織、町内会イコール自主防災組織と、ほぼいいのかと思いますけれども、地域の見守りというか、危険な場所を把握したり、そういった中で、DIGの中で、自分の地域の中には公共施設がこういうのがあって、電話はあってコンビニがあるとか、そういったことが、やっぱり自分たちの地域を見回すことが必要だということが進んでいます。進んでいるところでは進んでいますし、進んでいないところは、逆に言うと設立しただけというところもあるかと思います。この辺の、私が思うには、一定設立した中で、そういったところの経験交流といいますか、そういった、私の自主防災組織のところではこういった取り組みをしているとか、そういった相談できるような場を設定する。なかなかそこに集まってこられる役員の方には大変難しいかと思いますけれども、そういった同じ課題を抱えていく中で、そういう相談、経験交流ができる、そういった場を設定する必要があるのではないかということが一つと、もう一つ、例えば火災報知機も義務づけられているようですが、実際問題としては、火災報知機はあるけれども、そのまま箱の中にしまって、どこかたんすの奥に入っているとか、そういうことも実際にはあるような話もあります。あるいは自分の家の中で、避難場所にというか出口のところに荷物がたくさんあって、いざというときに逃げられない、あるいは防災グッズももう期限が切れてしまったとかそういったこともあります。こういったことの、やっぱりそういう人たちが経験を学ぶ、交流できるような、そういうことも必要かと思います。その辺に関してやるべきだという、そういう場も設置してはどうかというふうに思いますが、この点に関してはどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

自主防災組織のほうは、皆さんの御協力によりまして順調にと申しますか、順次組織をいただいておるところでございます。そしてまた、組織されたところについても、それぞれ自主的な避難訓練ですとかやっていただく中で活動していただいております。そういった自主防災組織間の交流等を通じて、まだ設立して間もないような組織の住民の方に対してどんな訓練をしているのかというような、そういった情報をお伝えするといったことは大変有効なことではないかなと思っております。町といたしましては、まちといたしましては、防災担当の職員が出前講座という形でさまざまな、自主防災組織だけでなく、団体さんだとかいろいろな求めに応じてお邪魔をして、その出前講座の中で防災に対する啓発等をやらせていただいているわけであります。できればそういった町の防災の出前講座、これを活用していただくことがまずは一番いいのかなというふうに思います。そうした中では、他の自主防災組織さんでやっていらっしゃるような実際の活動の内容についても承知しておりますので、そういったことを私たちのほうからお伝えすることもできると思います。お尋ねに今ございましたように、実際に自主防災組織間の交流ということになれば、現在行っているのは、合同によります消防さんとの防災訓練、このときには各自主防災組織さんから一定の方出ていただいて、同じ立場でやっていただいております。そういった場の中での意見交換なども今後はやっていただいて、ぜひそういった形で情報の交換をしていただいて、自主防災組織さんの活動が活発になるようにというふうに私たちも考えているところであります。以上です。

質問 8番 大浦正志

そういった意味で何らかの取り組みをされているようです。こういった各それぞれの自主防災組織での活動の紹介なども、例えば広報なんか、中でもちょっと紹介なんかで、そういった方法もあるのかというふうに思っております。次に、学校での防災教育ということなんですけれども、先ほど答弁の中にも、避難訓練に関しては、これは消防法で義務づけられているということなど、学校教育は法的に……。義務づけられているということですから、恐らくやられているんだと思いますが、避難訓練、これは恐らくやられていると思いますが、学校での子供たちに対するいわゆる防災に対する教育、これも必要かというふうに思います。先ほどお話しいたしましたように、自然災害は確かに怖いものであるかもしれませんけれども、それと同時に、やっぱり自然の恵みも子供たちに、そういう怖さもあるんだけれども、ここはそういった恩恵も受けているということも学ぶことが必要だというふうにも思います。また、子供たちが実際に学ぶ、訓練を通じて、先生と子供たちが一体になってグラウンドへ避難することによって体験的に体でそういうことを学ぶことが大切だというふうに思いますし、学校でこういったことがあったという、きょう防災訓練があったよということを保護者なんかにお話しすることによって、学校から地域、家庭ですか。家庭の中にも防災意識が広がるのではないかというふうに思っています。教育現場、いろいろと大変な課題が多く抱えて、持っておりますけれども、防災教育に向けても、そういった視点で、取り組む、その辺の音更の状況について説明をいただきたいと思いますが、これは北海道新聞だと思いますけれども、去年の9月1日に防災教育実施77%、道内の小中学校の、調査によると大半が避難訓練で終わっているということがありまして、その内容は学校任せというような、そういうような記事にもなっているそうです。やはり防災に対するそういった知識、学校での教育に関して現在音更ではどのようになっているか。あるいは今後この辺に関してどのように取り組んでいくかについてお尋ねしたいと思います。以上、お願いいたします。

答弁 教育部長 村上均(教育部長は2013年3月まで)

御質問、お答えさせていただきます。町長のほうからの答弁の中でも御説明させていただいてございますけれども、危機管理マニュアルに従いまして、各学校におきましては、議員おっしゃるとおり、義務づけのある避難訓練はもちろんでございますけれども、この避難訓練にあわせまして、各学校の取り組みといたしましては、この時間に合わせまして、また、前後の時間を利用して防災教育、これは学校間で取り組みや内容については工夫されて、さまざまではございますけれども、例えば今回の東日本大震災を受けての地震に関するところまでの教育も含めて、この訓練にあわせて実施している状況がございます。また、子供につきましては、本町で小中学校は過ごされる方が多いわけでありますが、これから成人、また、社会に出ていく、音更にずっととどまるわけではないというようなこともあって、やはり自分の身は自分で守るというようなことを大前提としての教育、今後全国に向けて巣立っていく、旅立っていくところも含めて、その教育もあわせて行っていくということで取り組んでいただいてございます。危機管理マニュアルにつきましては、当初の教育行政推進方針の中でもお話しさせていただいてございますように、音更町の現在の地域防災計画、見直しということもあります。それを受けての再点検ということも既に方針を示させていただいてございますので、今後、この見直しに向けても、あわせてこの防災教育をさらに充実したものにということで考えているところでございます。以上であります。

質問 8番 大浦正志

大体理解いたしました。学校での防災教育、引き続き対応していただきたいというふうに思います。あと次に、町内会活動等により、町内会等によるコミュニティー活動につきましては、地域におけるきめ細やかな取り組み、まちづくりの推進に欠かせないものとなっております。地域の自主的な活動や取り組みが全町的に広がる、潤いと思いやりの地域づくり事業による支援がされております。地域の防災というかそういった意味でも、町内会の役割が大変大きなものがあると思います。きのうの議論の中でも、町民、役場の職員の皆さんも大変御苦労なさっていますけれども、町民全体を巻き込んで安全・安心な音更町のまちづくり、そのためには町内会活動を活性化して、町内会の役割を、そこに住んでいらっしゃることにきちんと理解していただき、町内会への加入率も含めている必要があるというふうに思っております。他の自治体から音更町に転入された方には、防災のしおりとともに、あなたの地域の町内会はここですよ、会長さんはこの方ですのでという、そういったペーパーも渡しているというふうに聞いております。そういった意味ででも、やっぱり町内会活動の支援に引き続き取り組んでいただくべきかと思います。一つその中で、実は平成24年度主要事業計画の中に、自主防災組織活動用品備品ということで300万円の予算計上、予定されております。その内容は、今地域に防災倉庫というのがありまして、今現在4カ所にあって、さらに3カ所、合計7カ所ということが示されておりました。この件に関して、地域防災倉庫の設置、そのことは大変大切、重要なことだと思います。しかし、せっかく設置していても、その備品、その設置したこと、あるいはその倉庫の中に何が入っているかが周知されなければなりません。もちろん自主防災組織の役員の方はそのことを御存じかと思いますが、いざ災害が発生した場合、すべての人とは言わなくても、もっと多くの方々が、ここの倉庫の中にどういったものが入っていて何々が災害のとき使われるのか、そういったことを知っている必要があるというふうに思います。また、その倉庫の管理なんですけれども、聞くところによりますと、そこの管理は、通常かぎがかけられておりまして、これは、それは仕方がないのかと思いますが、そのかぎは付近の方々が持っていらっしゃってということです。役員の方が持っていらっしゃるかと思います。実際に災害が起きたときに、あそこに防災倉庫があって何々が入っていることがわかったとしても、そのかぎがなければそこから取り出すことができない、あるいは冬場の問題、除雪の問題とか、行こうと思ったけれども、そこに大きな雪があって取り出せない、そんなことがあってしまっては、いわゆる宝の持ち腐れといいますか、そういったことになってしまう。この辺の、今後、新たに防災倉庫を今後とも計画的に設置することが進められるのかと思います。この辺に関して、管理のことに関してもう少し、災害が起きたときにすぐそこに行って、リヤカーだとか担架だとかあるみたいなんですけれども、それを取り出してすぐ対応できる、そういった環境の整備が必要だというふうに思いますが、この件に関する問題意識についてお尋ねいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

各避難所等に防災用品の入った倉庫を設置するように順次整備を進めているところでもあります。自主防災組織の方の活動の盛んなところ、中心になっているという面もございますけれども、今後も、新年度においても本町地区に設置する予定も持っております。そうした中には、その中には、今おっしゃられましたような組み立て式のリヤカーですとか工具セットですとか……。レスキューセットですとか、いろんな必要な、いわゆる七つ道具的なものが入っております。確かにかぎはかかっております。それは、かぎをかけないとやはりいたずらされるというおそれもやむない部分がございますので、管理上かぎはかかっております。ただ、かぎは複数あって、それぞれその自主防災組織等の担当の方や役員の方が複数持っておられるはずであります。万が一のときには、かぎはあっても、ドアを壊して中のものを出すことも場合によってはできるのかなと。かぎがかかっていてどうしてもあかないというほどの頑丈なつくりというか、それほどのものではないわけでありますので、そういうときにはまた臨機応変の対応があるのかなと思います。冬場の除雪ということでありますけれども、やはり今、先ほども申し上げましたように、まさに防災は自助、共助でございます。すべて、町で除雪まで行うということはなかなか難しい面もございます。なかなか地域の方も大変だとは思いますけれども、やはりみずからの命を守るすべがそこにあるわけでございますから、除雪等にも対応していただく中で適切な管理に努めていただきたいと思います。そしてまた、中に何が入っているのかよく周知されていないのではないかということであります。そうであればこれも非常に残念なことでありますので、自主防災組織の中には、公園等を会場にしまして、実際にその自主防災用品を持ってきて、そして、担架に人が実際に寝て運搬してみるとか、そういった中の資機材を使ってやっていらっしゃるところもたくさんあります。ぜひそういう形で地域の住民の方に周知をしていただくようにお願いをしたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 8番 大浦正志

倉庫を壊して中からとれというのも随分乱暴な話かと思いますけれども、せめてどこどこにかぎがあるので、そのぐらいのことはやってもいいのではないかというふうに思います。ちょっと時間も押し迫ったもので、孤独死、孤立死の対策、時間が少ないですけれども、このことに関して少しお話ししたいと思います。孤立死、孤独死の問題、貧困と較差の解消問題は、この問題は自治体の努力だけで解決するものではございません。この問題の大もとには、国の政策によるものが大きいと思います。日本の経済力は、以前ほどの加速度的成長はありませんが、世界の中ではやはり経済大国と言われる位置にあるというふうに思っております。もの余り、金余りと言われる中、水道や電気、ガスがとめられ、餓死や凍死による孤立死が起きていること、生活保護を受けること、国の世話になることを恥ずかしいことと感じ、SOSを発信することをためらう社会こそ恥ずかしいことだというふうに私は思います。また、警察庁発表によりますと、昨年1年間の自殺者が3万713人だったと発表し、14年間連続3万人を超えたとのことです。経済的に豊かになったこともあり、核家族化も進みました。昔は、じいちゃん、ばあちゃん、孫たちが同じ屋根の下に住み、同じ食卓を囲み、同じふろに入るなどして暮らしていました。極めて経済的、効率的であり、エコロジー、環境に優しい生活だったというふうに思います。そうした中で、同じ家族であっても考え方や趣味、嗜好に違いがあって、そういった問題を家族内での家族会議などで解決していくこと、こういったことは家庭教育にとっても効果があったものというふうに思っております。きのうの議論の中でもありましたが、きずな、昨年はことしの漢字に「絆」が選ばれました。このことは、漢字が世相をあらわすものとなっています。今、昔のような暮らしに戻るべきだというふうには思いません。こうしたことについて、いま一度考えてみる必要があるというふうに思っております。それで、例えば、これもホームページで調べ、何件か検索した中で、道内でも札幌市、釧路市で孤立死が発生、起きた、恐らく報道されない部分も全国には多々あるというふうに思っております。そういった中で、これも新聞記事なんですけれども、釧路市は、見守りの重要性を伝える啓発チラシを作成し、釧路市連合町内会や釧路市老人クラブ連合会に改めて協力を呼びかけている。チラシはA4サイズの両面刷りで、近隣住民による見守りや安否確認が孤立死を未然に防ぐため有効であると呼びかけている、こういったチラシをつくって配付するということは割と簡単、やると言えば簡単なことかもしれませんけれども、こういったこともされているということも、されております。こういったことで、幸いに、先ほどの答弁の中で、緊急の調査をやった際に、大きなことがなくてよかったというふうに思っておりますけれども、この辺に関しても何らかの対応をとるべきと思いますが、これに対する御見解をお願いいたしたいと思います。

答弁 民生部長 今村茂

今、議員のほうから、孤独死、孤立死を防止するためのチラシのお話がございました。残念ながら私ども、私のほうで釧路市のその取り組みについては詳細は把握してございませんが、一つの方法としてあるのかなというふうに思っておりますから、それについては十分ものを見た上で、有効だという判断があれば、いろんな機関と協力して取り組んでいきたいなというふうには思っておりますので、研究をさせていただきたいというふうに思っております。それと、きずなの話がございました。家族のきずなの問題もありますし、それから地域同士のつき合いもあります。それと行政とのある意味きずなというようなものもあろうかなというふうに思います。札幌市の状況がテレビで報道されました、特集を組まれて。それを拝見させていただきました。いろいろ問題はあろうかなというふうに思いますけれども、私どもが町民と接する中で、どこまでしっかりお話を聞いてあげられるかというのが、恐らくこれは最終的には一番の大切なところなのかなというふうに思っております。町民の皆さんで、生活が立ち行かなくなって御苦労されていて、本当に困ったときに、最後どこに来るかというと、やはり役場なんだろうなというふうに思っております。この間のそのテレビを見ましても、その対応した職員どうこう申し上げませんけれども、私どもとしては、どこまでしっかりお話を聞いてあげられるかが大事なのかなと改めて感じさせていただきました。そういう面で、そういうところに心がけてこれからも対応していきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 8番 大浦正志

時間がなくなって済みませんけれども、最後に民生委員のことについてだけお話しして終わりたいと思います。今回のような事件で、民生委員の仕事、大変ボランティア精神にのって献身的な活動をなされております。私、この問題を取り上げたのは、北海道新聞の投書の中で、ある民生委員の、札幌の方ですけれども、民生委員の方の投稿がございました。いわゆる内容的には、札幌のこんな事故を通じて、民生委員であるこの方のところに、あなたは民生委員だから、ひとり暮らしの私をちゃんと見てくれないと困るという電話や、しっかり見守りをやらないのは民生委員に責任があるよねといった声も聞くというふうに、という、寄せられています。そういった中で、民生委員はあくまでもボランティアで、努力には限界があることを知ってほしい、そういった投書でございます。本当に、先ほどの最初の答弁の中でも、民生委員になられる方に大変苦労なさっているという報告がございました。そして、民生委員になられた方も、非常にデリケートな問題を扱って、大変な御苦労をなさっておるというふうに思っております。ぜひこういった民生委員たちをしっかりサポートしてあげて、こういった孤独死や孤立死を把握してもらえる、仕事に頑張っていただけるように行政としても力をかしてあげてほしい、そのことについてお願いして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

最後に民生委員のサポートについてというお話でございましたけれども、行政としてもしっかりやっていきたいなというふうに思います。今、大浦議員から、災害の関係、それから孤独死、孤立死の関係でもって御質問いただきましたけれども、総体的に言えることは、我々は安全で安心なまちづくりをするために、もちろん道路も、それから堤防も一生懸命つくっていかなければならないというふうに思っていますが、最終的には人の命を守るのは人しかいないというふうに思っております。そういった意味で、コミュニティーというものもしっかりと醸成しながら、行政と一体となって人の命を守っていきたいというふうに思っております。きのうの新聞ですか、さいたま市で孤立死がありました。老夫婦と30代の息子さんがいたところでございますけれども、そこのところについては、さいたま市に住民票を移していない、そういった中で、では行政がそういった方をどこまでフォローできるかといったら、先ほど答弁させていただきましたように、手帳を持っている方だとか、調べていっても出てこないわけでございます。そういったところについては、やはり隣近所といいますか、コミュニティーというか、そういった方の御協力をいただかなければ、こういったことについては、都市化した中では救えないんだろうというふうに思っています。住民の皆さんとやっぱり協働して、人と人とのきずなを大事にしながらこういった残念な事故を防いでいきたいというふうに思っていますので、御理解いただきたいと思います。

出典:音更町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる