音更町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月10日
大規模施設建設に特定目的基金の創設を
2009年12月10日、音更町議会の一般質問で、高瀬博文議員が「大規模施設建設に特定目的基金の創設を」について質問し、町長 寺山憲二、企画部長 西川友則、副町長 赤間義章、建設水道部長 川上雅二、議会事務局長 浜井信一が答弁しました。
- 質問者
- 高瀬博文 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、企画部長 西川友則、副町長 赤間義章、建設水道部長 川上雅二、議会事務局長 浜井信一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 19番 高瀬博文
おはようございます。大勢の方々に傍聴いただいて大変緊張しておりますが、今定例会の一般質問、トップバッターを務めさせていただきます。通告に従いまして次の質問をいたします。大規模施設建設に特定目的基金の創設をであります。本町の行財政は、自主自立のまちづくりを目指す中、総合計画に沿ったまちづくりを推進するとともに、平成17年度から財政健全化5カ年計画に基づいた事業計画が推し進められ、最終年度を迎えております。平成20年度決算において実質公債費比率が15%となるなど、財政指数にも成果があらわれ、堅実な行財政運営がなされていると理解しております。歳入の柱となる地方交付税や国からの負担金、補助金がどの程度減るのか現時点では見えず、地域活性化・経済危機対策臨時交付金などは継続的な財源として期待できず、景気低迷や天候不順等による農業所得の減少などにより町税の伸びも難しいことから、本町の財政運営は依然として厳しい状況が続くと考えられます。財政健全化5カ年計画の歳出削減は、町職員を含めた人件費の削減と、普通建設事業の抑制が大きなウエートを占めた中で実施をされてきております。普通建設事業については、平成22年度の新規事業として、ひびき野地域会館の建設、中学校校舎の増築などが上げられておりますが、そのほかに計画を先送りしている事業も多数あると考えております。そこで、次の点をお伺いいたします。1、火葬場などの大規模施設の建設等に当たっては、特定目的の積み立て基金を創設し、建設年次以降の負担軽減と建設に向けた町民合意を得るべきと考えますが、見解を伺います。2、来年度以降5年間の歳入歳出の推計の明示をお願いしたいと思います。以上であります。御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
大規模施設建設に備えて特定目的基金の創出をとの御質問についてお答えいたします。初めに、火葬場などの大規模施設の建設に当たっては、特定目的基金の積み立て基金を創設し、建設年次以降の負担軽減と建設に向けた町民合意を得るべきではとの御質問でありますが、普通建設事業につきましては、財政健全化5カ年計画の期間においても、緊急度や優先度に応じて、町民生活に密接な事業については積極的に実施してまいりました。しかしながら、第4期総合計画で改築することとしております火葬場につきましては、まだ事業着手には至っていない状況にあります。この改築には10億円を超える事業費が見込まれるところでありますが、これまでにも、役場庁舎や文化センター、総合体育館といった大型の建設事業を実施する際には、事業費の一部について、特定目的基金を造成して対処してまいりましたので、火葬場の改築に当たっても、その事業費の一部を基金に積み立てていくことは、財政上からも必要なことと考えております。したがいまして、今年度中に事業実施に向けた基金の設置条例及び基金の原資を積み立てる補正予算について提案させていただきたいと考えております。なお、火葬場の改築につきましては、建設場所の問題もありますので、明確な改築年次を申し上げることはできませんが、できるだけ早期に町民合意が得られるように鋭意努めてまいりたいと存じます。次に、来年度以降5年間の歳入歳出の推計についての御質問でありますが、初めに、これまで本町が取り組んでまいりました財政健全化計画の進捗状況について、平成20年度末までの4カ年の実績を申し上げますと、職員数では、既に平成20年度において計画目標の275名を達成し、人件費では、計画よりも1億9,100万円の減となっております。また、普通建設事業費では、計画策定時には想定していなかった学校の耐震化工事なども実施してまいりましたが、補助金や起債の有効活用などにより建設事業に充当した一般財源は計画よりも1億7,100万円減となったところであります。積立基金の残高は31億9,857万4千円で、目標を大きく上回っておりますが、その大きな要因としては、ただいま申し上げました人件費や普通建設事業費など歳出の削減を図るとともに、歳入面では、地方交付税の削減幅が縮小されたことに加え、人口増による町税の伸びが挙げられるところであります。また、平成20年度決算における財政健全化法に基づく各指標については、実質公債費比率、将来負担比率ともに前年度に比べて改善されている状況にあります。なお、地方債残高については、年々減少している状況にありますが、一般会計と特別会計を合わせると約315億6,800万円となっておりますので、大きな財政負担になっていることも事実であります。また、御指摘のように、経費の低迷による影響等から、平成22年度については町税の伸びが期待できない状況にあると思っております。一方、国政に目を転じますと、さきの政権交代によって大きな政策転換がなされようとしております。現在、平成22年度の予算編成に向けた政策論議が行われておりますが、法人税を初めとする国の税収が大きく落ち込むことが見込まれる中で、本町にとっても大きなウエートを占める地方交付税の見通しを初め、自動車関連諸税の暫定税率廃止の問題や子ども手当創設に伴う地方の財源負担、税制改正の動向など、現時点におきましては多くの点で平成22年度以降の制度設計が明らかになっていない状況にあります。このようなことから、平成22年度以降の中期的な歳入歳出の見通しについて、具体的な数字で申し上げることは困難な状況にありますが、現行制度を基本としてさきに取りまとめを行いました平成22年度の主な歳入歳出の見込みについて、政策予算を含めた対前年度の比較を参考までに申し上げますと、歳入では、住民税が、景気低迷の影響を受けて個人・法人ともに微減と見込んでいるところでありますが、固定資産税については、家屋の着工件数等から判断して微増になるものと見込んでおります。また、地方交付税は、総務省の概算要求では、出口ベースで対前年度比1兆1,082億円の増、率にして7%の増となっておりますが、この増額分の波及効果が不明なこと、また、前政権で盛り込まれた頑張る地方応援プログラムによる基準財政需要額の割り増し算定の動向が明らかでないことなどから、今年度と比較して若干の減になるものと見込んでおります。ただ、先般実施された行政刷新会議の事業仕分けでは、地方交付税制度自体が見直しと判定されておりますので、今後示される地方財政計画によっては大きな影響を受ける可能性もあり得ると懸念しております。このほか、譲与税・税等交付金については、ほぼ同額と見込んでおりますが、歳入全体では若干減少するものと見込んでいるところであります。なお、自動車関連の暫定税率が廃止された場合の影響額については、自動車重量譲与税等が約2億1千万円減になることが見込まれますが、現段階では、その財源補てん措置等は明らかになっていない状況にあります。一方、歳出では、公債費が減となるものの、普通建設事業費を初め、扶助費や施設の維持管理費等の増が見込まれることから、歳出全体では微増になるものと見込んでおります。ただ、現在実施している児童手当の町負担が約1億円でありますが、これにかわる子ども手当が実施された場合には大きな財源を要することとなりますので、全額国費負担となるのか、あるいは地方負担が求められるのか、その結果いかんによっては大きな影響が生じるものと思っております。歳入歳出の集計では、今のところ若干歳入不足を来しておりますが、これはあくまで現行制度を基本とした取りまとめでありますので、今後、国における予算関連制度の改正内容によってはさらに厳しい状況も予想されるところであります。いずれにいたしましても、まだ先行きが見えない状況にありますが、平成22年度以降の財政運営に当たっては、財政健全化計画で目指した自主自立のまちづくりを今後とも進めていくことが重要であると考えております。したがいまして、今年度中には、平成22年度から5カ年間の中期間的な見通しを持った財政運営計画を策定し、身の丈に合った、基金に依存しない、規律ある行財政運営に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 19番 高瀬博文
御答弁をいただきました。議論を深めるために再質問をさせていただきます。財政といいますと非常にわかりにくいやりとりになる部分が多いかと思いますけれども、極力わかりやすい表現で、傍聴の方にも御理解いただけるような表現で質問したいと思いますので、御答弁のほうもひとつよろしくお願いしたいと思います。まず、普通我々がマイホームを建てると仮定します。そうしますと、例えば土地をつけて3千万円の建物を建てたい、そういうときに、全額借金という考え方は普通しないで、やはり何かしらマイホーム資金という形で、生活とは別の預金をしてマイホームを建てていこうとするのが普通だろうと思うんです。それと同じ論理で、行政にあっては特定目的の積立基金の創設ということで、大型の大規模な施設においてはそういう考え方が正しいだろうということで今回の質問をさせていただきました。先ほどの答弁の中で、今まで大規模な施設、役場庁舎ですか、総合体育館、文化センター等を過去においても特定の目的基金を造成して事業費用の一部に充てたという答弁がございましたけれども、そのときの、参考に、積み立てた期間と全体の事業費の何割ぐらいを積み立てて実施をしていったかについてまずお尋ねをしたいと思います。
答弁 企画部長 西川友則
ただいまの御質問、過去に実施した大規模事業、これに対して、基金の積み立て期間、あるいは積立基金の事業費に対する割合という御質問でございます。まず役場庁舎につきましては、建築が、事業が昭和51年、52年の2年間で事業を実施しております。役場庁舎の基金につきましては、昭和43年度に基金を創設したということでございますので、事業に至るまで8年間基金を積んだところでございます。事業費につきましては、約10億でございます。そして、積んだ基金は約5億ということでございまして、その比率につきましては、52%程度というふうに押さえております。それから、文化センターにつきましては、この事業は昭和59年、60年の2カ年の事業でございます。基金を創設した年度は昭和56年度でございますので、積み立て期間は約3年間ということでございます。文化センターに要した事業費につきましては、おおよそ20億ということでございまして、このために積んだ基金は5億6千万程度というふうになっております。したがいまして、事業費に対する積立金の割合は27%程度というふうに押さえております。それから、もう一つ大きな事業といたしまして総合体育館がございます。総合体育館は、平成2年、平成3年の2カ年の事業でございます。この基金につきましても、基金の創設、これは体育館と文化センター一緒になった基金でございますけれども、実質62年に基金が創設されたということになろうかと思います。そうすれば事業実施まで3年間積んだということでございます。事業費につきましては約19億円ということで、この事業に積んだ基金は約7億7千万円ということでございまして、率にしまして約40%というようなことになっております。以上でございます。
再質問 19番 高瀬博文
やはり用意周到にそれなりの積み上げをしているなというふうに感じるわけです。先ほど、町長から予想以上の答弁をいただきました。特定目的基金の造成、この方向性は出されるのかなというふうに思っていたわけですけれども、それも次年度からなんだろうなと思っていたわけですけれども、今年度中に原資を積み立てたい、こういう意向が示されました。これは私は非常にいい決断だなというふうに判断をいたします。財政健全化のこの5年間の中に火葬場の改修のめどを立てたかったんだろうなと思っているわけでありますけれども、なかなかはっきり言える状況でなかった。それは、財源はどうするのと言われたときに、なかなか明言できなかったんだろうなと思うわけです。今年度中に特定目的基金の条例設置、そして積み立ての方向性を出されたんであれば、ぜひやっていただきたいなと思うところであります。その中で、今年度の歳入歳出に余裕があれば、それはこしたことはありませんけれども、仮に最終的に収支とんとんであるにしても、例えば振興資金から繰り入れてでも原資を積み立てていくと、そういうことでぜひお願いをしたいわけですけれども、この補正において原資を積み立てられるというふうに考えていらっしゃる。それは町債としてはどの程度の額を想定されているのかお聞きしたいと思います。
答弁 企画部長 西川友則
先ほどの町長の答弁では、本年度3月をめどに火葬場の特定目的基金の原資の積み立てをという答弁をさせていただきました。本年度につきましては、国の景気対策等々がございまして、いわゆる先ほど議員がおっしゃった地域活性化整備交付金、一過性のものではございますけれども、合わせまして6億程度の国からの交付金がございました。そういったことで、例年想定していなかった財源が入ってきたというようなこともございまして、現在、前年度からの繰越金、これにつきましては予算現計で約1億円今まだ残っているというような状況でございます。また、地方交付税につきましても当初予算で見ていた以上の交付税が入ってきたというようなことから、総合的に判断しますと、今後必要な除雪経費あるいはその他の経費を差し引いても、おおよそ2億円程度は本年度積めるのではなかろうかというふうには思っております。
再質問 19番 高瀬博文
そうしますと、その2億円ですよね。それ、今年度補正で2億積んで、次年度2億積んで、次の年に2億積めば、積立金としては6億、これは事業費の、火葬場の事業費総額もありますけれども、例えば12億にしても約半分この3年のうちに積み上がってくる。もうこれは十分だと思うんです。その間に、どのぐらいの規模のものにするとか、総額は幾らなのか、場所も含めてじっくり時間をかけた上で町民合意を得ていけばいいと思うんです。これは行政の数字のとらえ方といいますか、特定目的の積立基金のメリットを考えますと、町の財政というのは単式なんです。歳入があって歳出がある。一般の会社は複式簿記。複式の場合は、預金は積み立てても、これは行政に支出という概念ではなくて、これは積んだということのただの積んだことになる。町の場合は、積立基金に回しても、歳入歳出上は単年度収支の中では支出というふうにとらえることができますよね。そうすると、3年で2億ずつ積んだとすると6億。例えば12億のものにしても、残り6億の起債で済みますよね。そうすると、この数字であれば若い世代の方にも理解していただけるし、将来的な負担の軽減もできると思うんです。よく言う言葉ですけれども、次世代に対する負担、公共の借金は、次の世代の方たちも受益するんだから借金があっていいんだという、こういう論議がありますよね。これはちょっと私は違和感感じるんです。例えば、我々農家ですけれども、農家で土地を買ったと。土地も買って、1億借金できていると。後継者に、土地買ったから借金1億あるけれども、あと頼むなと言ったって、これ、後を継いでくれる人はまれですよね。本題に戻りますけれども、可能な限り次の世代に対して負担を小さくしながら建てるべきと思っております。ただ、後でも申しますけれども、決して安く建てればいいという論理ではありません。今、るるお話しいたしましたけれども、積立基金の積み方、そして積立金のメリット、そして、特に次の世代への借金のあり方について町側の見解をお聞きしたいと思います。
答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)
積立金の積み方のお話でありますけれども、過去の例を見ましても、要はこの制度、建設事業はほとんどそうでありますけれども、起債の充当率がどのようになっているのか、そこで一般財源を幾ら負担しなければいけないかというところからまずスタートします。庁舎の場合、結構負担多くて、起債の充当率が低いということもあって、一般財源が伴うということを初めから承知しておりましたので、それなりに多くの基金を初めから積んでおります。今回の火葬場に関しましては、起債の充当率75%ということになっておりますので、とりあえず建設債に必要な財源は残りの25%だろうと、現行ではそのような押さえをしております。単純に仮に10億という話になりますと、一般財源はとりあえず2億5千万円で対応できるだろうと、起債を満度に借りれば。そのようなことがまずベースになってきております。ただ、それが10億なのか12億なのか、それはこれからの話になりますけれども、恐らく必要な財源は2億5千万から3億程度かなというふうな押さえはしておりますけれども、ただ、今回は、今年度中に積みたいというお話をさせていただいたのは、財政的に見ても積めるだけの状況に今あるということからそのような判断をさせていただいておりますけれども、これが、答弁の中で申し上げておりますけれども、国の動きがどうなるのか、国の予算自体がどうなるのかというのがまだ全くわからない中では明確なところはまだ言えないんですけれども、私どもの考えとしては、議員さんが質問あったように、お話があったように、後世の人も当然負担していただくべきだろうという考えを持っておりまして、それがしからば幾らがいいのかというようなことになりますけれども、これは、財政、この先どうなっていくのか、その辺のところを見きわめながら、できれば借金は少ないほうがいいでしょうし、町全体の公債費の動きがこれからどう動いていくのか、なっていくのか、その辺のところを見きわめながら起債は考えなければいけないというふうに思っております。そのようなことで、積立金は当座2億ないし3億を想定しておりますけれども、それよりも積めるか積めないか、さらにこれから、財政健全化計画が終わりましてから、財政の運営計画また5年間立ててまいりますけれども、その中で考えていきたいというふうに思っております。そのようなことで御理解を賜りたいと思っております。
再質問 19番 高瀬博文
今、赤間副町長非常に慎重な言い回しで、まずは原資を積んで、あとは動向を見てというようなお話ですけれども、やはりこれはもう方向性が出た段階で、基金内部での繰り入れで積み上げてもいいですから、そういう方向をきちっと持って、そして次世代の負担をいかに少なくするかということも考えながら対応していただきたいなと思うわけです。次に、火葬場の位置づけといいますかあり方、私も火葬場に関してはいろいろな思いがあるわけですけれども、自分の考え方に近いなと思い文献をいろいろ調べましたら、私の論点と全く同じような位置づけの文献がありましたので、若干御紹介をしたいと思います。それは、火葬研究協会の事務局長、武田至さんという方の火葬場のあり方という中でありますけれども、「葬送の場としての火葬場を考えると、火葬場は、単に遺体を処理する場ではなく、遺体との最後の別れを告げる空間であると言える。火葬場では遺族や会葬者が最後のお別れを行っているが、気兼ねなく、心ゆくまでのお別れを実現しているかどうか疑問である。そこで、葬送は、送り出す遺族、親族、それにいろいろな意味での人のつながりが大切である。どれも同じではなく、その土地の風景が取り込まれたふるさとの火葬場でのお別れ、心ゆくまでの弔いができるような個々の儀式性を重要視した施設であることが求められる。その上で、心から人を送り出すにふわさしい空間、故人とのけじめがつけることができる空間を提供することが火葬場の役割である。さらに、火葬場をサービスを提供する場としてとらえ、運営する必要がある」と、このように記されているわけですけれども、私も全くこのとおりだなと思っているわけです。亡くなった方に対する崇高な儀式、送る側にとってもやはり尊厳な心を持てるような空間であること、そして、4万5千人の全道一の町、網走市より大きい伸びゆく町、そういう格のあるものであるべきだと私は思うんです。そういう中で、議会でも視察しました伏古斎苑、これも大体12億前後かかっております。それと、北海道福祉の町コンクール、この中で最優秀賞を受賞いたしました登別市の葬祭場、これも12億円程度かかっております。今後、時間をかけてじっくり町民合意を得ていただければいいと思うわけですけれども、火葬場改修に向けて、現段階でよろしいです、火葬場の町としての位置づけ、あり方、どういうものがふさわしいのか、これについて御見解を求めたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
今、高瀬議員がおっしゃったように、火葬場というのは、ただ単に遺体を処理するということではなくて、やはり人間の尊厳の最後の場所だろうというふうに私も理解をしております。そうした中で、過去に、火葬場については広域の町村でやったらどうだとかというような論議もございました。いろんな町村とも話をさせていただきましたけれども、やはりそこには、私たちが住んだ町でもって最後を迎えたいというところの人たちが圧倒的に多うございまして、なかなか広域には取り組めなかったということがございます。それで、音更町といたしましても、広域ということではなくて、音更町の町民4万5千人が最後のときを迎えるというような形でもって、やはり単独で整備すべきだろうというふうに判断をさせていただいたところでございます。そういったことからも、今高瀬議員が読み上げたような考え方も我々としても共有しているというふうに思っておりますので、そのような見解でもって火葬場を位置づけていきたいというふうに思いますが。
再質問 19番 高瀬博文
ぜひそういう形での今後のあり方を望むところであります。これは先ほど赤間副町長が非常に慎重な言い回しで、建設年次も含めて、積み上げも慎重な言い回しをされておりましたけれども、やはりこれは今がチャンス、寺山新町政が誕生して、そして、正直な話ちょっと基金もあって、単年度の中では余裕があるというところの形ですから、ぜひ前向きな論議を重ねていっていただきたいと思います。次に、特定目的基金の積み立てを考えるような大規模施設の目的の今後ということです。まず、先ほどからお話ししました火葬場があると思うんです。耐用年数的にはちょっと特定目的基金にはなじみませんけれども、耐用年数を迎えているもので音更中学校、これは先日の総務文教常任委員会でも荒町教育長から24年度改修のめどというお話がありましたので、残るは、町独自の取り組みという中ではやはり私は道の駅と思っているわけです。これは竹下内閣当時のふるさと創生資金で建てたと、こういうふうに聞いておりますけれども、現在の施設は余りにも音更町を発信するといいますかアピールする発信力に欠ける施設だなというふうに思うんです。これは今後策定される5期総においても当然俎上に上がってくるだろう。その中で、私は、町側が5期総に向けて、町民に対して道の駅を改修して音更町をアピールしますよと、こういう発信があっていいと思うんです。これも例えば特定目的の基金を積み上げながら、柳月さんの隣がいいのか、乳業さんのそばがいいのか、十勝川温泉のそばがいいのか、積み上げながら最善の方向性を持って町民合意を得ていけばいいと思うんです。町側の発信ということを含めて道の駅に対する町側の見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
高瀬議員がおっしゃるように、音更町の道の駅につきましては、竹下内閣当時のふるさと創生1億円の資金を使って特産センターというふうにつくったものに後から道の駅をかぶしたというような形で、駐車場の広さ、それから建物の大きさも、今ちょっと狭いかなというような感じはしているところでございます。これから新たな道の駅というようなお話でございますけれども、何せ今はまだ町民のコンセンサスを得ているわけではございません。次期の総合計画の中に話題として出てくるのか。今審議会をやっておりますので、そういった中で論議も深まることもあるかなというふうに思っているところでございますけれども、そういった中では新たな施設が必要なのかどうか。もしも建てるとなれば場所はどこがいいのか。先ほど高瀬議員3カ所ほどお話ありましたけれども、どこがいいのか、それからどんな機能をあわせ持ったらいいのかとかいろんな話が出てくるかなというふうに思っているところでございますが、いずれにいたしましても、今の第4期総合計画の中ではちょっと取り組みにくい課題かなというふうに思っています。第5期の総合計画の段階でどういった論議がされるのか。道の駅の指定そのものについては、駐車場と、それからインフォメーションのセンターと、それから24時間のトイレがあれば、それだけで道の駅という機能は成り立ちます。ただ、そこのところにどんな機能をあわせ持つのがいいのかというようなことがこれからの論議かなというような感じをしておりますので、このようなことで御理解をいただきたいというふうに思います。以上です。
再質問 19番 高瀬博文
やはり町側としてのいかに音更町をアピールするか、音更町を全道的にも発信していくと、そういう姿勢が必要だと思うんです。そういう一例で申し上げましたけれども、これからいろんな論議が出てくると思いますので、それはそれで、私もそれは待ちたいと思っております。2問目に移りますけれども、一昨日ですけれども、藤井金融大臣が今年度の財政の見通しを公表されております。今年度63年ぶりに国債、借り入れが税収を上回って、36兆9千億円の税収に対して53兆5千億の借り入れ。これを一般家庭に例えると、年収が369万の方が900万の生活をしているということです。これで本当に国は大丈夫ですかね。本当に心配するわけですけれども、財政的に今これは禁じ手ですよね、こういう財政状況というのは。本題に戻しますけれども、本町は積立基金が31億9,800万円、地方債が315億、これは借金です。310億6,800万円。私は、財政健全化5カ年の策定に当たって議会側での特別委員会に参加させていただいて、その折に非常に鮮明な記憶があるわけですけれども、山本忠淑委員長もそうです。かなり細かいところまで精査していたんですけれども、本当にこんなにうまくいくのかなと。そのとき、その数字を眺めながら、それが本当に実感でありました。町民の皆さんの本当に御理解の上でということだと思いますけれども、予想以上の数値になったことは評価をしたいと思います。しかし、今後財政は大丈夫かといいますと、厳しさは本当にこれからだと思うんです。総合計画の審議会、先日立ち上がりました。これは、音更町の今後の目指す姿の実現に向けてという審議であろうと思いますけれども、その新総合計画策定方針の趣旨に、今日の厳しい社会情勢を踏まえ、これまでの取り組みを検証し、本町をさらなる発展へ導く長期展望に立った魅力あるまちづくりを進める指針とあります。さらに、策定の視点の中に、計画の策定段階から町民に十分な情報提供を行って、その共有化を図っていくと、こういうふうにうたっております。これもまさにそのとおりだと思うんですけれども、その視点に立つと、財政の伴わない計画はないということです。そこで、今後5年間の歳入歳出の推計、これを明示すべきだ、そしてその経済状況を、この認識を町民の方々と共有しておく、そういう趣旨で今回のこの2番目の質問をさせていただいておりますけれども、先ほど22年度の歳入歳出、主な見込みについて御答弁をいただきました。その上で、今年度中には次年度以降5年間の計画を策定していくということを御答弁いただきました。この判断は、私はこれはぜひそうあってほしいと思います。その上で、新しい状況をきちっと町民とともに共有化した上で、総合計画審議会であるにしろ、議会で今回できました特別委員会にしろ、そういうものをきちっと把握した上で、財政状況を共有化した上で汗をかいて知恵をかいて、そして将来像を策定していくべきだろうなと思っております。ここで質問するわけですけれども、今後の少なくとも例えば5年間、その運営計画の中に、現状の、今のベースの町民生活をどうやって守っていくか、どうやって維持していくかと。今の生活をないがしろにして将来展望はありませんので、今のベースをきちっと守った上で将来展望だと思っております。そして、町民生活の質を落とさない、これも当然のことでありますから、当然、俗に言うインフラ整備、社会基盤整備、これを新しくつくるだけでなくて、やはり今のものをどうやって維持していくかという視点が大事なんだろうと思うんです。そういう意味で、この部分をお尋ねしたいと思いますけれども、道路の維持でありますとか宅内道路の維持、農村においては農村の整備、農道の整備、これを、維持管理費というんでしょうか、それを、細かい数字は結構ですので、大まかな数字だと思いますけれども、過去3年間ぐらいでどのぐらいの要するに再整備をしたといいますか、今の現況を守るために投資した金額、大ざっぱでいいですから御答弁をいただきたいと思います。それと、本当にこの額で今足りているのかどうかも含めて御答弁をいただきたいと思います。
答弁 建設水道部長 川上雅二(建設水道部長は2011年3月まで)
道路等の維持の関係でございますけれども、今までのかかった、かけてきた事業費というお話でございますけれども、19年からでございますけれども、一応一般的な道路の維持費にかけてきました事業費といいますのは、19年度ではおよそ9,500万程度、それから20年度につきましては1億1千万、それから本年度につきましては、経済対策等々がございまして、1億3千万程度の維持費を今年度は予定をしているところでございます。また、再整備につきましても、19年度1億6千万、それから20年度につきましては1億4千万、本年度につきましては、経済対策で2億強の事業費となってございます。お尋ねの維持管理費、十分かというお話でございますけれども、今後維持管理費がふえてくるのは目に見えてございます。また、地区の要望に対しましても、単年度で100%対応し切れていない現状がございます。今後につきましては、維持の関係につきまして、適正な修繕計画を立てながら、財政状況を見きわめながら要求していきたいと思っておりますし、予算の範囲内で実施していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。
答弁 企画部長 西川友則
過去3年間の社会資本整備に投じた金額等はというような御質問でございます。先ほど建設部長のほうから道路に特化した御答弁をさせていただきました。確たる数字というか細かい数字、これが本当に当たっているのかということもございますけれども、19、20、21と過去3年間、おおよそすべての建物あるいは道路、農道整備、こういったものを含めまして本町では、19年度では事業費ベースではおおよそ二十数億円ということで、3年間で30億まで行きませんけれども、19、20、21と60億程度、六十数億の事業は投資したのかなというふうには思っております。それに充てるいわゆる一般財源、これは、おおよそでございますけれども、30億程度の一般財源は投じているということでございます。個別にどの施設に何年度に事業費で幾ら一般財源を投じたということは、この場ではちょっと資料を持ち合わせておりませんので御答弁できないということで御了解をいただきたいというふうに思います。
再質問 19番 高瀬博文
私の質問の趣旨は若干建設部長が答えた部分の延長部分があるわけですけれども、例えば道路維持、あと宅内道路の整備、これは例えば今年度で3億ちょっとみたいな数字の言い方をされたわけですけれども、これは私にも試算がありまして、役場庁舎を含めて全部の固定資産の台帳がありますよね。この中で、農業・農村整備、これは耐用年数20年というふうに設定をされておりますけれども、これが約206億、土木の関係で道路、これは耐用年数15年で設定しておりますけれども、258億、橋梁が60年で計算されて28億、都市計画の中の街路、これが101億なんです。これが簡単に言えば道路関係の積み上げなんです、道路であり橋であり。そうするとこの合計が594億5千万。これを仮に耐用年数100年、100年なんかもちませんよね。100年に計算しても、今の生活レベル、実際の道路状況を維持するだけで、耐用年数100年ですよ。それでも6億かかるんです。そうしますと、今の数字を積み上げていきますと、どんどん住民生活は低下しますよね。いわゆるこの部分は策定の中でもきちっと固定的な考え方をして、もう少しきちっと投資をして、例えば100年にしたって6億かかるわけですから、6億ずつ固定しながら、そしてその6億である程度町内業者を育成しながら町民の生活をきちっと守っていくと、そういう視点をきちっと描けるかどうかだと思うんです。この部分に関して町側の見解を求めます。
答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)
今数字を示していただきましたけれども、確かに100年で計算すると6億近くの数字になります。確かに行政懇談会にあっても道路に関する要望がすごく強くて、急がなければいけないなというふうには考えておりますし、それなりには努力はしているんでありますけれども、要は、全体の町の行政事務を進めていくときに、事業を進めていくときにどれを急ぐかということにやっぱりなるわけです。まずは命にかかわる部分から進めなければいけない。特に耐震化の問題については、子供たちが学校の中で地震が起こったときに建物が崩壊して命に問題が起こっても困ると、けがしても困ると、そういったところからやっぱり優先的にお金を、限られた財源を投入していかなければならないということからスタートしておりまして、御指摘のお話は十分私どももそのように思っておりますけれども、ただ、6億固定してという話になりますと、なかなか、この先も見えない中で行政運営を進めておりますので、そうもいかないんですけれども、極力ふやしていきたいと。今の段階では、22年度においては若干でもそちらのほうに上積みをしていきたいという、こういう考えは持っております。ただ、いかんせん、財政状況がどうなのか、優先するものが何があるのか、その辺によって状況は流動的な部分はありますけれども、お話のおっしゃることは十分理解しておりますし、精いっぱい努力をさせていただきますので、その辺のところで御理解を賜りたいと思っております。
再質問 19番 高瀬博文
そうですね。各地域の住民懇談会に行きますと、やはりこの部分が多く出てきます。私が今指摘した、耐用年数100年でも6億かかるんですよと。今の現状を守るにはかなりの再整備投資が必要だという現状をぜひ踏まえていただいて、今後予算的なものの中で最善の努力をしていただきたいと思うわけです。次に、基金と町債の関係でありますけれども、町債、一般会計、特別会計合わせて310億6,800万、この5年間で7億から10億ぐらい減っております。基金のほうは31億9,800万円、運用基金まで入れると42億3,200万、これは毎年3億ぐらいずつ積み上げておりますので、その中で我々でいう普通預金的なものとして、普通我々でいう普通預金、当座預金という扱いですか、そういうものの中で財政調整基金が6億8,200万、減債基金が5億7,800万、地域振興基金が16億1,200万、総計で28億なんですけれども、基金と町債のバランス、ないようで、ありますよね。でも、どれをとっていいかというとまたこれ難しい部分がある。でも、やっぱりバランスというのはあると思うんです。その中で、基金が40億あるから財政に余裕があって、使っていいんだと、そういう論議ではないですよね。私の感覚では、32億預金はあるけれども、借金は10倍の315億ある、これが私の感覚なんです。財政のプロとして、基金と町債の関係、適正なバランス、これをどのように押さえているかをお伺いしたいと思います。
答弁 企画部長 西川友則
町債の残高と基金のバランスということで、極めて難しい御質問でございます。本町の積立基金につきましては、先ほど来から財政健全化5カ年計画、いわゆる国の三位一体の改革によりまして平成19年度には基金が消滅するという危機感がございまして5カ年計画を立てて現在に至っているということで、壊滅状態の基金を現在31億持っている。それから地方債の残高、特別会計を合わせた残高は約300億円ということになっております。基金というのは本来、先ほど高瀬議員からも御質問ありましたけれども、特定目的基金と、それから、災害等、あるいは公債費の増嵩に伴う基金と、各種いろいろなものがあるわけでございます。その目的に沿って健全な財政運営をするためには一定の基金は当然必要になるわけでございます。その基金の額がいかほどかと言われますと、これもなかなか難しい問題がございます。ただ、地方債残高につきましては、本町は300ぐらいありますけれども、新たな財政健全化の指標、これにのっとった地方債の残高、これは現在88.5%、国が350%という基準がございます。夕張に見るように、町債の残高を多く抱えるということは、これはやはり町民にとっても後々大変なことになるというようなこともございますから、基金と地方債の残高、特別な指標はございませんけれども、貯金を持ちながら、そして借金は少しでも減らすというような規律のある財政運営、これが必要なのかなというふうに思っております。
再質問 19番 高瀬博文
最後にいたします。寺山町長、勝毎に、基金に依存せず、先ほどの答弁の中でも身の丈に合った財政というふうにお話をいただきました。この計画に向けた決意を一度最後にお伺いして質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
先ほど答弁でも申し上げましたけれども、来年度以降の予算編成が全く見えていない中で、これから交付税がどうなるのか、町税がどうなるのか、景気も全く先が見通せない段階でございます。そうした中で、町民の皆さんに大きな負担を抱えさせるということだけは避けたい。次の世代に大きなマイナスを背負わせることのないように、我々はしっかりとした財政計画に基づいて行政運営を進めていきたいというふうには思っておりますけれども、ただ、町民生活にとって必要なものは必要でございます。その辺の規律をしっかりと見きわめながら今後の行政運営に当たってまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上です。
答弁 議会事務局長 浜井信一(議会事務局長は2010年3月まで)
報道関係者から取材のため写真撮影の許可を求められましたので、議長において許可されておりますことを報告いたします。