音更町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月12日
営農飲雑用水事業の受益者負担金の軽減を
2009年6月12日、音更町議会の一般質問で、高瀬博文議員が「営農飲雑用水事業の受益者負担金の軽減を」について質問し、町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二が答弁しました。
- 質問者
- 高瀬博文 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 高瀬博文
おはようございます。6月定例会、トップバッターを務めさせていただきます。それでは、通告に従いまして、以下の3点についてお伺いをいたします。1、営農飲雑用水事業の受益者負担金の軽減を、であります。現在、音更町では農村部の無水地帯の解消を目指し、道営畑総事業(単独営農用水)が、然別川左岸地区と音更東部地区で展開をされております。然別川左岸地区においては、事業工期が平成17年から平成22年、給水戸数182戸、給水人口は710人で計画をされております。音更東部地区においては、事業工期が平成21年から平成26年、給水戸数195戸、給水人口は792人で計画がされております。道営事業施工分として、末端の農家は2戸までという施工の縛りのある中で、本管から各個人の給水管までのつなぎの負担経費の取りまとめを含め、両地区で期成会により対応しております。然別川左岸地区期成会で受益者負担金を見積もられておりますが、資材等の高騰を含め諸事情により80万円を超える金額と伺っております。同じ条件下での豊田地区、豊田二期地区区域の工事の受益者負担金が、約40万円前後と聞いておりますので倍近い負担になります。寺山新町長の「寺山憲二マニフェスト」の中にも、農村部の生活用水を確保する施設整備を進め、工事の受益者負担金に上限を設け、負担軽減を図ると公表しております。負担金の軽減に向けて実効ある対応を期待いたします。町の見解をお伺いいたします。2、音更町土地改良区の運営継続に向けて。昭和46年に3土地改良区が合併し、音更町土地改良区として音更町の農地一円において農地基盤を整備し、土地改良施設の維持管理事業を実施する中、昭和49年に事務所を役場内に移転し現在に至っております。音更町土地改良区は、土地改良法のもと土地改良事業推進の中核を成す団体であり、町にとっても有益な団体であると認識をしております。しかし、土地改良区の財政状況がひっ迫している中、このままでの改良区運営継続は深刻であると考えます。土地改良区の今後のあり方について、町としての見解をお伺いいたします。3、農地・水・環境保全向上対策を全町的な取り組みで、であります。農地・農業排水路の資源を農村環境の保全にも役立つよう多面的機能の発揮のみならず、農村地域の振興にもつながる地域ぐるみでの効果の高い共同活動と化学肥料や農薬を低減するなど、営農活動を支援する「農地・水・環境保全向上対策」が平成19年度より実施されております。本町では、平成20年度より実施され、農地ベースで約65%が活動地域となっております。対策の実施期間は平成23年度までとなっておりますけれども、継続があるという前提のもと営農活動への支援の有効性を考えたとき、さらに全町的な取り組みに向けて未実施地域に働きかけるべきと考えますが、町の見解をお伺いいたします。以上、3点について御答弁をお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
1点目の営農飲雑用水事業の受益者負担金の軽減に関する御質問についてお答えいたします。現在、町では農村部における生活用水の確保対策として、町の簡易水道事業と道営畑総事業を実施しております。御質問の地元期成会が施工する給水管路工事の費用に対する負担の軽減についてでありますが、既に工事が完了している豊田地区及び豊田二期地区につきましては、事業の制度上、非農家を含む末端2戸まで道営事業として給水管路の整備ができたところであります。しかしながら、然別川左岸地区につきましては、非農家を含まない農家のみの末端2戸までとなっているため、豊田地区及び豊田二期地区との整合性を図る必要性から、非農家を含む末端2戸まで簡易水道事業により整備を行っております。なお、音更東部地区につきましても、これらの地区と同様の取り扱いをしていく考えであります。また、残る本管整備につきましては、期成会において施工することになりますが、御質問のとおりさきに実施した豊田地区あるいは豊田二期地区に比べ、当該事業地区においては資材の高騰等により工事負担金に大きな格差が生じる実態にあります。そのため、現在、受益者負担の均衡を図るべく軽減策について検討を行っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の音更町土地改良区の運営継続に向けての町の見解についてお答をいたします。音更町土地改良区は、農業生産基盤の整備及び開発により農業の生産性の向上、農業総生産の増大及び農業構造の改善に資することを目的として設立されております。主な業務として、組合員の土地改良事業資金の借り入れ、償還業務、多くの農業水利施設の維持管理を行っており、農業生産の一翼を担っております。運営は、主に水田賦課金と事業賦課金でありますが、事業等の縮小、水田面積の減少により歳入不足の傾向にあり、施設の適切な維持管理が難しい状況にあります。しかしながら、国においては米の生産調整など関連対策を実施中であり、かんがい用水、明渠排水路の維持管理は重要な業務となっております。このようなことから、平成17年6月に役職員による音更土地改良区運営検討協議会を組織し、今後の土地改良区のあるべき姿について、問題点、課題の整理を進め、組織の効率化や運営の見直しを行うこととしております。土地改良区に対する町としての見解でありますが、基幹産業である農業を支え、我が国の食料自給率と供給力を高めていくためにも、農地と農業水利施設の機能保全は重要であり、土地改良区はこの責務を今後とも担っていくものと考えております。厳しい運営になりますが、組織の効率化や運営の見直しを図り、組合員にとってよりよい土地改良区を目指していただきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の農地・水・環境保全向上対策の取り組みについてお答えいたします。本町では、平成20年度から農村地域振興策として「農地・水・環境保全向上対策」を実施しておりますが、本年度、新たに8地区がふえ、全町で26地区、1万4,900ヘクタール、対象となる農地全体の約65%で取り組むことになっております。このうち、環境に優しい農業に取り組む営農活動支援につきましては、昨年度は9組織で実施面積は368ヘクタールでありましたが、本年度は20組織で面積は約1,300ヘクタールとなり、取り組む予定の作物については大豆、采豆、スイートコーンなどとなっております。この対策は、本町や地域にとりましても、地域資源の適切な保全管理と環境向上等が図られることを初め、消費者が求めている安全で安心な食料供給にもつながることなど、効果の高い対策と考えております。なお、この対策は地域の理解と協力なくしては進められないものでありますので、未参加の地域に対しましては、町内外で実施している活動の事例を紹介するなどの情報提供を行い、取り組みが行われるよう働きかけをして参りたいと考えております。また、この対策の平成24年度以降の継続につきましては、北海道など関係機関と協議し、国に要望して参りたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 19番 高瀬博文
答弁いただきましたけれども、再質問をさせていただきます。まず、営農飲雑用水でありますけれども、音更東部の話を若干させていただきたいと思うんです。国営の音更左岸かんがい事業がございました。これは、音更、士幌、上士幌の3町にまたがってかんがい事業をするという事業ですけれども、当初この地域にはかんがいも含めて飲雑用水も可能ですよという話であったと思うんです。昭和62年に地区調査が始まりまして、かんがい事業だけれども水道としても使える、そんな期待を持っていたわけですけれども、だんだん事業の中での雲行きがおかしくなって、上士幌、士幌が手を引いてしまった。そこで、音更町のみ事業計画を立てたり、地元の意向調査をしてきたわけですけれども、やめるにやめられず、ずるずると年数がたってしまった中で単独事業もなかなかできる状況にないまま15年以上経過して、やっと平成15年再評価で実施計画の中止が決まった。音更左岸事業の縛りがある中で新規の営農飲雑用水の事業ができなかったわけで、やっと中止が決まったということで、これからだなというのが実感であったわけです。その間、何年であり、豊田一期二期が先行して事業展開がなされたわけですけれども、然別川左岸地区、そして音更東部地区においても、後から手を挙げたということではないと考えています。こういう事業ですから、後先というのは、そういう事業展開というのはやむを得ないと思っているわけですけれども、この受益者負担金が後先によって倍になってしまうということが、ちょっと納得いかなかったものですから今回質問させていただきました。高齢化を迎える中で、また非農家といっても最近まで営農されていた方もいます。受益者負担金がかなり高額になると、この方々が負担できなくて、玉突き現象のようにさらに全体での負担経費が上がって、多くの方が導入できなくなる可能性があるのかと。計画の中で今までも、先ほど非農家の部分でありましたけれども、道営事業の制度変更に整合を図る形の中で、簡易水道で対応していただけるのは理解するわけであります。答弁では、さらに他地区との受益者負担の均衡を図るべく軽減策をとっていただけると理解するわけですけれども、そう遠くない時期に然別川左岸期成会に内容提示をする時期が近づいているのかと思うわけです。なお、期成会に対する補助金がいいのか、それとも今一度かん水を延ばしていただけるのがいいのか、どちらの形にしても軽減していただけると理解するわけですけれども、このあり方について、もう少し内容について具体的な御答弁をお願いしたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
今、御質問あった件についてお答えさせていただきたいと思います。高瀬議員のほうからお話があったように、この事業区域内につきましては、音更左岸地区の計画があったことによっておくれたというのは、一つの高くなった要因にもなっているかと思います。また、豊田地区との関係につきましては、事業地区内におきます住宅の排出機の形態によっては、然別川左岸地区については豊田から見るとかなり不利な条件になってきていることが主な要因となっているところでございます。それで、先ほども申し上げましたけれども、平成5年に音更川左岸地区の畑地かんがい事業が着手したわけですけれども、当初、多目的用水として利用が可能だとお話がありました。その進んでいく中で、多目的用水ができないというお話がありまして、平成10年に上士幌町、士幌町が事業を断念しました。その中で、音更町単独で事業を進めるかどうかということで検討されていたわけですけれども、やはり事業効果は出てこないということで、平成15年の中止を決定したということでございます。それで、音更東部地区も今後同じような扱いでということで御答弁させていただいておりますけれども、然別川左岸地区については、今、参加率が75%といいまして、豊田地区の90%からみるとかなり低いような状況になってございます。こういった分はやはり事業所の問題があるのかなと考えるところでもございます。また、然別川左岸地区につきましては、水質も余りいいような状態ではなく、硝酸性窒素とか鉄分が多く、水量不足もありまして、地域に住まわれている方の健康への影響も懸念されるところもございます。そのようなことから、現在、町として考えさせていただいていますのは、地元期成会が実施される部分に一部公道に入る部分がございまして、そういった部分を町が実施する考え方で負担の軽減を図って、事業の参加率を高めていきたいと考えてございます。以上でございます。
再質問 19番 高瀬博文
いずれにしても、今のお話ですと、かん水を延長してというふうに理解するわけですけれども、町長にお伺いするわけですが、これは公約実現に向けて私は積極的にリーダーシップを発揮されたのかと理解するわけですけれども、そのように理解していいかどうか御答弁いただきたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
確かにマニフェストに負担軽減というふうに表現させていただきました。期成会に対する補助金か、それともかん水で公有地に入る部分を町が引いていくのか、どちらがメリットあるのかということを検討していただいて、将来的にかん水として管理していかなければならないということからいけば、公有地に入る部分については町のほうが施工するほうがメリットが大きいと判断をさせていただいて、今の原課に検討させているという状況でございますので、御理解をいただきたいと思います。
再質問 19番 高瀬博文
期成会としても、安定した一定な応分な負担でというのは当然であろうと思いますので、今後の軽減を含めて、ひとつよろしくお願いしたいと思っております。次に、土地改良区の運営継続に向けてであります。十勝管内で土地改良区があるのは、音更を含めて4市町だけというふうに押さえているわけです。音更の運営形態はわかるわけですけれども、音更を含めて帯広、清水、池田、この4市町の土地改良区の運営形態がどうなっているか、簡単でいいですのでお伺いしたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
土地改良区の運営形態について、今、高瀬議員のほうからお話ありましたように管内では4土地改良区がございます。帯広市、音更町、池田町、清水町という4市町村になってございます。そのうち、清水町につきましては、ほぼ償還業務のみとなっておりまして、実体としては活動はされておりません。池田町につきましては、特に事業等は実施していない団体となってございます。帯広市につきましては、市で実施いたします事業資金の償還業務も当然借り入れを行っています。農業基盤整備をやるための国庫資金等を使っておりますので、そういった借り入れ等の業務をやっていると聞いてございます。以上でございます。
再質問 19番 高瀬博文
今、答弁があったように、私が知る限りでは独自の土地改良区としての活動をしているのは、帯広市が畑総事業から賦課金をいただいて運営をしていると理解しているわけですけれども、土地改良区としての機能をきちんと果たしているのは、帯広と音更だけなのかと思っております。そういう中で、本町の場合でありますけれども、音更町と音更町土地改良区がうまく共同して使い分けられて機能していると理解しているわけです。ただ、運営状況でありますけれども、答弁の中でも水田の賦課金、道営事業経常賦課金、事務交付金が主であろうと思うわけですけれども、水田の面積が減っておりますので、水田の賦課金が当てにできる状況ではない。土地改良区の経常的経費の収支のシミュレーションというのが出ているのを見ますと、平成22年度以降3年間ぐらい事業の経常賦課金とか事務交付金が激減してくるんです。平成22年度以降3年間ぐらい単年度収支でマイナスになっていますというふうに押さえるわけですけれども、この平成22年度以降にも運営継続に向けてということでどのように対応していくかをお聞きしたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
今、お話あった今後の運営をどうするのかということですけれども、確かに高瀬議員が今おっしゃったような形で、土地改良区の運営そのものは、おおよそ経常経費としては1千万円ぐらいかかるわけですけれども、道営事業の賦課金や事務交付金は補助監督業務をやっているわけですが、それ相当分と、土地改良区には一般会計と特別会計がございまして、特別会計は水田会計ですけれども、かんがい関係でございます。そちらから繰り出し金をしていただいて、それで慌てておおむね1千万円程度で事務を賄っているわけですけれども、本年度で豊田二期地区の畑総事業の中で実施しおりますメイン事業が完了になります。今、道営事業を実施している方から事業の実施分から経常賦課金という形でいただいているわけですけれども、今後その事業がなくなれば、当然その部分が入ってこないという形になりますので、かなり苦しい状況にはなるのかと思っています。ただ、平成23年度からは道営事業を新規に立ち上げる形で今現在計画をさせていただいておりまして、それがうまく軌道に乗ってくると、また歳入が見込めるのかと考えてございます。その間の運営はどうするかということでございまして、土地改良区には備荒積立金がございまして、その備荒積立金を一時取り崩させていただくことによりまして運営をしていきたいと考えてございます。その備荒積立金を取り崩すに当たりましては、一応土地改良区の理事会のほうには御説明させていただいて了承をいただいているところでございます。ですから、ここ3年ぐらいは何とか頑張らなきゃいけないと考えてございます。ただ、土地改良区につきましては、土地改良施設の維持管理や地盤整備を推進していくということで、また組合員が事業を実施する際には基盤整備資金の活用が可能になるわけです。担い手資金といった低利の融資を受けられるというメリットもございます。今後もそういった活動はしていかなきゃいけないと思っていますので、土地改良区は今後もずっと必要と考えています。以上でございます。
再質問 19番 高瀬博文
今、備荒積立金によって今後3年間ぐらいは運営継続に向けて対応するというお話でしたけれども、備荒積立金の趣旨、例えば水利権を廃止した場合に頭首工を取り壊して現況に戻すときのために備荒積立金を積んであると私は理解していたわけですけれども、この辺の備荒の使い方で、運営に回してもいいとかという縛り的なものがあるのかと思うんですが、その辺は大丈夫でしょうか。もう一度、御答弁お願いいたします。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
土地改良区の備荒積立金につきましては、災害や凶作などの場合の緊急事態に備えるための積立金でございます。確かに使い道は趣旨からは反する部分はあるのかとは思いますけれども、今回に限ってはやむ得ない措置かというふうには考えてございます。また、先ほど申し上げましたけれども、平成23年以降、新規地区が着工してくれば、かなり収入が見込めるかと思いますので、その段階では備荒積立金に戻すような措置は取りたいと考えてございます。
再質問 19番 高瀬博文
今のところそういうことでしたら運営は継続可能だと理解するわけですけれども、音更町土地改良区運営検討協議会で土地改良区のあり方を検討して、一定の方向性の中で答申が出されているわけです。それは、総合評価の土地改良区としての事務を継続することが妥当であるという結果、答申を出されております。私も同じく土地改良区は継続すべきと考えるわけですけれども、特色を出すと言いますか、やはりメインのものが必要であるんじゃないかと。土地改良区でありますから農業の基盤整備事業が主でありますけれども、個々の組合員の要望が強いのはやはり暗渠事業だと思うわけです。補助率がそんなに高くなくても、50%ぐらいでもいいと私は思うんです。そういう中で、道営の単独事業のような形で、恒常的に土地改良区の事業の一環としてこれを位置づける形で土地改良区があればいいと思うわけですけれども、そうすることが組合員にとって土地改良区の存在意義が発揮されるのかと思うわけです。そこで、町側にもう一度土地改良区に対する思い入れと、今後の土地改良区のあり方をどのように考えているかを御答弁いただきたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
今、高瀬議員のほうから50%の負担でもというようなお話がございましたけれども、現在、道営事業等にはパワーアップ事業というのが導入されておりまして、農家負担につきましては事業費の7.5%の負担ということで事業が実施されております。パワーアップにつきましては平成22年度で終わりますので、それ以後は町のほうで協力されるかどうかという部分はちょっとまだ不透明な部分がございます。そういった中で、7.5%の負担が50%になると、やはり負担はかなり重いのではないかというふうにとらえるところでございます。過去には土地改良区が事業主体になりまして、35%の農家負担でやっていた経過がございます。その当時はかなりの地区を抱えて事業を進めておりました。ただその中で、やはり負担が非常に重いということから道営事業に切りかわって行ったという経過がございます。ただ今後、土地改良区、これから道営事業がいろいろ入ってくるわけですけれども、今後は国営事業の畑かんがい事業の末端整備が道営事業で入ってくる箇所もございます。そのときに、畑かん事業の維持管理はどういう形でやっていくのかという問題も出てくると思うんですけれども、町がやるべきなのか土地改良区がやるべきなのかということは、これからちょっと議論しなきゃならない部分ですけれども、土地改良区がやる場合のメリットが非常に高い部分がございまして、できれば土地改良区の中で管理をしていけないかと考えてございます。そういったことにおいて、土地改良区が地域に果たせる役割もまたふえてくると押さえてございます。ですから、今後とも土地改良区と町というのはうまく連携しながらやっていければいいと思ってございます。あと、明渠維持を現在も進めております。170路線の375キロの明渠排水が町内にはあるわけですけれども、現在は町から委託を受けた中で、町が管理する部分と土地改良区がする部分とあわせて一括で土地改良区が管理させていただいております。今、農地水が現地に入ってございますので、その間の若干の部分は地元にお願いしている部分はありますけれども、農地・水・環境保全向上対策の今後の行方によっては、そういった従前どおりの形の維持管理をしていかなければならないとなれば、土地改良区がやはりその辺はやっていかなければならない部分ではないかと思っております。以上でございます。
再質問 19番 高瀬博文
実務的なお話は部長のほうからされたわけですけれども、今後の土地改良区の目指す方向と言いますか、こうあるべきだなというのが、ちょっと今の部長の答弁では見えなかったんですけれども、できましたら町長からお願いしたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
土地改良区の役割は昔も今もそんなに変わらないだろうと思います。昔は水田にシフトした部分はあるかと思いますが、これからはやはり畑作・酪農を中心とする中で、土づくりというのが大事でございますので、そういった意味でこれからの土地改良区の果たす役割というのは以前と変わらないだろうと思っております。先ほど高瀬議員のほうから暗渠をというお話でございましたけれども、どうも今、国の動きでは、暗渠というのは個人の資産に対してお金を入れるんだと、だからそれは本来いかがなものかというような論議がされているやに聞いております。ただ、確かに暗渠の部分については、起債も適債事業となっていないなど、暗渠に対するこれからの風当たりは強くなるのかと思っておりますけれども、今後も土地改良区を中心としながらやはり音更町は暗渠がなければ、適正に更新されなければ生産性が上がっていきませんので、これからもそういった事業の実施を求めていきますし、それから起債にあっても適債事業としていくように要望もしていかなければならないだろうと思っております。それから、土地改良区は水利権も持っておりますので、これからも大切にしていかなければならないだろうと思っておりますので、土地改良区については大事な機関だというふうに位置づけていきたいと思っております。以上でございます。
再質問 19番 高瀬博文
今の町長の答弁をお聞きして、非常に前向きにとらえていただいているので了解をさせていただきます。いずれにいたしましても、町と土地改良区がうまくすみ分けた上で土地改良区の存在感が発揮できるような形がいいと思いますので、是非その辺ひとつよろしくお願いしたいと思います。3点目の農地・水・環境保全向上対策でありますけれども、平成20年度より実施され、音更町の農地約2万3千ヘクタール、そのうち1万4,900ヘクタールということで、農地面積の約65%で取り組みがなされているわけですけれども、35%の農地についてまだ取り組みがなされていない。この地域が、環境保全に意識がないかというとそうではないと思うんです。町側で、それぞれの地域で取り組まなかった地域があるわけですけれども、取り組めなかった、取り組まなかった、いろいろな経過があって、こういう形になったのだと思うんですけれども、町ではこの35%の取り組めなかった地域の実態をある程度把握していると思うんです。それを大きなものでいいですから、何点か上げていただきたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
35%の取り組めなかった地区についてなんですけれども、まず面積はあるのですが農家戸数が少なくて、面積が、その中でやろうとすることは非常に難しいという地区がございまして、なかなか手を挙げられないという地区がございます。それと、やはり事業が平成23年という中で今進められておりますが、ただ計画はどうしても5年は持たなければならないといったことから、そのものがはっきりしないという中で立ち上げるのはどうなのかといった意見もございます。私どもはできれば継続していただきたいという思いはあるんですけれども、今のところその辺がちょっと不明確な部分がございます。ただ、基本的には事業の取り組みが継続していった場合を想定しながらも、取り組んでいない地区には、先ほどちょっと答弁でもございましたけれども、現在取り組んでいる地区の実態等を御説明しながら取り組みに向けた対策をとっていただければという働きかけはしていきたいと思っております。
再質問 19番 高瀬博文
今の答弁に近い話になるのかと思うわけですけれども、明渠とか、排水路は俗にこの事業においては資源という言い方をするわけですけれども、近場でこういう実態があるわけです。営農戸数は10戸余りであるんですけれども、その地域の資源がかなり多い、明渠ののり面だけで5メートルぐらいある排水路、明渠なんですけれども、これが地域内の資源として6キロぐらいあります。今までは排水路愛護組合等で、そこを3年ぐらいに分けて順次維持管理をしていたわけですけれども、この事業に参加すると、これを10人で、なかなか機械力が発揮できない分もありまして、自分たちの力だけでこれを全部やるというのはとてもできないというのがやはり実感で事業に参加しなかったというような例もあるんです。もともとこの農地・水・環境保全向上対策の原点は、水田場をモデルにしたような発想があると私は理解しておりまして、十勝のように大規模畑作には若干不向きなところがあるのかと思うわけです。ただ、今後取り進める上で未実施地域に広めていく分に関しては何らかの町側でのアクションの中で工夫が必要なんじゃないか。今後の展開と言いますか、未実施地域に対する町側の働きかけの仕方、取り組み方をいま一度こんな形で進めることによって少しでも広めていきたいということをもう一度御答弁いただきたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
平成20年に着工した時点で、私どもの説明の仕方にもちょっとまずい部分があったのかと今反省している部分もあるんですけれども、当初やはり支庁なり、道なりの指導で極力自分たちでやってくださいということを言われていまして、委託は極力避けてほしいということがございました。ただ、スタートした中においては、ある程度地域でやれるものと委託に出す部分とは整理して、それぞれの地区もやられているかと思っております。そういった説明をしていく中で、ある程度当初の説明が残っているとすれば、割と入りやすいのかなというふうには考えてございます。
再質問 19番 高瀬博文
是非いろいろな形で工夫されて、未参加地域に呼びかけていただきたいと思うわけですけれども、この明渠排水路の保全に取り組んでいかないと営農活動支援が出てこない、私はこっちのほうが重要なのかととらえるわけです。昨年度来6割近く肥料が高騰しているのも一つの要因になるわけですけれども、化学肥料を減らして、堆肥等を導入して環境負荷を低減させ、その上で、国民の皆様に安全・安心な食料を供給するのに対して支援しますというのが趣旨だと思うわけです。昭和農地・水・環境保全向上対策組合というのがあるわけですけれども、数字を見ますと、基礎支援が約1,440万円、営農活動支援もほぼ同じくらいの金額が来ているわけです。そうしますと、非常にこれに取り組むメリットは大きいのかなと思うわけです。先ほど若干答弁ありましたけれども、今後、平成24年以降を含めてこの取り組みに対していま一度御答弁いただきまして、質問を終わりたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
確かに営農支援の取り組みが、昨年から見ると、ことしは4,300ヘクタールということで4倍近い面積になっております。多分来年はもっとふえてくるのかなというふうに思っております。そんなことで今、北海道だとか、みどりネット、土地連でございますけれども、それらの機関からは機会あるごとに農水省に対して継続の要請をしていると聞いております。また、国につきましては本対策の検証がまず必要だろうと、その結果を見て、次期対策を考えるという話をしてございます。町としても今後も関係機関に要望していきたいと思っておりますし、あわせて、先ほど申し上げましたけれども、まだ取り組みのない地区にすべて取り組んでいただけるような形になるような働きかけを進めてまいりたいと考えてございます。