音更町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月10日
通告をしていました大規模集客施設の立地の対応について
2009年3月10日、音更町議会の一般質問で、塩田潤一議員が「通告をしていました大規模集客施設の立地の対応について」質問し、町長 山口武敏、建設水道部長 安藤正和が答弁しました。
- 質問者
- 塩田潤一 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、建設水道部長 安藤正和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 塩田潤一
おはようございます。通告をしていました大規模集客施設の立地の対応について質問をいたします。音更町はあと100人足らずで4万5千人の人口になる北海道一番の町として発展をしてまいりましたが、いつも指摘をしていますが、北8線以南の線引きはほぼ良好な形態をなしています。なおかつ飲料メーカー跡地の用途変更を検討され、また、ファミリーセンター跡地の売却が予定されており、北8線以南地区がますます繁栄する条件がそろっております。それに比べ、本町周辺は花園団地の宅地販売が順調と聞いていますが、商業施設は店舗の縮小や店じまいをする方が多く、商店街の形態をなしていません。中央通りの道道整備やプロスパ建設など、活性化の施策を打ったにもかかわらず、衰退の一途をたどっています。私はこの問題について、都市計画やまちづくりの姿勢について、いろいろな角度から提言をし、再三、質問をした経緯があります。今や定住人口だけがふえればよいと言われる時代でなく、ほかの市町村や全国各地からこの音更町に入り込む人の数が多くなければ、その町の活性化や発展はないと断言されたことや、一昨年問題になった伊勢神宮門前商店街の一つ、赤福の社長が中心になり、イベントなど開催して観光客の誘致に力を入れ、平成4年に年間観光客35万人が、平成14年には年間入り込み数、何と10倍の350万人になった伊勢市の例を挙げて、造園家の湧井氏は講演の中で話されました。これから音更町は5万人の人口を目指して、音更市を実現する最短距離にあると思います。周辺環境に配慮しながら、雇用の場を今以上に確保する必要性があると思います。そのためには商業施設や地場に関連した工場などの企業誘致を積極的に行うことが課せられた責務であり、その体制づくりを急がなければなりません。そこで、本題の質問に入りたいと思います。1、現在、市街化区域に隣接している市街化調整区域の土地に大規模集客施設の立地の協議があった場合、その集客施設の設置者が法令遵守はもとより、環境保全、消費者保護、雇用確保、人材育成、特に地域社会貢献などに配慮した場合、協議に応ずる用意があるか伺いたい。2番目、立地協議が成立した場合、周辺の市や町、そして商工会など関係する機関との調整について、積極的な姿勢で対応できるのか伺いたい。3、集客施設が数棟ある場合、用途地域の指定に透明性が高く、公平な観点から線引きすることができるか伺いたい。4、立地の計画が決定した場合、市街化区域編入の手続を開始することになるが、協議期間を初め、申請書提出など時間的な制約があると聞くが、今後のスケジュールを伺いたい。以上であります。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
大規模集客施設の立地の対応に関する御質問についてお答えをいたします。初めに、大規模集客施設の立地協議があった場合の対応、及び周辺市町や関係機関との調整については関連がありますので、一括してお答えをさせていただきたいと存じます。大規模集客施設の立地につきましては、現在のところ町が積極的に誘致する考えは持っておりませんが、仮に開発予定者から立地のための計画が示された場合については、本町のまちづくりの基本であります「都市計画マスタープラン」との整合性を図りながら、積極的にかかわっていく考えは以前にも示しているとおりであります。しかしながら、昨今の大規模集客施設につきましては、郊外での立地により中心市街地での店舗の空洞化や人口減少といった現象が生じており、国では土地の利用規制の促進や中心市街地の活性化を図るため、特に広域的な都市構造や都市基盤施設に影響を与えるおそれのある大規模集客施設の立地について制限されたところであります。北海道においても、法改正の趣旨などを踏まえ、平成18年7月に「コンパクトなまちづくりに向けた基本方針」が策定されたところであります。この方針において、大規模集客施設の立地に関しましては、関係住民や広域都市計画区域内の市町村相互の協議調整を図ることが求められているところであります。いずれにいたしましても、町との協議を必要とする大規模集客施設の立地につきましては、御質問にもありますように、環境保全、消費者保護、雇用確保、人材育成、地域社会貢献など、いろいろな面で本町のまちづくりに大きくかかわってまいりますので、町としても開発計画が示されれば、町民はもとより、関係機関や関係市町と十分協議や調整を図りながら対応していかなければならないものと考えております。次に、集客施設が数棟ある場合、用途地域の指定に透明性が高く、公平な観点から線引きできるのかとのことでありますが、市街化区域編入における用途地域の指定につきましては、開発計画の内容を確認しつつ、まちづくりの方針に沿った中で進めていくことになります。いずれにいたしましても、用途地域の設定に当たっては、音更町都市計画審議会の意見もいただきながら、透明性が高く、公平な観点で行ってまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。最後に、立地の計画が決定した場合の都市計画上のスケジュールについてでありますが、大まかなスケジュールといたしましては、まず、都市計画法におおむね5年ごとと定められております、都市計画に関する基礎調査が平成21年度中に実施されます。この基礎調査の中で、人口推計とあわせて、商業販売額等の推計も行われ、その翌年の平成22年度に第6回目となる区域区分の定時見直しが予定されております。北海道からは、大規模集客施設の市街化区域拡大については、都市構造に重大な影響を与える場合があるため、定時見直し時に実線編入するか、特定保留区域に位置づけることが必要という考え方が示されております。見直し時の判断基準としては、「音更町都市計画マスタープラン」の構想に基づき、位置や規模の妥当性、開発計画の確実性などを見きわめながら進めていくこととなります。これらのことから、開発計画につきましては、遅くとも年内には示していただいた上で、さきの判断基準に照らしながら、北海道と協議をしていくことになろうかと存じます。以上でございます。
質問 17番 塩田潤一
今の答弁をお聞きしますと、協議があった場合は応ずるというような姿勢でありますが、何となく全体的には消極的な答弁のように感じます。また、多分、北海道の大規模集客施設のガイドラインのことを言っているのかなという感じがいたしますが、全国の中に参考例として非常にいいスーパーがあります。これを紹介しながら、私は再質問に移っていきたいと思います。鹿児島市阿久根市は人口2万4,300人の小さな市に、地元企業の方が24時間営業、床面積2万平米のAZスーパーセンター阿久根を建設、駐車場1,200台、品数35万数をそろえ、食料品、日用品、大工道具、車販売、車検、ガソリンスタンドなどを配置。1日の来客数が平均1万7千人、最高で3万1千人が訪れ、その特徴は高齢者に配慮している点であり、片道100円の送迎バスの運行、電話予約でひとり暮らしの高齢者や交通手段のない方もオーケーで、60歳以上と身体障害者には5%のキャッシュバックのサービス。定年制がなく、60歳以上の高齢の従業員もいる。このスーパーセンターは高齢者や主婦がコミュニティーの場としても利用しています。延べ面積は確かに2万平米で大きいですが、周辺環境や高齢者などに配慮した場合の協議がなされた場合にはどのように対応するか、改めて伺いたいと思います。
答弁 建設水道部長 安藤正和(建設水道部長は2009年3月まで)
ただいま塩田議員さんのほうから事例としてのお話がありました。塩田議員も御承知のとおり、帯広圏という一つの枠の中での基本的な考え方を、まず基本ベースに置かせていただいております。現在、帯広圏の中では既に中心市街地活性化法に基づきました、まちの中の活性化というのも一つの手法として取り入れているところでありますし、平成18年の5月30日に公布されましたまちづくり三法の改正、これには都市計画法、並びに中心市街地活性化法、また大規模小売店立地法の改正をし、厚生労働省と国土交通省が同時に現在の中心市街地をどうするかということで法案が平成19年11月30日に施行され、現在に至っているところでもあります。ただいまの質問の中で、このような形が事前協議された場合にはどうするのかと。町長の答弁にもありましたが、当然ながら事前協議、このような動きがあった場合には町の中でも慎重に取り組んでいかなければいけないと思いますし、関係機関、帯広圏、また北海道とも十分調査した中で、いわゆる事前協議の土地利用形態がいいのかどうかもひっくるめて、十分な検討が必要ではないかなということは思っておりますので、そのように御理解をいただきたいというふうに考えております。
質問 17番 塩田潤一
今、北海道との協議ということがうたわれておりますけれども、ガイドラインですね、私は十勝地方の担当者のところに聞きに行きました。そしたら、この北海道のガイドラインは何も抑制をするガイドラインではないんですよと。要するに、大規模集客施設が進出する場合に、地域貢献計画の届け出だとか説明会をする、意見を述べる、そういうことでつくっているんですよと。地域に貢献しなさいということを非常に重要視している部分なんですね、このガイドラインは。ですから、コンパクトな部分での市街化の形成はわかりますけれども、どうしても市街化区域に編入する場合、ある程度、大規模な部分が出てくるわけです。このガイドラインの部分でその辺をどのように考えているのか、お知らせ願いたいと思います。
答弁 建設水道部長 安藤正和(建設水道部長は2009年3月まで)
確かに今、御意見いただきましたとおり、ガイドラインそのものは、全てそうなんですが、否定するものはありません。法もそうです。それは一つの中では促進という中でのものの動きもあります。ただ、それは一つの県内のガイドラインだけでありまして、それらに関する各法なり、また地域の状況なりを十分把握した上で進めていかなければならないというのが地方にゆだねられているところでもありますので、現在、音更町の中には企業といいますか、スーパー的なところが三つほどありまして、非常に努力をされている状況下でもあります。それから、個別な商業関係も数多くまだ頑張っていられる状況であります。当然ながら、これらについても十分配慮をした、その辺のまちづくりというものを今後は本当に慎重に進めていかなければ、空洞化になった場合には全く埋まってこないと、そのような状況下もありますので、今、御意見ありましたことは十分理解もしておりますので、そのように理解をお願いしたいと思います。
質問 17番 塩田潤一
ちょっと方向を変えまして、今までの都市計画の変遷を見るときに、商業施設が集積できる用途地域指定が北8線以南に圧倒的に多く、本町周辺の用途地域は規制が厳しい住居系が多く、バランスを欠く用途地域指定になっているが、まちづくり全体から見た場合、これでよかったかと考えるのか、見解を伺いたい。
答弁 建設水道部長 安藤正和(建設水道部長は2009年3月まで)
用途地域の設定は間違いではないと思っております。本町地区におきましては、国道沿いには既に住宅地が張りついております。用途地域を設定する場合には国の機関とも十分協議をさせていただいております。国から言われておりますのは、近商なり、商業なり、準工なり、いわゆる騒音・公害に強い用途地域をしていただきたいというのが、国のほうでは基本に置かれております。ただ、今、音更本町は厳しい用途地域だというふうになっておりますが、一種住居等で用途地域を定めておりますが、いわゆる用途の不適格建築物にならないような形の用途を国と協議をさせていただいているのが実態であります。ですから、基本的には今やっております木野地区につきましては、準工なり近商なりが張りついているのが実態でありますが、国、道のほうでも幹線道路周辺はそのような公害に対しても苦情のない用途地域を設定するというのが基本で置かれておりますので、今、経過を説明させていただきましたが、その辺も御理解をいただきたいなというふうに考えております。
質問 17番 塩田潤一
私の言っているのは、北海道や国が認めたから全てよしという今の答弁はちょっと承服できないですな。これは音更町が考えてやることでしょう、音更町が。だから、私は木野地区、本町地区、十勝川地区、そして駒場地区と集落が大きい、この音更町にはあるんだと思います。その中でバランスよく配置をしているのかということを聞いているわけでありましてね。手続やなんかは当然、法に基づいてやるわけですから、私はバランスを欠いた用途地域指定になっていないかということをお聞きしているのです。もう一度、お聞かせ願いたい。
答弁 建設水道部長 安藤正和(建設水道部長は2009年3月まで)
バランスを欠いていると町のほうでは思っておりませんし、私も説明不足であれば、いわゆる現在、既存である施設についても、当然ながら環境を守っていかなければならないというのも町の義務の中にあります。今、町のほうで強調させていただきたいのは、やはり現在、既存である建物も勘案いたしまして、どのような用途地域にすべきかと。用途地域につきましては町決定でありますから、基本的には今、議員さんが御承知のとおり、町で決定することができます。その辺は十分、基礎調査をしながら現在まで定めてきたというのが用途地域でありますので、決して、国、道からこうすれという指導があった原則的なお話をさせてもらっただけでありますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 17番 塩田潤一
最後にいたします。平成18年に都市計画法、建築基準法が一部改正されまして、用途地域の面積制限が大幅に変更になりました。面積制限なしが近隣商業、商業地域、準工業地域で、1万平米以下の部分については第2種住居地域、準住居地域、工業地域となっているが、複合施設などの立地の協議があった場合、用途地域の指定が重要になると。立地協議に入った場合、容易に進出できる用途地域の指定が不可欠と考えます。その点、どのように考えているのか伺いたいと思います。
答弁 建設水道部長 安藤正和(建設水道部長は2009年3月まで)
まちづくり三法の改正がまさしく今、塩田議員さんのほうからお話があった形であります。いわゆる準工、近隣商業、それから商業地域、ここの形の中で当然ながら法の中の位置づけもしていかなければなりませんが、基本的にはそういうところには1万平米を超える建築物、いわゆる映画館、アミューズメントと申しますか、そういうような目的を持った人たちが多く集まる場所、こういうところについては効率的に定めなさいというような形になっております。今、お話の中では、これらの用途地域をどう考えているかと。先ほど町長の答弁の中にもありましたが、まず、音更本町としてそれらの出てくる業種そのものが現状に、時代に合ったふさわしいものになるのかどうか。それらを踏まえながら、関係機関等とも十分調整させてもらった中で、音更町のまちづくりの基本となる用途地域を定めていきたいと、基本的にはそう考えておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。
質問 17番 塩田潤一
いずれにしましても、本町周辺の開発をやはり今後何としても実現をしたいなと思っている者として質問をいたしました。町長におかれましては、ぜひ新しい町長に第一にこの引き継ぎをしていただきたいなと、そのように思って私の質問を終わります。以上です。