音更町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月9日
本町児童・生徒の体力・学力の向上対策について
2009年3月9日、音更町議会の一般質問で、山本忠淑議員が「本町児童・生徒の体力・学力の向上対策について」質問し、教育長 赤間義章、教育部長 宮下悦二が答弁しました。
- 質問者
- 山本忠淑 議員
- 答弁者
- 教育長 赤間義章、教育部長 宮下悦二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 22番 山本忠淑
おはようございます。通告いたしました1問について質問させていただきます。文部科学省が行った昨年の全国学力学習状況調査、そして全国体力・運動能力及び習慣の調査結果の公表内容から、なぜ北海道は、十勝は、いずれも課題が浮き彫りになるような状況なのかと問題意識を持たざるを得ません。次の時代を育てるべく教育行政の改善に積極的に取り組まなければならないと思います。そこで、本町児童・生徒の体力・学力の向上対策について質問をいたします。1点目として、本年になって公表されました小学校5年生と中学校2年生を対象にした全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を、本町の場合はどう受けとめておられるのか、お伺いをいたします。2番目として、今までの学習指導要領では体育の授業が減少の実情にあると聞きます。本町にあって、小・中学校の現場での体育授業の実態、小・中学校における教師の実態、今後の体育授業についてどのように考えておられるか、お伺いをいたします。3番目として、児童・生徒の体力は生きていく上で大切な要素であります。その向上は重要な課題であります。体力向上に向けて教育現場、家庭、地域、社会の取り組みが新たな教育課題と考えます。教育委員会としても、地域の条件に合った体力向上策について取り組む考えがないか、お伺いをいたします。4番目として、平成20年度全国学力学習状況調査結果をさきにまとめられた校長会の分析と検証を教育現場ではどう生かされて、町教育委員会としては、今後の取り組みについてどのようにお考えか、お伺いをいたします。5番目として、さきに公表されました小中学校の新学習指導要領に対応して、今後の段階的な移行内容と、前倒しで21年度から変わる内容についてお伺いをいたします。最後に、小学校の外国語教育活動に対する本町の取り組みについて、英語指導助手の増員も含めて、教員養成の対応策をどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。以上、よろしく御答弁をお願いいたします。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
児童生徒の体力・学力の向上対策についての御質問にお答えいたします。初めに、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果についてどう受けとめているのかと御質問でありますが、この調査につきましては、子供の体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子供の体力の状況を把握・分析することにより、子供たちの体力向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることを初め各学校が児童・生徒の体力や生活習慣、食習慣、運動習慣を把握して、学校における体育や健康に関する指導などの改善に役立てることを主な目的として実施されたものであります。調査の対象者は、小学校5年生と中学校2年生で、実技の調査では、握力、上体起こし、反復横飛び、50メートル走など8種目について、昨年の4月から7月までの間に実施したものであります。北海道の調査結果については、さきに報道がありましたように、小学校、中学校ともに全国平均を下回る状況となっております。なお、この調査につきましては、各学校が平成20年度の教育課程を編成した後に急遽国から実施することが示されましたので、残念ながら、本町においては小学校4校のみの参加にとどまっております。そのため、音更町全体の傾向をとらえることはできませんが、参加した学校の状況では、一部の種目で全国平均を上回るものもありますが、総体的には北海道と同様に、全国平均を下回る状況となっております。また、同時に行われました体格と肥満度の比較調査では、女子児童に肥満の傾向が見受けられておりますので、憂慮するところであります。次に、学校現場の体育授業と教師の実態、さらには今後の考え方についてでありますが、体育の授業につきましては、他の教科と同様に、標準時数や指導内容等が学習指導要領に定められております。小学校では、各学年ともに、年間90こま、また、中学校では、保健の授業を含め、小学校と同様の90こまとされておりますが、いずれの授業においても発達段階に応じた内容の指導を行っているところであります。指導に当たる教師の実態につきましては、中学校では、教科担任制となっておりますので体育専任の教師が各学校に配置されておりますが、小学校では、一部の授業を除き学級担任が各教科の指導を行うことになっておりますので、体育についても同様に学級担任が指導している実態にあります。ただ、授業の内容によっては、学年合同で行うなど、教師間で連携を図りながら対応している状況もあります。体育は教科の特殊性からも専門教師の配置が望ましいところでありますが、職員定数の制約等がありますので、今後の課題と考えております。次に、3点目の地域に合った体力向上策の取り組みについてでありますが、本町の児童・生徒がスポーツ活動に参加している状況を申し上げますと、少年団活動では、53の少年団が町内13の競技組織に加入しており、その団員数は、小学生が1,399名、中学生が56名となっております。これらの指導に当たられている代表者は、教職員が25名、地域の方々が28名となっております。また、中学校のクラブ活動では、5校合わせて44部、949名が14種目の競技に参加している状況にあります。したがいまして、少年団と中学校のクラブ活動を合わせた参加者の総数は2,404名で、本町の児童・生徒の半数以上が体力の向上につながるスポーツ活動にいそしんでいる状況にあります。また、本町では、学校だより等を活用し、「早寝・早起き・朝食はしっかりと」と、こういった本町独自のフレーズで、規則正しい生活リズムの確立と栄養バランスのとれた食事の摂食、良質な睡眠の確保などについて、保護者の方々にも周知を図るなど、学校と家庭が連携して子供たちの健康づくりに努めているところであります。次に、4点目の全国学力学習状況結果の活用についてありますが、平成20年度の調査結果につきましては、校長会の協力を得て、「学力の傾向と改善のポイント」にまとめ、生活習慣との相関関係も含めて各学校に示しております。それぞれの学校では、この分析結果をもとに、自校で考察を加えて改善プランを作成し、児童・生徒の学力向上に取り組んでいるところであります。その一端を申し上げますと、基礎・基本の定着を図るために、朝の学習を取り入れてドリルや漢字の書き取りを行っている学校もあるほか、小テストを利用してつまずきを把握し、個別指導につなげている学校もあります。また、授業の中では、読み取り教材の工夫や、自分の考えを説明する活動の設定、さらには保護者に対して家庭学習の習慣づけや生活習慣の改善を呼びかけるなど、各学校ではさまざまな取り組みを行っているところであります。なお、今後も引き続き、校長会に依頼して、町全体の傾向等を分析する予定をしておりますので、各学校では、その結果を有効的に活用していただきたいと考えております。次に、5点目の新学習指導要領の段階的な移行内容と、21年度から前倒しして実施される内容についてでありますが、新学習指導要領への移行につきましては、小学校が平成23年度から、また、中学校は平成24年度から全面実施されることになっておりますが、道徳や総合的な学習の時間、特別活動については平成21年度から先行して実施することになっております。また、一部前倒しで実施する小学校の算数と理科については、指導内容の増加に対応するため、平成21年度から、各学年で週1こま、授業時数の増加を図ることになっております。中学校の数学と理科については、指導事項がふえることになりますが、削除する選択教科の授業時数によって対応することとなっております。なお、その他の教科については、各学校の判断により実施することとされております。次に、6点目の小学校の外国語活動に対する本町の取り組みについてでありますが、小学校における外国語活動につきましては、平成23年度から、5学年と6学年で週1こま、年間では35こまを実施することになっております。しかしながら、移行期間中の対応については、各学校の裁量によって実施できることになっておりますので、本町においては、平成21年度から、全小学校の5学年と6学年で、ともに年間20こまを実施する方向としております。なお、教員を対象とした外国語活動の研修は今年度から既に実施をされておりますが、新しい教科への取り組みになりますので、教員にとっては相当な負担になることが見込まれております。そのため、本町におきましては、教員の負担軽減を図るとともに、子供たちにとっては外国語に触れる貴重な時間となりますので、楽しく、親しみが持てる授業となるように配慮したいと考えているところであります。そのようなことから、新年度より、小学校の英語指導に携わっていただく講師を依頼し、各学校を巡回して、英語活動時数の3割程度を援助していただく予定としております。なお、英語指導助手の増員につきましては今のところ考えておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。以上で答弁とさせていただきます。
再質問 22番 山本忠淑
答弁をいただきまして、順次再質問をさせていただきます。第1点目の、本年1月に公表されました全国体力・運動能力、運動習慣等の調査結果についてでありますけれども、まず、年度当初に計画がなかったので、急遽の文科省の行った調査ということで、本町の場合は小学校4校のみの参加と、実は残念ながら、私、今までそれは承知しないでいたわけでありまして、ちょっと再質問の角度が変わってまいりますが、まず、管内の状況、帯広市の状況等を掌握しておられるのかどうか、本町が特に少ないという状況ではないのかどうかということについて、まずお伺いいたします。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
今の管内、帯広市の状況をつかんでいるかという御質問にお答えをさせていただきたいと思います。本町におきましては、先ほどの教育長の答弁のとおりでございますが、これらにつきましても、管内の状況、特に正確に、これはどこの学校というようなことで、全国の学力調査と同じように公表ということにはなってございませんので、これについても正確な数はつかんでいない状況でございます。ただ、管内のこれらの実施に当たる中での情報といたしましては、やはり国において急遽というようなこともございましたので、それらの中で、やはり音更と同じような形で全ての学校が町の中で参加している状況にはないというふうにつかんでおるところでもございます。あと、帯広市の状況につきましては、先般、帯広市のこういったテスト状況ということで報道がございましたけれども、これらについて、私どもも報道を見ているという状況で、正確にはつかんでいない状況でございます。以上です。
再質問 22番 山本忠淑
調査をされていないということでありますけれども、新聞報道等を見ますと、全道の町、公表の内容、調査の内容、テストの内容ですか、が報道されておりました。それから、管内の状況等につきましても公表されておりました。特に帯広市の場合は、今お話がありましたように、調査の結果について、既に、私がインターネットで調査した中にも公表されているわけですよね。ですから、学力調査と同じように公表される内容でないという趣旨のことをおっしゃっているのはちょっと腑に落ちないところがありますが、この後の質問も、この4校の調査の結果について、おおよその内容について先ほど説明がありましたけれども、その内容について、いわゆるまとめをしておられないというふうに考えてよろしいのですか。それとも一定のまとめがあって、私は帯広市のこの内容をプリントして、少しこれを参考にお聞きしたいと思ったんですが、4校調査された結果については、どのように処理されていると考えてよろしいのでしょうか。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
4校の、本町においては参加ということでございます。先ほど御答弁をさせていただきましたけれども、これらの状況につきましても、全体の中での4校ということで、それぞれの対象学年はございますけれども、学校状況によっては、参加人数的な関係もございますので、本町といたしましての、全体的な音更の傾向ということにはなかなか分析は難しいというふうにとらえているところでもございます。ただ、教育委員会といたしましては、これらの4校につきましては、全体のそれぞれの結果というのは教育委員会にも来てございますので、これらについて、それぞれの種目ごと、あるいは体力的な数値というのは来てございますので、これらは、一応参考といたしまして私どももとらえておりまして、これらにつきましては校長会等でも、音更内の状況の中で、こういった実施した中での結果というようなことではお話もさせていただいておりますけれども、これらについて、先ほど申し上げましたように、全体的な数値の把握にはなっていないというのが実態でございます。
再質問 22番 山本忠淑
それでは、そういうことであるということを前提に、少し質問させていただきます。帯広市の場合は、小学校17校、児童数で870名、中学校15校、1,500名参加を、このテストを受けておられます。先ほど説明がありましたように、実技に関する調査、それから学校に対する質問調査等がなされておりますが、その調査結果についても一定のまとめがされて、既に公表されております。私は、これは、本町としても、不幸にも本町は全校に近い調査参加がされていないということでありますけれども、こうした全道的、あるいは近隣の帯広市等の調査結果を、やはり教育委員会は参考にして今後の子供たちの体力づくりに取り組まなければならないと私は思うんですね。そしてこの調査の中で、特に今、心配をされております肥満度の問題だとか、あるいは生活習慣の問題だとか、これらについては、本当に今日の教育的課題だと思うわけでありまして、帯広市が、例えば、食生活につきましても、朝食を食べる子供の数は、全国と比較して、毎日食べない人のほうが高いとか、あるいは中学校についてもどうだと。そしてテレビゲーム等につきましても一定の調査結果が報道されているわけでありまして、こうした内容というものは、私は、大変深刻な問題でありますし、学力向上のための原点になろうかと、こんなふうに思っております。そして最後に、まとめとして、今後に向けて明らかになった課題、例えば、先ほどお話がありました運動能力については総合的に向上を図る必要があるという位置づけをしておりますし、体力・運動能力の向上は肥満傾向や運動習慣、生活習慣と密接な関連を持っていると。したがって、食事や睡眠など生活習慣の改善を図るために、学校と家庭、地域が一体となって総合的に取り組む必要があると、こういうまとめをしておられるわけであります。私は、残念ながら、本町がそこの、そういった、今、取り組みをされていないことがややはっきりしたわけでありまして、今後、教育委員会としては、このことをしっかり受けとめて今後に向けて対応していただきたいと思います。今後の取り組みとして、学校では何をすべきか、教育委員会では何をすべきかということのまとめまで、短期間の間に帯広市はまとめられているということが事実でありますので、そういった取り組みを是非今後対応していただきたいと思います。この点について、どんなふうにお考えか、本当にどんな事情でこのテストに参加できたのは4校にとどまってしまったのか。教育委員会と各学校との、このことに対する協議はどの程度されたのかということも含めて、この問題について、最後にひとつ御答弁いただきたいと思います。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
この体力の、運動能力等の調査の取り組みということでございます。これらにつきましては、先ほどの中でも、急遽ということもございましたが、私どもとしては、1年間の中での、それぞれ学校においても教育編成、いろいろなものが固まっているところで起きたというところで、なかなか難しいという点がございました。ただ、教育委員会としての、今回につきましては、そういった体制が整うところについては参加してほしいというようなことでお話をさせていただいた中での結果というふうにとらえているところでございます。また、これらにつきましては、今後、教育委員会あるいは学校がどのように取り組んでいくのかということのお話だったとも思います。これにつきましては、当然、通常の授業等においても、そういったところを課題等を見ながら、学校の状態に合わせて取り組んでいかなければならないということは考えてございますし、先ほど申し上げました、御質問ありました生活習慣等のいろいろな危惧される部分、これにつきましては、全国の学力調査の中の一つの調査項目でもこういった点が内容となってございます。そういったことを受けまして、やはり規律正しい生活というようなことで、先ほども申し上げました「早寝・早起き・朝食はしっかりと」というようなことを重点的な、規律正しい将来にわたっての体力をつくっていくということを重点課題として私どもも取り組んでいるところでもございます。したがいまして、今後においても、今お話のありました学校、あるいは教育委員会のほうでもいろんなことを踏まえながら、そういった音更の子供たちの体力、健康づくりに今後も進めていきたいと考えているところでございます。
再質問 22番 山本忠淑
次に、体育授業の関係について質問いたします。先ほど本町の体育の授業や教師の実態についての御答弁いただきました。おっしゃるとおり、中学校については教科担任制でありますし、小学校については担任が全教科を担当するということについては認識しているところでございますけれども、平成20年1月に、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援校の学習指導要領などの改善について、中央教育審議会が、2年以上の審議の結果、答申を行われました。その中で体育科の改善の基本方針が示されております。道教委や十勝地方教育局を通じて、体育科課程の趣旨、改善の基本方針、改善の具体的事項などについて伝えられているのかどうか、まずその点をお伺いいたします。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
今の御質問の中ですけれども、それぞれの学習指導要領の新規の中での改善とかいろんなことの話、申しわけございません、そういったような内容なんでしょうか。ちょっと今、その辺の細かいところまでちょっと把握していないのが実情なんですけれども。
再質問 22番 山本忠淑
これも道教委等のホームページに記載されているわけでありますけれども、20年度中に体育科の学習指導の方向が示されているというふうに記載されておりまして、地方教育局を通じてか、何らかの、この体育科の今後の指導方向についての伝達が、私はあるのかなと思ったんですが、なければ、ないということで、このことの事実は別に確認しているわけでありませんが、どういう状況かをお聞きしたわけです。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
今の中で、私どもが、それぞれ体育等にも示されてきておりますのは、新学習指導要領に沿った中での移行期間あるいは本格実施に向けての指導点について、国からもそうですが、道からも、こういった移行期間の中で、こういったことを準備、あるいは移行していく上での内容等の文書は来ているところでございます。
再質問 22番 山本忠淑
今おっしゃったとおり、文科省、それから道教委からも体育科についての基本方針が示されているというふうに私は受けとめているわけでありまして、改善の基本方針についても、体育について、あるいは保健についてという、分けた中で一定の改善方向が示されていると思っております。先ほどの御答弁で、特別、体力向上とつながるわけでありますけれども、本町の場合は、このことの問題意識を持たれて次年度に向けての検討をされていないのかなと思いますが、その辺は従来どおりの考え方で学校現場では取り組むということと考えるべきなのかどうか、その辺はどうなんでしょうか。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
今の中で、新学習指導要領の中で、今後に向けての示されている点でございますけれども、こういったこれまでの体育等におきましても、小学校、中学校によって若干異なってまいりますが、これらの保健体育の中で、やはり健やかな体の基礎となる点、それから発達段階に応じた指導内容の明確化、体系化というようなことで、今回の改訂の、中学校ではポイントとなってございます。また、小学校におきましても、今申し上げました発達段階に応じた指導内容の明確化、体系化とか、これまで体育授業においても、さらに授業等の指導内容が学年によって異なってございますけれども、こういった中身の中で、きめ細かく、今回の学習要領の中では、こういったことは、体の動かしのことについてはこういった形の中で進めるというようなことで、かなり細かい点が新学習指導要領の中に入ってきてございます。そういったことから、特に体育においては、小学校においてはいろんな備品的なものは出てこないというふうに考えてございます。ただ、中学校につきましては、今後におきましては、武道関係でいろいろなものが出てくるのかなということで、これらについては、学校とも十分連携をとった中で、その武道科も選択制あるいは必修科目というようなこともございますから、これらについては当然詰めていきたいというふうに考えているところでございます。
再質問 22番 山本忠淑
今、教育部長のお話されたこと、一部この体育科の改訂の中に含まれていることは事実であります。私は、特に今日的課題といたしまして、体育指導のための教員研修、あるいは外部の人材による体育の授業以外での体力向上にかかわる取り組みを継続している地方もあるわけでありまして、そうした自治体といいますか、そういう地域の子供たちの今回の体力等の調査結果が、全国的に見ても、全国的レベルの中でも高い位置にあるということの報道があったわけでありまして、そういった体育授業の見直しといいますか、前倒しで取り組むべき課題なのかなというふうに受けとめているわけでありまして、是非このことにつきましても、教育委員会あるいは校長会、現場の先生方と十分論議をされて、次年度の教育課程の中で取り組んでいただきたいというふうに思うところであります。強く要望しておきます。次に、3番目の質問でありますけれども、本町の場合は調査の結果がまとめられておりませんが、道内の児童・生徒の運動能力の数値が全国の下位となったことは報道されておりました。これはなぜか、こういう体力的格差まで、北海道とか、十勝がついてしまっているのかなということを私は大変危惧するわけでありまして、運動習慣等が身についていない、あるいは肥満傾向の多さなどが、これは生活の乱れといいますか、生活習慣に問題があるのかなというふうに考えているところでありまして、道教委としても早急にこのテスト結果の分析をして今後の対応を考えるというふうに報じられております。全国学力テストと同様に、私は、この順位とか、そういうもの自体を問題にするものではありませんけれども、食生活や部活動など、日々の習慣が体力と密接な関係があるとされておりますことから、子供たちへの運動への動機づけや刺激、そして運動を生涯続けてやっていけるやり方を教える授業が必要ではないかというふうに思いますことと、教師の熱意、あるいは密度の高い体力づくりのプログラムをつくっていかなければならないというふうに思うわけでありまして、文科省の中にも、子供の体力、運動能力の低下傾向や肥満などの生活習慣病の増加を深刻に受けとめて、中央教育審議会の答申を受けて、体力の向上の推進事業を実施しているというふうに書いておりますし、体力向上のキャンペーンだとか、あるいは元気アップハンドブックだとか、あるいは元気アップカレンダー、そして保護者向けには子供の体力向上のためになどという、いろんなものが今それぞれ出されているわけでありまして、こういったものを本町も大いに利用されて、学校も家庭も地域も、子供の体力向上に望ましい生活習慣の形成に向けた取り組みをしていかなければならないのではないかというふうに思っております。道教委のホームページを見ましても、「どさん子元気アップ」という非常にわかりやすいプリントが出てまいります。こういったものがなかなか私たちのこの町の子供たちの周りに、あるいは家庭に見られないということは、やはりもっと教育委員会として取り組む姿勢が必要なのではないかなと、私はそう思いますので、このことについてお考えがあればお伺いをいたしたいと思います。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
今、お話がありましたプログラムの話でありますけれども、実は、道の平成21年の新しい予算が発表になっておりますけれども、新規事業も出ておりますけれども、その中で、今お話のありました運動改善プログラム、これをつくるということが示されております。内容としては、学校体育、まさにその充実をどうやって図っていくのか、それと学校内外、外側もですね、運動習慣をどうやって定着させていくか、そういったプログラムを作成すると。また、家庭においても生活習慣の改善をどう図っていくかということで、その意識啓発、これも盛り込んでいるというようなことが示されております。私どもといたしましては、道のこのプログラム、これをまず参考にして音更町の対応も考えていきたいと思っておりますけれども、音更町といいますか、道内の子供たち全てが体力が劣っているということではないわけですね。まさに二極化が進んでいて、先ほどお話しいたしました日ごろからスポーツにいそしんでいる方についてはレベルは高いんですね。問題は、日ごろからスポーツをやっていない方、そういうお子さんはどうしてもレベルが低いということで、その辺のところをどうやって底上げをしていくかと、この辺が課題だろうと思います。私どもの生活を見ていると、子供さんに限った問題ではなくて、やはり通常の生活自体が体力は余り使わないような状況になっている、その辺がまず大きな問題、それと食生活の問題、その原因はおのずとわかっているわけですけれども、それをいかにして改善していくかというのは、早い話が個々の意識をどう育てていくかということしかないんだろうと思います。そのための取り組みを今回、平成21年度で道は着手すると。私どもはそういったものを見ながら、さらには、先ほど質問がありましたけれども、体力テストの関係ですけれども、新年度においては全学校で実施をしていただくということでお願いしておりますので、そういった音更町の状況も分析しながら改善に取り組んでいきたいと、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。
再質問 22番 山本忠淑
次に、全国学力学習調査の結果についてでありますが、校長会で御苦労されて、結果のまとめがされております。この内容についてでありますけれども、問題解決に向けての改善の内容、それぞれ小学校の国語、あるいは小学校の数学、中学校の国語、中学校の数学について示されております。この内容については専門的な分野でありますので、それぞれの学校においてこういうことの改善が今後進められるというふうに受けとめさせていただきます。ただ、先ほどの御答弁で、各学校でさまざまな取り組みをしているということであります。今後、町全体の分析をされるということでありますので、このことについてもそのことも期待しておきたいと思いますが、各学校で取り組んでおられるもののまとめというものがなされているのかどうかということでありまして、例えば、どんな方法で教育委員会に、その取り組まれている、各学校で検討されている内容を報告されているのか、それが教育委員会の中で内容の検討がされているのかどうか、その辺について、まずお伺いいたします。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
全国の学力状況調査の結果ということで御答弁をさせていただきましたが、音更町教育委員会といたしましては、先ほど申し上げました、全体の中での調査結果を分析させていただきまして、校長会の協力を得て、音更町として、それぞれの状況の課題等も示させていただいた、あるいは改善等につきましても示させていただいたということでございます。これらを受けまして、なおかつそれぞれの参加されました学校におきましても、学校ごとに調査結果が、細かいデータが来てございます。これらのそれぞれの学校のデータを、それぞれの学校が、今度は自分たちの児童・生徒がどのような形の中での結果だったか、ある程度また問題の中でも、課題がどういったことかという問題傾向から、そういったやつが分析できるような結果が来てございますので、それを受けて、各学校では再度自分たちの学校実態を把握した中で改善計画等を学校の改善プランということで立てて実施していると、これらについては、教育委員会のほうにもそれぞれの学校の改善プランというのが報告があるという実態でございます。
再質問 22番 山本忠淑
おっしゃるとおり各学校でいろいろ取り組まれているというふうに聞いております。ただ、私は、公表といいますか、成績結果等についての、あるいは特に問題点等についての公表を求めているわけではありませんけれども、このまとめの中でも、学習習慣、あるいは家庭でのコミュニケーション、基本的な生活習慣、こうしたことについての各学校での取り組みというのは必ず家庭と一体となって進めなければならないことであろうと思うわけでありまして、それらについてどれだけ家庭に浸透しているのかということがまず問題になるわけでありますけれども、教育委員会に報告されるということもありますけれども、地域全体、あるいは町全体に、こうしたことがどういう取り組みとして今後、今各学校で整理されたのかということについてはやはりもっとオープンに示されるべきだと思うんですね。ホームページで各学校全部、それぞれの学校の教育目標だとか、学校の状況等の記載されるページがありますが、例えば、私は、そういうところにも、それぞれが、学校が、先生方が一生懸命取り組まれている内容について、そこに記載されるというふうなことがあればいいなというふうに考えるわけでありまして、せっかく苦労されてまとめられたもの、これは毎年度これからも行われることでありますから、毎年度またいろんなプログラムをつくらなければならないと思うんですが、とにかくそうしたものをもっと地域に広めることを私は強くお願いをしておきたいと思うんですが、その辺について考え方をお伺いします。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
やはりこういった調査というのは、議員のおっしゃるように、順位どうのこうのじゃなくて、いかにして音更町、あるいはそれぞれの地域の児童・生徒の向上、どういったふうな確かな学力を上げていくのかという努力が常日ごろからあるというふうにとらえているところでございます。こういった調査結果を踏まえまして、それぞれの学校では、当然学校だより等におきましても周知を図っているということが一つございますし、また、それぞれの学校の中では、全体懇談会なり、学級懇談会においてもこういったお話をさせていただいているというようなことも聞いてございます。また、それぞれの学校では、やり方はいろいろあるとは思いますけれども、児童・保護者アンケート等をとった中で分析をして、また、これらについてもそれぞれの保護者等にも周知をしているということでやってございますので、今後ともそういったような中で周知がされていくのかなと、また、協力もお願いしていくのかなというふうに考えているところでございます。
再質問 22番 山本忠淑
あと5番目、6番目について、新学習指導要領に関してお伺いをいたします。先ほど説明がありましたように、前倒しといいますか、平成21年度から、小学校では算数、理科等のこま数でふえていくという報告がありました。あるいは道徳教育等についても前倒しで取り組むということでありますし、英語についても今までよりも授業時数をふやしていく状況になるというふうにお聞きをいたしました。私は、特に今回のこの新学習指導要領の中身を少し読んでみて、一番感銘しているといいますか、強調されていることの中に、子供たちに基礎的基本的な内容を確実に身につけさせて、みずから学び、みずから考える力などの生きる力をはぐくむことが大きく強調されていると思います。このことが今の子供たちにとって一番大切なことなのかなと。この変化の激しいこれからの社会を生きる子供たちには、生きる力、そして確かな学力をはぐくむことが今回の教育の基本に置かれているというふうに思いました。これが教育のスローガンでなければならないというふうに私は思うわけでありまして、まず、この新学習指導要領に対するその受けとめ方、考え方、教育長に、おありであれば、まずお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
今、議員さんからお話にありましたように、まさに生きる力をどうつけていくか、これは知徳体ですから、学力の面、それから心の問題、体力の問題、これを合わせてバランスよく育つと、そういった教育が必要だろうと。これは学校現場だけでなくて、家庭においても極めて大事なことでありますし、地域の方々のお力をかりながらこれからは進めていかなきゃいけないと。これにつきましては、既にといいますか、学習指導要領のまさに柱でありますから、これに沿って現場は教育に当たっていくと、こういうようなことになろうかと思います。さらには学力テスト、体力テスト、いろいろありますけれども、本町、それからさらにはそれぞれの学校で抱えている課題、これを一つずつ解決していく、そういったことがこれから必要になってくるだろうというふうに思っております。いずれにいたしましても、教育委員会は、現場でどう対応、現場をまさに支援する、方針を立てて支援をするというのが私どもの責務でありますし、学校現場では、子供たちをまさに直接どうはぐくんでいくかと、そういう役割分担をしながら当たっているわけでありますので、お互いに連携を図りながら、音更町の子供たちがまさに夢と希望を持って成長していけるような、そんな教育を進めていきたいと、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
再質問 22番 山本忠淑
小学校の外国語活動については、中学校の外国語科に接続するものと位置づけられて、5年生、6年生が新年度からこの教科に重点を置くというふうに意識をしているところでありますけれども、先ほど新たな、先生方に外国語の勉強をしていただくために講師を依頼するというお話もございました。私は、これも自治体によってかなり差があるというふうに受けとめているわけでありまして、先ほどのお話の中に、各学校の判断というようなことが答弁の中にありましたが、どの部分を判断されるのか、こうした新たな教育課程の改善に対しては、各学校の判断というものではなくて、教育委員会としてどう重点を置くのかなということをもっと強く打ち出していただかなければならないのかなと思うわけであります。それから、幸いにも、英語助手を本町はお一人お招きして、効果がというか、非常に子供たちには有効な成果があるというふうに思っておりますが、これだけの大きな町、多くの小・中学校の数があるところに、今こういう時代になったにもかかわらず1人で当分行くという非常に積極性のない姿勢しか見受けられないわけでありますが、このことは今後の、私は課題として考えていかなければならないと思いますし、この講師等をどの程度新年度で具体的に考えておられるのか、もう少し具体的な内容についてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
小学校における5、6年生を対象にいたしました外国語活動ということでございます。今回の学習指導要領、新の中では、23年度ということが小学校の学習指導要領の改訂の始まりになると思います。それまでの間に、21、22年の中で、移行期間というような中で、外国語活動につきましては、できるところからというようなことで示されているところでございます。これらにつきましては、音更町といたしましては、21年度から先行実施させていただくということで決めさせていただいて、それぞれの学校での取り組みをしていくということで、今考えて進めているところでございます。こういった中で、小学校等の意見等も踏まえた中で、やはり今の英語指導助手は中学校を中心にして、これまで同様の中で、その時間帯を見ながら、あいているときにはできるだけやはり小学校でもその英語指導助手も活用してまいりたいというふうに考えて、引き続き活用してまいりたいというふうに考えているところです。ただ、こういった中で、やはり新しい取り組みですから、それぞれの小学校の中でも、十勝あるいは道の中でも、先生方の研修を通してこういった内容等に当たっていくということでございますけれども、やはり当然不安はあるのかなというふうに考えてございます。そういったことを受けまして、今回、21年度予算でもお願いをさせていただこうと考えております英語の講師を委託させていただいて、先行実施する時間帯の約3割程度をその委託講師の中で活用してまいりたいというふうに考えてございまして、これらにつきましては、それぞれの小学校と協議をさせていただいた中で、私ども教育委員会として、このような内容でバックアップをしていきたいというふうに考えているところでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
再質問 22番 山本忠淑
それでは、最後にもう一つお伺いしたいと思います。新学習指導要領が全面本格実施されるのは平成23年4月というふうにお聞きしました。これに沿って多くの作業が山積する状況かと思います。したがって、教育委員会の役割がますます大きくなるであろうというふうに推測いたしております。そうした状況下でありますけれども、私は、昨年9月に教育委員長さんからお聞かせいただいた御答弁の中で、実は感銘を受けた言葉がありました。その中の特に2点について申し上げますが、1点目は、地域の子供は地域で育てる、その仕組みや形をつくっていく、その仕組みをつくることは教育委員会であると認識しているというお話でありました。それから2点目は、日本の教育行政が長く欠いていたことは、教育成果の測定と診断を測定する仕組み、検証の問題であると。人間の評価は大変難しくて、総合力であるから、学力調査はほんの一部ですが、検証する仕組みの種がまかれたと思うと。音更の子供は、音更でどうやって育てるかということ、可能な限り検証し、マネジメントすることが大事であると、このように述べられておりました。私はこのような考え方の実現に向けて、一歩ずつ歩む努力を期待しているわけでありますけれども、実践に移すことの責任を担っておられる教育長さんにお考えを伺って、終わりにしたいと思います。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
先ほど私、若干触れましたけれども、教育委員会の使命はまさにそこにあると思っております。現場の経験をされている教育委員長さんの言われたこと、まさに全てがこの2つの言葉の中に私は入っていると思います。音更町の子供たちがまさに生き生きと未来に希望を持って、まさにたくましく生きていけるような、そんな教育行政を現場の校長先生方、教員の方々と一緒にスクラムを組んで進めていきたいと、このように思っております。さらにはやはり家庭における家庭習慣が極めて大事だろうと思いますので、地域の方々、保護者の方々とも一緒になって取り組んでいきたいというふうに思っております。以上でございます。