音更町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月10日
本町におけるブロードバンド利用環境整備について
2008年3月10日、音更町議会の一般質問で、竹中政則議員が「本町におけるブロードバンド利用環境整備について」質問し、町長 山口武敏、企画部長兼財政課長兼行政改革担当 西川友則、副町長 寺山憲二、民生部長 山川光雄、総務部長 奥村三千雄が答弁しました。
- 質問者
- 竹中政則 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、企画部長兼財政課長兼行政改革担当 西川友則、副町長 寺山憲二、民生部長 山川光雄、総務部長 奥村三千雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 20番 竹中政則
それでは、通告に従いまして、一問一答方式で質問をさせていただきます。本町におけるブロードバンド利用環境整備についてお伺いをいたします。総務省は、2010年度(平成22年度)までにブロードバンドの全国整備を目標にしました。それに先駆け、次世代ブロードバンド技術の利用環境整備に関する研究会報告書案に対するパブリックコメントの募集があり、音更町からも意見を上げております。本町の各地域でADSL等の申し込み運動を進めましたが、中継局から電波の届く半径四、五キロメートルの範囲しか実現には至っておらず、いまだ農村地域のほとんどがADSLや光ファイバー、CATV、無線通信技術などのブロードバンドの空白地帯となっています。農業気象高度利用施設で設置された農協や役場との情報網も廃止されたままとなり、新たな取り組みが急務となっております。また、e-Taxによる税務申告には高速回線の利用が推奨されていますが、現状では時間がかかり過ぎるとの苦情も耳にします。地域の公共施設をインターネットで結び、教育、行政、医療・福祉、防災等において、より質の高いサービス実現をするために、町の中心から離れた農村部ほどブロードバンド化が必要とされています。民間の業者のみに頼っていては投資効率の悪いこれらの地域におけるブロードバンドの整備が進まないのが現状です。次世代ブロードバンド技術の利用環境整備に関する研究会によると、投資効率の悪い地域でのブロードバンド整備をする民間業者の支援について、既存技術との互換性を考慮しつつ、有線、無線系の技術を組み合わせた次世代ブロードバンド技術の研究開発を積極的に取り組むべきだと回答しています。また、地方公共団体は、地域の実情に応じ、都道府県ロードマップに沿ったブロードバンド整備を推進するに当たっての有線系・無線系の技術を組み合わせた次世代ブロードバンド技術を活用した整備の積極的な検討と導入・促進、ブロードバンド整備に対する支援措置の充実が挙げられております。このように国も地方公共団体に対して積極的にブロードバンド化に取り組むよう促しています。そこで、町長にお尋ねいたします。民間業者のみに頼っていてはブロードバンド環境の整備が進まないのが現状です。インターネットは標準的な生活基盤になっており、市街地区と同様のサービスを農村部でも提供できるよう、町全体のブロードバンド化を図る事業を取り入れられないか、伺います。2問目であります。食用廃油の回収とBDF(バイオディーゼル燃料)化の取り組みについてお伺いをいたします。2005年2月16日に地球温暖化に向け京都議定書が発効され、2012年末までに、1990年のCO2排出量に比べ6%減らす約束をいたしました。また、ことし7月に開催される洞爺湖サミットでは、日本は地球環境問題で議長国として指導力を発揮し、特に2013年以降の次期枠組みに関する国連での議論を後押ししなければならない立場にあると言われています。しかし、報道によると、温室効果ガスの取り組みは進んでおらず、2006年のCO2排出量は1990年比で6%もふえています。中でもオフィスや店舗での排出量は42%増加し、家庭からの排出量も30%増加しています。その原因は、テレビや冷蔵庫が大型化し、使う電気料がふえたことと、ひとり暮らしがふえ、世帯数が増加したためと報じられております。環境省によると、CO2排出量を6%減らすためには、国民1人当たりが1日に出すCO2の量を1キロ減らさなければなりません。我々一人ひとりが生活を見直して、CO2排出量を減らすことが急務となっています。音更町では、環境対策として住宅用太陽光発電システム導入に補助金制度を取り入れ推進しています。また、役場庁舎では、休憩時間における消灯や自動ドア、エレベーターを極力使用しないなど、できるところから省エネの取り組みがされています。また、2005年度には地域新エネルギービジョンが策定されましたが、その中で、本町における有望な新エネルギーとして、太陽光、雪氷熱、温泉熱とともに食用廃油の活用が挙げられております。しかし、食用廃油については、その一部が消費者業界から始まって、今は更葉園で石けんとして再利用されているものの、そのほとんどは燃やすごみとして廃棄処分されているのが現状です。近年、廃棄物系バイオマスの一種である食用廃油からつくられるBDFは、石油燃料の代替燃料として使用することによりCO2排出を抑制できると注目されています。十勝管内でも既に食用廃油からのBDFの製造や、実際に自動車を使用した走行試験が始まっています。そこで、本町では、食用廃油の回収と利用について今後どのように取り組もうとしておられるのか、お考えをお尋ねいたします。また、環境省によると、我々一人ひとりが意識改革をし、家庭生活を見直すことが必要とされておりますが、町民に対して温室効果ガス削減対策をどのように呼びかけていかれるのか、お伺いいたします。以上であります。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
1点目の本町におけるブロードバンド利用環境整備に関する御質問についてお答えをいたします。総務省は、IT新改革戦略などにおいて、平成22年度を目標年度とするブロードバンド全国整備の方針が示されたことを受けて、ブロードバンド整備に当たっての基本的な考え方を明らかにするため、平成18年8月に次世代ブロードバンド戦略2010を策定しております。その内容は、ブロードバンドサービスを全く受けない地域、いわゆるブロードバンドゼロの地域を平成22年度までに全て解消することを目標としており、民間主導による整備を基本原則とするものであります。しかしながら、投資効果が悪く民間投資のみでは整備が進みにくい条件不利地域などにつきましては、事業者、国、都道府県、市町村、地域住民等が連携し、それぞれが適切な役割を果たしていくことが必要であり、市町村には、事業者や地域住民等と連携しながら整備計画を策定し、ブロードバンド環境の整備を促進することなどがその役割とされております。本町の現状につきましては、先月15日に音更市街地の東側地域や開進工業団地などが光サービスの提供開始となったことで、市街地全域が民間事業者による光サービスの提供エリアとなったところでありますが、農村部につきましては、御質問にもありますとおり、申し込み運動を初めとする地域の強い要望を受けて、平成18年9月に十勝川温泉局、同年11月に駒場交換局、平成19年8月には万年及び稲穂交換局において民間事業者によるADSLサービスの提供が開始されたものの、対象となる範囲が交換局から約4キロメートル程度に限られているため、依然として多くの方々がブロードバンドサービスを受けることができない状況にございます。これらの地域は、本町の基幹産業である農業を担う重要な地域であり、ブロードバンド環境が整備されないがために、インターネットの活用による営農情報の収集や多様な農業の展開が困難な状況にあり、さらには学校も点在していることから、インターネット社会に適応していかなければならない子供たちにも大きな影響を与えてしまうことなどが危惧されるところであります。こうしたことから、パブリックコメントや十勝町村会等を通じて、民間事業者が行う条件不利地域での整備に対する支援や安価な整備を可能とする技術開発の促進を国や道に対して要望してきており、農村部におけるブロードバンド環境の整備は喫緊の課題であると認識しているところであります。条件不利地域でのブロードバンド環境の整備に関する先進事例などを見ますと、その多くは、自治体が各種補助金事業などの活用によりブロードバンド基盤を整備し、その基盤を民間の電気通信事業者に貸し出し、運営管理を任せることでインターネットサービスの提供を行っている状況にあります。各世帯が負担する利用料につきましては、民間の電気通信事業者が運営管理に要する費用を利用戸数で割り返して算出するため、利用戸数によっては高額な利用料を負担しなければならない可能性もあり、また、運営コストに見合うだけの利用料収入が得られなければ民間の電気通信事業者が運営管理を請け負わないことも想定されるため、まずは地域の需要動向を的確に把握する必要があるものと考えております。整備手法を見ますと、条件不利地域では無線方式を活用するのが一般的となっております。無線方式は各世帯までのケーブル敷設工事が不要であるため、農村部のように住居が点在している状況にある場合は特に効果的であると言われております。しかしながら、無線方式の場合は、電波を利用するため地理的条件に左右される面があることから、各世帯に電波を送る基地局の設置場所について十分に調査する必要があり、また、超高速インターネット衛星を活用した実証試験が始まるなど、新たな無線技術の開発が日夜進んでいる状況にありますので、技術開発動向を的確に把握した上で、本町の実態に即した整備手法を慎重に見きわめる必要があるものと考えております。地域の方々が早期整備を望んでいることは重々承知しておりますし、町といたしましても地域間に存在する情報格差を一刻も早く解消したいと考えておりますが、実施に当たっては十分な調査研究が必要であると考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の食用廃油の回収とBDF化の取り組みに関する御質問についてお答えをさせていただきます。地球温暖化は、地球環境が人類の未来にとって大きな問題であり、この問題の解決に向けた取り組みは持続可能な社会のために不可欠であります。国際的な動きを受けて国内的にも地球温暖化対策の取り組みが進められておりますが、御指摘のとおり、日本の温室効果ガス排出量は増加しており、このような中、環境への負荷を軽減するものとして生物由来の燃料でありますバイオマスが注目され、中でも今話題になっているのがBDFであります。町では、これまで下士幌へき地保育所や下士幌小学校に太陽光発電システムを取り入れたほか、今年度から2カ年で改築整備する駒場小学校につきましても太陽光発電システムを導入することとしており、また、公用車にハイブリッド車を導入するなど、環境対策を進めていくこととしております。本町の廃食油リサイクルにつきましては、音更町消費者協会が、町との連携により、平成3年からリサイクル石けんづくりに取り組み、町内各所に回収ポストを設置して、家庭の廃食油を回収し、リサイクル石けんとして普及を図ってまいりました。その活動は、現在、社会福祉法人更葉園に引き継がれて事業展開をされております。また、町立学校、保育所の廃食油につきましては、事業者の責任においてリサイクル業者に引き渡され、精製して家畜の配合飼料の一部になったり、化石燃料のかわりとして工場等の大型ボイラー用燃料やBDFなどとしてリサイクル活用されております。廃食油の回収ポストについては、一般への浸透が十分でないのが実態ではないかと思われますので、新年度からは、家庭から出る廃食油のリサイクルをさらに進めるため、新たに9カ所の公共施設に回収ポストを設置し、広く町民の皆様に周知してまいりたいと考えております。なお、これらとあわせて、各家庭のごみの排出量を減らしながら環境に優しいリサイクルを進める観点から、これまで燃やすごみとしてきました布、繊維につきましても専用の回収バッグを設置してリサイクルに取り組んでまいりたいと考えております。また、町民への温室効果ガス削減対策の呼びかけにつきましては、町民一人ひとりが地球温暖化を自分自身の問題としてとらえ、環境に配慮した生活を送る意識を高めることが大切でありますので、広報紙などを活用し、電気や燃料の節減など、まず身近なところから具体的に考え、行動できるライフスタイルについて情報提供するとともに、学校や地域を対象に出前講座を開催してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
質問 20番 竹中政則
お答えをいただきました。全体像はとらえていただいていると理解はしますが、具体的にどういった事業を取り入れてこのブロードバンド化を図っていくのか、また、その場合、どの程度の費用を想定しているのかということを具体的に御答弁いただければと思います。まず1点目、よろしくお願いします。
答弁 企画部長兼財政課長兼行政改革担当 西川友則
御質問は、具体的にどのような事業を取り入れて、その事業費がどの程度かという御質問でございます。先ほど町長が答弁いたしましたとおり、このブロードバンドゼロ地域を解消するために民間事業者が基本的な役割を持っていると、これがまず基本だと考えております。ただ、先ほど申し上げましたとおり、採算性が合わない等々があれば、そこに民間業者は参入しないというようなことでございます。しかしながら、民間業者に対して一定程度の補助、あるいは町が基盤整備をするとすれば、その後の管理運営は民間業者が積極的に進めていくということになろうかと思います。そういう中で、仮に基盤整備を本町が行うとすれば、一定の条件がございますけども、役場庁舎に本局とそれから基地局、これをブロードバンド未整備の地域、33カ所と想定した場合、これに要する経費は約1億4千万ほどかかります。この財源手当といたしましては、3分の1が総務省の補助があると、残り3分の2の90については起債が充当できると。また、その起債の裏には交付税措置等がありまして、実際町村が負担するのは約5割程度というような形になっております。補助事業の名称は、地域情報通信基盤整備推進交付金というような形になっております。それともう一つの方法がございます、民間業者が事業を実施した場合、それに対する補助をした場合、2分の1相当額については特別地方交付税で措置されるというようなことで、総務省も積極的な補助事業等を推奨しているという状況となっております。以上でございます。
質問 20番 竹中政則
今、御答弁いただきましたけれども、町が基盤整備をするという部分については、これは無線系なのかなととらえるところでありますけれども、確かに音更町、平らなところで、無線は非常に便利なわけでありますけれども、ただ、耕地風防が結構整備されていて、それが邪魔するんではないかという懸念もあります。それは今、民間業者が経費かけないで調査をしていただけるということもあるんで、まずは無線が可能かどうかの調査が先だと思います。そしてまた、今もう一つ、ヤフーBBが取り組んでいる、まだこちらには入ってきていないんですけれども、FTTRという技術が進んでいまして、今のISDN回線が走っているそのトランジスターの交換器があちこちについているわけですけれども、それにADSLの機器を取りつければ、今のメタル回線でそのままADSL並みのインターネットができるという仕組みもあります。これがいつ入ってくるか、ヤフーBBが入ってこないとNTTも競争しないと思いますので、その時期がちょっとつかめないのでわかりませんけれども、そういう方法もありますし、先ほどもお話がありましたように、気象衛星「絆」が先日打ち上げられて、この気象衛星が使えるようになっておりますけれども、この後、所属が総務省に移って、その中で空きがあれば一般公募で実験事業を取り入れると、そういったこともありますので、そういった機会をとらえて、それらも考えるのもまた一つの手かなと、45センチのアンテナを上げればすぐ使えるというような仕組みだそうでありますので、これら、どれでも同じような効果があるわけですから、安く、そして一番速いものを取り上げていただければと思います。特に今、中国の冷凍ギョーザによる中毒事件を受けて、中国産の野菜の輸入が激減していて、今後もますます入ってこなくなるという中で、安心・安全な農産物が求められてくると思います。生産者と消費者の距離を近づけ、生産現場からの情報発信が今まで以上に必要な時代となってきております。ブロードバンドの整備が急務の課題だと思います。そんなことから、先ほど申し上げましたように、安くて一番速いものを整備していただきたいと思うんですけれども、この辺についてどういうふうにお考えか、町長からお答えいただければと思いますが、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
ただいま御質問いただいたわけでありますけれども、ちょっと質問外の外ということになるかもしれませんが、基本的に、こういった問題を、ただ単に地方自治体の問題、そこから受益をこうむる、そこに住む人方の問題ということだけで解決していいのかと。たまたまこのブロードバンドのことにつきましては、十勝の町村会、全道の町村会に、このブロードバンド問題について、やはり解消策は国が責任を持ってやれということで提案した手前もございます。ただ、問題は、安くて速くということも十分わかるわけでありますけれども、まずもって、これも言ってみれば都市と農村地域、あるいは過疎地域という一つの比較をすると、やっぱりこれらの問題については格差問題だと、日本のどこへ住んでもそういう格差がないと、そういう社会を我々は望んでもおりますし、やりたくても、このように白地といいますか、フリー地域ができてくるということは、これはもう自然現象の問題でありますから、ぜひこれらについては国の責任をもってまずやってもらうということを私は大前提に考えていきたいと。しかしながら、これは北海道だけではなくて、特に本州の山間地あたりに行きますと、これは大変な数だそうでございます。それこそ1軒に1台塔を建てなければ無線が通じない、こんな極端な話もちょっと聞かされたことがあるわけであります。いずれにしましても、音更町内、一応市街地等においては、光ファイバーといいますか、そういうものについては配置されたというようなことで、今、それぞれ家庭の、是非つないでいただくべく施策が町の中でとられているようでもございます。議員おっしゃったように、それらの問題について、できるだけ安くて速くと、こういうお話でございますけれども、ただ、問題は、後のまたこれが維持管理といいますか、そういう問題もございます。安くても、後々の運営管理に金が高くかかるということになりますと、これまたずっと一生それらの問題が解消されないわけでありますから、それらのことも考えあわせて、町として、最終的には、やはりおくれをとらないためにも町がやっぱり中心になってやらなきゃならないのかなと、そんな腹づもりを持ちながらも、先ほど申し上げたようなことも国に強く要望していきたいと、そのように考えております。
質問 20番 竹中政則
町長の決意のほどはお聞かせいただきました。これで納得すればいいわけですけれども、もう一つだめ押しをしたいと思うんですけれども、御存じのように、2011年7月からテレビが地上デジタル放送ということになります。この場合、デジタル放送、これは相互関係ということで相互受信も可能になるわけでありまして、これにもインターネットは欠かせない必須条件になってくるわけでありますし、それから、今、消防で、十勝一つでというような方向もあるようには伺っております。これも防災無線ということでありますけれども、その中には、指令等を考えますと、やはりブロードバンドの整備が不可欠になってくるかと思います。いずれにしても、もう必要なことばかりでありますので、この辺はさらに肝に銘じて取り組んでいただければと思います。何かこの時点でお答えできることがあればお聞きをして、次に移りたいと思います。何かあればお願いします。
答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)
音更町、かつて農村部につきましてはウイングAという情報媒体を両農協と共同してつくりました。その際、衛星を使ってということなんですが、VSATがもう使えないというような状態になっております。そうしたことから、技術というのは日進月歩するということでございますので、この間まで最先端の情報媒体が、今やもう全然使えないというような状態になっておりますので、これらの情報技術がどれだけ進むのかというような状況を十分見きわめて、ブロードバンドゼロ地帯の解消を図っていきたいと思っております。以上です。
質問 20番 竹中政則
ブロードバンド空白地帯で、町で調べていただいた戸数が728戸ということでありまして、帯広市が今取り組もうとしている段階で、帯広市は四百二、三十戸だそうでありまして、帯広市の倍近くも不自由している人たちがいるということを肝に銘じてひとつ取り組んでいただきたいと思います。それでは、次に移りますけれども、食用廃油の回収の件でありますけれども、今後9カ所の公共施設に回収ポストを設けて回収していきたいというようなことを伺いました。それはそれで取り組みはいいと思いますけれども、私は、公共施設だけではなくて、地区ごとといいますか、町内会単位の回収、あるいはまた町内全校に向けて、環境教育に取り組む一環として学区単位で地区に呼びかけて、家庭からの天ぷら廃油の回収をしてはどうかと思いますが、この点についてお考えをお聞かせいただければと思います。
答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)
今まで取り組んでまいりました件につきましては先ほど説明をさせていただきました。これから公共施設9カ所におきまして回収ポストを設置してまいりますが、それぞれそのポストにおきまして、家庭から出るものをそのポストで回収をしてまいりたいと思います。ただ、今御提案ございましたように、地域、町内会単位での活動、それから学校等の教育的な観点からPTA活動等というようなことの御提案であろうかと存じます。これらにつきましては今後検討させていただきたいと、現在のところは思うところでございます。
質問 20番 竹中政則
検討していただけるということで、ただ検討だけに終わらないようにお願いをしたいと思います。それで次に、業者によると、この廃油回収する場合、いろいろな油をまぜないように、ペットボトルのまま回収した方が後の精製がしやすいというようなことも言われております。そこで、次の次の段階になるかもしれませんけれども、これは音更町の判断だけではできないと思いますけれども、十勝複合組合、1市8町で食用廃油をペットボトルに入れたものを資源ごみとして回収し、業者と連携委託してBDFを製造し、利用することができないか、お考えをお伺いいたします。
答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)
ごみ収集におきます廃食油の回収という御提案でございます。この環境複合事務組合につきましては、御存じのように広域で事務を行ってございまして、これの実施に当たりましては各町村でまとまった対応ということがまず一つの基本になろうかと思います。いずれにいたしましても、これらの件につきましては、この組合の中で十分検討をしてまいらなければなかなか実施が難しいという面がございますので、環境複合事務組合に、本町といたしまして、それらのことにつきましても提案をしてまいりたいと思いますが、構成町村、いろいろ事情があろうかと思いますので、それからまたBDFの精製の関係もございますでしょうし、いろんなことをクリアしていかなきゃならないものがあろうかと思いますので、いずれにいたしましても、環境複合事務組合にそのようなことを提案してまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 20番 竹中政則
この点については、十分環境複合組合で検討できるように提案していただければと思っております。次に、環境省は、先ほども言いましたけれども、家庭からのCO2を減らすために、1日1人が出すCO2の量を1キロ減らそうと国民に呼びかけています。先ほど町民に向けて広報紙でお知らせしていただくということでありました。音更町みずからCO2削減に向けて取り組むことが大事なことだと思います。また、環境に優しい音更町を目指して、町自体が自治体マネジメントシステムを導入することにより、国際標準規格であるISO14001の認証を取得することで環境に配慮しながら事業を行っていくことを広くアピールすることができると思います。また、もう一つの選択肢として、自治体用に開発された環境自治体スタンダード、LASEなどがあります。環境に優しい音更町を目指してこのような取り組みを考えておられないか、お伺いをいたします。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
ただいま、自治体における環境マネジメントシステムの認証資格でありますISO14001の認証取得の関係でございます。この認証の部分についてはこれまでも複数の議員さんの御質問をいただいております。それぞれその経過もございますけれども、この環境マネジメントシステムの活用のメリットとしましては、言うまでもなく、環境保全システムの取り組み、また、自治体の評価の向上、イメージアップというところがあろうかと思います。また、職員一人ひとりの環境保全の動機づけ、職場の活性化等並びにコストの削減等があろうかと思います。システムを導入することによる動機づけと組織体質の改善が図られるということが強く言われているところでもございます。これまでの部分で、認証の部分の取得や、また、認証を維持していくためには相当の経費がかかるということと、職員を専門に置いての対応が必要、また、認証についても、1回認証を受ければずっと続くことでなくて、認証の部分については更新が図られるような形になっているとなってございます。本町におきまして、以前から、行政改革の一環としまして、俗に言うこの環境マネジメントシステムで行われております形のもののプログラムというんですか、そういった部分に沿った形の部分で、これまでコストの削減等、また、職員の意識改革等を行ってきているような状況でもございます。また、一定程度そういった部分の中では成果が出ているとも感じております。職員一人ひとりが身の回りにあるものからそれぞれ実践をするような形の中で取り組んでいるというのが実態でございます。また、温暖化対策実行計画の部分の形でCO2の削減にも本格的に取り組むことといたしておりますので、事務、事業の取り組みを、今後一層点検を図らせていただきまして、不足するところがあるとするならば改善をしてまいりたいと考えております。今のところの部分では、認証を受けるという形のものはとりあえずは考えていないような状況でもございます。もう一点の部分のことにつきましては、大変申しわけないんですが、私の部分でちょっと勉強不足なものですから、再度研究をさせていただくというよりも、どういうことかということも勉強させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
質問 20番 竹中政則
今、お答えをいただきまして、今までも検討されてきて、ある程度は実施しているということであります。しかし、2005年に、音更町新エネルギービジョン、これができて、確かに太陽光発電など一部は取り入れられておりますけれども、なかなか前へ進んでいないのが現状だと思います。その点、後で研究されるということですから、また後ほど、別の機会にお答えいただければよろしいと思いますけれども、こういった事業を取り組むことによって環境目標、そして達成状況や内部監査、それから町民による外部監査等も入ってきて、そしてその結果を町長に報告するような仕組みになっていくと思います。取り組む方々に、自分で自分にノルマをかけるといいますか、そういった意味で、本当に自分で評価したんではどうしても甘くなってしまいますから、こうやって外側から評価していただくというような取り組み、多分、後で言いました環境自治体スタンダード、これは取り組みやすくなっていると思いますので、是非研究していただきたいと思います。それから、再度、家庭生活を見直すことがこのCO2の削減の一つだということで、これを発言すると私もつらいことになるんですけれども、オフィスと店舗で42%の増、それから家庭からのCO2の排出量が30%増加しているということで、先ほども広報で町民の皆さんに知らせるということで、この点はわかるわけですけれども、もっと具体的にマイバッグでレジ袋の削減とか、マイはしと言うんですか、割りばしの削減とか、節電、灯油等の削減など具体的に示す必要があると思うんですが、この辺についてお聞きして、最後にしたいと思いますので、これは最後、町長か副町長に答えていただければありがたいかなと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)
2005年に新エネルギービジョンを作成したところでございます。その中で、京都議定書に盛り込まれた二酸化炭素を6ポイントですか、減らすということにすれば、音更町の1人当たり、一人ひとりが、じゃ、どれだけ燃料等を節減しなければならないかという数字を出させていただいております。それによれば、灯油に換算しますと、町民1人当たり年間143リットル減らしてくださいと、4人家庭であればその4倍、大体、普通使う量の半分ぐらいにしなさいと、こういうような形になりますし、それからガソリンにしますと、年間197リットル減らしてくださいと、こういうような数字が出ております。これだけでは当然節減する範囲を超えておりますので、このほかにいろいろなエネルギーを取り入れながら環境に負荷を与えないような形をとらなければならないんだろうということで、先ほど議員おっしゃるように、BDFを入れたり、それからエコバッグを持つなり、そういった部分もPRしていかなければならないんだろうなというのと、それよりも何よりもまず水を大切にしましょうというようなことからも環境問題は始めていかなければならないのかなと考えておりますので、その辺、町民の皆さん一人ひとりに情報提供しながら啓発に努めてまいりたいと思っておりますので、御理解をお願いします。