みんなの議会

音更町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月20日

公会計及び財政の健全化に関する取り組みについて

2007年9月20日、音更町議会の一般質問で、竹中政則議員が「公会計及び財政の健全化に関する取り組みについて」質問し、町長 山口武敏、企画部長 寺山憲二、経済部長 川上雅二、副町長 藤井勉が答弁しました。

質問者
竹中政則 議員
答弁者
町長 山口武敏、企画部長 寺山憲二、経済部長 川上雅二、副町長 藤井勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 20番 竹中政則

それでは、通告に従いまして、一問一答方式で質問をさせていただきます。公会計及び財政の健全化に関する取り組みについて、御質問させていただきます。第166回通常国会で審議中であった「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」が、平成19年6月15日、参議院本会議で可決、成立しました。同法は、地方公共団体に「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」や「実質公債費比率」「将来負担比率」など新たな4指標の公表を義務づけるとともに、比率が基準を超えると「財政健全化計画」「財政再生計画」の作成を義務づけることになります。また、健全化判断比率のうち、いずれかが早期健全化基準以上となった場合等には、個別外部監査契約に基づく監査を求めなければならないことになります。実際には、平成19年度の決算から算定の上、公表しなければならないとなっています。総務省は、研究会を設置して基準について検討し、年内にも決定する予定とのことであります。この法律が予想外に早く成立したのは、夕張市の財政破綻の社会的影響が殊のほか大きかったように思います。連結ベースで見ていこうというのは、現行の財政再建団体の適用が自治体本体の収支だけに着目していたのに比べて、上下水道などの特別会計や一部事務組合、外郭団体等の財政状況も把握しようとするものであることから、隠れ借金を洗い出すことができ、実態を把握できるものと考えますが、次の点について伺います。1点目、音更町の場合、「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」の4つの健全化判断基準の見通しはどうか、お伺いいたします。2つ目、平成18年5月に総務省の「新地方会計制度研究会報告書」が公表され、発生主義の活用、複式簿記の考え方の導入や、貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書の4表の整備、または、4表作成に必要な情報開示を、人口3万人以上の都市や市町村は3年後、8月31日総務事務次官通知では、5年後までに取り組むこととありますが、音更町としての取り組み、考え方をお伺いいたします。次に、農地・水・環境保全向上対策の取り組みについて伺います。宮村議員と重複する点もあるかと思いますが、よろしくお願い申し上げます。町は、7月18日から20日にかけて土地改良総代・理事や農業委員、区長など地域関係者に対し概要説明会を開催しております。また、その後、各地域の要請に応じて説明会も持たれました。農地・水・環境保全向上対策は、安心・安全な食料を生産する上で、また、環境保全の事業として周りの町村が取り組んでいる中で、音更町が取り組まなければ、音更町の農業が消費者から環境に配慮がないとみなされ、取り残される可能性があります。また、19年度新規制度として品目横断的経営安定対策支援事業が始まり、以前から価格低迷による農家の所得は減少傾向にあります。本事業は、環境保全の共同活動に取り組まなければ次の営農活動の支援も受けられず、所得確保のためにも、町全体で農地・水・環境保全向上対策に取り組める体制づくりが重要であり、是非音更町の農業地帯を網羅する形で取り組んでいくべきと考えます。そこで、次の点について伺います。1点目、道路や明渠排水路など、地区資源賦存量が示され、基礎部分でのり面の草刈りを全線取り組まなければ認可にならないと説明されましたが、それぞれの地域の反応はどうだったのか、お伺いいたします。2点目、町道や明渠のとらえ方が道の方針と乖離があったのではないか。必ずしも、この事業の基礎部分で、町道や町道の側溝、明渠を全線取り組まなくても、この事業はできるのではないか、お伺いいたします。3点目、今後、町として、農地・水・環境保全向上対策について、どのように取り組んでいかれるお考えか、お聞きいたします。以上であります。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の公会計及び財政健全化に関する取り組みについての御質問にお答えをいたします。初めに、「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」の4つの健全化判断基準の見通しについてでありますが、この4つの指標は、従来の地方財政再建制度を定めた地方財政再建促進特別措置法を廃止し、新たに制定された地方公共団体の財政の健全化に関する法律に定められた指標であります。従来、普通会計を対象にした「実質赤字比率」で健全化の判断基準としていた指標に、この指標では把握することができなかった他の特別会計などを含めた実質赤字比率を把握するための「連結実質赤字比率」、一般会計以外の会計などを含め、実質的な公債費負担を把握するための「実質公債費比率」、また、単年度の収支や公債費負担については健全であっても、実質的な債務が増大することにより、将来の収支や公債費負担に重大な影響を与える可能性について把握するための「将来負担比率」の3つの指標が加えられるところであります。この中で、全く新しい指標といたしましては、「連結実質赤字比率」と「将来負担比率」でありますが、「連結実質赤字比率」は、地方公共団体が設ける全会計における実質的な赤字の状況を示す新たなフロー指標として導入されるものであります。また、「将来負担比率」につきましては、これまでの地方公共団体における財政指標の概念にはなかったストック指標であり、現在、算出方法の案として総務省から示されている考え方では、分母には標準財政規模を、分子には、一般会計の地方債残高に他の会計の地方債残高の元金償還に充てる一般会計からの繰入見込額と、土地開発公社等のいわゆる第三セクターの債務で一般会計が負担する額などを合算した額から基金残高を差し引くものであります。この比率は、将来にわたる負債の償還能力を評価する指標でありますが、その判断要素の一つに基金残高が償還能力を左右するものとして取り入れられることになります。現在、総務省では、4つの指標で判断される健全化判断基準、または、さらに深刻な財政状況下にある場合に、「将来負担比率」を除く3つの指標で判断される再生判断基準のボーダーラインについて、全国自治体から提出された平成18年度の決算統計資料を基礎として検討作業を行っており、平成20年度予算編成に間に合うように一定の基準が示されることとなっております。なお、平成18年度の決算における本町の「実質赤字比率」につきましては、一般会計が黒字であること、また、「連結実質赤字比率」につきましても、国保会計は赤字でありますが、その他の会計を合算しますと黒字となることから、それぞれ赤字比率を算定することにはならないものと考えておりますし、今後も赤字に転落することのないような財政運営に努めてまいりたいと考えております。「実質公債費比率」につきましては、先日の新聞報道でも、速報値として18.0%と掲載されておりましたが、今後とも公債費が減少傾向にあることから、比率も下降するものと考えております。「将来負担比率」につきましては、現時点で算定方法に不透明な点が多く、平成18年度決算における見通しを御説明することはできませんので、御了承いただきたいと存じます。いずれにいたしましても、現時点では、指標の具体的な算出方法やボーダーラインが確定していないことから、とるべき具体的な対策というものも講じることはできず、確たる見通しをお答えすることができませんが、御質問にありますとおり、指標の導入が地方公共団体の財政危機の深刻化を回避し、地方分権改革のもと、自主自立のまちづくりを推進していくために必要な財政規律をもたらすものと認識しておりますので、今後とも財政健全化5か年計画に基づく堅実な財政運営に努めてまいりたいと考えております。次に、地方公共団体の会計に発生主義・複式簿記の概念を導入する新地方公会計制度についての取り組みや考え方についてでありますが、本制度につきましては、御質問にもありますとおり、総務省より組織された「新地方公会計制度研究会」が平成18年5月に公表した報告書の中で、資産・債務の適正な管理などを目的として、全ての地方公共団体において導入を進めることと明記されております。導入時期につきましては、総務省が平成18年8月に策定した「地方公共団体における行政改革の更なる推進のための指針」の中で、都道府県、人口3万人以上の市と取り組みが進んでいる団体は3年後までに、町村、人口3万人未満の市と取り組みが進んでいない団体は5年後までとされており、本町においても、遅くとも平成23年度までに導入しなければならないものと考えております。新地方公会計制度の基本的な考え方といたしましては、現行の現金主義・単式簿記による会計制度を残しつつ、決算の段階で、歳入歳出の執行データを発生主義・複式簿記の考え方に基づいて整理し、貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書の財務諸表4表の作成及び開示を行うものであります。また、各特別会計はもとより、本町が加入しております一部事務組合なども対象とした連結財務諸表を作成することとされております。本町におきましては、総務省の統一基準に基づく貸借対照表を平成11年度決算から、行政コスト計算書につきましても平成13年度決算から作成しているところでありますが、新地方公会計制度による財務諸表では、有形固定資産の評価方法の変更や売却可能資産の計上など、現行の総務省統一基準から大幅に見直しが行われることとされております。評価方法など詳細につきましては、現在、総務省の「新地方公会計制度実務研究会」において研究が進められている状況であり、近日中に正式な通知があるものと考えております。いずれにいたしましても、新地方公会計制度により作成する財務諸表は、中長期的に持続可能な財政運営を行うための分析資料としてはもちろん、財政状況の公表媒体として意義あるものと考えておりますことから、本町としても積極的な情報収集に努め、可能な限り早い時期から制度導入に関しての検討作業に着手する必要があると考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の「農地・水・環境保全向上対策」の取り組みに関する御質問についてお答えをいたします。初めに、本対策の説明会におけるそれぞれの地区の反応についてでありますが、本対策は、農村地域における農地・水・環境の良好な保全とその質的向上を図ることを目的に、農村の回復・活性化を図るため、地域でできることは地域が行うという地域ぐるみでの共同活動と、食料の安定供給に向けた農業者ぐるみでの先進的な営農活動に対し、国、北海道、市町村が一体的かつ総合的に支援するものであります。この支援において最低限取り組む必要がある基礎部分では、資源の適切な保全管理として、農用地のり面の草刈り、防風林の枝払い、排水路の土砂上げ・草刈り、農道の路肩・のり面の草刈りを実施することが明記されております。しかしながら、先ほど宮村議員へのお答えの中でも御説明させていただきましたが、排水路や道路の愛護活動でも労働力不足から取り組みに苦労している現状の中で、交付金が支給されるからといって、地域内全ての資源を保全管理していくことは非常に難しく、機械化による省力化や作業委託をふやす対応でなければ、本対策に取り組むことは困難との意見をいただいたところであります。次に、町道や明渠のとらえ方と、この事業の基礎部分の取り扱いについてでありますが、本対策での「農地・農業用水等の資源」とは、農業生産の基盤となる農地、採草放牧地及び農業用水並びに農業用用排水施設、農業用道路、その他の農地、農業用水等の適切な確保または有効利用に必要な資源となっております。農道につきましては、北海道、特に畑作地帯であります十勝においては、農道として位置づけられている道路はほとんどないことから、市町村道を農道として本対策の資源にするとの説明が北海道からあり、管内各市町村は、市町村道を資源として取り組むことで進めてきました。本町でも、現在、各地域で行われている排水路や道路の愛護活動を本対策に移行していただき、さらに交付金を活用した広範囲な土地改良施設の維持管理と施設の延命化を図る保全活動を引き続きお願いしたいと考えていたところでありますが、先ほども申し上げましたとおり、全ての地区資源賦存量を保全管理することは非常に難しいとの意見も多くあることから、道路、側溝及び排水路の草刈りについては、町と地区が役割を分担した中で事業認可とならないか、北海道など関係機関と協議を進めたいと考えているところであります。最後に、「農地・水・環境保全向上対策」に対する町としての今後の取り組みについてでありますが、先ほどの宮村議員の御質問でもお答えさせていただきましたが、本町や地域にとりましても効果の高い対策と考えております。しかし、取り組むに当たり、地域の負担増への理解と協力なくしては進められない対策であります。また、本対策は、補助事業の性格上、制約は受けざるを得ない点につきましても御理解をいただきたいと存じます。町といたしましては、数多くの地域が取り組んでいただけるよう、北海道など関係機関と協議、調整を図り、指導体制をとってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。休憩(午前11時04分)

質問 20番 竹中政則

それでは、質問をさせていただきます。先ほどの御答弁で、平成18年度では、実質赤字比率が黒字、それから、連結実質赤字比率については、国保会計が赤字であるけれども、差し引くと黒と、それから、実質公債費比率が18%で、これからは下がっていくだろうという見通しの中で、この3指標が基準を超えないということで、財政健全化計画の作成をしなくてもいいというふうに解釈してよろしいでしょうか。それから、将来負担比率は、御説明のように、公営企業、出資法人等を含めた普通会計の実質負担の標準規模に対する比率ということで、算出方法やボーダーラインがまだ確定していないということですから、確定した時点でお知らせいただければと思います。まず初めに、財政健全化計画の作成をしなくても済むかどうかということを、まずお尋ねいたします。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

町長の答弁にもございましたとおり、実質赤字、それから連結実質赤字、それから実質公債費比率、今一番心配なところは実質公債費比率でございますが、今示されているボーダーの18.0ぎりぎりのところにございます。ただ、次年度以降につきましては、これも下がってくるというふうに推計をいたしておりますので、現段階で計画をつくる必要はないというふうに考えております。以上でございます。

質問 20番 竹中政則

この点については了解いたしました。次に、19年の2月に総務省自治財政局から出された「地方の資産・債務改革について」では、貸借対照表と4表の作成に、5年後、平成23年度までに取り組まなければならないということでありますし、先ほど御答弁もありました。そんな中で、発生主義の活用、それから複式簿記の考え方の導入ということがあります。たしか町では、今のホストコンピューターが平成20年度で使えなくなるというか、パッケージサポートがなくなるというふうにお聞きしております。昨今、ホストコンピューターを入れかえということになるわけでありまして、その時点で発生主義・複式簿記の考え方を取り入れたシステムも考えていかなければならないのではないかというふうに思うわけであります。一時的には今の会計と複式会計が両立するようなことも考えられますので、その辺も考えた取り組みが必要ではないかと考えますけれども、この辺についてはどうお考えになっているか、お聞き申し上げます。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

新しい公会計制度につきましては、議員おっしゃるとおり、発生主義・複式簿記等の考え方を入れて4表を作成しなさいと、こういうことでございまして、必ずしも現金主義・単式簿記を否定しているわけではございません。単式簿記のいいところもございまして、地方公共団体の会計につきましては、住民から徴収された対価性のない財源を配分に、議会における議決を経た予算を通じて事前の統制ができるということで、単式簿記の利点も認めているわけでございます。私どもとしては、国の方が、全市町村、複式簿記でやりなさいということになれば、全町村、足並みをそろえてやらなければならないというふうに考えておりますが、現段階では今の現金主義・単式簿記を続けながら、4表の作成に当たっては、複式簿記の考え方を導入して4表を作成してまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。

質問 20番 竹中政則

今の現金主義のよさもわかりますし、全国統一の国の考え方もありますから一概には言えませんけれども、どうも方向性は発生主義、そして複式の方に行く、そういうふうに今、受け取られる動きが出ているわけでありまして、是非、足並みをそろえる以前に、まず取り組む姿勢も日ごろから考えていっていただければというふうに思います。発生主義のよさもいっぱいあるわけでありまして、出納の閉鎖期間がなくなって、即、早い段階で決算ができるというようなこともありますので、是非今後考えていっていただければというふうに思います。次に、農地・水・環境向上対策についてお伺いをいたします。先ほども宮村議員に対しての御答弁がありまして、私からは、細かい点についてお尋ねを申し上げたいと思います。まず、それぞれ説明会があった中で、町道、そして明渠の賦存量の説明があったわけでありますが、西中においては、私も出席したんですが、道路で74.36キロ、明渠で32.86キロ、これを全部、のり面、それから、上も全部刈らなければ、この事業の基礎部分がクリアできないんだという御説明でしたけれども、先ほどの答弁では、道と協議して、町道においては地区と役割分担をして進めていきたいというような御説明でありましたけれども、この農道のとらえ方でありますけれども、農道、これはあぜ道でありまして、町道を考えなくてもこの事業はできるんではないかというふうに考えますが、この点をまずお伺いしたいと思います。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

町長からの答弁をさせていただきましたけれども、ここ、十勝におきましては、農道としての維持管理というのは、路線はほとんどない状況でございます。北海道からの説明で、農村部にある、いわゆる農用地区域内にある町道をこの事業の資源とするという説明があったところでございまして、本町といたしましても、農村部内の道路を農道という位置づけで、この資源としての位置づけとしているところでございます。ちなみに農村部内の資源の農道の延長でございますけれども、町全体ではおおよそ790キロというふうにとらえております。

質問 20番 竹中政則

音更町には町村道以外、農道はないということでありますけれども、隣との畑の境界にある道路、あるいは、トラクターが回るのに使っている枕地の道、これらが農道というべきものであって、町道は、これは今まで、町がそれぞれの愛護組合との中で管理してきた、だからこれを取り入れたということで、この事業の趣旨からいって、町道は取り入れなくてもいいという、取り入れてもいいですけれども、取り入れなくてもいいというふうにとれると思うんですが、再度御質問いたします。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

この事業の趣旨につきましては、いわゆる営農に供する施設ということになっておりますので、この農道の定義につきましても、先ほども申し上げましたが、農道としての位置づけはございません。したがいまして、農村部の道路を、町道を農道としての資源とするということで、北海道から指示があったところでございます。

質問 20番 竹中政則

御存じのこととは思いますけれども、この経営所得安定対策大綱が平成17年10月に農水省から出されております。これは御存じだと思います。その基本認識の中で、産業政策と地域振興政策を区分して農業施策を体系化する観点から、品目横断的安定対策の導入と同時に、農地・水・環境保全向上対策を新たに導入することとしており、この一連の政策改革は広範かつ大規模である。この経営所得安定対策大綱は、品目横断的経営安定対策の内容のみならず、これと表裏一体をなす米政策改革推進対策の見直し内容、さらに品目横断的経営安定対策と車の両輪をなすとも言える資源環境対策の内容、相互の関連に留意して取りまとめたものだということであります。本来なら品目横断的経営安定対策と同時に取り組まなければならない施策だったんではないかと思います。そんな中で、先ほども申しましたけれども、町村道、これは丸っきり入れてはだめだということではありませんけれども、全線入れて、しかも最初の説明では、農地のない山間部や沢の中まで、両へりを刈ってきちっとしないと取り入れられないというような説明で始まったわけでありまして、この事業を取り間違えて進められたんではないかと思わざるを得ないし、聞かれた皆さんも、町が明渠と農道の整備を地区に押しつけているというような意見がたくさん出たわけでありまして、まずこの辺が今、問題になっているわけであります。再度お伺いしますが、町村道、資源として町村道を入れてもいいということでありまして、これは、取り組まなくてもこの事業はできるという解釈にはならないでしょうか。再度御質問いたします。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

この車の両輪をなすということでございますけれども、この対策につきましては、力強い農業構造の確立、そして、効率的な農業生産を目指す経営安定対策ということで、事業の車の両輪というふうに言っております。この力強い農業構造の確立といいますのは、いわゆる営農に関します施設等の適切な資源管理に基づくものでございまして、先ほども申し上げましたが、農道、明渠排水、これが基礎部分として、要綱・要領につきましては、基礎部分は完全に実施ということになっております。ただ、先ほども申し上げましたとおり、町と活動組織との役割分担でどこまで負担軽減できるか、今現在協議中でございまして、もうすぐ返事が来るものと思っております。以上です。

質問 20番 竹中政則

道と協議中で、もうすぐ答えが来るものということでありますが、もう答えは見えているんではないでしょうか。お隣の鹿追町の担当者にもお聞きをいたしましたけれども、鹿追町は確かに町村道を入れている。これは町の都合で入れているんだと。ただし、道路の上を刈り、そしてのり面は1メートルだけ、それも委託でやっているんだと。これは町の都合で取り入れているだけで、鹿追の担当者も、これを取り入れなくても済む話なんだというふうに、電話でしたけれども、理解できたんですけれども。もう少し何ていうんですか、この基礎部分を高くすると、次の誘導部分では、環境対策として、例えば作物を収穫した後、土が飛ぶということで、そこに緑肥をまいて土を飛ばなくする、その緑肥の種子の補助とか、あるいは、水対策として心土破砕、土を深く溝をつけて排水をよくするとか、あるいは、景観対策で、ヒマワリの種子等も該当になってくるわけでありまして、取り組める事業がいっぱいあるんです。この基礎部分が高いばっかりに、先ほどお聞きしますと、音更では1地区しか名乗りを上げていないということで、これは先ほども申し上げましたけれども、品目横断と対をなすものですから、この環境対策、一緒に取り組まなければこの政策の意味をなさないわけであります。そういった意味で、今協議中ということでありますけれども、もう少し具体的に御説明いただければと思います。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

この農道の取り扱いにつきましては、先ほど御説明させていただきましたとおりでございますけれども、具体的な協議の内容につきましては、竹中議員がおっしゃるとおり、路肩の部分は町でやって、のり面の部分は地域の活動の方にお願いするとか、そういうような内容で協議をやっている最中でございます。なお、その活動内容につきましては、町と活動組織との役割分担で、そういう事業計画を立てればよいというような返事はいただいておりますけれども、なお、その役割分担の内容につきまして、内部でも詰めてまいりたいというふうに思いますし、その結果につきましては御連絡させていただくとしております。なお、品目横断と、この事業を一緒にやらなければならないというお話でございますけれども、あくまでも地域活動の方に負担がかかるということから19年度断念しまして、20年度、それにつきましては、詳細な説明で地域の方に御理解をいただいた上で、この事業に取り組んでいただきたいという考えから20年になったところでございまして、その辺、御理解いただきたいと思います。

質問 20番 竹中政則

理解しようとしてもなかなかできないところでありますけれども、これ、完全、町道を外すことはできないんでしょうか。といいましても、事業費2億4千万来るわけですから、いろいろ事業をやっていって、明渠の床ざらえとか、いろんなことができると思いますけれども、その段階で予算が消化できなくなったときには、町と協議して農道も入れればいいんじゃないですか。最初から町道を入れて、ハードル高くして、地区が取り組めないと、そういう持っていき方はいかがなものかというふうに思います。そしてまた、先ほど宮村議員からも御質問がありまして、この町の担当が土地改良ということでありますけれども、これは非常に農政にも強くなければなりませんし、また、農協、普及所との連携も強く図らなければ進まないわけであります。この辺の取り組みについてもう少し、町は強く指導してまいりたいという、さきの答弁にもありましたけれども、町の指導だけでは進まないわけでありまして、1回一通り、地区で20カ所、そして総体で3カ所説明して、取り組みたいというのが1カ所、それもハードルを少しでも下げてというような条件つきのように聞いておりますけれども、もう少し庁内の関係機関の連携を密にしていただいて、この事業が取り組めるように、そして、一回、町道全部取り組まなきゃいけない、それから、明渠も全部取り組まなければこれは事業採択にならないんだと説明してしまったものですから、地区ではもうあきらめているんですよね、一回。そこを今度、再度今お話を聞きますと、多少は町と協議して、その役割分担をしてということで、地区でも取り組みやすい内容になってくるかと思いますし、また、聞きますと、明渠、多い地区では相当あるんですけれども、それで全部管理できないから、3本あれば1本ずつ毎年順繰りに、今、手刈りでやっていると。これを3本一遍にやれと言われたらとってもやれないということであきらめていたようですけれども、これも計画的にやっていけばそれも認めるというようなこともお聞きしていますので、もう少し地区が、地域が取り組めるような、そんな体制を是非考えていただきたいと思いますが、その辺具体的に御答弁をお願いします。(不規則発言あり)

答弁 副町長 藤井勉(副町長は2007年9月まで)

私から、基本的な部分で、ちょっと説明をさせていただきたいというふうに思います。農村部におきましては、過去にもいろんな補助事業を取り入れて、いろんな近代化、あるいは環境等についてもされておりますので理解はされていると思うんですけれども、改めてお話をさせていただきたいと思いますけれども。過去にもいろんな補助事業を導入して事業を進めている中でも、やはり地元の意見を聞きながら修正をして、補助事業をやっていくという過程もあります。ただ、ある程度もう確立したものがあって、それがもうきちっとして、利用者が、補助側も、補助を受ける側も理解した中で進められるときは、それなりにお互いのルールが確立されていますから、その辺はお互い理解をして進めるということになるんですが、今回の事業につきましては、先ほどからいろいろお話がありますように、政策主義の中で、いわゆる事務方といいますか、官僚抜きで進んだ部分があると思うんです、現実的には。そんなことから、要綱・要領が進む前に事業が走るような、そんなような状態で走っているのが現況でございます。ですから、お話もありますように、やっぱり部分的な解釈の中でそれぞれ食い違ってくる部分が出てきているのも事実でございます。そして、その中で、いろんな形で修正がされ、あるいは改善されて実質的な事業に結びつくということになるわけでございますけれども、厳しい話になるかもしれませんけれども、そこら辺をきちっと確認をして、我々指導していかなければ、それが誤った指導だということになりますと、最後の最後でだれが責任を負うんだ、こういうことになっていくわけでございまして、私どもとしては、やはりそういう疑問点については確実に文書を取り交わし、その辺の確実性をきちっとした中で、御指導なり、改善を進めるもの、できるものについてはそういうふうにさせていただきたいというふうに考えております。例としては申しわけないんですが、山間地区付近についても、十勝管内においても何カ町村かで、やはり会計検査の指摘を受けて返還を命じられている事例が前例としてございます。そんなことから、私どももどうしても慎重になり過ぎる部分もあろうかと思いますけれども、ただ、我々としては、そういう地域の意見をきちっと聞いて、それが本当によいのか悪いのか、その辺を確認した上で、地域の皆さんになるべく早目にそういうことの情報を伝達していく考え方を持っていかなければならないということを基本的には思っておりますので、その辺も含めて御理解をいただきたいなというふうに思います。以下の点については、部長の方から説明をさせていただきます。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

担当につきましては、この事業につきましては、土地改良施設という位置づけになっておりますので、土地改良課の方で事業を進めております。なお、農協とも常に打ち合わせしながら、連携しながら進めていきたいというふうに思っております。また、農道は外すことができないのかという御意見でございますけれども、一応事業の趣旨からいって農道も入ってございます。ただ、年次計画でいけるのか、その辺につきましても、負担を少なくするような方法で協議をしてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと存じます。

質問 20番 竹中政則

副町長の御説明で、町が慎重になるのも理解はできるんですけれども、慎重かつ大胆にという言葉もありますので、ここはこういう法律があるわけですから、前へ進んでいただきたいと思いますし、また、私は、農道を外せとは言っておりません。町道を外していただきたいと。農道は現にないわけでなくて、認識の中ではあるわけですから、その辺の見解を変えていただきたいと言っているわけであります。それと、農協や普及所とも連携をしていくということですから、これは是非そうしていただきたいと思います。現に品目横断的経営安定対策では、農協が事務方を進めているわけでありますし、また、今度の農地・水・環境対策についても、農協は事務委託を受ける用意も持っているようにもお聞きしております。全部これ、地域に事務方をやれというと、事務方だけで仕事が手につかなくなる可能性もありますので、その辺も含めて今度、地区に再度、本当に取り組めるんだという姿勢で説明会ができるのかどうか、お伺いをしたいと思います。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

先ほども申し上げました負担軽減につきまして御連絡することとなっております。再度要請がございますれば、説明をさせていただきたいというふうに考えております。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

地域の計画で、この活動の事業に乗れるか乗れないか、その辺も含めまして、地域と十分な協議をさせていただきたいというふうに思っております。

質問 20番 竹中政則

地域と十分な協議をしていただけるということで了解はするんですけれども、この事業申請の時間が余りないはずであります。どのような形で地域と、地域説明会といいますか、地域に説明されているのか、この際、具体的に御説明をお願いしたいと思います。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

この申請でございますけれども、10月までというのは参加希望でございまして、その後、地区からの計画書を上げていただいて審査する。それで認可になる、ならないの申請につきましては翌年になりますので、時間は十分ございます。その辺も踏まえまして地元の方と協議をさせていただきたいというふうに考えます。以上でございます。

質問 20番 竹中政則

是非、地域がこぞって参加し、申請できるように、説明会を、説明をきちっとしていただきたいということを申し上げたいと思います。それから、大分取り組めるような方向に動きそうでありますので、最後にしますけれども、先ほども宮村議員の御質問にもありましたけれども、エコファーマーの認定を受けて、肥料・農薬の5割減をすれば、また一つの補助が出るというようなことであります。これはこれで取り組める作目もあるでしょうけれども、北海道は他府県に比べて減農薬・減肥に動いてきて、かなりレベルが上がっているというか、下がっているというか、かなり対策が進んでいる中の5割はかなりきついわけでありまして、この辺についても地域に合った数値に置きかえるように、国なり、道なりに話を伝えていただければというふうに思うわけであります。この辺についてはどうお考えになっているか、お伺いいたします。

答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)

町としましても、事業実施による効果は大きいというふうに考えております。なお、この減農薬のことでございますけれども、その辺につきましても、関係機関を通じて要望なりをしていきたいというふうに考えております。

質問 20番 竹中政則

このエコファーマー、減農薬・減肥についてはかなり影響力が大きいわけでありますから、是非取り組んでいただきたいということを申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。以上であります。

出典:音更町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月20日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる