みんなの議会

音更町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月25日

十勝圏活性化推進期成会の要望事項と各自治体の関係について

2006年9月25日、音更町議会の一般質問で、後藤良勝議員が「十勝圏活性化推進期成会の要望事項と各自治体の関係について」質問し、町長 山口武敏が答弁しました。

質問者
後藤良勝 議員
答弁者
町長 山口武敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 後藤良勝

それでは、通告に従いまして、十勝圏活性化推進期成会の要望事項と各自治体の関係について、一問一答方式で質問をさせていただきます。過日、秋篠の宮家に悠仁親王が誕生いたしました。紀子様が出産された愛育病院は、東京都下総合周産期母子医療センターの指定を受け、新生児ための集中治療室(NICU)と合わせて、母胎胎児の集中治療室(PICU)が整備された周産期医療の専門病院だそうであります。道内で6圏域のうち、十勝圏だけがいまだ整備されていない、この総合周産期母子医療センターの整備を、関係機関に対し要請をしていただくように、3月の定例会で町長にお願いいたしましたところ、7月に国に対して十勝圏活性化推進期成会が、陳情した23項目のうち一つとして取り上げていただきましたことに、感謝を申し上げたいと思います。現在、砂川帯広市長が会長を務め、4人いらっしゃる副会長のうちの1人として、山口町長が重責を担っております。この十勝圏活性化推進期成会という組織が、目指すものは何であるのかを、初めにお伺いいたします。次に、期成会を構成する19の市町村と議会、更には経済団体が十勝の総意として陳情をしようとする項目が、どのような経過、手続きを経て決定されるのかをお伺いいたします。3点目に、期成会で要望事項が決定された後、期成会の構成員である個々の自治体とのかかわりは、どのようになるのかお尋ねいたします。以上であります。よろしくお願いします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

十勝圏活性化推進期成会の要望事項と、各自治体の関係に関する御質問について、お答えをさせていただきます。初めに、期成会の目指す目的についてでありますが、十勝圏活性化推進期成会は昭和30年その前身でであります十勝総合開発促進期成として設置され、生活基盤、産業基盤など、社会資本の整備を中心に、国や北海道に要望活動を行う高度経済成長期の十勝圏発展の牽引車の役割を果たしてまいりました。平成11年、現在の名称に変更するとともに、会員も十勝管内の市町村長、議長に特別会員として農業協同組合長、森林組合振興会長、漁業協同組合長会会長、帯広商工会会議所会頭、及び商工会連合会会長の5名を加えた組織となり、現在に至っております。この名称変更の背景は、従来の道路、河川、港湾などのハード事業中心から、交付税の確保、補助率の改定、教育制度の充実、更には各種規制や制度の見直しなど、いわゆるソフト的な事柄に対する要望活動がふえてきたことを反映したものであります。いずれにいたしましても、十勝圏活性化推進期成会の目指す目的は、十勝圏の持つ潜在的な可能性を十分に引き出し、活力ある地域づくりを進め、住民が真にゆとりと豊さを実感できることを目指すものであり、その役割は今後とも変わらないものと考えております。次に、要望事項が決定されるまでの経緯についてでありますが、各市町村から提出された懸案事項につきましては、十勝圏に広く影響を及ぶと思われる広域的なプロジェクトや事業の創設、制度改定などを役員会、理事会で審議、選定を行い、総会の議決を経て重点要望事項として決定し、国や北海道などに要請されることになります。なお、各市町村ごとの懸案事項につきましては、十勝管内の各関係機関に対し、要望することとなっております。最後に、期成会と構成する個々の自治体とのかかわりについてでありますが、十勝圏活性化推進期成会は、広域の組織として、各市町村が同等の立場で参加しております。この中で、各市町村ごとのプロジェクトであっても、さきに申し上げましたとおり、十勝管内全体に影響を及ぼし、住民福祉や産業の活性化などにつながるものにつきましては、十勝を挙げてその実現に取り組むべきものと考えており、市町村の枠を乗り越えて論議をし、また十勝一丸となった陳情要請活動を行っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 2番 後藤良勝

期成会の目的は、十勝に住んでいる住民が、ゆとりと豊さを実感できることを目指すということであります。そして、更に各市町村から提出された懸案事項は、最終的に期成会の総会において決定され、国を初め関係機関に対して要請されるということも理解をいたしました。そこで、お伺いいたしますが、冒頭で申し上げました十勝圏における総合周産期母子医療センターの整備も、十勝圏としては重要な事項であるということで、期成会の総会において決定されたと理解してよろしいのでしょうか。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

それぞれ町村には、その町村なりの、その年度年度の要請といいますか、重点施策的なものがあるわけでございます。先ほども申し上げましたように、これはそれぞれの町村の言い分、ただ多ければいい、挙げればいいということにはならない。そういう中で、それぞれ市町村の政策的に取り上げる項目と、それから十勝圏域的なものとして取り組むこと。全てそういう形の中で、もう既に平成19年度の要望事項については、国まで行っているという段階でございます。今後、それらの展開を、予算づけの展開などを見ながら、町村会全てが常に何でもかんでも、全てがそういう一丸となって動くという形はとってございません。東京に対する、あるいは北海道に対する要望というのは年に1回であり、そして予算時期になりますと、要請活動というようなことでやります。昔のこと、決して悪いというわけではありませんけれども、一丸となって、それぞれ国に対する要請とやった経緯がございますけれども、やはりもっと実効の上がるものを考えよう、そしてそれぞれ町村にはそれなりの事情があるのだから、それぞれその事情に合わせて、それぞれのまちの要請活動も行ってよしと、こういうような今は形になっているわけでございます。ちょっとよそ道にそれましたけれども、今言わんとすることは、この周産期の関係について、十勝的にどうかというような意味合いもあるのかなと思いますが、いずれにしましてもこれは町村会として、これらの項目を煮詰める段階で、私も発言しましたし、それからもう一方、芽室の町長さんですか、前の町長さんでございますけれども、二人してこういう実情について訴え、そして是非これは十勝の周産期問題というようなことで入れてもらうということで言った経緯がございます。そういう扱いになってございます。

質問 2番 後藤良勝

この周産期母子医療センターについては、私がお願いしたということもあるからではありませんけれども、私もこのテーマについては、十勝全体の課題だなというふうにとらえておりますので、ただいまの町長の答弁は非常に理解できると思います。そこで、23項目を眺めてみますと、果たして十勝圏全体における課題なのか。本当に、十勝に住む住民の方々の、先ほど目指す目的のところで答弁がありましたように、住民全体の、その豊かさが実感できるという目的に沿っているのかなと、どうなのかなと思われる項目が、実はあるわけでありまして、わかりやすい例として申し上げるわけですが、7月に国に陳情された項目の中の、帯広市が進めるいわゆる屋内スケート場の建設があります。この要望等を、総会で議決された理由といいますか、それもこの周産期母子医療センターと同じような、同様の理由で決定されたと理解してよろしいのでしょうか、お伺いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

この事業については、実際には帯広市が取り組んでおられるというようなことでもございますし、帯広等の考え方につきましては、やはり財源的な問題がある。できれば、北海道の中の十勝はスケートのメッカであるというようなことから、できれば国立のそういうスケートリンク場というような考えもあるようでございます。しかし、なかなかそう思うようにはいかないというようなことでございます。私ども、このスケートリンクの関係については、確かにその位置づけとしては、帯広市にできるということでございますけれども、実際に帯広市長から直接、音更町に対して要請としては、資金的なあるいは後々の施設維持管理等については、一切他町村に迷惑はかけません。ひとつ十勝として、是非これはやはり協力をしていただきたいというようなことで、またでき上がった暁には、私は申し上げのですが、大いに利用はさせていただきます。ただし、資金的な援助等についてはできませんと、はっきりそういう要請を受けたとき、そういうようにお答えをさせていただいたという経緯がございます。また、確かにこの23項目全てが、十勝圏域的に本当に考えるべきものかというようなものも、ちょっと不信といいますか、そういうものあるのかなと思いますけれども、それぞれの町村の年度ごとの思いやりといいますか、思いといいますか、こういうようなものがありまして、是非これを十勝圏域としてというようなことがあれば、よほどのことでない限り、全然無関係というようなことであれば、これ別でありますけれども、一応これらの取り扱いについては、純粋に考えてみれば、一銭の負担もできないけれども、でき上がったときには大いに活用させていただくと。そういう意味合いからすれば、圏域として扱ってもしかるべきではないのかとな、私はそのように感ずるところでございます。

質問 2番 後藤良勝

ここで、ちょっとお断りをしておかなければならないと思うのですが、私が今、屋内スケート場の例を挙げて、これからお話しを申し上げるわけですが、スケート場の建設そのものについて、私は問う気はさらさらございませんので、わかりやすい事例として、そして国に要望された項目の中に、たまたまあるということで、事例として取り上げているということでありますので、何を取り上げるかという判断基準、期成会がどう判断するのかという、その基準的なものを今、お伺いしているのであって、決して屋内スケート場について云々ということでありませんので、まずお断りをしておきたいと思います。それで、町長がきっぱりと費用の負担はできませんというお話しを、その場でされたということでありますから、少しは安心したのでありますけれども、問題は費用の負担云々ではなくて、もちろん音更町さん、人口も多いし、近いし、利用も多いだろうから負担してくださいと、言われないだけ非常にいいわけでありますけれども、私が危惧するのはここの、もちろん議会でもそうですし、役場の中でもそうだと思うのですが、この屋内スケート場という問題について議論したわけでもなければ、住民の意見を聞いたわけでもなければ、そういう状況の中で、町長が期成会の副会長として、国に要望していくという、この辺の兼ね合いを、私は疑問に思うのですよ。たまたま今、費用の負担はないということでありますけれども、仮に費用の負担が、この後出てきたら、それで断り切れないのではないですか。自ら陳情に行っているわけですから。しかも、期成会の副会長として、陳情事項を承諾されということであれば、これ大きな事業ですから、何十億円という。これを維持していく3年、5年年月がたっていく間に、状況も変わってくるのですよ。それは、確かに今は帯広市が単独で国や道にお願いし、残り10数億円は自前でやりますよと言っていますが、しかもこれからの運営については、使用料に更に広告費用等も収入に見込んだ中で運営していきますよと言っています。しかし、状況が変われば、私は何とかお願いしますという話が来ないとも限らない。費用のことばかりを言うわけではありませんが、先ほど言いましたように、我がまちに何の議論もしていない中で、そうして決定されていくということが、果たしてあってはいいのかどうかという疑問があるわけです。それで、期成会の決定をそれぞれのまちに持ち帰って、議論をしていたのでは非常に時間もかかるでしょうし、税の滞納整理の問題のように、どこかの自治体が賛同できないというようなこともあり得る。そうしたときに、この期成会で議決した要望事項が成立しなくなるのですよね。機能しなくなる。そういうことから、事情や状況は、私も理解しているつもりですが、気をつけなければいけないのは、先ほど言いましたように、どのような判断基準で、この要望事項を、何を取り上げていくのか。この辺が、非常に私は危惧しているところであります。したがって、十勝一丸となって要請活動をすべき事項と判断された場合に、それぞれのまちや議会との関係、また住民との関係はどうなるのか。この辺について、もう一度御答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

確かに、議員がおっしゃるような展開も、決してないとは申し上げませんけれども、私もそれぞれ町村会、あるいはこの期成会ということになれば、他団体も入っているわけでありますけれども、断言はできませんし今、町村会としてそういう反対決議をしたわけでもございませんけれども、私もその一員の構成メンバーである以上は、そのときの雰囲気なり、あるいは各市町村長の考え方なり、そういうものといろいろと相談をしながら、全部が全部ではございませんけれども、やはり意思の疎通を図りながら、最終的な大きな問題等については判断をするということもあるわけでございます。これらのことにつきましては、まず今御心配されているような、考えられないわけではございませんけれども、現実として、こういうことがあり得るかというと、私は責任持ってお話しをした以上、音更町は自分の気持ちとして、それらについての建設資金をということに、たとえなったにした場合、やはり音更町としては、そこまで持つということにはならないと。やっぱり、自分のそういう強い意志のもとに、判断をすべきであるというふうに思うところでもございます。それから今、この判断基準、今年の要望事項、これらについても、それぞれ北海道に対するもの、開発局に対するもの、国に対するもの、それぞれの区分を3通りに分けて、それぞれ今年の重要事項と、重点事項というようなことで区分けして、最終的に決めるわけでございますけれども、正直いってそういう計数的なもので、これはこれはというようなことの基準的なもの、正直いってございません。そのとき、そのときの、適当にということではございませんけれども、その時代、その時代、あるいはそのまちの時の流れといいますか、そういうところにタイミングも必要でこざいましょうし、ある程度それぞれの、できるのは1町であっても、それを十勝に持ってくる、十勝に建設するというようなことになりますと、一丸となって取り組む、その時期を逃さないようにして、この重点事項を取り扱っているというのが、偽らざる事実でございます。何か、そういう物差し的なものがあればという気もしないわけではございませんけれども、なかなかその辺は、政治も、一つの政策もさることながら、生きているものでございますから、そういう一つのものは最終的に判断し、決めるというようなことになった場合に、現在のところ、その情勢判断といいますか、そういうことを一つの基軸にして決めているというのが、実際の流れでございます。今のところ、言わんとすることは十分わかるわけでありますけれども、従来からそういうパターンでやってきている流れがございますので、なおかつそういう点にありましては、それぞれ町村の意気込みといいますか、そういうのもこういう全体的なこの期成会としては、取り上げていかなければならない場合もあるのかなと。そんなふうにして、時の流れ、その必要性、こういう判断の上で、全体の役員会等で絞り込んで、総会で決定をするというのが、従来からの一つのパターンになってございます。

質問 2番 後藤良勝

豆腐を切ったようなわけにはいかないというのは、私もよく理解できます。そして、要請をするタイミングもあるでしょうし、時間的な問題もあるでしょうし。これから地方分権という中にあって、いろいろな要望事項も出てくるでしょうし、考え方によっては、それぞれの自治体が主体となってということであれば、逆にここは減ってくるのかもしれませんし、その辺の流れについてはわかりませんけれども、今後、期成会として要望事項を決定するに当たって、そういう懸念もあるということを念頭に置かれて、常にその提案された項目の審議に当たっていただきますように、逆に私の方から、また期成会に要請をしていただきたいなと。そういうことを申し上げて、質問を終わります。

出典:音更町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月25日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる