みんなの議会

音更町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月12日

音更町国保診療所について

2005年12月12日、音更町議会の一般質問で、久野由美議員が「音更町国保診療所について」質問し、町長 山口武敏が答弁しました。

質問者
久野由美 議員
答弁者
町長 山口武敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 久野由美

初めに、今定例会の初日の行政報告で、平成17年度をもって診療所を廃止する旨の報告がなされましたが、その内容が一般質問の答弁ともとれるような内容になっているのはどういうことなのか、一般質問がなぜ通告制になっているのか、執行者側は理解しているのでしょうか。それとも私の質問ということで、こういう対応なのかどうか、町の姿勢に疑問を持つものであります。この点については、通告にありませんので答弁を求めることにはなりませんが、会議録には、この発言をきちんと載せていただきたく思います。それでは、音更町国保診療所について、通告に従いまして一括方式で質問いたします。平成17年度を初年度とする財政健全化5カ年計画にも盛り込まれているように、国保診療所は、来年3月をもって使命を終えることになっております。かつて、行財政改革の3本柱と言われたサイクリングターミナル・保育園の運営・そして長年懸案事項になっておりました国保診療所、昨今の町内における医療事情、本町の財政状況から考えても、廃止の判断は当然の結果ではないでしょうか。そこで次の点について、町長の見解をお伺いいたします。1.国保診療所は、平成18年3月をもって廃止するという考えにお変わりはないのか。2.廃止になった場合、現在通院されている患者の皆さんの対応はどうされているのか。また、在職している職員の処遇はどうなっているのか。3.後利用について、町としての具体的な計画、あるいは考えはあるのか。4.後利用を検討するに当たっては、町民と医療の専門家の意見を聞くべきであると思うが、専門の検討委員会を立ち上げるお考えはないか。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

答弁外ではございますけれども、今のお答えという意味合いでなくて、たまたまこの診療所の行方について、私なりに考えた時期が久野議員と一緒であったと、こういうふうに御理解をいただければと存じます。音更町国保診療所についての御質問にお答えをさせていただきます。まず、国保診療所の廃止についての考え方でありますが、国保診療所の方向性につきましては、かねてから行財政改革の取り組みにおける重要課題の一つとして検討を重ねてまいりましたが、本年3月の予算審査特別委員会、あるいは9月の決算審査特別委員会でも御質問をいただき、それぞれお答えを申し上げ、また、今定例会における行政報告の中でも一定の考え方を申し上げたところでございます。国保診療所が、昭和28年開設以来半世紀余りにわたり、町民の生命と健康を守ってきたことを考えますと、残念な思いは極めて強いわけでありますが、本町における医療体制の充実、厳しい財政状況などにかんがみ、来年3月をもって国保診療所としての歴史に幕をおろしたいと考えております。次に、廃止後の職員の処遇と通院患者への対応についてでありますが、現在の職員は正職員が、医師、看護師、薬剤師、事務職が各1名、臨時職が准看護師1名と事務職2名、合わせて7名でありますが、医師は廃止と同時に退職の予定であり、看護師と薬剤師につきましては、本人の意向も聞きながら、他の部署へ配置がえをいたしたいと考えております。また、臨時職につきましては、他の部署との臨時職同様、それぞれ来年3月で期間満了となりますので、他の町臨時職員と同じ扱いにいたしたいと存じます。次に、通院されている患者さんへの対応でありますが、現在、国保診療所に通院されている方は約500名おり、今後、医師が患者御本人の意向を確認しながら、他の医療機関へスムーズに移行できるよう、特に意を配してまいりたいと考えております。また、医療機関が変わることによって、新たに足の確保が必要になってくる方もおりますので、町のコミュニティバスの運行など、周知を図ってまいりたいと考えております。次に、国保診療所廃止後の施設の後利用に関し、町としての具体的な対策や考え方についてでありますが、行政報告の中でも申し上げましたように、現在の建物や医療設備を活用し、引き続き診療を行っていただけないか、町内の医療法人に絞って打診をしてまいりましたが、法人としては医師の確保が難しいとの理由から実現には至らず、来年4月からいわゆる民営化は断念せざるを得ない状況であり、現時点においては残念ながら具体策は持っておりませんが、現施設は当分の間残しながら、できれば民間の医療機関に担っていただく方向で公募することも含めて、今度とも誘致に向けて努力してまいりたいと存じます。また、2戸の医師住宅の後利用につきましても、公募の状況を見て検討しなければならないと考えております。最後に、後利用の検討に当たり、町民や専門家による検討委員会を設置してはどうかとの御質問でございますが、あくまで医療施設としての活用を念頭に置くのか、仮にそれが難しいとなれば、他の用途も探るのが、改修費用の問題も考え合わせて検討したいと考えております。その過程において、広くまた専門的な意見をいただくことが必要になれば、検討委員会的な組織も考えてまいりたいと存じます。先ほどの御質問の中に、専門的な立場で検討するような組織・委員会はどうだと、こういうような御意見がございました。町内の医療機関の懇話会というのが毎年1年に1回、それぞれのお医者さんが集まっていただいて、音更町の医療、そういったことについての全般的なお話を聞く機会がございますので、そういう機会のときには、是非話題の一つとして考えるのもいいのかな、そのようにも思っております。また、単に医療だけではなくして、これからいろいろな少子化・高齢、そういうことによる医療・福祉面も合わせて考えてみるのも必要なのかなと。いずれにしましても多くの方々の異口同音にしてお話聞くところによると、やはり音更この市街地にも病院1カ所、内科的なものでもいいから是非欲しいというのが町民の御意見でもあり、今まで議会の中でも御意見をいただいておりますので、できれば私どもといたしましては、その意を酌み何とかもう少し、今年、来年にかけて誘致についての努力をしてみたいなと、そのように考えてございます。ただ、最近、新聞紙上で扱っていただくこともございまして、今、可能性があるのかどうかわかりませんけれども、現時点の単なるお話として2件ほど、そういう問い合わせがございます。そんなことにつきましては、是非それらの方々と親しくお会いをしながら、後利用が可能なのか不可能なのか、そういう面でも更に検討をさせていただきたいと考えております。以上でございます。

質問 15番 久野由美

診療所の後利用として、内科等の医療機関を民間に開設してもらうという考え方も確かに一つにはあると思います。ですが、現状において町内でも十分に対応できる医療機関が今はそろっております。これ以上どんな診療科目をふやされるお考えがあるのか、あくまでも内科というふうな形に絞った考えで誘致されていくつもりなのかどうか、御答弁いただきたい。それと、現時点で民営化を断念せざるを得ないというふうに言っておきながら、今後とも民間医療機関の誘致に向けて努力していくというふうなお話でありましたが、それについての具体策はおありになるのかどうか、この点も御答弁いただきたいと思います。また、現在ある施設で、設備でというふうにおっしゃっておりましたけれども、現在のある建物、あの施設で、また不十分な整備で診療をしてくださる医療機関は、本当にあるというふうにお考えでしょうか。どのような方法で、今後、民間の医療機関を探すおつもりか、また、いつまでという期日を明確にしていただきたいというふうに思います。医療機関として残すというふうなお考えを優先されているようでありますけれども、私が一つ提案したいことには、ほかにない、ほかのところと差別化を図るという意味で、今、全国に100カ所を超えて設置されている女性専門外来の誘致をされるべきではないかというふうに提案させていただきます。女性専門外来とは、内科や外科、婦人科といった従来の診療科の分類に属さず、女性の心と体を総合的に診察する新しい診療科で、各施設にほぼ共通している特徴として、スタッフが女性という点が挙げられます。女性専門外来への需要が急増している大きな要因といたしまして、女性が気兼ねなくさまざまな病気や体調の不安を同性の医師に相談できること、個室で診察を行うなど、他人が相談内容を聞くことがないようプライバシーに配慮がされていること、総合的診療を行うため、一人当たりの診療時間を長くとっていることなどが挙げられます。現在、医師が不足しているということは聞いております。大学病院などでも、医師の派遣ができない状態になっていることも十分把握しているつもりでございます。しかし、医師の数は毎年4千人ずつふえております。これは地域のアンバランスと診療科目のアンバランスが医師不足とされ、問題視される要因となっているというふうに新聞に出ておりました。自治体で、医師を確保するのが難しいのが今の現状であります。また、女性専門外来は女性医師が診察することになっております。それであれば、町内の医療機関のみではなく、全国的に運営されている医療機関に広く働きかけるべきではないでしょうか、町側が医療法人、医療機関に逆提案されるお考えはないのか、今の御答弁の中に2件ほど問い合わせがあるというふうに伺いました。それであれば、町の意向として女性専門外来の誘致ということで、逆提案されることを望みます。また、医療機関として誘致できなかった場合、ほかの方法もというふうに考えていらっしゃいましたが、ほかの方法とは一体具体的にどういうことを指すのか、また、もし使用目的をきちんと明確にすることができないというときには、施設を取り壊すお考えなのかどうか、この点も御答弁いただきたい。例えば、今の施設をそのままというふうにおっしゃっておりましたけれども、リフォームして公共施設として使うとか、民間に使用してもらうお考えはないのか。今年、会派で研修に行った函館の高砂母子支援センターは、母子が自立して社会に飛び立てるように支援しているというところですが、大妻高校の校舎をリフォームし、母子施設として活用しておりました。また、現在ふえてきているNPO法人や他の法人に、事務所や活動場所として貸し出しをするとか、以前に決算審査のときにも質問させていただきましたけれども、ふれあい教室を持ってくるとか、また、学童の教室として使用するとか、さまざまな活用方法があるというふうに考えます。この点についても御答弁いただきたいと思います。また、先ほど医師が集まる懇話会が年に1回あると、そこの話題の一つに取り上げたいということでしたけれども、来年4月からどのように活用されるのかを、年1回集まる医師皆さんとの懇話会の中の話題の一つにとは一体どういうことでしょうか、この点、もっと慎重に、また積極的に考えるお考えが必要なのではないでしょうか。医療機関として残されるのか、また、一般の方々に活用していただけるようなそういう方向性にいくのか、専門の検討委員会を立ち上げるべきと強く思います。御答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

お答えをさせていただきたいと思います。診療所業務も閉所をするということの中には、町立の診療所としては17年度いっぱいで閉鎖をしたい。なおかつ、これを民間にというようなことになれば、4月以降ということになるわけでございまして、いずれにしても町の考え方しては、いろいろと今まで御論議をいただきましたけれども、町立の診療所経営はもう成り立っていかないというようなことから、17年度いっぱい、来年3月をもって診療所を閉鎖したいと。基本的にはそういうふうに思っておりますし、一方で、先ほどから申し上げておりますように、一つの医療機関としてはなかなか現実問題、町だから手ぬるいという見方もありましょうけれども、今、このように病院等が張りついている状況からいたしますと、なかなか音更市街だけの独立した、やりようにもよるという御意見もあろうかと思いますけれども、基本的にはほとんどが診療所から他の病院の方に利用されているという実態、あるいは経営上の悪化というようなことで、過去五、六年の数字を見ましても、相当数の赤字というような実態がございます。そういう点から診療所を、閉鎖するものは閉鎖して、民間の病院といいますか、私どもは今含めて考えているのは、分院なりそういう診療所といいますか、出先機関的なものでやっていただくというようなことも含めて、それぞれお話し合いをさせていただいたわけでございます。第1段階といたしまして、今、いろいろ御意見もあろうかと思いますけれども、まずは町内の入院施設等も持って、ある程度さらなる意欲といいますか、経営拡大といいますか、そういうようなことでもし可能性があるとするならばというようなことで、私自身が担当部長と、それぞれ病院へ行ってお願いをしてきたというようなことでございます。一応、基本的には私どもは、この診療所は町立はなくなるけれども、民間サイドで何とか経営を託していただける方がいないかというようなことでお話をさせていただいたわけでございます。更に、先ほど議員の中にも単なる言うだけではなくして、医療の中にもやっぱりそういう女性専門のといいますか、そういうような御意見もありました。決してそれを否定するものではございませんけれども、ただ、こういう町村の中で本当に一般の病院としてもなかなか経営が成り立っていかない中で、特色があるといいながら果たして女性専門のというようなことになりますと、否定はいたしませんけれども、かなり難しい一つの経営的な黒字になるかどうかと、こういう問題がありますから、非常に難しいのではないかなと、そのように思います。また、一方でこれからの福祉というようなことについては、介護保険だとかいろいろな高齢化社会を迎えての医療だとかそういうものが伴ってまいりますけれども、一面、医療プラス福祉という面での利活用ができないのかなと、そういう面も考えています。ただ、建物が相当古くなっておりますから、ある程度今後利用するということになれば、暖房から何からいろいろな施設を見てまいりましたけれども、かなり老朽化しているというようなことがございますから、使うにも限度があるのかなと、そのように思いますけれども、今後、町の施設の中でそれが不足するとならば、そういう広げる必要がありますけれども、私はやっぱりこの医療機関ということで今までやっておりますし、これを町の何かで利用するというようなことは、相当古くなってきているというような面からすると、1階部分だけを使いながら、医療を進めていくというようなことも一つの方法なのかなと、そんな面も含めて考えていきたい。これらの時期についても、できれば早いうちにというふうに思っておりますけれども、いずれにしても来年の3月31日までは診療所が運営されていきますから、4月1日以降ということになれば、少なくても4月、来年度早々といいますか、早々の中で、もう断念するなら断念すると、使うなら使うと、そういう白黒をはっきりさせていきたいなと、そのように思います。あと、それぞれ町内の懇話会的なものでございますけれども、それぞれ新たにつくらなくてもそういう機会がありますから、そういう面でお話を申し上げたわけでございます。施設そのものが、医療機関ということに限定されておりますから、基本的には幅を広くと言いましても先ほど申し上げましたような、せいぜい広げても福祉部門も一部入れながら、どうしても足りないというような施設状況が出てくるとするならば、そんな面での一時的な活用というようなことが可能かと思いますけれども、基本的にはやっぱり医療機関としての考え方で、これからも取り組んでまいりたいなと、そんなふうに思います。とりあえず全部お答えしたかどうかわかりませんけれども、そんなようなことでひとつ御理解をいただければなと、そのように存じます。休憩(午前11時58分)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

それぞれ関連がありますから、お答え申し上げたと思っておりましたが、個々についての漏れがございますので、私から答弁をさせていただきたいと思います。一つには、内科にして絞るのかどうかと、こういうようなことでございますけれども、一般的な多数の病状というようなことになれば、内科の先生が一番いいのではないかなと、私自身はそう思っておりますけれども、なかなかそんなわけには事情はいかないだろうと。気持ち的には、一応、内科の先生というようなふうに考えながら、しかし、必ずしも相手といいますか、そういうことにもよりますから、一様に思うとおりいかないこともあるのかなというふうに思っております。公募の方法でありますけれども、先ほど申し上げましたように、私ども一つの公共としての診療所の経営を過去ずっと行ってきているわけでありますけれども、音更町の医療の配置の状況、あるいは帯広市に隣接しているこういう状況などを勘案いたしますと、必ずしも大きく公募をするという今の考えは思っておりません。それぞれ今、情報が二つほどあると先ほど申しましたが、まずそういう身近なところ、あるいは遅い早いというようなことも御意見ありましたけれども、地元のお医者さんの懇話会的なものがありますから、そういうところともまた御相談をしながらと、そんなふうに今のところ考えているところでもございます。それから、女性外来というような先ほどもお答えしたと思っておりましたけれども、なかなかこれは大都市といいますか、そういうところになりますと、非常に特徴があり、有益なお話だというふうに受けとめますけれども、果たしてこの辺の地域中で、今、議員がおっしゃるようなことが本当にちょっと変わったケース、興味を持ち、何かそういうところの新しい一つの手法だと、こういうふうには受けとめますけれども、実際的な問題ということになりますと、なかなかこれは現実的に難しいのではないかなというふうに、私自身は考えるところでもございます。施設でありますけれども、先ほど申しましたけれども、医療というものを中心にして考えたいと思いますけれども、それで場合によっては、一時的な補完するというような福祉的なものでもあればと思いますけれども、まず、医療というものを中心に置きながら、そんなことも考える必要があるのかなというふうに、利用の仕方によってはなかなか、上下1階、2階がありますけれども、両方向使うということも相当老朽化している、あるいは暖房・水回りこういった問題もございますので、1階の中で先ほど申し上げましたように、一つの専門医が来てというようなことには難しいのではないかなと、そんなふうに考えますので、これらの利用についてはある程度短期的な、今あるものがなくなる、そういう一つの一時的な手当てとして、そんな方法も一つ考える必要があるというふうに思っておりますし、これらの時期についても先ほどお話ししましたように、できるだけ18年の早いうちにいらっしゃれば是非お願いをしたいし、また、条件が合わないというようなことであれば、あそこを完全閉鎖というような考え方でございます。先ほども言いましたように、公共的なものについては、3月31日をもって閉鎖すると、この考え方には変わりないということでございます。

再々質問 15番 久野由美

御答弁いただきましたけれども、再々質問させていただきます。女性専門外来について、町長、また所管の方々は余りにも認識不足、勉強不足ではないかというふうに思います。女性専門外来、独立行政法人労働者健康福祉機構が設置・運営する労災病院では、働く女性が抱える身体・精神面の問題に配慮して、内科や婦人科などの横断的連携による女性医療スタッフのみで構成された性差によるプライバシーを保護した症状を限定しない総合診療科である、働く女性専門外来を平成13年度から開設しています。1年間の受診者は1,483人、これは一つの病院ですけれども、1日平均6人が受診、一人当たりの平均診療時間は約30分、そのうち働く女性の割合は49%、その中でも20代から59歳までの年齢層は、全体の90%を占めています。受診者のうち県外からの受診者も多く、全国的な需要の高さが見受けられます。先ほども全国で100カ所以上超えたというふうに説明させていただきましたけれども、県外からも女性専門外来を受診される方が、年々多くなっているというふうに伺っております。十勝管内で、女性専門外来を設けているところは現在はありません。音更町がなぜこのように他と違う差別化した診療所、またはクリニック等を必要とした方がいいのかということは、今ここで言うまでもないことだと思います。十勝管内で、先駆けて女性専門外来を設置することの有意義性を一体どのようにお考えになっているのか、在宅介護がふえると、当然、女性の負担が大きくなります。心のケア、体のケアはどこで行われるのか、更年期障害も今や30代後半から始まっている方もいらっしゃいます。診察をためらい、うつ病に進行する方もいらっしゃるとお聞きしました。以前伺ったお話ですけれども、三、四十代の婦人の方でしたが、体調の不良を訴え、診察を先延ばしにされ、内科で最初は診ていただきました。ですが全然改善がみられない、それどころか悪化するばかり、ほかの方に相談することもできずに、精神科を訪れたそうです。そこの医師に、「なぜもっと早く来なかったの、こんな苦しい思いはしなくて済んだのに」ということで、適切な診察診療がどれほど必要かということは、そのときにわかったというふうに伺いました。女性は、とかく内科や外科に行くよりも産婦人科、精神科、神経科に行くことがためらわれます。そのために、うつ病に移行するという方も多いというふうに伺っております。是非、女性専門外来の知識を十分に持ち、これを実現させていっていただきたい、このことについて更に専門家による方々のお話を聞いて、検討される検討委員会を持っていただくように、もう一度御答弁よろしくお願いいたします。また、リフォームされるおつもりはないというふうに伺いましたが、老朽化している施設を引き取ってくれる病院は実際にあるのでしょうか、考え方が甘いというふうには思われませんか。短期的に使うというふうにおっしゃいました。ではいつまで使うおつもりなのでしょうか、いつまでも受け入れるところが決まらずに、そのまま空き家にしておくおつもりですか、この点についてもはっきりと御答弁をいただきたいと思います。また、来年4月以降のことであります。これは診療所の問題は、長年懸案事項であったというふうに伺っております。現在、12月で決定していないというのは、町側の怠慢としか思えません。公共的には3月末まで廃止ということはわかりました。ですが、それであれば民間の方々に有効に使っていただけるような、さらなる検討を重ねる必要があるのではないでしょうか。先ほど、女性専門外来は難しいというふうにおっしゃっておりました。また、ほかの病院の方にお話を伺ったときに、医師の確保が難しいというふうにもおっしゃっていらっしゃいました。ですが、女性専門外来は診察される方が女性医師であります。女性であればだれでもいいというものでは確かにありません。現時点では、女性医師は不足しているというふうにも伺っております。ですが、実際にそこで働いている女性専門外来を担当しているお医者さんにお聞きしたところ、今、産休で現場を離れていらっしゃる女性医師がいらっしゃいます。その方々は、フルタイムでの医療現場への復帰は難しいけれども、例えば1週間に1日ですとか2日ですとか、午前中のみとか午後だとかそういうふうな形では、現場へ復帰したいという気持ちもあるというふうに伺いました。また、高齢になってきて、現場を離れた女性医師もいらっしゃいます。ですが、特段の医療技術というものは必要としなくても、診療されている方々のお話をじっくり聞き、処方せんを書き、どういう治療が必要なのかという判断は十分に下せるというお話でした。そういうふうに考えると、女性医師の確保も自治体だけでは難しいことであっても、全国的に運営されている、全道的に運営されている医療機関では、可能というふうに考えます。身近なところの医療機関からというふうにおっしゃいましたが、そのメリットとは一体何でしょうか、実際に音更町の医療機関について考えていらっしゃるというのであれば、もっともっと幅広く皆さんに喜んでいただけるような、また十勝管内でも注目され、必要とされるような、そのような診療機関として持っていかれるべきではないのでしょうか。ほかにないから、難しいから、大きなところではないからというそのような考え方自体、町長の姿勢が問われると思われます。このことについて、女性専門外来のみならず、先ほども言いましたように、NPO法人の事務所ですとか、法人に使っていただくですとか、ほかにも声かけできる場所はたくさんあると思います。その点について、検討委員会も含め、もう一度御答弁よろしくお願いいたいします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

私は、全て議員の言っていること、考え方が間違っているとか否定的なことを申し上げているのではなくて、私どもやはりこういう町村を預かる者として、医療であろうが福祉であろうがやはり最後の最後までの住民に迷惑をかけない、少しでも住民の方々が喜んでいただける、そういう一つの行政展開というものを考えて仕事をさせていただいております。ですから、基本的に、今、議員のおっしゃったことを否定するものではございませんけれども、ただ、経営全体のこと、あるいは現実的にそういう医師がいらっしゃるかどうか、あるいは十勝管内といえども帯広あたりに、そういう制度的なものがまだ持たれていない。決してそういう考えがないからやらないということではございませんけれども、現実的にそういう観点から私ども発言をさせていただいておりますので、その点は基本的なこととして御理解をいただきたいなと、そのように思います。いずれにしても、ただ、今、申し上げましたように音更に幾つかの科目があって、その科目の中の一つが、女性専門医というようなことであればよろしいのかなというふうに思いますけれども、まだ音更の実態からいって医療施設がそんなに大きいというほどの病院がないというようなことから、なかなかそういう専門的なことを取り入れてできないのが実態でないのかなと、そのように思います。いずれにしてもあの施設は、3月でなくなるというようなことからすれば、やはり医療施設でありますから、それぞれが個室になって、部屋そのものも何かの別な目的に使うということになれば、非常に使いにくいのではないかなと、そのように思います。まずは私どもとしては、公的な施設としては3月をと、先ほどから何回か言わせていただいております。その後、ただあれを解体してしまう、まだ少し惜しいなと、民間サイドで医療機関的なものが音更に進出していただけないかなと、そんなことを考えてもおりますし、もう少しその件については前向きにひとつ努力をして、継続的に少し仕事をさせていただきたいなと。ただ、いつまでもずるずるというわけにいきませんから、その辺のけじめについては先ほど申しますように、何月何日とは言えませんけれども、一応18年の早い時期にこれらの考え方を終止符を打ちたいな、いればいるような方法も考えます。いなければいないような方法で、終結をしたいというふうに私自身は考えております。現時点でちょっと私ども、勉強不足ということも御説のとおりございます。そういう点の実態といいますか、また、そういう市町村にあるというようなことも話聞いておりますから、その辺のところ勉強させていただきながら、考えてみるというのも一つの手法なのかなと、そういうふうにも思いますし、先ほどから何度も言いますように、議員も言っておりますが、是非これらのことについての何か専門的な部会、委員会的なと、こういうようなことでございますけれども、これらについては先ほども申しましたように、懇話会的なものもございますし、今、具体的に何が何でもそっちの方向に行くのだというような方向づけがなされれば、そういう施設の利活用について専門的な意見を聞きながらやらなければなりませんけれども、どちらかというと現在暗中模索といいますか、そういう中でも個人病院が何とか出ていただけないかということが最優先課題でございますので、そのようなことで取り組ませていただきたいし、最後に申しますけれども、くどいようでありますが、議員のおっしゃる、いわんとすることもわかります。確かにそうではございますけれども、私ども先ほど申し上げたようなことで、考えもございますので、その辺はひとつ御理解をいただければなと、そのように存じます。

出典:音更町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる