みんなの議会

音更町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月13日

住民基本台帳ネットワークシステムの必要性について

2005年6月13日、音更町議会の一般質問で、山川秀正議員が「住民基本台帳ネットワークシステムの必要性について」質問し、町長 山口武敏、総務部長 赤間義章、民生部長 山川光雄、助役 藤井勉が答弁しました。

質問者
山川秀正 議員
答弁者
町長 山口武敏、総務部長 赤間義章、民生部長 山川光雄、助役 藤井勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 6番 山川秀正

それでは、通告に従いまして、一問一答方式で一般質問をさせていただきたいと思います。まず第1点目に、住民基本台帳ネットワークシステムの必要性についてであります。現在、住民へのサービス向上と行政事務の効率化、経費の削減を図る目的で、IT技術が活用され、国における電子政府、地方自治体における電子自治体の実現を目指して、システムの開発を初め盛んな取り組みが行われております。2002年にスタートした住民基本台帳ネットワークシステムもその一つであると思います。しかし、その活用状況を見ると、当初の目的を十分に果たしているとは言えない状況にあります。住基ネットの運用に伴い発行される住基カードの交付枚数が、道内207市町村のうち3町村で事実上ゼロだったことが明らかになりました。また、道内人口に対するカードの交付率がわずか0.35%にとどまっていることも明らかになりました。そこで、本町の現状と対応についてお伺いをしたいと思います。一つ目といたしまして、行政事務の電子化について、現在まで実件したこと、更には今後の課題について明らかにしてほしいと思います。なお、皆さんにお配りされております一般通告一覧表、今後の課題の「題」という字が誤植になってございますので、御訂正、よろしくお願いを申し上げます。2点目、住民基本台帳システム立ち上げから現在までの費用総額と、住基カードの年次ごとの発行枚数と、その活用状況について明らかにしてほしいと思います。3点目、住基ネット裁判における違憲判決も出ましたが、個人情報保護のための離脱を求めた場合の対応等について明らかにしてほしいと思います。4点目、現時点での町民や行政機関のメリットについてどのように考えていらっしゃるのか、明らかにしてほしいと思います。住基ネット問題の最後ですけれども、自治体が横並びになる必要性はないと思います。独自に運用を停止する判断をすべき時期と考えます。見解をお伺いをしたいと思います。続きまして、第2問、国民健康保険、この運営改善についてお伺いをいたします。現在、国内の医療保険は一つではありません。大企業のサラリーマン中心の健康保険組合、中小企業の政府管掌健康保険組合、農業者や自営業者、退職者や低所得者の国民健康保険、公務員の共済組合等があります。どの医療保険においても、住民は医療機関を利用するためには、毎年定期的に支払う保険料、税と、実際に医者にかかったときに支払う一部負担金を支払います。長引く不況の中で、収入の低下と負担増の生活が強いられ、保険料が払いたくても払えない世帯がふえ、この基本が崩れてきています。特に高齢者や低所得者の加入割合の高い国民健康保険制度に顕著にあらわれ、短期保険証や資格証明書、未交付の世帯が増加しており、国民全てが安心をして医療を受けられなくなってきているのが今の現実です。本町でも、国保会計の赤字や滞納が大きな課題です。そこで、次の点についてお伺いをいたします。1点目、本町において、医療保険制度ごとの加入実態や保険種類別特徴を明らかにしてほしいと思います。2点目、国保加入世帯の所得階層、職業構成と年齢構成等を明らかにしてほしいと思います。3点目、16年度決算見込みと滞納状況、滞納処分等の状況を明らかにされたい。4点目、だれでもいつでも安心して医療を受けるため、そして国保制度を守るために、国への働きかけ、広域連合、一般会計からの繰り入れ、減免基準の作成等が必要と考えます。見解をお伺いをしたいと思います。5点目、医療費増嵩を抑制するためにも、長期的な予防医療の取り組みが求められております。今後の取り組みについてお伺いをしたいと思います。以上2問について、御答弁よろしくお願い申し上げます。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の、住民基本台帳ネットワークシステムの必要性についてお答えをいたします。初めに、行政事務の電子化についてでありますが、本町の電算処理につきましては、昭和42年度に町道民税と固定資産税の税額計算並びに納税通知書の作成業務を委託処理したことに始まり、昭和56年度には軽自動車税や国民年金などにも委託処理業務を拡大し、住民サービスの向上と事務の合理化に努めてまいりました。その後、昭和58年度には、町独自で電子計算機を導入し、住民票の発行などを電算処理に移行したことにより、電算機能の活用範囲が広がりを見せ、平成元年度には庁舎と木野支所のオンライン化、更には、昨年度にはホストコンピュータを更新して、これまでの住民票発行に加えて、印鑑証明の発行が可能となりました。また、平成12年度には、介護保険システムと地域インターネット促進事業を導入し、本庁舎と出先機関、小中学校を含めた庁内LANの構築を進め、ホームページの開設やインターネットによる業務情報の入手、電子メールの送受信、庁舎の会議室や公用車の予約、電子掲示板による庁内情報の通知など、情報収集や情報伝達の効率化を進めてまいりました。更に、平成14年度には財務会計システムを導入し、全会計において、これまでの手書き処理からオンラインによる電子処理に移行されたほか、住民サービスの向上と行政事務の効率化を目的として、全国規模で構築する住民基本台帳ネットワークシステムへの接続が行われ、国の行政機関等に対する本人確認情報の通知に加え、平成15年8月からはICカードの活用による住民票写しの広域交付や、転出、転入の特例処理などが可能となったところであります。なお、今後において、諸証明の申請や地方税等の申告、入札などの電子化が考えられるところでありますが、これらのシステムを各市町村が個別に導入していくことは、専門的知識を有する人材の確保や財政的負担などから困難なため、現在、道と本町を含めた道内111市町村が共同で、これらの行政サービスを自宅や職場のパソコンとインターネットを通じて24時間いつでも利用できるよう、電子自治体化の共通基盤づくりを進めているところであります。次に、住民基本台帳ネットワークシステムの立ち上げから現在までの費用総額及び住民カードの年次ごとの発行枚数と、その活用状況についてでありますが、平成13年度から平成16年度までの4年間に要した費用総額は、合計で3,830万円となっております。住基カードの年次ごとの交付枚数でありますが、平成15年度が45枚、平成16年度が21枚、今年度は5月までの2カ月間で11枚、合計で77枚であります。また、その活用状況につきましては、個人情報の利用でありますので、個別把握はできませんが、住民票の広域交付請求、国税の電子申告等のほか、本人確認のための身分を証明するものとしても活用されていると思われます。なお、この住基カードによる住民票の広域交付は、本町の窓口で53件、音更町の町民が他の自治体で受けたのが37件、また、転入、転出の処理が1件となっております。次に、個人情報保護のための住基ネットから離脱を求められた場合の対応についてでありますが、御承知のように、さきの金沢と名古屋のいわゆる住基ネット訴訟では、個人情報保護について裁判所の判断が分かれたところでありますが、住基ネットの施行に当たり、国、道において、個人情報保護に関し、現在考えられる最善の措置が講じられているものと認識しているところであります。本町といたしましても、運用面から個人情報の保護を講じるため、責任体制を明確にし、情報へのアクセスや関係機器等の管理を厳格に行うよう、セキュリティ関係の規定を整備するとともに、関係職員に対し周知徹底を図っているところであります。また、住基ネットからの離脱の求めにつきましては、これまでもお答えしてまいりましたように、システムの必要性を町民の皆さんに御理解をいただくとともに、町としては、法律を守るという基本的な立場にありますので、システムそのものから離脱するということは考えておりません。次に、現時点での町民や行政機関のメリットについてでありますが、主なものといたしましては、まず、町民の皆さんの利用のメリットとして、全国どこの市町村でも住民票の交付が受けられる、転入、転出の手続も容易になるほか、運転免許証を持たない高齢者等の本人確認や、国税の電子申告などにも活用でき、また、国民年金、共済年金、恩給の支給事務など、現在264の事務において、本人確認情報の利用が可能な状況となっており、行政機関の効率的な事務処理の面においても大きなメリットがあるものと考えております。更に、住基カードの空き領域を利用した各種証明書の発行、公共施設の利用、保険、医療、福祉関係の活用など、住民の利便の向上を図るため、自治体独自のサービスの提供も可能なことから、本町といたしましても、将来に向け、検討の余地はあるものと考えているところであります。次に、独自に運用を停止する判断をとの御意見でありますが、情報の漏洩など、町民に著しい不利益が生じるような重大な事態が発生した場合には、一時的な停止や切り離しも検討しなければならないと考えておりますが、現段階では、運用を停止するような状況にはないものと判断しているところであります。いずれにいたしましても、分権時代における効率、効果的な行政運営を確立するためには、住民負担をできるだけ軽減しつつ、行政サービスの向上を図ることが求められているほか、国や地方を通じた一層の行政改革と高度情報化の推進が必要と認識しており、また、IT社会の進展に対応した行政運営を進める上からも、住基ネットは重要な基盤であり、導入の意義、必要性はあるものと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。2点目の、国民健康保険の運営改善についてお答えをいたします。まず、医療保険制度ごとの加入実態や保険種別の特徴についてでありますが、今年度の国民健康保険の加入世帯数は7,912世帯で、町全体の47%、被保険者数は1万6,328人で、町全体の38%を占めています。国保以外の町民の各種医療保険の加入実態は、以前にも申し上げましたとおり、事務的に把握困難な状況にありますが、平成13年度末全国レベルの被保険者の加入構成割合は、国民健康保険が39%、政府管掌健康保険が29%、組合管掌健康保険24%、共済組合8%で、本町の国保の加入割合は全国平均とほぼ同様となっていることから、他の保険加入者割合も同程度であろうと推測しております。また、各保険種別の特徴としては、加入者の年齢構成や所得水準に格差が見られますが、公費負担により格差を是正する措置がとられ、1世帯当たりの保険料は大きな差が生じないようになっております。次に、国保加入世帯の所得階層、職業構成及び年齢構成等についてでありますが、今年度の国保加入世帯の所得階層は、基礎賦課分で申し上げますと、所得100万円までが3,987世帯、200万円までが2,039世帯、300万円までが705世帯、400万円までが298世帯、500万円までが131世帯、1千万円までが373世帯、1千万円を超える世帯が379世帯で、総世帯数7,912世帯となっており、所得200万円までが全体の76%を占めているところであります。また、所得区分で申し上げますと、給与所得が26%、営業所得が7%、農業所得が6%、不動産業、生命保険外交員等のその他の事業所得が5%、譲渡や年金などの他所得が24%、所得ゼロ及び所得なしが32%となっています。年齢構成は、0歳から4歳までが3%、5歳から14歳が7%、15歳から44歳が22%、45歳から64歳が26%、65歳から74歳が24%、75歳以上が18%となっており、平均年齢は53歳となっております。次に、平成16年度決算見込みと滞納状況、滞納処分等の状況についてでありますが、平成16年度決算見込みにつきましては、行政報告でも申し上げましたところでありますが、国保税の収納状況は、一般分、退職分を合わせた収納率が、現年度分94.1%、滞納繰越分13.7%、全体で77.1%となり、前年度と比較して、現年度分が0.4%の増、滞納繰越分0.6%の減、全体で0.8%の減となっております。また、預貯金の差し押さえなど、滞納処分により国保税に充当した件数は198件、額にして1,020万5千円となっており、前年度と比較して49件、9万1千円の増となっております。平成16年度末の滞納額は、納税相談の強化や滞納処分など、収納向上対策を進めておりますが、前年度より1,890万円増加し、4億446万7千円となったところであり、今後、より一層の収納向上の取り組みが必要と考えております。なお、滞納者個々の状況につきましては、出納整理期間を終えたばかりのため、まだ十分な分析ができておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。次に、国保制度を守り、安心して医療が受けられるため、国への働きかけや広域連合、あるいは一般会計からの繰り入れや減免基準の作成などが必要ではないかとの御質問でありますが、国民健康保険制度の長期的安定に向けた抜本的改善を図るため、町村会や国民健康保険団体連合会を通して、国及び道に対し、陳情要望を行っているほか、広域連合の模索について、十勝圏複合事務組合において、消防、介護保険、税滞納整理及び国保運営の4項目について、広域連携の可能性を研究しているところであります。次に、一般会計からの繰り入れにつきましては、ルール分のほかに、財政健全化分として、昨年度から1,500万円を追加して、4千万円を繰り入れ、国保会計の収支不足を少しでも減らす配慮をしているところでありますが、近年、医療費の伸びが大きく、保険税収入と国庫負担金で賄い切れない厳しい実態から、赤字解消に至っていない状況にあります。更に、国保税の滞納額も増大し、収納対策も強化しているところでありますが、医療費の伸びによっては、このまま累積赤字額が拡大するような状況も想定されますので、財政健全化のための繰り入れを継続していかなければならないものと考えております。また、減免基準の作成については、平成16年度に改正したところであり、現在、同基準に基づいて減免の措置を講じているところであります。最後に、医療費の増嵩を抑制するための長期的な予防医療の取り組み状況についてでありますが、町の広報紙を通じて、国保会計と現状と課題のほか、医療給付費の実態、更に生活習慣病などの健康情報を提供し、健康維持と適正な医療機関への受診を通した医療費の節減の周知に努めているところであります。また、予防医療といたしましては、毎年流行しますインフルエンザによる重症化を予防するためには、65歳以上の高齢者を対象に、予防接種料金の一部を助成しているほか、脳ドックや各種検診など、早期発見、早期治療のための施策を講じております。また、最近の診療分について、疾病分類別の医療費の内訳を見ますと、循環器疾患が一番多く、次にがん、消化器疾患と生活習慣病が多数占めている状況にあり、ゆうゆう検診受診者のデータを蓄積し、健康指導を細かく指導するとともに、講演会や健康づくり教室、個別健康教育を実施しております。今後の取り組みにつきましては、介護保険計画の見直しにあわせて、今年度の老人保健事業計画も見直すことになっており、国からの指針をもとに、5カ年計画を立て、取り組んでまいりたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 6番 山川秀正

それでは、まず住基ネットの方から再質問をさせていただきたいと思います。それで、まず今の答弁、住基ネットの部分の第1点目、この点については、実は今から3年前、2002年の9月議会で、電子政府の到達点等々については、佐藤英議員の質問に対して、現状と、それから財務会計システムの導入等々について答弁をされているわけですけれども、そういった答弁と、残念ながら今日、今いただいた答弁がほとんど変わりはないという現状だと。そういった点で、3年前以降の部分で、具体的に音更町として電子自治体化という部分での取り組みで具体的に前進した部分がおありかどうか、この点についてまずお伺いをしたいと思います。

答弁 総務部長 赤間義章(総務部長は2007年3月まで)

前回お答えいたしました内容と特に変わっていることはということでございますけれども、前回お答えした内容と大きくは変わっていない、その当時の計画どおり進んでいるということで御理解いただきたいというふうに思います。

再質問 6番 山川秀正

3年間の間、残念ながらほとんど変わっていないという状況なのですけれども、それでは、もう1点、この部分でちょっとお伺い、具体的な問題としてお伺いをしたいのは、実は今、先ほどの答弁の中でも、音更町ホームページを開いていますという答弁もございましたけれども、その中で、電子掲示板、町民の行政事務の電子化、そういった部分の目的の中で、3年前の答弁、行政情報の発信及び町民の意見受信という点で、電子掲示板の活用という問題も触れていらっしゃったのですけれども、電子掲示板、6月3日をもって廃止をしたということが、先日見ましたら書いてございました。そういった点で、その廃止の経過と、この電子掲示板について、今後どうしようとしているのか。今回の部分はセキュリティ対策の部分の不十分さが露呈したのかなというふうに思うのですけれども、そういった点も含めて御答弁をお願いをしたいと思います。

答弁 総務部長 赤間義章(総務部長は2007年3月まで)

御承知のように、6月3日に廃止をしております。非常に好ましくない情報が何度か入ってきておりまして、このまま町民の方々にお示しするのは問題があるだろうということで、閉鎖したというような状況にあります。これは帯広市でもそういうことがありまして、既に廃止をしているということで、いろいろな町村にそういったアダルト系のものが入ってくるというようなことで、防ぎ切れない状況に至ったという状況がありまして、それでやむを得ず廃止をさせていただいたということでございます。

再質問 6番 山川秀正

廃止の経過は理解するのですけれども、今後の部分でどうしようとしているのか、この点の答弁がないので、この点。それと、セキュリティ対策の部分、どういう点を講じていらっしゃったのか。今後、特に電子自治体、ここを目指すという部分では、この個人情報の保護という問題がとりわけ重要な課題だというふうに考えます。そういった点での今までのセキュリティ対策と、それから、この電子掲示板、廃止したのはわかったのですけれども、今後ともそうしたらもう開く予定がないのかどうなのか、この点についてもお伺いをしたいと思います。そういった点で、町民の意見受信という手段をどう考えていらっしゃるのか、この点についてもお願いします。

答弁 総務部長 赤間義章(総務部長は2007年3月まで)

町民からの声につきましては、町民の声のポストという別なものを持っておりますので、そちらの方でお受けして、お返しをしたいというふうに考えております。セキュリティ対策の関係ですけれども、特に住基の方と連動したような部分ではないと。独立した部分でのこういった好ましくない状況ができたということでございますので、そちらの方の安全対策は万全にとられているというふうに理解しております。

再質問 6番 山川秀正

ちょっと同じことを言うと何回もということになりますので、若干話を前に進めたいのですけれども、住基の方のセキュリティは安全だと。今回はたまたまホームページの部分のセキュリティが十分でなかったというふうな答弁だと思いますけれども、これはとりもなおさず、同じホストコンピュータで運営されているのかなという気がするのですけれども、そういった点で言うと、住基ネットの方の不安も当然出てくるのでないかなと思うのですけれども、それで、実は住基ネットの件なのですけれども、実は私もスタートの時点、2002年の9月議会で、スタートに当たっての質問もさせていただいたのですけれども、そのときにもいろいろやりとりしたのですけれども、例えば先ほどの住基ネットの費用ですか、3,830万円、3年間でということだったのですけれども、ちょっと私は予算書で調べたので、これが正確ではないのかもしれませんけれども、もう1年前、2002年、スタート時点でも942万3千円使っているのではないか。それで、今年の予算まで合計すると4,500万円を超えている。それで、つい先日の新聞報道の部分でちょっとお聞きをしたいのですけれども、例えば小樽市の住基ネットの2005年度の予算200万円、室蘭市520万円。それに比べますと、音更町は1,200万6千円というのが2005年度の当初予算、住基ネット管理費なのですけれども、この人口規模等々からすると、当然小樽市、室蘭市の方が大きいというような気がするのですけれども、音更町との部分、小樽市の場合はちょうど6分の1と、費用が。このからくりといいますか、この辺はどのようになってこういう費用が算出されるのか、この点についてもちょっとお伺いをしたいと思います。

答弁 総務部長 赤間義章(総務部長は2007年3月まで)

費用の関係につきましては、機器の関係、バージョンアップしなければいけないというようなこともございまして、そういった費用と、そのほかに保守の費用があります。小樽市さんなり室蘭市さんの場合の額というのが、具体的には私ども把握しておりませんけれども、保守の費用でいきますと、毎年200万円程度というような数字になろうかと思います。比較すると、保守の費用の対比でいくと、小樽市さんあたりとは近いような数字になるのかなというふうに思っております。それで、御答弁申し上げましたのは平成16年度までの数字ということで、17年度はのせておりません。17年度につきましては、トータルいたしますと1,200万円弱というような数字になっております。5年間ということで、12年から16年度までということで答弁させていただいておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。

再質問 6番 山川秀正

保守管理の費用では音更も200万円だけれどもというお話なのですけれども、小樽市の部分も、住基ネットにかかわる予算ということですから、保守だけの費用ではないのではないかという気がするのですけれども、是非そこら辺の費用負担の部分でも、この新聞報道によりますと、決定的な違いは保守管理を外部委託しているかどうか、職員が自らやっているか、この違いでないかというふうに報道されているのですけれども、そういった点で言えば、音更町が保守管理等について今どのようにされているのかお伺いをしたい。それから、この新聞報道によりますと、単純に割り算をしたということですけれども、2005年の当初予算と住基カードの発行枚数、これを単純に割り算して、1枚当たりのコストというのが出ているのですけれども、帯広市7万円、苫小牧市4万3千円ということですけれども、音更町、先ほど77枚ということですから、これを単純に1,200万円で割り返すと、ちょっと桁は残念ながら、実は私、2005年3月末で64枚というデータで割り返したら18万7千円なのです、音更町の住基カード1枚に対するコスト。べらぼうな金額だという気がするのですけれども、それで、先ほど町長さんが答弁をしておりました、窓口での交付53、他自治体37、転出入で1と。全部合計すると91ということなのですけれども、そういった点で、この実際の発行枚数と利用件数等々を比較してといいますか、当初計画とどのように違いがあるのか、これは当初計画どおり進んでいるのか、この点についてお伺いをしたいと思います。

答弁 総務部長 赤間義章(総務部長は2007年3月まで)

1点目の保守管理の関係ですけれども、これにつきましては業者に委託をして実施をしているということでございます。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

住基ネットの発行枚数及び利用件数につきましては、当初の段階では目標数値をつくってございませんので、御理解いただきたいと存じます。

再質問 6番 山川秀正

当初から余り期待ができないといいますか、あの新聞報道等での自治体職員のコメント等を見ても、住民票をわざわざ他の自治体でとる人がそんなにいるわけがない。煩雑に転居する人でもない限り、カードを持つ意味はない等々の、実際に担当している職員でさえそういう認識と。ですから、町民に至っては、音更町、77枚ということですから、私、64で割り返しますと、人口、2004年7月、4万2,032人で割り返すと、0.128、全道平均0.35、音更町はそのちょうど3分の1ぐらいというのが、実はカードの発行枚数。それだけ、逆に言えば町民が必要性を感じていないのではないかなというふうに私は率直に受けとめたのですけれども、その点について、当初から計画を持っていないという点で言えば、国が決めた制度だから、致し方なく制度として利用しているのですよというふうに思っていらっしゃるのか、その点について、今の認識といいますか、そこら辺をちょっとお伺いをしたいと思うのですけれども。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

住基ネットワークシステムにつきましては、行政サービスの向上と行政事務の効率化というようなことで進められております。その中で、先ほども申し上げさせていただきましたけれども、住民票の写しの広域化、それから、転入、転出の特例処理などに利用されている状況下にございます。当初、カード2千枚作成して発足したわけでございますけれども、そういった住民票の広域交付というものが、転出される方々にとっては非常に利便性が高いというような面で、一般的に住民票をとられる方がそれを利用するということではなくて、他の町村の職場から住民票をとるとか、それから、転出された方が転入先でカードを見せて転入届けをするというような利用の仕方というようなことがございますので、そういった面で、若干利用率が低い部分があるのかなというふうに思っているところでございます。また、このネットワークシステムにつきましては、法律で定められました国の行政機関に対する本人確認情報というようなことでございまして、パスポートの申請などに住民票の写しが要らないとか、それから、共済年金の現況届けが要らなくなるというふうなことで、そういった中で利用が進むというようなことでございます。また、そういった住基ネットワークのシステムの目的に基づきまして、今後またいろいろな活用が進められる、例えば各それぞれの町村で、条例に基づきまして多目的利用することが起きてくるというようなことでございまして、そういったものが今後進められるということで、住基ネットにつきましては、今のところそういうような状況でございますけれども、今後においてはまたサービスが見込まれるものというふうに考えているところでございます。

再質問 6番 山川秀正

ここの部分の評価についても、ちょっと水かけ論になるかもしれませんけれども、今後、活用が見込まれるということなのですけれども、残念ながら他自治体でとった人、37件ですよね。それで、転出、転入などというのは思いつきで行くわけではないですよね。事前に辞令をいただいて、当然準備をして行くわけですから、何かの都合で住民票をとれない、そういったケースで利用することはあっても、事前にきちっと準備をして、引っ越しの準備をして、そして転居していく、転入してくる、これが普通一般的だと思うのですよね。急に、明日からあなた苫小牧市へ行きなさい、室蘭市へ行きなさいと、急に転出、転勤の命令が出るわけではないと思うのです。そういった点からして、本当に今後、この活用状況、活用がもっと利用されるといいますか、可能性が高まる、このように率直に思っているのでしょうか。通り一遍の答弁ではなくて、正直なところ、本当に今後、いや、きっと将来にわたってはもっともっと利用されて、非常に住基カードの発行枚数も、それこそ町民2人に1人が持つとか、3人に1人が持つとか、そんなところまで到達するというようなお見通しがあるのかどうなのか。将来、そうしたら、先ほど当初計画はないということだったのですけれども、今後の部分で、住基カードの発行枚数、2千枚用意したということなのですけれども、それが本当に全部町民の手に行き届くというふうにお考えなのかどうなのか、この点について、この問題についてはもう一度だけ答弁をお願いします。

答弁 助役 藤井勉

住基ネットそのものが、住基カードだけのためにできたものではないというふうに私は理解をしております。国際的な電子化、そういうようなものに対応する一つの対応として、住基ネット制度というものが制度化されてきたのだというふうに思っております。ただ、その中の利用の一つとして住基カードというものが出てきたというか、その運用の中で採用された一つのものであるというふうに理解をしております。したがいまして、この面につきましては、当初計画していたことについての状況との開きは、おっしゃるとおり、事実のとおりだというふうに思います。ただ、いずれにしましても、住基ネット制度そのものは、国内の中でいろいろな形で活用されて、事務の合理化といいますか、そのようなことで利用されて、現在も既にいろいろな面で活用されているわけでございまして、それらが更に進んでいくのだろうなというふうに思っておりますし、当初国が計画していましたそれぞれの利用についても、利用状況が進んでいるというふうに理解をしております。ただ、住基カードそのものについては、当初計画どおりにはいっていないし、我々も予想していた以上に進んでいないのが実態であります。

再質問 6番 山川秀正

今、助役の答弁で、想像を超える部分での利用が進まないという部分は十分皆さんも感じていらっしゃるのかなと思います。それで、先ほどの答弁によりますと、金沢地裁では違憲判決、それから、名古屋地裁では合憲判決と、司法の判断もまっぷたつに分かれたわけですけれども、ただ、これを、普通一般的に国の進めている行政ですから、そういったふうに考えたときに、国寄りの判決が出るのかなというふうに私は当初から両方とも予想していたのですけれども、それが金沢地裁は住民の訴えを全面的に認めたと。それで、プライバシー権は憲法第13条が保障する権利であり、その中には自己情報をコントロール権が入ると。住基ネットについては、住民一人ひとりを行政の前に丸裸にするようなものと明らかにしたと。それから、3点目として、住基ネットに高度の必要性を認めず、嫌だという人に無理やりやるものではなく、離脱した自治体の選択を支持したと。現在も、当初から離脱を表明しておりました福島県の矢祭町を初め東京都の国立市とか杉並区とか、横浜市は個人選択制、そういった点で、住基ネットの対応についてもいろいろあると。それで、実は私も、そういった点からしたときに、音更町での対応をどうするのだと。町長は先ほどの答弁で、町民の不利益になる重大な事態が生じた場合は、ネットワークの一時的な停止や切り離しも検討する。この答えも、実は3年前の私の答弁と全く異口同音といいますか、一字一句違わないといいますか、そういう答弁だったという気がするのですけれども、そういった点からしたときに、この発行枚数、住基カードのコスト、それから住基ネットの管理費、3年合計で3,800万円ぐらい。これに、先ほど答弁のありました道の電子自治体運営協議会の負担金、これが去年と、それから今年の当初予算を足すと750万円、総合行政ネット、これの負担も2003年からスタートしていて、これも1,850万円ぐらい。そういった点で言いますと、ほとんど町民にとって活用されていない、余り必要を感じていない、その費用の負担、この部分、これが私は町民にとってはやっぱり不利益だというふうに私は思うのですけれども、そういった点での認識といいますか、この程度の財政負担はやむなしというふうに理解されているのか、これはまだ、それとも不利益の範疇に入るというふうに認識されているのか、この点についての御答弁をお願いをしたいと思います。

答弁 助役 藤井勉

法解釈そのもの等については、質問者の議員さんの方からもお話ありましたけれども、これはいわゆる裁判所でも見解が分かれるような、非常に難しい問題であろうと思いますけれども、これを進めてきた国の立場で言えば、控訴して争うというようなことになり、最後は最高裁の判決という部分になるのでしょうけれども、現段階においては両方の判断があるということでございますから、これからの進みぐあいというものを見ていかなければならないのかなというふうに思います。ただ、今まで係った経費が、全て住基カード、先ほどもお話ししたのと重複するのですけれども、それだけのメリットという計算にはならないのだろうと。国全体を通して、あるいは町民全体を通してのメリットとしてどうなるのだということと、それから、北海道、自治体の関係、いろいろお話されましたけれども、これらも先行投資的な部分が非常にあるわけでございまして、将来的にそういうものを構築するための、今、研究なり委託事業を行っているというものの経費を総合的に支出しているという中で処理をさせていただいておりまして、今時点で、これは全く無用の負担だというふうには思っておりません。できれば今後、これが進んでいって、町民の皆さんの利益につながるものというふうに進めていくために、我々も努力をしていかなければならない部分がたくさんあるのかなというふうに思っております。

再質問 6番 山川秀正

この問題については終わりにしたいと思うのですけれども、今、助役は、将来の先行投資だというお話されましたけれども、そういった部分、先ほどからのやりとりを聞いていると、先行投資としてどういった部分で活用が盛んになるのか。国民、町民にとって、総背番号制といいますか、11桁の住民コードも、皆さん実は3年前に送ってきたのですけれども、そういった点で、住民コードによって個人情報が明らかになるという部分で、本当に行政運営する上では若干の利便性が出るのかなという気はするのですけれども、町民の一人ひとりにとっての利便性といいますか、そこら辺について、将来はこういった点で便利になると、先ほど町長答弁では、264の事務事業について将来は活用できるのだというお話されていましたけれども、ただ、確かに項目はいっぱい、264も挙げてあるのですけれども、一人ひとりの町民にとって、264のうち該当することはほんの数例しかないというふうに私は思っているのですけれども、そういった点で、もし明確に町民の側でそういうメリットがあるというのであればそれを示していただきたいのと、それから、もう一度はっきりとお聞きをしたいと思いますけれども、こういった部分、今の活用状況から見て、例えば矢祭町の町長は、住民からの苦情やカード請求は1件もない。機器のリースは、当然スタートしたから負担はしている。だけれども、保守点検の料金は支払っていないのだと。この部分だけでも、矢祭町で言えば年間100万円ぐらいの経費の節減になっているのだという発言をされている。国立市の市長さんも、離脱していることに対する苦情等々についてはほんの数件しかないという点で、町民にとって、例えば本当にどういうメリットがあるかという部分で明確にお示し願いたいのと、何回も言いますけれども、こういった今の経費のかけ方、電子政府、電子自治体、将来的にはそういう方向へ向かっていくことについては異論はないのですけれども、ただ、残念ながらそういうIT産業の格好の大きな市場になっているのが国であり、地方自治体でないかというのが、今私、そんな認識を持っているのですけれども、その点で、若干自治体としても、何でもかんでも無制限に、国の言うことですから、やらなければいけないというとらえ方ではなくて、町民の利益という部分、それから、財政健全化にとってどうだという部分、そういうものさしから見たときに、果たしてこの事業を継続していくといいますか、その辺についての認識と、それからもう一つは、例えば町民、私なら私が、是非私だけでも住基ネットから私の情報だけ離脱させてくださいというふうに働きかけのあったときにどういう対応をされるのか。住民票コードのときには、質問したときに、受け取り拒否が4件ありますという答弁されていましたけれども、例えばその3年前、住民票コード受け取り拒否をした世帯の方に対して、その後の対応はどうなっているのか、この点についても最後に御答弁をお願いをしたいと思います。休憩(午後 3時42分)

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

住基ネットのメリットにつきまして、それから個人の離脱につきまして、それから受け取り拒否につきまして、3点につきまして御質問いただいたと思っております。メリットにつきましては、現在、先ほども若干申し上げさせていただいておりますけれども、法律が定める国の行政機関に対する本人確認情報というようなことでございまして、継続的に行われる給付行政ということで、恩給などが行われているところでございまして、これは国の方の官報に載るわけでございますが、恩給法によりましての利用状況、それから、地方公務員共済組合の年金給付に関する事項であるとか、こういったものが官報に載せられて、実際に使われている件数などが公表されているところでございます。また、道におきましても、消防法におきまして、危険物取り扱い者免除の交付、それから、旅券法の一般旅券の発給などにつきましても、利用、活用しているという状況にございます。そういったことで本人確認の情報が利用されているわけでございますが、現在におきましては、インターネットによりますオンライン申請ということで、国税の電子申告、納税なども行われているという状況にございます。また、ICカードを利用いたしまして、身分証明書に活用できるというようなこともございます。それから、条例による市町村独自の利用というようなことで利用をされている自治体もございまして、それらの自治体におきましては、カードの交付件数などがふえているという状況にございます。そういったことで、今後におきましても、他の自治体の利用状況、例えば図書のカードでありますとか、それから検診のカードでありますとか、そういった利用の範囲が広まってきて、更に住基ネットの利用が高まっていく、また、実際に高めている自治体もあるというような状況でございます。次に、個人の離脱につきましては、これにつきましては、住民基本台帳法の第30条の5の規定によりまして、市町村長は住民票の記載等を行った場合には、全住民の本人確認情報を電気通信回線により都道府県知事に通知するものとされておりまして、住民の選択制や任意性は一切認めていないということでございます。そのようなことで、そういうふうに認識しているところでございます。それから、3点目の受け取り拒否につきましては4件ございます。そういった中で、今現在、それを預かっているという状況下にございます。この通知につきましては、住民票コード通知表というようなことでございまして、その個人の番号を載せて本人通知をさせていただいてございます。これには住民票コード、今後、行政機関への届け出、申請の際に求められることがありますので、大切に保管してくださいというような文章を出させていただいておりますし、住民票コードは申し出ることによりまして変更できますというような形のものを通知させていただいているというような状況でございます。以上でございます。

再質問 6番 山川秀正

時間の関係もございますから、住基ネットについては終わりにしようかなと、実は答弁を聞く前まで思っていたのですけれども、若干答弁を聞いていて、例えば自治体によっては、独自のサービスをしているところについては伸びていると。将来はそういう活用もという話だったのですけれども、残念ながら道内でも八つの市町が各種証明書の発行など独自サービスをしているが、カードの他自治体と比べても伸びはないというふうに明言されているのですけれども、そこら辺の情報もきちっとやっぱり、将来の目標と今の現状という部分での対応という部分では、是非正確な御答弁をお願いをしたいなというふうに思います。それで、先ほど冒頭の答弁の中で、町民の不利益につながる重大な事態が生じなた場合は一時的な離脱や切り離しと、そういった点を最大限に私は期待をしまして、町民にとって財政的な負担という部分での不利益、これも十分不利益に合致するのではないかというふうに私は率直に思います。そういった点で、是非今の金沢地裁の判断、先ほど言いましたけれども、金沢地裁の判断等では、地方自治体がそういった選択制をとっていることに対して追認をしたと。司法の判断が分かれているのですけれども、追認をするという状況もあるわけですから、そういった点で言えば、しばらくの間はどちらを選択してもおとがめなしというふうに私は判断するので、そういった点で言えば、是非そういう町民の、そして音更町の財政にとって、是非メリットのある方向、これを選択してほしいということを強く要望して、この問題については終わりにしたいと思います。それで、2番目の国保税の問題なのですけれども、これにつきましては、前回質問したときにも率直に実は感じたのですけれども、国保の加入実態、世帯数、人数等は、当然国保は地方自治体の保険ですから、これは掌握しているのは十分わかるのですけれども、町民のほかの皆さんが、例えば公務員の共済組合に入っているのか、中小企業等の政府管掌保険に入っているのか、健康保険組合に入っているのかという部分の掌握が残念ながらできないといいますか、これはどうしてできないのかなというのが、私はちょっと大きな疑問を持っていまして、そういった点で、やはりそこをきちっと掌握をしてといいますか、残念ながらと言った方がいいと思うのですけれども、昔は健康保険等々については本人負担2割、それが残念ながら悪い方の国保に合わされて3割負担というような、そんな現状になってきて、今、どの保険も余り大差がない状況になってしまったわけですけれども、先ほど答弁ありましたとおり、国保の場合は音更町でも平均年齢が53歳。それで、全国平均でいきますと、国保は農林業者の加入が6.8%、自営業者20.8%、無職の方が46.7%ということで、30年前と比較すると、農林業者は35%も減っている、自営業者も5%減った、無職の方は40%もふえたという、そういう町長の今定例会の冒頭の行政報告でもありましたとおり、国保の持っている、そういう社会的基盤の弱さといいますか、そういう背景の弱さという部分が当然あるわけですから、そういった点で、この国保という部分を地方自治体が支える、そういう必要性は私は十分にあると思うし、町民の皆さんの理解も得れるのではないかと。そういった点で言えば、先ほどの町長の答弁も、一般会計からの繰り入れ、今年は1,500万円ふやして4千万円と。それから、国等への制度改正の働きかけ等についても、町村会等を通じてこれからも積極的にという点では、是非そのスタンスを今後もとり続けていただきたいというふうに率直にまずお願いをするわけですけれども、そこで、まずここでお伺いをしたいなと思うのは、残念ながら今年もまた今定例会に国保税の値上げ等の部分で提案されておりまして、その内容の中で、毎回値上げのときに議論になります、応益割と応能割、これを50対50にするのだと。それで6割、4割の減免から7割、5割、2割の減免へというお話されるのですけれども、その50対50を目指す根拠をまず是非教えていただきたいなというふうに思うのですよ。これが明らかになればといいますか、税金というのは、どんな税金もそうなのですけれども、累進課税で、担税能力に応じた負担の原則というのがあるのですけれども、国保の部分での応能と応益の割合を半分半分にするのだという部分での根拠、なぜそこを目指すのだという部分を、ちょっと明確にまず御答弁をお願いしたいと思います。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

応能割、応益割のバランスにつきましてお答えをさせていただきます。経済的負担能力に応じて賦課する部分、応能割と、それから、平等に被保険者またはその世帯が負担する応益割というようなことで、保険税、50対50ということが標準とされているところでございます。これに近づくようにしているところでございます。それで、この理由につきましては、負担能力に応じた応能割と、受益に応じた応益割のバランスをとることは、被保険者全体で制度を支える観点から重要な要素であるというふうに言われているところでございます。現在、中間層の所得階層に重くなっています保険料負担を緩和して、被保険者間の負担の公平を図るという趣旨で、この応能割、応益割のバランスをとっているという状況でございます。以上です。

再質問 6番 山川秀正

今のちょっと説明では、なかなか私もちょっと理解しきれないでいて、毎年そこまでの説明は聞くのですけれども、なかなか理解しきれないでいて、もう少し、例えば具体的に、こういう例えば法的な根拠があるとか、国からこういう文書が来ていて、それを根拠にとか、そうではなくて、自治体独自で50対50を目指して、受益に応じた応分の負担をという部分と、それから能力に応じた負担という部分、これは音更町独自で50対50を目指しているのだというのか、そこら辺をもう少し、なぜそこを目指しているかという部分での根拠を示していただきたいと思うのです。音更町独自の考えであるならばそうですというふうに明快に御答弁願います。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

この50対50につきましては、国民健康保険法の中で決められているものでございます。そういうことでございます。

再質問 6番 山川秀正

国民健康保険税法に明確に載っているという今答弁でしたので、何条に載っているか、その点についてもちょっと明確にお願いします。休憩(午後 4時15分)

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

政令第29条の5によりまして、基礎賦課額に対する標準割合が、応能割、応益割、50、50ということで、標準割合ということで政令に載っているところでございます。(発言する者あり)

再質問 6番 山川秀正

今、不規則発言でも指摘ありましたけれども、先ほどの答弁は、国民健康保険税法という明快な答弁だったのですけれども、それには載っていないというのは事実だと思います。それで、そういう政令があると。ただし、それについても、なぜ50対50なのか、残念ながら、そういう割合は示してあるけれども、何で50対50にしたかという部分での根拠といいますか、そういうふうな部分の数値は示されていないというふうに載ってございまして、そういう現状で、音更町はその政令の指示に従って50対50を目指しているということなのですけれども、その50対50を目指しているという部分で、残念ながらどんな現象が起きるかといいますと、先ほど町長の答弁のありました、所得200万円以下までの人が76%と、国保の中で占める割合76%で、その76%のうち100万円までの人、これが世帯当たりの引き上げ額が3.46、500万円までの人は2.23、世帯当たり。一人当たりに直しても、100万円までの人は3.72で、一人当たりは2.56と。先ほど部長が答弁しました、中間層が重たいというような答弁があったのですけれども、残念ながら値上げ等々によってどこに重たくいくかといったら、所得の少ない人に重たくいっているというのが現状でないかというふうに私は率直に思うのですけれども、そういった点で、音更町で100万円以下の人、収入100万円でなくて、所得100万円以下。例えば所得ゼロの人、生活保護費を受給している方は当然免除されておりますけれども、個人で頑張っておれば生きるのだということで頑張っている方で、生活保護費は受給していない方で生活保護水準以下の人は、残念ながら課税されているというのが今の現状でないかなという気がするのですけれども、それらの人に対してきちっと救済をする必要があるのではないかというふうに私は率直に思うのですけれども、そこら辺でどういう認識をお持ちなのか。生活保護費受給はしていないけれども、実際問題として、生活保護費水準よりも以下の生活を送っていらっしゃる方、これに対する減免といいますか、これをきちっと認める必要があるのではないかというふうに私は思うのですけれども、それで、先ほどの答弁では、平成16年から法定減免、これはきっと法定減免のことをおっしゃったと思うのですけれども、そうではなくて、申請減免を是非、やはり認めるべきでないか。それで、先ほどの納入率の問題のところでも、現年度分は納入率がアップしているのですけれども、残念ながら過年度分、滞納分が納入率が下がって、全体の納入率を引き下げていると、そういう現状も見たときに、そういった措置をとることが早急に求められているのではないかというふうに私は思うのですけれども、その点についての考え方をお伺いをしたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

今の現状をというような形の中での対応策というようなことで、非常に生活苦というようなことから、保険税も払えない、こういうようなことでございます。本当に正直申し上げて、私どももこの国保というものを一日も早く、医療費制度の一元化ということを一日も早く願っているものでもございます。今年の決算でも、およそ590万円ほど黒字になったというようなことでございますけれども、実はやはり音更町の国保会計、年々、単なる滞納ということだけではなくして、非常に経営そのものが赤字財政というようなことでございます。そんなことで、やはり財政調整交付金というようなことで、特別にお願いをして、今年その程度におさまったというようなことでございますから、来年以降のことを考えれば、なおまた8%ぐらい医療費がまずかさむだろうというようなことで、今、実質2億2千万円ほどの赤字でございます。過去においても2億6千万円までの赤字になったことがありますけれども、私も、財政が許すことであれば、これ以上、正直申し上げて保険料を上げるというようなことにもやっぱり限界があるのかなと。さりとて、余り財政そのもの余裕があるわけではございませんから、私どもとしての一定の考え方は、何とかこの累積赤字そのものも、たとえ経営が赤字になろうとも、やはりある程度一般財源の中である程度やはり補てんをしていかなければ、保険料だけで今後穴埋めをするというのは非常に難しいというふうに思っております。そんなような全体的なことを今申し上げたわけでありますけれども、今、議員がおっしゃったように、ただこれらのものが小手先だけでは、これはなかなかこれだけの赤字財政を乗り越えていくということにはならないだろうと。やはり抜本的な国の制度的なものを頼りにしていかなければなりませんし、また、確かにそういう方が、議員がおっしゃるような方もいらっしゃるということも事実でございます。しかし、私どもは一定の所得なり、そういう一つの、先ほどもあったような、今回は資産分を省いて均等割、平均割、所得割と、こういうようなことで、資産についても非常に高いから、だんだん徐々に上がってきておりますから、これも限界だろうというようなことで、あえてそれも落とさせていただいたというような考え方で進んでおります。議員のおっしゃることはわかりますけれども、ただ一部の小手先だけで、先ほど申し上げたような穴埋めになるかというと、なかなかそれはもう面倒だと。抜本的な問題がやっぱり横たわっている以上、非常にそれもまた市町村だけでは、今もう抱えきれない。これはどこの町村でも異口同音であります。そんなことから、やはりこれは少なくとも国ないし北海道において、一つの一元的な取り扱いでやらざるを得ないのではないか、こんな話まで出ております。そんなようなことで、私どもも議員のおっしゃることもわかるし、あるいはこれらの国保に加入している比較的所得の低い方が多いことも十分わかります。そんなことで、十分それらの御意見も参考にしながらこれからも対応していきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 6番 山川秀正

今の町長の答弁、まさにそのとおりだというふうに思いますし、それで私も(4)のところで、改善の中で、やはり国への働きかけ、広域連合等々について具体的に前へ進めていただきたいと。それで、ヨーロッパの、北欧の進んだ諸国は、日本で言えば都道府県単位の保険になっていると。そういった状況の中で、保険をきちっと黒字にして運営をしているという、そういうお手本もあるわけですから、そういった部分も手本にしながら、是非そういう抜本的な改正、これを町長が先頭に立ってリーダーシップを発揮してやっていただきたいということを強く要望をしておきたいと思います。それとあわせて、やはり現実的な対応として、安心してお医者さんにかかるには保険証が要るわけですから、そういった点で、短期保険証615人、資格書6人などという、そういう現状が今あるわけですけれども、そういった人たちがやはり安心して医者にかかるには、一定収入がなくて、なかなかお金を払えないけれども、病気にはなって、医者には行きたいという、そういう現状は当然出てくる。そういったことを是非参酌をしていただいて、申請減免の制度、これはここ数年間、いろいろな団体も含めて要望しているわけですから、そういった部分で、滞納をこれ以上ふやさない、そういったシステムづくりも必要でないかというふうに私は率直に思っています。そういった点で、こういう申請減免の制度について、是非制度化をしていくという部分で、御答弁をお願いをしたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

減免でございますけれども、経営そのものが厳しい中で、更に減免という、意味合いは十分、実情も理解するわけでありますけれども、非常に苦慮するところでもございます。ただ、私どもも、何が何でも保険料を払わなければ保険証をわたさないということは一切言っておりませんし、今の制度上、それができないことになっております。ですから、やはりそういう一つの良心といいますか、そういうものに基づいて、是非役場においでいただいて、なぜ払えないか、こういう事情聴取すらできないというのが悩みの種でございます。ですから、是非そういう機会でも何かございましたら、是非ひとつ、役場は冷酷なものではない、やはり生活の現状に合わせて、いただくものはいただく、あるいは免除するものはする、そういう考え方でおりますので、その点は御理解いただきたいなと、そのように思います。それから、申請減免、たしか一昨年でございましたか、減免措置をとらせていただいて、これは申請減免を受け付けておりますので、是非そういう方々がいらっしゃれば、役場の方に是非自ら申請をしていただきたいと、そのように存じます。

再質問 6番 山川秀正

役場の職員が冷酷非情だとは決して思ってございませんけれども、ただ、残念ながら思うように税金等々を納められないという負い目を感じていたら、なかなか役場の敷居をまたぐのは高いという、そういう町民の心情も是非理解をしていただいて、役場へ来てという部分も確かにわかりますけれども、是非役場の職員の方から足を運んでいただいてという部分で、お互いにうまくいくように努力をお互いにすると、そういった点も要望しておきたいと思います。それで、是非、申請減免の制度もあるということですから、そういった点で言えば、前回、3年前ですか、2年前の申請減免等々の経過についても、私の手元にも書類ございますけれども、なかなか現実の問題として、申請を受けた人のうち、認められた方が2件で、却下が3件でしたか、そういう数字もございますけれども、是非そういった部分でいえば、ここの部分でもハードルを低くしていただいて、町民が安心して医療を受けれる、そういう実態を一緒につくり出すということを強く要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。

出典:音更町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる