音更町議会 平成16年第4回定例会 2004年12月14日
音更町をどのように導くのか
2004年12月14日、音更町議会の一般質問で、小野信次議員が「音更町をどのように導くのか」について質問し、町長 山口武敏が答弁しました。
- 質問者
- 小野信次 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 21番 小野信次
先般、山口町長三選出馬を表明。能力の限り尽くしたい。私は、多くの先輩諸氏の皆さんの教えていただいた言葉の中に「乏しきを憂えず等しからざるを憂う」、「乏しきを憂えず等しからざるを憂う」。これは私なりに解釈しますと、知恵のなさを考えずに、平等権利のみを主張すると。私自身も含めて、これが今までの自治体の中に多くあらわれていたのではなかったかなという思いをする今日このごろであります。それでは、通告に従い、質問をさせていただきます。一つ、音更町をどのように導くのか。本町の現実を直視するとき、行財政改革断行に心血を注がれ、町と議会が一体となって音更町を誤りのない未来に導くべく努力はされております。このことには異論を唱えるものでありませんが、財政健全化5カ年計画策定もわかりますが、町長自らの強力なリーダーシップを発揮し、トップダウンで改革を進めるチャンスであり、今こそその覚悟が必要であります。そこで、山口町長は、次に何を実行し、音更町をどのように導こうとしているのか。この1点を伺いたい。以上であります。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
音更町をどのように導くのかとのご質問にお答えいたします。なお、一般質問でいただく冒頭の中で、やはり今の自分の立場というのが任期的なものもございまして、多少抽象的な、あるいは基本的な話になってしまうことをひとつ御理解いただきたいと存じます。私の任期も残すところ四か月を切り、次に何を実行し、音更町をどのように導くのかとのご質問にお答えすることは、立場的に極めて難しく、抽象論にならせざるを得ない面がありますが、まちづくりは多くの町民の皆さんの英知と情熱により策定され、議会の議決をいただいた総合計画の基本構想に沿って進められるべきものと考えております。基本構想に掲げる将来像「人と大地がひびきあい躍進する快適都市おとふけ」の実現には、厳しい財政状況の下にありましても、少子高齢社会への対応、活力あるまちの持続的発展を支える教育、生活・産業基盤の整備などと同時に、財政健全化を並行して進めていく必要があります。そのためには、一つ一つの施策展開に当たり、必要性、優先度、緊急度、費用対効果などを総合的に見極めながら誤りのない選択をしていかなければならないことは言うまでもありません。また、町民の参加と協働を進め、行政と町民との役割分担を明確化し、時には新たな負担を求めていかなければならない場面もあろうかと存じます。真に町民との協働、パートナーシップを構築していくためには、行政情報のより一層の公開と共有化、十分な説明責任、さらには、常に町民の声に謙虚な姿勢を持ち、職員一丸となった意識改革と分析能力、判断力及び実行力など自らの資質向上に努めていくことが最も大切であろうと考えております。ご理解を賜りたいと存じます。御質問については以上でございますけれども、単なる音更町は広うございますから、また、ある程度分散とはいかないにしても、ある程度市街地形成もございます。そういう中にあって議員の位置する北西部にきらりと光る駒場地域もあるわけでありますから、その辺は公平なひとつまちづくりのもとに進めてまいりたいと存じますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 21番 小野信次
休憩を期待もされておりますけれども、続けさせていただきます。今の答弁、確かに今の状況でお答えいたしかねるということは、先般の町長に対する質問の中でもありましたが、しかし、17年度に限ってというお話等々であれば、そのとおりであると思います。しかし、極めてこの答弁、従来であれば優等生的な答弁と、こう言われるのでしょうけれども、しかし、やはり3期目に向けて、この挑戦をするとすれば、やはり町長として自らの発想ビジョンに恐らく町民の皆さんは感心を持っているだろうと私は思います。そこで、昨日の議員の皆さんの質問に対して町長も、単なる数字合わせだけでないのだと、これから自分が考えていることはという言葉を私は信じたいと思います。現在、音更町は、平成22年までのこの健全化、いわゆる財政の健全化に関しての計画と策定をしております。同時に議会も特別委員会を設置して、一生懸命頑張っている。このことについては、さっき述べたように異論を唱えるものでは全くありません。山口町長が就任をされてから2期8年間、恐らくこの厳しい財政ということももちろんありますけれども、自らのこの過去の負の遺産を清算する時期ではなかったかと。例えば、公共施設使用料に消費税を転嫁する、あるいは公共料金の見直しを図るなど、こういったことに配慮をされ、努力をされ、過去の箱物行政を進めてきたツケが吹き出したような時期であるけれども、その努力はされたのではないかなというふうに思います。しかし、音更の町長として、いわゆる選挙を戦う上でマイナスとなる要因の施策、言いかえれば、それほど音更町の財政が苦しかったことのあらわれというふうに私は思っています。今までの過去の私の一般質問の中で、財政評価システムの導入、事務事業評価をただしてきたのが事実でありますが、職員の皆さんはもとより、仕事を見直しながら経費の節減に努力してきたことは、だれしもが認めるところであります。しかし、恐らく、私は何回もこの事務事業評価等でお話をしてきたように、今のこの一律という中で一生懸命これを削減してきたという中での努力は、恐らくこれ以上の節減はできないところまでも来ているのかなというふうに思うところであります。しかし、更に住民サービスを、今真田議員がおっしゃっているような中での住民サービスを低下させるのであれば、またこれも別ではありますけれども。財政健全化5カ年計画は、言ってみれば町長の3期目の任期には、恐らく5年ですから、終わらないのではないかなと私は思います。その計画をもちろん立てることも大事であり、むだとは思いませんけれども、町長山口武敏としての総決算をするために、この8年間で恐らく改革し切れなかった財政健全化を達成するために、力強い、述べられておられるように、能力の限りを尽くすという決意のもとに3期目に臨むのではないかと私は理解をしております。財政健全化5カ年計画のこの策定ももちろんよいですけれども、それは町長も先ほどからお話しされていましたように、厳しい中にあって今何が問われるかといったら、やはり大きな決断であります。山口町長が自らリーダーシップを発揮して、そして、決断を下せば、計画の策定いかんにかかわらず、財政の健全化はできると私は思います。今こそ不退転の覚悟で具体的に内容を町民に示しながら、トップダウンで改革を進めるチャンスではないかと思います。その覚悟がなければ、職員の指揮、町長も申しておりましたように、信頼感が生まれず、また、常に言われておりますパートナーシップ、町民とのパートナーシップが損なわれはしないかと考えますが、いかがなものか、この点をお伺いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
今、再質問でいろいろ御意見をいただきました。お褒めの言葉やら、あるいは更に引き締めていけという意味合いの言葉やら、自分一人だけでなくて三者一体といいますか、そういう考え方、いろいろ御示唆を今いただいて、それぞれ私なりに感じ取らせていただきました。今議員がおっしゃるように、私もいろいろな多くの方々から三選目をと、こういうようなことがあるわけでありますけれども、まだ正直言ってまだ4カ月ほど、これをやはり完全になし終えてこそ、始めて3期ということになるわけでございまして、その辺ひとつ物差しではかりながらお聞き取りをいただきたいなと。いずれにしましても、単なるこれは一個人の考え方が音更町の全てではない。当然のごとく、これは音更町のあるべき姿というのは総合計画の中に示されており、その中で具体的に一つ一つ、あるいは財政的なもの、あるいは音更の将来の発展、こういうもの。それから音更にそれぞれ4万2千人何がしの方々が住んでおられる。そういう人方がやはり住んでよかったというか、あるいはこの町に求めて来られたとか、そういうようなこともやはり大切なことではないかな。そういう点ではおかげさまで微増ながらも人口が今徐々にではございますけれども、伸びつつあるということはこの上ない喜びであり、またまちづくりをしていく上において、一番この人口という伸びがやはり音更町の将来を左右するということにつながっていくのではないかな。そんなふうに思っています。それからもう一つは、先ほども申し上げましたけれども、やはり今この財政健全化5カ年計画、これは何としてでも私の今後の仕事が継続するということになれば、一番の課題であり、難敵であり、そしてパートナーシップとして町民の皆さん方なり、あるいは議会の議員の皆さん方の本当に協力なくしてできるものではないというふうに自分なりに言い聞かせているところでもございます。正直言って私も軽く受けたわけでもございません。やはりそれなりの自分なりの信念なり責任なり、こういうものを感じ取って始めて、この音更町のかじ取りを云々というようなことで、正直言ってその辺が一番自分自身で悩みとったところでもございます。議員がおっしゃるように、行政は継続でありますから、どなたにおいても同じような道が、ある程度似通った道があるというようなことがあるかと思いますけれども、何といたしましても、やはりこの音更町をさらなる発展をしていくということ。確かに財政が厳しいから、先ほどの質問の中にもある程度政策予算はというようなことでございますけれども、ないとは言ったものの、やっぱり行政でありますから、それはそれなりの道をたどっていかなければならないということからすると、ある程度このインフラ整備、そういうものをやっていかなければならない。あるいは町民の生活に一番身近な問題というものを、これも軽視はできないというようなことを考えていきますと、やはりないからというようなことだけではなくして、ある程度継続事業的なものを早く済ませ、そして次の段階に向かえていく。こういうようなことが一番大切であろうと、そういうふうに思います。また、先ほど来からいただいておりますように、単なる今までの行政先行ということだけではなくして、やはりいろいろな町民の意見、そういうものを十分生かした中でやはり取り組んでいかなければならない時代なのかな。そんなふうに感じているところでもございます。御意見として十分受けとめ、あるいは音更のこの将来のまちづくりのために、そういう一つの精神を持って進めていきたい。あるいは、考えていきたいということでございますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 21番 小野信次
再々の質問ですけれども、町長、もちろん今おっしゃったことはそのとおりだと思います。町を進めていくのはどなたがリーダーになろうと、この町民、そして議会、大きくは町を一つにしてつくった第4期総に沿ってやっていくというのは、どなたがリーダーになってもそのとおりだと思います。ただ、これは本当に私が感じるのは、町長も3期目という中で、せっかくの自分の新たな挑戦の中で、我々がお聞きしたいなというのは、やはり内にあるような今厳しさの中での財政健全化というのはよくわかります。ただ、外に向かって山口町長がどんなことを考えていられるのかなというのが、まずそこの夢ですよ。これはやはり仮にどうあろうとも、私は是非語っていただければというふうに思うのは、これはやはり政治をやる中で、二律背反といいますか、よく使われる言葉ですけれども、理想を追えば現実が立ちはだかると。現実だけを見つめると理想は遠のくということ。これは皆さんよく御承知の言葉であります。確かに厳しいのはわかります。しかし、全くこの夢が持てないのかというところであります。町民の皆さん方にパートナーシップを持って御協力をしてもらうということも大事です。しかし、また4期総に沿ってやるということも大事です。しかし、町長山口武敏としてどんな夢を描くのか。僕はこの辺が町長が最初の答弁で言われましたように、やはりその資質、ここがやっぱり今後皆さん方が目を向けるところではないかなと私は思います。そこで一つの提言を私はしたいと思います。今、どこの町村も予算編成に入っているわけですけれども、十勝一円の市町村は、合併論議から離れて、町長はさっき将来的にはこのこともということを言葉で出されましたので、それはそれで納得いたしますけれども、合併論議からも離れて一様に自主自立というこの言葉に方向性を見出したかなというような感じで、その町のトップ、いわゆる帯広市まで入りますよね。市町村長。そして、そこに住まわれる方も一定の安堵感を示しているかのように映るわけです。しかし、本当にそれはそうなのかなというのが僕は最近よく思うわけです。最近のこのそういった他町村を見ていたときに、自主自立を唱えたまではいいが、次年度予算編成で、いわゆる町民負担ですよね。下水道の料金が3割アップでないともう財源確保は難しい。あるいは固定資産税のアップ、それは数を上げれば切りがない。このようにして自立を目指し、徹底先行利益追求、そして意識も組織も改革のチャンスであると、こう唱えるのはわかります。しかし、新たな合併もこれは将来的に見て、真の自立の一歩と考えるのも一つの方法ではないかなと私は思います。合併特例法に今こだわる必要もなく、しかしながら、市町村の環境は、先ほどから全国的にと言われているように、更に変化することはだれもが避けて通ることのできないところまで来ているのも実態だと思います。そんな中で、十勝圏の中の音更町としての役割、町長はどう考えるかということよりも、しっかり考えるべき時だと私は思います。皆さん方が自信を持って4万2,500だと言われている音更町は、十勝圏のイニシアチブを持つ我が町、言ってみればこの十勝圏のイニシアチブを唯一の持つ町だろうと思います。その音更町が提言をして、将来の夢と言ったら持つと言われるかもしれないけれども、やっぱりそのぐらいなものを持って具現化していくべきだなというふうに思います。例えば、よく産官学と言われます。町長も先ほどからいろいろなアイデアを出されていますけれども、私はこの面では一番条件の整っている状況にあるのが音更町であるというふうに認識をします。十勝の音更。まず産、我が町を見てくださいよ。農畜産業、商工観光。そして官。だれもがそばにいて余りなじみはないかもしれないけれども、独立行政法人家畜改良センター十勝牧場、4,200ヘクタールを有する官の施設であります。学、我が町にある帯広大谷短期大学、そして十勝圏、帯広圏、そして我が町とも決して縁のないわけではない帯広畜産大学。これのネットワークづくりを4期総もいいが、やっぱり山口町長自らがどんなネットワークづくりをするかが今後のキーになってくると思います。帯広市、そして近隣市町村のこの連携を深めて、先ほど国は国はと言っていましたけれども、国に対してしっかりとした考え方を伝えることができる一つの素材ではないかなと、私なりに考えます。特に、今の時期では、もう過ぎ去る寸前にありますが、特例市、あるいは将来的に中核市という考え方もある中で、我が町音更のセールスポイントを売るのがやはりトップセールスマンの町長であると私は思います。今まで町長が、私は先ほど話をしましたが、負の遺産といってもそれは決して悪いわけではない。今までそうやってこなければならなかったわけですから。その中で人の流れ、それをつくるために我が町では橋が4本もしっかりとその機能を果たしているのが現実です。今求められているのは、やはり長期視野に立ったビジョンの確立。そして現実に向けた町長の強いリーダーシップ。このことについて、町長の考え方、そして決意のほど、この辺をお伺いして、質問の最後としたいと思います。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
再々質問でございますけれども、それぞれ考え方については、やはり音更町という、単なる町長ということだけではなしに、やはり音更町の将来、こういうものからいけば、やはり単なる一つの音更の中だけで右往左往ではなくて、十勝なり、あるいは帯広圏域というものがあるわけでございます。お話のように、やはり今まで申し上げてきたことは、まずは自分の足腰を丈夫にする、強くする、そういうことがやはり一番必要でもございますし、また、そういう圏域的な、あるいは連携的なものを考えていくということになれば、何といいましても、やはり自分の足もと、あるいは自分の身の丈、こういうことをしっかりしておかなければ、まずは基本的なことだろうと、そのように思っているところでもございます。いずれにしましても、やはり我が町のまちづくりも基本的に大切なことでもあり、やはり町民の福祉あるいは教育、こういうものの向上を図っていくということは、何といっても地元をしっかりしなければならないということは今まで申し上げてきたことに尽きるわけでありますけれども、更にもう一歩進めて、更に音更が大きくなろうとするならば、やはり帯広圏なり、十勝圏域というものがあるわけでありますから、単に一町村だけでその財政力を高めていくということにはならないだろう。ただ、庁内的に考えていけば、やはり私は何といいましても、この音更町をさらなるものにしていくためには、住むところあり、教育の場もあり、あるいは医療福祉の場もあり、こういうような一つの条件整備というものを当然のごとく考えていかなければならないだろうというふうに思います。更に、先ほど言いましたけれども、音更町そのものが更に十勝の中での役割、そういうものがあるとするならば、やはり今お話のございましたとおり、今ここでああするこうするというようなことを差し控えたいと思いますけれども、当然のごとく音更も十勝の段階では、帯広に次ぐ町というふうに思っておりますし、いい意味でやはり帯広に追いつけ追い越せと、このぐらいのやはり夢と希望、理想を掲げてやる必要があるだろうと。そんなふうにも思っているところでもございます。ただ、こういう問題については、先ほども真田議員のときにお話ししましたけれども、やはり音更町も更に大きくなっていくためには、やはりそういう十勝あるいは帯広圏、こういうものを考えながら一緒になって取り組んでいかなければならないというふうに思っております。これは相手があることでございますから、その辺はある程度それぞれ他町村の周りから音更町ならと、そういう声も決してないわけではございません。いずれにしましても、こういう時代でございますから、ある程度まず、今は当分の間、自分の身の回りといいますか、この音更なら音更の中を十分見きわめながら、そこに足りないものを補充していくなり、あるいは、いま一つやはり強い町をつくっていくということになれば、そういう一つの働く場といいますか、こういうものも当然音更として考えていかなければならないのかなと思います。ただ、具体的なことにつきましては、やはり今議員がおっしゃったようなことも当然しかるべき時期には、そういうことも一つとらえた中でまちづくりを進めていく、あるいは、我が町のみならずある程度お互いに協力、理解し合えるところがあるとするならば、そういう町と手を組んで、ひとつお互いにいい道をつくり上げていくといいますか、そういうこともやはり考えていかなければならないのかなというふうに思っているところでもございます。いずれにしましても、音更町そのものが、確かに今全体のこの世の中の景気そのものがいまいちということがありますけれども、やはり元気な町といいますか、一言で言えばそういうやはり町も考えていかなければなりませんし、また、そういう町ができなければ、やはりこういう一つの財政苦の渦中の中にありまして、やはり生き延びていくこともまたできないのではないかな。そんなことを考えながら、今後のまちづくりというものは、単に音更町のみならず、もう少し視野を広げて、十勝的な、あるいは帯広圏域的な、そういうものを考えながら、やはり取り組んでいく必要があるというふうに思いますので、御理解をいただきたいと存じます。