音更町議会 平成16年第1回定例会 2004年3月10日
1月23日発行の議会だより133号の議会にひとことの中で、行政区の見直しについて
2004年3月10日、音更町議会の一般質問で、長沢広茂議員が「1月23日発行の議会だより133号の議会にひとことの中で、行政区の見直しについて」質問し、町長 山口武敏、企画部長 中田道明が答弁しました。
- 質問者
- 長沢広茂 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、企画部長 中田道明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 長澤廣茂
おはようございます。通告に従い、質問させていただきたいと思います。1月23日発行の議会だより133号の議会にひとことの中で、行政区の見直しについての御意見がありました。12月末時点での本町の行政区は172区、世帯数で1万6,504戸となっております。1行政区の平均戸数は、95.9戸となりますが、特に農村地帯において農家戸数が減少しており、行政戸数の改善が必要な時期に来ていると思われます。現在、10世帯以下の行政区は12行政区で、その平均戸数は6.1戸となります。また、11世帯から15世帯の行政区数は、23行政区あります。一方、300戸を超える行政区は8行政区。200戸から300戸未満の行政区は18行政区あります。2戸から最大472戸と行政区があり、大きな開きが出てきているのが現状であります。今、町の政策も大きな転換期に来ている中で、効果的に推進していくためにも、行政区の役割は大であると思われます。農村部においても、後継者問題、高齢化と更に戸数が減少していく状況にある中で、活気ある地域づくりにも支障を来しており、今から行政指導の中での改編に取り組む必要があります。一方、平均戸数3倍を超える行政区、人口が急激に増している行政区にも、行政活動の中で多いなりの問題が生じています。町民サービスを周知できる大切な機関としてばかりでなく、地域、行政活動が積極的にできる環境づくりを、行政指導による方向づけを強く要望する中で、次の3点について質問させていただきます。1、行政区の適正戸数をどの程度と考え、統廃合なり行政指導を積極的に進める考えはありますか。二つ、国は、市町村合併を進めて補助金の削減など歳出の圧縮を進めている中で、音更町としても行政区の統廃合を進めて、行政区交付金の削減など経費の圧縮を進める考えはないですか。三つ、住民とのパートナーシップによるまちづくりを進める上では、行政区の役割は大変大きいものであると考えるが、町としては、行政区をどのように位置づけしていますか。以上、3点でありますが、行政区の適正見直しをする中で、潤いと思いやりの地域づくり事業が、地方分権ならぬ地域分権の理念を入れ、より発展された予算配分、事業展開が考えられる要因になるとつけ加えまして、質問を終わりとさせていただきます。(拍手)
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
行政区の見直しについての御質問に、一括してお答えをさせていただきます。行政区の数は、御質問にありましたとおり、昨年12月末には172でありましたが、今年1月1日付で2行政区が統合し、現在は171となっております。行政区の適正戸数については、農村部にあっては30戸、市街地にあっては100戸を一応の目安としておりますが、農村部では、離農などによる農家の減少から、基準に満たない行政区が大半を占め、逆に、市街地では基準を大きく上回る行政区が増えてきております。このため、農村部では統合、市街地では分割が必要となっております。こうした状況から、行政区の適正規模化を図るため、従前から統合、分割の場合には、行政区適正化推進事業補助金の支出、また、統合に当たっては、行政区交付金の3年間の優遇措置を講じるとともに、区長会議などを通じて、その啓発に努めているところであります。本町においては、音更町行政区設置規則に基づく行政区と、これと区域を同じくする町民任意の自治組織である町内会がつくられております。これらは多くの場合、同意語のように使われておりますが、行政区は、町政推進のための機関であり、町内会は行政の下部組織ではなく、あくまでも町民の自主的な機関として、慶弔や親睦的行事などが行われております。こうした中で、人間関係や地域コミュニティーがはぐくまれていることから、一朝一夕には統合、分割が進んでいかないのが実態であります。本町の人口は、今のところ増加傾向にあることから、統合、分割によって、直ちに行政区交付金が削減できることにはなりませんが、これからの少子高齢社会に向かって、行政施策全般にわたる円滑な推進のために、行政区の協力は必要不可欠でありますので、今後とも町民の理解を得ながら、構成戸数の適正化を進めてまいりたいと存じます。私はかねてから、まちづくりを進めるパートナーは、第一義的には行政区であり、町内会であると申し上げてまいりました。今後もその考え方には変わりはなく、大切なパートナーであると思っております。現実問題、この統合問題を進めようとする場合、賛成多数というわけにはいかないのが実情でございます。やはり統合するということになれば、そこに住む1戸1戸一人ひとりが、全員の賛成なくして統合ができないという一つの要素を抱えております。先ほどもまた議員からもお話がありましたように、この農村地域社会、このところについても、先ほどもありましたように、後継者不足あるいは高齢化、こういう問題が現実の問題としてございます。そういう点から、例えば、音更農協さんは、農業生産振興協議会13地区があるわけでございます。そういう点と、もう一つは、学校の児童生徒が少なくなってきている、こういうような社会構造そのものが、農村の中にも大きく変わりつつございます。そういう点からいたしますと、やはり単なる行政区、あるいは町内会というものだけではなくして、そういうもろもろの農業地域あるいは農村地域、やっぱりそういうようなことから、やはり総合的に判断をしていく必要があるのかな、そのように考えております。今回の予算等につきましても、やはり潤い、やはり音更町の振興を図る上においても、やはり地域の振興なくしてまちの発展はない、こういう考え方をもとにして、できるだけこの地域コミュニティー活動を奨励するように予算化も見たところでもございます。もう一つ、一番悩みになるのが、この原因が何か。この地域のやはり歴史を知らなくして、この統合問題というのは、なかなか進んでいかないというものがございます。大半が、当時はもっともっと行政区が少なかったわけでありますけれども、税金問題等が大きな要因として分割しているというのが実態のようでもございます。そういう点で、私も元職員の立場にあったときに、やはりこういう統合問題も取り組まさせていただきました。一遍の会議ではなく、1戸1戸歩いた上での、やっぱり地域の課題、問題、こういうものを考えながら取り組まさせていただいておりますけれども、非常に根は深いということでございます。例え話でございますけれども、やはりその当時の分割になった大きな要因、あるいは人物像というものが、その地域の中に出てまいります。やはりそういった方々の賛成を得なくして、なかなか統合が進まないという非常に難しい点があるのかな、そんなことから、今申し上げましたように、議員のおっしゃるように、やはりこの行政区、町内会、こういうものが音更町のひとつの末端組織といいますか、そういう組織になってございますので、そういう中で、やはり町と地域が提携をしながら、この音更町の発展なり、あるいは産業、農業の振興なり、こういうものを取り組んでいかなければならないというのは、議員のおっしゃるとおり、私も思ってございますので、これからなお一層担当とともに、これらの一つでも統合になるような仕組みの中で進めてまいりたいと、このように思いますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 11番 長澤廣茂
ありがとうございます。積極的に進めていただけるという町長からの御回答でございますけれども、1番目の問題としては、やはり保守的な感情により、該当の住民からですね、やはり自らその声を上げづらいという現実はあると思います。本意ではないのですけれども、やはり行政が先導を果たしていくことが、問題を解決していく一つの方法ではないかと思われます。何かのきっかけによって、自主的に実行できる場合も生じてくるかもしれませんけれども、やはりそういうような話題を今後ともひとつ提供していただいて、そういう環境づくりをお願いしたいと思います。それから、二つ目の中での行政区交付金の見直しでありますけれども、この問題については、平成12年の第1回定例議会の中で、後藤議員の質問に、抜本的な見直しの必要があり、検討に入るところであるという御回答があります。その辺について、その後はどうなっているのかという点も、ひとつ御回答をお願いしたいと思います。あと3番目の関連になりますけれども、行政区においては、単に印刷物の配布、すなわち先ほどもお話ししましたけれども、行政の連絡網としての役割で終わっているところも多く聞かれます。区のリーダーによって、活動の積極性も大きな差を生じているのが現状であるかと思われます。10月からはごみの有料化の実施ということで、一層、やはり行政区に協力をお願いしなければならない面も、ごみ問題ばかりではなく、ほかの面についても、これから多くあるのではないかと思われます。現在、町の広報の中では、一部行政区、町内会の行事は掲載されておりますが、熱心に活動している行政区の紹介も入れて、パートナーシップの実証づけにもですね、そのような取り組みが必要であるのではないかと思われます。活気ある地域づくり、活気あるまちづくりへの導きを、現時点でできることから実行していっていただきたいということで、再質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
先ほども申し上げましたように、単なるまちづくりは町が行うということではなくして、やはりそこに住む人方の知恵なり工夫なり、そして、そういうコミュニティーが盛んになることによって、音更町全体の盛り上がりといいますか、振興につながっていくのかな。先ほど、やはりまちの統廃合に伴う役割は何なんだということをいいますと、先ほど議員も指摘されましたように、なかなか地域でもその必要性は感じていながらも、ひとつの過去の流れというものがあって、なかなか地域のひとつの話題、そういうものまで盛り上がっていかない事情もあるのかな。そういう点からいたしますと、やはりある程度タイミングを見ながら、あるいは数の実態に則した考え方をもって、やはり町がその仲介の労をとる。このことがやはりまちとして、まずもってやらなければならないこと。それから、先ほどもひとつの生産体制というようなことで、農業振興協議会、こういうものもありますし、また、学校の通学区域の児童生徒の減少に伴う、こういう問題もございますから、単に、これはまちだけではなくして、そういう基本的なあり方、考え方、組み合わせ、やはりそういったものも、やはり関係機関とも連携をとって進めていく必要があるというふうに思っております。行政区の先ほども紹介等がございました。広報の視聴率といいますか、これが何%かといったら、30%町民の方々が見ていただければと、こういうような低い数値があるわけでありますけれども、広報づくりにつきましても、やはり情報というものを、これから町民もまちも共有した考え方の中で進めていかなければならない。そのためには、一つの手段として、広報紙の発行ということがあるわけでありますから、こういったものをできるだけ町民の皆さんが読みやすく、常に手にしていただくような、やはりそういう広報づくりも必要であろうと思いますし、そういうときにこそ、地域の話題、顔、そういうものが紹介されることによって、少しずつやはり広報に対する関心、ひいては行政に対する関心というものが高まっていくのではないかな、そのように思いますので、そんなような考え方を持って、更にこれからも取り組んでいきたいというふうに考えております。検討の結果というような、前にもそういう議員さんの中から御質問あったことも確かでございます。これらにつきましては、余り仲介の労をとりながらとも言いながら、やはり大きな根が深いと先ほども申し上げましたが、私もびっくりするようなことも聞かされたことも、内容的にあるわけでありますから、やはりそう単純なものではない。やはりひとつの歴史的な積み重ねによって今日があるとするならば、その十分それらの災いとなっているものを除去しなければならないというようなことからすれば、これは、意味深長にやっていかなければならないのかな、そのように思っているところでもございます。最後に申し上げましたように、いずれにしましても、一つの行政区、町内会というのが自主的につくっていただいて、その上に行政区というものが、町が区長さんはじめ御委嘱をさせていただくというようなことでもございますし、また、これらの重要性と、今171の行政区がありますけれども、およそこれらの諸活動に必要な経費としてまちから交付しているのが2,100万ぐらい、それぞれの活動支援援助ということで予算も見ておりますし、また、潤いと思いやり、これは何でもかんでも町が行うということだけでは、なかなかできない。町民の皆さん方も、金銭的な負担だけではなくして、ある程度奉仕、ボランティア的なそういう援助協力も、まちとしてもいただかなければならない。また、それらを何でもかんでもただでお願いしますでは、これは虫がいい話であって、その呼び水といいますか、多少なりとも活動費の援助ができればというような、その活動を高めていくために、およそ今年の場合1,200万の予算を見て、それぞれ自主的に行う町内活動に対しての、若干ではありますけれども、そういう助成制度も考えながら、地域の振興策の一助を行政として担っていきたいと、そういうふうに考えてございますので、御理解をいただきたいと存じます。
答弁 企画部長 中田道明(企画部長は2006年3月まで)
交付金の見直しの件についてでございますが、私どもも、どういうような形にしたらいいかというふうなことで、管内的にいろいろお聞きをしてございます。非常に各町村見てみますと、やはり本町の実施しているような仕組みでございまして、戸数割でございますとか、あるいは均等割でございますとか、そういうような支出が、十勝管内各町村一般的に多いというようなことになってございます。非常にどこをどうやっていくかというのは、難しい問題でありますけれども、地域の活性化につなげるというような面で、今後ともなかなかいい答えが出てこないわけでございますけれども、各町村の動向を見てみますと、そういうような状況でございますので、それらの中身も検討しながら、もう少し時間をかけて検討させていただきたいなというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいというふうに存じます。