みんなの議会

音更町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月26日

(1)雇用危機打開のために自治体の取り組み強化について/(2)町民の食生活、これを安全な国産、特に町内産の農畜産物優先で、この点について

2003年9月26日、音更町議会の一般質問で、山川秀正議員が「雇用危機打開のために自治体の取り組み強化について」「町民の食生活、これを安全な国産、特に町内産の農畜産物優先で、この点について」について質問し、町長 山口武敏、経済部長 早川芳夫、助役 藤井勉が答弁しました。

質問者
山川秀正 議員
答弁者
町長 山口武敏、経済部長 早川芳夫、助役 藤井勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 6番 山川秀正

通告に従いまして、2問について質問をさせていただきたいと思います。1問目といたしまして、雇用危機打開のために自治体の取り組み強化についてでございます。戦後最悪の経済不況で、失業や倒産、リストラが、そして就職難が深刻化し、雇用不安の拡大は、国民の暮らしと日本経済に大きな打撃を与えています。ところが、小泉政権と自公保政権は、大企業の身勝手なリストラを応援、派遣労働を製造業に拡大するなど、労働法制の改悪を始め、正社員や正職員を減らし、臨時やパート、派遣、契約社員など、いつ首になるかわからない不安定な働き方を増やし、雇用不安と失業をひどくすることばかり行っています。今こそ安定した雇用を増やすための雇用対策が、緊急に求められております。北海道でも、完全失業率が8.1%、完全失業者が23万人を超え、今春の知事選挙で高橋はるみ知事は、その選挙公約の2大二つの柱として、雇用政策と中小企業対策を上げております。そうした点から、1地方自治体でやれることには限りはあると思いますが、深刻な雇用をめぐる現状を一歩でも前進させる立場から、次の点についてお伺いをしたいと思います。1点目といたしまして、本町における雇用の現状と雇用形態の変化、これをどのように捉えているのか。また、就業人口、本町約1万9千人、これぐらいいらっしゃいますけれども、この就業人口の実態把握、このためにどんな調査を行っているのか明らかにしてほしいと思います。2点目といたしまして、年間90万程度の労働相談業務、これに予算を執行しておりますけれども、この労働相談、件数や相談内容、この実態を明らかにしてほしいと思います。3点目といたしまして、本町独自に雇用創出のため、特に青年や高校卒業生、こうした若者、この就職推進のために奨励策を推進すべき、このように考えますが、考え方、見解をお伺いをいたします。4点目といたしまして、季節労働者の冬季雇用援護制度、この存続が、3年ごとに運動、この成果によって過去継続されてきましたけれども、また平成16年度、その存廃が問われております。そうした点で、この制度自体が建設労働者の生活を守る上で、必要不可欠、そのように私は考えます。町としても、受講生、毎年450人前後いらっしゃる、そういう状況の中で、5千万を超える冬期間の仕事、収入の確保につながっている、そうした点から、まちぐるみでの運動が必要と考えるが、町長の決意を伺いたいと思います。また、町独自でも、除雪や排雪等、雇用の対策を実施すべきと思いますが、これについても見解をお伺いをいたします。雇用問題の最後といたしまして、14年第1回定例会におきまして、真田議員が、本町庁舎役場内におけるワークシェアリングについて質問をいたしました。ちょうど1年半が経過、その答弁でも、調査、研究を進めたい、このように答弁がされております。そうした点で、この1年半、6カ月の間での本町での検討、調査、研究の内容と実施時期、手法についてお伺いをしたいと思います。2点目といたしまして、町民の食生活、これを安全な国産、特に町内産の農畜産物優先で、この点についてお伺いをしたいと思います。今年は冷夏のため、全国的には米が不作で、昨日発表された作況指数、全国92、北海道は81と発表されております。国産の新米の確保が大きな今不安になってきております。更に、来年度の作付けに向けて、米改革の実施やWTO農業交渉では、関税率の引き下げなど、食料輸出国や多国籍企業の利益を優先する内容による合意が図られようとしておりました。これについては、つい先日、メキシコのカンクンでの閣僚会議、結果的には交渉が決裂いたしました。これは、今WTO加盟148カ国中、80の発展途上国、そしてNGO等、これらが反対に回り、輸出国の横暴が通らなかった。このことによって、本町の基幹産業の農業が、若干の期間、関税の引き下げ、この危機は去ったのかと思いますけれども、WTOの声明の中では、2005年1月1日実施に向けて、まだ検討を続ける。このような発表もされている状況の中で、本町の基幹産業、農業が、これ以上の関税率の引き下げでは、実際には営農が続けられない。また、これ以上の受給率の低下は、本当の意味での独立国としての体をなさなくなってしまいます。基幹産業が農業のまちの首長として、そして、町民が安全、安心な食生活を送るために、次の点について見解をお伺いをしたいと思います。1点目といたしまして、主食の米を始めとする本町の基幹作物である小麦や小豆、馬鈴しょ、乳製品などの関税引き下げが懸念されておりましたけれども、これについては、先ほど述べましたとおり、とりあえずの一定の期間の危機は去ったわけですけれども、引き続きこの交渉は続けられるわけですから、農業存亡の危機と考えております。そうした点からいって、町長の見解を明らかにするとともに、関係機関に対して積極的に働きかけていただきたいと思います。この点についての見解をお伺いします。2点目といたしまして、景観の保持や地産地消を促進するには、今日午前中の論議の中でも何回も出ておりましたパートナーシップ、この農業生産者と消費者という立場、そして、地場食品産業や観光業者とのパートナーシップの確立が急務と考えます。信頼関係を築くために、具体的な取り組みを実施すべき、このように考えます。見解をお伺いいたします。以上、2点についての御答弁を、よろしくお願い申し上げます。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の雇用危機打開のための自治体の取り組み強化についてお答えをいたします。初めに、雇用の状況と雇用形態の変化の捉え方並びに実態把握についてでありますが、雇用の現状につきましては、この不況の時代にあって、事業者は生き残りをかけ、経営縮小や人件費削減を始めとした合理化を進め、スリム化を図っております。このため失業者は大幅に増加し、求職についても、希望職種や雇用条件の面からなかなか見つからないというのが実態と思われ、完全失業率が高水準で推移している要因になっているものと推測されるところであります。今年3月期の北海道の完全失業率は、8.1%あったものが、6月期では6.2%に下がっているものの、前年比で見ますと、いずれも高止まりになっている実態にあります。この状況は、本町においても同様であろうと思われ、雇用情勢は極めて厳しい環境にあるものと認識をしております。また、雇用の形態の変化につきましては、ハローワーク帯広や帯広財務事務所、日銀帯広支店の情報誌を見ましても、パートや短期雇用については、前年に比較しても、求人倍率が伸びておりますが、常雇用につきましては、低調に推移しており、雇用形態の変化が伺われるところであります。次に、実態把握のためにどのような調査を行っているかとの御質問でありますが、町単独の調査として、統計調査のような調査方法の実施は極めて困難でありますし、無作為抽出によるアンケート調査しても、回収率や結果の信頼度から、極めて難しいと判断しており、実際のところ、調査は行っていないというのが実態でございます。ただ、ハローワーク帯広から情報をいただいており、この状況と本町の状況には、さほど差異はないものと思っており、参考にさせていただいている現状にあります。次に、労働相談件数とその内容についてでありますが、労働相談は、昭和62年度から3名の相談員を委嘱し、週1回の窓口開設で実施しております。平成12年度の相談件数は、119件で、その内容は、社会保険、年金関係が7件、建退共関係が22件、賃金、雇用関係が39件、労働関係その他が51件となっており、平成13年度は128件で、社会保険、年金関係が16件、建退共が6件、賃金、雇用関係が47件、労使関係その他が59件であります。なお、平成14年度は103件で、社会保険、年金関係が13件、建退共関係が9件、賃金、雇用関係が33件、労使関係その他が48件となっているところであります。次に、本町独自の雇用創出や青年、高卒者の就職促進の奨励策についてでありますが、国では、新規に常雇用をした場合や従業者に職業訓練を受講させた場合など、事業主に対してさまざまな給付制度を設けておりますが、それぞれ要件などがあって、利用が少ないという状況のようであります。このほか道では、雇用創出策として、本年度から平成18年度までにおいて、1村1雇用おこし事業を実施し、市町村の地域づくりに沿った事業で、新規開業、新事業展開で常雇用が3人以上いる事業主に対して助成する制度を創設したところであります。一方、青年や高卒者の就職については、せっかく就職しても、仕事が自分に合わないということでやめてしまう、いわゆるミスマッチの例が多く見受けられ、また、企業としては、即戦力の人材を要求している実態にあることから、特に新規高卒者の就職は、非常に門戸が狭くなっております。このような現状を踏まえ、文部科学省では、職業科など就職を前提とした高校生を対象に、就職体験学習、いわゆるインターンシップ事業の実施を積極的に推進しており、これを受けて、音更高校でも今年度から実施されていますが、町では、生徒の受け入れ企業のあっせんや紹介などの協力をしているところであります。町といたしましても、雇用問題を大きな課題として受け止めているものの、実効性のある町独自の施策として、どのようなものがあるか研究したいと思います。また、商工会を通して、雇用の掘り起こしを図ってまいりたいと思いますが、基本的には、産業の振興を図り、企業が元気になることが雇用創出につながるものと思っておりますので、早期の景気回復に期待しつつ、積極的な企業誘致とともに、産業の振興に意を用いてまいりたいと存じます。次に、季節労働者の冬期雇用援護制度と町独自の雇用対策についてでありますが、冬期雇用援護制度は、昭和52年に3年間の時限立法で創設され、以後3年ごとに8回にわたって延長されてきたところであり、平成16年度が最終年になっております。この制度は、季節労働者の通年雇用に向けた取り組みの制度でありますが、北海道の地域特性などもあって、通年雇用の実現には難しい事情もありますので、再度の延長につきまして、町村会など関係機関を通じて、国に対して強く要請しているところであります。また、季節労働者の町独自の雇用対策につきましては、新たな事業を実施することは、財政事情もあって難しいことから、従前から実施しております春先の道路清掃など、今後もできる限り継続して実施できるように意を配してまいりたいと存じます。最後に、ワークシェアリングに関する御質問についてでありますが、本年4月1日現在、道内でワークシェアリングを実施している地方自治体は、北海道ほか33市町村で、雇用予定者数は、北海道が300人、市町村が542人の合計842人となっております。雇用期間としては、1年とするところが最も多い状況にあり、また、採用対象者については、高校、大学、短期大学の新卒者とする自治体のほか、35歳以下の離職者とするなど、幅広い層を対象とする自治体も見受けられるところであります。これらの実施財源としては、時間外勤務手当の削減分を充てる自治体が多い中で、一部には、雇用促進事業の一環として、新たに一般財源を投入している自治体も見受けられる状況となっております。十勝管内では、帯広市、広尾町、本別町が平成14年度から取り組んでおり、帯広市においては、昨年度の時間外勤務削減分を実施財源とする方式から、本年度は、緊急雇用創出対策として、別途予算措置を行っているところであります。本年度、帯広市において実施した前期3カ月の実績では、採用者18人のうち、就職先が決まった者が4人となっており、確かに雇用の拡大につながる手法の一つとは思われるものの、半面、就職先が決まらなかった14人にとっては、ごく一時的な雇用にとどまっており、これらの方々の採用期間終了後の状況が極めて懸念されるところであります。なお、本町におきましては、人的経費を可能な限り削減する考えから、退職職員の補充見合わせや臨時職員の削減に取り組んでおり、これら職員の減少に伴う行政サービスの低下を防ぐ方策として、本年4月から、全道的にも極めて少ない職員数の中で、更に効率的に業務を執行する体制づくりとして、各課単位の人事発令を行っているところであります。したがって、短期間の就労や短期間の雇用が限定されるワークシェアリングによる臨時職員採用は、音更町のような職域環境では、必ずしも得策ではないと考えております。むしろIC工業団地等に企業誘致を積極的に進め、1人でも多くの雇用の場を提供できるよう努力してまいりたいと存じます。ちなみに、現在IC工業団地の企業の張りつきは、現段階で18社、18社で新しく音更に進出したということから、47人の新しく職員を雇用されております。このようなことから、当分の間は、他町村の実施結果を見ながら、更に研究したいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の町民の安全な食生活の確保に関する御質問にお答えをいたします。まず、主食の米を始め、本町の基幹作物である小麦や小豆などの関税引き下げが懸念される問題についてでありますが、本町の基幹産業である農業は、人間が生きていくために必要不可欠なものであり、今後の世界の人口動向を見ても、増加の傾向にあるため、食料生産の基幹である農業は、ますます重要性が増すものと考えております。このような中で、日本農業存続をも左右するWTO問題が、メキシコカンクン閣僚会議で話し合いが行われておりましたが、米国と欧州連合に対して、ブラジル、インドなど、発展途上国が海外投資の保護ルールなど、新分野をめぐる対立により決裂し、予定していた閣僚宣言を採択できないまま閉幕しております。御存知のとおり、農業関係では、農業輸出国グループなどが、市場参入機会改善に重点を置き、関税上限の設定と関税割当の拡大を含めた大幅な関税引き下げを求めています。これに対し、我が国では、関税上限の設定、関税割当拡大、いずれも盛り込まれないよう求めているほか、国ごとに異なる生産環境、農業の多様性を認める貿易ルールの確立を目指すよう訴えておりますが、現在の状況としては、閣僚会議が決裂したことで、関税上限の設定という危機は、当面回避されましたが、市場開放圧力が弱まったわけではなく、世界の情勢から見て、依然として大変厳しい状況であるものと認識をしております。食にかわる農畜産物の生産、維持は、国の責務と考えておりますので、農協など関係機関とも連携し、機会あるごとに国に強く働きかけてまいりたいと存じます。次に、景観保持、地産地消を促進するための具体的な取り組みについてでありますが、近年の牛肉偽装表示、残留農薬問題など、消費者の食に対する信頼を揺るがす事態が見られる中で、本町の農業が将来に向かって安定的な発展を期するためには、安全で良質な農畜産物の生産が基本であり、特に、消費者から信頼される生産が必要と考えております。このため、系統組織では、道が実施しておりますイエスクリーンの認証、栽培履歴を追跡できる自主管理などを取り入れ、また、消費者と直結、結びついた取り組みとして、産業まつりを始め学校給食に対する地場食材の提供、地元消費者を対象とした農業体験の親子青空教室、都市と農村ふれあい交流事業、消費者セミナーなど、農業関係者、商業者及び消費者が一体となった事業展開のほか、十勝川温泉の各ホテルに対して、地場産品の使用をお願いしているところでもあります。また、十勝川温泉を有する本町としては、緑肥として栽培しているヒマワリの栽培地を観光資源として捉え、農協及び生産者の御理解を得て、音更を訪れる方々に楽しんでいただいており、毎年少しずつではありますが、景観地を広げてきております。今後も生産者と消費者、地場食品産業、観光業者との連携により、食の安全、安心について理解を求め、地産地消を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 6番 山川秀正

再質問をさせていただきたいと思います。まず、雇用問題の方ですけれども、1点目の本町の労働実態、これの掌握なのですけれども、このことについては、過去何回か私も質問させていただいて、残念ながら、そのたびに実態の把握がされていないといいますか、現状ではされていないということで、今回も、いろいろ大変な側面もあって、やっていないということなのですけれども、今私の手元に、それこそ平成12年、2000年度の国勢調査の資料があるのですけれども、これを見ますと、音更の労働力人口は、2万547人と、総数が。それで、そのうち就業者は1万9,859人というふうに載っているのですけれども、このような形でですね、これは、国勢調査がちょうど3年前に行われて、その数字があって、これによると、現在雇用されている総数が1万6,047人ということが載っているのですけれども、こういった実態といいますか、そこら辺さえなかなか掌握されていないというのが非常に残念なのですよね。それで、本当に調査することができないのかなというのが、一つは率直な疑問なのですけれども、この町民半分近くの就業人口、労働人口、この人たちがどういう実態で働いているのか。例えば、町内企業に働いている方、町外企業の方、労働組合へ、その人たちが本当に組織されているのか。雇用形態、これについても、正職なのかパートなのか、臨時なのかアルバイトなのかという、そういった実態が全く白紙の状態といいますか、こういう状態の中で、町民の生活守る。このことは、残念ながら、できないというふうに率直に思うのですね。そういった点で、やはり何らかの方法で、やっぱりその実態調査といいますか、する必要があるのではないかというのが率直に思っています。それで、それが具体的に私の提案なのですけれども、例えば、道内でいいましても、苫小牧市あたりは、そういった点でいえば、今帯広市を人口的にも抜くか抜かないかというような状況の中で、人口が増えている地域、市の一つなのですけれども、その苫小牧市あたりでは、毎年10月1日現在の労働事情把握といいますか、調査をしていると。苫小牧市内の民間事業所における労働事情を把握し、労働対策、労働指導など、労働行政の基礎資料を作るためということで、毎年それぞれの職場に調査資料を提出をして、その労働者がどんな状態で今働いているかという実態把握に努めている。そのことによって、労働行政の基礎資料を作るのだという姿勢を貫いているのですけれども、そういったことが、例えば、音更町の場合本当にできないのか。町内企業だけでなくて、当然音更の場合は、帯広市を始め他市町村で働いている方が多いとは思いますけれども、そういったことがですね、一つはできないのか。このことについて、もう一度お伺いをしたいと思います。それから、もう一つは、町としても、先ほどワークシェアリングのところでもIC工業団地への企業誘致という話もされていましたけれども、当然過去数十年にわたって企業誘致を続けてこられた、そういう状況で、一定の働く場の確保のために努力されているということは、わかるのですけれども、そういう誘致企業であっても、当然誘致する段階では、固定資産税の減免等々、いろいろな優遇措置。現在も、例えばその雇用に対してとかいろいろな部分で優遇措置とっているわけですけれども、そういう会社に対しての労働実態の調査といいますか、そういうことも、やっぱり行う必要があるのではないかというふうに率直に思うのですね。例えば、今までの働いている方が、会社が分社化された。それによって下請けの子会社に移されたとか、そういったふうにですね、労働者の身分といいますか、そこがどんどんどんどん先ほど町長が答弁しておりました、不況の中で会社も生き残りを図ってということのために、そういう対応がされているのですけれども、会社は、逆に言えば、そうやって資本を持って経営をしてやっているわけですけれども、働いている人たちにとっては、労働力しかないわけですから、そういった部分で、本人がどういう身分で働くかという部分は、本当に生活に直結するというふうに率直に思いますので、そういった誘致企業等に対して、雇用の形態の変化とか、そういった調査だったら、私は、当然答えてくれるのでないかというふうに率直に思うのですけれども、そこら辺で、そういった調査や、是非私は必要だというふうに考えますので、そういった点で、現在は行っていないということはわかりましたから、これからそういった調査をやって、労働行政の資料、基礎資料、そういった部分で対応するのだという点で、その辺の考えについて、まずお伺いをしたいと思います。それから、2点目の労働相談については、3年分今お答えをいただいたのですけれども、やはり賃金問題、労使関係の問題が、両方足すと、平成12年度でも90件、13年度は106件、要するに、ここがやっぱり労働相談総数の件数と比較しても圧倒的に多いということは、やはりそれだけ雇用関係といいますか、賃金の未払いとか労使関係という部分の中で、やっぱり心配事がたくさん出てきているというのが率直な現状だというふうにとらえていますので、そういった点、これは、私自身は、そういった実態をつかみたいという部分もありましたので、そういったことも含めて、その1番の調査といいますか、そこら辺について、是非答弁をお願いをしたいというふうに思います。それから、3点目の本町独自の雇用創出ですけれども、確かに1自治体でやれること、これは限りがあるということはわかるのですけれども、先ほど答弁にもありました、高橋知事が1市町村1雇用起こしと、それを提唱して、全道的にいえば、2万5千人の雇用創出したいのだという提案をしているのですけれども、町としては、この提案を受けてといいますか、具体的にどのようなことを考えていらっしゃるのか。また、こういう提案、道はしているけれども、音更としては、なかなか受け入れがたいなというふうにとらえているのか。そこら辺をちょっと明らかにしてほしいなというのが第1点ございます。それとあわせて、これも、それこそそういった点でいいますと、非常に同じ事例なのですけれども、苫小牧市なのですけれども、ここは、なかなかそういった雇用創出のために、いろいろな施策をとっていらっしゃる。一つは、苫小牧市新規高等学校卒業者雇用奨励金、いろいろ要件はありますけれども、対象者1人につき月額5万円、6カ月以内、6カ月間30万円以内ということで、新規高等学校卒業者を雇用した場合には、30万円限度にして奨励金を出す。また、苫小牧市雇用創出奨励金交付金制度という制度も作って、これも年齢制限が18歳から45歳未満で、解雇や倒産など、非自発的な理由により離職していることと、そういう要件はありますけれども、この人らについても、月額基本給2分の1以内、10万円限度で3カ月分。ですから、これも30万円の雇用創出のための奨励金をということで、あと市単独緊急雇用対策事業ということで、例えば、これは延べ人数にして5,611人、新規雇用が71人ということで、どんな仕事をやっているかといいますと、道路側溝の整斉、掃除とかそういうことですね。それから、路肩清掃、歩道清掃、河道、要するに川の整備、路上駐車等環境整備ということで、こういったことで新しい雇用を、国のやっている緊急雇用対策とは別にやっぱりやっている。自治体としては、そういう努力をして、少しでもやっぱり働く場を作り出そうと努力しているという点、そういう自治体があるということも、是非、既にわかっていらっしゃるとは思いますけれども、そういった自治体にも学んでいただいて、音更ではどうするのだ。そして、先ほど言いましたとおり、道の提唱している1市町村1雇用起こしという部分では、音更としては、どう対応しようとしているのか。この点についてお伺いをしたいと思います。4点目の季節労働者の部分につきましては、引き続き国、町村会等を通じて、国にも働きかけもしていきたいし、一定の努力もしていきたいということですので、是非そのことについては、引き続きの努力を要望しておきたいと思います。それから、5点目のワークシェアリングなのですけれども、北海道内の自治体の状況は、道と33市町村で842人ということなのですけれども、道内の状況は、それは一定わかるのですけれども、音更としてどうするかという部分でいいますと、ここに14年の第1回定例会で真田議員が質問したワークシェアリングに関する質問と答弁とあるのですけれども、ワークシェアリングの導入については、雇用拡大に有効と、調査、研究をしたい。それから、それと付随をして、音更の役場内においての超過勤務の実態なのですけれども、延べ時間が6万3,084時間で、超過勤務手当が1億3,600万と。個人的にいえば、一番多い人は980時間で226万円というような答弁がされていて、ただ、これをですね、1億3,600万を単純に割り算すると、臨職にしたら74人分というお答えをされていたということなのですけれども、平成14年度の超過勤務手当、先日お配りいただいた決算資料を見せていただきますと、1億1,149万6千円ということで、まだ1億を超える金額が、やっぱり超過勤務手当として支払われている。13年度と比べると、2,500万ぐらいは減ったのかなという気はするのですけれども、この実態、勤務実態が一つはあるということですよね。これに、こういう勤務実態はあるけれども、本町としては、ワークシェアリングは、こういう音更みたいな自治体ではあまり得策な方法でないという今お考えをお持ちのようなのですけれども、それであれば、こういう今の労働実態をどのように解消していこうとされているのか。このことについてお答えをお願いをしたいと思います。それから、大きな2点目の食生活等の問題ですけれども、1点目のWTOの関係、それから関税の関係については、今回は、閣僚会議、それこそ決裂になったということで、そういった点では、本当に一安心といいますか、若干危険が若干長引いたといいますか、遠ざかったという気はするのですけれども、ただ、そういう状況の中でも、既に実態は御存じだと思うのですけれども、当初の一次案ですか、これに、こういうふうに関税が引き下げられた場合については、例えば小麦の場合は、道産の価格が今2,308円、平均でね。それが、現在の関税のままですと、4,674円で入ってくると。これが引き下がってしまうと、2,694円ということで、ちょうどやや半減するというような状況、これは小麦もでん粉も、それから小豆、バター等々ですね、数字的に、ほとんどそういうほぼ半分近い金額で入ってくるというような状況になるわけですから、そういった点でいいますと、本当に音更の基幹産業大変になるわけですから、是非それこそ基幹産業、農業の町の首長として、そういった点で、この農業を守るために、是非発言を続けていただきたいということをですね、これについては、要望しておきたいと思います。それから、2点目なのですけれども、確かに地産地消を進めていく上でという部分でおっしゃっていることは十分わかりますし、私3月の一般質問でも、学校給食に町内産をというような提案もさせていただいておりますので、そういった部分は十分理解するのですけれども、一つは、やはりもっと具体的にしないと、なかなか進まないのでないかなというのも、私率直に思っている部分なのですよね。確かに行政から一定程度働きかけてということなのですけれども、そうではなくて、やはりきちんとした話し合いの機関といいますか、観光業者にしても、例えば消費者にしても、地産地消を進めていく、そういった部分での話し合いの機関といいますか、そういった部分をきちんと設置して、日常普段にといいますか、定期的にといいますか、そういう必要があるのでないかなというのが、私の今率直に思っている部分なのですね。そうしないと、一期的といいますか、突発的、そういった部分では進むのかもしれないけれども、系統的にということになったら、なかなか進まないのでないかという気がしますので、そういった点で、そういう機関を系統的に設けて、普段に会議を開いてつながりを深めていく必要があるのでないかというのが一つ。それから、もう一つは、ここにJA音更の第7次中長期総合計画というのを持ってきたのですけれども、この農協の中長期総合計画見ても、今提唱されていますスローフードの問題とか、消費者の求める商品をつくる問題ですとか、農産物の残留物検査体制の整備とか成分分析の実施とか具体的に述べられているのですけれども、それで、そういう中に、関係機関との連携を深めてというようなことが随所に出てきているのですよ。そういった点からすると、やはりこういった機会にですね、こういったことを提唱しているわけですから、片方で提唱しているわけですから、そういったことも具体的にやっていく必要があるのでないか。例えば、食品の成分分析とか残留物検査体制の整備などというのを、やっぱり1農協ではなくて、これが本当に町村単位でできるのか、十勝単位がいいのか、そういうことも含めて、具体的に話を進めていくといいますか、そういう努力を是非この機会に始めてほしいというのが、率直に思っています。そういった点で、是非そういう具体化の部分で今考えていらっしゃる部分が実際にあるのか、ないのか。その点についてお伺いをしたいと思います。以上です。

答弁 経済部長 早川芳夫(経済部長は2007年3月まで)

まず、1点目の雇用危機打開のためにというようなことの中の労働条件の実態調査やっていないのでないかというようなことで、先ほど答弁の中にもありましたけれども、現実的には、やっていないというのが実態でございまして、私どもの方としては、今お話ありましたように、国勢調査あるいは事業所統計調査ですね、それから、ハローワーク帯広で出していますデータ等を参考にさせていただいているというのが実態でございます。それで、今お話にありましたように、苫小牧の例も出して紹介させていただいていましたけれども、これらについても、どのようにやっているのかというようなことで、やれるのかどうかは別といたしましても、研究をさせていただきたいなというふうに思ってございます。それから、1町村1雇用の関係でございますけれども、これは、平成15年、今年から18年までの4年間の事業でございまして、今のところ、本町では、1件の照会があるというようなことで、これ、人口規模で3万以上のところは、3人以上の新たな雇用というようなことでございまして、今、2名というような話もございまして、具体的にはなっていくのでないかというふうに気はしていますけれども、本年度は、今のところこの1件というようなことで、この事業制度そのものも、年度あたり1町村1事業というようなことでございますので、来年以降もPRに努めて、こういう該当するところがあれば、是非これらの制度を活用していっていただきたいなというふうに思ってございます。それから、2点目の地産地消の関係で、具体的にというようなお話がございました。これらにつきましても、3月に議員から質問をいただきまして、実際に地元の小麦を学校給食用のパンに使えないかというようなことで、管内の栄養士会さんの方で、帯広の業者にそれらの試作をいろいろ研究をしてもらっているというような実態がございます。ただ、現在の主力のホクシンは、グルテンといいますか、たんぱく質の一種で、これは水分を含みづらいというようなことで、なかなか大量に製品化は難しいというような話も聞いてございます。いずれにしましても、新たな品種が改良されれば対応できるようなというようなことで、パン工場の方でもいろいろ研究をしていただいているというような話も聞いているところでございます。また、地産地消の取り組みでございますけれども、観光業者等についても、地場産品を使っていただいているというようなホテルも、町内の業者というのは、農協とは限らないのですけれども、現実的には、かなり入れていただいているというような状況にありますし、また、我々といたしましても、更に地場産品を使っていただきたいというようなことでお願いをしていきたいというふうに思ってございます。それから、具体的な取り組みとしては、今年、営農対策協議会で、いわゆる消費者と生産者を近づけようと、いわゆる農業を理解していただこうというようなことで、親子青空教室というようなことで、体験学習といいますか、そういうようなのも20組の50名で実施しておりますし、また、消費者協会等さんでも、いろいろそういう取り組みをしていただいているというようなことで、徐々にではありますけれども、地産地消に対する取り組みも広がってきているのかなというふうには思ってございますが、なお一層農協とも連携をとって、それらの取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

ちょっと補足といいますか、先ほどの質問にお答えしていない分があろうかな。決して適当にという意味合いではございませんけれども、いろいろな労働関係の調査というのは、全国あるいは全国の中でも、北海道というようなことで、いろいろな調査データが出ているわけでございます。特に、北海道と本州を比較すると、相当なやはり経済なり労働条件なり、すべての面で少し鈍いといいますか、そういう傾向がありますから、必ずしも比較というものをやっぱりしていかなければならないのかな。ただ、北海道というひとつの、あるいは十勝という、そういうデータ的なものが出れば、音更町としても、そう大きな変わりはないのではないかというような考え方でございます。本来、行政とは、一つの根拠に基づいて、精密なひとつの調査といいますか、やはりそういうことをやった上で、これは、本来は行政展開というのをやっていかなければならないという点は、十分わかるわけでありますけれども、さりとて人間の考えた知恵といいますか、そういうものからいいますと、1町村1町村すべてが調査をしなければ比較対照にならないということばかりが言えるものではないのではないかなと、そんな点では、ある程度そういう一つの傾向というものについては、音更町としても、特別なものでない限り、大体その類似したひとつの統計的なものが活用できるのではないかな、そんなふうに思っております。できれば、議員が言うように、あの調査、この調査というものを相当統計そのものを充実してやってできないということはないわけでありますけれども、そういうのは、今実際にそれぞれ個別の計画、例えば生きいきプラン、父子、母子、そういったものについては、全部調査データに基づいて作っておりますし、また、総合計画も10年間の人口なり、あるいは各施策的なものを作る上においては、やはりそういうひとつのデータ的なものを、精密性といいますか、そういうようなことを考える上において、すべてそういうものを調べた上で取り組んでいると。それから、統計調査そのものが、農林業センサス国勢調査という大きな調査がありますけれども、これも10年に1回大きなものがありますし、そのほか5年に1回ずつの調査がございます。そういうものが、今までの決して資料等を参考にしなかったというわけではなくして、そういう資料等に基づいて、今までの行政展開、あるいは今後もそういう取り組みというのを、今言うように、特に大きな変化があれば、これまた単独でというようなこともあり得るのかもしれませんけれども、一応の考え方としては、今申し上げたような考え方で取り組んでいきたいものだなと、そのように思っております。それから、1雇用1事業といいますか、これは、国もやり、道も新たに新知事としてこういうものを取り上げているわけでありますから、是非こういうのは、もう一つでも1人でも多く雇用できるように、私どもも大賛成でございます。なかなか町村段階では、今先ほど申し上げましたように、どちらかというと、縮小していかなければならない。本当に町自体がリストラ化していかなければならないと、こういうような情勢でありますから、なかなかやりたくてもできない。そういう点では、昨日の一般質問でもございましたけれども、やはりただそういう困るもの、生活苦のもの、あるいは医療、いろいろなものがあるわけでありますけれども、やはりそういうものを賄っていくということになれば、元気なたくましい町をつくっていかなければ、町の財政というものが伸び悩んでしまうというようなことでありますから、ひとつの雇用というものも非常に大切なものでございますので、大いにやっていただきたい。町としても、先ほども申し上げたような、また、別な新たな考え方で取り組むというのも、一つの手法ではないかなと。即、人、雇用ということだけに結びつけるのではなくして、やはりそういうまちづくりという一環の中で、そういうものを兼ね合わせて、音更町のためにもなり、また、住んでいる人方のためにもなる。こういうようなことも、やっぱり一方では考えていかなければならないのではないかな、そのように存じます。あと、今まだ動きとしては鈍いわけでありますけれども、十勝としても、産業クラスター、いろいろな産業関係を寄り集まって、大きなひとつ大車輪を回そうではないかというようなことで、今産業クラスターというものを取り組んでおりますし、まだ誕生して2年ばかりでございますけれども、音更町も、いろいろな産業に携わるいろいろな職種の人方が集まっていただいて、触れ合いの施設の中で、そういうものを誕生させ、定期的な今横の連携をというようなことで、今取り組まさせてもいただいておりますし、それからまた一方では、遊び心ということで、十日会というのを作ってございます。そんなようなことで、非常に初めから真正面から取り組むというよりも、いろいろな職種の人方が2、30人の構成になっていると思いますけれども、時には私も暇があるときには、その会にも顔を出しております。そんなふうにして、いろいろな産業の集まっている人方が交流をしたり、何か自分たちで、話ばかりでなくて、何か事業を持とうと、だんだんそういう芽が出てきております。農業委員会の大場さんが会長でやっているわけでございますけれども、非常にユニークな会でありますし、そういう面では、先ほど御意見あったようなことも含めて、期待はできるのではないかな、そんな期待をしているところでもございます。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

意に沿わない回答でありましたから、まだ話していないということになるのかもしれませんけれども、一番先の答弁の中で、やはり音更町も、こういう分散した中で、大きな企業がたくさんあって、一時的な一つの手段として使うという環境下にあれば、ワークシェアリング的なものも必要なのかな、決してむだだとは言いません。実際に就職したくても、卒業したけれども、就職ができないと、そういうやはり当事者に立ってみれば、大変なことだというふうに思うものの、ただ、気休め的な、本当に抜本的に、これが本当にその人方のために本当になっていくのかどうか、時間的なこともございます。半日あるいは1週のうち4日勤めてと、あるいは午後から仕事探しだと、こういうような形の中で行われているように聞いております。先ほど御答弁申し上げましたように、音更町のような、そういう環境、住むところがあっても、働くところが非常に少ない。それがゆえに、今IC工業団地に遅ればせながら団地を造って、企業を張り付けて、そして、そこに住む、働くと、こういう一体型をつくっていきたい、そういう考え方を先ほど申し上げさせていただきました。決してむだだとは言いませんけれども、果たして本当にそういう中途半端なことで、14名の方々、実際に18名働いて、14名の方々が就職なしで、その職場、はい、さようなら、あなた期限来ました、そんなことが本当に雇用対策になるのだろうか。もっと私は抜本的にやるとするならば、もっとそういう真剣に考えて、本当に雇用されるその人の立場を考えて、ある程度の見通しなり、そういうものがなければ、単に二度、三度、そういう辞める、入る、辞めるの繰り返しでは、かえって人間が若いだけにこじ切れてしまうのではないかな。そんな点からすれば、やっぱりもう少し手法がないのかな、そんな気がしておりますので、その点御理解をいただきたいなと、このように存じます。

再質問 6番 山川秀正

まず、最後のワークシェアリングの関係からちょっと質問をしたいと思います。それで、いや、意に沿わないといいますか、先ほどその答弁は、私も十分聞いておりますけれども、先ほど再質問で一定行ったのは、一つは、音更町の超過勤務手当、平成14年度1億1,149万6千円、これだけ逆に言えば、まだ超過勤務をしていると。この雇用実態は、そうしたら、このまま放置する。要するに、ここの改善については、どのように考えていらっしゃるのかということについての再質問だったので、これについての答弁がないので、これについては、是非答弁をお願いをしたいと思います。それで、その14年、真田議員の質問に対しては、雇用拡大に有効、調査、研究したい。要するに、ワークシェアリングそのものを、確かに町長がおっしゃっているとおり、実際18人雇用したうち残れたのは4人で、14人だめだったということになるかもしれません。それは、ワークシェアリングそのものが仕事の分かち合いですから、当然それがすべて正職員として将来とも身分が保障されて働ける。そういうのは望ましいに、それが一番最良の姿だということはわかりますけれども、今仕事のないこの時代に、少しでもお互いに仕事を分かち合ってやっていこうということですから、そういった点からすると、確かに若者の雇用、若年層の雇用という問題は、1町村だけの問題でなくて、大げさにいえば、日本の将来にとっても、やっぱり社会、これから生産を伸ばしていくという上で、若年労働者がそういった力をつけられないというのは、本当に社会的な損失であるということは十分わかるのですけれども、ワークシェアリングそのものの位置づけが、14年の第1回定例会で、そういった立場で調査、研究もしたいという答弁だったのですけれども、そこが残念ながら、この1年半の調査、研究の結果として、あまり本町にはなじまないといいますか、得策ではないといいますか、そういうものだという結論を出してしまったと。だけれども、道内でいえば、33の自治体で842人の実績も片方にはあると。当然十勝管内でも、広尾町、本別町というのは、音更町よりもまちの規模も小さく、人口規模も小さい。そういう町村でも、実際として、やっぱり取り入れていると、そこら辺なのですよね。だから、そういう姿勢、そういう一つひとつ細かなところから、そんな大きな網を張って、一網打尽にといいますか、一遍に解決できれば、本当にそれにこしたことはないけれども、残念ながら今の状況というのは、そういう小さなところからこつこつと変えていかないと、なかなか改善していけないといいますか、そういう小さな努力の積み重ねが好転に向いていくのでないかということなわけですから、そういった点からして、なぜそういった、検討結果の部分で、こことここ、なかなか先ほどの話の中では、ちょっと具体的な話は出ていない。ただ、なじまないといいますか、余り得策ではないというふうな答弁で、それよりもIC工業団地に企業誘致した方が早道だというような答弁だったのですけれども、そうではなくて、そういう細かなところでもやっぱり努力をしている自治体がほかにある。そして、しかも十勝管内でいっても、広尾とか本別とか音更よりも小さい自治体でも、そういったことを今取り入れているし、努力をしていると。そういった点で、なぜそういった立場に立ったのか、もう少し具体的にといいますか、こことここが音更にとっては不都合で、だから音更では、これは取り入れないのだということを結論出したですね、そこら辺を明快にしてほしいと思います。それで、あともう一つ大きな問題、地産地消とパートナーシップの関係なのですけれども、これについては、それこそ私も何度もやっていますので、あまりくどくはやりたくないのですけれども、やはり北海道、音更もそうですけれども、この農業農村の公的機能の評価額というのが、いろいろ評価されているのですけれども、例えば北海道の場合は、国土保全機能の場合、北海道全体で7,405億、それから、アメニティ機能という部分ですね、そういう部分の中で5,176億と。両方足すと1兆2,500億を超えるそういう公的機能もあるのだと。これを、やっぱり音更でも保持していく。そのためには、逆に言えば、その保持していくことが、逆に言えば、十勝川温泉の観光振興にもつながっていく。安全な地元産の農畜産物の供給にもつながっていく。そういった側面があるのでないかというふうに私は率直に思っていますので、そういった点からいって、確かに十勝全体での産業クラスター構想とか等々、今いろいろな部分でそういう努力が始まっていることはわかりますけれども、是非この音更の中でも、例えば具体的にいえば、先ほど言いました音更の中長期計画の中で、音更農協、目標としてですね、学校給食、音更で収穫された農畜産物は全て利用してもらおうと、学校給食に。要するに、今音更で作られているものを、全ての品目を学校給食に取り入れてもらおうということを、農協としても、逆に言えば目標として掲げて、これから農業を展開していこうとしていると。それを行政が受けて、そうしたら、どうするのだと。そういった点でいえば、そういう具体化といいますか、そういう日常的な部分がないと、なかなか前行かないと思うのです。お互いにそういう目標を持っていても、町は町として、地元産のやつを学校給食や温泉や何かに使うのだと。農協は農協で学校給食に全ての音更の農畜産物全て活用してもらおうと。だから、そこで、そうしたらどういうふうに具体的にということになっていくと思うので、そういった点で、是非早急にそういう具体化といいますか、今、WTOで関税が引き下げられてという部分の中で、北海道、音更の農業が生き残るのは、やはり地元でどれだけ消費するか、地元の消費者の理解をどれだけ得られるか、これがやっぱりかぎになってくると思うのですよね。そして、これが音更町から十勝、十勝から北海道、北海道から日本全体に広がっていって、やはりせめて食べるものぐらいは国産で食べたい。WTOから農業を省け、農業を除け、食料品を除けという世論づくり、これが必要になってくるというふうに率直に思いますので、そういった点での第一歩の踏み出しを、是非音更も、具体的なそういう十勝規模だけではなくて、音更の中でも、そういう消費者、生産者団体、観光業者、食品加工業者等々ですね、そういった部分の中での話し合いをスタートさせていくということが、逆に言えば、産業振興、それから音更町の経済を支える産業振興につながっていくのでないかというふうに考えていますので、そういった点で、具体化について、もう一度どのようにお考えかという部分と、ワークシェアリングの部分についての二つの答弁をお願いをして、質問を終わりたいと思います。

答弁 助役 藤井勉

再質問、再々質問の1点目のワークシェアリングに絡む話でございますけれども、時間外勤務の予算あるいは決算で、1億数千万の数字が出ていると、これをどう改善するのだというようなお話が1点あったかと思います。これにつきましては、長年にわたって、これらの改善については、いろいろ議会からもお話をいただいておりますし、私どもとしても、何とかこれらの解決ができないかということで、いろいろ組織のあり方等々について模索をし、今年度から組織のあり方の一部を改善をしながら、この辺が解決できないかというようなことでやらさせていただいております。あまり大きなことを言いますと、今年度は台風もあった、地震もあった、いろいろなことで、時間外というものが、また多少そういう面での心配があるのではございますけれども、しかし、やる仕事はやらなければならないということでございますので、その辺は改善を進めながらも、適切な改善方法がないかというようなことで模索をしていきたいなというふうに思います。それから、関連しまして、いわゆるワークシェアリング的な物の考え方でございますけれども、臨時職員というような形になろうかと思います。帯広市さんは、1年やったけれども、2年目は方法を変えたと。これは、先ほど話ありましたように、1年目は時間外勤務手当を削減して、その分を雇用に回すというような方法でやったわけですけれども、うまくいかなかったというか、不都合があったということで、別枠で予算をとってやるというふうな形でございます。これは、私どもが心配していることの結果だろうなというふうに思います。臨時職員を数カ月雇用して、時間外手当がフル、その分減るということにはならないのだろうという結果であります。ただ、ワークシェアリングそのものを否定するものではございませんけれども、一律に同じ考え方では、差し引きうまくいくというようなものにはなっていかないだろうというふうに思います。いろいろなところでいろいろな形の捉え方があるかと思いますけれども、時間外勤務そのものの手当の支給の方法も、場合によっては、この中に絡んでくるのかなというふうな部分もございます。どこかいい例があれば、またというふうに思いますけれども、現段階では、非常に難しい状況にあると言わざるを得ないというようなことでございますので、そのようなことで御理解をいただきたいというふうに思います。

答弁 経済部長 早川芳夫(経済部長は2007年3月まで)

学校給食に地場産品使えないかということのお話でございまして、このことにつきましては、3月のときにも質問ありまして、学校あるいは我々サイド、それから農協等こういう調査もいたしました。実際には、かなり地場産品のものは、ほかの業者さんを通しても農協さんからも入っていますし、ほかの業者さんからも入っているというような実態がございます。これ、季節のものですから、学校の栄養士さんの方の話でも、できるだけ地場のものを優先して使っていこう。それらがない場合には道内産、それでもなおなければ道外産というようなことで、地場産の食材を使うということには理解を示していただいてございますので、ただ、これらにつきましても、大きな問題となるのが、やはり一番価格の問題ですね。それから、本町の場合には、自校給食というのですか、それとほかの町のセンター方式というのと、かなりそれらの面においては、かなりハンデがあるというようなこともありますし、いずれにいたしましても、そういう共通認識に各関係者が立っておりますので、今後も地場産の活用というようなことについては、更に検討も深めてまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。

出典:音更町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月26日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる